JP2007286893A - セキュリティシステム、センサ監視機器、アクチュエータ監視機器、管理サーバ装置、セキュリティ方法及びコンピュータプログラム並びに記録媒体 - Google Patents

セキュリティシステム、センサ監視機器、アクチュエータ監視機器、管理サーバ装置、セキュリティ方法及びコンピュータプログラム並びに記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】住宅等の建物内の構造等に依存せずに監視機器の配置や変更を行うことが可能なセキュリティシステムを提供する。
【解決手段】セキュリティシステム1において、センサ監視機器10は、IDが付与され、センサ制御部11は宅内100に関する異常を示す異常情報を検出する。無線通信部12は、検出した異常情報とIDを含む異常通知情報を無線信号により送信する。基地局装置50は、無線信号を受信し、無線信号に含まれる異常通知情報を読み出して送信する。セキュリティ管理サーバ装置70の通信選択部11は、受信した異常通知情報に含まれるIDに対応する監視制御部75−1〜75−nの参照情報を対応機能記憶部72から読み出し、読み出した参照情報に対応する監視制御部75−1〜75−nに異常通知情報を入力する。監視制御部75−1〜75−nは、異常通知情報に含まれる異常情報に基づいて異常を回避する処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に住宅等において異常を監視するためのセキュリティシステム、センサ監視機器、アクチュエータ監視機器、管理サーバ装置、セキュリティ方法及びコンピュータプログラム並びに記録媒体に関する。
従来、建物、特に住宅等において防犯のために様々な機器を用いて異常を検出するようなホームセキュリティシステムが知られている。このようなセキュリティシステムは、例えば、泥棒が侵入しようとしている際に、光や音で威嚇を行ったり、カメラにより撮影を行ったり、さらに、近隣住民や警備会社へ通報を行うような機能を備えている。また、火災やガス漏れなどの異常の検出を行う機能や、緊急や救急を要する事態を通報するための機能なども備えている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
このような従来のセキュリティシステムの一般的な構成は、ガス漏れや火災等の異常を検出するためのセンサや警報ブザー等を報知するアクチュエータなどの監視機器と、これらの監視機器を制御するための主装置を住宅内に設置し、これらの監視機器と主装置とを接続する構成となっている。
特開2001−126173号公報 特開平8−273075号公報
しかしながら、従来のセキュリティシステムでは、上述したように住宅内に必ず主装置を配置して、主装置と各監視機器とを接続する必要があり、適切な監視を行うためには、住宅の構造ごとに、配置や接続を検討するために多くの時間を要するという問題がある。
また、監視機器の数や種類は主装置の仕様に依存しているために、住宅内の構造により主装置のサイズや仕様が制限されてしまうと、それに伴って監視機器の数や種類が制限されてしまうという問題がある。
また、住宅の大きさや構造、住人の生活パターンや好みの違いにより、適切な監視機器の数や種類、配置や動作は異なるが、全てに適した主装置を作成するのは困難であり、また多くのコストを要する。さらに、一度、住宅内に主装置や監視機器を設置してしまうと、そのインタフェースの数や種類、あるいは記憶容量の大きさ等が固定的であるために、その後の住宅内の構成や住人の生活パターンや好みの変化に合わせて、柔軟に配置の変更や機能の追加、変更などをすることができないという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、住宅等の建物内の構造等に依存せずに監視機器の配置や変更を行うことができ、さらに柔軟に機能の追加等を図ることができるセキュリティシステム、センサ監視機器、アクチュエータ監視機器、管理サーバ装置、セキュリティ方法及びコンピュータプログラム並びに記録媒体を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明は、建物に関する異常を検出して、検出した異常に対する処理を行うセキュリティシステムにおいて、建物に関する状態をセンサ情報として検出するセンサ制御部及び前記センサ情報を無線信号により送信する無線通信部を有するセンサ監視機器と、前記無線信号を受信する基地局装置と、前記基地局装置に接続され、前記センサ情報を基に処理を行う監視制御手段を有する管理サーバ装置と、を備えたことを特徴とするセキュリティシステムである。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記監視制御手段は、前記センサ情報と、予め設定されている判定情報とに基づいて、異常に対処する処理を行うか否かの判定を行い、前記異常に対処する処理を行うと判定した場合、予め設定されている送信先に異常を示す情報を送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、建物の異常に対処する処理を行うアクチュエータ制御部及び前記アクチュエータ制御部を制御する制御情報を含んだ無線信号を受信する無線通信部を有するアクチュエータ監視機器を備え、前記監視制御手段は、前記センサ情報と、予め設定されている判定情報とに基づいて、異常に対処する処理を行うか否かの判定を行い、前記異常に対処する処理を行うと判定した場合、前記アクチュエータ監視機器に向けて制御情報を送信し、前記基地局装置は、前記制御情報を無線信号として送信し、前記アクチュエータ監視機器は、前記無線信号を受信し、受信した無線信号に含まれる制御信号によりアクチュエータ制御部を制御することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記監視制御手段は、前記センサ情報を内部の記憶領域に記録し、新たなセンサ情報が入力される場合、前記内部の記憶領域に記録される前記センサ情報及び前記新たに入力されるセンサ情報の内容に応じて前記異常に対処する処理を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記監視制御手段は、複数の前記センサ監視機器から送信される複数のセンサ情報と予め設定されている判定情報とに基づいて前記異常に対処する処理を行うか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記センサ監視機器から登録要求を前記基地局装置に送信して、前記基地局装置では、前記登録要求と共に前記センサ監視機器を識別するセンサ監視機器識別情報と、前記基地局装置を識別する基地局識別情報を、前記管理サーバ装置に送信して、前記管理サーバ装置では、前記センサ監視機器識別情報と基地局識別情報の対応付けの記憶を行い、前記管理サーバ装置において制御信号を送信する際には、前記センサ情報を発出したセンサ監視機器に対応する基地局装置に向けて送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記管理サーバ装置は、前記センサ監視機器が存在する所属エリアを記憶する所属エリア記憶手段を有し、前記管理サーバ装置において前記センサ監視機器からセンサ情報を受信した場合、前記エリア記憶手段に記憶されている所属エリアを基に、前記監視制御手段を選択することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記センサ監視機器、あるいは前記アクチュエータ監視機器は、前記基地局装置から送信される無線信号の受信強度値を計測して、前記受信強度値を、前記基地局装置を経由して、前記管理サーバ装置に送信を行い、前記管理サーバ装置は、前記受信強度値を基に、前記センサ監視機器、あるいは前記アクチュエータ監視機器の位置情報を検出することを特徴とする。
また、本発明は、建物に関する状態を検出可能な位置に配置されるセンサ監視機器であって、建物に関する状態をセンサ情報として検出するセンサ制御部と、前記センサ情報を無線信号により送信する無線通信部と、を有することを特徴とするセンサ監視機器である。
また、本発明は、建物の異常に対処する処理を行うアクチュエータ制御部と、前記アクチュエータ制御部を制御する制御情報を含んだ無線信号を受信する無線通信部と、を備えたことを特徴とするアクチュエータ監視機器である。
また、本発明は、建物に関する状態をセンサ情報として検出するセンサ制御部及び前記センサ情報を無線信号により送信する無線通信部を有するセンサ監視機器と、前記無線信号を受信する基地局装置と、前記基地局装置に接続される管理サーバ装置とを備えたセキュリティシステムにおける管理サーバ装置であって、前記センサ情報を基に、前記建物にて発生した異常に対する処理を行う監視制御手段を備えたことを特徴とする管理サーバ装置である。
