JP3623774B2 - 自転車ハブ - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、脱着可能なフリーホイールを備えた自転車ハブ、特に、ハブ本体をスプロケット支持部材から外せるようにする緊密接続ラチェットをハブ本体とスプロケット支持部材との間に備えた自転車ハブに関する。
【0002】
【従来の技術】
サイクリングは移動手段としてだけでなく、レクリエーションとしてもますます人気が高まっている。また、サイクリングは非常に人気のある競技スポーツとなった。自転車の使用目的がレクリエーション、移動、競技のいずれであっても、自転車産業は常にその様々な構成部品を改良し続けている。過去数年において連続的にデザイン変更されている自転車の特定的な構成部品の1つに、後部自転車ハブのフリーホイールがある。
【0003】
特に、多くの自転車は複数の速度変換が可能である。ドライブトレインの一般に普及している一形態では、後部自転車ホイールのハブに取り付けられた複数のスプロケットが用いられている。ペダルが踏まれる間、自転車のチェーンがリアスプロケットの1つと係合して後輪を回転させる。乗り手が自転車を漕ぐのを止めても、後輪は回転を続けることができ、一方でスプロケットが静止状態に保たれる。そのため、リアハブはワンウェイクラッチを備えたフリーホイールを備えている。
【0004】
今日の自転車の変速機では、提供される速度数が増加しており、リアホイール用の多段階スプロケットホイールユニットのスプロケット数も増え、現在では5〜7個のスプロケットが装備されている。簡略化された取り付け構造及び容易な取り付け方法が必要である。
後部自転車ホイールに対し一方の回転方向にのみ駆動力を伝達するために使用されるフリーホイールは、通常自転車のリアハブ上に取り付けられている。フリーホイールは、ペダルを全く回転させなくても自転車を自由に前進できるよう使用されている。フリーホイールには、リアハブにネジ留めされることでリアハブのボスに取り付けられたボス型のフリーホイールと、リアハブの一体型部品としてリアハブに固定された自由ハブ型のフリーホイールとが含まれる。いずれのフリーホイールも、外側筒状部と、内側筒状部が外側筒状部に対し自由に回転できるよう外側筒状部の内周側に取り付けられた内側筒状部と、駆動力を外側筒状部から内側筒状部に一方の回転方向にのみ伝達するよう外側筒状部と内側筒状部との間に取り付けられたワンウェイクラッチとを備えている。外側筒状部には複数のギアが取り付けられ、また通常、内側筒状部は自転車のリアハブに取り付けられている。
【0005】
スプロケットホイールとボスとの間にはスプラインが設けられており、スプロケットホイールとボスとの相対回転は確実に抑制される。このユニットは自転車のリアホイールに使用されているため、駆動力は、ワンウェイ機構を介してリアホイール軸とボスとの間に伝達されるはずである。この目的のために、ワンウェイクラッチのアウターレースとしてボスが形成され、ボスの内周にはワンウェイクラッチ及びインナーレースが配置されている。
【0006】
ここ数年でリアギアまたはスプロケットの数が増加したことから、フリーホイールがより大きく、より重くなっている。また、ギアまたはスプロケットの数の増加に従い、スプロケットからフリーホイールにより広範囲のトルクが付加されている。
上記観点から、従来技術における上述の問題を克服する、脱着可能なフリーホイールを備えた自転車ハブが必要である。本発明は、この従来技術における必要性を、本開示から当業者に明らかになる他の必要性と共に示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、単純な構造の緊密接続ラチェットを備えた自転車ハブを提供することにある。
本発明の別の目的は、簡単に取り付けることが可能な、緊密接続ラチェットを備えた自転車ハブを提供することにある。
【0008】
本発明の別の目的は、製造及び組み立てが比較的単純かつ安価な、スプロケット部材からハブ本体を取り外すための緊密接続ラチェットを備えた自転車ハブを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の一見地によれば、自転車ハブは、ハブ軸と、ハブ本体と、スプロケット支持部材とを備えている。ハブ軸は、第1部分と、第1部分と取り外し自在に連結される第2部分とを有する。ハブ本体は、外側筒状部と、外側筒状部に連結される外側筒状部と別体の係合部材と、ハブ軸の第1部分が回転自在に支持される内部通路とを備え、係合部材が第1係合面と共に形成されている。スプロケット支持部材は、ハブ軸の第2部分に取り付けられるとともに、第1係合面に回転不能に係合する第2係合面と共に形成された係合部を有する。第1及び第2係合面は、係合部材と係合部とが相対回転を生じずに軸方向に外れることが防止されるよう、互いに重なり合うよう構成されている。
【0010】
本発明のこれらの、またその他の目的、特徴、見地、利点は、添付の図面と共に本発明の好ましい実施形態を開示する以下の詳細な説明から当業者にとって明白となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明によるリアハブが後述するように取り付けられた自転車10を示す。自転車10はフレーム12を備えている。フレーム12には、フロントフォーク13が回転自在に連結されるとともにリアフォーク15が固定的に連結されている。後輪16は、リアハブ18によってリアフォーク15に回転自在に連結されている。前輪14は、フロントハブ17によってフロントフォーク13に回転自在に連結されている。フレーム12には座席が調整可能に連結されており、また、フロントフォーク13には、前輪14を方向転換させるためにハンドルバー11が連結されている。また、フレーム12には、自転車10を推進するためにドライブトレイン19が連結されている。ドライブトレイン19は、1組のフロントスプロケット19aと、ペダル19cを備えた1対のクランクアーム19bと、駆動チェーン19dと、1組のリアスプロケット19eとを備えている。フロントスプロケット19aが、底部ブラケット(図示せず)によってフレーム12に回転自在に固定されている。比較的従来の方法で、リアスプロケット19eが後輪16のリアハブ18に連結されている。
【0012】
自転車10の様々な構成部品は従来からよく知られているため、これらの部品についての詳細な説明は、これらが本発明にしたがって改良されていない限り省略する。より具体的には、自転車10の構成部品についての説明は、これらがリアハブ18に対しいない限り省略する。また、ここで説明しないブレーキ、変速機、追加のスプロケット等の様々な従来の自転車部品は、本発明に使用してもよい。
【0013】
次に図2〜図6を参照すると、リアハブ18は、ハブ軸20と、ハブ本体22と、スプロケット支持部材24とを備えている。ハブ軸20は、ハブ本体22の内部通路内に回転自在に支持され、ハブ本体22の両端部から軸方向に延びている。ハブ本体22には係合部材26(すなわち係合部)が連結されている。リアハブ18を組み立てると、係合部材はスプロケット支持部材24に回転不能に連結される。ハブ軸20は、取り外し自在に連結された2つの部品で構成され、スプロケット支持部材24からハブ本体22を取り外せるようになっていることが好ましい。係合部材26は、ワンウェイクラッチによってハブ本体22に連結されているため、ハブ本体22に対し一方向にのみ自由に回転できることが好ましい。ハブ本体22は、係合部材26が逆方向に回転すると、係合部材26と共に回転する。
【0014】
ハブ本体22は、ハブ軸20の一部に取り付けられ、一方、スプロケット支持部材24はハブ軸20の他の部分に自由に回転自在に取り付けられていることが好ましい。ハブ軸20の2つの部品同士はねじ込み連結され、これにより、スプロケット支持部材24をリアフォーク15から取り外すことなくスプロケット支持部材24をハブ本体22から外せることが好ましい。本実施形態では、スプロケット支持部材24、係合部材26及びワンウェイクラッチ28がフリーホイールの部品を形成している。必要に応じて、本発明をワンウェイクラッチ(すなわちフリーホイール)を備えていないハブと共に使用してもよい。ここでは「スプロケット支持部材」という語は、少なくとも1つのスプロケットを直接または間接的に支持するハブの部分を示す意味に使用している。
【0015】
次に図2〜図6を参照すると、ハブ軸20は、第1部分30と、ねじ込み接続によって第1部分30にねじ込み連結された第2部分32とを備えている。第1部分30はハブ本体22の内部通路内に回転自在に支持され、第2部分32にはスプロケット支持部材24が取り付けられていることが好ましい。また、第1部分30は、第2部分32とねじ込み連結されるとともに、これにより第2部分32から分離できるようになっていることが好ましい。ハブ軸20の直径は、分離可能なハブ軸20に十分な力が得られるのに十分な大きさを有していることが好ましい。
【0016】
