JP2007297031A - 自転車用ディスクブレーキハブ - Google Patents

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Abstract

【課題】ハブ軸が大径化してもディスクブレーキのロータの内径の大径化を抑えることができるディスクブレーキハブを提供する。
【解決手段】フロントハブ1は、第1軸端部21と第2軸端部22と前記第1軸端部21及び第2軸端部22の間に延びる中心軸とを有するハブ軸10と、第1シェル端部24と第2シェル端部25とを有するハブシェル11と、ロータ取付部30とを備える。ハブ軸10は、自転車のフレームに回転不能に装着される。ハブシェル11は、一対のフランジ部40a,40bと一対のフランジ部40a,40bの間に設けられた円筒部40cとを有し、ハブ軸10の外周側にハブ軸10に対して回転自在に装着されている。ロータ取付部30は、ハブシェル11の第1シェル端部24近傍に設けられ、円筒部40cの外径D1よりも小さな外径D2を有し、ディスクブレーキ装置のロータ108aが取り付けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、自転車用ディスクブレーキハブに関する。
自転車用ブレーキ装置として知られているディスクブレーキシステムは、通常、自転車用フレームに取り付けられブレーキレバーに連結されたキャリパと、ディスクブレーキロータとを備えており、ディスクブレーキロータは、自転車の車輪の中央部に設けられる自転車用ディスクブレーキハブに固定的に連結される。
この自転車用ディスクブレーキハブは、一般に、自転車のフレームに回転不能に装着されるハブ軸と、ハブ軸の外周側にハブ軸に対して回転自在に装着されるハブシェルと、ディスクブレーキロータが取り付けられるロータ取付部とを備えている。ハブシェルは、一対のフランジ部と、一対のフランジ部の間に設けられる円筒部とを有している。ロータ取付部は、ハブシェルの一端に設けられており、ハブシェルの円筒部よりも大きな外径を有している(特許文献1および2参照)。
特開2004−142739号公報 特開2004−224337号公報
上記のような自転車用ディスクブレーキハブの剛性を高めるためには、ハブ軸の直径を大きくすることが有効である。しかし、ハブ軸が大径化されると、それに応じてハブシェルの外径も大きくする必要がある。この場合、上記のようなディスクブレーキハブでは、ハブシェルの大径化に伴ってロータ取付部の外径も大きくなってしまい、ロータ取付部に取り付けられるロータの内径も大きくする必要が生じる。
本発明の課題は、ハブ軸が大径化してもディスクブレーキのロータの内径の大径化を抑えることができる自転車用ディスクブレーキハブを提供することにある。
第1発明に係る自転車用ディスクブレーキハブは、第1軸端部と第2軸端部と、前記第1軸端部及び第2軸端部の間に延びる中心軸とを有するハブ軸と、第1シェル端部と第2シェル端部とを有するハブシェルと、ロータ取付部とを備える。ハブ軸は、自転車のフレームに回転不能に装着される。ハブシェルは、一対のフランジ部と一対のフランジ部の間に設けられた円筒部を有し、ハブ軸の外周側にハブ軸に対して回転自在に装着されている。ロータ取付部は、ハブシェルの第1シェル端部近傍に設けられ、円筒部の外径よりも小さな外径を有し、ディスクブレーキのロータが取り付けられる部分である。
この自転車用ディスクブレーキハブでは、ロータ取付部の外径がハブシェルの円筒部の外径よりも小さい。このため、ハブ軸の大径化に伴ってハブシェルが大径化してもロータ取付部の外径の大径化を抑えることができる。これにより、この自転車用ディスクブレーキハブでは、ハブ軸が大径化してもディスクブレーキのロータの内径の大径化を抑えることができる。
第2発明に係る自転車用ディスクブレーキハブは、第1発明の自転車用ディスクブレーキハブであって、第1軸受と第2軸受とをさらに備える。第1軸受は、ハブシェルの第1シェル端部をハブ軸に対して回転自在に支持するようにハブ軸とハブシェルとの間に設けられている。第2軸受は、ハブシェルの第2シェル端部をハブ軸に対して回転自在に支持するようにハブ軸とハブシェルとの間に設けられている。また、ハブシェルには、ハブ軸、第1軸受、第2軸受が挿入される内側管状部が設けられている。そして、この内側管状部は、第1軸受と第2軸受とをハブシェルの第2シェル端部側から挿入可能に形成されている。
従来の自転車用ディスクブレーキハブでは、ハブシェルの一端を支持する軸受はハブシェルの一端側から取り付けられ、ハブシェルの他端を支持する軸受はハブシェルの他端側から取り付けられている。このため、ハブシェルの一端に設けられたロータ取付部の外径が小さくなると、ハブシェルの一端を支持する軸受の取付が困難になる恐れがある。