また、本発明は、建物に関する状態をセンサ情報として検出するセンサ制御部及び前記センサ情報を無線信号により送信する無線通信部を有するセンサ監視機器と、前記無線信号を受信する基地局装置と、前記基地局装置に接続され、前記建物にて発生した異常に対する処理を行う監視制御手段を有する管理サーバ装置とをセキュリティシステムにおけるセキュリティ方法であって、前記センサ監視機器が、建物に関する状態をセンサ情報として検出するステップと、前記センサ監視機器が、検出した前記センサ情報を無線信号により送信するステップと、前記基地局装置が、前記センサ監視機器から無線信号を受信するステップと、前記管理サーバ装置が、前記基地局装置が受信した無線信号に含まれる前記センサ情報を基に監視制御手段に処理を行わせるステップと、を含むことを特徴とするセキュリティ方法である。
また、本発明は、建物に関する状態をセンサ情報として検出するセンサ制御部及び前記センサ情報を無線信号により送信する無線通信部を有するセンサ監視機器と、前記無線信号を受信する基地局装置と、前記基地局装置に接続される管理サーバ装置とを備えたセキュリティシステムにおける管理サーバ装置のコンピュータを、前記センサ情報を基に、前記建物にて発生した異常に対する処理を行う監視制御手段として機能させるためのコンピュータプログラムである。
また、本発明は、上記に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
この発明によれば、セキュリティシステムは、建物に関する状態をセンサ情報として検出するセンサ制御部及びセンサ情報を無線信号により送信する無線通信部を有するセンサ監視機器と、無線信号を受信する基地局装置と、基地局装置に接続され、センサ情報を基に処理を行う監視制御手段を有する管理サーバ装置とを備える構成とした。これにより、センサ監視機器が検出したセンサ情報は無線信号にて管理サーバ装置に送信されるため、センサ監視機器を容易に配置、再配置することができる。また、管理サーバ装置において当該センサ情報に基づいて異常の有無を判定し、回避する処理を監視制御手段に実行させることができる。また、異常の有無を判定して回避するための機能について追加変更する場合に、監視制御手段の追加変更を行うだけで容易に実現することができる。そのため、新しいセンサ監視機器の追加や既存センサ監視機器との交換も容易に行うことができる。
また、本発明によれば、セキュリティシステムに係る監視制御手段は、センサ情報と、予め設定されている判定情報とに基づいて、異常に対処する処理を行うか否かの判定を行い、異常に対処する処理を行うと判定した場合、予め設定されている送信先に異常を示す情報を送信する構成とした。これにより、センサ監視機器が異常情報を検出した場合に、異常を示す情報を送信することが可能となり、ユーザや警備員に対して異常の発生を報せることが可能となる。
また、本発明によれば、セキュリティシステムにおいて、建物の異常に対処する処理を行うアクチュエータ制御部及びアクチュエータ制御部を制御する制御情報を含んだ無線信号を受信する無線通信部を有するアクチュエータ監視機器を備え、監視制御手段は、センサ情報と、予め設定されている判定情報とに基づいて、異常に対処する処理を行うか否かの判定を行い、異常に対処する処理を行うと判定した場合、アクチュエータ監視機器に向けて制御情報を送信し、基地局装置は、制御情報を無線信号として送信し、アクチュエータ監視機器は、無線信号を受信し、受信した無線信号に含まれる制御信号によりアクチュエータ制御部を制御する構成とした。これにより、アクチュエータ監視機器を容易に配置、再配置することができる。また、回避するための機能の追加変更を監視制御手段及びアクチュエータ監視機器の追加変更を行うだけで容易に実現することができる。そのため、新しいアクチュエータ監視機器の追加や既存アクチュエータ監視機器との交換も容易に行うことができる。
また、本発明によれば、セキュリティシステムに係る監視制御手段は、センサ情報を内部の記憶領域に記録し、新たなセンサ情報が入力される場合、内部の記憶領域に記録されるセンサ情報及び新たに入力されるセンサ情報の内容に応じて異常に対処する処理を行う構成とした。これにより、過去に検出されたセンサ情報の傾向に基づいて異常を回避する処理を行うか否かを判定することが可能となる。
また、本発明によれば、セキュリティシステムに係る監視制御手段は、複数のセンサ監視機器から送信される複数のセンサ情報と予め設定されている判定情報とに基づいて異常に対処する処理を行うか否かを判定する構成とした。これにより、複数のセンサ監視機器から検出されたセンサ情報に基づいて異常を回避する処理を行うことができることから処理実行の判定基準の精度を高めることが可能となる。
また、本発明によれば、セキュリティシステムにおいて、センサ監視機器から登録要求を基地局装置に送信して、基地局装置では、登録要求と共にセンサ監視機器を識別するセンサ監視機器識別情報と、基地局装置を識別する基地局識別情報を、管理サーバ装置に送信して、管理サーバ装置では、センサ監視機器識別情報と基地局識別情報の対応付けの記憶を行い、管理サーバ装置において制御信号を送信する際には、センサ情報を発出したセンサ監視機器に対応する基地局装置に向けて送信する構成とした。これにより、どの基地局装置にセンサ監視機器、あるいはアクチュエータ監視機器が存在しているかを記録しておくことができ、異常を回避する処理を行う際に、センサ通知情報送信元のセンサ監視機器の存在場所と、アクチュエータ監視機器群の存在場所に基づいて、回避するために操作すべきアクチュエータ監視機器を選択することができ、さらに選択したアクチュエータ監視機器に送信するための制御情報を特定の基地局装置に送信することが可能となる。
また、本発明によれば、セキュリティシステムにおいて、管理サーバ装置は、センサ監視機器が存在する所属エリアを記憶する所属エリア記憶手段を有し、管理サーバ装置においてセンサ監視機器からセンサ情報を受信した場合、エリア記憶手段に記憶されている所属エリアを基に、監視制御手段を選択する構成とした。これにより、予め定められたエリア内に存在するセンサ監視機器によって検出されたセンサ情報に対して、当該エリアに予め対応付けられたアクチュエータ監視機器のアクチュエータ制御部を起動させて異常を回避させることが可能となる。
また、本発明によれば、セキュリティシステムにおいて、センサ監視機器、あるいはアクチュエータ監視機器は、基地局装置から送信される無線信号の受信強度値を計測して、受信強度値を、基地局装置を経由して、管理サーバ装置に送信を行い、管理サーバ装置は、受信強度値を基に、センサ監視機器、あるいはアクチュエータ監視機器の位置情報を検出する構成とした。これにより、センサ監視機器及びアクチュエータ監視機器から送信される無線信号に基づいて絶対的な位置情報を記録しておくことができるため、予めエリアに対応するアクチュエータ監視機器を設定しておく必要なく、エリア内に存在するセンサ監視機器を中心として一定の距離の範囲内に存在するアクチュエータ監視機器のアクチュエータ制御部を起動させることが可能となる。
また、本発明によれば、センサ監視機器は、建物に関する状態をセンサ情報として検出するセンサ制御部と、前記センサ情報を無線信号により送信する無線通信部とを備える構成とした。これにより、センサ監視機器が検出したセンサ情報は無線信号にて送信されるため、センサ監視機器を容易に配置、変更することが可能となる。
また、本発明によれば、アクチュエータ監視機器は、建物の異常に対処する処理を行うアクチュエータ制御部と、アクチュエータ制御部を制御する制御情報を含んだ無線信号を受信する無線通信部とを備える構成とした。これにより、送信される無線信号によりアクチュエータ制御部を起動させることができるため、アクチュエータ監視機器を容易に配置、変更することが可能となる。
また、本発明によれば、管理サーバ装置は、センサ監視機器が検出するセンサ情報を基に、前記建物にて発生した異常に対する処理を行う監視制御手段を備える構成とした。これにより、センサ監視機器が検出したセンサ情報は無線信号にて管理サーバ装置に送信され、管理サーバ装置は、当該センサ情報に基づいて異常を回避する処理を監視制御手段に実行させることができ、さらに、異常を回避するための機能を追加変更する場合であっても、監視制御手段を追加変更するだけで容易に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るセキュリティシステム1を示す概略ブロック図である。セキュリティシステム1は、建物、例えば、住宅の宅内100に設置されるセンサ監視機器10と、アクチュエータ監視機器20と、これらの監視機器との間で無線信号を中継する基地局装置50と、監視機器から送信される情報に基づいて宅内100にて発生した異常を検出し、当該異常を回避するための処理を行う管理サーバシステム200とを備えている。
