JP2007319339A - ロータリー式電気かみそり - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が複雑にならず刃ヘッド部の小型化に適し、特に皮膚の凹凸状部の曲率が小さい場合に外刃の利用効率を向上させて剃り味を向上させる。
【解決手段】モータを内蔵する本体部10に装着された外刃枠20と、この外刃枠20に設けた外刃装着孔に保持され上面を皮膚接触面とする外刃14と、外刃14の下面に押圧されつつ回転し外刃14に形成された髭導入孔32に入った髭を切断する刃体38を有する内刃16とを備えるロータリー式電気かみそりにおいて、外刃14を外刃枠20に対して傾斜可能に保持すると共に、外刃枠20を本体部10に対して傾斜可能に保持した。
【選択図】図2
【解決手段】モータを内蔵する本体部10に装着された外刃枠20と、この外刃枠20に設けた外刃装着孔に保持され上面を皮膚接触面とする外刃14と、外刃14の下面に押圧されつつ回転し外刃14に形成された髭導入孔32に入った髭を切断する刃体38を有する内刃16とを備えるロータリー式電気かみそりにおいて、外刃14を外刃枠20に対して傾斜可能に保持すると共に、外刃枠20を本体部10に対して傾斜可能に保持した。
【選択図】図2
Description
この発明は、外刃に形成した環状の薄肉層の上面を皮膚接触面とし、この薄肉層の下面に下方から内刃を摺接させつつ回転させ、薄肉層に形成された髭導入孔に進入した髭を内刃でカットするロータリー式電気かみそりに関するものである。
この種の電気かみそりにおいて、外刃の薄肉層にほぼ半径方向に横断する髭導入孔を設け、この髭導入孔を略一定幅のスリット状としたものがある。この場合、外刃を傾斜可能とすることにより皮膚の曲面に外刃を密着させて剃り味を向上させることができる。またこのようなロータリー式のものでは通常2つまたは3つの外刃を共通のホルダ(外刃枠)に装着している。
このような電気かみそりでは外刃と皮膚との密着性を高めるためには、外刃の傾斜許容角度を拡大することが必要である。しかし外刃だけの傾斜範囲を大きくすると外刃の最大傾斜時に外刃の周縁の角度が皮膚に鋭角的に当たることになり、皮膚の接触圧が大きくなる。このため皮膚が髭導入孔に入り込み、深剃りとなって皮膚を傷めたり、髭剃り後に皮膚にヒリヒリ感を生じさせるという問題が生じる。
このような不都合を除くため特許文献1では、外刃とホルダとの間に外刃の外周を囲む皮膚支持リムを介在させ、この皮膚支持リムを各外刃ごとに分割しあるいは折曲可能に連結してそれぞれの部分を独立にあるいは関連させて外刃およびホルダに対して傾斜可能にすることを提案している。例えば各外刃を囲む皮膚支持リムに外径方向に突出する一対の突起(支持部材)を設け、これらの突起をホルダの外刃装着孔の内周面に係合させたものである。
しかしこの特許文献1に開示されたものはホルダと外刃との間に傾斜可能な皮膚支持リムを介在させるため、刃ヘッドの精密部品点数が増加し、構造が複雑になるという問題が生じる。
一方皮膚支持リムを設けることなく外刃を直接ホルダ(外刃枠)に保持するものが従来よりある。図8はそのような刃ヘッド部の従来例を示し、同図(a)はその平面図、(b)〜(d)は図(a)におけるa矢視図であり、(b)は定常時を示し、(c)と(d)はその外刃の傾斜状態を示す図である。また図9は刃ヘッド部の上面中央付近に皮膚を押付けた状態を、図10は刃ヘッド部の上面周辺付近に皮膚を押付けた状態をそれぞれ示す図である。
図8において符号1は刃ヘッド部、2は外刃枠(外刃ホルダ)、3は外刃である。外刃枠2はモータを内蔵する本体部(図示せず)の上面に固定される。外刃枠2には正三角形の頂点位置にそれぞれ外刃装着孔4が形成され、各外刃装着孔4に下方から外刃3が装着される。すなわち外刃3は略逆有底円筒状であり、その上面に放射状の髭導入孔(スリット)5が形成される一方(図8(a)参照)、開口縁が外径方向に折曲されたフランジとなり、このフランジが外刃装着孔4に下方から係合する。
