JP2007306069A - リモコン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】相互に離れて配置されるブラックボックス13及びリモコン受光IC20の節電を図るために、IC20側に給電スイッチ34を配備する。給電スイッチ34のスイッチング状態を、配線を追加することなく、また、該スイッチング状態に新規のコード信号を割当てることなく、ボックス13で検知できるようにする。
【解決手段】IC20からボックス13のリモコンコード検出回路24へリモコン信号を伝送する信号線29は、ボックス13内のパワーオン/オフ検出回路25へも接続される。検出回路25は、信号線29からの入力電圧レベルが閾値より高い状態が所定時間以上継続すると、給電スイッチ34はオン位置にあると検知する。検出回路25は、信号線29からの入力電圧レベルが閾値より低い状態が所定時間以上継続すると、給電スイッチ34はオフ位置にあると検知する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自動車に搭載されてリモコン端末からのユーザ操作に従って所定のオーディオ処理を行なうリモコン装置に関する。
特許文献1は、自動車の車室において、運転席の左斜め前方のダッシュボードの部位に受光部を配設するとともに(特許文献1の図1)、マルチコントローラ(リモコン端末に相当するもの)からの光信号形式のリモコン信号を該受光部において受信し(特許文献1の段落0012)、空調機器や音響機器等の付属機器をマルチコントローラから制御することを開示する。
一方、ユーザが携帯型デジタルオーディオプレーヤを自動車内に持ち込んで、該携帯型デジタルオーディオプレーヤの内蔵メモリに格納されている楽曲を再生して、再生音を自動車のスピーカから流すオーディオシステムが公知になっている。該オーディオシステムは例えばブラックボックス(例:図1のブラックボックス13)を利用するものであり、ブラックボックスは、運転座席の下や、トランクルームに配設され、ユーザは、携帯型デジタルオーディオプレーヤ等の外付けオーディオ機器をブラックボックスの補助入力端子へケーブルで接続し、ブラックボックスは、該端子から入力した再生音信号を微弱電波で送信し、車載チューナが、該電波を受信して、車室内のスピーカより流すようになっている。
なお、ブラックボックス自体は、表示部を有していないので、チューナの表示部は、ブラックボックスの機能設定等における情報表示用として使用されている。
ユーザがブラックボックスに指示を出すために、ハンディタイプのリモコン端末(例:後述の図1のリモコン端末17)が用意されるとともに、受光部(例:後述の図1のリモコン受信部12)がダッシュボードに配設され、リモコン端末からの光形式のリモコン信号は受光部に受信される。リモコン信号は、受光部より所定の信号線を介してブラックボックスへ送られて、ブラックボックスは、入力したリモコン信号に対応する処理を実施するようになっている。
なお、受光部は、作動のために、給電される必要があるので、ブラックボックス−受光部間には、受光部において受信したリモコン信号を受光部からブラックボックスへ送る信号線の他に、受光部への給電線及びグランド線が配線される。
実開平6−68958号公報
節電のために、ブラックボックスの不使用中は、ブラックボックス及びリモコン信号受光部、さらにはチューナの電源はオフにしておくことが望ましい。また、ユーザは、節電のために、ブラックボックスの使用中のみ、チューナの電源オンにする場合、ブラックボックスが電源オン及びオフのどちらになっているかを、チューナの表示部に頼らずに、すなわち、チューナが電源オフになっていても、知る必要がある。これに対処するためには、ブラックボックスの電源スイッチを設けて、該電源スイッチのスイッチング状態をユーザが観察できるようにすればよい。
ブラックボックスの電源スイッチを、ダッシュボード等の、運転者が運転席から手を伸ばして届く部位に配備した場合、該電源スイッチのオン、オフ位置の切替え情報を運転座席の下等のブラックボックスへ通知する必要がある。信号線を1本追加して、該信号線を介して電源スイッチのオン、オフ位置を、ダッシュボード等から大分はなれたブラックボックスの検知部へ通知する信号を流すことは、長い配線の追加が必要になること、及び配線の本数増大により、全部の配線を束ねたケーブルが太くなって、使い難くことなることの理由により、組付けや製造上、都合が悪い。