セキュリティシステム1における通信方式は、例えば、インターネットや、携帯電話通信事業者が運営する無線データ通信ネットワークや、多量の端末との間で小容量のデータの無線信号を送受信するために好適な以下の参考文献に示される広域ユビキタスネットワーク等の無線ネットワークが組み合わせたものが適用されることになる(参考文献:斎藤洋、梅比良正弘、守倉正博、広域ユビキタスネットワークインフラストラクチャに向けた考察、電子情報通信学会論文誌B、Vol.J88-B,No.11,pp2128-2136,(社)電子情報通信学会 2005)。
セキュリティシステム1において、センサ監視機器10及びアクチュエータ監視機器20には、予め一意に識別可能なID(IDentifier)が付与されている。センサ監視機器10は、センサ制御部11と無線通信部12とを備えている。センサ制御部11は、内部に周囲の状態を検出するためのセンサを備えており、当該センサが計測する値が、予め内部に定められる閾値を超えた場合、異常と判定し当該値を異常情報として出力する。
なお、当該センサ監視機器10においては、センサにて異常であるか否かを判定せずに、定期的に計測し、計測したセンサ情報を出力する、あるいはさらに計測値に変化があったときのみ、変化のあった時点でのセンサ情報を出力する、閾値を超えたときのみ計測したセンサ情報を出力するといった予め設定された動作方式に従ってセンサ情報を出力するというように構成することも可能である。この場合、センサ情報を受信した管理サーバシステム200側にて、センサ情報が異常であるか否かを判定し、判定により異常と判定されたセンサ情報が異常情報として処理されることになる。
また、当該センサ監視機器10の動作方式として、管理サーバシステム200側から要求があった場合にのみセンサ情報を出力することも可能である。これにより、管理サーバシステム200が必要とするときのみセンシング処理、通信処理を行えば良くなり、無駄な処理を抑えることができるようになる。
無線通信部12は、定期的に自機器のIDを含む登録要求情報を無線信号にて基地局装置50を介して管理サーバシステム200に送信し、センサ制御部11から異常情報が出力されると、当該異常情報と自機器のIDを含む異常通知情報を無線信号にて基地局装置50を介して管理サーバシステム200に送信する。ここで、異常情報とは、例えば、内部に備えられるセンサが火災センサである場合、火災の際に発生する煙や熱の変化量が異常情報となる。また、センサが扉の開閉を検索するマグネットセンサ等の場合、開いている状態と、閉じている状態を示す情報が異常情報となる。
アクチュエータ監視機器20は、アクチュエータ制御部21と無線通信部22とを備えている。無線通信部22は、定期的に自機器のIDを含む登録要求情報を無線信号にて基地局装置50を介して管理サーバシステム200に送信する。また、アクチュエータ監視機器20は、基地局装置50から送信される無線信号を受信し、受信した無線信号に含まれるIDが自機器のIDである場合、無線信号に含まれる制御情報を読み出してアクチュエータ制御部21に入力する。アクチュエータ制御部21は、無線通信部22から入力される制御情報に基づいて起動する。具体的には、アクチュエータ制御部21の内部に備えられるアクチュエータ、例えば、スイッチの駆動装置の駆動を開始させ、スイッチをON状態、あるいはOFF状態に切り替える動作を行う。
基地局装置50は、予め一意に識別可能な基地局装置アドレスが付与され、複数の宅内に設置されたセンサ監視機器10やアクチュエータ監視機器20との間で無線信号による通信を行う。
基地局装置50において、無線通信部51は、センサ監視機器10の無線通信部12から送信される無線信号を受信し、受信した無線信号に含まれる情報を通信部52に入力する。また、無線通信部51は、通信部52から情報が入力されると当該情報を含む無線信号を送信する。通信部52は、管理サーバシステム200の無線通信管理サーバ装置60に接続され、無線通信部51から情報が入力されると、入力される情報に自らの基地局装置アドレスを付加して無線通信管理サーバ装置60に送信する。また、通信部52は、無線通信管理サーバ装置60から送信される情報を無線通信部51に入力する。
管理サーバシステム200は、センサ監視機器10が検出した宅内100の異常を示す異常情報に基づいて、当該異常を回避するための処理を行うシステムであり、無線通信管理サーバ装置60とセキュリティ管理サーバ装置70とを備える。
管理サーバシステム200において、無線通信管理サーバ装置60は、主に通信の送信先を示す経路情報等を管理する装置であり、通信選択部61と、基地局装置アドレス記憶部62と、セキュリティ管理サーバ装置アドレス記憶部63とを備えている。セキュリティ管理サーバ装置アドレス記憶部63は、図3(b)に示すようなデータ構成を有しており、予めセンサ監視機器10やアクチュエータ監視機器20に付与されているIDと、セキュリティ管理サーバ装置70に付与されているIP(Internet Protocol)アドレス等のアドレスとを対応付けて記憶する。
なお、図1では、1つのセキュリティ管理サーバ装置70は1つしか示されていないが、複数存在していてもよく、その場合、セキュリティ管理サーバ装置アドレス記憶部63は、IDごとに対応するセキュリティ管理サーバ装置70のアドレスを記憶することになる。
通信選択部61は、一方で基地局装置50の通信部52に接続されており、他方でセキュリティ管理サーバ装置70の通信選択部71に接続されている。また、通信選択部61は、通信部52からセンサ監視機器10あるいはアクチュエータ監視機器20に付与されているIDを含む登録要求情報と基地局装置50の基地局装置アドレスとが対応付けられる情報を受信した場合、図3(a)に示すデータ構成を有する基地局装置アドレス記憶部62に登録要求情報に含まれるIDと基地局装置アドレスとを対応付けて記録する。また、通信選択部61は、異常情報を含む異常通知情報を基地局装置50の通信部52から受信した場合、当該異常通知情報に含まれる送信元のセンサ監視機器10のIDに対応するセキュリティ管理サーバ装置アドレスをセキュリティ管理サーバ装置アドレス記憶部63から読み出し、読み出したセキュリティ管理サーバ装置アドレスに異常通知情報を送信する。
なお、図1では、基地局装置50は1つしか示されていないが、複数存在していてもよく、その場合、基地局装置アドレス記憶部62には、IDごとに異なる基地局装置アドレスが記録されることになる。
管理サーバシステム200において、セキュリティ管理サーバ装置70は、センサ監視機器10が検出した宅内100の異常を示す異常情報に基づいて、当該異常を回避する処理を行う装置であり、通信選択部71と、対応機能記憶部72と、センサ監視機器10に対応付けて備えられる複数の監視制御部75−1〜75−nとを備えている。対応機能記憶部72は、図3(c)に示すデータ構成を有しており、予めセンサ監視機器10のIDと、当該センサ監視機器10に対応して備えられる監視制御部75−1〜75−nの参照情報とを対応付けて記憶する。ここで、参照情報とは、例えば監視制御部75−1〜75−nが、コンピュータプログラムにより構成されるような場合には、当該コンピュータプログラムが動作しているプロセスと通信を行うためのTCP(Transmission Control Protocol)のポート番号の組み合わせの情報等が適用されることになる。また、1つのセンサ監視機器10に対して複数の監視制御部75−1〜75−nが対応付けられていてもよく、その場合、1つのIDに対して複数の参照情報を予め記憶することになる。
通信選択部71は、無線通信管理サーバ装置60の通信選択部61に接続され、無線通信管理サーバ装置60の通信選択部61から送信される異常通知情報を受信し、受信した異常通知情報に含まれるIDに対応する監視制御部75−1〜75−nの参照情報を対応機能記憶部72から読み出し、読み出した参照情報の監視制御部75−1〜75−nに異常通知情報を送信する。また、通信選択部71は、監視制御部75−1〜75−nから情報を受信した場合、受信した情報を無線通信管理サーバ装置60の通信選択部61に送信する。
監視制御部75−1〜75−nは、それぞれ一意に識別可能な参照情報が付与されており、センサ監視機器10に対応付けて備えられ、通信選択部71から受信する異常通知情報に含まれるセンサ監視機器10が検出した異常情報に基づいて、異常を示す情報をユーザや警備員などへ通知する処理や、センサ監視機器10が備えるセンサが例えばガスセンサである場合、ガスの元栓を開閉するガス元栓スイッチをアクチュエータとして有するアクチュエータ監視機器20を起動させる処理を行う。
ここで、センサ監視機器10の具体例を、図2を参照して説明する。図2は、一般的な住宅の宅内に設置されるセンサ監視機器10に備えられるセンサの例を示した図である。マグネットセンサ111は、扉や窓の開閉状態を検出するセンサである。金庫センサ112は、金庫の破壊や持ち去りの状態を検出するセンサである。空間センサ113は、人体から発生する赤外線を検出するセンサである。ガスセンサ114は、ガス漏れを検出するセンサである。ジャロジーセンサ115は、浴室などの特殊な構成の窓のこじ開けを検出するセンサである。フェンスセンサ117は、フェンスからの侵入者の有無を検出するセンサである。火災センサ118は、火災の際に発生する煙や熱の変化量を検出するセンサである。赤外線センサ120は、赤外線対向上の遮断物の有無を検出するセンサである。ガラスセンサ121は、ガラスの破壊を検出するセンサである。救急通報ボタン116は、自律的に周囲の状態を検出しないが、住宅内の人が体の具合が悪くなった際にボタンが押下されると、押下されたことを検出するセンサである。また、非常通報ボタン119も、自律的に周囲の状態を検出しないが、非常状態の際にボタンが押下されると、押下されたことを検出するセンサである。
