JP2007300723A - 配線ボックスの取付方法及び配線ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量形鋼材の幅方向への移動及び傾きを規制することができ、ボックス本体の開口面が軽量形鋼材の外壁面と略同一平面上に位置するように配線ボックスを軽量形鋼材に取り付ける作業を容易に行うことができる配線ボックスの取付方法及び配線ボックスを提供する。
【解決手段】配線ボックス10において、ボックス本体11の左側壁15には軽量形鋼材Pのリップ部Pdに当接させる当接部21が設けられているとともに、裏面23Bがボックス開口部Saの開口面Sと同一平面上に位置する突出部23が設けられている。左側壁15には、前記突出部23とともにリップ部Pdを挟持可能な挟持突片28が設けられている。配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付けるとき、突出部23と挟持突片28によってリップ部Pdを幅方向から挟持することにより、配線ボックス10の軽量形鋼材Pの幅方向への移動及び傾きを規制することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、配線ボックスの軽量形鋼材への取付方法及び配線ボックスに関する。
従来より、建物の壁への配線器具の設置は、壁の構築前に柱(木柱、軽量形鋼材等)に配線ボックスを取り付けておき、壁の構築後に、壁の表側から壁材に穿孔を穿設して配線ボックスを壁の表側に臨ませ、さらに、前記穿孔から前記配線ボックスに配線器具を収容することで行われる。一般に、前記配線ボックスは前面に開口部を有する有底四角箱状に形成されており、前記穿孔が壁材に穿設されたとき、前記開口部が穿孔を介して壁の表側に臨むように柱に取り付けられている。また、配線器具の設置時、該配線器具が配線ボックス内へ収容されるようにするため、配線ボックスはその開口部が壁材の裏面の直近に位置するように柱に取り付けられる。このため、柱への配線ボックスの取付は、該配線ボックスの開口面が、柱において壁材の裏面に臨む面(以下、前面とする)と略同一平面上に位置するように柱に取り付けられる。
配線ボックスの柱への取付作業は、配線ボックスの側壁を柱の側面に当接させ、配線ボックスの側壁を貫通させたねじを柱に強制的に螺入して行われる。そして、特許文献1には、配線ボックス(電線連結筐)の開口面と、柱(木柱)の前面とを略同一平面上に位置させることを容易とする配線ボックスが開示されている。特許文献1に開示された配線ボックスは、基板に筐体が組み付けられて有底四角箱状をなし、前記基板が柱に取り付けられた後、該基板に筐体が組み付けられることで柱に筐体が取り付けられるようになっている。前記基板には、該基板を柱に取り付ける際に、柱の前面に係止する係止片が設けられている。この係止片は、前記基板を柱の側面に当接させたときに柱の前面に係止し、この係止により基板の側面を柱の前面と略同一平面上に位置させるようになっている。そして、係止片を用いて基板の側面と柱の前面とを略同一平面上に位置させた状態で基板の柱への取付作業が行われ、その後、基板に筐体が取り付けられ、該筐体を基板に沿って移動させることで配線ボックスの開口面を柱の前面と略同一平面上に位置させることができるようになっている。
また、特許文献2には、配線ボックス(配線・配管用ボックス)の開口面と、前記柱としての軽量形鋼材の前面とを略同一平面上に位置させることを容易とする配線ボックスが開示されている。なお、前記軽量形鋼材は、壁としての軽量間仕切壁を構築する際に用いられる薄鋼板(金属)製の柱である。また、前記軽量間仕切壁は、間隔をおいて立設された複数の軽量形鋼材を挟むように壁材が立設されて構築されるものである。この軽量間仕切壁を構築するには、まず、略コ字状をなす長尺状のランナーを、天井と床のそれぞれに該ランナーの開口が互いに対向するように固定する。次に、上下両ランナーの内側に各軽量形鋼材の上下両端部をそれぞれ差し込み、次いで、立設される壁材に合わせて軽量形鋼材をランナーの長さ方向へスライド移動させて位置調整し、その調整された位置で壁材を軽量形鋼材及びランナーに固定することにより、軽量間仕切壁が構築されるようになっている。
そして、特許文献2に開示の配線ボックスは、軽量形鋼材への取り付けの際、該軽量形鋼材に当接する側壁(当接部)の端面に一対の係合突片(係合突部)が設けられている。この係合突片は、前記側壁(当接部)を軽量形鋼材の側面に当接させたときに軽量形鋼材のコーナ角部に係合し、この係合により配線ボックスの開口面を、軽量形鋼材の前面と略同一平面上に位置させることが可能となっている。そして、係合突片を用いて配線ボックスの開口面を、軽量形鋼材の前面と略同一平面上に位置させた状態で、配線ボックスの側壁を貫通させたねじを軽量形鋼材に強制的に螺入することで配線ボックスが軽量形鋼材へ取り付けられるようになっている。
実開昭56−73118号公報 特開平11−275732号公報
ところが、特許文献1及び特許文献2の配線ボックスにおいて、係止片による柱に対する係止、又は係合突片による軽量形鋼材に対する係合では、基板又は配線ボックスが柱又は軽量形鋼材の幅方向に沿った前方へ向かって移動してしまう。特に、軽量形鋼材においては金属製であるため、配線ボックスが軽量形鋼材に対して滑りやすく、軽量形鋼材の前方へ向かって移動しやすい。さらに、ねじを軽量形鋼材に螺入するとき、ねじの螺入に伴い配線ボックスが連れ周りして傾いてしまうこともある。このため、配線ボックスを軽量形鋼材に取り付ける際に、配線ボックスをその開口面が軽量形鋼材の前面と略同一平面上に位置するように取り付ける作業が行いにくいという問題があった。また、軽量間仕切壁の施工上、軽量形鋼材は壁材と固定されるまでランナーに沿って移動可能となっている。このため、ねじを軽量形鋼材に螺入するために、該ねじを軽量形鋼材に押し付けたとき軽量形鋼材がランナーに沿って移動してしまい、配線ボックスが軽量形鋼材の幅方向に沿った前方に移動したり、傾いたりして開口面が軽量形鋼材の前面と略同一平面上に位置するように取り付ける作業が非常に行いにくいという問題があった。