信号線を追加することなく、手動操作の電源スイッチのスイッチング状態をブラックボックスへ通知する方策として、リモコン信号の各指示と同様に、電源スイッチのスイッチング状態に係るコードを設定し、リモコン信号線を介して該コード信号をブラックボックスへ通知することが考えられる。しかし、該方策では、新規なコードに対処して、受光部におけるコード信号生成器ICの変更やブラックボックスにおけるデコード処理器の変更等が必要となり、対処が膨大化する。
特許文献1は、被制御機器の電源オン、オフを切替える電源スイッチを被制御機器から離れた場所に設けた場合に、該電源スイッチのスイッチング状態を、リモコン信号受信部−被制御機器間の配線を追加することなく、被制御機器へ通知する方策についてなんら言及していない。
本発明の目的は、リモコン信号受信部及び被制御機器の電源オン、オフに共用する給電スイッチを設けることにより、節電を図るとともに、該給電スイッチのスイッチング状態を、信号線を新規に追加することなく、また、該スイッチング状態に新規のコード信号を割当てることなく、被制御機器側へ通知して、リモコン信号受信部及び被制御機器の電源を給電スイッチのスイッチング状態に基づき適切に制御することができるリモコン装置を提供することである。
本発明のリモコン装置は次のものを有している。
給電中は作動状態になってリモコン端末から無線で受信したリモコン信号を電気信号形式のものへ変換してリモコン信号線へ出力するリモコン信号受信部、
リモコン信号線から入力されるリモコン信号に基づき制御される被制御機器、
手動により操作されリモコン信号受信部への給電及び非給電を切替える給電スイッチ、
リモコン信号線の被制御機器側の端部における電気信号レベルに基づき給電スイッチのスイッチング状態を検知する検知手段、及び
検知手段の検知に基づき被制御機器への給電を制御する給電制御手段。
本発明によれば、リモコン信号受信部及び被制御機器の給電制御のための共用の給電スイッチをリモコン信号受信部側に設けて、リモコン信号受信部及び被制御機器の節電に対処できるとともに、ユーザは、該給電スイッチのスイッチング状態から被制御機器が作動状態にあるか否かを認知して、対応の適切な措置(例:RDSチューナの電源オン、オフや微弱電波受信の為の選局操作)を果たすことが可能になる。
本発明によれば、リモコン信号受信部のスイッチング状態に応じて、リモコン信号受信部−被制御機器間のリモコン信号線における電気信号レベルが切り替わることに着目し、被制御機器側でリモコン信号線の電気信号レベルに基づき該給電スイッチのスイッチング状態を検知する。したがって、長い信号線を新規に追加したり、リモコン信号線を介して給電スイッチのスイッチング状態情報を被制御機器へ通知するために、スイッチング状態用にコードを割当てたりする不都合を解消できる。
図1はオーディオ処理装置10の概略構成図である。該オーディオ処理装置10は、リモコン受信部12、ブラックボックス13及びリモコン端末17を備え、自動車に搭載される。リモコン受信部12は、運転席前方のダッシュボードに配備され、ブラックボックス13は、運転座席と車室床との間の空間や、車室外のトランクルーム等に配設される。ケーブル14は、リモコン受信部12−ブラックボックス13間に配線され、後述するように、計3本の配線を含んでいる。
ブラックボックス13は、補助入力(AUX)端子に、iPod(登録商標)のような携帯型デジタルオーディオプレーヤや、CDチェンジャや、デジタルチューナ等の外付けオーディオ機器を適宜、ケーブル接続され、補助料力端子へ入力される楽曲等のオーディオ信号からRDS(Radio Data System)規格のFM信号を生成し、それを微弱電波で飛ばす。
例えば、該自動車には、RDSチューナが該自動車の純正品として搭載されており、該RDSチューナは、ブラックボックス13からの電波をアンテナから受信して、オーディオ信号を生成し、自動車のスピーカ(図示せず)より楽曲の再生音等を流す。