この外刃3の内面(下面)には内刃が下方から上向きにばねを介して押付けられ、回転する。すなわち内刃には、本体部内のモータによって回動駆動され上向きの復帰習性を付与された駆動軸が係合している。従って内刃はこの駆動軸の上向きの復帰力(押上げ力)によって外刃3の内面に押圧される。このため外刃3は外刃装着孔4内で押下げ可能かつ傾斜可能である。
外刃枠2に皮膚6の凸状部分が当たる場合には(図8の(c)参照)、外刃3は最大角度β1まで内側へ傾斜可能である。また外刃枠2に皮膚6の凹状部分が当たる場合には(図8の(d)参照)、外刃3は最大角度β2まで外側へ傾斜可能である。
皮膚6の凸状部分および凹状部分が外刃枠2の上面にほぼ均一に当たる場合には、図8(a)に斜線で示した領域A、すなわち外刃枠2の上面で外刃装着孔4を除く領域Aに皮膚6が当たることになる。このため皮膚6が外刃3に当たる接触圧が過大にならず、深剃りを防ぐことができる。
一方皮膚6の凸状部分の曲率が小さい場合は、皮膚6は図9に示すように外刃枠2の中央付近だけに当たることになる。図9(b)の斜線部分Bはこの時の皮膚6の接触領域を示す。反対に皮膚6の凹状部分の曲率が(逆方向に)小さい場合には、皮膚が図10に示すように外刃枠2の外周側だけに当たることになる。図10(b)の斜線部分Cはこの時の皮膚6の接触領域を示す。
このように皮膚6の凸状部分や凹状部分の曲率が小さい場合は、図9(b)、図10(b)に示すように、接触領域B、Cが狭くなり、外刃3の利用効率が悪くなり、髭剃り効率が低下し、剃り味が悪くなる。
この発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、特許文献1に示されたもののように構造が複雑にならず刃ヘッド部の小型化に適し、特に皮膚の凹凸状部の曲率が小さい場合に外刃の利用効率を向上させて剃り味を向上させることができるロータリー式電気かみそりを提供することを目的とするものである。
この発明によればこの目的は、モータを内蔵する本体部に装着された外刃枠と、この外刃枠に設けた外刃装着孔に保持され上面を皮膚接触面とする外刃と、前記外刃の下面に押圧されつつ回転し外刃に形成された髭導入孔に入った髭を切断する刃体を有する内刃とを備えるロータリー式電気かみそりにおいて、前記外刃を前記外刃枠に対して傾斜可能に保持すると共に、前記外刃枠を前記本体部に対して傾斜可能に保持したことを特徴とするロータリー式電気かみそり、により達成される。
外刃は外刃枠に対して傾斜可能であり、この外刃枠も本体部に対して傾斜可能であるから、外刃の本体部に対する傾斜可能な最大角度を大きくすることができる。このため外刃の皮膚に対する接触面積を拡大することができ、外刃の利用効率が向上し、剃り味が向上する。また外刃の外刃枠に対する傾斜角度が過大にならず深剃りを防止することができる。さらに外刃枠自身が本体部に対して傾斜するので構造が複雑にならず、刃ヘッド部の小型化にも適する。
外刃枠に複数の外刃を保持する場合には、隣接する外刃の間で折曲可能とする折曲許容部を外刃枠に設け、各外刃を囲む部分が独立にまたは連係して傾斜可能とすればよい(請求項2)。折曲許容部は外刃枠の外周から中心に向かって切り込まれたスリットで形成することができる(請求項3)。外刃枠に3つの外刃を周方向に等間隔に設けることができ(請求項4)、この場合には外刃枠の外周付近を120°に等配したスリット間で本体部に係止することができる(請求項5)。この場合は外刃枠の中央付近を沈み込み可能にすることができる。
例えば、隣接するスリットの間で外刃枠の外周下部を本体部に当接させて支点とし、この支点付近で本体部から立上がる突起を外刃枠の外周内面に係合させる構造とすることができる(請求項6)。外刃枠には3つの外刃を周方向に等間隔に装着することができるが、2つまたは1つの外刃を装着したもの、3つ以上装着したものでもよい。