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、軽量形鋼材の幅方向への移動及び傾きを規制することができ、ボックス本体の開口面が軽量形鋼材の外壁面と略同一平面上に位置するように配線ボックスを軽量形鋼材に取り付ける作業を容易に行うことができる配線ボックスの取付方法及び配線ボックスを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の軽量形鋼材を間隔をおいて立設し、前記軽量形鋼材を挟むように壁材を設けてなる軽量間仕切壁における前記軽量形鋼材に対する配線ボックスの取付方法であって、前記配線ボックスは、側壁によって囲み形成されたボックス開口部が前面及び後面のうち少なくとも前面に開口するボックス本体を備えており、前記ボックス本体の側壁を、前記軽量形鋼材の壁部に当接させ、前記ボックス本体に設けられた位置決め部により、前記側壁が当接された壁部上での前記軽量形鋼材の立設方向に対して直交する幅方向へのボックス本体の移動及び傾きを規制するとともに、前記ボックス開口部の開口面を、前記側壁が当接された壁部に隣接し、かつ直交する別の壁部の外壁面と略同一平面上に位置させ、前記ボックス本体の側壁から該側壁が当接された軽量形鋼材の壁部に固定部材を固定することによって配線ボックスを軽量形鋼材に取り付けることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、複数の軽量形鋼材を間隔をおいて立設し、前記軽量形鋼材を挟むように壁材を設けてなる軽量間仕切壁に取り付けられる配線ボックスであって、側壁によって囲み形成されたボックス開口部が前面及び後面のうち少なくとも前面に開口するボックス本体を備え、前記ボックス本体の側壁には、前記軽量形鋼材の壁部に当接させる当接部が設けられているとともに、ボックス本体には、前記当接部が当接された壁部上での前記軽量形鋼材の立設方向に対して直交する幅方向へのボックス本体の移動及び傾きを規制するとともに、前記ボックス開口部の開口面が、ボックス本体の側壁が当接された壁部に対して隣接し、かつ直交する別の壁部の外壁面と略同一平面上に位置するようにボックス本体を位置決めする位置決め部が設けられ、さらに、前記当接部が形成された側壁において、前記位置決め部によりボックス本体が位置決めされた状態で軽量形鋼材の壁部に対向する位置には、ボックス本体を軽量形鋼材に固定する固定部材を挿通可能な固定孔が形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の配線ボックスにおいて、前記軽量形鋼材の前記壁部は、軽量形鋼材の立設方向へ延びる開口部を形成する一対のリップ部よりなり、前記位置決め部はいずれか一方のリップ部を軽量形鋼材の幅方向から挟持する一対の挟持部より形成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の配線ボックスにおいて、前記位置決め部は、前記軽量形鋼材を幅方向から挟持する一対の挟持部より形成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の配線ボックスにおいて、前記挟持部は、幅方向への長さが異なる複数の軽量形鋼材を挟持可能とするために複数設けられていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜請求項5のうちいずれか一項に記載の配線ボックスにおいて、前記当接部が設けられたボックス本体の側壁において、該側壁における前記ボックス開口部側には、ボックス本体の外方へ延設され、かつ裏面が前記ボックス開口部の開口面と略同一平面上に位置する突出部が設けられていることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の配線ボックスにおいて、前記突出部の裏面に相対向する表面には、前記当接部を前記軽量形鋼材の壁部に当接させるとともに前記突出部の裏面を前記軽量形鋼材の別の壁部に当接させた状態において、前記軽量形鋼材を手により掴んだ状態で突出部の裏面を前記別の壁部の外壁面に押し当て可能とする押圧部が設けられていることを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は請求項7に記載の配線ボックスにおいて、前記突出部は前記一対の挟持部のうちの一方を兼ねていることを要旨とする。
請求項9に記載の発明は、請求項2に記載の配線ボックスにおいて、前記軽量形鋼材の前記壁部は、軽量形鋼材の立設方向へ延びる開口部を形成する一対のリップ部よりなり、前記位置決め部は前記開口部に挿入されるとともに該挿入状態で前記一対のリップ部に当接する当接片より形成されていることを要旨とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の配線ボックスにおいて、前記当接片は、前記開口部の開口幅が異なる複数の軽量形鋼材における各開口部に挿入可能とするために複数設けられていることを要旨とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9又は請求項10に記載の配線ボックスにおいて、前記当接部が設けられたボックス本体の側壁において、該側壁における前記ボックス開口部側には、ボックス本体の外方へ延設され、かつ裏面が前記ボックス開口部の開口面と略同一平面上に位置する突出部が設けられていることを要旨とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の配線ボックスにおいて、前記突出部の裏面に相対向する表面には、前記当接部を前記軽量形鋼材の壁部に当接させるとともに前記突出部の裏面を前記軽量形鋼材の別の壁部に当接させた状態において、前記軽量形鋼材を手により掴んだ状態で突出部の裏面を前記別の壁部の外壁面に押し当て可能とする押圧部が設けられていることを要旨とする。
本発明によれば、軽量形鋼材の幅方向への移動及び傾きを規制することができ、ボックス本体の開口面が軽量形鋼材の外壁面と略同一平面上に位置するように配線ボックスを軽量形鋼材に取り付ける作業を容易に行うことができる。
