JP2007286544A - 温度制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光体を加熱する補助熱源として定着装置の熱を利用し、その熱をヒートパイプを用いて伝達させるとき、感光体から定着装置への熱の伝達が発生し電力を消費しないように、感光体の目標温度と定着装置の温度に応じて伝達経路を遮断することができる温度制御装置及び画像形成装置の提供。
【解決手段】感光体1の温度を一定に制御するためのヒータ309を備え、別の熱源である定着装置5の熱をヒートパイプ305、放熱部材306、受熱部材308、ヒートパイプ307という経路で感光体1に伝達し、放熱部材306と受熱部材308の噛合わせの面積を変化させることで温度を調整し、温度センサ311により検知される感光体1の温度が、温度センサ310により検知される廃熱ダクト303の温度より高いとき、放熱部材306と受熱部材308を噛合わない状態にして熱の伝達経路を遮断する構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は温度制御装置及び画像形成装置に関し、特に、熱源からの熱をヒートパイプにより伝達する構成において、被加熱部の温度を制御できるようにした温度制御装置と該温度制御装置を備える画像形成装置に関する。
年々、省エネルギーに関する要望が非常に高くなってきている。複写機、プリンタなど加熱方式の定着装置を有する画像形成装置において、この定着装置の廃熱を利用することがもっとも効果的であることは言うまでもなく、これについてさまざまな技術が提案されてきた。
そのなかで新たに電力を消費することなく優れた熱伝達性能を有するヒートパイプに注目が集まっている。これを用いて定着の廃熱を利用したものとして、例えば、特許文献1では、定着装置の熱を、ヒートパイプを用いて定着装置より上流の搬送路に伝達させ、プリヒートさせるという技術が開示されている。
特開平04−345187号公報
しかしながら、上記従来例の技術では、次のような課題がある。たとえば比較的エネルギーの高い定着装置の廃熱を画像形成部の感光体の温度を一定の値に保ち、画像の品質を向上させるため利用する場合、定着装置がオフされることを考慮すると、感光体の温度を一定に保つためのヒータは必要となる。このように、基本的に、画像を良好に保つ必要がある場合は、定着装置の電源がオフされても感光体を加熱するヒータに通電可能とする構成をとる場合がある。そのため、定着装置からの熱は感光体を加熱するヒータの補助熱源として利用する構成を採用することとなる。この場合、定着装置が駆動され、加熱されている場合は、定着装置から感光体へ熱の移動が発生する。しかし、定着装置の加熱が停止した場合は定着装置の温度は徐々に低下し、温度制御される感光体の温度より低下することは明らかである。その場合、ヒートパイプを用いた構成では、温度の高いほうから低いほうへ熱の移送が自動的に発生することになるため、感光体から定着装置への熱の移送が行われる。このため、感光体の温度を一定に保つためのヒータは感光体だけではなく、定着装置をも加熱することとなり、ヒータにて消費される電力は定着装置の温度低下にしたがって、増加していくこととなる。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ヒートパイプを用いた熱伝達構成において、温度調整される部材からの熱が第一の熱源へ伝達されることを防止する温度制御装置及び画像形成装置の提供にある。
前記課題を解決するために、本発明の温度制御装置及び画像形成装置は以下の構成を備える。
(1)第一の熱源と、温度調整される部材を加熱する第二の熱源と、前記第一の熱源あるいはその周辺部の温度を検出するための第一の温度検出手段と、前記温度調整される部材の温度を検出するための第二の温度検出手段と、前記第一の熱源から発生する熱を前記温度調整される部材に伝達するヒートパイプと、前記ヒートパイプにより前記温度調整される部材に伝達される熱量を可変とする伝熱量可変手段とを有し、前記伝熱量可変手段は、前記第一の熱源あるいはその周辺部の温度情報と前記温度調整される部材の温度情報に応じて制御されることを特徴とする温度制御装置。
(2)前記(1)に記載の温度制御装置において、前記第一の熱源あるいはその周辺部の温度情報と前記温度調整される部材の温度情報とを比較する比較手段を有し、前記比較手段による比較の結果、前記第一の熱源あるいはその周辺部の温度情報が前記温度調整される部材の温度情報より高いときには、前記第一の熱源から発生する熱を前記温度調整される部材に伝達するように前記伝熱量可変手段を制御し、前記第一の熱源あるいはその周辺部の温度情報が前記温度調整される部材の温度情報より低いときには、前記第二の熱源から発生する熱が前記第一の熱源あるいはその周辺部に伝達しないように前記伝熱量可変手段を制御することを特徴とする温度制御装置。
