JP2007287198A - 磁気記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な磁性層の表面を確保でき、電磁変換特性、信頼性の向上した磁気記録媒体を提供する。
【解決手段】非磁性支持体2上に、非磁性粉末が結合剤中に分散されてなる非磁性層3aと、磁性粉末が結合剤中に分散されてなる磁性層3bとが、順次積層された磁気記録媒体1であって、前記非磁性粉末は、イソシアネート基を有するシランカップリング剤および/またはエポキシ基を有するシランカップリング剤が表面修飾されたオキシ水酸化鉄である。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁性層の下層に塗布型非磁性層を有する重層の塗布型磁気記録媒体に関するものである。
近年、ハイビジョンVTRやデジタルVTRに代表される高性能化に伴い、磁気記録媒体の特性向上が求められている。
塗布型の磁気記録媒体の高密度記録化を実現するためには、強磁性粉末として金属微粒子を用いるとともに、媒体表面を超平滑化し、スペーシングロスを最小限に抑えると同時に、記録減磁による出力ロスを低減することも重要である。これら目的を達成する手法としては、強磁性粉末の保磁力や飽和磁化の増大、強磁性粉末の保磁力分布の均一化、垂直異方性の付与、磁性層の薄膜化等が挙げられる。
このうち、強磁性粉末の改良は出力を直接的に向上させる手法である。このような保磁力や飽和磁化に関する改良については、強磁性粉末の元素組成等の検討が行われ、保磁力が160kA/mを越える金属微粒子、さらには飽和磁化が140Am2/kgを越える金属微粒子も開発されるようになっている。また、保磁力分布には強磁性粉末の粒子サイズ分布が反映されるが、この粒子サイズを均一化することで保磁力分布も著しく改善されている。
垂直異方性の付与は、垂直磁気記録による高密度化のための手法である。これに関しては、塗布型の磁気記録媒体の場合、強磁性粉末の磁気配向の制御によるところが大きい。例えば針状粒子を用いる場合には、塗膜に対して垂直配向処理あるいは斜方配向処理を施すことが試みられている。しかし、配向制御の難しさ、配向による塗膜表面の乱れ等の問題から、これらの配向処理は実用的となるまでには至っていない。
磁性層の薄膜化については、自己減磁損失を低減する方法として非常に有効であると考えられる。ここで、磁性層の膜厚を、例えば1μm以下に単純に薄膜化すると、磁性層表面に非磁性支持体の表面形状が現れ易くなり、磁性層表面の平滑化が困難になる。このため、磁性層を薄膜化する場合には、非磁性支持体と磁性層の間に非磁性の塗布層を介在させる重層塗布型構成が採られる場合が多くなっている。このように非磁性層を介在させることで非磁性支持体表面と磁性層表面の間に厚さが稼がれ、非磁性支持体の表面形状が磁性層表面に現れ難くなる。したがって、厚さの薄い磁性層が平滑な表面形状で形成されることになる。
この重層塗布型の磁気記録媒体については、各種改良が提案されており、例えば、下層非磁性層の塗布厚みを0.5μm〜3.5μmとする方法(例えば、特許文献1参照。)や、下層非磁性層に適当量のカーボンブラックを含有させる方法(例えば、特許文献2参照。)、下層非磁性層の非磁性酸化物の表面を無機物で被覆する方法(例えば、特許文献3参照。)、下層非磁性層に大きさの異なる2種類以上の非磁性粉末を用いる方法(例えば、特許文献4参照。)、上層磁性層の厚みの標準偏差を特定の範囲内に規制する方法(例えば、特許文献5参照。)、上層磁性層を2層以上の磁性層で構成する方法(例えば、特許文献6,7参照。)等が報告されている。
また、公知の下層非磁性層としては、ヘマタイトを主流とした非磁性の酸化鉄を主成分として、酸化チタンやアルミナ等の研磨剤や、磁気記録媒体の電気抵抗を低減する目的で、カーボンブラックなどの帯電防止剤、および潤滑剤と結合剤からなる(例えば、特許文献8参照。)や、ゲーサイト(オキシ水酸化鉄)を主成分とした微粉末を使用した技術(例えば、特許文献9,10参照。)が報告されている。
特開昭63−187418号公報 特開平4−238111号公報 特開平5−182177号公報 特開平5−274651号公報 特開平5−298653号公報 特開平6−162485号公報 特開平6−162489号公報 特開2005−259276号公報 特開平11−3517号公報 特開2005−228377号公報
ここで、重層の塗布型磁気記録媒体において、下層の非磁性層の表面性はその上に塗布される磁性層表面の粗度に影響を及ぼすことから、下層の非磁性層塗料の分散状態によって、磁気記録媒体の出力やS/N比は影響を受ける。このため、より高性能な磁気記録媒体を得るためには、下層非磁性層塗料の分散性を向上させる必要があった。また、近年の上層磁性層の薄層化に伴い、下層は潤滑剤の供給源となることで、DLT(Digital Linear Tape)やLTO(Linear Tape−Open)といったテープメディアでは、数万回〜数十万回といった多数回走行に耐える高耐久性と高信頼性を付与するために重要となっている。このため、高出力でかつ高信頼性を達成できる塗料設計が必要とされていた。
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、良好な磁性層の表面を確保でき、電磁変換特性、信頼性の向上した磁気記録媒体を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために提供する本発明は、非磁性支持体上に、非磁性粉末が結合剤中に分散されてなる非磁性層と、磁性粉末が結合剤中に分散されてなる磁性層とが、順次積層された磁気記録媒体であって、前記非磁性粉末は、イソシアネート基を有するシランカップリング剤および/またはエポキシ基を有するシランカップリング剤が表面修飾されたオキシ水酸化鉄であることを特徴とする磁気記録媒体である。
ここで、前記非磁性粉末は、添加元素として希土類元素を含むことが好ましい。
また、前記非磁性粉末は、炭酸ガス処理されてなるとよい。
また、前記非磁性粉末の粒子サイズは、100nm以下であることが好適である。
本発明によれば、オキシ水酸化鉄(ゲーサイト)を特定のイソシアネート基もしくはエポキシ基を有するシランカップリング剤により表面処理を行なうことで、従来以上に均一な非磁性層塗料とし、磁性層について従来以上の表面性を達成することができるとともに、多数回走行などを経ても安定したエラーレートを達成する上で重要な、重層の塗膜の強度を向上させることができる。これにより、高密度のデジタル記録を必要とする磁気記録媒体の電磁変換特性並びに耐久性を向上させることができる。また、磁気記録媒体の電磁変換特性、信頼性を向上させることができることから、高容量、高転送レートに対応した優れたデータストレージテープなどの磁気記録媒体とすることが可能である。