外刃は外刃枠に対して傾斜可能であるが、傾斜可能であってかつ沈み込み可能としてもよい(請求項7)。この場合には外刃の可動範囲は一層拡大し、本発明の効果はさらに増大する。また外刃の押上げばね荷重は外刃枠の押上げばね荷重よりも小さく設定すれば、皮膚を押付けた時にまず外刃が傾斜しまたは沈み込み、次に外刃枠が傾斜することになり、ばね力の設定が容易になる(請求項8)。例えば外刃の押上げばね荷重は駆動軸の復帰ばねにより設定でき、外刃枠の押上げ力は外刃枠自身の有するばね性と、内刃ホルダを弾性支持する押上げばねにより設定できる。外刃には外刃押上げ力により常に上向きの復帰習性が付与され、これに伴って外刃枠にも上向きのばね荷重が加わる。
外刃枠は傾斜角度が変化する度に折曲するため、繰り返し折曲力が加わることによりこの折曲部に疲労による破損が発生するおそれがあり、耐久性が低下する。そこで外刃枠の中央付近から外刃装着孔の間にのびる板ばねを外刃枠に固定するのがよい(請求項9)。
図1は本発明の一実施例の外観斜視図、図2は刃ヘッド部の側断面図、図3は外刃と内刃を組合せた1つの刃ユニットの側断面図、図4は外刃枠の平面図(a)およびその側面図(b〜d)である。図5は外刃を組合せた外刃枠を示す平面図(a)とその側面図(b〜g)である。なお図2は図5(a)におけるII-II線位置で断面したものである。
図1において符号10は本体部、12はその上部に開閉可能または着脱可能に取り付けられた刃ヘッド部である。この刃ヘッド部12には、外刃14,後記する内刃16などで形成される刃ユニット18が3組取付けられている。3つの刃ユニット18に対応する外刃14はその中心が正三角形の頂点に位置する。
刃ヘッド部12は本体10に対して上方へ開閉可能または着脱可能な外刃枠20(図1)を持つ。外刃14は外刃枠20に形成された3つの外刃装着孔22に装着されている。この外刃14を含む刃ユニット18は上向き、すなわち外刃14が上方へ突出する方向に付勢されている。
外刃14は金属板で上方へ凸な略碗状に作られている(図2,3)。外刃14の上部は円形であり、この円形部分の中央には略円形の開口が形成され、ここに上から外刃カバー24が固定されている。外刃カバー24の下面には係合孔26が形成されている。この係合孔26には後記する内刃16の先端が係入して内刃16の軸振れを防いでいる。
図3の外刃14の円形の上部には、上から見て内刃16の回転中心となる中心軸線xを中心とする1つの環状溝28が形成され(図3)、この環状溝28を挟んで内・外一対の環状の外刃薄肉層が形成される。これら外刃薄肉層の上面が皮膚接触面となり、下面が内刃走行溝30a、30bとなる。
外刃14には、その中心軸線x(図2、3)から前記外刃薄肉層を横断してほぼ放射方向に多数のスリット状の長い髭導入孔32(図1、5)が形成されている。外刃薄肉層上で隣接する髭導入孔32の間に残ったリブ34の下面が内刃16と協働して髭を剪断する刃となる。
外刃14の上面すなわちリブ34の上面は、図2、3に示すように中心軸線xに直交する(中心軸線xが垂線となる)平面上に位置する。すなわちリブ34の上面は平坦である。
外刃14の外刃薄肉層の下面(すなわちリブ34の下面)は、それぞれ内刃走行溝(環状のトラック)30a、30bとなっている。これら内刃走行溝30aは下から(内側から)見てその内面(底面)が中心軸線xに対して直交する1つの平面y(図3)に載る面となっている。この平面yはリブ34の下面に一致する。この下面は砥石によって研磨され、リブ34の下縁に刃が形成されている。
