JP2002023761A - 車両用電子サイレン装置 - Google Patents

車両用電子サイレン装置

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JP2002023761A
JP2002023761A JP2000201148A JP2000201148A JP2002023761A JP 2002023761 A JP2002023761 A JP 2002023761A JP 2000201148 A JP2000201148 A JP 2000201148A JP 2000201148 A JP2000201148 A JP 2000201148A JP 2002023761 A JP2002023761 A JP 2002023761A
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Mikiyoshi Kamioka
幹宜 上岡
Natsuo Mishima
那津雄 三島
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OSAKA SAIREN SEISAKUSHO KK
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OSAKA SAIREN SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両周辺住民にスピーカからのサイレン音で
迷惑をかけることの少ない多機能、高性能な車両用電子
サイレン装置の提供。 【解決手段】 サイレン音を吹鳴するスピーカ1aの駆
動回路10に、吹鳴音の音量を徐々に上げて一定時間経
過すると音量を規定の最大値に維持させる音量制御回路
20を付設することで、サイレン音で車両周辺の人々を
驚かせないようにする。また、駆動回路10に、スピー
カ1aのショート等のエラーを電圧と電流、電源電圧低
下で判定してLED表示させるエラー判定回路30を付
設することで、保守点検を容易にして緊急時のサイレン
音の不備発生を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、救急車やパトロー
ルカー等の緊急車両に搭載されてサイレン音や警鐘音等
の警報音や肉声に似せた電子メッセージ音、マイクに入
力された肉声等をスピーカで吹鳴する車両用電子サイレ
ン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】緊急車両に装備される電子サイレン装置
は、車両の屋根上などに設置されたスピーカと、このス
ピーカに警報音などを吹鳴させる駆動回路を内蔵する装
置本体を備える。装置本体にマイクが接続され、マイク
に入力された肉声がスピーカから吹鳴される。装置本体
は、スピーカに警報音などを発生させるための操作スイ
ッチを含む複数種類の入力操作手段を装備した操作部
と、この操作部の入力操作手段で入力された電気信号を
増幅してスピーカを駆動させるアンプ部で構成される。
操作部にマイクが接続され、アンプ部にスピーカが接続
される。このような装置本体は、操作部とアンプ部を1
つのケース内に収納して一体化させた一体型と、操作部
とアンプ部を別々のケースに収納させて分離させたセパ
レート型に大別される。
【0003】緊急事態が発生して緊急車両が発車すると
きに、装置本体の操作部に設置されたサイレン吹鳴の操
作スイッチ(サイレンスイッチ)を操作員が手でオンす
ると、操作部或いはアンプ部のマイクロコンピュータの
ROMからサイレン音信号や警鐘音信号が出力され、ア
ンプ部で増幅されてスピーカで車両外方に向けて吹鳴さ
れる。また、操作員がマイクを片手に握って肉声メッセ
ージを入れると、サイレン音や警鐘音の警報音がカット
或いは音量半減されて肉声メッセージがスピーカから吹
鳴される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スピーカから吹鳴され
るサイレン音などの警報音は、車両周辺への警告性を高
くするために音量を大きく設定している。この警報音の
音量は、緊急車両の20m先で90〜100ホーン程度