ハブ軸20の第1部分30は、鋳造アルミニウム、チタン、鋼鉄のような軽量で硬質な金属材料からなる細長い円筒形部材であることが好ましい。第1部分30は、必要に応じて、適切な任意の材料で構成してもよい。また、第1部分30の断面は実質的に一定の円形であることが好ましい。ハブ軸20の第1部分30は、第1端部34と、第1端部34から軸方向に離間した第2端部36と、第1端部34と第2端部36間に延びる中央部38とを備えている。
【0017】
第1端部34には、第1部分30を第2部分32と取り外し自在に連結するための時計回りの外周ねじが形成されていることが好ましい。また、第1端部34の中央部38近傍には、保持リング31が従来の方法で取り外し自在に取り付けられていることが好ましい。第1部分30は、ハブ本体22内に取り付けられた後に保持リング31が取り付けられ、これによりハブ本体22の内部通路内に保持される。保持リング31は、内周ねじが形成されたリング部材、またはC字型クランプのいずれかであることが好ましい。保持リング31の形状は、必要に応じて種々の構成を有していてもよい。
【0018】
第2端部36は、クイック解除機構37が従来の方法で連結可能な形状である。これにより、後述するように、クイック解除機構37は、リアハブ18の一側をリアフォーク15に比較的従来の方法で連結する。
中央部38は、第1端部34と第2端部36との間に延びる円筒形のロッド形状の部分である。ハブ軸20の中央部38は、比較的従来の方法でハブ本体22の一部内にスライド自在かつ自由回転自在に受容されるよう構成されている。
【0019】
ハブ軸20の第2部分32は、図5、図6に示すように、フリーホイール24を支持するために断面が変化する段状の円筒形部材であることが好ましい。さらに、第2部分32は、分離可能なハブ軸20に適切な強度が得られるよう最小直径を有するとともに、鋳造アルミニウム、チタン、鋼鉄のような軽量で硬質な金属材料からなることが好ましい。第2部分32は、必要に応じて、適切な任意の材料で構成してもよい。第2部分32は、第1端部40と、第1端部40と軸方向に離れた第2端部42と、第1端部40と第2端部42との間に延びる中央段状部44と、第2部分32を貫通する貫通孔46とを備えている。
【0020】
第1端部40は、ナット41を受けるための外周ねじが形成されていることが好ましい。ナット41は、リアハブ18の一側をリアフォーク15と比較的従来の方法で連結するよう、第1端部40にねじ込み連結される。また、第1端部40の外径は第2部分32の小さい方のまたは最小の外径であり、第2端部42の外径は第2部分32の大きい方の外径であることが好ましい。
【0021】
第2端部42は、スプロケット支持部材24を自由回転自在に取り付けることができるよう構成された外周面43を備えている。特に、外周面43は1対の環状の湾曲したベアリング溝を有しており、このベアリング溝は、スプロケット支持部材24がハブ軸20の第2部分32に従来の方法で自由回転自在に取り付けられるために、複数のボールベアリングまたは球体ボール45を受けるよう構成されている。
【0022】
貫通孔46は、端部47aと、ねじ部47bと、端部47aとねじ部47bと間に延びる円筒形の中央部47cとを備えている。貫通孔46の端部47aは、第1端部40内に設けられており、従来の六角レンチを回転不能に受けるよう断面が六角形であることが好ましい。これにより、六角レンチが端部47a内に挿入されると、ハブ軸20の第2部分32が回転してしまうことが防止される。ねじ部47bは、ハブ軸20の第2部分32の第2端部42内に配置されている。ねじ部47bは、第1部分30のねじ込みを施した第1端部34をねじ込み受容するよう構成されているため、ハブ軸20の第1部分30及び第2部分32をねじ込み連結することが可能である。そして、第1部分30が第2部分32にねじ込み連結されると、第1部分30及び第2部分32はリアハブ18の単一の軸部材として機能する。
【0023】
また、図2〜図6を参照すると、ハブ本体22は、外側筒状部50と、筒状インナースリーブ部52と、筒状インナースリーブ部52と外側筒状部50とを自由回転自在な方法で回転自在に連結する1対のベアリングアセンブリ54とを備えている。ハブ軸20の第1部分30は、外側筒状部50の内部通路内に設けられたインナースリーブ部52内に回転自在に支持されていることが好ましい。ハブ本体22はまた、後述するように、ワンウェイクラッチ及び係合部を備えていることが好ましい。
【0024】
図5、図6に示すように、外側筒状部50は、種々の内側及び外側円形断面を有する筒状部材を備えている。また、外側筒状部50は、鋳造アルミニウム、チタン、鋼鉄のような軽量で硬質な金属材料からなることが好ましい。外側筒状部50は、必要に応じて、適切な任意の材料で構成してもよい。外側筒状部50は、ハブ本体22をホイール16のリムに従来の方法で連結するために互いに離間した1対の筒状スポーク取り付けフランジ51を有している。スポーク取り付けフランジ51は、外側筒状部50の対向する両端部から延びており、また、このフランジは外側筒状部50の自由端に近接している。取り付けフランジ51には、従来の方法でハブ本体22をホイール16に固定するために、複数のスポークが連結されている。
【0025】
また、外側筒状部50は、両ベアリングアセンブリ54が互いに向かって長手方向(すなわち軸方向)に移動するのを抑制するために、互いに逆側を向く1対の接当面または接当肩53を有していることが好ましい。外部筒状部50はまた、1端に溝55を、反対側の他端にブレーキディスク取り付け部57を設けていることが好ましい。溝55は、内部にワンウェイクラッチ28の一部を受けるよう時計回りの内周ねじが形成されたねじ付き溝であることが好ましい。ブレーキディスク取付部57は、従来の方法でブレーキディスク(図示せず)に連結されるための複数のねじ込み取り付け孔を有していることが好ましい。ハブ18を、必要に応じて、従来のリムブレーキと共に使用するよう設計してもよい。例えば、ブレーキディスク取付部57を省略してもよい(すなわち、ねじ込み取り付け孔を省略し、外側筒状部50の形状を変更してもよい)。
【0026】
溝55は、ワンウェイクラッチ28の一部を受けるために内周ねじが形成された段状の溝であることが好ましい。後述するように、外側筒状部50は、ワンウェイクラッチ28によって比較的従来の方法で係合部材26に連結されている。具体的には、後述するように、係合部材26は、外側筒状部50に対し第1の回転方向には自由回転自在であるとともに、第2の回転方向にはワンウェイクラッチ28を介して外側筒状部50と共に回転するよう外側筒状部50と係合することが好ましい。
【0027】
ベアリングアセンブリ54は、比較的従来のものであり、それぞれ、インナーレースと、複数のベアリングまたは球体鋼鉄製ボールと、アウターレースとを備えている。各アウターレースは、外側筒状部50の内周面及び外側筒状部50の接当肩53に当接し、上述のようにベアリングアセンブリ54の軸方向の移動を抑制する。各インナーレースは、インナースリーブ部52が外側筒状部50に対し自由回転できるよう、インナースリーブ部52の内周面に当接することが好ましい。
【0028】
また、図2〜図6を参照すると、インナースリーブ部52は、図5、図6に示すように、断面が段状及び円形の細長い筒状部材であることが好ましい。さらに、インナースリーブ部52は、鋳造アルミニウム、チタン、鋼鉄のような軽量及び硬質の金属材料からなることが好ましい。インナースリーブ部52は、必要に応じて、適切な任意の材料で構成してもよい。内側筒状部52は、支持部66と、支持部66から延びる段状の筒状端部68(または細長い筒状部)、支持部66及び段状部68を通る貫通孔70を備えている。
【0029】
インナースリーブ部52の支持部66は、ベアリングアセンブリ54を支持するよう構成された、部分的にねじが形成された外周面を備えているため、外側筒状部50はインナースリーブ部52に対し自由に回転することができる。段状部68は、一方のベアリングアセンブリ54の軸方向の移動を抑えるよう構成されている。また、段状部68は、係合部材26がインナースリーブ部52回りに自由に回転できるよう構成され、ハブ本体22の溝55内に軸方向に保持されるよう構成された外周面を備えている。特に、段状部68は、係合部材26の内径よりも小さな外径を有することが好ましい。さらに、段状部68は、ワンウェイクラッチ28が溝55から外れてしまうことを防止するために、クラッチ保持部材69が連結できるよう構成されていることが好ましい。
【0030】
貫通孔70は、リアハブ18が組み立てられたときにハブ軸20の第2部分32に隣接する溝部を備えている。貫通孔70の溝部は、第1部分30のねじ付き第1端部34が(第1端部34に取り付けられた保持リング31と共に)貫通孔70内に引き込まれるようにし、これにより、ハブ本体22はスプロケット支持部材24から取り外せるようになる。貫通孔70の溝部は、第1部分30及び保持リング31が外れてしまうことを防止する内部接当肩を形成する。インナースリーブ部52の貫通孔は、ハブ軸20の第1部分30の直径よりも僅かに大きな円筒形の貫通孔であり、第1部分30が貫通孔70内で自由に回転自在及びスライド自在であることが好ましい。これにより、第1部分30のねじ付き第1端部34貫通孔70内に引き込むことができる。