なお、アクチュエータ監視機器20の具体例としては、ガスコンロのガス元栓に備えつけられ、ガスの元栓を開閉するガス元栓スイッチや、扉や窓の錠前等に備え付けられ、錠前の施錠及び開錠を行う錠前制御スイッチ等がある。
次に、図4から図8を参照して、第1実施形態のセキュリティシステム1の処理について説明する。
最初に、図4及び図5を参照して、無線通信管理サーバ装置60に通信経路を登録するための処理について説明する。図4は、基地局装置50の処理を示したフローチャートである。上述したようにセンサ監視機器10の無線通信部12やアクチュエータ監視機器20の無線通信部22は、定期的に自機器のIDを含む登録要求情報を無線信号にて送信する。基地局装置50の無線通信部51は、当該無線信号を受信する(ステップSa1)。無線通信部51は、受信した無線信号に含まれる登録要求情報を通信部52に入力する。通信部52は、入力される登録要求情報に自らの基地局装置アドレスを対応付けて無線通信管理サーバ装置60に送信する(ステップSa2)。
図5は、基地局装置50から登録要求情報と基地局装置アドレスとを含む情報を受信した無線通信管理サーバ装置60の処理を示したフローチャートである。
まず、無線通信管理サーバ装置60の通信選択部61は、基地局装置50の通信部52から登録要求情報と基地局装置アドレスとを含む情報を受信する(ステップSb1)。通信選択部61は、受信した情報に含まれる登録要求情報に含まれるIDと基地局装置アドレスとを対応付けて基地局装置アドレス記憶部62に記録する(ステップSb2)。
図4及び図5の処理により、無線通信管理サーバ装置60は、最新のセンサ監視機器10やアクチュエータ監視機器20がどの基地局装置50と通信を行っているかを記録しておくことができ、例えば、アクチュエータ監視機器20を起動させるための制御情報をどの基地局装置50に送信してよいかを基地局装置アドレス記憶部62に記憶される情報に従って検出することが可能となる。
次に、図6から図9を参照してセキュリティ管理サーバ装置70の処理について説明する。
図6は、センサ監視機器10が検出した異常情報をセキュリティ管理サーバ装置70が受信するまでの処理を示したフローチャートである。
最初に、センサ監視機器10のセンサ制御部11のセンサが異常情報を検出し、無線通信部12が当該異常情報とセンサ監視機器10のIDとを含む異常通知情報を無線信号にて送信する(ステップSc1)。当該無線信号は基地局装置50の無線通信部51により受信され、無線通信部51は、無線信号に含まれる異常通知情報を通信部52に入力する。通信部52は、異常通知情報を無線通信管理サーバ装置60の通信選択部61に送信する(ステップSc2)。無線通信管理サーバ装置60の通信選択部61は、受信した異常通知情報からIDを読み出し、読み出したIDに対応するセキュリティ管理サーバ装置70のアドレスをセキュリティ管理サーバ装置アドレス記憶部63から読み出す(ステップSc3)。そして、通信選択部61は、読み出したアドレスに対応するセキュリティ管理サーバ装置70に異常通知情報を送信する(ステップSc4)。
図7は、図1に示した監視制御部75−1に関連する処理を示したフローチャートである。監視制御部75−1は、図1に示すように内部の記憶領域に予め電子メールアドレスの情報と閾値とを記憶している。
上記の図6の処理によりセキュリティ管理サーバ装置70の通信選択部71は、無線通信管理サーバ装置60の通信選択部61から異常通知情報を受信する。そして、通信選択部71は、異常通知情報に含まれるIDを読み出し、読み出したIDに対応する監視制御部75−1〜75−nの参照情報を対応機能記憶部72から読み出す。ここでは、監視制御部75−1の参照情報が読み出されることになる。そして、通信選択部71は、監視制御部75−1へ異常通知情報を送信する。監視制御部75−1は、異常通知情報を受信すると(ステップSd1)、異常通知情報に含まれる異常情報が示す値が内部に記憶している閾値を超えているか否かを判定する(ステップSd2)。監視制御部75−1は、異常情報が示す値が内部に記憶している閾値を超えている場合、予め内部の記憶領域に記憶している電子メールアドレスを送信先として異常を示す情報を含む電子メールを送信する(ステップSd3)。一方、監視制御部75−1は、異常情報が示す値が内部に記憶している閾値を超えていない場合、そのまま終了する。
なお、電子メールにて送信する異常を示す情報には、送信元のセンサ監視機器10のID、あるいはIDに対応付けられている宅内100での位置を示す情報及びIDが示すセンサ監視機器10の種別等の情報を含むようにしてもよい。
また、電子メールにて送信するのではなく、外部のプログラム等を起動させて、画面に異常を示す情報を表示させたり、セキュリティ管理サーバ装置70に接続される警報ブザーを鳴動させたりするようにしてもよい。
上記の処理により、電子メールの送信先をユーザあるいは警備員にしておくことで、ユーザや警備員は迅速に異常を回避するための措置をとることが可能となる。
図8は、図1に示す監視制御部75−2の処理を示したフローチャートである。監視制御部75−2は、図1に示すように内部の記憶領域に予め送信先のアクチュエータ監視機器20のIDと、当該アクチュエータ監視機器20のアクチュエータを起動させるための制御情報と閾値とを記憶している。センサ監視機器10からセキュリティ管理サーバ装置70が異常情報を受信するまでの処理は図6で説明した処理の通りである。
セキュリティ管理サーバ装置70の通信選択部71は、無線通信管理サーバ装置60の通信選択部61から受信した異常通知情報に含まれるIDを読み出し、読み出したIDに対応する監視制御部75−1〜75−nの参照情報を対応機能記憶部72から読み出す。ここでは、監視制御部75−2の参照情報が読み出されることになる。そして、通信選択部71は、監視制御部75−2へ異常通知情報を送信する。監視制御部75−2は、異常通知情報を受信すると(ステップSe1)、異常通知情報に含まれる異常情報が示す値が内部に記憶している閾値を超えているか否かを判定する(ステップSe2)。監視制御部75−2は、異常通知情報に含まれる異常情報が示す値が内部に記憶している閾値を超えている場合、内部に記憶している送信先のアクチュエータ監視機器のID及び制御情報を読み出す(ステップSe3)。監視制御部75−2は、読み出したIDと制御情報を通信選択部71へ送信する(ステップSe4)。通信選択部71は、受信したIDと制御情報を無線通信管理サーバ装置60の通信選択部61に送信する(ステップSe5)。無線通信管理サーバ装置60の通信選択部61は、通信選択部71から受信したIDに対応する基地局装置アドレスを基地局装置アドレス記憶部62から読み出し、読み出した基地局装置アドレスの基地局装置50へIDと制御情報を含む情報を送信する。
基地局装置50の通信部52は、通信選択部61からIDと制御情報を含む情報を受信すると無線通信部51に入力し、無線通信部51は、IDと制御情報を含む無線信号を送信する。アクチュエータ監視機器20は、基地局装置50から送信される無線信号を受信し、受信した無線信号に含まれるIDが自機器のIDと一致するか否かを判定し、自機器のIDと一致する場合、無線信号に含まれる制御情報をアクチュエータ制御部21に入力する。アクチュエータ制御部21は、入力される制御情報に基づいてアクチュエータを起動する。
一方、ステップSe2において監視制御部75−1は、異常通知情報に含まれる異常情報が示す値が内部に記憶している閾値を超えていない場合、そのまま終了する。
上記の処理により、セキュリティ管理サーバ装置70は、センサ監視機器10が検出した異常情報に基づいて、当該センサ監視機器10に対応するアクチュエータ監視機器20のアクチュエータを起動させることができ、センサ監視機器10によって検出された異常を回避することが可能となる。
図9は、図1に示す監視制御部75−nの処理を示したフローチャートである。監視制御部75−nは、図1に示すように内部の記憶領域に、過去に受信した異常情報を順次記録した履歴情報を有している。また、図1には示していないが、監視制御部75−nは、監視制御部75−1が記憶している電子メールアドレスの情報、あるいは監視制御部75−2が記憶しているIDと制御情報の情報を記憶している。センサ監視機器10からセキュリティ管理サーバ装置70が異常情報を受信するまでの処理は図6に説明した通りである。