リモコン端末17は、ユーザの掌に載るほどの大きさであり、ユーザは、リモコン端末17におけるキー操作により、オーディオ処理装置10に各種の指示を出すようになっている。リモコン端末17からのリモコン信号は光でリモコン受信部12へ送信される。リモコン受信部12は、受信した光信号に対し、それに対応するコードに係るデジタル電気信号を生成し、信号線29(図2)へ出力する。
ユーザによるリモコン端末17からのブラックボックス13の機能設定の際には、前述したRDSチューナの表示部が利用される。すなわち、ブラックボックス13は、リモコン端末17からのリモコン信号に係る処理に必要な表示をRDSチューナの表示部に行なうために、表示しようとする情報に対応するRDSデータを生成し、これを変調器にかけて、FM電波で飛ばす。RDSチューナは、アンテナにおいて該電波を受信して、該電波を復調して、RDSデータを抽出し、RDSデータに対応する情報を自機の表示部に表示する。
図2はオーディオ処理装置10の主要部構成図である。リモコン受光IC20は、リモコン受信部12(図1)に内蔵されている。ブラックボックス13は、リモコンコード検出回路24、パワーオン/オフ検出回路25、給電制御回路26及び給電端子27を含む。オーディオ処理装置10を搭載する自動車のエンジンキーがアクセサリ(ACC)位置又はオン(ON)位置になると、バッテリからの電力が給電端子27に供給され、該エンジンキーのオフ(OFF)位置では、給電端子27は無給電状態になる。
ケーブル14は、ブラックボックス13−リモコン受光IC20間を延び、信号線29、給電線30及びグランド線31の計3本の配線を含む。信号線29は、ブラックボックス13側において2個に分岐し、各分岐端においてそれぞれリモコンコード検出回路24及びパワーオン/オフ検出回路25の入力端子へ接続されている。給電制御回路26は、パワーオン/オフ検出回路25の検知に基づきブラックボックス13への給電を制御する。なお、パワーオン/オフ検出回路25は、給電端子27へ電力が供給されている期間では、常時、給電されて、作動状態を維持している。
給電スイッチ34は、リモコン受光IC20近傍のダッシュボードの部位に配設され、運転者が運転席から手を伸ばして操作自在になっている。給電スイッチ34がオン位置になると、リモコン受光IC20は、給電端子27から給電線30を介して電力を供給され、作動状態になる。給電スイッチ34がオフ位置になると、リモコン受光IC20は、給電線30を介しての給電を断たれ、不作動状態になる。
LED(Light Emitting Diode)35はリモコン受信部12又は給電スイッチ34のケース表面に又は給電スイッチ34の近傍のダッシュボード部位に、配設され、、給電スイッチ34のリモコン受光IC20側端子へ接続されている。LED35は、給電スイッチ34のオン位置では、給電スイッチ34を介して給電状態になり、点灯する。後述するように、給電スイッチ34のオン位置及びオフ位置に連動して、ブラックボックス13は給電状態(作動状態)及び非給電状態(不作動状態)になるので、ユーザは、LED35の点灯及び消灯からブラックボックス13の電源オン状態及びオフ状態を把握することができる。
なお、ユーザは、LED35の点灯中は、例えばRDSチューナを電源オン(パワーオン)状態にし、LED35の消灯中でかつRDSの番組を聴取しないときは、RDSチューナを電源オフ(パワーオフ)状態にする。これにより、RDSチューナの不使用時のRDSチューナの節電が図られる。
給電スイッチ34がオフ位置にある場合には、リモコン受光IC20は不作動状態であり、結果、リモコン受光IC20はリモコン端末17からのリモコン信号の受信が困難であるとともに、リモコン受光IC20から信号線29への出力電圧は、グランド電圧(=0)に維持されている。給電スイッチ34は、そのブラックボックス13側の端子へ給電端子27からの電圧が印加されなくなると、オフ位置に自動的に復帰するようになっていることが望ましい。これにより、ユーザが、給電スイッチ34をオン位置にしたまま、オフ位置へ切り替えるのを忘れても、次の自動車運転開始時には、給電スイッチ34は初期位置としてのオフ位置になることができる。