以下に、本発明に係る磁気記録媒体の構成について説明する。
図1は、本発明に係る磁気記録媒体の構成を示す概略断面図である。
図1に示すように、磁気記録媒体1は、非磁性支持体2上に、非磁性粉末が結合剤中に分散されてなる非磁性層(下層)3a及び磁性粉末が結合剤中に分散されてなる磁性層(上層)3bがこの順に塗布形成されたものであり、前記非磁性粉末が、イソシアネート基を有するシランカップリング剤および/またはエポキシ基を有するシランカップリング剤が表面修飾されたオキシ水酸化鉄であることを特徴とするものである。また、非磁性支持体2の磁性面3b形成面とは反対面(裏面)には、磁気記録媒体1の走行安定性を確保する目的で、バックコート層が適宜設けられている。以下、各層について説明する。
(1)非磁性支持体2
非磁性支持体2は一般に磁気記録媒体に使用されるものを使用することができる。例えば、非磁性支持体2の素材としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セルローストリアセテート、セルロースジアセテート、セルロースアセテートブチレート等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミドイミド、その他のプラスチック、アルミニウム、銅等の金属、アルミニウム合金、チタン合金等の軽合金、セラミックス、単結晶シリコン等が挙げられる。
(2)非磁性層3a
非磁性層3aは、非磁性粉末が結合剤中に分散されてなる塗料(非磁性層塗料)が非磁性支持体2上に塗布されて形成されたものである。この非磁性層塗料には以下の材料を用いる。
<非磁性粉末について>
非磁性粉末としては、従来、酸化チタンやヘマタイト(Fe23)等の酸化物が用いられていた。これに対して、本発明で使用される非磁性粉末は、α−FeOOH、γ−FeOOH等のオキシ水酸化鉄である。なお、上記非磁性粉末は、目的に応じて適量の不純物をドープすることも可能であるし、分散性の改良、導電性の付与、色調の改善等の目的で、Al、Si、Ti、Sn、Sb、Zr等の化合物で表面処理することも可能である。
また、本発明で使用されるオキシ水酸化鉄としては、α−FeOOH、β−FeOOH、γ−FeOOH等が挙げられ、特に、α−FeOOH、γ−FeOOHが好ましい。これらオキシ水酸化鉄は、Co、Ni、Cr、Mn、Mg、Ca、Ba、Sr、Zn、Ti、Mo、Ag、Cu等の金属化合物が共存していても良く、表面にアルミニウム化合物や希土類元素化合物が存在していても良い。また、本発明においては、これらオキシ水酸化鉄が脱水して得られる中間生成物である酸化鉄をも、オキシ水酸化鉄の概念中に含めるものとする。
また、非磁性粉末は、添加元素としてYを含む希土類元素を含有することが好ましい。あるいは、炭酸ガス処理(CO処理)されたものを用いてもよい。
非磁性粉末の粒子サイズは、より平滑な表面とするために、100nm以下の粒子サイズを使用することが効果的である。非磁性粉末の粒子サイズとして好ましくは、70nmから30nmである。30nm以下では現状の結合剤(バインダー)では十分の分散できないことで、均一な塗料とすることが困難になるからである。
<シランカップリング剤について>
シランカップリング剤は、非磁性粉末の表面に吸着あるいは化学反応を起こすことで、塩ビ系共重合体やポリウレタン樹脂といった結合剤樹脂の吸着力を向上する効果がある。このため、従来、アミノ基を有するシランカップリング剤は、磁性層塗料の分散工程で良く用いられてきた。本発明者らは、オキシ水酸化鉄の分散性をより向上させるために、各種の表面処理方法を検討し、特定の官能基を有するシランカップリング剤が、オキシ水酸化鉄の分散性に効果的であることを見出した。すなわち、本発明では、イソシアネート基を有するシランカップリング剤および/またはエポキシ基を有するシランカップリング剤を用いる。
イソシアネート基は、水酸基と反応して、ウレタン結合を生成することで、オキシ水酸化鉄表面に強固な化学結合を生成していると推定している。この反応により、オキシ水酸化鉄の極性がより親油性となることで、有機溶剤中において結合剤との吸着力も増大すると考えられる。
また、本発明者は、オキシ水酸化鉄の塗料化の検討を行なう中で、オキシ水酸化鉄の表面には、非磁性層塗料を作製する上で必要となるメチルエチルケトンや、メチルイソブチルケトンやシクロヘキサノンといったケトン系の溶剤自身を脱水縮合させる反応点が多く存在することを発見した。ケトン系の溶剤は、トルエンや、ヘキサンなどといった炭化水素系の溶剤より塩ビ系共重合体やポリウレタン樹脂といった結合剤の溶解度が高く、安価な有機溶剤であることから、一般的な磁性層塗料に使用される溶剤であるが、ケトン系溶剤の縮合物は、オキシ水酸化鉄の反応点付近に留まることで、塗料化の段階でこの縮合物が結合剤の吸着を阻害させる。そこで、本発明者は、エポキシ基を有するシランカップリング剤により表面処理することにより、オキシ水酸化鉄表面の反応点を減らすことでケトン系溶剤重合を抑えることが期待できると考えた。
以上のことから、本発明で使用されるシランカップリング剤の添加量は、その比表面積当りの処理量により、分散性に与える効果に差が見られる。本発明のシランアップリング剤の添加量は、比表面積(BET値)当り0.5mg/m2以上、2.0mg/m2以下が望ましく、より好ましくは、0.6mg/m2以上、1.0mg/m2以下である。少ない場合、分散性に影響する効果は少なく、また、多すぎた場合、テープ化後の後の段階で、磁性層表面に析出して、ヘッドに付着することで、目詰まりを引き起こすなどの弊害がある。
本発明におけるイソシアネート基を有するシランカップリング剤としては、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシランが一般的であり、信越化学社製;KBE-9007、日本ユニカー社製;A1310などがある。また、エポキシ基を有するシランカップリング剤としては、2−(3、4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(信越化学社製;KBM-303)、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製;KBM-403)、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン(信越化学社製;KBE-402)、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン(信越化学社製;KBE-403)などが使用できる。また、二種類以上のシランカップリング剤を使用することも可能である。
