JP2007291069A - 抗酸化剤および/または消炎鎮痛剤組成物 - Google Patents
抗酸化剤および/または消炎鎮痛剤組成物 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 (1)フェルビナク、インドメタシン、セイヨウトチノキ種子またはこの抽出物、サンシシまたはこの抽出物およびヨウバイヒまたはこの抽出物のいずれかを含有する抗酸化剤、活性酸素・フリーラジカルに起因する疾病の予防・治療薬、スーパーオキシドに起因する疾病の予防・治療薬、SOD活性化剤。
(2)フェルビナク又はインドメタシンと、
セイヨウトチノキ種子またはこの抽出物、サンシシまたはこの抽出物、サンショウまたはこの抽出物、ヨウバイヒまたはこの抽出物、l−メントール、酸化亜鉛、アルニカまたはこの抽出物およびベラドンナまたはこの抽出物からなる群から選ばれる1または2以上を含有する抗酸化剤、活性酸素・フリーラジカルに起因する疾病の予防・治療薬、スーパーオキシドに起因する疾病の予防・治療薬、SOD活性化剤、解熱鎮痛消炎剤。
【選択図】 なし
Description
一方、フェルビナク及びインドメタシンは、非ステロイド解熱鎮痛消炎剤として良く知られており、治療に汎用されている(例えば、非特許文献2参照)。また、セイヨウトチノキ種子、サンシシ、ヨウバイヒも生薬として良く知られており、有効成分または佐薬として配合されている(例えば、非特許文献3参照)。
これまでに、フェルビナク、インドメタシン、セイヨウトチノキ種子またはこの抽出物、サンシシまたはこの抽出物、ヨウバイヒまたはこの抽出物に、抗酸化作用があることは知られていない。なお、サンショウ抽出物にヒドロキシラジカル消去能を有することが開示されている(特許文献1参照)が、SOD活性を有することまでは知られていない。
また、これまでに、フェルビナク又はインドメタシンと、セイヨウトチノキ種子またはこの抽出物、サンシシまたはこの抽出物、サンショウまたはこの抽出物およびヨウバイヒまたはこの抽出物、酸化亜鉛、アルニカまたはこの抽出物およびベラドンナまたはこの抽出物、とを含有する組成物は知られていない。
なお、フェルビナク又はインドメタシンと、メントール等との配合については開示されている(例えば、特許文献2参照)が、上述の抗酸化作用やSOD活性については知られていない。
(1)フェルビナク、インドメタシン、セイヨウトチノキ種子またはこの抽出物、サンシシまたはこの抽出物およびヨウバイヒまたはこの抽出物のいずれかを含有する抗酸化剤組成物。
(2)フェルビナクまたはインドメタシンと、
セイヨウトチノキ種子またはこの抽出物、サンシシまたはこの抽出物、サンショウまたはこの抽出物およびヨウバイヒまたはこの抽出物、酸化亜鉛、アルニカまたはこの抽出物およびベラドンナまたはこの抽出物からなる群から選ばれる1または2以上を含有する医薬組成物。
(3)フェルビナクまたはインドメタシンと、
セイヨウトチノキ種子またはこの抽出物、サンシシまたはこの抽出物、サンショウまたはこの抽出物およびヨウバイヒまたはこの抽出物、l−メントール、酸化亜鉛、アルニカまたはこの抽出物およびベラドンナまたはこの抽出物からなる群から選ばれる1または2以上を含有する抗酸化剤組成物。
(4)フェルビナクと、
インドメタシン、セイヨウトチノキ種子またはこの抽出物、サンシシまたはこの抽出物、ヨウバイヒまたはこの抽出物、酸化亜鉛、アルニカまたはこの抽出物およびベラドンナまたはこの抽出物からなる群から選ばれる1または2以上を含有する医薬組成物。
(5)フェルビナクと、
インドメタシン、セイヨウトチノキ種子またはこの抽出物、サンシシまたはこの抽出物、ヨウバイヒまたはこの抽出物、l−メントール、酸化亜鉛、アルニカまたはこの抽出物およびベラドンナまたはこの抽出物からなる群から選ばれる1または2以上を含有する抗酸化剤組成物。
(6)活性酸素・フリーラジカルに起因する疾病の予防および/または治療薬として用いるための上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の組成物。
(7)スーパーオキシドに起因する疾病の予防および/または治療薬として用いるための上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の組成物。
(8)スーパーオキシドジムスターゼ活性化剤として用いるための上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の組成物。
(9)解熱鎮痛消炎剤として用いるための上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の組成物。
(10)剤形が外用剤である上記(1)〜(9)のいずれか1つに記載の組成物。
(B)フェルビナク又はインドメタシンと、