しかし、この自転車用ディスクブレーキハブでは、第1軸受と第2軸受とをハブシェルの第2シェル端部側すなわちロータ取付部が設けられている側の反対側から内側管状部に挿入することが可能である。このため、ロータ取付部が第1軸受の取付の妨げとならず、第1軸受と第2軸受との取付を容易に行うことができる。
第3発明に係る自転車用ディスクブレーキハブは、第1発明または第2発明の自転車用ディスクブレーキハブであって、第1軸受と第2軸受との間に設けられ第1軸受と第2軸受との間の距離を保持するスペーサーをさらに備える。
この自転車用ディスクブレーキハブでは、ハブシェルの内側管状部に挿入された第1軸受と第2軸受との間の距離がスペーサーによって保持される。これにより、第1軸受と第2軸受とをハブシェルの内側管状部内において所望の位置に配置することができ、従来のものと比べてハブシェルの内周面に軸受の位置決めのための当接面を形成する必要がなくなる。
第4発明に係る自転車用ディスクブレーキハブは、第3発明の自転車用ディスクブレーキハブであって、ハブシェルの内周面のうち第2軸受と対向する第2対向部の内径は、第1軸受と対向する第1対向部の内径より大きい。
この自転車用ディスクブレーキハブでは、第2対向部の内径が第1対向部の内径よりも大きい。このため、第1軸受がハブシェルの第2シェル端部側から第2対向部を通って第1対向部まで挿入される際に、第1軸受が第2対向部と接触することによって生じる第2対向部の損傷を抑えることができる。
第5発明に係る自転車用ディスクブレーキハブは、第4発明の自転車用ディスクブレーキハブであって、第2軸受の外径は、第1軸受の外径より大きい。
この自転車用ディスクブレーキハブでは、第2軸受の外径が第1軸受の外径より大きいため、第2対向部の内径が第1対向部の内径より大きくても、新たに別部材を追加しなくても第2軸受とハブシェルの内周面との間に隙間が生じることを抑えることができる。
第6発明に係る自転車用ディスクブレーキハブは、第4発明の自転車用ディスクブレーキハブであって、第2軸受の外径は、第1軸受の外径と同径であり、第2軸受の外周面とハブシェルの第2対向部との間に設けられる中間部材をさらに備える。
この自転車用ディスクブレーキハブでは、中間部材によって、第2軸受の外周面とハブシェルの第2対向部との間が埋められる。このため、第2対向部の内径が第1対向部の内径より大きくても、第2軸受とハブシェルの内周面との間に隙間が生じることを抑えることができる。
第7発明に係る自転車用ディスクブレーキハブは、第6発明の自転車用ディスクブレーキハブであって、中間部材は、スペーサーと一体的に形成されている。
この自転車用ディスクブレーキハブでは、スペーサーと中間部材とを同時にハブシェルに取り付けることができるため、取付工数を削減することができる。
第8発明に係る自転車用ディスクブレーキハブは、第1から第7発明の自転車用ディスクブレーキハブであって、ロータ取付部は、周方向に間隔を隔てて配置された複数の突起を有するスプラインを有し、スプラインの底径が円筒部の外径より小さい。
この自転車用ディスクブレーキハブでは、スプライン係合によりロータを回転不能に連結できるので、ロータ取付部をコンパクトに構成できる。
第9発明に係る自転車用ディスクブレーキハブは、第1から第7発明の自転車用ディスクブレーキハブであって、ロータ取付部は、第1シェル端部近傍に設けられ周方向に間隔を隔てて配置された複数のボルトねじ込み部を有するロータ取付フランジ部と、ロータ取付フランジ部のハブ軸方向外側に円筒部の外径より小さい外径を有するロータ芯出し部と、を有する。
この自転車用ディスクブレーキハブでは、ボルト部材によりロータを取り付けできるので、汎用工具を利用してロータを固定できる。このため、ロータの着脱作業が容易である。
本発明に係る自転車用ディスクブレーキハブでは、ロータ取付部の外径がハブシェルの円筒部の外径よりも小さい。このため、ハブ軸の大径化に伴ってハブシェルが大径化してもロータ取付部の外径の大径化を抑えることができる。これにより、この自転車用ディスクブレーキハブでは、ハブ軸が大径化してもディスクブレーキのロータの内径の大径化を抑えることができる。
<第1実施形態>
〈構成〉
図1において、本発明の一実施形態を採用した自転車101は、前部のダブルクラウン型のサスペンションフォーク98及び後部のスイングアーム100を含む前後サスペンションを有するフレーム102と、サスペンションフォーク98に固定されたハンドル104と、チェーンやペダルやディレーラ等からなる駆動部105と、サスペンションフォーク98及びスイングアーム100に装着され、スポーク99を有する前輪106及び後輪107と、前後のディスクブレーキ装置108(後ディスクブレーキ装置は図示せず)とを備えている。前輪106には本発明の一実施形態によるフロントハブ1(自転車用ディスクブレーキハブ)が設けられている。