【0031】
次に、図2〜図9を参照しながら、スプロケット支持部材24についてより詳細に説明する。スプロケット支持部材24は、実質的に堅固で硬質な材料からなる一体型の単一部材として形成されることが好ましい。例えば、スプロケット支持部材24は、アルミニウム、チタン、またはこれよりも僅かに重い鋼鉄のような軽量の金属材料で構成してもよい。スプロケット支持部材24は、筒状部材であり、係合部70と、スプロケット支持部72と、これを軸方向に貫通する貫通孔74とを備えている。
【0032】
好ましい実施形態では、スプロケット支持部材24は、スプロケット支持部材24の外周面に回転不能に取り付けられたスプロケット19eを7個備えている。スプロケット19e間の間隔は、従来の方法で複数のスペーサによって維持されている。スプロケット支持部材24に取り付けるスプロケット19eの数は、必要に応じて増減してもよい。いずれの場合でもスプロケット支持部材24は、その上部に、直接または間接的に支持される少なくとも1つのスプロケットを備えている。
【0033】
係合部70は軸方向を向く環状面76と、環状面76から延び軸方向を向く突起77とを設けている。スプロケット支持部72は、その上にスプロケット19eが従来の方法で回転不能に固定されるよう、その周囲に延びる複数の軸スプライン78を有している。各スプライン78は、スプライン78から外周側に延びる接当停止部79を備えている。接当停止部79は、スプロケット支持部材24の外周面でのスプロケット19eの軸方向の動きを従来の方法によって規制する。
【0034】
軸方向を向く環状面76及び突起77は、後述するように、ハブ本体22のメッシュ状面と回転不能に係合するメッシュ状面を形成する。特に、突起77と軸方向を向く環状面76は、係合部材26の係合面と回転不能に係合するよう構成されている。係合面は、後述するように、円周方向に互いに重なるよう構成されており、スプロケット支持部材24と係合部材26との間で相対回転が生じないよう、係合部材26とスプロケット支持部材24との係合の軸方向の分離が防止される。
【0035】
また、図2〜図9を参照すると、突起77は軸方向を向く環状面76の回りに周状に配置され、互いに一定の間隔で離間している。さらに、各突起77は、第1角度面77aと、第2角度面77bと、軸方向端面77cとによって形成されていることが好ましい。各突起77の第1角度面77aと第2角度面77bとは、円周状に互いに離間し、軸方向端面77cによって互いに接続されている。各軸方向端面77cは、実質的に軸方向を向く環状面76と平行であることが好ましい。また、図19に示すように、各軸方向端面は、軸方向を向く環状面76から軸方向において約2.5mmの距離Xで離間していることが好ましい。すなわち、突起77は約2.5mmの軸方向厚さを備えている。したがって、突起77は目立たない突起であるといえる。しかし、突起77のいわゆる目立たなさにもかかわらず、係合部材36とスプロケット支持部材24との間に回転不能な係合が確実に得られる。
【0036】
また、各突起77は、円周状に延びる内周面77dと、円周状に延びる外周面77eとを備えていることが好ましい。円周状に延びる内周面77dは、環状面76に対し実質的に垂直であることが好ましい。また、円周状に延びる外周面77eは、軸方向を向く環状面76に対し実質的に垂直であるとともに、軸方向端面77cと円周状に延びる外周面77eとの間に湾曲した交差面を備えていることが好ましい。円周上に延びる内周面77dと円周状に延びる外周面77eは、互いに実質的に同心である湾曲した面(すなわち、平行な円筒状面)であることが好ましい。したがって、図8に示すように、各突起は径方向幅Sを有している。
【0037】
次に、突起77の第1角度面77aと第2角度面77bの構成について詳細に説明する。図19に示すように、第1角度面77aは、環状面76と共に鋭角Aを形成することが好ましい。また、第2角度面77bは環状面76と共に鈍角Bを形成することが好ましい。さらに、各突起77の第1及び第2角度面77a,77bは、スプロケット支持部材24の係合部70に相対的に同じ向きで円周方向に配置されることが好ましい。すなわち、第1角度面77aは、隣接する突起77の対応する第2角度面77bから円周方向に離間している。各第1角度面77aと環状面76との間の鋭角Aは約80°であり、各第2角度面77bと環状面76間に形成された鈍角Bは約150°であることが好ましい。これにより突起77は円周方向に僅かに突出する。
【0038】
次に図2〜図6、図10〜図12を参照しながら、係合部材26についてより詳細に説明する。係合部材26は、実質的に堅固で硬質な材料からなる一体型の単一部材として形成されることが好ましい。例えば、係合部材26は、アルミニウム、チタン、またはこれよりも僅かに重い金属のような軽量の金属材料で構成してもよい。係合部材26は、筒状部材であり、係合部80と、筒状部82と、貫通孔84とを備えている。後述するように、筒状部82は、係合部80から軸方向に向かって延び、ワンウェイクラッチ28の一部を形成する。貫通孔84は、筒状インナースリーブ部52とハブ軸20の第1部分30が内部で自由に回転できるよう構成されている。
【0039】
係合部80は、複数の軸方向に延びる溝87が形成された軸方向を向く環状面86を備えている。軸方向を向く環状面86と溝87は係合面を形成しており、この係合面は、突起77とスプロケット支持部材24の環状面76とによって形成された係合面と合致するよう構成されている。より具体的には、係合面(係合部材26とスプロケット支持部材24のもの)は、円周方向に重なるよう構成されており、これにより、スプロケット支持部材24と係合部材26との間に相対回転が生じない限り、スプロケット支持部材24と係合部材26の軸方向の分離が防止される。
【0040】
軸方向を向く環状面86の円囲には、溝87が互いに一定の間隔で離間して配置されている。また、各溝87は補助第1角度面87aと、補助第2角度面87bと、補助軸方向端面87cとによって形成されていることが好ましい。各溝87の第1角度面87aと第2角度面87bとは円周方向に互いに離間し、軸方向端面87cによって互いに接続されている。各軸方向端面87cは、軸方向を向く環状面86と実質的に平行であることが好ましい。さらに、図19に示すように、各軸方向端面87cは、軸方向を向く環状面86から約2.5mmの距離Yだけ軸方向に離間していることが好ましい。すなわち、溝87は約2.5mmの軸深度Yを備えている。したがって、溝87は目立たない溝であるといえる。しかし、突起77と溝87のいわゆる目立たなさにも関わらず、係合部材26とスプロケット支持部材24との間に回転不能な係合が確実に得られる。
【0041】
また、各溝87は、補助軸方向端面87cから軸方向を向く環状面86に内周側に延びる第3角度面87dを備えていることが好ましい。すなわち、溝87は、突起77の内周面77dと係合よう設計された円周状に延びる補助内周面を有していない。さらに、第3角度面87dは、各溝の第1角度面87aと第2角度面87bとの間で円周状に延びている。これにより、各溝87は各突起77の半径幅Sよりも大きな最大半径幅Tと、各突起77の半径幅Sと実質的に等しい最小半径幅とを有している。すなわち、各突起77は実質的に一定な半径幅を有するとともに、溝87は第3角度面87dの構造により様々な半径幅を有する。
【0042】
第3角度面87dは、スプロケット支持部材24がハブ本体22に対して横方向に移動する際に突起77を案内するための傾斜面(すなわちインクライン)として機能する。しかし、図19に示すように、溝87の円周方向における断面は、突起77の円周方向における断面と実質的に同一である。したがって、後述すると、突起77が溝87内に完全に受容されると(軸方向分離が規制されていると仮定した場合)、係合部材26及びスプロケット支持部材24が、いずれかの方向に一体に回転する。
【0043】
本実施形態では、環状面86及び溝87を第1係合面、環状面76及び突起77を第2係合面と考えることができる。すなわち、係合部材26は第1軸方向を向く第1係合面を有し、スプロケット支持部材24は、第1軸方向と反対の第2軸方向を向く第2係合面を有する。
次に、図7〜図12を参照すると、溝87の第1角度面87a及び第2角度面87bは、上述の突起77の第1角度面77a及び第2角度面77bの補助的な面である。また、第1角度面77a,87aは逆側を向く対向する面であり、第2角度面77b,87bも逆側を向く対向する面である。また、角度面77a,87aは第1円周方向に配置されていることが好ましい。すなわち、角度面87aは、図12に示すように溝87の時計回りの側に配置され、角度面77aは、図8に示すように反時計回りの側に配置されている。しかしながら、図8及び図12はそれぞれ、スプロケット支持部材24及び係合部材26を示す対向する端部の立面図である。したがって、スプロケット支持部材24が係合部材26と係合すると、角度面77aと角度面87aとが互いに当接する。