以下、本発明を具体化した配線ボックスの取付方法及び配線ボックスの第1の実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
まず、軽量間仕切壁Wについて説明する。図1に示すように、軽量間仕切壁Wは、天井(図示せず)と床(図示せず)に固定される上下一対のランナーRと、該ランナーR間に立設された複数の軽量形鋼材Pと、該軽量形鋼材P及び前記ランナーRに固定されることで立設される壁材Waとから構築されている。前記壁材Waは、一般的に使用される石膏ボードが用いられる。前記ランナーRは長尺状をなすとともに、ランナーRの長さ方向に対して直交する断面視がコ字状をなし、長さ方向へ延びる開口を有する。そして、ランナーRが天井と床それぞれに固定された状態では、両ランナーRの開口が互いに対向している。
図1、図4及び図5に示すように、前記軽量形鋼材Pは、薄鋼板からなり、軽量形鋼材Pの立設方向(長さ方向)に対して直交する方向への平断面視が略C字状をなすC型鋼である。軽量形鋼材Pは、立設方向に延びる開口部Paと、該開口部Paに相対向する背面板部Pbと、該背面板部Pbを挟む一対の側板部Pcとを備えている。また、前記開口部Paは、前記一対の側板部Pcから延設された相対向する一対のリップ部Pdの間に形成されているとともに、各リップ部Pdは前記背面板部Pbと相対向している。なお、軽量形鋼材Pにおいて、図1の矢印Y1に示す方向を該軽量形鋼材Pの立設方向とし、図1及び図5の矢印Y2に示す方向を、軽量形鋼材Pの立設方向に対して直交する幅方向とする。また、図5に示すように、軽量形鋼材Pの前記幅方向に沿った長さを長さMとし、各リップ部Pdの長さを長さLとし、開口部Paの開口幅をKとする。
そして、軽量間仕切壁Wを構築するには、まず、図1に示すように、天井と床に固定された上下各ランナーRの内側へ軽量形鋼材Pの上端部及び下端部をそれぞれ挿入し、ランナーRを用いて軽量形鋼材Pを立設する。このとき、軽量形鋼材PはランナーRに対して固定されず、該ランナーRの長さ方向へ移動可能になっている。また、このとき、軽量形鋼材Pの開口部Paが同じ方向に向けられるとともに、前記壁材Waが設置される側の一対の側板部Pcの外壁面は、それぞれ同一平面上に配置される。次に、壁材Waの上下方向へ延びる両側縁部及び該両側縁部間の中央部に軽量形鋼材Pが位置するように軽量形鋼材PをランナーRに沿って移動させた後、壁材Waをビス(図示せず)によってランナーRに固定するとともに、壁材Waと軽量形鋼材Pとをビス(図示せず)によって固定すると、軽量間仕切壁Wが構築される。
次に、軽量間仕切壁Wに配線器具(例えば、スイッチ)を設置するため、前記軽量形鋼材Pに取り付けられる配線ボックス10について説明する。図2及び図3に示すように、配線ボックス10は合成樹脂材料よりなり、有底四角箱状に形成されたボックス本体11を備えている。前記ボックス本体11は、四角板状をなす底壁12と、該底壁12の側縁に立設された側壁13〜16とから形成されているとともに、前記側壁13〜16によって囲み形成されたボックス開口部Saを前面に有している。図2及び図5の2点鎖線に示すように、ボックス本体11において、底壁12と相対向し前記ボックス開口部Saが開口する前記前面を、ボックス本体11の開口面Sとし、全ての側壁13〜16において、ボックス開口部Sa側の端面は全て開口面S上に位置している。なお、側壁13〜16のうち、ボックス本体11の短辺側の一対の側壁を上側壁13と下側壁14とし、長辺側の一対の側壁を左側壁15と右側壁16とする。
図2及び図3に示すように、前記左側壁15の開口面S側には、該左側壁15に隣接する上側壁13と下側壁14とを連結する方向(以下、左側壁15の長さ方向とする)に延びる延設部15aが設けられている。この延設部15aは、左側壁15の壁面に対して直交するように外方へ延設されているとともに、延設部15aにおけるボックス開口部Sa側の面は開口面S上に位置している。すなわち、延設部15aは、左側壁15におけるボックス開口部Sa側の端面の一部を構成している。また、左側壁15には、複数(本実施形態では3つ)の当接部21が、左側壁15の長さ方向に沿って等間隔おきに形成されている。各当接部21において、ボックス本体11の外方へ臨み、左側壁15の壁面に対して平行をなす面は、前記軽量形鋼材Pの壁部としてのリップ部Pdに当接させる当接面21aを構成している。この当接面21aは前記延設部15aにおいて左側壁15の壁面に対して平行をなす面と同一平面上に位置している。
また、各当接部21には複数(本実施形態では2つ)の固定孔27が形成されているとともに、各固定孔27はボックス本体11を軽量形鋼材Pに固定する固定部材としてのねじNを挿通可能に形成されている(図5参照)。各固定孔27は、略円孔状に形成されている。そして、配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付ける際、各当接部21の当接面21aは、軽量形鋼材Pの壁部であるリップ部Pdに当接されるようになっている(図5参照)。なお、本実施形態では、配線ボックス10を軽量形鋼材Pへ取り付ける際、当接部21の当接面21aは、リップ部Pdに当接するようになっている。また、この当接状態において、2つの固定孔27のうち、ボックス本体11のボックス開口部Sa側の固定孔27にねじNが挿通され、軽量形鋼材Pのリップ部Pdへ螺入されるようになっている。
前記延設部15aには、2つの係合突部22が左側壁15の壁面に対して直交するように、外方へ突設されている。各係合突部22は、前記当接部21(当接面21a)をリップ部Pdに当接させた状態で、リップ部Pdと、該リップ部Pdに隣接する側板部Pcとの間のコーナ部Cに係合可能に形成されている。すなわち、各係合突部22は、前記コーナ部Cに沿った円弧状をなしている。