非磁性層塗料の材料には、磁性層3bに混入される強磁性粉末以外の、結合剤、帯電防止剤、研磨剤、潤滑剤、防錆剤、あるいは塗料を調整するのに使用される溶剤と同じものを用いることができ、従来公知のものがいずれも適応可能で何ら限定されるものではない。
本発明で使用できる結合剤の具体的な例としては、いずれも公知の材料が使用でき、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、メタクリル酸−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル−スチレン共重合体、熱可塑性ポリウレタン樹脂、フェノキシ樹脂、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリルーブタジエンーメタクリル酸共重合体、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、熱硬化性ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂またはこれらの混合物などが挙げられる。
なかでも、柔軟性を付与するとされているポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体等と剛性を付与するとされているセルロース誘導体、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等が望ましい。
本発明では、帯電防止として、カーボンブラックも使用できる。カ−ボンブラックは例えば「カ−ボンブラック便覧(カ−ボンブラック協会編)」を参考にすることができ、カーボンの種類に関して何ら限定されない。
また、本発明で使用されるカーボンブラックは、DBP吸油量が、30〜150ml/100g、好ましくは50〜150ml/100gで、且つ、平均粒子径が5〜150nm、好ましくは15〜50nmで、BET法による比表面積が、40〜300m2/g、好ましくは100〜250m2/gであるものが効果的である。また、タップ密度は、0.1〜1g/cc、pHは2.0〜10が好ましい。DBP吸油量がより多いカーボンブラックは、粘度が高くなり、分散性が著しく悪化する。少ない場合では、分散性が悪いため分散工程に時間がかかる。平均粒子径は、より小さいもの程分散時間がかかるが表面性が良く、大きくなる程表面性が悪くなる。このため、先述の範囲が好ましい。
以上のような条件を満たすカーボンブラックとしては、例えば、コロンビアンカーボン社製ラーベン(RAVEN)1250(粒径23nm、BET値135.0m2/g、DBP吸油量58.0ml/100g)、1255(粒径23nm、BET値125.0m2/g、DBP吸油量58.0ml/100g)、1020(粒径27nm、BET値95.0m2/g、DBP吸油量60.0ml/100g)、1080(粒径28nm、BET値78.0m2/g、DBP吸油量65.0ml/100g)、ラーベン1035、ラーベン1040、ラーベン1060、ラーベン3300、ラーベン450、ラーベン780等、または、コンダクテック(CONDUCTEX)SC(粒径20nm、BET値220.0m2/g、DBP吸油量115.0ml/100g)でもよい。また、旭カーボン社製#80(粒径23nm、BET値117.0m2/g、DBP吸油量113.0ml/100g)、三菱化成製#22B(粒径40nm、BET値5.0m2/g、DBP吸油量131.0ml/100g)、#20B(粒径40nm、BET値56.0m2/g、DBP吸油量115.0ml/100g)、キャボット社製ブラックパールズ(BLACK PEARLS) L(粒径24nm、BET値250.0m2/g、DBP吸油量60.0ml/100g)、ブラックパールズ800(粒径17.0nm、BET値240.0m2/g、DBP吸油量75.0ml/100g)、ブラックパールズ1000、ブラックパールズ1100、ブラックパールズ700、ブラックパールズ905等でも良い。また、より大きな粒径のカーボンとしてはMTカーボン(コロンビアンカーボン社、粒子経350nm)、サーマックスMT等も使用できる。
本発明で使用できる研磨剤としては、例えば、α化率90%以上のα−アルミナ、β−アルミナ、γ−アルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、酸化セリウム、α−酸化鉄、コランダム、窒化珪素、チタンカ−バイト、酸化チタン、二酸化珪素、酸化スズ、酸化マグネシウム、酸化タングステン、酸化ジルコニウム、窒化ホウ素、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、2硫化モリブデン、磁性酸化鉄の原料を脱水、アニール処理した針状α酸化鉄及び必要によりそれらをアルミ及び/又はシリカで表面処理したもの等が単独または組合せで使用される。これら非磁性粉末の粒子サイズは、通常、0.01〜2μm、好ましくは、0.015〜1.00μm、更に好ましくは、0.015〜0.50μmの範囲であるが、必要に応じて粒子サイズの異なる非磁性粉末を組み合わせたり、単独の非磁性粉末でも粒径分布を広くしたりして同様の効果をもたせることもできる。タップ密度は、通常、0.05〜2g/cc、好ましくは0.2〜1.5g/ccである。比表面積は、通常、1〜200m2/g、望ましくは5〜100m2/g、更に望ましくは7〜80m2/gである。結晶子サイズは、通常、0.01〜2μm、好ましくは、0.015〜1.00、更に好ましくは、0.015〜0.50μmの範囲である。DBPを用いた吸油量は、通常、5〜100ml/100g、望ましくは10〜80ml/100g、更に望ましくは20〜60ml/100gである。比重は通常、1〜12、好ましくは2〜8である。形状は針状、球状、サイコロ状、板状のいずれでも良い。上記の非磁性粉末は必ずしも100%純粋である必要はなく、目的に応じて表面を他の化合物で処理してもよい。その際、純度は通常、70%以上であれば効果を減ずることにはならない。例えば、酸化チタンを用いる場合、表面をアルミナで処理することが一般的に用いられている。強熱減量は、20%以下であることが望ましい。本発明に用いられる上記無機粉体のモース硬度は6以上のものが望ましい。