【0044】
次に、図13〜図18を参照すると、スプロケット支持部材24が、溝87に対し正方向(すなわち時計回り)に向かって回転され、図17、図18に示すように時計回り方向における緊密接続が得られる。この時計回り方向は、スプロケット支持部材のハブ本体22に対し正回転方向(すなわち、ドライブトレイン19の正回転)と考えられる。ワンウェイクラッチ28は、係合部材26が正方向に回転される際に、ハブ本体22の外側筒状部50も正方向へ回転されるよう配置されている。一方、図17、図18に示すようにスプロケット支持部材24が負の方向(つまり反時計回り)に回転すると、係合部材26が外側筒状部50に対し負の方向に自由に回転自在になる。これにより、係合部材26もスプロケット支持部材24と共に負の方向に回転する。
【0045】
ワンウェイクラッチ28は比較的従来のものであり、歯止めバネと、歯止めバネ上に互いに120°の角度で離間して配置された3つの歯止め(図示せず)とを備えている。ワンウェイクラッチ28は、ハブ本体22と、係合部材26の各部分とをさらに含んでいる。特にワンウェイクラッチ28は、係合部材26の環状溝及び3つの歯止めシートと、外側筒状部82のラチェット歯とを含んでいる。外側筒状部82は、ハブ本体22の外側筒状部50に設けられた溝55にねじ込み連結されている。歯止めバネは溝内に配置され、歯止めを歯止めシート内に従来の方法で固定する。通常、歯止めはラチェット歯と係合するため、ハブ本体22は、従来の方法で長手軸の周囲に一方向に回転できるが、他方向に回転することはできない。
【0046】
次に、リアハブ18の組み立てと動作についてより詳細に説明する。ハブ本体22は、図2に示すように、ハブ軸20の第1部分30に回転自在に受容されて組み立てられる。スプロケット支持部材24は、ハブ軸20の第2部分32と共に組み立てられる。次に、スプロケット支持部材24をハブ本体22の係合部材26に回転不能に連結するために、第1部分30がハブ軸20の第2部分32にねじ込み連結される。続いて、リアハブ18がリアフォーク15に取り付けられる。具体的には、リアハブ18をリアフォーク15に固定的に連結するために、ナット41が堅く締められ、クイック解除機構37が閉じられる。
【0047】
リアハブ18が自転車10のリアフォーク15に取り付けられると、スプロケット支持部材24と係合部材26との間の軸方向スペースが無くなる。したがって、ハブ18がリアフォーク15に取り付けられると、スプロケット支持部材24と係合部材26が一体に回転する。すなわち、係合部材26及びスプロケット支持部材24は緊密な係合状態を保つ。しかし、軸方向スペースが設けられると、第2角度面77b,87b、第3角度面87dは、スプロケット支持部材24が係合部材26から係合解除するための傾斜面として機能するようになる。しかし、角度面77a,87aによる相対回転が生じない限り、スプロケット支持部材24が係合部材26から軸方向に分離することはない。したがって、リアフォーク15の間に軸方向スペースが設けられると(クイック解除機構37が解除されると)、ハブ本体22は横方向に移動することが可能となる。次に、角度面77b,87b,87dがスプロケット支持部材24を係合部材26に対し相対回転させるため、図4に示すように、スプロケット支持部材24をリアフォーク15から外すことなく、ハブ本体22をリアフォーク15から取り外すことが可能になる。これらの角度面77b,87b,87dは、図3に示すように、ハブ本体22が再度取り付けられる際の傾斜面としても機能する。
【0048】
本発明で用いられる「実質的に」、「約」、「およそ」の語は、妥当量の逸脱を含んだ修飾語であるため、最終的な結果が特に大きく変わることはない。これらの語は、修飾された意味が否定されない場合は、修飾される語の±5%の逸脱を含むものとして解釈されるべきである。
選択された実施形態のみを用いて本発明を説明したが、本開示から、付随する請求項で定義された本発明の範囲から逸脱しない範囲の変更及び改良が可能であることが当業者には明白であろう。また、本発明による実施形態の上述の説明は例示のみを目的とし、付随する請求項及びその同等物によって定義された通りに本発明を限定することを目的とするものではない。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、スプロケット支持部材をリアフォークから外すことなくスプロケット支持部材をハブ本体から取り外すことができる。また、本発明の自転車ハブは、スプロケット部材からハブ本体を取り外すための緊密接続ラチェットを備えているため、製造及び組立が比較的単純かつ安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリアハブを備えた従来の自転車の側部立面図である。
【図2】図1に示した後部自転車ハブを部分的に拡大展開斜視図である。
【図3】図2に示したハブを部分的に拡大及び展開した反転斜視図であり、完全に係合する前のスプロケット部材及び係合部材を示すよう部分的に分解している。
【図4】図2、図3に示したリアハブの部分を示す、拡大部分反転斜視図であり、スプロケット支持部材と係合部材との係合を示すために分解してある。
【図5】図1〜図4に示した組み立てた状態のリアハブを示す拡大部分断面図である。
【図6】図1〜図5に示した組み立てた状態のリアハブの部分断面図である。
【図7】図2〜図6に示したスプロケット支持部材を示す拡大部分断面図である。
【図8】図7に示したスプロケット支持部材の端部立面図である。
【図9】図7、図8に示したスプロケット支持部材の反対側端部の立面図である。
【図10】図2〜図6に示したリアハブのハブ本体の係合部材を示す拡大部分断面図である。
【図11】図10に示した係合部材の端部の立面図である。
【図12】図10、図11に示した係合部材の反対側端部の立面図である。
【図13】スプロケット部材及び係合部材が係合する前の、図2〜図12に示した係合部材及びスプロケット支持部材を示す拡大部分斜視図である。
【図14】図13に示したスプロケット支持部材及び係合部材の突起及び溝を示す線図的断面図である。
【図15】図2〜図12に示したスプロケット支持部材及び係合部材を示す拡大部分斜視図であり、中間係合部を示している。
【図16】図15に示したスプロケット支持部材及び係合部材の突起及び溝を示す線図的断面図である。
【図17】図2〜図12に示したスプロケット支持部材及び係合部材の拡大部分斜視図であり、係合位置を示している。
【図18】図17に示したスプロケット部材及び係合部材の突起及び溝を示す線図的断面図である。
【図19】互いに係合する前の、スプロケット支持部材の1つの突起と、係合部材の1つの溝とを示す拡大した線図的断面図である。
【符号の説明】
18 リアハブ
20 ハブ軸
22 ハブ本体
24 スプロケット支持部材
26 係合部材
30 第1部分
32 第2部分
76 軸方向を向く環状面
77 突起
80 係合部
86 軸方向を向く環状面
87 係合溝
【発明の属する分野】
本発明は、脱着可能なフリーホイールを備えた自転車ハブ、特に、ハブ本体をスプロケット支持部材から外せるようにする緊密接続ラチェットをハブ本体とスプロケット支持部材との間に備えた自転車ハブに関する。
【0002】
【従来の技術】
サイクリングは移動手段としてだけでなく、レクリエーションとしてもますます人気が高まっている。また、サイクリングは非常に人気のある競技スポーツとなった。自転車の使用目的がレクリエーション、移動、競技のいずれであっても、自転車産業は常にその様々な構成部品を改良し続けている。過去数年において連続的にデザイン変更されている自転車の特定的な構成部品の1つに、後部自転車ハブのフリーホイールがある。
【0003】
特に、多くの自転車は複数の速度変換が可能である。ドライブトレインの一般に普及している一形態では、後部自転車ホイールのハブに取り付けられた複数のスプロケットが用いられている。ペダルが踏まれる間、自転車のチェーンがリアスプロケットの1つと係合して後輪を回転させる。乗り手が自転車を漕ぐのを止めても、後輪は回転を続けることができ、一方でスプロケットが静止状態に保たれる。そのため、リアハブはワンウェイクラッチを備えたフリーホイールを備えている。
【0004】
今日の自転車の変速機では、提供される速度数が増加しており、リアホイール用の多段階スプロケットホイールユニットのスプロケット数も増え、現在では5〜7個のスプロケットが装備されている。簡略化された取り付け構造及び容易な取り付け方法が必要である。
後部自転車ホイールに対し一方の回転方向にのみ駆動力を伝達するために使用されるフリーホイールは、通常自転車のリアハブ上に取り付けられている。フリーホイールは、ペダルを全く回転させなくても自転車を自由に前進できるよう使用されている。フリーホイールには、リアハブにネジ留めされることでリアハブのボスに取り付けられたボス型のフリーホイールと、リアハブの一体型部品としてリアハブに固定された自由ハブ型のフリーホイールとが含まれる。いずれのフリーホイールも、外側筒状部と、内側筒状部が外側筒状部に対し自由に回転できるよう外側筒状部の内周側に取り付けられた内側筒状部と、駆動力を外側筒状部から内側筒状部に一方の回転方向にのみ伝達するよう外側筒状部と内側筒状部との間に取り付けられたワンウェイクラッチとを備えている。外側筒状部には複数のギアが取り付けられ、また通常、内側筒状部は自転車のリアハブに取り付けられている。