で聞こえるように設定されている。このような高音量の
警報音が緊急車両の発進時などにスピーカから急に吹鳴
されると、車両周辺の歩行者や住宅住民を驚かすことに
なり、迷惑をかける。
【0005】そこで、警報音を始めは低周波数の低音で
吹鳴させて車両周辺の人々に警報音が吹鳴されることを
驚かせることなく認識させてから、正規の高周波数の高
音で警報音を吹鳴させることが一部で実行されている。
しかし、この場合も緊急車両から低音ではあるが警報音
が急激に吹鳴されることに変わりなくて、車両周辺の人
々に迷惑をかける場合がある。
【0006】また、緊急車両に搭載される電子サイレン
装置については、定期に或いは任意時に正常に動作する
かどうかのテストが行われる。この動作テストは、緊急
時と同様にして車両内に設置された操作部の操作スイッ
チやマイクのトークスイッチを手動で操作して車両屋根
上のスピーカを吹鳴させることで行われている。
【0007】しかしながら、車両屋根上のスピーカの音
が車両内に聞こえ難いことがある。特に、電子サイレン
装置の電源である車両バッテリーの電圧低下でスピーカ
音が低くなるような場合もあり、この場合はスピーカ音
が尚更に車内で聞こえ難くて正確な動作テストが難し
く、信頼性や安全性の面で問題がある。
【0008】本発明の目的は、スピーカからの吹鳴音に
よる車両周辺への迷惑度を低くして実用的価値を高め、
任意時に動作テストが正確にできて信頼性および安全性
の面で優れた車両用電子サイレン装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、操作スイッチのオン操作で入力される警報音
信号に基づいて警報音をスピーカの駆動回路に、前記操
作スイッチのオン時点から一定時間経過するまでスピー
カが吹鳴する警報音の音量を徐々に上げて一定時間経過
後は音量を規定値に維持する音量制御回路を付設したこ
とを特徴とする。
【0010】ここで、スピーカはサイレン音や警鐘音の
警報音の他にマイク音なども吹鳴するもので、警報音を
吹鳴するときにその音量を急激に規定音量に立ち上げる
のでなくて、車両周辺の歩行者を驚かせない程度の音量
から徐々に音量を上げて警報音が吹鳴することを車両周
辺に知らしめた上で、最終的に所定の音量で吹鳴させ
る。この場合の警報音の音量は、直線的に上げて行く
か、段階的に上げて行くかして、車両周辺の歩行者に迷
惑をかけないようにする。
【0011】また、本発明は、上記スピーカの駆動回路
に、この駆動回路の電源電圧変動成分を含む異常発生時
の電圧電流変動成分を検出して、駆動回路の異常発生の
有無や異常場所、種類を表示する判定回路および表示回
路からなるエラー判定回路を付設したことを特徴とす
る。
【0012】この場合のスピーカ駆動回路におけるエラ
ー判定回路は、スピーカの入力回路の電圧や電流を検出
してスピーカのショート、オープン、ミスマッチングの
エラーを判定し、また、電源電圧を検出して車両バッテ
リー電圧低下やフューズ切れを判定する回路である。こ
のエラー判定回路でスピーカ音の異常や異常原因が明確
に判定される。
【0013】また、本発明においては、前記警報音を外
部に吹鳴する外部用の前記スピーカの駆動回路に、外部
用スピーカと同じ警報音を車両内部に向けて吹鳴する室
内用スピーカを備えたモニター回路を付設することが望
ましい。つまり、車両の屋根上に設置されて警報音など
を吹鳴する外部用スピーカの他に、車両内にモニターと
しての室内用スピーカを設置して、モニターのスピーカ
で警報音などの吹鳴の良否をテストするようにすれば、
車両の室内に操作員が居て室内用スピーカの音を聞くこ
とで、動作テストが簡単かつ正確に行えるようになる。
【0014】また、本発明は、上記スピーカに警報音を
発生させるための操作スイッチを含む複数種類の入力操
作手段が装備された操作部と、この操作部の入力操作手
段で入力された電気信号を増幅してスピーカを駆動させ
るアンプ部を分離させて車両に配備したセパレート型電
子サイレン装置において、操作部とアンプ部を光ファイ
バーケーブルで配線し、操作部に入力された電気信号を
光信号に変換して光ファイバーケーブルでアンプ部に伝
送することを特徴とする。このようにセパレート型電子