セキュリティ管理サーバ装置70の通信選択部71は、無線通信管理サーバ装置60の通信選択部61から受信した異常通知情報に含まれるIDを読み出し、読み出したIDに対応する監視制御部75−1〜75−nの参照情報を対応機能記憶部72から読み出す。ここでは、監視制御部75−nの参照情報が読み出されることになる。そして、通信選択部71は、監視制御部75−nへ異常通知情報を送信する。監視制御部75−nは、異常通知情報を受信すると(ステップSf1)、異常通知情報に含まれる異常情報が示す値と内部に記憶している履歴情報とが所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップSf2)。例えば、所定の条件として、通信選択部71から受信した異常通知情報に含まれる異常情報が示す値が履歴情報の異常情報が示す値の平均値以下となっていることを適用することができる。所定の条件を満たす場合には、監視制御部75−nは、所定の処理を行う(ステップSf3)。ここで、所定の処理とは、上述した監視制御部75−1のように電子メールアドレスを記憶している場合には、当該電子メールアドレスを送信先として異常を示す情報を電子メールにて送信する処理等が該当し、また、監視制御部75−2のようにIDと制御情報を記憶している場合には、IDと制御情報を通信選択部71に送信する処理等が該当する
上記の処理により、セキュリティ管理サーバ装置70は、センサ監視機器10が検出した異常情報と過去の異常情報とに基づいてセンサ監視機器10によって検出された異常を回避させる処理を行うことが可能となる。
なお、図7から図9の処理において、監視制御部75−1〜75−nは、複数のセンサ監視機器から得られる異常情報に基づいて異常を回避するための監視処理を行うようにしてもよい。
また、図7及び図8の処理において、判定のための基準となる判定情報として閾値を用いていたが、判定情報としては閾値に限られず、例えば、異常情報がマグネットセンサ等の扉の開閉を検出するようなものである場合には、異常情報は値ではなく「開いている状態」か「閉じている状態」のいずれかとなるため、扉が開いていることを異常とする場合には、判定情報としては「開いている状態」を設定することになる。
上記の第1実施形態の構成により、主装置に相当する機能を管理サーバシステム200に備えるようにしたため、宅内100に主装置を配置する必要がなくなる。また、センサ監視機器10は、無線信号により検出した異常情報を送信し、アクチュエータ監視機器20は、無線信号にて受信した制御情報に基づいてアクチュエータ制御部21を起動させるため、有線での配線が不要となり、宅内100にて容易に配置することができ、一度配置を行った後であっても容易に配置を変更することが可能である。
また、さらに、主装置に相当する機能を管理サーバシステム200に備えるようにしたことから、センサ監視機器10やアクチュエータ監視機器20の数や種類の変更を容易にすることを可能としている。具体的には、ユーザがセンサ監視機器10やアクチュエータ監視機器20の数や種類の変更、あるいは新規の監視機器の追加がユーザから要求された場合であっても、セキュリティ管理サーバ装置70の監視制御部75−1〜75−nを追加変更するだけで当該要求に容易に対応することが可能となる。
なお、上述したように監視制御部75−1〜75−nがコンピュータプログラムで構成されている場合には、上記の変更は監視制御部75−1〜75−nが読み取る設定ファイルの修正や、実行ファイルに対してパッチをあてる処理を、ユーザや管理サーバシステム200の管理者が行うことで実現することができる。こうした変更処理は、セキュリティ管理サーバ装置70においてWebサーバやTelnetサーバなどを立ち上げておけば、HTTP(HyperText Transfer Protocol)やTelnetといったプロトコルを利用して遠隔操作により実現することも可能である。
(第2実施形態)
次に、図10から図12を参照して本発明の第2実施形態のセキュリティシステム2について説明する。第2実施形態のセキュリティシステム2では、予め宅内100を複数のエリアに区分しておき、センサ監視機器10により異常情報が検出された際に、当該センサ監視機器10が存在するエリアに応じて異常を回避するための処理を設定することを可能としている。なお、図10のセキュリティシステム2の概略ブロック図において、第1実施形態のセキュリティシステム1と同じ構成については同じ符号を付し、以下異なる構成について説明する。
第2実施形態の管理サーバシステム200aにおけるセキュリティ管理サーバ装置70aは、第1実施形態では監視制御部75−1〜75−nに相当する個別監視制御部75a−1〜75a−nを備えている。個別監視制御部75a−1〜75a−nは、通信選択部71から受信する異常通知情報に対応する通報種別情報を内部の記憶領域から読み出し、内部に備えられる時計などの計時手段から発生時間情報を取得し、自らの参照情報と通報種別情報と発生時間情報と異常情報とを含む通報内容情報を後述するエリアセキュリティ部76に送信する。また、個別監視制御部75a−1〜75a−nは、エリアセキュリティ部76から送信される上記の通報内容情報を受信し、当該通報内容情報に応じて第1実施形態の監視制御部75−1〜75−nにより実行される処理である電子メールの送信の処理や、IDと制御情報を含む情報を無線通信管理サーバ装置60及び基地局装置50を介してアクチュエータ監視機器20に送信する処理などを行う。ここで、上記の内部の記憶領域に記憶される通報種別情報は、予めセンサ監視機器10のIDに対応して内部の記憶領域に記憶されており、その内容としては、当該センサ監視機器10の監視対象を示す文字列や識別情報が適用されることになる。具体的には、異常通知情報を送信したセンサ監視機器10が、不審人物の侵入を検出するセンサである場合、その状態を示す文字列である「不審人物」が記憶されることになる。
対応機能記憶部72aは、第1実施形態の対応機能記憶部72と同じデータ構成を有しており、センサ監視機器10のIDに対応する個別監視制御部75a−1〜75a−nの参照情報が対応付けて記憶する。なお、第1実施形態では、全ての監視制御部75−1〜75−nの参照情報がいずれかのIDに対応付けられていたが、第2実施形態では、センサ監視機器10が異常情報を検出した際に通信選択部71から受信する異常通知情報に基づいて処理する以外に、エリアセキュリティ部76から受信する通報内容情報に基づいて処理する個別監視制御部75a−1〜75a−nが存在するため、個別監視制御部75a−1〜75a−nの全部あるいは一部がIDに対応付けられることにある。
通報種別管理記憶部78は、図11(b)に示すようにエリアごとに設けられる複数の通報種別管理テーブルを記憶しており、各通報種別管理テーブルには、「通報種別」の項目と「個別監視制御部の参照情報」の項目を有している。「通報種別」には、上述した個別監視制御部75a−1〜75a−nから出力される通報種別情報が予め設定される。「個別監視制御部の参照情報」には、通報種別情報に対応して処理をさせる個別監視制御部75a−1〜75a−nの参照情報が予め設定される。
所属エリア記憶部77は、図11(a)に示すデータ構成を有しており、個別監視制御部75a−1〜75a−nの参照情報と、所属エリア、すなわち宅内100の区分されたエリアに対応付けられる通報種別管理テーブルの参照情報とを対応付けて記憶する。ここで、通報種別管理テーブルの参照情報には、通報種別管理記憶部78に記憶される複数の通報種別管理テーブルのそれぞれが記憶される先頭アドレスなどが適用される。
エリアセキュリティ部76は、個別監視制御部75a−1〜75a−nから送信される通報内容情報を受信し、受信した通報内容情報に含まれる参照情報に対応する通報種別管理テーブルの参照情報を所属エリア記憶部77から読み出す。また、エリアセキュリティ部76は、読み出した参照情報に対応する通報種別管理テーブルから当該通報種別情報に対応する個別監視制御部75a−1〜75a−nの参照情報を読み出し、読み出した参照情報に対応する個別監視制御部75a−1〜75a−nに通報内容情報を送信する。
次に、図12を参照しつつ第2実施形態のセキュリティシステム2の処理について説明する。まず、センサ監視機器10が異常情報を検出し、第1実施形態の図6に相当する処理が行われた後、セキュリティ管理サーバ装置70aの通信選択部71が当該異常情報を含む異常通知情報を受信する。通信選択部71は、受信した異常通知情報に含まれるIDから対応する個別監視制御部75a−1〜75a−nの参照情報を対応機能記憶部72aから読み出し、読み出した参照情報に対応する個別監視制御部75a−1〜75a−nに異常通知情報を送信する。