【0005】
スプロケットホイールとボスとの間にはスプラインが設けられており、スプロケットホイールとボスとの相対回転は確実に抑制される。このユニットは自転車のリアホイールに使用されているため、駆動力は、ワンウェイ機構を介してリアホイール軸とボスとの間に伝達されるはずである。この目的のために、ワンウェイクラッチのアウターレースとしてボスが形成され、ボスの内周にはワンウェイクラッチ及びインナーレースが配置されている。
【0006】
ここ数年でリアギアまたはスプロケットの数が増加したことから、フリーホイールがより大きく、より重くなっている。また、ギアまたはスプロケットの数の増加に従い、スプロケットからフリーホイールにより広範囲のトルクが付加されている。
上記観点から、従来技術における上述の問題を克服する、脱着可能なフリーホイールを備えた自転車ハブが必要である。本発明は、この従来技術における必要性を、本開示から当業者に明らかになる他の必要性と共に示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、単純な構造の緊密接続ラチェットを備えた自転車ハブを提供することにある。
本発明の別の目的は、簡単に取り付けることが可能な、緊密接続ラチェットを備えた自転車ハブを提供することにある。
【0008】
本発明の別の目的は、製造及び組み立てが比較的単純かつ安価な、スプロケット部材からハブ本体を取り外すための緊密接続ラチェットを備えた自転車ハブを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の一見地によれば、自転車ハブは、ハブ軸と、ハブ本体と、スプロケット支持部材とを備えている。ハブ軸は、第1部分と、第1部分と取り外し自在に連結される第2部分とを有する。ハブ本体は、外側筒状部と、外側筒状部に連結される外側筒状部と別体の係合部材と、ハブ軸の第1部分が回転自在に支持される内部通路とを備え、係合部材が第1係合面と共に形成されている。スプロケット支持部材は、ハブ軸の第2部分に取り付けられるとともに、第1係合面に回転不能に係合する第2係合面と共に形成された係合部を有する。第1及び第2係合面は、係合部材と係合部とが相対回転を生じずに軸方向に外れることが防止されるよう、互いに重なり合うよう構成されている。
【0010】
本発明のこれらの、またその他の目的、特徴、見地、利点は、添付の図面と共に本発明の好ましい実施形態を開示する以下の詳細な説明から当業者にとって明白となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明によるリアハブが後述するように取り付けられた自転車10を示す。自転車10はフレーム12を備えている。フレーム12には、フロントフォーク13が回転自在に連結されるとともにリアフォーク15が固定的に連結されている。後輪16は、リアハブ18によってリアフォーク15に回転自在に連結されている。前輪14は、フロントハブ17によってフロントフォーク13に回転自在に連結されている。フレーム12には座席が調整可能に連結されており、また、フロントフォーク13には、前輪14を方向転換させるためにハンドルバー11が連結されている。また、フレーム12には、自転車10を推進するためにドライブトレイン19が連結されている。ドライブトレイン19は、1組のフロントスプロケット19aと、ペダル19cを備えた1対のクランクアーム19bと、駆動チェーン19dと、1組のリアスプロケット19eとを備えている。フロントスプロケット19aが、底部ブラケット(図示せず)によってフレーム12に回転自在に固定されている。比較的従来の方法で、リアスプロケット19eが後輪16のリアハブ18に連結されている。
【0012】
自転車10の様々な構成部品は従来からよく知られているため、これらの部品についての詳細な説明は、これらが本発明にしたがって改良されていない限り省略する。より具体的には、自転車10の構成部品についての説明は、これらがリアハブ18に対しいない限り省略する。また、ここで説明しないブレーキ、変速機、追加のスプロケット等の様々な従来の自転車部品は、本発明に使用してもよい。
【0013】
次に図2〜図6を参照すると、リアハブ18は、ハブ軸20と、ハブ本体22と、スプロケット支持部材24とを備えている。ハブ軸20は、ハブ本体22の内部通路内に回転自在に支持され、ハブ本体22の両端部から軸方向に延びている。ハブ本体22には係合部材26(すなわち係合部)が連結されている。リアハブ18を組み立てると、係合部材はスプロケット支持部材24に回転不能に連結される。ハブ軸20は、取り外し自在に連結された2つの部品で構成され、スプロケット支持部材24からハブ本体22を取り外せるようになっていることが好ましい。係合部材26は、ワンウェイクラッチによってハブ本体22に連結されているため、ハブ本体22に対し一方向にのみ自由に回転できることが好ましい。ハブ本体22は、係合部材26が逆方向に回転すると、係合部材26と共に回転する。
【0014】
ハブ本体22は、ハブ軸20の一部に取り付けられ、一方、スプロケット支持部材24はハブ軸20の他の部分に自由に回転自在に取り付けられていることが好ましい。ハブ軸20の2つの部品同士はねじ込み連結され、これにより、スプロケット支持部材24をリアフォーク15から取り外すことなくスプロケット支持部材24をハブ本体22から外せることが好ましい。本実施形態では、スプロケット支持部材24、係合部材26及びワンウェイクラッチ28がフリーホイールの部品を形成している。必要に応じて、本発明をワンウェイクラッチ(すなわちフリーホイール)を備えていないハブと共に使用してもよい。ここでは「スプロケット支持部材」という語は、少なくとも1つのスプロケットを直接または間接的に支持するハブの部分を示す意味に使用している。
【0015】
次に図2〜図6を参照すると、ハブ軸20は、第1部分30と、ねじ込み接続によって第1部分30にねじ込み連結された第2部分32とを備えている。第1部分30はハブ本体22の内部通路内に回転自在に支持され、第2部分32にはスプロケット支持部材24が取り付けられていることが好ましい。また、第1部分30は、第2部分32とねじ込み連結されるとともに、これにより第2部分32から分離できるようになっていることが好ましい。ハブ軸20の直径は、分離可能なハブ軸20に十分な力が得られるのに十分な大きさを有していることが好ましい。
【0016】
ハブ軸20の第1部分30は、鋳造アルミニウム、チタン、鋼鉄のような軽量で硬質な金属材料からなる細長い円筒形部材であることが好ましい。第1部分30は、必要に応じて、適切な任意の材料で構成してもよい。また、第1部分30の断面は実質的に一定の円形であることが好ましい。ハブ軸20の第1部分30は、第1端部34と、第1端部34から軸方向に離間した第2端部36と、第1端部34と第2端部36間に延びる中央部38とを備えている。
【0017】
第1端部34には、第1部分30を第2部分32と取り外し自在に連結するための時計回りの外周ねじが形成されていることが好ましい。また、第1端部34の中央部38近傍には、保持リング31が従来の方法で取り外し自在に取り付けられていることが好ましい。第1部分30は、ハブ本体22内に取り付けられた後に保持リング31が取り付けられ、これによりハブ本体22の内部通路内に保持される。保持リング31は、内周ねじが形成されたリング部材、またはC字型クランプのいずれかであることが好ましい。保持リング31の形状は、必要に応じて種々の構成を有していてもよい。
【0018】
第2端部36は、クイック解除機構37が従来の方法で連結可能な形状である。これにより、後述するように、クイック解除機構37は、リアハブ18の一側をリアフォーク15に比較的従来の方法で連結する。
中央部38は、第1端部34と第2端部36との間に延びる円筒形のロッド形状の部分である。ハブ軸20の中央部38は、比較的従来の方法でハブ本体22の一部内にスライド自在かつ自由回転自在に受容されるよう構成されている。
【0019】
ハブ軸20の第2部分32は、図5、図6に示すように、フリーホイール24を支持するために断面が変化する段状の円筒形部材であることが好ましい。さらに、第2部分32は、分離可能なハブ軸20に適切な強度が得られるよう最小直径を有するとともに、鋳造アルミニウム、チタン、鋼鉄のような軽量で硬質な金属材料からなることが好ましい。第2部分32は、必要に応じて、適切な任意の材料で構成してもよい。第2部分32は、第1端部40と、第1端部40と軸方向に離れた第2端部42と、第1端部40と第2端部42との間に延びる中央段状部44と、第2部分32を貫通する貫通孔46とを備えている。
【0020】