図2〜図5に示すように、延設部15aにおいて、左側壁15の長さ方向における中央部であり、2つの係合突部22の間には突出部23が突設されている。この突出部23は、所要の厚みを有するとともに、成人男性の手、具体的には指によって押圧可能な平板状に形成されている。また、突出部23は、その表面23A及び裏面23Bが左側壁15の壁面に対して直交するようにボックス本体11の外方へ延設されている。なお、突出部23の表面23Aとは、配線ボックス10が軽量間仕切壁Wに取り付けられたとき、壁表側となる壁材Waの裏面に臨む面のことであり、突出部23の裏面23Bは前記表面23Aと相対向する面のことである。また、突出部23は、裏面23Bがボックス本体11の開口面Sと同一平面上に位置するように形成されている。
そして、突出部23の表面23Aには、複数の凹部23dが形成されているが、表面23Aからは何も突設されていない。このため、突出部23の表面23Aは、指で押圧することに不都合が発生せず、また、指で押さえるのに適したサイズに形成されている。すなわち、突出部23は、指より小さすぎず、また大きすぎないサイズに形成されている。そして、突出部23の表面23Aは、指で押圧するのに適した押圧部を構成している。突出部23の延設部15a側(基端側)には、突出部23を厚み方向へ貫通する透孔23aが形成されている。図7に示すように、該透孔23aには把持工具としてのペンチ50の一方の把持片50aの先端が挿入可能になっている。そして、透孔23aにペンチ50の一方の把持片50aを挿入し、該一方の把持片50aとペンチ50の他方の把持片50bとで、突出部23の一部を突出部23の短辺方向から把持することが可能となっている。すなわち、突出部23において、その短辺方向へ透孔23aと並ぶ部位はペンチ50によって把持される被把持部23bを構成している。
また、図6に示すように、突出部23の裏面23Bには、挿入凹所23cが凹設されている。この挿入凹所23cは、前記当接部21(当接面21a)がリップ部Pdに当接し、突出部23の裏面23Bが軽量形鋼材Pの側板部Pcに当接した状態において、突出部23の裏面23Bと側板部Pcの外壁面との間に隙間が形成されるように外方に向けて開放している。このため、前記隙間、すなわち、挿入凹所23cにドライバ(マイナス)Dの先端を挿入することが可能となっている。そして、挿入凹所23cへドライバDの先端が挿入された状態で該ドライバDを傾動させると、ドライバDの先端が挿入凹所23cの内面に係合するようになっている。また、図3に示すように、延設部15aにおいて、突出部23と延設部15aとの連結箇所の近傍には、それぞれ細溝状をなす挿入溝24が凹設されている。この挿入溝24には、前記ドライバDの先端を挿入することが可能となっている。
図2、図3及び図5に示すように、3つの当接部21のうち中央の当接部21には、矩形板状をなす挟持突片28が設けられている。この挟持突片28は、当接部21の当接面21aにおいて、2つの固定孔27の間となる位置から外方へ延設されている。また、挟持突片28は、その表面28A及び裏面28Bが左側壁15の壁面(当接面21a)に対して直交するように当接部21から延設されている。なお、挟持突片28の表面28Aとは、配線ボックス10が軽量形鋼材Pに取り付けられたとき、壁表側に臨む面のことであり、挟持突片28の裏面28Bは前記表面28Aと相対向する面のことである。また、挟持突片28は、その表面28Aが突出部23の裏面23Bと平行をなすように設けられている。さらに、配線ボックス10の正面視において、挟持突片28は突出部23に隠れるようになっている。すなわち、挟持突片28の外形は、突出部23の外形とほぼ同じになっている。
そして、図3(b)に示すように、突出部23の裏面23Bと、挟持突片28の表面28Aとの間には、所定の間隔αが設けられている。前記間隔αは、前記リップ部Pdの長さL(図5参照)と略同じに設定されている。そして、図5に示すように、突出部23と挟持突片28との間に、一対のリップ部Pdのうちの一方のリップ部Pdを挿入することが可能となっているとともに、該挿入状態では、突出部23の裏面23Bはリップ部Pdに隣接する別の壁部としての側板部Pcに当接し、挟持突片28の表面28Aは、リップ部Pdの開口縁に当接するようになっている。すなわち、突出部23と挟持突片28との間にリップ部Pdが挿入された状態では、該突出部23と挟持突片28によってリップ部Pdを挟持するようになっている。そして、前記挟持突片28と突出部23は、リップ部Pdを挟持する挟持部を構成しているとともに、リップ部Pdを挟持することによって配線ボックス10の軽量形鋼材Pの幅方向への移動及び傾きを規制して位置決めする位置決め部を構成している。
次に、上記配線ボックス10の軽量形鋼材Pへの取付方法について説明する。
まず、図1に示すように、ランナーRに複数の軽量形鋼材Pが立設された状態において、図4及び図5に示すように、配線ボックス10を取り付ける軽量形鋼材Pに対し、突出部23の裏面23Bと挟持突片28の表面28Aとの間に、軽量形鋼材Pの一方のリップ部Pdを挿入する。このとき、突出部23の裏面23Bが、前記一方のリップ部Pdに隣接し、かつ直交する別の壁部としての側板部Pcの外壁面に当接する。そして、リップ部Pdを突出部23と挟持突片28の間に挟持した状態で、当接部21の当接面21aをリップ部Pdの外壁面に当接させると、係合突部22が、リップ部Pdと側板部Pcとの間のコーナ部Cに係合する。
ここで、突出部23の裏面23Bは、ボックス本体11の開口面Sと同一平面上に位置するように形成されているため、突出部23の裏面23Bが当接した側板部Pcの外壁面とボックス本体11の開口面Sとは略同一平面上に位置している。なお、この略同一平面とは、ボックス本体11の開口面Sと側板部Pcとが同一平面上に位置する場合は当然のこと、ボックス本体11の開口面Sが側板部Pcより僅かに後退した位置にある場合も含むものとする。
そして、突出部23と挟持突片28の間にリップ部Pdが挟持されるため、突出部23の裏面23Bに対する側板部Pcの当接と、挟持突片28の表面28Aに対するリップ部Pdの当接により、配線ボックス10は軽量形鋼材Pの幅方向(前後方向)へ移動することが規制されるとともに、傾くことが規制される。すなわち、ボックス本体11の開口面Sと側板部Pcの外壁面とが略同一平面上に位置した状態で、配線ボックス10は軽量形鋼材Pの幅方向への移動及び傾きが規制されるため、配線ボックス10は、ボックス本体11の開口面Sと側板部Pcの外壁面とが略同一平面上に位置した状態で軽量形鋼材Pに位置決めされる。