サイレン装置の操作部とアンプ部を光ファイバーで配線
すると、外部の無線機などからの外来ノイズによる影響
が軽減されて、スピーカの様々な種類の吹鳴音の明確性
が向上する。
【0015】また、本発明においては、上記スピーカの
駆動回路における電源部が、大小異なる二種類の車両バ
ッテリー電圧のいずれにも対応して、この二種類の車両
バッテリー電圧のいずれからも所定の電源電圧を得て駆
動回路に供与する定電圧回路を有することを特徴とす
る。つまり、緊急車両に搭載される電子サイレン装置は
車両の種類の違いで12V仕様と24V仕様の二種類に
大別されることから、12V仕様と24V仕様のいずれ
にも対応できるように電源部を構成することで、12V
仕様の緊急車両と24V仕様の緊急車両のいずれにも電
子サイレン装置が搭載できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図5を参照して説明する。
【0017】図1は電子サイレン装置におけるスピーカ
駆動回路10を示す。この駆動回路10は、緊急車両の
屋根上に設置されるスピーカ1aを駆動して、そのスピ
ーカ1aにより警報音やマイク音などを吹鳴させる。こ
の駆動回路10を有するセパレート型電子サイレン装置
の全体概要を図3に示す。この電子サイレン装置は、操
作部2とアンプ部3に分離され、操作部2にマイク4が
着脱可能に接続され、アンプ部3に外部用のスピーカ1
aおよびモニターとしての室内用のスピーカ1bが接続
される。後者のスピーカ1bは緊急車両の室内に設置さ
れるもので、以下、必要に応じてスピーカ1bを内部ス
ピーカ、スピーカ1aを外部スピーカと称する。また、
図3の操作部2は緊急車両の室内の操作員が操作し易い
場所に設置され、アンプ部3は同室内の座席下などに設
置される。
【0018】図1の駆動回路10は、図3の操作部2の
前面に設置された複数のスイッチ類の入力操作手段2a
やマイク4から手動で入力された警報音などの吹鳴音信
号の電気信号をプリアンプ11やパワーアンプ12で増
幅して外部スピーカ1aで吹鳴させる既存の基本回路に
音量制御回路20,エラー判定回路30,モニター回路
40、電源部50を付設している。
【0019】音量制御回路20は、外部スピーカ1aが
サイレン音又は警鐘音などの警報音を吹鳴するときに、
この警報音の音量を予め設定された一定時間内で最少音
量から最大音量まで徐々に上げるための回路である。
【0020】例えば、図1の音量制御回路20に示すよ
うに警報音吹鳴の操作スイッチ21をオン操作すると、
コンデンサ22の放電が開始されてトランジスタ23の
ベース電圧が直線的に変動し、この変動でパワーアンプ
12の入力電流が直線的に増大して、図2に示すように
外部スピーカ1aで吹鳴される警報音の音量が徐々に直
線的に増大する。
【0021】この警報音の音量が増大する時間帯は、音
量制御回路20のCR時定数で決められた一定時間T
で、警報音吹鳴用スイッチ21のオン時点から一定時間
Tが経過すると、外部スピーカ1aは規定の100%音
量で警報音を吹鳴させる。一定時間Tは数10秒程度で
あり、スイッチオン時点の音量は最大音量の数10%低
い音量が適当である。このように低い音量から徐々に高
い音量で警報音を吹鳴させると、緊急車両周辺の人々を
驚かすことが少なくなる。
【0022】なお、警報音吹鳴の操作スイッチ21は、
図3の操作部2に設置される入力操作手段2aの内のサ
イレン音スイッチ、警鐘音スイッチである。また、音量
制御回路20で警報音の音量を直線的に上げて行く以外
に、階段的に上げて行くようにしたり、所定の特性カー
ブを描くようにして上げていくようにしてもよい。
【0023】エラー判定回路30は、外部スピーカ1a
の吹鳴音の異常などを判定してランプ表示する。エラー
判定回路30は、外部スピーカ1aの入力回路に付設さ
れる変流器CTと変圧器PTと判定回路31、表示回路
32、表示ランプ33を備える。
【0024】変流器CTと変圧器PTで検出された電
流、電圧信号を判定回路31で判定させることでスピー
カショート、スピーカオープン、スピーカミスマッチン
グのエラー発生の有無が判定され、判定回路31からエ
ラー表示の指令信号が表示回路32に送られてLEDの
表示ランプ33が点灯し、外部スピーカ1aに異常が発