第1端部40は、ナット41を受けるための外周ねじが形成されていることが好ましい。ナット41は、リアハブ18の一側をリアフォーク15と比較的従来の方法で連結するよう、第1端部40にねじ込み連結される。また、第1端部40の外径は第2部分32の小さい方のまたは最小の外径であり、第2端部42の外径は第2部分32の大きい方の外径であることが好ましい。
【0021】
第2端部42は、スプロケット支持部材24を自由回転自在に取り付けることができるよう構成された外周面43を備えている。特に、外周面43は1対の環状の湾曲したベアリング溝を有しており、このベアリング溝は、スプロケット支持部材24がハブ軸20の第2部分32に従来の方法で自由回転自在に取り付けられるために、複数のボールベアリングまたは球体ボール45を受けるよう構成されている。
【0022】
貫通孔46は、端部47aと、ねじ部47bと、端部47aとねじ部47bと間に延びる円筒形の中央部47cとを備えている。貫通孔46の端部47aは、第1端部40内に設けられており、従来の六角レンチを回転不能に受けるよう断面が六角形であることが好ましい。これにより、六角レンチが端部47a内に挿入されると、ハブ軸20の第2部分32が回転してしまうことが防止される。ねじ部47bは、ハブ軸20の第2部分32の第2端部42内に配置されている。ねじ部47bは、第1部分30のねじ込みを施した第1端部34をねじ込み受容するよう構成されているため、ハブ軸20の第1部分30及び第2部分32をねじ込み連結することが可能である。そして、第1部分30が第2部分32にねじ込み連結されると、第1部分30及び第2部分32はリアハブ18の単一の軸部材として機能する。
【0023】
また、図2〜図6を参照すると、ハブ本体22は、外側筒状部50と、筒状インナースリーブ部52と、筒状インナースリーブ部52と外側筒状部50とを自由回転自在な方法で回転自在に連結する1対のベアリングアセンブリ54とを備えている。ハブ軸20の第1部分30は、外側筒状部50の内部通路内に設けられたインナースリーブ部52内に回転自在に支持されていることが好ましい。ハブ本体22はまた、後述するように、ワンウェイクラッチ及び係合部を備えていることが好ましい。
【0024】
図5、図6に示すように、外側筒状部50は、種々の内側及び外側円形断面を有する筒状部材を備えている。また、外側筒状部50は、鋳造アルミニウム、チタン、鋼鉄のような軽量で硬質な金属材料からなることが好ましい。外側筒状部50は、必要に応じて、適切な任意の材料で構成してもよい。外側筒状部50は、ハブ本体22をホイール16のリムに従来の方法で連結するために互いに離間した1対の筒状スポーク取り付けフランジ51を有している。スポーク取り付けフランジ51は、外側筒状部50の対向する両端部から延びており、また、このフランジは外側筒状部50の自由端に近接している。取り付けフランジ51には、従来の方法でハブ本体22をホイール16に固定するために、複数のスポークが連結されている。
【0025】
また、外側筒状部50は、両ベアリングアセンブリ54が互いに向かって長手方向(すなわち軸方向)に移動するのを抑制するために、互いに逆側を向く1対の接当面または接当肩53を有していることが好ましい。外部筒状部50はまた、1端に溝55を、反対側の他端にブレーキディスク取り付け部57を設けていることが好ましい。溝55は、内部にワンウェイクラッチ28の一部を受けるよう時計回りの内周ねじが形成されたねじ付き溝であることが好ましい。ブレーキディスク取付部57は、従来の方法でブレーキディスク(図示せず)に連結されるための複数のねじ込み取り付け孔を有していることが好ましい。ハブ18を、必要に応じて、従来のリムブレーキと共に使用するよう設計してもよい。例えば、ブレーキディスク取付部57を省略してもよい(すなわち、ねじ込み取り付け孔を省略し、外側筒状部50の形状を変更してもよい)。
【0026】
溝55は、ワンウェイクラッチ28の一部を受けるために内周ねじが形成された段状の溝であることが好ましい。後述するように、外側筒状部50は、ワンウェイクラッチ28によって比較的従来の方法で係合部材26に連結されている。具体的には、後述するように、係合部材26は、外側筒状部50に対し第1の回転方向には自由回転自在であるとともに、第2の回転方向にはワンウェイクラッチ28を介して外側筒状部50と共に回転するよう外側筒状部50と係合することが好ましい。
【0027】
ベアリングアセンブリ54は、比較的従来のものであり、それぞれ、インナーレースと、複数のベアリングまたは球体鋼鉄製ボールと、アウターレースとを備えている。各アウターレースは、外側筒状部50の内周面及び外側筒状部50の接当肩53に当接し、上述のようにベアリングアセンブリ54の軸方向の移動を抑制する。各インナーレースは、インナースリーブ部52が外側筒状部50に対し自由回転できるよう、インナースリーブ部52の内周面に当接することが好ましい。
【0028】
また、図2〜図6を参照すると、インナースリーブ部52は、図5、図6に示すように、断面が段状及び円形の細長い筒状部材であることが好ましい。さらに、インナースリーブ部52は、鋳造アルミニウム、チタン、鋼鉄のような軽量及び硬質の金属材料からなることが好ましい。インナースリーブ部52は、必要に応じて、適切な任意の材料で構成してもよい。内側筒状部52は、支持部66と、支持部66から延びる段状の筒状端部68(または細長い筒状部)、支持部66及び段状部68を通る貫通孔70を備えている。
【0029】
インナースリーブ部52の支持部66は、ベアリングアセンブリ54を支持するよう構成された、部分的にねじが形成された外周面を備えているため、外側筒状部50はインナースリーブ部52に対し自由に回転することができる。段状部68は、一方のベアリングアセンブリ54の軸方向の移動を抑えるよう構成されている。また、段状部68は、係合部材26がインナースリーブ部52回りに自由に回転できるよう構成され、ハブ本体22の溝55内に軸方向に保持されるよう構成された外周面を備えている。特に、段状部68は、係合部材26の内径よりも小さな外径を有することが好ましい。さらに、段状部68は、ワンウェイクラッチ28が溝55から外れてしまうことを防止するために、クラッチ保持部材69が連結できるよう構成されていることが好ましい。
【0030】
貫通孔70は、リアハブ18が組み立てられたときにハブ軸20の第2部分32に隣接する溝部を備えている。貫通孔70の溝部は、第1部分30のねじ付き第1端部34が(第1端部34に取り付けられた保持リング31と共に)貫通孔70内に引き込まれるようにし、これにより、ハブ本体22はスプロケット支持部材24から取り外せるようになる。貫通孔70の溝部は、第1部分30及び保持リング31が外れてしまうことを防止する内部接当肩を形成する。インナースリーブ部52の貫通孔は、ハブ軸20の第1部分30の直径よりも僅かに大きな円筒形の貫通孔であり、第1部分30が貫通孔70内で自由に回転自在及びスライド自在であることが好ましい。これにより、第1部分30のねじ付き第1端部34貫通孔70内に引き込むことができる。
【0031】
次に、図2〜図9を参照しながら、スプロケット支持部材24についてより詳細に説明する。スプロケット支持部材24は、実質的に堅固で硬質な材料からなる一体型の単一部材として形成されることが好ましい。例えば、スプロケット支持部材24は、アルミニウム、チタン、またはこれよりも僅かに重い鋼鉄のような軽量の金属材料で構成してもよい。スプロケット支持部材24は、筒状部材であり、係合部70と、スプロケット支持部72と、これを軸方向に貫通する貫通孔74とを備えている。
【0032】
好ましい実施形態では、スプロケット支持部材24は、スプロケット支持部材24の外周面に回転不能に取り付けられたスプロケット19eを7個備えている。スプロケット19e間の間隔は、従来の方法で複数のスペーサによって維持されている。スプロケット支持部材24に取り付けるスプロケット19eの数は、必要に応じて増減してもよい。いずれの場合でもスプロケット支持部材24は、その上部に、直接または間接的に支持される少なくとも1つのスプロケットを備えている。
【0033】
係合部70は軸方向を向く環状面76と、環状面76から延び軸方向を向く突起77とを設けている。スプロケット支持部72は、その上にスプロケット19eが従来の方法で回転不能に固定されるよう、その周囲に延びる複数の軸スプライン78を有している。各スプライン78は、スプライン78から外周側に延びる接当停止部79を備えている。接当停止部79は、スプロケット支持部材24の外周面でのスプロケット19eの軸方向の動きを従来の方法によって規制する。
【0034】
軸方向を向く環状面76及び突起77は、後述するように、ハブ本体22のメッシュ状面と回転不能に係合するメッシュ状面を形成する。特に、突起77と軸方向を向く環状面76は、係合部材26の係合面と回転不能に係合するよう構成されている。係合面は、後述するように、円周方向に互いに重なるよう構成されており、スプロケット支持部材24と係合部材26との間で相対回転が生じないよう、係合部材26とスプロケット支持部材24との係合の軸方向の分離が防止される。