また、研磨剤としては、例えば、α-アルミナ、β-アルミナ、溶融アルミナ、酸化チタン等を主成分にして、モース硬度6以上の公知の材料が単独または組合せて使用される。本発明に用いられる研磨剤の具体的な例としては、昭和電工製UA5600、UA5605、住友化学製AKP−20、AKP−30、AKP−50、HIT−50、HIT−100、ZA−G1、日本化学工業社製、G5、G7、S−1、戸田工業社製、TF−100、TF−120、TF−140、DPN250BX、DBN270BX、石原産業製TTO−51B、TTO−55A、TTO−55B、TTO−55C、TTO−55S、TTO−55D、FT−1000、FT−2000、FTL−100、FTL−200、M−1、S−1、SN−100、チタン工業製ECT−52、STT−4D、STT−30D、STT−30、STT−65C、三菱マテリアル製T−1、日本触媒NS−O、NS−3Y,NS−8Y、テイカ製MT−100S、MT−100T、MT−150W、MT−500B、MT−600B、MT−100F、堺化学製FINE X−25、BF−1、BF−10、BF−20、BF−1L、BF−10P、同和鉱業製DEFIC−Y、DEFIC−R、チタン工業製Y−LOPが挙げられる。
本発明において用いる潤滑剤としては公知のものが使用できる。例えば、高級脂肪酸エステル、シリコーンオイル、脂肪酸変性シリコン、弗素含有シリコン、またはその他の弗素系潤滑剤、ポリオレフィン、ポリグリコール、アルキル燐酸エステルおよび金属塩、ポリフェニルエーテル、弗化アルキルエーテル、アルキルカルボン酸アミン塩及び弗化アルキルカルボン酸アミン塩等のアミン系潤滑剤、並びに炭素数12〜24のアルコール類(それぞれ不飽和を含んでも分岐していてもかまわない)、炭素数12〜24の高級脂肪酸などが使用出来る。
また、本発明において使用される高級脂肪酸エステル成分としては、炭素数12〜32の高級脂肪エステル類(それぞれ不飽和を含んでも分岐していてもかまわない)であり、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、アラキン酸、オレイン酸、エイコ酸、エライジン酸、ヘベン酸、リノール酸、リノレイン酸等のメチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、イソプロピルエステル、ブチルエステル、ペンチルエステル、ヘキシルエステル、へプチルエステル、オクチルエステル等がある。具体的な化合物名としては、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ペンチル、ステアリン酸ヘプチル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソオクチル、ステアリン酸ブトキシエチル、ミリスチン酸オクチル、ミリスチン酸イソオクチル、パルミチン酸ブチル等がある。また潤滑剤は、複数の潤滑剤と混合してもかまわない。
同様に、帯電防止剤としては、先述のカーボンブラックの他に、天然界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤等の公知の帯電防止剤が使用できる。
本発明では、より耐久性を持たせるため平均官能基数2以上のイソシアネート系硬化剤を含む。すなわち、ポリイソシアネートのポリメリック体やポリイソシアネートのポリオールアダクトは、いずれも本発明において好適に使用できる。中でも、ジイソシアネートの三量体である環状の骨格を有するイソシアヌレートはより反応性に富む硬化剤であり、耐久性向上については効果的である。
また、イソシアネート硬化剤としては、芳香族ポリイソシアネート及び脂肪族ポリイソシアネートが挙げられ、これらと活性水素化合物との付加体が好ましい。芳香族ポリイソシアネートとしてはトルエンジイソシアネート(TDI)、1,3−キシレンジイソシアネート、1,4−キシレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、p−フェニルジイソシアネート、m−フェニルジイソシアネート、1,5−ナフチルジイソシアネート等を挙げることができる。また、脂肪族ポリイソシアネートとしては、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)等を挙げることができる。これらと付加体を形成する活性水素化合物としては、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン等があり、平均分子量は、100〜5,000の範囲のものが好ましい。
硬化剤の添加量としては、バインダー樹脂の重量比で0部〜20部が一般的であり、好ましくは0〜10部である。ここで、理論上は、ポリウレタン樹脂組成物(もしくは結着剤樹脂組成物)中の活性水素と当量のイソシアネート量となる硬化剤重量で、十分な添加量となる。しかしながら実際の製造上では、水分などにより硬化剤成分のイソシアネートが反応してしまうため、活性水素と当量のイソシアネート量では、不十分である場合が多く、このため活性水素当量より10%〜50%過剰量の硬化剤を添加するのが効果的である。
さらに、ポリイソシアネートからなる硬化剤を使用した場合、磁性層塗料をコーティング後、40℃〜80℃の温度で数時間硬化反応を促進させることにより、より強い接着性が得られる。
また、塗料を調整するための溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸エチルモノエチルエーテル等のエステル系溶媒、グリコールモノエチルエーテル、ジオキサン等のグリコールエーテル系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系炭化水素系溶媒、メチレンクロリド、エチレンクロリド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレンクロロヒドリン、ジクロロベンゼン等の塩素含有系溶媒が挙げられる。またその他従来公知の有機溶媒を使用することが出来る。
(3)磁性層3b
磁性層3bは、磁性粉末が結合剤中に分散されてなる塗料(磁性層塗料)が非磁性層3aに塗布されて形成されたものである。この塗料には以下の材料を用いる。
<磁性粉末>
磁性粉末としては、従来公知の材料を使用でき、例えばγ−Fe (マグへマイト)、Co含有γーFe 、Fe (マグネタイト)、Co含有Fe 、CrO 、BaOFe (バリウムフェライト)、SrOFe(ストロンチウムフェライト)等の酸化物微粉末や、Fe、Co、Ni等の金属あるいはこれらの合金などの金属微粉末が挙げられる。これらの磁性粉末は適用する媒体種等に応じて選択すればよいが、これらの中でもFe、Co、Ni等の金属あるいはこれらの合金微粉末が好ましい。さらに添加元素としてYを含む希土類元素を含有するものも好ましい。