個別監視制御部75a−1〜75a−nは、受信した異常通知情報に対応する通報種別情報を内部の記憶領域から読み出し、受信した際の時間情報である発生時間情報を計時手段から取得し、通報種別情報と発生時間情報と自らの参照情報と異常通知情報とを含む通報内容情報をエリアセキュリティ部76に送信する(ステップSg1)。エリアセキュリティ部76は、受信した通報内容情報に含まれる送信元の個別監視制御部75a−1〜75a−nの参照情報に対応する通報種別管理テーブルの参照情報を所属エリア記憶部77から読み出す(ステップSg2)。エリアセキュリティ部76は、読み出した参照情報に対応する通報種別管理テーブルを通報種別管理記憶部78にて参照し、通報内容情報に含まれる通報種別情報に対応する個別監視制御部75a−1〜75a−nの参照情報を読み出す(ステップSg3)。そして、エリアセキュリティ部76は、読み出した参照情報に対応する個別監視制御部75a−1〜75a−nに通報内容情報を送信する(ステップSg4)。当該通報内容情報を受信した個別監視制御部75a−1〜75a−nは、通報内容情報に含まれる通報種別情報や発生時間情報や異常通知情報に含まれる異常情報に基づいて、異常を回避する処理、すなわち異常を示す情報を電子メールで送信する処理や、アクチュエータ監視機器20のアクチュエータ制御部21を起動させる処理を行う。
なお、第2実施形態の構成において、上述したエリアは宅内100の内部のみに限られず、例えば、複数の住宅が存在する場合には、複数の住宅のいくつかに跨って処理が行われてもよい。具体的には、ある宅内のセンサ監視機器10にて侵入者の存在が検出された際、その周辺の住宅のアクチュエータ監視機器20により警報ブザーを鳴動させる等の処理を行うようにしてもよい。
さらに、個別監視制御部75a−1〜75a−nに、他の個別監視制御部へのセンサ情報転送機能、他の個別監視制御部からのセンサ情報転送要求受付機能を加えても良い。これにより、あるセンサ監視機器10からのセンサ情報によって、対応する個別監視制御部にて侵入者が存在しているかもしれない、ということが検出された際、エリア内の他のセンタに対応する個別監視制御部にセンサ情報の転送を依頼することができるようになり、エリア内の他のセンサからの情報を取得し、侵入者の存否についてより正確に検知することができるようになる。
上記の処理により、セキュリティシステム2は、異常情報がセンサ監視機器10によって検出された際に行う処理を、処理単位で個別監視制御部75a−1〜75a−nに構成しておくことができる。そのため、個別監視制御部75a−1〜75a−nを追加するだけで新たな機能を追加でき、また、処理単位に分けられているため機能の変更も容易に行うことが可能となる。
また、セキュリティシステム2は、宅内100のエリアに応じて、異常情報が検出された際に、当該異常情報に対応する通報種別情報ごとに実行させる個別監視制御部75a−1〜75a−nを所属エリア記憶部77及び通報種別管理記憶部78に予め設定することが可能となる。これにより、セキュリティ管理サーバ装置70aの個別監視制御部75a−1〜75a−nの機能を変更するだけで、宅内100におけるセキュリティサービスの種類などを柔軟に変更することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、図13から図16を参照しつつ第3実施形態のセキュリティシステム3について説明する。第3実施形態のセキュリティシステム3は、第2実施形態のセキュリティシステム2と同じく、予め宅内100を複数のエリアに区分しておき、センサ監視機器10により異常情報が検出された際に、当該センサ監視機器10が存在するエリアに応じて異常を回避するための処理を行うシステムである。
しかし、第2実施形態のように所属するエリアを予め設定しておくのではなく、センサ監視機器10やアクチュエータ監視機器20の実際の位置情報に基づいて実行させる点で第2実施形態のセキュリティシステム2と構成が異なる。なお、図13のセキュリティシステム3の概略ブロック図において、第1実施形態のセキュリティシステム1及び第2実施形態のセキュリティシステム2と同じ構成及び機能については同じ符号を付し、以下異なる構成について説明する。
第3実施形態のセキュリティシステム3では、複数の基地局装置50a、50bを備えている。各基地局装置50a、50bは、それぞれ無線通信部51a、51bと、通信部52a、52bを備えている。無線通信部51a、51bは、センサ監視機器10及びアクチュエータ監視機器20との間で無線信号による通信を行い、センサ監視機器10及びアクチュエータ監視機器20から登録要求情報を無線信号にて受信した際、無線信号の受信強度値を計測し、また、内部に備えた時計などの計時手段から時間情報を取得し、受信強度値と時間情報と無線信号に含まれる登録要求情報とをそれぞれの通信部52a、52bに入力する。通信部52a、52bは、対応する無線通信部51a、51bから受信強度値と時間情報と登録要求情報が入力されると、受信強度値と時間情報と登録要求情報に自らの基地局装置アドレスを付加して無線通信管理サーバ装置60bの通信選択部61bに送信する。
無線通信管理サーバ装置60bは、通信選択部61bに構成が追加され、測位部65、基地局装置位置記憶部66、監視機器位置記憶部67を新たに備えている。無線通信管理サーバ装置60bにおいて、通信選択部61bは、複数の基地局装置50a、50bと測位部65とセキュリティ管理サーバ装置70bの通信選択部71bとに接続される。また、通信選択部61bは、基地局装置50a、50bから登録要求情報と受信強度値と時間情報と基地局装置アドレスとを含む情報を受信した際、受信した情報を測位部65に送信する。また、通信選択部61bは、通信選択部71bを介してエリアセキュリティ部76bから異常情報の送信元のセンサ監視機器10のIDを含む検索要求を受信すると、監視機器位置記憶部67から、当該IDのセンサ監視機器10から一定の距離の範囲内に存在するアクチュエータ監視機器20のIDを検索して読み出し、読み出したIDを含む検索結果を通信選択部71bを介してエリアセキュリティ部76bに送信する。
ここで、一定の距離の範囲とは、宅内100において予め区切られたエリアにセンサ監視機器10を配置した場合に、当該センサ監視機器10が検出した異常情報に応じて動作させたいアクチュエータ監視機器の配置位置を含むような範囲のことであり、具体的には、センサ監視機器10の座標を(X、Y)とすると、(X、Y)を中心とする半径tの円の範囲、あるいは(X−t、Y−t)、(X−t、Y+t)、(X+t、Y−t)、(X+t、Y+t)を頂点とする正方形の範囲等で設定を行う。
また、監視機器位置記憶部67には、センサ監視機器10のIDとアクチュエータ監視機器20のIDとが混在して記録されるが、例えば、センサ監視機器10のIDの値の範囲とアクチュエータ監視機器20のIDの値の範囲を予め分けておくことで、アクチュエータ監視機器20のみを検索するようにしてもよい。
基地局装置位置記憶部66は、図14(a)に示すデータ構成を有しており、基地局装置アドレスごとに、絶対位置情報である緯度と経度の情報が予め記憶される。
測位部65は、通信選択部61bから受信強度値と時間情報と登録要求情報と基地局装置アドレスを受信すると、同一のセンサ監視機器10のIDを含む登録要求情報であって他の基地局装置アドレスが対応付けられている情報を受信するまで待機する。また、測位部65は、複数の受信強度値と時間情報と登録要求情報と基地局装置アドレスの組み合わせの情報を受信すると、受信した複数の受信強度値と、その受信強度値に対応する時間情報とに基づいて基地局装置50a、50bの位置を基準とした相対的なセンサ監視機器10の位置情報を算出する。また、測位部65は、基地局装置位置記憶部66から受信した基地局装置アドレスに対応する各基地局装置50a、50bの緯度と経度を含む絶対位置情報を読み出し、読み出した絶対位置情報と相対的なセンサ監視機器10の位置情報に基づいてセンサ監視機器10の絶対位置情報を算出し、算出した絶対位置情報を登録要求情報に含まれるIDに対応付けて図14(b)に示すように監視機器位置記憶部67に記録する。
第3実施形態の通報種別管理記憶部78bは、第2実施形態の通報種別管理記憶部78と異なり、図14(c)に示すように1つの通信種別管理テーブルを記憶している。通信選択部71bは、無線通信管理サーバ装置60bの通信選択部61bから異常通知情報を受信すると、異常通知情報に含まれるIDに対応する個別監視制御部75a−1〜75a−nの参照情報を読み出し、読み出した参照情報に対応する個別監視制御部75a−1〜75a−nに、異常通知情報を送信する。また、通信選択部71bは、エリアセキュリティ部76bに接続され、エリアセキュリティ部76bからの検索要求を無線通信管理サーバ装置60bの通信選択部61bに送信し、その検索結果を通信選択部61bから受信するとエリアセキュリティ部76bに検索結果を送信する。