このフロントハブ1は、図2に示すように、サスペンションフォーク98の下端に設けられた1対の軸取付部98a,98bに装着されるハブ軸10と、ハブ軸10の外周側に配置されたハブシェル11と、ロータ取付部30と、ハブ軸10とハブシェル11との間に配置された第1軸受12及び第2軸受13と、スペーサー14とを備えている。
〔ハブ軸10〕
ハブ軸10は、中心孔10aを有する略筒状の部材であり、中心孔10aを貫通して配置された取付ボルト15(取付軸の一例)を締め付けることによりサスペンションフォーク98の左右1対の軸取付部98a,98bの間に回転不能に装着される。
取付ボルト15は、サスペンションフォーク98の付属品であり、例えば、筒状のボルト本体16と、ボルト本体16にねじ込み固定された頭部材17とを有している。ボルト本体16の先端外周面には軸取付部98bに形成された雌ねじ部98cに螺合する雄ねじ部16aが形成され、基端内周面には、頭部材17がねじ込み固定される雌ねじ部16bが形成されている。頭部材17は、ボルト本体16より大径の頭部17aを有しており、雌ねじ部16bにねじ込み固定されている。雄ねじ部16aを軸取付部98bにねじ込んだ状態で頭部17aが軸取付部98aに係止されることによりハブ軸10が1対の軸取付部98a,98bの間に回転不能に挟持される。
ハブ軸10は、第1軸端部21と第2軸端部22と、図2において一点鎖線で示される第1軸端部21及び第2軸端部22の間に延びる中心軸とを有する。ハブ軸10の外周面には、ハブ軸10の第1軸端部21側に位置する第1内輪取付部18(図3参照)と、第2軸端部22側に位置する第2内輪取付部19(図4参照)とが設けられている。
第1内輪取付部18は、後述する第1軸受12の第1内輪51が取り付けられる部分である。また、第1内輪取付部18の第1軸端部21側に隣接して第1内輪位置決め部20が設けられている。第1内輪位置決め部20は、ハブ軸10の外周面から径方向外方へ突出しており、第1軸端部21側から第1内輪51に当接して第1内輪51の第1軸端部21側への移動を規制する当接面20aを有している。
第2内輪取付部19は、後述する第2軸受13の第2内輪56および第2ロック部材23が取り付けられる部分であり、雄ねじ部19aが形成されている。
ハブ軸10の外周面は、第1内輪位置決め部20において外径が最も大きく、第1内輪位置決め部20と第2軸端部22との間の部分の外径は、第1内輪取付部18の外径と同径または第1内輪取付部18の外径よりも小さい。このため、第1内輪51および第2内輪56を第2軸端部22側からハブ軸10に取り付けることが可能となっている。
〔ハブシェル11〕
図2に示すように、ハブシェル11は、ハブ軸10の外周側にハブ軸10に対して回転自在に装着されており、軸方向に距離を隔てて配置されスポーク99が係止される一対のフランジ部40a,40bと、一対のフランジ部40a,40bの間に設けられた円筒部40cと、フランジ部40aの外側に設けられハブシェル11の一端を構成する第1シェル端部24と、フランジ部40bの外側に設けられハブシェル11の他端を構成する第2シェル端部25とを有する。また、ハブシェル11には、ハブ軸10、第1軸受12、第2軸受13、スペーサー14等が挿入された内側管状部26が設けられている。
ハブシェル11の内周面には、ハブシェル11の第1シェル端部24側に位置する第1外輪取付部27(図3参照)と、第2シェル端部25側に位置する第2外輪取付部28(図4参照)とが設けられている。
第1外輪取付部27(第1対向部)は、後述する第1軸受12の第1外輪50と対向する部分であり、第1外輪50が圧入される。また、第1外輪取付部27の第1シェル端部24側に隣接して第1外輪位置決め部29が設けられている。第1外輪位置決め部29は、第1外輪取付部27よりも小径に形成されており、第1シェル端部24の軸方向内側に位置している。第1外輪位置決め部29は、第1シェル端部24側から第1外輪50に当接して第1外輪50の第1シェル端部24側への移動を規制する当接面29aを有している。
第2外輪取付部28(第2対向部)は、後述する第2軸受13の第2外輪55と対向する部分であり、第2外輪55が圧入される。また、第2外輪取付部28の第2シェル端部25側には雌ねじ部25aが形成されている。雌ねじ部25aは、第2シェル端部25の内側に位置している。
第2外輪取付部28の内径D4は第1外輪取付部27の内径D3より、たとえば0.2〜1.0mm、好ましくは0.3〜0.5mm、この実施形態では、0.4mm大きく、ハブシェル11の内周面のうち第1外輪取付部27と第2外輪取付部28との間の部分および第2シェル端部25は、第2外輪取付部28の内径D4と同じ又はそれより大きい内径となるように形成されている。このため、ハブシェル11の内側管状部26は、第1軸受12と第2軸受13とを含むハブシェル11の内部部品を第2軸端部22側から挿入可能な形状となっている。
〔ロータ取付部30〕