また、突出部23の裏面23Bが側板部Pcの外壁面に当接した状態では、突出部23は側板部Pcの幅方向の中心線よりリップ部Pd側に位置している。このため、軽量形鋼材Pを背面板部Pb側から手で掴んだとき、指(親指)が位置する場所に突出部23が配設されており、突出部23の表面23Aを側板部Pcに向けて親指で押圧することができる。そして、該親指によって突出部23の表面23Aを押圧すると突出部23の裏面23Bが側板部Pcに押し当てられるとともに、親指と側板部Pcとの間に突出部23が挟持される。その結果、配線ボックス10は、軽量形鋼材Pの幅方向及び立設方向への移動、さらには傾きが規制されるとともに、ボックス本体11の開口面Sが側板部Pcと同一平面上に位置するように軽量形鋼材Pに保持される。この保持状態では、開口面S側の固定孔27は、リップ部Pdに対向する位置にある。
そして、前記保持状態のまま一方のリップ部Pdに対向する固定孔27のうち、左側壁15の長さ方向の中央部に位置する固定孔27にねじNを貫通させ、さらにねじNをリップ部Pdに強制的に螺入する。ねじNの螺入の際、ボックス本体11にはねじNの回転方向への力が作用するが、突出部23の裏面23Bに対する側板部Pcの当接と、挟持突片28の表面28Aに対するリップ部Pdの当接によりボックス本体11の連れ周りが規制される。また、一方のリップ部PdへのねじNの螺入により、軽量形鋼材PにはランナーRの長さ方向へ移動させる大きな力が作用するが、軽量形鋼材Pは手によって掴まれているため、軽量形鋼材Pが移動することが防止される。したがって、ねじNの螺入作業が行われる際、配線ボックス10は突出部23及び挟持突片28によって所定位置に保持され、さらに、軽量形鋼材Pの移動も無いため、配線ボックス10の軽量形鋼材Pへの取付作業が容易に行われる。
また、固定孔27は略円孔状をなす。このため、例えば、固定孔27がボックス本体11の深さ方向へ延びる長孔状に形成されている場合のように、ねじNをリップ部Pdに螺入するとき、ねじNが固定孔27に沿って移動してしまうことを防止することができる。したがって、固定孔27によってリップ部PdにガイドされたねじNをリップ部Pdへ螺入する作業性をより一層向上させることができる。
そして、ねじNがリップ部Pdに螺入され、配線ボックス10が軽量形鋼材Pに取付られた後は、突出部23がボックス本体11から除去される。配線ボックス10が軽量形鋼材Pに取り付けられた状態において、側板部Pcの外壁面と突出部23の裏面23Bとの間には、挿入凹所23cが側方へ開放されている。そして、図6に示すように、ドライバDの先端を挿入凹所23c内に挿入し、該ドライバDの先端を突出部23の裏面(挿入凹所23cの内面)に係合させた状態でドライバDを傾動させる。すると、図6の2点鎖線に示すように、突出部23が基端側から折り曲げられる。このドライバDの傾動を繰り返すことにより、突出部23が基端側から折り取られ、ボックス本体11から除去される。
又は、図7に示すように、ペンチ50の把持片50aを透孔23aに挿入し、両把持片50a,50bによって被把持部23bを把持する。その後、被把持部23bを把持したペンチ50によって突出部23をボックス本体11から切り離して除去してもよい。そして、配線ボックス10が軽量形鋼材Pに固定され、さらに、突出部23がボックス本体11から除去された後、ランナーRに壁材Waが固定され、さらに、軽量形鋼材Pと壁材Waとが固定されて軽量間仕切壁Wが構築される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ボックス本体11に挟持突片28と突出部23とからなる挟持部を設け、配線ボックス10の軽量形鋼材Pへの取付時に挟持突片28と突出部23によって、一方のリップ部Pdを挟持可能にした。そして、突出部23と挟持突片28によってリップ部Pdを挟持することにより、軽量形鋼材Pの幅方向への配線ボックス10の移動を規制することができるとともに、傾きも規制することができ、ボックス本体11の開口面Sが側板部Pcの外壁面と略同一平面上に位置した状態に配線ボックス10を位置決めすることができる。したがって、配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付ける際には、配線ボックス10が軽量形鋼材Pの立設方向へ移動しないように保持するだけでよく、背景技術のように、軽量形鋼材の幅方向及び立設方向へ配線ボックスが移動しないように保持する必要が合った場合に比して、配線ボックス10の取付作業を容易とすることができる。さらに、配線ボックス10や軽量形鋼材Pに力が作用しても、配線ボックス10が軽量形鋼材Pの幅方向へ移動することを防止することができる。その結果、配線ボックス10を、その開口面Sが側板部Pcの外壁面と略同一平面上に位置するように軽量形鋼材Pに取り付ける作業を容易に行うことができる。
(2)また、配線ボックス10の軽量形鋼材Pへの取付時に挟持突片28と突出部23によって、一方のリップ部Pdを挟持可能にした。このため、ねじNをリップ部Pdに螺入するとき、ねじNの回転方向への力が配線ボックス10に作用するが、挟持突片28と突出部23によるリップ部Pdの挟持によって配線ボックス10が回転することを防止することができる。
(3)また、突出部23と挟持突片28によって、ボックス本体11の開口面Sが側板部Pcの外壁面と略同一平面上に位置するように配線ボックス10を軽量形鋼材Pに位置決めした状態では、突出部23は、軽量形鋼材Pを手で掴んだときにその表面23Aを指で押圧することが可能な位置に配置されている。そして、指によって突出部23を側板部Pcとの間に挟持することにより、配線ボックス10をその開口面Sが側板部Pcの外壁面と略同一平面上に位置するように軽量形鋼材Pに保持することができる。このため、ねじNをリップ部Pdに螺入する際に、配線ボックス10や軽量形鋼材Pに力が作用しても、手で掴まれた軽量形鋼材PがランナーRに沿って移動することが防止される。その結果として、配線ボックス10は、突出部23と挟持突片28による軽量形鋼材Pの幅方向への移動及び傾きの規制に加え、軽量形鋼材Pの立設方向への移動も規制される。したがって、配線ボックス10の開口面Sが側板部Pcの外壁面と略同一平面上に位置するように配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付ける作業を容易かつ正確に行うことができる。