エリアセキュリティ部76bは、個別監視制御部75a−1〜75a−nから通信内容情報を受信すると、通信内容情報に含まれる通報種別情報に基づいて通報種別管理記憶部78bから対応する個別監視制御部75a−1〜75a−nの参照情報を読み出す。また、エリアセキュリティ部76bは、個別監視制御部75a−1〜75a−nから受信する通信内容情報の異常通知情報から送信元のセンサ監視機器10のIDを読み出し、読み出したIDを含む検索要求を通信選択部71bを介して無線通信管理サーバ装置60bの通信選択部61bに送信し、当該通信選択部61bからアクチュエータ監視機器20のIDのリストを含む検索結果を受信する。また、エリアセキュリティ部76bは、無線通信管理サーバ装置60bの通信選択部61bから受信するアクチュエータ監視機器20のIDに対応する個別監視制御部75a−1〜75a−nの参照情報を対応機能記憶部72aから読み出し、読み出した参照情報であって、かつ上記の通報種別管理記憶部78bから読み出した個別監視制御部75a−1〜75a−nの参照情報である参照情報を選択し、選択した参照情報の個別監視制御部75a−1〜75a−nに通報内容情報を送信する。
次に、図15を参照しつつ第3実施形態の無線通信管理サーバ装置60bの測位部65の処理について説明する。ここでは、例としてセンサ監視機器10の絶対位置情報の測位について説明するが、アクチュエータ監視機器20についても同様の処理により測位することが可能である。
まず、基地局装置50aは、センサ監視機器10から定期的に送信される登録要求情報を無線信号にて受信する。基地局装置50aの無線通信部51aは、受信した無線信号の受信強度値を計測し、また、内部に備えた計時手段から時間情報を取得し、受信強度値と時間情報と無線信号に含まれる登録要求情報とを通信部52aに入力する。通信部52aは、受信強度値と時間情報と登録要求情報が入力されると、これらの情報に自らの基地局装置アドレスを付加して無線通信管理サーバ装置60bの通信選択部61bに送信する。通信選択部61bは、受信した情報に登録要求情報が含まれているため、受信した情報を測位部65に送信しつつ、受信した登録要求情報に含まれるIDと受信した基地局装置アドレスを対応付けて基地局装置アドレス記憶部62に記録する。
測位部65は、通信選択部61bから受信強度値と時間情報と登録要求情報と基地局装置アドレスを受信すると、登録要求情報に含まれるセンサ監視機器10のIDを読み出し、当該IDと同じIDを含む登録要求情報であって基地局装置アドレスが異なる情報を通信選択部61bから受信するのを待機する。
基地局装置50bが、基地局装置50aと同様にセンサ監視機器10の無線信号を受信することにより、測位部65は、通信選択部61bから受信強度値と時間情報と登録要求情報と基地局装置50bの基地局装置アドレスを受信する。
待機中に基地局装置50bからの情報を受信した測位部65は、基地局装置50a及び50bを送信元とする複数の受信強度値と、その受信強度値に対応する時間情報とに基づいて基地局装置50a、50bの位置を基準とした相対的なセンサ監視機器10の位置情報を算出する(ステップSh1)。次に、測位部65は、基地局装置位置記憶部66から受信した基地局装置アドレスに対応する各基地局装置50a、50bの緯度と経度を含む絶対位置情報を読み出し、読み出した絶対位置情報と相対的なセンサ監視機器10の位置情報に基づいてセンサ監視機器10の絶対位置情報を算出する(ステップSh2)。そして、測位部65は、算出した絶対位置情報を登録要求情報に含まれるセンサ監視機器10のIDに対応付けて監視機器位置記憶部67に記録する(ステップSh3)。
上記の処理により、無線通信管理サーバ装置60bは、センサ監視機器10及びアクチュエータ監視機器20が送信する登録要求情報の無線信号に基づいて、センサ監視機器10及びアクチュエータ監視機器20の絶対位置情報を算出することが可能となる。また、登録要求情報は定期的に送信されるため、センサ監視機器10及びアクチュエータ監視機器20の位置が変更されたとしても、変更後の絶対位置情報を少なくとも登録要求情報の定期的な送信の送信間隔後には監視機器位置記憶部67に記録しておくことができるため、後述する通信選択部61bの検索処理において検索の基準となるセンサ監視機器10から常に一定の距離の範囲に存在するアクチュエータ監視機器20を検索することが可能となる。
次に、図16を参照しつつ第3実施形態のセキュリティ管理サーバ装置70bの処理について説明する。第2実施形態と同様の処理を経て、個別監視制御部75a−1〜75a−nが通報種別情報を内部の記憶領域から読み出し、読み出した通報種別情報と発生時間情報と自らの参照情報と異常通知情報をエリアセキュリティ部76bに送信する(ステップSi1)。
エリアセキュリティ部76bは、受信した通信内容情報に含まれる通報種別情報に基づいて通報種別管理記憶部78bから対応する個別監視制御部75a−1〜75a−nの参照情報を読み出す。ここで、読み出した個別監視制御部75a−1〜75a−nの参照情報のリストをリスト1とする(ステップSi2)。また、エリアセキュリティ部76bは、個別監視制御部75a−1〜75a−nから受信する通信内容情報の異常通知情報から送信元のセンサ監視機器10のIDを読み出し、読み出したIDを含む検索要求を通信選択部71bを介して無線通信管理サーバ装置60bの通信選択部61bに送信する(ステップSi3)。
通信選択部61bは、通信選択部71bを介してエリアセキュリティ部76bから異常情報の送信元のセンサ監視機器10のIDを含む検索要求を受信すると、監視機器位置記憶部67から、当該IDのセンサ監視機器10から一定の距離の範囲内に存在するアクチュエータ監視機器20のIDを検索して読み出し、読み出したIDを含む検索結果を通信選択部71bを介してエリアセキュリティ部76bに送信する(ステップSi4)。
エリアセキュリティ部76bは、通信選択部61bからアクチュエータ監視機器20のIDのリストを含む検索結果を受信すると、受信したIDに対応する個別監視制御部75a−1〜75a−nの参照情報を対応機能記憶部72aから読み出す。ここで、読み出した個別監視制御部75a−1〜75a−nの参照情報のリストをリスト2とする(ステップSi5)。
エリアセキュリティ部76bは、上記のリスト1及びリスト2の両方に含まれている参照情報を選択し、選択した参照情報の個別監視制御部75a−1〜75a−nに通報内容情報を送信する(ステップSi6)。当該通報内容情報を受信した個別監視制御部75a−1〜75a−nは、通報内容情報に含まれる通報種別情報や発生時間情報や異常通知情報に含まれる異常情報に基づいて、異常を示す情報を電子メールで送信する処理や、アクチュエータ監視機器20のアクチュエータを起動させる処理を行う。
なお、第3実施形態の構成において、上述したエリアは宅内100の内部のエリアに限られず、例えば、複数の住宅が存在する場合には、複数の住宅のいくつかに跨って処理が行われてもよい。具体的には、ある宅内のセンサ監視機器10にて侵入者の存在が検出された際、その周辺の住宅のアクチュエータ監視機器20により警報ブザーを鳴動させる等の処理を行うようにしてもよい。
また、第3実施形態の測位部65は、受信強度値と時間情報とに基づいてセンサ監視機器10及びアクチュエータ監視機器20の位置情報を検出するようにしているが、本発明は当該実施形態に限られず、例えば、受信強度値、あるいは時間情報のいずれか一方のみを用いて測位することも可能である。また、測位部65ではなく、センサ監視機器10及びアクチュエータ監視機器20にGPS(Global Positioning System)やジャイロ等のデバイスを備えさせ、当該デバイスにより検出された位置情報を用いるようにすることも可能である。
上記の処理により、セキュリティシステム3は、センサ監視機器10やアクチュエータ監視機器20の配置が変更された場合であっても、センサ監視機器10やアクチュエータ監視機器20から送信される登録要求情報の無線信号に基づいて絶対位置情報を検出することができる。これにより、予めセンサ監視機器10とアクチュエータ監視機器20の配置に基づいてセキュリティサービスの処理を設定する必要はなく、異常を検出したセンサ監視機器10から一定の距離の範囲に存在するアクチュエータ監視機器20に対して異常を回避させるための処理を行わせることが可能となる。
なお、本発明のセキュリティシステムは、上述したセキュリティシステム1、2、3に対応する。また、本発明の管理サーバ装置は、管理サーバシステム200、200a、200bに対応する。また、本発明の監視制御手段は、監視制御部75−1〜75−n及び個別監視制御部75a−1〜75a−nに対応し、対応機能記憶手段は、対応機能記憶部72、72aに対応し、通信選択手段は、セキュリティ管理サーバ装置の通信選択部71、71bに対応する。また、本発明の無線通信管理手段は、管理サーバシステムの無線通信管理サーバ装置60、60bに対応する。また、本発明の所属エリア記憶手段は、所属エリア記憶部77に対応し、通報種別管理記憶手段は、通報種別管理記憶部78、78bに対応する。また、本発明の測位手段は、測位部65に対応する。また、本発明のエリアセキュリティ手段は、エリアセキュリティ部76、76bに対応する。
上述の第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態の管理サーバシステムの無線通信管理サーバ装置及びセキュリティ管理サーバ装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した無線通信管理サーバ装置の通信選択部、測位部及びセキュリティ管理サーバ装置の通信選択部、監視制御部、個別監視制御部、エリアセキュリティ部の処理は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