図2に示すように、ロータ取付部30は、ディスクブレーキ装置108のロータ108aが取り付けられる部分であり、好ましくは、ハブシェル11の第1シェル端部24と一体的に形成されている。代わりに、ロータ取付部30をハブシェル11とは別部材で構成し、第1シェル端部24に一体的に固定する構造としてもよい。ロータ取付部30は、円筒部40cの外径D1aよりも小さな外径D2を有しており、本実施例においては更に、ロータ取付部30の外径D2は、円筒部40cの内径D1bおよび第1シェル端部24の内径よりも小さい。このように、ロータ取付部30の外形D2を、円筒部40cの外径D1aだけでなく内径D1bよりも小さく構成することで、より効果的に、ロータ取付部30の大径化を抑えつつハブ軸の直径を大きくして剛性を高めることができる。具体的には、ロータ取付部30は、周方向に間隔を隔てて配置された複数の突起を有するスプライン30aを有しており、スプライン30aの底部30b(図3参照)の外径がロータ取付部30の外径D2に相当し、円筒部40cの内径D1bより小さくなるように構成されている。より好ましくは、スプライン30aの底部30bだけでなくスプライン30aの頂部30cの外径が、円筒部40cの内径D1bよりも小さくなるように構成される。また、ロータ取付部30の内径は、ハブ軸10の外径よりも大きく、好ましくは、後述する第1内輪51(図3参照)の外径よりも大きい。
図3に示すように、ロータ取付部30と第1シェル端部24とが繋がる部分には段差31が形成されており、この段差31は、ロータ108aが当接する当接面となっている。また、ロータ取付部30の端部近傍の内周面には、ロータ108aを固定するためのロータロック部材32(図2参照)が螺合する雌ねじ部33が設けられている。ロータ108aは、ロータ取付部30に取り付けられ段差31とロータロック部材32との間に挟持されることによって、ロータ取付部30に回転不能に固定される。
なお、ロータロック部材32は、図2に示すように、ロータ取付部30の雌ねじ部33に螺合する雄ねじ部が外周面に設けられた第1円筒部32aと、第1円筒部32aより大きな外径を有しロータ108aに当接する第2円筒部32bとを有している。第2円筒部32bの外周面には軸方向に延びる複数のスプラインが設けられている。
〔第1軸受12〕
第1軸受12は、ハブシェル11の一端すなわち第1シェル端部24側の部分をハブ軸10に対して回転自在に支持するようにハブ軸10とハブシェル11との間に設けられている。第1軸受12は、ハブシェル11の第1外輪取付部27に取り付けられる第1外輪50と、ハブ軸10の第1内輪取付部18に取り付けられる第1内輪51と、複数の第1転がり部材52とを有している。
第1外輪50は、径方向内側に向けて配置され湾曲した曲面で構成される玉受け面50bを有する。第1外輪50は、当接面29aとスペーサー14とに挟まれた状態で配置されており、当接面29aとスペーサー14とによって軸方向の移動が規制されている。
第1内輪51は、径方向外側に向けて配置され湾曲した曲面で構成される玉押し面51bを有している。第1内輪51は、第1内輪取付部18に圧入され固定されている。
複数の第1転がり部材52は、リテーナにより周方向に等間隔に配置された例えば球体からなる部材であり、第1外輪50と第1内輪51との間に配置されている。
なお、第1転がり部材52の第1シェル端部24側であって第1内輪51の外周面と第1シェル端部24の内周面との間には、シール部材34が設けられている。
〔第2軸受13〕
図4に示すように、第2軸受13は、ハブシェル11の他端すなわち第2シェル端部25側の部分をハブ軸10に対して回転自在に支持するようにハブ軸10とハブシェル11との間に設けられている。第2軸受13は、ハブシェル11の第2外輪取付部28に取り付けられる第2外輪55と、ハブ軸10の第2内輪取付部19に取り付けられる第2内輪56と、複数の第2転がり部材57とを有している。
第2外輪55は、径方向内側に向けて配置され湾曲した曲面で構成される玉受け面55bを有する。第2外輪55は、スペーサー14と第1ロック部材35とに挟まれた状態で配置されており、スペーサー14と第1ロック部材35とによって軸方向の移動が規制されている。第1ロック部材35は、第2シェル端部25の内周面に形成された雌ねじ部25aに螺合している。この第2外輪55の外径は、第1外輪50の外径より大きい、言い換えれば、第2軸受13の外径は第1軸受12の外径より、たとえば、0.2mm〜1.0mm、好ましくは0.3〜0.5mm、この実施形態では、0.4mm大きくなっている。
第2内輪56は、径方向外側に向けて配置され湾曲した曲面で構成される玉押し面56bを有している。第2内輪56の第2シェル端部25側の端面は、ハブシェル11の第2シェル端部25から外方に突出しており、第2ロック部材23に当接している。なお、第2ロック部材23は、ハブ軸10の外周面に形成された雄ねじ部19aに螺合している。
複数の第2転がり部材57は、リテーナにより周方向に等間隔に配置された例えば球体からなる部材であり、第2外輪55と第2内輪56との間に配置されている。