【0035】
また、図2〜図9を参照すると、突起77は軸方向を向く環状面76の回りに周状に配置され、互いに一定の間隔で離間している。さらに、各突起77は、第1角度面77aと、第2角度面77bと、軸方向端面77cとによって形成されていることが好ましい。各突起77の第1角度面77aと第2角度面77bとは、円周状に互いに離間し、軸方向端面77cによって互いに接続されている。各軸方向端面77cは、実質的に軸方向を向く環状面76と平行であることが好ましい。また、図19に示すように、各軸方向端面は、軸方向を向く環状面76から軸方向において約2.5mmの距離Xで離間していることが好ましい。すなわち、突起77は約2.5mmの軸方向厚さを備えている。したがって、突起77は目立たない突起であるといえる。しかし、突起77のいわゆる目立たなさにもかかわらず、係合部材36とスプロケット支持部材24との間に回転不能な係合が確実に得られる。
【0036】
また、各突起77は、円周状に延びる内周面77dと、円周状に延びる外周面77eとを備えていることが好ましい。円周状に延びる内周面77dは、環状面76に対し実質的に垂直であることが好ましい。また、円周状に延びる外周面77eは、軸方向を向く環状面76に対し実質的に垂直であるとともに、軸方向端面77cと円周状に延びる外周面77eとの間に湾曲した交差面を備えていることが好ましい。円周上に延びる内周面77dと円周状に延びる外周面77eは、互いに実質的に同心である湾曲した面(すなわち、平行な円筒状面)であることが好ましい。したがって、図8に示すように、各突起は径方向幅Sを有している。
【0037】
次に、突起77の第1角度面77aと第2角度面77bの構成について詳細に説明する。図19に示すように、第1角度面77aは、環状面76と共に鋭角Aを形成することが好ましい。また、第2角度面77bは環状面76と共に鈍角Bを形成することが好ましい。さらに、各突起77の第1及び第2角度面77a,77bは、スプロケット支持部材24の係合部70に相対的に同じ向きで円周方向に配置されることが好ましい。すなわち、第1角度面77aは、隣接する突起77の対応する第2角度面77bから円周方向に離間している。各第1角度面77aと環状面76との間の鋭角Aは約80°であり、各第2角度面77bと環状面76間に形成された鈍角Bは約150°であることが好ましい。これにより突起77は円周方向に僅かに突出する。
【0038】
次に図2〜図6、図10〜図12を参照しながら、係合部材26についてより詳細に説明する。係合部材26は、実質的に堅固で硬質な材料からなる一体型の単一部材として形成されることが好ましい。例えば、係合部材26は、アルミニウム、チタン、またはこれよりも僅かに重い金属のような軽量の金属材料で構成してもよい。係合部材26は、筒状部材であり、係合部80と、筒状部82と、貫通孔84とを備えている。後述するように、筒状部82は、係合部80から軸方向に向かって延び、ワンウェイクラッチ28の一部を形成する。貫通孔84は、筒状インナースリーブ部52とハブ軸20の第1部分30が内部で自由に回転できるよう構成されている。
【0039】
係合部80は、複数の軸方向に延びる溝87が形成された軸方向を向く環状面86を備えている。軸方向を向く環状面86と溝87は係合面を形成しており、この係合面は、突起77とスプロケット支持部材24の環状面76とによって形成された係合面と合致するよう構成されている。より具体的には、係合面(係合部材26とスプロケット支持部材24のもの)は、円周方向に重なるよう構成されており、これにより、スプロケット支持部材24と係合部材26との間に相対回転が生じない限り、スプロケット支持部材24と係合部材26の軸方向の分離が防止される。
【0040】
軸方向を向く環状面86の円囲には、溝87が互いに一定の間隔で離間して配置されている。また、各溝87は補助第1角度面87aと、補助第2角度面87bと、補助軸方向端面87cとによって形成されていることが好ましい。各溝87の第1角度面87aと第2角度面87bとは円周方向に互いに離間し、軸方向端面87cによって互いに接続されている。各軸方向端面87cは、軸方向を向く環状面86と実質的に平行であることが好ましい。さらに、図19に示すように、各軸方向端面87cは、軸方向を向く環状面86から約2.5mmの距離Yだけ軸方向に離間していることが好ましい。すなわち、溝87は約2.5mmの軸深度Yを備えている。したがって、溝87は目立たない溝であるといえる。しかし、突起77と溝87のいわゆる目立たなさにも関わらず、係合部材26とスプロケット支持部材24との間に回転不能な係合が確実に得られる。
【0041】
また、各溝87は、補助軸方向端面87cから軸方向を向く環状面86に内周側に延びる第3角度面87dを備えていることが好ましい。すなわち、溝87は、突起77の内周面77dと係合よう設計された円周状に延びる補助内周面を有していない。さらに、第3角度面87dは、各溝の第1角度面87aと第2角度面87bとの間で円周状に延びている。これにより、各溝87は各突起77の半径幅Sよりも大きな最大半径幅Tと、各突起77の半径幅Sと実質的に等しい最小半径幅とを有している。すなわち、各突起77は実質的に一定な半径幅を有するとともに、溝87は第3角度面87dの構造により様々な半径幅を有する。
【0042】
第3角度面87dは、スプロケット支持部材24がハブ本体22に対して横方向に移動する際に突起77を案内するための傾斜面(すなわちインクライン)として機能する。しかし、図19に示すように、溝87の円周方向における断面は、突起77の円周方向における断面と実質的に同一である。したがって、後述すると、突起77が溝87内に完全に受容されると(軸方向分離が規制されていると仮定した場合)、係合部材26及びスプロケット支持部材24が、いずれかの方向に一体に回転する。
【0043】
本実施形態では、環状面86及び溝87を第1係合面、環状面76及び突起77を第2係合面と考えることができる。すなわち、係合部材26は第1軸方向を向く第1係合面を有し、スプロケット支持部材24は、第1軸方向と反対の第2軸方向を向く第2係合面を有する。
次に、図7〜図12を参照すると、溝87の第1角度面87a及び第2角度面87bは、上述の突起77の第1角度面77a及び第2角度面77bの補助的な面である。また、第1角度面77a,87aは逆側を向く対向する面であり、第2角度面77b,87bも逆側を向く対向する面である。また、角度面77a,87aは第1円周方向に配置されていることが好ましい。すなわち、角度面87aは、図12に示すように溝87の時計回りの側に配置され、角度面77aは、図8に示すように反時計回りの側に配置されている。しかしながら、図8及び図12はそれぞれ、スプロケット支持部材24及び係合部材26を示す対向する端部の立面図である。したがって、スプロケット支持部材24が係合部材26と係合すると、角度面77aと角度面87aとが互いに当接する。
【0044】
次に、図13〜図18を参照すると、スプロケット支持部材24が、溝87に対し正方向(すなわち時計回り)に向かって回転され、図17、図18に示すように時計回り方向における緊密接続が得られる。この時計回り方向は、スプロケット支持部材のハブ本体22に対し正回転方向(すなわち、ドライブトレイン19の正回転)と考えられる。ワンウェイクラッチ28は、係合部材26が正方向に回転される際に、ハブ本体22の外側筒状部50も正方向へ回転されるよう配置されている。一方、図17、図18に示すようにスプロケット支持部材24が負の方向(つまり反時計回り)に回転すると、係合部材26が外側筒状部50に対し負の方向に自由に回転自在になる。これにより、係合部材26もスプロケット支持部材24と共に負の方向に回転する。
【0045】
ワンウェイクラッチ28は比較的従来のものであり、歯止めバネと、歯止めバネ上に互いに120°の角度で離間して配置された3つの歯止め(図示せず)とを備えている。ワンウェイクラッチ28は、ハブ本体22と、係合部材26の各部分とをさらに含んでいる。特にワンウェイクラッチ28は、係合部材26の環状溝及び3つの歯止めシートと、外側筒状部82のラチェット歯とを含んでいる。外側筒状部82は、ハブ本体22の外側筒状部50に設けられた溝55にねじ込み連結されている。歯止めバネは溝内に配置され、歯止めを歯止めシート内に従来の方法で固定する。通常、歯止めはラチェット歯と係合するため、ハブ本体22は、従来の方法で長手軸の周囲に一方向に回転できるが、他方向に回転することはできない。
【0046】
次に、リアハブ18の組み立てと動作についてより詳細に説明する。ハブ本体22は、図2に示すように、ハブ軸20の第1部分30に回転自在に受容されて組み立てられる。スプロケット支持部材24は、ハブ軸20の第2部分32と共に組み立てられる。次に、スプロケット支持部材24をハブ本体22の係合部材26に回転不能に連結するために、第1部分30がハブ軸20の第2部分32にねじ込み連結される。続いて、リアハブ18がリアフォーク15に取り付けられる。具体的には、リアハブ18をリアフォーク15に固定的に連結するために、ナット41が堅く締められ、クイック解除機構37が閉じられる。