本発明の第1実施形態におけるセキュリティシステムの構成を示す概略ブロック図である。 第1実施形態の宅内におけるセンサ監視機器の具体例を示した図である。 第1実施形態における記憶部のデータ構成を示した図である。 第1実施形態における基地局装置の処理を示したフローチャートである。 第1実施形態における無線通信管理サーバ装置の処理を示したフローチャートである。 第1実施形態における異常情報がセキュリティ管理サーバ装置に送信されるまでの処理を示したフローチャートである。 第1実施形態における監視制御部の処理(その1)を示したフローチャートである。 第1実施形態における監視制御部の処理(その2)を示したフローチャートである。 第1実施形態における監視制御部の処理(その3)を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態におけるセキュリティシステムの構成を示す概略ブロック図である。 第2実施形態における記憶部のデータ構成を示した図である。 第2実施形態におけるセキュリティ管理サーバ装置の処理を示したフローチャートである。 本発明の第3実施形態におけるセキュリティシステムの構成を示す概略ブロック図である。 第3実施形態における記憶部のデータ構成を示した図である。 第2実施形態における測位部の処理を示したフローチャートである。 第2実施形態におけるセキュリティ管理サーバ装置の処理を示したフローチャートである。
符号の説明
1 セキュリティシステム
10 センサ監視機器
11 センサ制御部
12 無線通信部
20 アクチュエータ監視機器
21 アクチュエータ制御部
22 無線通信部
50 基地局装置
51 無線通信部
52 通信部
200 管理サーバシステム
60 無線通信管理サーバ装置
61 通信選択部
62 基地局装置アドレス記憶部
63 セキュリティ管理サーバ装置アドレス記憶部
70 セキュリティ管理サーバ装置
71 通信選択部
72 対応機能記憶部
75−1〜75−n 監視制御部
100 宅内

Claims (14)

  1. 建物に関する異常を検出して、検出した異常に対する処理を行うセキュリティシステムにおいて、
    建物に関する状態をセンサ情報として検出するセンサ制御部及び前記センサ情報を無線信号により送信する無線通信部を有するセンサ監視機器と、
    前記無線信号を受信する基地局装置と、
    前記基地局装置に接続され、前記センサ情報を基に処理を行う監視制御手段を有する管理サーバ装置と、
    を備えたことを特徴とするセキュリティシステム。
  2. 前記監視制御手段は、
    前記センサ情報と、予め設定されている判定情報とに基づいて、異常に対処する処理を行うか否かの判定を行い、
    前記異常に対処する処理を行うと判定した場合、予め設定されている送信先に異常を示す情報を送信することを特徴とする請求項1に記載のセキュリティシステム。
  3. 建物の異常に対処する処理を行うアクチュエータ制御部及び前記アクチュエータ制御部を制御する制御情報を含んだ無線信号を受信する無線通信部を有するアクチュエータ監視機器を備え、
    前記監視制御手段は、前記センサ情報と、予め設定されている判定情報とに基づいて、異常に対処する処理を行うか否かの判定を行い、
    前記異常に対処する処理を行うと判定した場合、前記アクチュエータ監視機器に向けて制御情報を送信し、
    前記基地局装置は、前記制御情報を無線信号として送信し、
    前記アクチュエータ監視機器は、前記無線信号を受信し、受信した無線信号に含まれる制御信号によりアクチュエータ制御部を制御する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のセキュリティシステム。
  4. 前記監視制御手段は、
    前記センサ情報を内部の記憶領域に記録し、新たなセンサ情報が入力される場合、前記内部の記憶領域に記録される前記センサ情報及び前記新たに入力されるセンサ情報の内容に応じて前記異常に対処する処理を行う
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のセキュリティシステム。
  5. 前記監視制御手段は、
    複数の前記センサ監視機器から送信される複数のセンサ情報と予め設定されている判定情報とに基づいて前記異常に対処する処理を行うか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のセキュリティシステム。
  6. 前記センサ監視機器から登録要求を前記基地局装置に送信して、
    前記基地局装置では、前記登録要求と共に前記センサ監視機器を識別するセンサ監視機器識別情報と、前記基地局装置を識別する基地局識別情報を、前記管理サーバ装置に送信して、
    前記管理サーバ装置では、前記センサ監視機器識別情報と基地局識別情報の対応付けの記憶を行い、
    前記管理サーバ装置において制御信号を送信する際には、前記センサ情報を発出したセンサ監視機器に対応する基地局装置に向けて送信する
    ことを特徴とする請求項2から5のいずれか1つに記載のセキュリティシステム。
  7. 前記管理サーバ装置は、前記センサ監視機器が存在する所属エリアを記憶する所属エリア記憶手段を有し、
    前記管理サーバ装置において前記センサ監視機器からセンサ情報を受信した場合、前記エリア記憶手段に記憶されている所属エリアを基に、前記監視制御手段を選択する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載のセキュリティシステム。
  8. 前記センサ監視機器、あるいは前記アクチュエータ監視機器は、前記基地局装置から送信される無線信号の受信強度値を計測して、
    前記受信強度値を、前記基地局装置を経由して、前記管理サーバ装置に送信を行い、
    前記管理サーバ装置は、前記受信強度値を基に、前記センサ監視機器、あるいは前記アクチュエータ監視機器の位置情報を検出する
    ことを特徴とする請求項7に記載のエリアセキュリティシステム。
  9. 建物に関する状態を検出可能な位置に配置されるセンサ監視機器であって、
    建物に関する状態をセンサ情報として検出するセンサ制御部と、
    前記センサ情報を無線信号により送信する無線通信部と、
    を有することを特徴とするセンサ監視機器。
  10. 建物の異常に対処する処理を行うアクチュエータ制御部と、
    前記アクチュエータ制御部を制御する制御情報を含んだ無線信号を受信する無線通信部と、
    を備えたことを特徴とするアクチュエータ監視機器。
  11. 建物に関する状態をセンサ情報として検出するセンサ制御部及び前記センサ情報を無線信号により送信する無線通信部を有するセンサ監視機器と、前記無線信号を受信する基地局装置と、前記基地局装置に接続される管理サーバ装置とを備えたセキュリティシステムにおける管理サーバ装置であって、
    前記センサ情報を基に、前記建物にて発生した異常に対する処理を行う監視制御手段
    を備えたことを特徴とする管理サーバ装置。
  12. 建物に関する状態をセンサ情報として検出するセンサ制御部及び前記センサ情報を無線信号により送信する無線通信部を有するセンサ監視機器と、前記無線信号を受信する基地局装置と、前記基地局装置に接続され、前記建物にて発生した異常に対する処理を行う監視制御手段を有する管理サーバ装置とをセキュリティシステムにおけるセキュリティ方法であって、
    前記センサ監視機器が、建物に関する状態をセンサ情報として検出するステップと、
    前記センサ監視機器が、検出した前記センサ情報を無線信号により送信するステップと、
    前記基地局装置が、前記センサ監視機器から無線信号を受信するステップと、
    前記管理サーバ装置が、前記基地局装置が受信した無線信号に含まれる前記センサ情報を基に監視制御手段に処理を行わせるステップと、
    を含むことを特徴とするセキュリティ方法。
  13. 建物に関する状態をセンサ情報として検出するセンサ制御部及び前記センサ情報を無線信号により送信する無線通信部を有するセンサ監視機器と、前記無線信号を受信する基地局装置と、前記基地局装置に接続される管理サーバ装置とを備えたセキュリティシステムにおける管理サーバ装置のコンピュータを、
    前記センサ情報を基に、前記建物にて発生した異常に対する処理を行う監視制御手段
    として機能させるためのコンピュータプログラム。
  14. 請求項13に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

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