なお、第2転がり部材57と第1ロック部材35との間であって第2内輪56の外周面と第2ロック部材23の内周面との間には、シール部材36が設けられている。
〔スペーサー14〕
スペーサー14は、軸方向において第1軸受12と第2軸受13との間に設けられ、第1軸受12と第2軸受13との間の距離を保持する部材である。スペーサー14は、ハブシェル11の円筒部40cの径方向内側に位置しており、円筒部40cの内径と同径か又は僅かに小さい外径の円筒状の形状を有している。このスペーサー14の存在により、ハブシェル11の内周面を段付形状として軸受の軸方向に関する位置決めのための当接面を形成する必要がなくなる。また、スペーサー14とハブ軸10との間には、グリース抜け防止用のチューブ37が設けられている。
〈組立手順〉
上記のように構成されたフロントハブ1の組立手順について図2から図4に基づいて説明する。
まず、ハブシェル11の内側管状部26に第2シェル端部25側からシール部材34、リテーナに保持された第1転がり部材52および第1外輪50を順に挿入して第1シェル端部24側まで押し込み、第1外輪50を第1外輪取付部27に圧入して取り付ける。次に、スペーサー14とチューブ37をハブシェル11の内側管状部26に第2シェル端部25側から挿入する。次に、第2外輪55をハブシェル11の内側管状部26に第2シェル端部25側から挿入して、第2外輪55を第2外輪取付部28に圧入によって取り付ける。そして、リテーナに保持された第2転がり部材をハブシェル11の内側管状部26に第2シェル端部25側から挿入した後、内周面にシール部材36が取り付けられた状態の第1ロック部材35を第2シェル端部25にねじ込んで固定する。このように、ハブシェル11の内部に取り付けられる内部部品は全て第2シェル端部25側から内側管状部26に挿入される。なお、第1軸受12および第2軸受13内には、グリースが注入されている。
次に、上記の状態のハブシェル11の組立体にハブ軸10を取り付けるが、その前に、ハブ軸10の第1内輪取付部18には第1内輪51が取り付けられている。第1内輪51は、ハブ軸10の第2軸端部22側から、すなわち、ハブシェル11における第2シェル端部25側からハブ軸10に組み付けられ、第1内輪取付部18に圧入されて固定されている。
ハブシェル11の組立体にハブ軸10を取り付ける場合、第1内輪51が取り付けられた状態のハブ軸10を第1シェル端部24側からハブシェル11の内側管状部26に挿入し、ハブ軸10の第2軸端部22が第2シェル端部25から軸方向外方に突出した状態とする。次に、ハブ軸10の第2軸端部22側から第2内輪56を第2内輪取付部19に取り付け、軸方向の位置を調整する。そして、第2ロック部材23をハブ軸10の第2軸端部22側から第2内輪取付部19に取り付け、第2内輪56を回り止めする。
なお、このように組み立てられたフロントハブ1にロータ108aが装着される場合、まず、ロータ108aをロータ取付部30に嵌合させた後、ロータロック部材32をロータ取付部30に取り付けて取付工具3によって締め付ける(図5参照)。この取付工具3は、図6に示すように、握り部3aと、握り部3aの先端に設けられたヘッド部3bとを有しており、ヘッド部3bには、ロータロック部材32の外周面に嵌合する円弧状の凹部3cが設けられている。凹部3cにはロータロック部材32の外周面に設けられた溝に係合する複数の突起3dが形成されている。
〈特徴〉
(1)
このフロントハブ1では、ロータ取付部30の外径D2が、ハブシェル11の円筒部40cの外径D1aよりも小さい。このため、ハブ軸10の大径化に伴ってハブシェル11が大径化してもロータ取付部30の外径D2の大径化を抑えることができる。これにより、このフロントハブ1では、ハブ軸10が大径化してもディスクブレーキのロータ108aの内径の大径化を抑えることができる。
(2)
ロータ取付部30の外径D2がハブシェル11の円筒部40cの外径D1aよりも小さくなり、ロータ取付部30の内径がハブシェル11の円筒部40cの内径D1bおよび第1シェル端部24の内径よりも小さくなると、ロータ取付部30側すなわちハブシェル11の第1シェル端部24側から第1軸受12を含むハブシェル11の内部部品を取り付けることが困難になる。
しかし、このフロントハブ1では、ハブシェル11の内部部品の全てがロータ取付部30の反対側すなわちハブシェル11の第2シェル端部25側から取付可能となっている。また、スペーサー14が第1軸受12と第2軸受13の間に挿入されることによって、第1軸受12と第2軸受13との距離が保持され、第1軸受12と第2軸受13とを所定の位置に配置することができる。このため、ロータ取付部30の外径D2が比較的小さくなっても、ハブシェル11の内部部品を容易に取り付けることができる。
(3)