(4)挟持部は、突出部23と挟持突片28とから構成され、突出部23は、配線ボックス10の軽量形鋼材Pの幅方向への移動及び傾きを規制する機能と、配線ボックス10を軽量形鋼材Pに保持する機能とを備えている。したがって、例えば、ボックス本体11に各機能を有する部材を別々に設ける場合に比して、配線ボックス10の構成を簡素化することができる。
(5)挟持突片28は、平板状をなし突出部23と同じ外形サイズに形成されている。このため、突出部23と挟持突片28とで、リップ部Pdにおいて軽量形鋼材Pの立設方向に沿った同じ長さを挟持することができ、配線ボックス10の位置決めを確実なものとすることができる。
(6)突出部23は全体に平板状をなすとともに、表面23Aから前方へ向けて何も突設されていない。また、突出部23の平面サイズは、指によって押圧しやすいサイズに形成されている。このため、軽量形鋼材Pを手で掴んだとき、突出部23の表面23Aを指で押圧し易く、突出部23を用いて配線ボックス10を軽量形鋼材Pに保持する作業を抵抗なく行うことができる。
(7)配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付けた後は、突出部23はボックス本体11から除去される。このため、配線ボックス10が軽量形鋼材Pへ取り付けられた後、突出部23が除去されず、側板部Pc上に突出部23が存在することで、突出部23の厚みによって壁材Waの立設位置が所定位置からずれてしまうことを防止することができる。
(8)突出部23には挿入凹所23cが設けられているため、軽量形鋼材Pの側板部Pcに突出部23の裏面23Bが当接した状態で配線ボックス10が軽量形鋼材Pに取り付けられても挿入凹所23cにドライバDの先端を挿入することで、該ドライバDの先端を突出部23の裏面23Bに係合させることができる。このため、ドライバDを繰り返し傾動させることにより、突出部23をボックス本体11から容易に折り曲げることができ、突出部23の除去作業を容易に行うことができる。
(9)突出部23には透孔23aが形成されているため、透孔23aにペンチ50の一方の把持片50aの先端を挿入することができ、突出部23の被把持部23bをペンチ50で把持することができる。したがって、ペンチ50を用いて突出部23をボックス本体11から容易に切り離すことができ、突出部23の除去作業を容易に行うことができる。
(10)当接部21には固定孔27が2つずつ形成され、当接面21aをリップ部Pdに当接させるとともに、突出部23と挟持突片28の間にリップ部Pdを挟持した状態では、開口面S側の固定孔27はリップ部Pdと対向するようになっている。このため、固定孔27にねじNを挿入することで、ねじNをリップ部Pdに案内し、そのままねじNをリップ部Pdに螺入することができ、配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付ける作業の作業性を向上させることができる。
(11)挟持突片28は、開口部Pa内に挿入されるため、配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付けた後は、視認不能となる。したがって、配線ボックス10を軽量形鋼材Pへ取り付けた後、挟持突片28をボックス本体11から除去する必要がなく配線ボックス10の取付作業が面倒、かつ複雑になることを防止することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した配線ボックスの取付方法及び配線ボックスの第2の実施形態を図8にしたがって説明する。なお、以下に説明する第2の実施形態では、既に説明した第1の実施形態と同一構成については、同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
図8に示すように、第2の実施形態の配線ボックス10は、第1の実施形態における挟持突片28が削除されている一方で、ボックス本体11の底壁12に平板状をなす挟持突片29が設けられている。この挟持突片29は、底壁12の壁面に対して直交する方向へ延びた後、表面29A及び裏面29Bが左側壁15の壁面に対して直交するようにボックス本体11の外方へ延設されている。なお、挟持突片29の表面29Aとは、配線ボックス10が軽量形鋼材Pに取り付けられたとき、壁表側に臨む面のことであり、挟持突片29の裏面29Bは前記表面29Aと相対向する面のことである。また、挟持突片29は、その表面29Aが突出部23の裏面23Bと平行をなすように設けられている。さらに、配線ボックス10の正面視において、挟持突片29は突出部23に隠れるようになっている。すなわち、挟持突片29の外形は、突出部23の外形とほぼ同じになっている。
突出部23の裏面23Bと、挟持突片29の表面29Aとの間には、所定の間隔βが設けられている。前記間隔βは、前記軽量形鋼材Pの幅方向への長さM(図5参照)と略同じに設定され、突出部23と挟持突片29との間に軽量形鋼材Pを挿入することが可能となっているとともに、該挿入状態では、突出部23の裏面23Bは一方の側板部Pcの外壁面に当接し、挟持突片29の表面29Aは、他方のPcの外壁面に当接するようになっている。すなわち、突出部23と挟持突片29との間に軽量形鋼材Pが挿入された状態では、該突出部23と挟持突片29によって軽量形鋼材Pを幅方向から挟持するようになっている。そして、前記挟持突片29と突出部23は、軽量形鋼材Pを幅方向から挟持する挟持部を構成しているとともに、軽量形鋼材Pを挟持することによって配線ボックス10の軽量形鋼材Pの幅方向への移動及び傾きを規制して位置決めする位置決め部を構成している。なお、挟持突片29は、配線ボックス10を軽量形鋼材Pへ取り付けた後は、ボックス本体11から除去される。