生したことがランプ表示される。また、判定回路31に
電源部50から電源電圧信号が入力されて、車両バッテ
リーの電圧が低下すると、この電圧低下が判定されてラ
ンプ表示される。
【0025】このようなエラー判定回路30の動作は、
操作部2に設置される電源スイッチを投入することで開
始されるため、スピーカ1aのエラー発生が逐一判定さ
れ表示されることになるので、エラー発生から早期にエ
ラー発生箇所の修理点検などが行えて、緊急時に間に合
う高信頼性の電子サイレン装置が実現される。
【0026】また、エラー判定回路30で車両バッテリ
ー電圧低下を判定して表示させることで、車両バッテリ
ー電圧の低下で外部スピーカ1aの吹鳴音の音量が低下
した原因がバッテリー電圧低下によるものか、或いは、
外部スピーカ1a自体のエラー発生によるものかが明確
に分かる。なお、各種のエラーを点灯表示する表示ラン
プ33は図3の操作部2に設置されて、表示ランプ33
が点灯すると操作部2を操作する操作員に簡単に認知さ
れる。
【0027】モニター回路40は、外部スピーカ1aと
同じ吹鳴音信号で吹鳴する内部スピーカ1bを有する。
内部スピーカ1bは外部スピーカ1aと同型であっても
よいが、モニターする用途だけであればよいので外部ス
ピーカ1aよりも低電力型の小型スピーカが望ましい。
内部スピーカ1bは図示しないモニター開始時に手動で
オンされるモニタースイッチを介して、駆動回路10の
プリアンプ11とパワーアンプ12の中間点と音量制御
回路20の出力端子に接続される。
【0028】外部スピーカ1aが吹鳴するときにモニタ
ースイッチをオンすると、内部スピーカ1bが外部スピ
ーカ1aと同じ吹鳴音信号でもって吹鳴する。外部スピ
ーカ1aの吹鳴音は車両の外方に向かって放出されるた
めに車両内部で聞き取り難いが、内部スピーカ1bは車
両の室内に吹鳴音を放出するので室内の操作員に聞き取
り易い。したがって、内部スピーカ1bの吹鳴音を聞く
ことで警報音やマイク音の良し悪しの判断が容易かつ正
確に行える。
【0029】駆動回路10の電源部50は、緊急車両の
バッテリー電圧を電源電圧にしている。緊急車両のバッ
テリー電圧は、救急車やパトロールカーに多いDC12
V仕様か、トラックの大型車に多いDC24V仕様かに
大別されることから、電源部50にDC12Vバッテリ
ー電圧BaとDC24Vバッテリー電圧Bbのいずれの
電源電圧からでも定電源電圧Bcを得る定電圧回路51
を設ける。
【0030】定電圧回路51は、DC12Vバッテリー
電圧BaとDC24Vバッテリー電圧Bbのいずれが入
力端子52に印加されても,12Vと24Vの間の定電
圧Bcにして駆動回路10に供与する制御回路53を内
蔵する。このような電源部50を備えた電子サイレン装
置は、12Vバッテリー仕様の車両と24Vバッテリー
仕様の車両の二種類に大別される各種車両のいずれに
も、電源回路を改変すること無く搭載できる。このよう
に電子サイレン装置がより多種類の車両に搭載できるこ
とから、量産して製品コストを低減させることが容易に
なる。
【0031】図3に示されるセパレート型電子サイレン
装置は、分離された操作部2とアンプ部3の電源ライン
を除く信号ラインを光ファイバケーブル60で配線接続
している。例えば図4に示すように、操作部2に警報音
などの音信号と制御信号の電気信号を光信号に変換する
モジュレータ61を配備し、アンプ部3に光信号を電気
信号に変換するデコーダ62を配備して、モジュレータ
61とデコーダ62を光ファイバケーブル60で接続す
る。
【0032】操作部2からアンプ部3に光ファイバケー
ブル60で各種の音信号と制御信号を伝送し、伝送され
た信号をパワーアンプ12で増幅して外部スピーカ1a
を吹鳴させるようにする。光ファイバケーブル60は、
外部の無線機などからの外来ノイズの影響を受けずに音
信号と制御信号を伝送するので、外部スピーカ1aの吹
鳴音がノイズの少ない明確な音となってセパレート型電
子サイレン装置の品質、信頼性が向上する。
【0033】上記操作部2に脱着可能に装着されるマイ
ク4は、操作員の肉声を外部スピーカ1aから吹鳴させ
るマイク機能の他に、操作部2にも設けられる各種機能
や携帯式マイクに有効な機能を兼備する。このマイク4