給電スイッチ34がオン位置にある場合には、リモコン受光IC20は作動状態であり、結果、リモコン受光IC20は、リモコン端末17からのリモコン信号を受信可能となるとともに、信号線29への出力電圧をグランド電圧から所定値+Vへ上昇させる。リモコン受光IC20は、その作動中、リモコン端末17からのリモコン信号の非受信期間では、信号線29への出力電圧を+Vに維持する。また、リモコン受光IC20は、その作動中、リモコン端末17からのリモコン信号の受信期間では、受信したリモコン信号の内容に対応するコードを表すデジタル信号を信号線29へ出力する。該デジタル信号は、その論理"1"及び"0"に対して例えば無パルス幅が1.69msec及び0.56msecなどと割当てられている。
リモコンコード検出回路24及びパワーオン/オフ検出回路25は、信号線29のブラックボックス13側の端子電圧からそれぞれリモコンコード及び給電スイッチ34のスイッチング状態を検出する。パワーオン/オフ検出回路25は、ブラックボックス13パワーオフ中も、信号線29の電圧を監視する必要があるので、給電端子27へ自動車バッテリからの電力が供給されている期間は、常時、該給電端子27からの電力を供給されて、作動状態を維持している。
図3は図2のパワーオン/オフ検出回路25において実施されるパワーオン/オフ検知方法40のフローチャートである。図2のパワーオン/オフ検出回路25は、前述したように、信号線29に対して、リモコンコード検出回路24の入力端子とは別個に専用の入力端子を有している。したがって、パワーオン/オフ検出回路25は、リモコンコード検出の処理は行なわない。
パワーオン/オフ検知方法40は、エンジンキーがオン位置又はアクセサリ位置にあって、ブラックボックス13が電源オフ(パワーオフ)状態にある期間、一定の時間間隔で実行される。パワーオン/オフ検出回路25は、信号線29のブラックボックス13側端子の電圧に基づき給電スイッチ34のスイッチング状態を検出するが、信号線29には、リモコン受信部12がリモコン端末17からのリモコン信号を受信している期間では、該リモコン信号に係るデジタル信号が存在するので、パワーオン/オフ検出回路25は、該デジタル信号に起因する誤検出の防止対策が望まれる。パワーオン/オフ検知方法40におけるS43,S44は、該防止対策に関わっている。
S41では、タイマーをリセットする。タイマーは、リセット後、一定時間の経過ごとに、1ずつインクリメントされる。S42では、タイマーのカウント値からデータが継続した時間を測定する。ここで、データが継続するとは、パワーオン/オフ検出回路25における検知電圧が高レベル又は低レベルのどちらかに一定に維持されることを意味する。なお、パワーオン/オフ検出回路25の検知電圧が高レベルか低レベルかを判断するために、例えば+V/2を閾値として設定し、パワーオン/オフ検出回路25の検知電圧が該閾値以上である場合には、該電圧は高レベルと判断し、また、パワーオン/オフ検出回路25における検知電圧が該閾値未満である場合には、該電圧は低レベルと判断する。
S43では、データの継続が第1の所定時間以下であるか否かを判定する。該第1の所定時間は、信号線29におけるリモコン信号に係るデジタル信号の1ビットの"1"及び"0"にそれぞれ対応するパルス幅及び無パルス幅のいずれよりも長いものに設定され、例えば10msecである。S43の判定が正であれば、S44へ進み、否であれば、S48へ進む。
S44では、今回の高レベル又は低レベルの電圧維持はチャタリングと判断し、該電圧維持期間を無視する措置を取る。すなわち、今回のレベル変動前のレベルがそのまま維持されているとして、S41のタイマーリセット処理へ経ることなく、S42へ戻る。
S48では、データの継続が第2の所定時間以下であるか否かを判定する。該第2の所定時間はS43の第1の所定時間より長い値を設定される。該第2の所定時間は、また、"1"のデータの継続については、信号線29におけるリモコン信号に係るデジタル信号において出現が予測される最大パルス幅より長く設定され、"0"のデータの継続については、信号線29におけるリモコン信号に係るデジタル信号において出現が予測される最大無パルス幅より長く設定される。この時間が長いとパワーオン/オフ検出回路25の反応が遅くなる為、30〜1000msecに設定することが望ましい。S48の判定が正であれば、S41へ戻り、否であれば、S49へ進む。