内刃16は下方に向かって開く樹脂製のボス部36と、このボス部36を囲んで周方向に等間隔に固定された多数の刃体38とを持つ。多数の刃体38は環状に連結したものであってもよい。刃体38は上部が二股状に分岐し、これら分岐した部分である2つの小刃40a、40bがそれぞれ内刃走行溝(トラック)30a、30bに下方から摺接する。これら小刃40a、40bの上縁は前記平面yに沿って水平に研磨された刃すなわち刃先となる。
図3において、ボス部36には下方に向かって開く平面視四角形の係合孔42が形成され、ここに本体10から突出する駆動軸44が係合する。この駆動軸44の上端には板状の係合頭部46が形成され、これがボス部36の係合孔42に下から係入する。駆動軸44は本体部内10に収容されたモータ(図示せず)により回転駆動され、内刃16を回転させる。
駆動軸44は復帰ばね44Aによって上方へ突出する向きに復帰習性を持ち、内刃16を上向きに押圧する。このため内刃16の小刃40a、40bが外刃14の内刃走行溝30a、30bを下方から弾性的に押圧する。なお外刃14はその外周に外径方向に突出するフランジ48が形成され、フランジ48が外刃枠20の外刃装着孔22の内部に下方から係合している。このため外刃14および内刃16を含む刃ユニット18は外刃枠20に対して弾性をもって下方へ沈み込み可能である。すなわち駆動軸44の復帰ばね44Aによる上向きの復帰力は、外刃14を上向きに押す外刃押上げばね荷重を発生する。
次に外刃枠20を図1、4、5などを用いて説明する。外刃枠20は平面視略三角形であり、3つの頂点付近を刃ユニット18を囲むように円弧状に形成し、外周を下方へ折曲させたものである。外刃枠20には3つの外刃14を入れる前記外刃装着孔22が正三角形の頂点となる位置に形成され、外周から2つの外刃装着孔22の間に進入する3つのスリット50が形成されている。すなわちこの実施例では、3つのスリット50が各外刃14を囲む部分を傾斜可能(あるいは折曲可能)にする傾斜許容部(あるいは折曲可能部)となっている。
この外刃枠20は後記するように、三角形の円弧状角部の下面A付近(図4(a)参照)を本体部10側に当てて支点とし、中央付近を下方へ押し込めば中央付近を沈み込ませるように湾曲し、外刃枠20自身の弾性や駆動軸44の復帰ばね44A、後記する外刃押上げばね56などによって図2の状態に復帰する。すなわち図4(b)は外力が加わらない自由状態であり、各外刃装着孔22は外刃枠20の中央側から外周に向かって角度B0で下降するように傾斜する。この時の傾斜面をB3で示す。
外刃枠20の中央付近に下向きに外力F1が加わると図4(c)のように中央付近が周縁下面のA付近を支点にして下降し、外刃装着孔22は角度B1で示すようにほぼ水平になる。また下向きの外力がさらに大きくなってF2になると、図4(d)に示すように外刃枠20の中央付近が陥没するように下降し、外刃装着孔22の角度B2は逆になる。
この外刃枠20は図2に示すように、本体部10に組付けられる。本体部10の上面開口縁に枠体10Aが嵌め込まれ、この枠体10Aに内底板10Bが被されている。枠体10Aは前記外刃枠20の3ヶ所の支点Aで外刃枠20に接触し、この支点A以外では外刃枠20の周縁から僅かに離れている。このため外刃枠20は外刃枠20自身の弾性や復帰ばね44A、外刃押上げばね56などの弾性によってその中央付近が上下動可能である。
内底板10Bには前記した3本の駆動軸44が貫通している。内底板10Bは外刃枠20の支点Aに対向する位置付近で外刃枠20に対して間隙を空けて立上がり、この間隙内に内底板10Bの下面から突起となる板ばね10Cが起立している。この板ばね10Cの上端は外刃枠20の内面に形成した凹部20Aに係合する。すなわち外刃枠20には3ヶ所の支点A付近の外周内面に設けた凹部20Aに、板ばね10Cがそれぞれ係入し、外刃枠20は3つの板ばね10Cと3つの支店Aとで本体部10に保持される。