このフロントハブ1では、第2外輪取付部28の内径D4が第1外輪取付部27の内径D3よりも前述したように大きくなっている。また、第1外輪50の外径と第2外輪55の外径に関しても、第1外輪取付部27の内径D3と第2外輪取付部28の内径D4の違いに対応して、第2外輪55の外径が第1外輪50の外径よりも前述したように大きくなっている。このため、第1外輪50が第2外輪取付部28を通る際、第1外輪50の外周面が第2外輪取付部28に接触しないか、又は、第2外輪55が第2外輪取付部28に圧入されるときよりも低い接触圧で接触しながら通過することができる。このため、第1軸受12が第2軸受13の外輪よりも先にハブシェル11の内側管状部26に挿入される際に、第1軸受12の外輪50によって第2外輪取付部28が傷つかないようにされている。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係るフロントハブ2を図7に示す。
このフロントハブ2では、第2外輪取付部41(第2対向部)の内径D6および第2端部42の内径が、第1シェル端部43側の部分の内径よりも大きくなっており、第2外輪取付部41の内径D6は、第1外輪取付部64(第1対向部)の内径D5よりも大きくなっている。また、内径の違いによって第2外輪取付部41の第2シェル端部42側には段差44が形成されている。
さらに、第2軸受45の第2外輪46の外径は、第1軸受47の第1外輪48の外径と同じであり、第2外輪46の外径は第2外輪取付部41の内径よりも小さい。このため、第2外輪46の外周面と第2外輪取付部41との間には中間部材49が設けられている。この中間部材49の内径D7は、第2外輪46の外径と概ね同じであり、中間部材49の内側に第2外輪46が圧入される。また、中間部材49は、スペーサー60と一体的に形成されており、ハブシェル65の内周面の段差44に合致する段付き形状となっている。
なお、第2内輪61のうちハブシェル65の第2シェル端部42から軸方向外方へ突出している部分には、係止溝62が設けられており、この係止溝62に第2シェル端部42の端面を覆うカバー部材63が取り付けられている。
他の構成および組立手順については、第1実施形態に係るフロントハブ1と同様である。
このようなフロントハブ2によっても第1実施形態にかかるフロントハブ1と同様の効果を奏することができる。また、第1外輪取付部64の内径D5と第2外輪取付部41の内径D6との差が、中間部材49によって埋められるため、第1軸受47および第2軸受45として外径が同じ軸受を用いることができる。さらに、中間部材49とスペーサー60とが一体的に形成されているため、ハブシェル65への取付が容易である。
<第3実施形態>
前記第1及び第2実施形態では、ロータ取付部30にロータ208aをハブ軸と同芯に配置され、ロータ取付部30の内周面に螺合するロータロック部材32により固定したが、固定方法は前記実施形態に限定されない。
図8に示すように、第3実施形態のフロントハブ4は、ロータ取付部70を除いて第1実施形態と同様な構成であり、第2軸受13の外径は第1軸受12の外径より大きい。具体的には、第2外輪55の外径が第1外輪50の外径より大きく、第2外輪取付部28の内径D4は第1外輪取付部27の内径D3より大きい。このため、ハブシェル71の内側管状部26は、第1軸受12と第2軸受13とを含むハブシェル71の内部部品を第2軸端部22側から容易に挿入可能な形状となっている。
ロータ取付部70は、ロータ208aを、複数本(たとえば、6本)のボルト部材69により回転不能に固定可能である。具体的には、ロータ取付部70は、第1シェル端部73側に設けられたロータ取付フランジ部75と、ロータ取付フランジ部75のハブ軸方向外側に形成された筒状のロータ芯出し部76とを有している。図8及び図9に示すように、ロータ取付フランジ部75は、フランジ部40aよりハブ軸方向外側に設けられ、径方向の突出する6つのボルトねじ込み部75aと、ボルトねじ込み部75aのハブ軸方向外側に設けられたロータ取付面75bとを有している。ボルトねじ込み部75aには、ボルト部材69が螺合するねじ孔75cがそれぞれ形成されている。
ロータ208aは、ロータ芯出し部76の外周面に嵌合する取付孔208b取付孔208bを中心に有し、取付孔208bの外周側に6つの取付孔208cを有する板状の円板部材である。このロータ208aの取付孔208bがロータ芯出し部76に装着されると、ロータ208aがハブシェル71と同芯に配置される。ロータ芯出し部76の外径D8は、円筒部40cの外径D1aより小さい。この第3実施形態でも、ロータ取付部70の外径であるロータ芯出し部75の外径D8は、円筒部40cの内径よりさらに小さくなっている。
第1実施形態と同様に組み立てられたフロントハブ4にロータ208aを装着する場合、まず、ロータ208aをロータ芯出し部76に装着して取付孔208bをねじ孔75cに合わせる。この状態で6本のボルト部材69をアーレンキーやレンチなどの適宜の汎用工具を利用してねじ孔75cに締め付ける。これにより、ロータ208aがフロントハブ4に固定される。