S49では、データ、すなわち信号線29からのパワーオン/オフ検出回路25の入力電圧が高レベルであるか否かを判定し、判定が正であれば、S50へ進み、否であれば、S51へ進む。信号線29からのパワーオン/オフ検出回路25の入力電圧の高レベル及び低レベルはそれぞれ給電スイッチ34のオン位置及びオフ位置に対応している。
給電制御回路26は、パワーオン/オフ検出回路25の検出(S49の判定に対応する。)に基づき給電端子27からブラックボックス13への電力供給を制御する。S50では、給電制御回路26は、給電端子27の電力をブラックボックス13へ供給し、ブラックボックス13を作動状態にし、その後、S41へ戻る。S51では、給電制御回路26は、ブラックボックス13への給電端子27から給電を中止し、ブラックボックス13を不作動状態にする。
図4は別のオーディオ処理装置53の主要部構成図である。オーディオ処理装置53の要素において、オーディオ処理装置10の要素と同一のものについては、同符号で指示して、説明は省略する。オーディオ処理装置10に対するオーディオ処理装置53の相違点について説明する。オーディオ処理装置53では、オーディオ処理装置10のブラックボックス13の代わりに、ブラックボックス54を備えている。ブラックボックス54の要素において、ブラックボックス13の要素と同一のものについては、同符号で指示して、説明は省略する。オーディオ処理装置10に対するオーディオ処理装置53及びブラックボックス54の相違点について説明する。
ブラックボックス54は共用検知回路55を備える。共用検知回路55は、オーディオ処理装置10のブラックボックス13におけるリモコンコード検出回路24及びパワーオン/オフ検出回路25の両方の機能を兼ねるものとなっている。これに対応して、信号線29は、オーディオ処理装置10ではブラックボックス13側において2個に分岐していたが、オーディオ処理装置53では、分岐することなく、共用検知回路55の入力端子へ接続されている。該共用検知回路55は、リモコンコードと給電スイッチ34のスイッチング状態とを同時に検出する。
図5は図4のブラックボックス54の共用検知回路55において実施されるリモコンコード及びパワーオン/オフ検知方法56のフローチャートである。ブラックボックス54の各ステップにおいて、図3のパワーオン/オフ検知方法40のステップと同一のものについて、同一の符号を示し、説明は省略する。パワーオン/オフ検知方法40に対するブラックボックス54の相違点について述べる。
前述の図4の吹き出し内にリモコンコード受信と示す期間のように、リモコンコードに対応するデジタル信号が信号線29において伝送されている期間では、パルス幅がおおむね0.56msecと一定であり、"1"のデータの継続期間はパルス幅とパルス幅の周期が2.25msecに相当し、"0"のデータの継続期間はパルス幅とパルス幅の周期が1.125msecに相当する。つまり、"1"のデータの継続期間は無パルス幅が1.69msecであり、"0"のデータの継続期間は無パルス幅が0.56msecである。
S43では、データの継続が第1の所定時間以下であるか否かを判定する。該第1の所定時間は、信号線29におけるリモコン信号に係るデジタル信号の1ビットの"1"及び"0"にそれぞれ対応するパルス幅及び無パルス幅のいずれよりも短いものに設定され、例えば0.5msecである。S43の判定が正であれば、S44へ進み、否であれば、S48へ進む。
パワーオン/オフ検知方法40では、S48の判定が正である場合、S41へ直ちに戻るのに対し、該リモコンコード及びパワーオン/オフ検知方法56では、S57へ進み、S57の処理を経てから、S41へ戻るようになっている。S48の判定が正であると言うことは、現在が共用検知回路55へのリモコンコード入力期間と考えられるので、S57では、リモコンコードが取り込まれる。
図6はリモコン装置70のブロック図である。リモコン装置70は、リモコン信号受信部71、被制御機器72、給電スイッチ73、検知手段74及び給電制御手段75を備えている。リモコン装置70は、さらに、リモコン信号抽出手段77を備えることもできる。前述のオーディオ処理装置10は該リモコン装置70の一例である。リモコン装置70は、典型的には自動車に搭載されるものであるが、これに限定されない。リモコン装置70は、家庭や店舗や職場等に配備されるものであってもよい。