図2で外刃枠20は外刃枠ホルダ52で下方から支持され、この外刃枠ホルダ52はさらに内刃ホルダ54によって支持されている。外刃枠ホルダ52には外刃枠20を周方向の複数箇所で支持する突起52aが突設されている。内刃ホルダ54は外刃枠20の中央部20Bに係止されたつまみ58に外刃枠押上げばね56を介して保持されている。
すなわち内刃ホルダ54の中央にはつまみ58が貫通し、Cリング58aで脱落が阻止されている。つまみ58の先端には雄ねじが形成され外刃枠20にインサートされた雌ねじ20Cに係合可能である。
従ってつまみ58を雌ねじ20Cに螺入すると、外刃枠ホルダ52と内刃ホルダ54を押上げばね56のばね圧によって押えることができる。
前記外刃枠ホルダ52はその中央部52dの内側が外刃枠20の中央部20Bに対して下方へ遊動可能であり、周縁部52cが内刃ホルダ54の上面に支持されている。
3つの内刃16は共通の内刃ホルダ54に遊転可能に取付けられている。すなわち内刃ホルダ54には内刃16のボス部36が入る開口54aが形成され、これら開口54aの内周縁から内径方向に突出する爪54b(図2)がボス部36の下縁の拡径部36a(図2、3)に係合することによって内刃16が内刃ホルダ54に保持される。また外刃枠ホルダ52は前記したように、内刃ホルダ54、つまみ58、押上げばね56によって外刃枠20の中央部に弾性支持されている。
次にこの実施例の動作を図5を用いて説明する。刃ヘッド部12の組立て状態では、外刃枠20の上面は図4(b)に示すように中央部20Bが高く外周が低くなるように傾斜している。この時の水平面に対する傾斜角はB0であり、外刃14はこの外刃枠20の上面と平行である。図5(c)はこの状態を示し、外刃枠20の傾斜角B0と外刃14とが挟む角度K0は0°である。なおこの時の皮膚の凹部曲面はR2である。
図5(b)は皮膚の凹部曲面が図5(c)の時よりも小さい場合(曲率が大きい場合)を示している。この時には外刃枠20の傾斜は変化せず、外刃14だけが皮膚曲面R1に沿って傾き、外刃枠20に対する傾斜角がK1になっている。図5(d)は皮膚の凹部曲面R3の曲率が逆に図5(c)よりも小さくなった場合であり、外刃枠20の傾きは変化せずに外刃14だけが傾斜角K2傾いた場合である。
図5(e)は比較的平坦な皮膚面R4(例えば頬)に当てた場合を示し、外刃枠20の上面が外刃14とほぼ平行になった状態である。図5(f)は皮膚の凸部曲面R5が大きな曲率の場合(例えば頬など)を示し、図5(g)はこの凸部曲面R6の曲率がさらに小さい場合を示し、この時の外刃14の外刃枠20に対する挟み角はK2となっている。
このような実施例によれば、外刃枠20に対する外刃14の傾斜角度範囲が図4(b)〜(d)に示したように、K1〜K2に制限されている場合に、外刃枠20がさらに図5(b)〜(g)に示したように、B0〜B2で傾斜するから、合計で(K1+B0)〜(K2+B2)の範囲で傾斜できることになる。このため皮膚の凹凸に対して外刃の接触面積を広くすることができ、外刃の利用効率が向上し剃り味が向上する。また外刃14の周縁が皮膚に食い込むのを外刃枠20のB3面で防ぐことができるので、深剃りを防止できるものである。
図6は外刃枠の他の実施例を示す図であり、(a)はその平面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)はここに用いる板ばねの平面図、(e)は板ばねの側面図である。この実施例2の外刃枠120は、前記実施例1の外刃枠20の耐久性を増大すると共に弾力性の設定自由度を大きくしたものである。
すなわち外刃枠120の下面には、中央から隣接する外刃装着孔122の間に伸びる略三又状の板ばね150を固定したものである。この板ばね150は外刃枠120の下面に熱圧着や接着剤などで固着し、外刃枠120の中央部を下方に繰り返し押し下げた時の疲労による破損を防止し耐久性を増大させると共に、この中央部の上下可動範囲を増大させることができる。