このようなフロントハブ4によっても第1実施形態にかかるフロントハブ1と同様の効果を奏することができる。また、汎用の工具を利用してロータ208aを固定できるので、ロータ208aの着脱作業が容易である。
<他の実施形態>
(a)
上記の実施形態では、フロントハブを例として説明したが、本発明はリアハブにも適用可能である。
(b)
上記の第2実施形態では、スペーサー60と中間部材49とは一体的に形成されているが、別体のものスペーサーもよい。ただし、ハブシェル65への取付を容易にする観点からは、一体的に形成されていることが望ましい。
(c)
上記の実施形態では、ハブシェル1の第2外輪取付部28の内径D4が第1外輪取付部27の内径D3よりも大きいが、第2外輪取付部28の内径D4と第1外輪取付部27の内径D3とが同じであってもよい。この場合、第1軸受12および第2軸受13として外径の同じ軸受を用いることができる。
ただし、第2外輪取付部28の傷付きを防止し第1外輪50の挿入を容易にする観点からは、上記のように第2外輪取付部28の内径D4が第1外輪取付部27の内径D3よりも大きいことが望ましい。
(d)
上記の第3実施形態では、ボルト部材の数を6本としたが、ボルト部材の数は6本に限定されず複数本であればよい。
(e)
図10及び図11に示すように、フロントハブ5,6のハブシェル81,91を支持する第1及び第2軸受112,113としてユニット化された市販の玉軸受を用いてもよい。この場合、第1及び第2軸受112,113の外輪150,155及び内輪151,156の間に外側スペーサー114a及び内側スペーサー114bが配置されている。この実施形態では、第1及び第2軸受112,113の外径は同じであるが、第1軸受112を装着しやすくするために第2軸受113の外径を第1軸受112より大きくしてもよい。
(f)
前記第1及び第2実施形態では、スペーサー14及びチューブ37が別々に装着されているが、図12に示すように、スペーサー314にチューブのグリース抜け防止機能を付与してもよい。
図12に示す実施形態では、フロントハブ7のハブ軸10やハブシェル11やロータ取付部30は、第1実施形態と同様な構成なため説明を省略する。また、第1軸受312及び第2軸受313は、第1及び第2外輪350,355の形状が主に異なるだけであり、第1及び第2内輪51,56や第1及び第2転がり部材52,57の構成は第1実施形態と実質的に同じである。
〔第1及び第2外輪350,355〕
第1及び第2外輪350,355は、径方向内側に向けて配置され湾曲した曲面で構成される玉受け面350b,355bを有する。第1外輪350は、当接面29aとスペーサー314とに挟まれた状態で配置されており、当接面29aとスペーサー314とによって軸方向の移動が規制されている。第2外輪355は、スペーサー314と第1ロック部材35とに挟まれた状態で配置されており、スペーサー314と第1ロック部材35とによって軸方向の移動が規制されている。
第1及び第2外輪350,355は、玉受け面350b,355bから径方向内方に延びる第1及び第2スペーサー取付部350c,355cをさらに有している。この第1及び第2スペーサー取付部350c,355cの間にスペーサー314がハブ軸10と同芯に装着される。
〔スペーサー314〕
スペーサー314は、樹脂、金属等、種々の材料で形成し得るが、好ましくはアルミニウム合金等の軽量な金属筒状の部材である。スペーサー314は、ハブ軸10の外周面との隙間が狭くなるようにハブ軸10の外周面に近接して配置されている。スペーサー314の両端には、第1及び第2スペーサー取付部350c,355cに嵌合する段差部314c,314dが形成されている。段差部314c,314dは、スペーサー314の両端外周面から環状に凹んで形成されている。
〈組立手順〉
上記のように構成されたフロントハブ7の組立手順について説明する。
まず、ハブシェル11の内側管状部26に第2シェル端部25側からシール部材34、リテーナに保持された第1転がり部材52および第1外輪350を順に挿入して第1シェル端部24側まで押し込み、第1外輪350を第1外輪取付部27に圧入して取り付ける。次に、スペーサー314を第2シェル端部25側から挿入して、スペーサー314の段差部314cを第1スペーサー取付部350cに嵌合取り付けする。次に、第2外輪355をハブシェル11の内側管状部26に第2シェル端部25側から挿入して、第2外輪355を第2外輪取付部28に圧入によって取り付ける。このとき、スペーサー314の段差部314dに第2スペーサー取付部355cを嵌合させる。これにより、スペーサー314が固定される。そして、リテーナに保持された第2転がり部材57を第2外輪355に向けて第2シェル端部25側から挿入した後、内周面にシール部材36が取り付けられた状態の第1ロック部材35を第2シェル端部25にねじ込んで固定する。このように、ハブシェル11の内部に取り付けられる内部部品は全て第2シェル端部25側から挿入される。なお、第1軸受312および第2軸受313内には、グリースが注入されている。以降の手順は第1実施形態と同様なため説明を省略する。