磁性層塗料の材料には、非磁性層塗料で示した結合剤、帯電防止剤、研磨剤、潤滑剤、防錆剤、あるいは塗料を調整するのに使用される溶剤と同じものを用いることができ、従来公知のものがいずれも適応可能であり何ら限定されるものではない。
非磁性層塗料並びに磁性層塗料を調整する方法としては、いずれも公知の方法が利用できる。例えば、ロールミル、ボールミル、サンドミル、トロンミル、高速ストーンミル、バスケットミル、ディスパー、ホモミキサー、ニーダー、連続ニーダー、エクストルーダー、ホモジナイザー及び超音波分散機等を用いることが出来る。
非磁性層塗料の塗布では、非磁性支持体上に直接行う前に、接着剤層等の下塗り層や、非磁性支持体上に、コロナ放電処理や電子線照射処理等の前処理をほどこしても構わない。
非磁性支持体あるいは非磁性層3a上への塗布の方法としては、エアードクターコート、ブレードコート、ロッドコート、押し出しコート、エアナイフコート、スクイズコート、含浸コート、リバースロールコート、グラビアコート、トランスファーロールコート、キャストコート等の方法を挙げることができ、これら以外の方法も使用でき、さらに、押し出しコートによる同時重層塗布でもよい。
ここで、場合によっては、接着強度を上げる等の理由で、非磁性支持体と非磁性層3aとの間に、先述した公知の結合剤を主成分とする層(下塗り層)を設けても構わない。
本発明の磁気記録媒体において、非磁性支持体の磁性層側と反対の面に、非磁性のバックコート層を設けても構わない。バックコート層の厚みは0.3〜1.0μmであり、公知のものが使用できる。
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
下記に示した組成に基づき、磁性層塗料、非磁性層塗料、バックコート層塗料を調製し、これらの塗料を用いて図1に示した磁気記録媒体のサンプルを作製した。
<磁性層塗料の作製>
(1)磁性粉末(メタル磁性粉) 100重量部
・平均長軸長:65nm
・保磁力Hc:210kA/m
・飽和磁化σs:130Am2/kg
・Co含有率 24at%、
・Al含有率 4.7wt%
・Y 含有率 7.9at%
(2)塩化ビニル系共重合体 10重量部
・日本ゼオン社製、商品名:MR−110
(3)ポリエステルポリウレタン樹脂 8重量部
・フタレート系ポリエステルポリウレタン
・数分子量25000
・極性基=SO3Na、0.2wt%含有
(4)研磨剤 10重量部
・住友化学社製 HIT-50
(5)ポリイソシアネート 4重量部
・日本ポリウレタン社製、商品名:コロネートL
(但し、ポリイソシアネートは塗布直前に混合した。)
(6)ミリスチン酸 1重量部
(7)ステアリン酸ブチル 1重量部
(8)メチルエチルケトン 80重量部
(9)シクロヘキサノン 80重量部
(10)トルエン 80重量部
上述した(1)磁性粉末に(2)塩化ビニル系共重合体と(3)ポリエステルポリウレタン樹脂を加え、適宜、(8)メチルエチルケトン/(9)シクロヘキサノン/(10)トルエン=1/1/1の混合比の溶剤で希釈し、固形分60%で三本ロールにて混練した。
その後、ペースト状の塗料をディスパーで残った(8)メチルエチルケトン/(9)シクロヘキサノン/(10)トルエンで希釈し、他の添加剤((4)研磨剤、(7)ステアリン酸ブチル)と共にサンドミルにて分散し、塗料液とした。塗料化後に、1μm口径のフィルターで濾過し、2時間攪拌した。また塗布直前に(5)ポリイソシアネート4重量部、(6)ミリスチン酸1重量部を加え、磁性層塗料とした。
<非磁性層塗料の作製>
(a)非磁性粉末 100重量部
・種類:針状ゲーサイトA
・・針状ゲーサイト
・・長軸長100nm
・・BET値48m/g
・・Al含有率0.6wt%
(b)塩化ビニル系共重合体 15重量部
・日本ゼオン社製、商品名:MR−110
(c)ポリエステルポリウレタン樹脂 8重量部
・フタルレート系ポリエステルポリウレタン
・数分子量25000、
・極性基=SO3Na、0.2wt%含有
(d)シランカップリング剤 1.0重量部
(対BET当り添加量:0.208mg/m
・種類:NCO含有 W
・・3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン
(e)研磨剤 10重量部
・住友化学社製アルミナ:HIT-50
(f)カーボンブラック 10重量部
・昭和キャボット社製:BP-L
(g)ポリイソシアネート 4重量部
・日本ポリウレタン社製、商品名:コロネートL
(但し、ポリイソシアネートは塗布直前に混合した。)
(h)ステアリン酸 1重量部
(i)ステアリン酸ブチル 1重量部
(j)メチルエチルケトン 80重量部
(k)シクロヘキサノン 80重量部
(l)トルエン 80重量部
上述した(a)非磁性粉末と(d)シランカップリング剤をプラネタリーミキサーで混合したのち、(b)塩化ビニル系共重合体と(c)ポリエステルポリウレタン樹脂を加え、二軸エクストルーダーにて混練した。
その後、ペースト状の塗料をディスパーで(j)メチルエチルケトン/(k)シクロヘキサノン/(l)トルエン混合液で希釈し、他の添加剤((e)研磨剤、(f)カーボンブラック、(i)ステアリン酸ブチル)と共にサンドミルにて分散し、塗料液とした。塗料化後に1μm口径のフィルターで濾過し、2時間攪拌した。また塗布直前に(g)ポリイソシアネート4重量部、(h)ステアリン酸1重量部を加え、非磁性層塗料液とした。
<バックコート層塗料の作製>
・カーボンブラック 100重量部
(平均粒子経20nm)
・カーボンブラック 5重量部
(平均粒子経350nm)
・ポリウレタン樹脂 25重量部
・・ポリカーボネートポリウレタン
・・分子量35000
・・3級アミン=0.2wt%含有
・ニトロセルロース 15重量部
(旭化成社製、商品名:NC−1/2H)
・ポリイソシアネート 20重量部
・・日本ポリウレタン社製、商品名:コロネートL
(但し、ポリイソシアネートは塗布直前に混合した。)
・メチルエチルケトン 180重量部
・シクロヘキサノン 180重量部
・トルエン 180重量部
上述したポリイソシアネートを除くバックコート層塗料組成を三本ロールにて混練後、サンドミルを用いて分散し、ポリイソシアネート20重量部を加え、1μmの平均口径を有するフィルターで濾過し、バックコート用非磁性層塗料液とした。