したがって、この第2の実施形態においては、前記第1の実施形態における効果(1)〜(11)と同様な効果を有する他に次の効果を有する。
(12)挟持突片29を底壁12から延設し、挟持突片29と突出部23によって、軽量形鋼材Pをその幅方向全体を挟持するようにした。このため、第1の実施形態のように、突出部23と挟持突片28とでリップ部Pdを挟持する場合に比して、軽量形鋼材Pを挟み込む長さを長くして、軽量形鋼材Pを幅方向から挟持した際に配線ボックス10を軽量形鋼材Pに対してより一層安定した状態で位置決めすることができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明を具体化した配線ボックスの取付方法及び配線ボックスの第3の実施形態を図9にしたがって説明する。なお、以下に説明する第2の実施形態では、既に説明した第1の実施形態と同一構成については、同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
図9に示すように、第3の実施形態の配線ボックス10は、第1の実施形態における挟持突片28が削除されている一方で、ボックス本体11の左側壁15に平板状をなす当接片30が複数箇所(本実施形態では3箇所)に設けられている。各当接片30は、全て平板状をなすとともに同じ外形に形成されている。各当接片30は、底壁12の壁面に対して直交する方向へ延びるようにボックス本体11の外方へ延設されている。また、各当接片30は、その表面30A及び裏面30Bが突出部23の裏面23Bと直交するように設けられている。また、各当接片30は、各当接部21の固定孔27を塞がない位置に設けられているとともに、左側壁15の長さ方向へ等間隔おきに設けられている。
各当接片30において、ボックス本体11の深さ方向に沿った長さを長さγとする。この当接片30の長さγは、軽量形鋼材Pの幅方向に沿った開口部Paの開口幅Kと略同じに設定されている。このため、全ての当接片30は、軽量形鋼材Pの開口部Paに挿入可能になっているとともに、該挿入状態では、各当接片30において前記深さ方向に対向する両側縁が一対のリップ部Pdの開口縁に当接するようになっている。すなわち、当接片30が軽量形鋼材Pの開口部Paに挿入された状態では、一対のリップ部Pdによって当接片30が挟持されるようになっている。そして、当接片30は、軽量形鋼材Pのリップ部Pdに当接することによって配線ボックス10の軽量形鋼材Pの幅方向への移動及び傾きを規制して位置決めする位置決め部を構成している。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 第3の実施形態において、図10に示すように、3つの当接片30を、その長さγが異なるようにしてもよい。各当接片30の長さγは、サイズの異なる複数の軽量形鋼材Pにおける各開口部Paの開口幅と対応している。すなわち、当接片30は、開口部Paの開口幅が異なる複数の軽量形鋼材Pにおける各開口部Paに挿入可能とするために複数設けられている。そして、軽量形鋼材Pのサイズ及び開口部Paの開口幅に合わせて当接片30を使い分けて配線ボックス10を軽量形鋼材Pに位置決めするようにしてもよい。なお、長さγが最も長い当接片30以外の当接片30を用いる場合は、その用いられる当接片30よりも長い当接片30はボックス本体11から除去される。
○ 各実施形態において、挟持突片28、挟持突片29及び当接片30は、配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付けた後は、ボックス本体11から除去されてもよい。
○ 各実施形態において、配線ボックス10は、当接部21(当接面21a)を軽量形鋼材Pの背面板部Pbに当接させた状態で軽量形鋼材Pに取り付けてもよく、この場合は、挟持突片28及び当接片30を除去した後、当接部21(当接面21a)を背面板部Pbに当接させて取り付けられる。
○ 図11に示すように、延設部15aにおいて、左側壁15の長さ方向における両側に位置決め突部51を突設するとともに、突出部23を削除してもよい。この位置決め突部51は、その正面視が突出部23より小さく形成されている。また、位置決め突部51は、その表面及び裏面51aが左側壁15の壁面に対して直交するようにボックス本体11の外方へ延設されている。また、位置決め突部51は、裏面51aがボックス本体11の開口面Sと同一平面上に位置するように形成されている。このため、配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付ける際、当接部21(当接面21a)をリップ部Pdに当接させた状態で裏面51aを側板部Pcの外壁面に当接させると、ボックス本体11の開口面Sが、側板部Pcの外壁面と略同一平面上に位置するようになっている。すなわち、配線ボックス10において、ボックス本体11の開口面Sと軽量形鋼材Pの壁部(側板部Pc)の外壁面とを略同一平面上に位置させる部材として、手で押圧するのに適した突出部23だけでなく、突出部23より小さい位置決め突部51を備えていてもよい。
○ 第3の実施形態の配線ボックス10において、突出部23は無くてもよい。
○ 第1及び第2の実施形態において、突出部23を削除してもよく、この場合は、左側壁15に挟持突片28,29とともにリップ部Pd又は軽量形鋼材Pを幅方向から挟持可能とする挟持突片を別に設ける。
○ 第2の実施形態において、左側壁15に挟持突片29を互いに平行をなすように複数設けてもよい。この場合、挟持突片29同士の間隔は、サイズの異なる軽量形鋼材Pの幅方向への長さMに対応している。すなわち、複数の挟持突片29は、幅方向への長さが異なる複数の軽量形鋼材Pを挟持可能とするために設けられている。そして、軽量形鋼材Pのサイズに合わせて挟持突片29を使い分けて配線ボックス10を軽量形鋼材Pに位置決めするようにしてもよい。なお、軽量形鋼材Pの幅方向への長さMが最も短い軽量形鋼材Pに配線ボックス10を取り付ける場合以外は、その他の挟持突片29は除去される。
○ 第2の実施形態において、軽量形鋼材PはC型鋼ではなく角型鋼であってもよい。