の具体例を図5に示し説明する。
【0034】図5のマイク4は音声合成機能付きマイク
で、操作員が片手で持つハウジング70の片側面にトー
クスイッチ71が、他の側面にマイクボリューム72が
配設される。マイク使用時にトークスイッチ71を指で
オンすると、オン状態がロックされてサイレン音量が半
減又はゼロに切り替わる。音声合成仕様においては、ト
ークスイッチ71をオンすると音声合成の再生が自動停
止する。
【0035】ハウジング70の前面上部にスポットライ
ト73とスポットライトスイッチ74が設置される。ス
ポットライト73は高輝度白色LEDが使用され、これ
を必要時に点灯させて車両内部の見え難い場所を照明す
るようにしてある。スポットライトスイッチ74はタク
トスイッチが使用され、このスイッチを指でオンして短
時間で離してもスポットライト73は点灯を継続して、
一定時間経過した後に自動消灯する。また、スポットラ
イトスイッチ74をオンして短時間で離してスポットラ
イト73が点灯している時に再度オンするとスポットラ
イト73が消灯する。
【0036】ハウジング70の前面中央にサイレンスイ
ッチ75が配設され、マイクロフォン入力穴76が形成
される。サイレンスイッチ75をオンするとサイレン音
が吹鳴され、トークスイッチ71のオンオフでサイレン
音の半減とオフが切り換えられる。
【0037】ハウジング70の前面下部に、次の各種ス
イッチ81〜88が配設される。スイッチ81はROM
/RAM切換スイッチで、音声合成メモリーのROM
(再生のみ)とRAM(録音再生)を切り換えるスライ
ドスイッチが図示される。スイッチ82は再生モード切
換スイッチで、再生時の(1回のみ再生)と(繰り返し
再生)の切り換えと、音声合成オフの切り換えを行う。
スイッチ83は、音声合成の再生、録音開始用のプレイ
スイッチである。スイッチ84は、音声合成の再生、録
音停止のストップスイッチである。スイッチ85は、再
生録音のフレーズ切換用チャンネルスイッチである。ス
イッチ86は、録音を開始させる録音スイッチで、これ
をオンしてスタートスイッチ83をオンすると録音が開
始される。スイッチ87と88は音量調整ボリュームの
アップスイッチ及びダウンスイッチである。
【0038】なお、マイク4は音声合成機能のないマイ
クも使用可能である。音声合成機能のないマイクにおい
ても、上記スポットライトを設置してマイクを手にする
操作員の手元などを照明するようにすれば、夜間のマイ
ク操作や操作部の各種スイッチの手動操作が便利にな
る。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、スピーカから警報音を
音量を徐々に上げるようにして吹鳴させるので、緊急車
両の周辺の人々を驚かせることなく緊急車両の発進や走
行ができて、電子サイレン装置搭載の緊急車両のイメー
ジが改変される。
【0040】また、本発明によれば、スピーカの駆動回
路に付設したエラー判定回路でスピーカのショート、オ
ープン、ミスマッチングのエラーや車両バッテリー電圧
低下による吹鳴音不良や電源フューズ切れが判定され表
示されるので、スピーカ音の異常や異常原因が常時に明
確に判定され表示され、この表示の確認で電子サイレン
装置の保守点検が便利になる。
【0041】また、スピーカの駆動回路にスピーカと同
じ警報音を車両内部に向けて吹鳴する室内用スピーカを
モニターとして設置して、このモニターのスピーカで警
報音等の吹鳴の良否を動作テストするようにすれば、車
両の室内に操作員が居て室内のスピーカの音を聞くこと
で、スピーカ音の動作テストが簡単かつ正確に行えるよ
うになる。
【0042】また、操作部とアンプ部を分離させたセパ
レート型電子サイレン装置における操作部とアンプ部を
光ファイバケーブルで配線し、操作部に入力された電気
信号を光信号に変換して光ファイバケーブルでアンプ部
に伝送するようにすることで、外部の無線機などからの
外来ノイズによる影響が軽減されて、スピーカの様々な
種類の吹鳴音の明確性が向上し、セパレート型電子サイ
レン装置の高性能化が容易となる。
【0043】また、スピーカの駆動回路における電源部
を、大小異なる二種類の車両バッテリー電圧のいずれに