完成した塗料液を、ダイコートにより、厚さが6.2μmのPENフィルムに、磁性層3b:0.13μm、非磁性層3a:1.3μmの厚み構成でWet-on-Wetで塗布し、さらに、バックコート層4を0.6μmの厚みで塗布し、乾燥した。また広幅の原反を110℃−350kg/Nの7段カレンダー処理を行い、鏡面化した。ついで、得られた幅広の磁性フィルムを、60℃で10時間キュアーした後、1/2インチ幅に裁断したのち、リニアデータフォーマットのデータカートリッジに組み込み、磁気記録媒体サンプルとした。
(実施例2)
実施例1において、非磁性塗料のうち、(a)非磁性粉末を以下のものに変更し、それ以外は実施例1と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。なお、(a)非磁性粉末の変更に伴い、(d)シランカップリング剤の対BET当り添加量は0.200mg/mとなった。
(a)非磁性粉末 100重量部
・種類:針状ゲーサイトB
・・針状ゲーサイト
・・長軸長70nm
・・BET値50m/g
・・Al含有率0.5wt%
(実施例3,4)
実施例2において、非磁性塗料のうち、(d)シランカップリング剤の重量換算添加量をそれぞれ3.0,5.0重量部(対BET当り添加量としては0.600,1.000mg/m)に変更し、それ以外は実施例2と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製し、評価した。
(実施例5)
実施例4において、非磁性塗料のうち、(d)シランカップリング剤を以下のものに変更し、それ以外は実施例4と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製し、評価した。
(d)シランカップリング剤 5.0重量部
(対BET当り添加量:1.000mg/m
・種類:エポキシ含有 X
・・2−(3、4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン
(実施例6)
実施例4において、非磁性塗料のうち、(d)シランカップリング剤を以下のものに変更し、それ以外は実施例4と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(d)シランカップリング剤 5.0重量部
(対BET当り添加量:1.000mg/m
・種類:エポキシ含有 Y
・・3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
(実施例7)
実施例4において、非磁性塗料のうち、(d)シランカップリング剤を以下のものに変更し、それ以外は実施例4と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(d)シランカップリング剤 5.0重量部
(対BET当り添加量:1.000mg/m
・種類:エポキシ含有 Z
・・3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン
(実施例8)
実施例1において、非磁性塗料のうち、(a)非磁性粉末を以下のものに変更し、(d)シランカップリング剤の重量換算添加量を4.0重量部(対BET当り添加量としては0.615mg/m)に変更し、それ以外は実施例1と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(a)非磁性粉末 100重量部
・種類:針状ゲーサイトC
・・針状ゲーサイト
・・長軸長45nm
・・BET値65m/g
・・Al含有率0.2wt%
(実施例9)
実施例1において、非磁性塗料のうち、(a)非磁性粉末を以下のものに変更し、(d)シランカップリング剤の重量換算添加量を4.0重量部(対BET当り添加量としては0.727mg/m)に変更し、それ以外は実施例1と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(a)非磁性粉末 100重量部
・種類:針状ゲーサイトD
・・針状ゲーサイト
・・長軸長60nm
・・BET値55m/g
・・Al含有率0.3wt%
(実施例10〜12)
実施例1において、非磁性塗料のうち、(a)非磁性粉末を以下のものに変更し、(d)シランカップリング剤の重量換算添加量をそれぞれ0.5,5.0,10.0重量部(対BET当り添加量としては0.038,0.385,0.769mg/m)に変更し、それ以外は実施例1と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(a)非磁性粉末 100重量部
・種類:分岐状ゲーサイトE
・・分岐状ゲーサイト
・・長軸長80nm
・・BET値130m/g
・・Al含有率2.3wt%
(実施例13)
実施例1において、非磁性塗料のうち、(a)非磁性粉末を以下のものに変更し、(d)シランカップリング剤の重量換算添加量を3.0重量部(対BET当り添加量としては0.577mg/m)に変更し、それ以外は実施例1と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(a)非磁性粉末 100重量部
・種類:針状ゲーサイトF
・・針状ゲーサイト
・・長軸長65nm
・・BET値52m/g
・・Al含有率0.5wt%
・・Y含有率0.9at%
(実施例14〜16)
実施例13において、非磁性塗料のうち、(d)シランカップリング剤を以下のものに変更し、その重量換算添加量をそれぞれ0.1,3.0,10.0重量部(対BET当り添加量としては0.019,0.577,1.923mg/m)に変更し、それ以外は実施例13と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(d)シランカップリング剤
・種類:エポキシ含有 X
・・2−(3、4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン
(実施例17)
実施例1において、非磁性塗料のうち、(a)非磁性粉末を以下のものに変更し、(d)シランカップリング剤の重量換算添加量を3.0重量部(対BET当り添加量としては0.600mg/m)に変更し、それ以外は実施例1と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(a)非磁性粉末 100重量部
・種類:針状ゲーサイトG
・・針状ゲーサイト
・・長軸長45nm
・・BET値50m/g
・・Al含有率0.2wt%
・・Y含有率5.3at%
(実施例18〜21)