リモコン信号受信部71は、給電中は作動状態になって、リモコン端末80から無線で受信したリモコン信号を電気信号形式のものへ変換して、リモコン信号線81へ出力する。被制御機器72は、リモコン信号線81から入力されるリモコン信号に基づき制御される。
給電スイッチ73は、手動により操作され、リモコン信号受信部71への給電及び非給電を切替える。検知手段74は、リモコン信号線81の被制御機器72側の端部における電気信号レベルに基づき給電スイッチ73のスイッチング状態を検知する。給電制御手段75は、検知手段74の検知に基づき被制御機器72への給電を制御する。
被制御機器72は、前述のブラックボックス13のようなオーディオ信号処理装置であってもよい。該オーディオ信号処理装置は、例えば、外付けオーディオ機器からの入力オーディオ信号を変調して、チューナへ無線送信する送信機である。なお、ブラックボックス13では、入力オーディオ信号を変調器に掛けて、FM放送周波数帯域の所定周波数の微弱電波を生成し、該微弱電波をRDSチューナ等のチューナのアンテナへ飛ばしている。
リモコン信号受信部71は、典型的には、リモコン端末80からのリモコン信号を光信号により受信する。リモコン信号受信部71は、リモコン端末80からのリモコン信号を光信号以外の赤外線その他の無線媒体により受信してもよい。
リモコン信号線81の電気信号レベルとは、例えば電圧レベル又は電流レベルである。リモコン信号線81を介してリモコン信号受信部71から被制御機器72へ伝送されるリモコン信号は、例えば、各指示を表すリモコンコードに対応付けられたデジタル形式の電気信号となっている。
好ましくは、検知手段74は、電気信号レベルがリモコン信号線81におけるリモコン信号の最大のパルス幅より長い所定時間、継続する場合には、給電スイッチ73はオン位置にあると検知する。好ましくは、検知手段74は、電気信号レベルがリモコン信号線81におけるリモコン信号の最大の無パルス幅より長い所定時間、継続する場合には、給電スイッチ73はオフ位置にあると検知する。
典型的なリモコン装置70におけるリモコン信号線81の電気信号レベルは、リモコン信号受信部71が給電状態にある期間では、リモコン信号のパルスのレベルとなり、リモコン信号受信部71が非給電状態にある期間では、リモコン信号の無パルスのレベルとなる。一方、リモコン信号線81は、リモコン端末80がリモコン信号を受信している期間では、リモコン信号に係るデジタル信号を伝送するので、その期間は、リモコン信号線81の電気信号レベルが変動する。検知手段74による上述のリモコン信号の最大パルス幅又は最大無パルス幅に基づく検知は、リモコン信号線81におけるリモコン信号の存在に起因する検知手段74の誤検知の防止に寄与する。
好ましくは、リモコン信号抽出手段77は、リモコン信号線81における電気信号が所定レベルを継続する時間が第1の所定値以上でありかつ第2の所定値以下である場合には、該電気信号はリモコン信号を構成していると判断してリモコン信号線81の被制御機器72側の端部からリモコン信号を抽出する。前述した図5のS57はリモコン信号抽出手段77の該処理に対応している。第1及び第2の所定値は、図5のS43及びS48の第1及び第2の所定時間にそれぞれ対応している。
給電スイッチ73は、例えば、被制御機器72からリモコン信号受信部71への給電線(例:図2及び図5の給電線30)における電力をオン、オフするものである。これに対応して、被制御機器72は、給電端子(例:給電端子27)と、切替手段(例:給電制御回路26)とを備えている。該給電端子は、外部電源(例:自動車のバッテリ)からの電力を供給されるとともに、給電線の被制御機器側の端へ常時接続されている。また、該切替手段は、被制御機器72への給電端子の電力の供給及び非供給を切替える。
好ましくは、リモコン装置70は、給電スイッチ73がオン位置になると給電されて点灯状態になる点灯手段(例:LED35)を備える。
リモコン装置70が自動車に搭載されるものである場合、典型的なリモコン装置70では、リモコン信号受信部71及び給電スイッチ73は運転席の前方の車室内(例:ダッシュボード)に配設され、被制御機器72は、運転席の前方以外の車室内(例:運転座席下)又は車室外(例:トランクルーム)に配設される。