も対応させることにより、一機種の電子サイレン装置が
複数種類の車両に搭載して車両バッテリー電圧を電源電
圧として使用できて、電子サイレン装置の汎用性の向
上、この汎用性向上による量産化で製造コストの低減化
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す電子サイレン装置の
スピーカ駆動回路図である。
【図2】図1装置におけるスピーカの吹鳴時の音量と時
間の関係を示すグラフ図である。
【図3】図1装置であるセパレート型電子サイレン装置
の全体の斜視図である。
【図4】図3装置における操作部とアンプ部の光ファイ
バー接続状態を示す要部の配線図である。
【図5】図3装置におけるマイクの具体例を示す拡大正
面図である。
【符号の説明】
1a (外部)スピーカ 1b (内部)スピーカ 2 操作部 3 アンプ部 4 マイク 10 駆動回路 20 音量制御回路 31 判定回路 32 表示回路 40 モニター回路 50 電源部 51 定電圧回路 60 光ファイバケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三島 那津雄 大阪府東大阪市岸田堂西1丁目7番5号 株式会社アラーム内 Fターム(参考) 5D020 AA04 AB03 AC10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作スイッチのオン操作で入力される警
    報音信号に基づいて警報音を吹鳴するスピーカの駆動回
    路に、前記操作スイッチのオン時点から一定時間経過す
    るまでスピーカが吹鳴する警報音の音量を徐々に上げて
    一定時間経過後は音量を規定値に維持する音量制御回路
    を付設したことを特徴とする車両用電子サイレン装置。
  2. 【請求項2】 操作スイッチのオン操作で入力される警
    報音信号に基づいて警報音を吹鳴するスピーカの駆動回
    路に、この駆動回路の電源電圧変動成分を含む異常発生
    時の電圧電流変動成分を検出して、駆動回路の異常発生
    の有無を判定する判定回路を具備したことを特徴とする
    車両用電子サイレン装置。
  3. 【請求項3】 前記判定回路から出力される判定結果に
    基づいて、駆動回路の異常内容を表示する表示回路を付
    設したことを特徴とする請求項2に記載の車両用電子サ
    イレン装置。
  4. 【請求項4】 前記警報音を外部に吹鳴する外部用の前
    記スピーカの駆動回路に、外部用スピーカと同じ警報音
    を車両内部に向けて吹鳴する室内用スピーカを備えたモ
    ニター回路を付設したことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の車両用電子サイレン装置。
  5. 【請求項5】 上記スピーカに警報音を吹鳴させるため
    の操作スイッチを含む複数種類の入力操作手段が装備さ
    れた操作部と、この操作部の入力操作手段で入力された
    吹鳴音情報の電気信号を増幅してスピーカを作動させる
    アンプ部を分離させて車両に配備し、前記操作部とアン
    プ部とを光ファイバケーブルで配線して、操作部に入力
    された吹鳴音情報の電気信号を光信号に変換して前記光
    ファイバーケーブルでアンプ部に伝送することを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれかに記載の車両用電子サイ
    レン装置。
  6. 【請求項6】 上記スピーカの駆動回路における電源部
    が、大小異なる二種類の車両バッテリー電圧のいずれに
    も対応して、この二種類の車両バッテリー電圧のいずれ
    からも一定の定電源電圧を得て前記駆動回路に供与する
    定電圧回路を有することを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の車両用電子サイレン装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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