実施例1において、非磁性塗料のうち、(a)非磁性粉末を以下のものに変更し、(d)シランカップリング剤の重量換算添加量をそれぞれ0.1,3.0,5.0,10.0重量部(対BET当り添加量としては0.032,0.968,1.613,3.226mg/m)に変更し、それ以外は実施例1と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(a)非磁性粉末 100重量部
・種類:針状ゲーサイトH
・・針状ゲーサイト
・・長軸長70nm
・・BET値31m/g
・・Al含有率0.5wt%
・・炭酸ガス処理0.06%
(実施例22)
実施例1において、非磁性塗料のうち、(a)非磁性粉末を以下のものに変更し、(d)シランカップリング剤の重量換算添加量を4.0重量部(対BET当り添加量としては0.769mg/m)に変更し、それ以外は実施例1と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(a)非磁性粉末 100重量部
・種類:針状ゲーサイトK
・・針状ゲーサイト
・・長軸長70nm
・・BET値52m/g
・・Al含有率0.5wt%
・・La含有率4.2at%
(比較例1)
実施例1において、非磁性塗料のうち、(a)非磁性粉末を以下のものに変更し、(d)シランカップリング剤を添加せず、それ以外は実施例1と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(a)非磁性粉末 100重量部
・種類:針状ヘマタイトI
・・針状ヘマタイト
・・長軸長70nm
・・BET値85m/g
・・Y含有率0.9at%
(比較例2)
実施例2において、非磁性塗料のうち、(d)シランカップリング剤を添加せず、それ以外は実施例2と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(比較例3)
実施例1において、非磁性塗料のうち、(a)非磁性粉末を以下のものに変更し、(d)シランカップリング剤の代わりに以下のものに変更し、それ以外は実施例1と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(a)非磁性粉末 100重量部
・種類:針状ヘマタイトJ
・・針状ヘマタイト
・・長軸長110nm
・・BET値65m/g
・・Y含有率0.9at%
(d)シランカップリング剤代替 5.0重量部
(対BET当り添加量:0.769mg/m
・種類:フェニルホスホン酸 U
・・フェニルホスホン酸
(比較例4)
実施例1において、非磁性塗料のうち、(d)シランカップリング剤の代わりに以下のものに変更し、それ以外は実施例1と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(d)シランカップリング剤代替 3.0重量部
(対BET当り添加量:0.625mg/m
・種類:フェニルホスホン酸 U
・・フェニルホスホン酸
(比較例5)
実施例1において、非磁性塗料のうち、(a)非磁性粉末及び(d)シランカップリング剤を以下のものに変更し、それ以外は実施例1と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(a)非磁性粉末 100重量部
・種類:針状ヘマタイトI
・・針状ヘマタイト
・・長軸長70nm
・・BET値85m/g
・・Y含有率0.9at%
(d)シランカップリング剤 5.0重量部
(対BET当り添加量:0.588mg/m
・種類:アミノシラン V
・・3−アミノプロピルトリエトキシシラン
(比較例6)
実施例13において、非磁性塗料のうち、(d)シランカップリング剤を以下のものに変更し、それ以外は実施例13と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(d)シランカップリング剤 3.0重量部
(対BET当り添加量:0.577mg/m
・種類:アミノシラン V
・・3−アミノプロピルトリエトキシシラン
(参考例1)
実施例1において、非磁性塗料のうち、(a)非磁性粉末を以下のものに変更し、(d)シランカップリング剤の重量換算添加量を3.0重量部(対BET当り添加量としては0.353mg/m)に変更し、それ以外は実施例1と同じ条件で磁気記録媒体サンプルを作製した。
(a)非磁性粉末 100重量部
・種類:針状ヘマタイトI
・・針状ヘマタイト
・・長軸長70nm
・・BET値85m/g
・・Y含有率0.9at%
以上の磁気記録媒体サンプルにおける非磁性層3aの主要組成を表1に示す。
Figure 2007287198
<サンプル評価>
得られたサンプルについて、以下の測定方法に従い各特性を測定し評価を行った。
(1)電磁変換特性の測定
電磁変換特性について、固定ヘッド式電特測定機を用いて測定した。この測定機は、回転するドラムとこれに接触するヘッドとから構成されており、磁気テープがこのドラムに巻き付けられるようになっている。
測定に当っては、まず下記の条件にて、先ず各磁気テープの最適記録電流で12MHzの矩形波信号を記録した。次に、スペクトラムアナライザーにより12MHzの出力レベルを検出し、0.21μmのキャリア値を媒体出力Cとした。また0.21μmの矩形波を書き込んだときに、記録波長0.21μm以上に相当するスペクトルの成分から、出力及びシステムノイズを差し引いた値の積分値をノイズ値Nとして用いて両者の比をとってC/Nとし、それぞれ比較例1の値を0dBとして計算した。
・線記録密度:240kfci(λ=0.21μm)
・最短記録周波数:12MHz
・線速度:100ips(2.53m/sec)
ここで、電磁変換特性の測定において、規準としたテープより−0.5dB以下では特性上劣るものと判断できる。
(2)表面粗度の測定
作製した1/2インチのサンプルを5mm×5mmにサンプリングし、SII Nanotechnology社製 AFM Nanopics2100 Compact Tabletop Probe Microscopeを用いて下記の条件で表面粗度を測定し、中心線平均粗さ(SRa)と十点平均粗さ(SRz)を測定した。
・Spring Constant :40 N/m
・Resonant Frequency:250−300 kHz
・Cantilever Length :120μm
・Cantilever Configuration:Single Beam
・Scanned Area :40μm × 40μm
・Scan Line :256 Line/Scan Area
・Scan Speed/Scan Area:90 sec
(3)耐久性測定
作製したテープサンプルを用いてDLT−VSのカートリッジを作製しDLT−V4ドライブを用いてテストモードにて記録・再生することにより走行前のエラーレートを求め、さらに、40℃、80%RH環境下で、全長、全トラックを600時間走行させた後に再生してエラーレートを求めた。