【0047】
リアハブ18が自転車10のリアフォーク15に取り付けられると、スプロケット支持部材24と係合部材26との間の軸方向スペースが無くなる。したがって、ハブ18がリアフォーク15に取り付けられると、スプロケット支持部材24と係合部材26が一体に回転する。すなわち、係合部材26及びスプロケット支持部材24は緊密な係合状態を保つ。しかし、軸方向スペースが設けられると、第2角度面77b,87b、第3角度面87dは、スプロケット支持部材24が係合部材26から係合解除するための傾斜面として機能するようになる。しかし、角度面77a,87aによる相対回転が生じない限り、スプロケット支持部材24が係合部材26から軸方向に分離することはない。したがって、リアフォーク15の間に軸方向スペースが設けられると(クイック解除機構37が解除されると)、ハブ本体22は横方向に移動することが可能となる。次に、角度面77b,87b,87dがスプロケット支持部材24を係合部材26に対し相対回転させるため、図4に示すように、スプロケット支持部材24をリアフォーク15から外すことなく、ハブ本体22をリアフォーク15から取り外すことが可能になる。これらの角度面77b,87b,87dは、図3に示すように、ハブ本体22が再度取り付けられる際の傾斜面としても機能する。
【0048】
本発明で用いられる「実質的に」、「約」、「およそ」の語は、妥当量の逸脱を含んだ修飾語であるため、最終的な結果が特に大きく変わることはない。これらの語は、修飾された意味が否定されない場合は、修飾される語の±5%の逸脱を含むものとして解釈されるべきである。
選択された実施形態のみを用いて本発明を説明したが、本開示から、付随する請求項で定義された本発明の範囲から逸脱しない範囲の変更及び改良が可能であることが当業者には明白であろう。また、本発明による実施形態の上述の説明は例示のみを目的とし、付随する請求項及びその同等物によって定義された通りに本発明を限定することを目的とするものではない。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、スプロケット支持部材をリアフォークから外すことなくスプロケット支持部材をハブ本体から取り外すことができる。また、本発明の自転車ハブは、スプロケット部材からハブ本体を取り外すための緊密接続ラチェットを備えているため、製造及び組立が比較的単純かつ安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリアハブを備えた従来の自転車の側部立面図である。
【図2】図1に示した後部自転車ハブを部分的に拡大展開斜視図である。
【図3】図2に示したハブを部分的に拡大及び展開した反転斜視図であり、完全に係合する前のスプロケット部材及び係合部材を示すよう部分的に分解している。
【図4】図2、図3に示したリアハブの部分を示す、拡大部分反転斜視図であり、スプロケット支持部材と係合部材との係合を示すために分解してある。
【図5】図1〜図4に示した組み立てた状態のリアハブを示す拡大部分断面図である。
【図6】図1〜図5に示した組み立てた状態のリアハブの部分断面図である。
【図7】図2〜図6に示したスプロケット支持部材を示す拡大部分断面図である。
【図8】図7に示したスプロケット支持部材の端部立面図である。
【図9】図7、図8に示したスプロケット支持部材の反対側端部の立面図である。
【図10】図2〜図6に示したリアハブのハブ本体の係合部材を示す拡大部分断面図である。
【図11】図10に示した係合部材の端部の立面図である。
【図12】図10、図11に示した係合部材の反対側端部の立面図である。
【図13】スプロケット部材及び係合部材が係合する前の、図2〜図12に示した係合部材及びスプロケット支持部材を示す拡大部分斜視図である。
【図14】図13に示したスプロケット支持部材及び係合部材の突起及び溝を示す線図的断面図である。
【図15】図2〜図12に示したスプロケット支持部材及び係合部材を示す拡大部分斜視図であり、中間係合部を示している。
【図16】図15に示したスプロケット支持部材及び係合部材の突起及び溝を示す線図的断面図である。
【図17】図2〜図12に示したスプロケット支持部材及び係合部材の拡大部分斜視図であり、係合位置を示している。
【図18】図17に示したスプロケット部材及び係合部材の突起及び溝を示す線図的断面図である。
【図19】互いに係合する前の、スプロケット支持部材の1つの突起と、係合部材の1つの溝とを示す拡大した線図的断面図である。
【符号の説明】
18 リアハブ
20 ハブ軸
22 ハブ本体
24 スプロケット支持部材
26 係合部材
30 第1部分
32 第2部分
76 軸方向を向く環状面
77 突起
80 係合部
86 軸方向を向く環状面
87 係合溝
Claims (23)
- 第1部分と、前記第1部分と取り外し自在に連結される第2部分とを有するハブ軸を有し、
外側筒状部と、前記外側筒状部に連結される前記外側筒状部と別体の係合部材と、前記ハブ軸の第1部分が回転自在に支持される内部通路とを備え、前記係合部材が第1係合面と共に形成されているハブ本体と、
前記ハブ軸の第2部分に取り付けられるとともに、前記第1係合面に回転不能に係合する第2係合面と共に形成された係合部を有するスプロケット支持部材とを備え、
前記第1及び第2係合面は、前記係合部材と前記係合部とが相対回転を生じずに軸方向に外れることが防止されるよう、互いに重なり合うよう構成されている、
自転車ハブ。 - 前記第1及び第2係合面の一方は、円周方向に配置されるとともに軸方向を向く第1環状面から軸方向に延びる複数の突起を有し、前記第1及び第2係合面の他方は、円周方向に配置されるとともに軸方向を向く第2環状面内に形成された複数の係合溝を有する、請求項1に記載の自転車ハブ。
- 前記係合溝はそれぞれ、各前記突起の軸方向厚さに等しい軸方向深さを有する、請求項2に記載の自転車ハブ。
- 前記突起はそれぞれ、前記軸方向厚さが2.5mmである、請求項3に記載の自転車ハブ。
- 前記係合溝はそれぞれ、各前記突起の径方向幅よりも大きい最大径方向幅と、各前記突起の径方向幅に等しい最小径方向幅とを有する、請求項2に記載の自転車ハブ。
- 前記第2係合面は、前記第1環状面で形成されるとともに前記複数の突起が前記第1環状面から延び、前記第1係合面は、前記第2環状面で形成されるとともに前記複数の係合溝が前記第2環状面に形成されている、請求項2に記載の自転車ハブ。
- 前記突起はそれぞれ、第1角度面と、前記第1角度面から円周方向に離間した第2角度面と、前記第1角度面と前記第2角度面とを接続する軸方向端面とを有する、請求項2に記載の自転車ハブ。
- 前記軸方向端面は前記第1環状面と平行である、請求項7に記載の自転車ハブ。
- 前記係合溝はそれぞれ、補助第1角度面、補助第2角度面、前記補助第1角度面と前記補助第2角度面とを接続する補助軸方向端面とを有する、請求項7に記載の自転車ハブ。
- 前記第1及び前記第2角度面の一方は、前記第1環状面と共に鋭角を形成する、請求項9に記載の自転車ハブ。
- 前記鋭角は80°である、請求項10に記載の自転車ハブ。
- 前記第1及び前記第2角度面の他方は、前記第1環状面と共に鈍角を形成する、請求項10に記載の自転車ハブ。
- 前記鈍角は150°である、請求項12に記載の自転車ハブ。
- 前記突起はそれぞれ、前記第1環状面に対し垂直な、円周方向に延びる内周面を有する、請求項9または12に記載の自転車ハブ。
- 前記係合溝はそれぞれ、前記補助軸方向端面から前記第2環状面にかけて内周側に延びる第3角度面を有する、請求項9または14のいずれかに記載の自転車ハブ。
- 前記突起の軸方向端面と前記補助軸方向端面とは、前記第1環状面及び前記第2環状面と平行である、請求項15に記載の自転車ハブ。
- 前記ハブ軸の第1部分は、前記ハブ軸の第2部分にねじ込み連結されている、請求項1に記載の自転車ハブ。
- 前記スプロケット支持部材は、前記ハブ軸の第2部分に自由に回転自在に取り付けられている、請求項1に記載の自転車ハブ。
- 前記ハブ本体は、フリーホイールを形成するよう、前記係合部材を前記外側筒状部に連結するワンウェイクラッチを有する、請求項1に記載の自転車ハブ。
- 前記ハブ本体は、前記ハブ軸の第1部分に回転自在に連結される筒状インナースリーブ部を有する、請求項1に記載の自転車ハブ。
- 前記インナースリーブ部は、内部接当肩を形成するよう、自由端において内側拡径部を有する、請求項20に記載の自転車ハブ。
- 前記ハブ軸の第1部分は、前記第1部分上に配置されるとともに前記ハブ軸が前記インナースリーブ部から外れることを防止するための保持リングを有している、請求項21に記載の自転車ハブ。
- 前記ハブ軸の第1部分は、第1部分上に取り外し自在に取り付けられるとともに前記ハブ軸の第1部分を前記ハブ本体内に保持するための保持リングを有している、請求項1に記載の自転車ハブ。
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