本発明を各種具体的形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種具体的形態における各構成要素を変形(削除も含む。)して具体化できる。また、各種具体的形態間の構成要素の置換したり、各種具体的形態の複数の構成要素を組み合わせたりすることにより、種々の発明を形成することもできる。
オーディオ処理装置の概略構成図である。 オーディオ処理装置の主要部構成図である。 図2のパワーオン/オフ検出回路において実施されるパワーオン/オフ検知方法のフローチャートである。 別のオーディオ処理装置の主要部構成図である。 図4の共用検知回路において実施されるリモコンコード及びパワーオン/オフ検知方法のフローチャートである。 リモコン装置のブロック図である。
符号の説明
70:リモコン装置、71:リモコン信号受信部、72:被制御機器、73:給電スイッチ、74:検知手段、75:給電制御手段、77:リモコン信号抽出手段、80:リモコン端末、81:リモコン信号線。

Claims (7)

  1. 給電中は作動状態になってリモコン端末から無線で受信したリモコン信号を電気信号形式のものへ変換してリモコン信号線へ出力するリモコン信号受信部、
    前記リモコン信号線から入力されるリモコン信号に基づき制御される被制御機器、
    手動により操作され前記リモコン信号受信部への給電及び非給電を切替える給電スイッチ、
    前記リモコン信号線の被制御機器側の端部における電気信号レベルに基づき前記給電スイッチのスイッチング状態を検知する検知手段、及び
    前記検知手段の検知に基づき前記被制御機器への給電を制御する給電制御手段、
    を備えることを特徴とするリモコン装置。
  2. 前記検知手段は、電気信号レベルが前記リモコン信号線における前記リモコン信号の最大のパルス幅より長い所定時間、継続する場合には、前記給電スイッチはオン位置にあると検知し、及び/又は、電気信号レベルが前記リモコン信号線における前記リモコン信号の最大の無パルス幅より長い所定時間、継続する場合には、前記給電スイッチはオフ位置にあると検知することを特徴とする請求項1記載のリモコン装置。
  3. リモコン信号線における電気信号が所定レベルを継続する時間が第1の所定値以上でありかつ第2の所定値以下である場合には、該電気信号はリモコン信号を構成していると判断して前記リモコン信号線の被制御機器側の端部からリモコン信号を抽出するリモコン信号抽出手段、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のリモコン装置。
  4. 前記給電スイッチは、前記被制御機器から前記リモコン信号受信部への給電線における電力をオン、オフするものであり、
    前記給電制御手段は、外部電源からの電力を供給されるとともに前記給電線の被制御機器側の端へ常時接続されている給電端子と、前記被制御機器への前記給電端子の電力の供給及び非供給を切替える切替手段とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリモコン装置。
  5. 前記給電スイッチがオン位置になると給電されて点灯状態になる点灯手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のリモコン装置。
  6. 前記リモコン装置は自動車に搭載され、前記リモコン信号受信部及び前記給電スイッチは運転席の前方の車室内に配設され、前記被制御機器は、運転席の前方以外の車室内又は車室外に配設されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のリモコン装置。
  7. 前記被制御機器は、外付けオーディオ機器からの入力オーディオ信号を変調してチューナへ無線送信する送信機であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のリモコン装置。
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