(4)ブルーミングの測定
60℃でカセットテープを3ヶ月間保存した後、室温で24時間放置した。テープ表面を光学顕微鏡で観察して、ブルーミングの発生の有無を確認した。なお、つぎの基準でブルーミングを評価した。
記号○;ブルーミングの発生がないもの
記号△;光学顕微鏡 50倍 でシミ状に発生が見えるもの
記号×;目視でシミ状にブルーミングが見えるもの
以上の評価結果を表2に示す。
Figure 2007287198
比較例1では針状のヘマタイトを使用し分散剤(シランカップリング剤)を添加しない場合であり、表面粗度SRaが悪く、出力およびC/Nも低い。同様に比較例2は、針状ゲーサイトで分散剤を添加しない場合であるが、これに対して3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン(NCO含有W)を3重量部添加した実施例3と比較すると、本発明の実施例3のほうが表面粗度が大幅に改善し、出力、C/Nも向上し、結果的にエラーレートも大幅に改善していることがわかる。
また、比較例3及び比較例4は、分散剤としてフェニルホスホン酸を使用した場合である。分散剤にフェニルホスホン酸を添加することで、比較例1及び比較例2と比べて、SRaは多少改善することで、出力、C/Nに若干の改善がみられるものの、不十分である。実施例1は比較例4と同じ針状ゲーサイトAを使用し3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン(NCO含有W)を1重量部添加した場合であるが、SRaもより改善し、エラーレートも改善されることがわかる。
比較例5及び比較例6ではアミノ基を有するアミノシランを使用した場合である。アミノシランを使用した場合でも、フェニルホスホン酸を使用した場合と同様に多少の特性の改善効果は見られるものの、比較例2及び比較例3の場合と同様に、十分な効果が得られない。これに対して実施例13及び実施例15では、本発明のシラン化合物(NCO含有W、エポキシ含有X)を使用した例であるが、これらの特性は比較例6と比較して、1.0dB以上の出力の大幅な改善が見られ、本発明の効果を示しているといえる。
実施例2から実施例4では3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン(NCO含有W)の添加量を変化させた事例である。いずれの特性も比較例と比較して良好な結果が得られている。すなわち、SRaも1nm以上の改善することで、エラーレートの改善効果が見られている。
実施例5から実施例7では、非磁性層に添加のシランカップリング剤としてそれぞれエポキシシラン(エポキシ含有X,Y,Z)に変えた事例である。この場合も、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン(NCO含有W)と同様に良好な結果が得られており、本発明を支持している。
実施例8では、45nmサイズの針状ゲーサイトCを使用した例であるが、実施例9の60nmサイズの針状ゲーサイトDの場合と比較して、より下層非磁性粉末のサイズを小さくすることで、C/Nが良好になることがわかる。
実施例10から実施例12では、枝分かれ状の形状したゲーサイト(分岐状ゲーサイトE)を使用した例である。針状のゲーサイトに限らず、本発明の効果が見られるが、ゲーサイト自身の形状のため、表面性向上の効果は少ない結果となっている。
実施例13から実施例17では、ゲーサイトの表面に希土類元素であるYを添加した非磁性粉末(針状ゲーサイトF,G)を使用した例である。実施例13、実施例15及び実施例17に示すように、Yを添加することで、より結合剤(バインダー)との吸着が安定になることが示唆され、表面性も良好な結果が得られた。
実施例14では、実施例15,16と同じ組成系において2−(3、4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(エポキシ含有X)の添加量を極端に減らした事例であるが、この場合、改善効果は少ないことから、分散剤の添加量はより効果的な範囲があることが示唆される。また、実施例16では、2−(3、4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(エポキシ含有X)を10重量部添加した結果である。この場合、分散性は良好であるものの、走行後にエラーレートに上昇が見られることならびに、ブルーミングの発生が見られることがわかる。
実施例18から実施例21では、ゲーサイトの表面に炭酸ガス処理を施した事例である(参考;特開平11−296842公報)。炭酸ガス処理を施すことで、分散性への改善効果はあるが、より少量のシランカップリング剤でブルーミングを起しやすくなることがわかる。このことから、本発明のシランカップリング剤は、ゲーサイト表面に化学反応を起して吸着し、これにより結合剤樹脂との親和性を高めていることが示唆される。
実施例22では、ゲーサイトの表面に希土類元素であるLaを添加した非磁性粉末(針状ゲーサイトK)を使用した例である。Laを添加することで、より結合剤(バインダー)との吸着が安定になることが示唆され、表面性も良好な結果が得られた。
本発明に係る磁気記録媒体の構成を示す断面概略図である。
符号の説明
1…磁気記録媒体、2…非磁性支持体、3a…非磁性層(下層)、3b…磁性層(上層)、4…バックコート層

Claims (4)

  1. 非磁性支持体上に、非磁性粉末が結合剤中に分散されてなる非磁性層と、磁性粉末が結合剤中に分散されてなる磁性層とが、順次積層された磁気記録媒体であって、
    前記非磁性粉末は、イソシアネート基を有するシランカップリング剤および/またはエポキシ基を有するシランカップリング剤が表面修飾されたオキシ水酸化鉄であることを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 前記非磁性粉末は、添加元素として希土類元素を含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
  3. 前記非磁性粉末は、炭酸ガス処理されてなることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
  4. 前記非磁性粉末の粒子サイズは、100nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
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