ここでは、スペーサー314により第1及び第2外輪350,355の軸方向の位置決めを行えるとともに、第1及び第2軸受312,313からのグリースの流出、すなわちグレースの抜け防止を行えるので、フロントハブ7の構造の簡素化を図れる。
本発明は、ハブ軸が大径化してもディスクブレーキのロータの内径の大径化を抑えることができる効果を有し、自転車用ディスクブレーキハブとして有用である。
本発明の第1実施形態が採用された自転車の側面図。 フロントハブ近傍の片側断面図。 図2におけるフロントハブの左側の拡大部分図。 図2におけるフロントハブの右側の拡大部分図。 フロントハブへのロータの取付状態を示す図。 取付工具を示す図。 第2実施形態のフロントハブの片側断面図。 第3実施形態のフロントハブの片側断面図。 その側面図。 他の実施形態のフロントハブの片側断面図。 さらに他の実施形態のフロントハブの片側断面図。 さらに他の実施形態のフロントハブの片側断面図。
符号の説明
1,2,4,5,6,7 フロントハブ(自転車用ディスクブレーキハブ)
10 ハブ軸
11,65,71,81, ハブシェル
12,47,112,312 第1軸受
13,45,113,313 第2軸受
14,60,314 スペーサー
26 内側管状部
27,64 第1外輪取付部(第1対向部)
28,41 第2外輪取付部(第2対向部)
30,70 ロータ取付部
30a スプライン
40a,40b フランジ部
40c 円筒部
49 中間部材
75 ロータ取付フランジ部
75a ボルトねじ込み部
76 ロータ芯出し部

Claims (9)

  1. 第1軸端部と第2軸端部と、前記第1軸端部及び第2軸端部の間に延びる中心軸とを有するハブ軸と、
    第1シェル端部と第2シェル端部とを有し、一対のフランジ部と前記一対のフランジ部の間に設けられた円筒部とを有する、前記ハブ軸の外周側に前記ハブ軸に対して回転自在に装着されるハブシェルと、
    前記第1シェル端部近傍に設けられ、前記円筒部の外径よりも小さな外径を有するロータ取付部と、
    を備える自転車用ディスクブレーキハブ。
  2. 前記第1シェル端部を前記ハブ軸に対して回転自在に支持するように前記ハブ軸と前記ハブシェルとの間に設けられた第1軸受と、
    前記第2シェル端部を前記ハブ軸に対して回転自在に支持するように前記ハブ軸と前記ハブシェルとの間に設けられた第2軸受と、
    をさらに備え、
    前記ハブシェルには、前記ハブ軸、前記第1軸受、前記第2軸受が挿入される内側管状部が設けられており、
    前記内側管状部は、前記第1軸受と前記第2軸受とを前記第2シェル端部側から挿入可能に形成されている、
    請求項1に記載の自転車用ディスクブレーキハブ。
  3. 前記第1軸受と前記第2軸受との間に設けられ、前記第1軸受と前記第2軸受との間の距離を保持するスペーサーをさらに備える、
    請求項2に記載の自転車用ディスクブレーキハブ。
  4. 前記ハブシェルの内周面のうち前記第2軸受と対向する第2対向部の内径は、前記第1軸受と対向する第1対向部の内径より大きい、
    請求項3に記載の自転車用ディスクブレーキハブ。
  5. 前記第2軸受の外径は、前記第1軸受の外径より大きい、
    請求項4に記載の自転車用ディスクブレーキハブ。
  6. 前記第2軸受の外径は、前記第1軸受の外径と同径であり、
    前記第2軸受の外周面と前記ハブシェルの第2対向部との間に設けられる中間部材をさらに備える、
    請求項4に記載の自転車用ディスクブレーキハブ。
  7. 前記中間部材は、前記スペーサーと一体的に形成されている、
    請求項6に記載の自転車用ディスクブレーキハブ
  8. 前記ロータ取付部は、周方向に間隔を隔てて配置された複数の突起を有するスプラインを有し、前記スプラインの底径が前記円筒部の外径より小さい、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の自転車用ディスクブレーキハブ。
  9. 前記ロータ取付部は、
    前記第1シェル端部近傍に設けられ周方向に間隔を隔てて配置された複数のボルトねじ込み部を有するロータ取付フランジ部と、
    前記ロータ取付フランジ部のハブ軸方向外側に前記円筒部の外径より小さい外径を有するロータ芯出し部と、を有する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の自転車用ディスクブレーキハブ。
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