この板ばね150は、例えばばね性に優れるステンレス薄板で作るのがよい。この薄板は例えば0.2mm厚のものが適する。なお図6で前記実施例1と同一部分に同一符号を付したのでその説明は繰り返さない。また図6(c)で斜線部分は支点Aとなる部分を示す。
図7は外刃枠の他の実施例を示す図であり、(a)はその平面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)はここに用いる板ばねの平面図、(e)は板ばねの側面図である。この実施例3は前記実施例2における板ばね150の形状を変えたものである。
すなわちこの外刃枠220に用いる板ばね250は、前記図6の板ばね150の3つの先端を二又状に分岐させ、外刃装着孔22の外周に沿って延長させたものである。この板ばね250によれば板ばね250と外刃板220下面との接合面積を増大させることができ、板ばね250を固定することによる効果を増大させることができる。図7では図6と同一部分に同一符号を付したからその説明は繰り返さない。
10 本体部
10C 板ばね(突起)
12 ヘッド部
14 外刃
16 内刃
18 刃ユニット
20、120、220 外刃枠
32 外刃の髭導入孔
38 刃体
44 駆動軸(外刃の押上げばね荷重を設定する復帰ばねを内蔵する)
44A 復帰ばね
50 スリット(折曲許容部)
52 外刃枠ホルダ
56 コイルばね(外刃枠の押上げばね荷重を設定する外刃枠押上げばね)
X 中心軸線
A 支点
10C 板ばね(突起)
12 ヘッド部
14 外刃
16 内刃
18 刃ユニット
20、120、220 外刃枠
32 外刃の髭導入孔
38 刃体
44 駆動軸(外刃の押上げばね荷重を設定する復帰ばねを内蔵する)
44A 復帰ばね
50 スリット(折曲許容部)
52 外刃枠ホルダ
56 コイルばね(外刃枠の押上げばね荷重を設定する外刃枠押上げばね)
X 中心軸線
A 支点
Claims (9)
- モータを内蔵する本体部に装着された外刃枠と、この外刃枠に設けた外刃装着孔に保持され上面を皮膚接触面とする外刃と、前記外刃の下面に押圧されつつ回転し外刃に形成された髭導入孔に入った髭を切断する刃体を有する内刃とを備えるロータリー式電気かみそりにおいて、
前記外刃を前記外刃枠に対して傾斜可能に保持すると共に、前記外刃枠を前記本体部に対して傾斜可能に保持したことを特徴とするロータリー式電気かみそり。 - 外刃枠には複数の外刃が保持され、前記外刃枠には隣接する外刃の間で折曲可能とする折曲許容部を隣接する外刃の間に設け、外刃枠の各外刃を囲む部分を傾斜可能とした請求項1のロータリー式電気かみそり。
- 折曲許容部は、外刃枠の外周から隣接する外刃の間に向かって切り込まれたスリットで形成されている請求項2のロータリー式電気かみそり。
- 外刃枠には3つの外刃を装着する為の3つの外刃装着孔が周方向に等間隔に形成されている請求項2のロータリー式電気かみそり。
- 外刃枠には120°に等配した3つのスリットが形成され、外刃枠の外周付近が隣接するスリットの間で本体部に係止され、前記外刃枠の中央部を沈み込み可能にした請求項4のロータリー式電気かみそり。
- 隣接するスリットの間で外刃枠の外周下部を本体部に当接させて支点とし、この支点付近で本体部から立上がる突起を外刃枠の外周内面に係合させる請求項3または5のロータリー式電気かみそり。
- 外刃は外刃枠に対して傾斜可能かつ沈み込み可能に装着されている請求項1のロータリー式電気かみそり。
- 外刃押上げばね荷重は外刃枠の押上げばね荷重よりも小さい請求項7のロータリー式電気かみそり。
- 外刃枠の中央付近から外刃装着孔の間にのびる板ばねを外刃枠に取付けた請求項2のロータリー式電気かみそり。
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