セイヨウトチノキ種子またはこの抽出物、サンシシまたはこの抽出物、サンショウまたはこの抽出物、ヨウバイヒまたはこの抽出物、l−メントール、酸化亜鉛、アルニカまたはこの抽出物およびベラドンナまたはこの抽出物からなる群から選ばれる1または2以上を含有する抗酸化剤、活性酸素・フリーラジカルに起因する疾病の予防・治療薬、スーパーオキシドに起因する疾病の予防・治療薬、SOD活性化剤、解熱鎮痛消炎剤に関する。
インドメタシンは、0.03〜30重量%が好ましく、0.1〜10重量%がさらに好ましい。
セイヨウトチノキ種子は、0.03〜30重量%が好ましく、0.1〜10重量%がさらに好ましい。なお、このものの抽出物を用いる場合、セイヨウトチノキ種子に換算した値が前記範囲に含まれるのが好ましい。
サンシシは、0.03〜30重量%が好ましく、0.1〜10重量%がさらに好ましい。なお、このものの抽出物を用いる場合、サンシシに換算した値が前記範囲に含まれるのが好ましい。
サンショウは、0.03〜30重量%が好ましく、0.1〜10重量%がさらに好ましい。なお、このものの抽出物を用いる場合、サンショウに換算した値が前記範囲に含まれるのが好ましい。
ヨウバイヒは、0.03〜30重量%が好ましく、0.1〜10重量%がさらに好ましい。なお、このものの抽出物を用いる場合、ヨウバイヒに換算した値が前記範囲に含まれるのが好ましい。
l−メントールは、0.03〜30重量%が好ましく、0.1〜10重量%がさらに好ましい。
酸化亜鉛は、0.1〜50重量%が好ましく、0.3〜30重量%がさらに好ましい。
アルニカは、0.03〜30重量%が好ましく、0.1〜10重量%がさらに好ましい。なお、このものの抽出物を用いる場合、アルニカに換算した値が前記範囲に含まれるのが好ましい。
ベラドンナは、0.03〜30重量%が好ましく、0.1〜10重量%がさらに好ましい。なお、このものの抽出物を用いる場合、ベラドンナに換算した値が前記範囲に含まれるのが好ましい。
表1に記載の検体について、市販のSOD活性測定キット(SOD Assay Kit−WST:株式会社同仁化学研究所)を用い、製品中の取扱説明書にしたがい、SOD活性を測定した。検体は100μg/mlの最終濃度となるように添加し、SOD活性に及ぼす影響を検討した(n=3)。併用の場合も同様に検体の最終濃度が100μg/mlとなるように各々添加した。 SOD活性値は、3回の平均値を算出した。結果を表1に示した。
SOD活性値=[(blank1−blank3)−(sample−blank2)]/(blank1−blank3)×100
sample:検体を加えて反応を行った場合の吸光度
blank1:検体を添加せずに反応を行った場合の吸光度
blank2:検体自体の吸光度
blank3:プレート自体および反応液の持つ吸光度
Claims (10)
- フェルビナク、インドメタシン、セイヨウトチノキ種子またはこの抽出物、サンシシまたはこの抽出物およびヨウバイヒまたはこの抽出物のいずれかを含有する抗酸化剤組成物。
- フェルビナクまたはインドメタシンと、
セイヨウトチノキ種子またはこの抽出物、サンシシまたはこの抽出物、サンショウまたはこの抽出物およびヨウバイヒまたはこの抽出物、酸化亜鉛、アルニカまたはこの抽出物およびベラドンナまたはこの抽出物からなる群から選ばれる1または2以上を含有する医薬組成物。 - フェルビナクまたはインドメタシンと、
セイヨウトチノキ種子またはこの抽出物、サンシシまたはこの抽出物、サンショウまたはこの抽出物およびヨウバイヒまたはこの抽出物、l−メントール、酸化亜鉛、アルニカまたはこの抽出物およびベラドンナまたはこの抽出物からなる群から選ばれる1または2以上を含有する抗酸化剤組成物。 - フェルビナクと、
インドメタシン、セイヨウトチノキ種子またはこの抽出物、サンシシまたはこの抽出物、ヨウバイヒまたはこの抽出物、酸化亜鉛、アルニカまたはこの抽出物およびベラドンナまたはこの抽出物からなる群から選ばれる1または2以上を含有する医薬組成物。 - フェルビナクと、
インドメタシン、セイヨウトチノキ種子またはこの抽出物、サンシシまたはこの抽出物、ヨウバイヒまたはこの抽出物、l−メントール、酸化亜鉛、アルニカまたはこの抽出物およびベラドンナまたはこの抽出物からなる群から選ばれる1または2以上を含有する抗酸化剤組成物。 - 活性酸素・フリーラジカルに起因する疾病の予防および/または治療薬として用いるための請求項1〜5のいずれか1項記載の組成物。
- スーパーオキシドに起因する疾病の予防および/または治療薬として用いるための請求項1〜5のいずれか1項記載の組成物。
- スーパーオキシドジムスターゼ活性化剤として用いるための請求項1〜5のいずれか1項記載の組成物。
- 解熱鎮痛消炎剤として用いるための請求項1〜5のいずれか1項記載の組成物。
- 剤形が外用剤である請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
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