○ 各実施形態において、配線ボックスは、側壁によって四角枠状に形成されたボックス本体を備え、ボックス開口部が二面に開口したものであってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)前記位置決め部は、ボックス本体から除去可能に形成されている請求項2〜請求項12のうちいずれか一項に記載の配線ボックス。
軽量間仕切壁を示す斜視図。 実施形態の配線ボックスを示す斜視図。 (a)は実施形態の配線ボックスを示す正面図、(b)は側面図。 軽量形鋼材に配線ボックスを保持した状態を示す斜視図。 軽量形鋼材に配線ボックスを保持した状態を示す断面図。 ドライバの傾動により突出部を折り曲げた状態を示す斜視図。 ペンチで突出部を把持した状態を示す斜視図。 第2の実施形態の配線ボックスを示す断面図。 (a)は第3の実施形態の配線ボックスを示す平面図、(b)は正面図。 第3の実施形態の配線ボックスの別例を示す斜視図。 配線ボックスの別例を示す斜視図。
符号の説明
N…固定部材としてのねじ、P…軽量形鋼材、Pa…開口部、Pc…別の壁部としての側板部、Pd…壁部としてのリップ部、Sa…ボックス開口部、S…開口面、Wa…壁材、W…軽量間仕切壁、10…配線ボックス、11…ボックス本体、13〜16…側壁、21…当接部、23…位置決め部としての挟持部を構成する突出部、23A…押圧部としての表面、23B…裏面、27…固定孔、28…位置決め部としての挟持部を構成する挟持突片、29…位置決め部としての挟持部を構成する挟持突片、30…位置決め部としての当接片。

Claims (12)

  1. 複数の軽量形鋼材を間隔をおいて立設し、前記軽量形鋼材を挟むように壁材を設けてなる軽量間仕切壁における前記軽量形鋼材に対する配線ボックスの取付方法であって、
    前記配線ボックスは、側壁によって囲み形成されたボックス開口部が前面及び後面のうち少なくとも前面に開口するボックス本体を備えており、
    前記ボックス本体の側壁を、前記軽量形鋼材の壁部に当接させ、
    前記ボックス本体に設けられた位置決め部により、前記側壁が当接された壁部上での前記軽量形鋼材の立設方向に対して直交する幅方向へのボックス本体の移動及び傾きを規制するとともに、前記ボックス開口部の開口面を、前記側壁が当接された壁部に隣接し、かつ直交する別の壁部の外壁面と略同一平面上に位置させ、
    前記ボックス本体の側壁から該側壁が当接された軽量形鋼材の壁部に固定部材を固定することによって配線ボックスを軽量形鋼材に取り付ける配線ボックスの取付方法。
  2. 複数の軽量形鋼材を間隔をおいて立設し、前記軽量形鋼材を挟むように壁材を設けてなる軽量間仕切壁の前記軽量形鋼材に取り付けられる配線ボックスであって、
    側壁によって囲み形成されたボックス開口部が前面及び後面のうち少なくとも前面に開口するボックス本体を備え、
    前記ボックス本体の側壁には、前記軽量形鋼材の壁部に当接させる当接部が設けられているとともに、
    ボックス本体には、前記当接部が当接された壁部上での前記軽量形鋼材の立設方向に対して直交する幅方向へのボックス本体の移動及び傾きを規制するとともに、前記ボックス開口部の開口面が、ボックス本体の側壁が当接された壁部に対して隣接し、かつ直交する別の壁部の外壁面と略同一平面上に位置するようにボックス本体を位置決めする位置決め部が設けられ、
    さらに、前記当接部が形成された側壁において、前記位置決め部によりボックス本体が位置決めされた状態で軽量形鋼材の壁部に対向する位置には、ボックス本体を軽量形鋼材に固定する固定部材を挿通可能な固定孔が形成されている配線ボックス。
  3. 前記軽量形鋼材の前記壁部は、軽量形鋼材の立設方向へ延びる開口部を形成する一対のリップ部よりなり、前記位置決め部はいずれか一方のリップ部を軽量形鋼材の幅方向から挟持する一対の挟持部より形成されている請求項2に記載の配線ボックス。
  4. 前記位置決め部は、前記軽量形鋼材を幅方向から挟持する一対の挟持部より形成されている請求項2に記載の配線ボックス。
  5. 前記挟持部は、幅方向への長さが異なる複数の軽量形鋼材を挟持可能とするために複数設けられている請求項4に記載の配線ボックス。
  6. 前記当接部が設けられたボックス本体の側壁において、該側壁における前記ボックス開口部側には、ボックス本体の外方へ延設され、かつ裏面が前記ボックス開口部の開口面と略同一平面上に位置する突出部が設けられている請求項2〜請求項5のうちいずれか一項に記載の配線ボックス。
  7. 前記突出部の裏面に相対向する表面には、前記当接部を前記軽量形鋼材の壁部に当接させるとともに前記突出部の裏面を前記軽量形鋼材の別の壁部に当接させた状態において、前記軽量形鋼材を手により掴んだ状態で突出部の裏面を前記別の壁部の外壁面に押し当て可能とする押圧部が設けられている請求項6に記載の配線ボックス。
  8. 前記突出部は前記一対の挟持部のうちの一方を兼ねている請求項6又は請求項7に記載の配線ボックス。
  9. 前記軽量形鋼材の前記壁部は、軽量形鋼材の立設方向へ延びる開口部を形成する一対のリップ部よりなり、前記位置決め部は前記開口部に挿入されるとともに該挿入状態で前記一対のリップ部に当接する当接片より形成されている請求項2に記載の配線ボックス。
  10. 前記当接片は、前記開口部の開口幅が異なる複数の軽量形鋼材における各開口部に挿入可能とするために複数設けられている請求項9に記載の配線ボックス。
  11. 前記当接部が設けられたボックス本体の側壁において、該側壁における前記ボックス開口部側には、ボックス本体の外方へ延設され、かつ裏面が前記ボックス開口部の開口面と略同一平面上に位置する突出部が設けられている請求項9又は請求項10に記載の配線ボックス。
  12. 前記突出部の裏面に相対向する表面には、前記当接部を前記軽量形鋼材の壁部に当接させるとともに前記突出部の裏面を前記軽量形鋼材の別の壁部に当接させた状態において、前記軽量形鋼材を手により掴んだ状態で突出部の裏面を前記別の壁部の外壁面に押し当て可能とする押圧部が設けられている請求項11に記載の配線ボックス。
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