(3)前記(1)に記載の温度制御装置において、前記伝熱量可変手段は、前記ヒートパイプにより伝達される熱を放熱する放熱部材と、前記放熱部材から放熱される熱を受熱する受熱部材とを有することを特徴とする温度制御装置。
(4)前記(3)に記載の温度制御装置において、前記放熱部材と前記受熱部材は、それぞれくし歯状端部を有し、それぞれの前記くし歯状端部が互いに非接触で移動可能に遊嵌することを特徴とする温度制御装置。
(5)前記(1)または(2)に記載の温度制御装置において、前記伝熱量可変手段は、前記温度調整される部材の近傍に配置されることを特徴とする温度制御装置。
(6)前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の温度制御装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、温度調整される部材からの熱が第一の熱源へ伝達されることを防止することができる。これは、第一の熱源からの熱を温度調整される部材にヒートパイプを用いて伝達する構成において、第一の熱源の温度が、温度調整される部材の目標温調温度より低い場合に、熱の伝達経路を遮断することによる。さらには、伝熱量可変手段を第二の熱源の近傍に配置することで、第二の熱源から放熱される熱を極力小さくでき、第二の熱源の消費電力を無駄にすることがなくなる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置の一例であるフルカラープリンタ201の要部構成断面図である。
画像形成部3内に像担持体としての感光体ドラム(以下、単に「感光体」という)1は図示しないモータで矢印Aの方向に回転できるように設けられている。感光体1の内部には後述するヒータが設けられており、このヒータにより感光体1が温度制御される。感光体1の周囲には、一次帯電器7、露光装置8、回転現像体13、転写装置10、クリーナ装置12が配置されている。なお、感光体1は温度調整される部材に相当する。
前記回転現像体13はフルカラー現像のための4色分の現像装置13Y,13M,13C,13Kを内蔵する。42は回転現像体の回転を行う駆動モータであり、ステッピングモータとして説明を行う。43は回転現像体の位置固定のロック機構を動作させるソレノイド、72はロック機構の動作を検出するフォトインタラプタのロック検出センサである。73は回転現像体13に取り付けられた位置検出フラグであり、60は位置検出フラグ73の検知を行うことで回転現像体13の位置検知を行う回転現像体HPセンサである。
現像装置13Y,13M,13C,13Kは、感光体1上の潜像をそれぞれY,M,C,Kのトナーで現像する。各色のトナーを現像する際には、モータ42の駆動によって回転現像体13を矢印R方向に回転させ、回転現像体13に敷設された位置検出フラグ73を回転現像体HPセンサ60で検出する。これにより、回転現像体13の基準位置を検出した上で、所定の回転位置まで回転させることで当該色の現像装置が感光体1に当接するように位置合わせされる。
感光体1上に現像された各色のトナー像は、転写装置10によって中間転写体としてのベルト2に順次転写されて、4色のトナー像が重ね合わされる。ベルト2はローラ17、18、19に張架されている。これらのうち、ローラ17は図示しない駆動源に結合されてベルト2を駆動する駆動ローラとして機能し、ローラ18はベルト2の張力を調節するテンションローラとして機能する。また、ローラ19は2次転写装置としての転写ローラ21(以下、2次転写装置21とする)のバックアップローラとして機能する。
ベルト2を挟んでローラ17と対向する位置にはベルトクリーナ22が当接/離間可能に設けられていて、2次転写後のベルト2上の残留トナーがクリーナブレードで掻き落とされる。
記録紙カセット23内に配置された記録紙はリフタモータ40の動作により、ピックアップローラ24に当接する位置まで引き上げられる。記録紙カセット23からピックアップローラ24で搬送路に引き出された記録紙はローラ対25、26によってニップ部、つまり2次転写装置21とベルト2との当接部に給送される。ベルト2上に形成されたトナー像はこのニップ部で記録紙上に転写され、定着装置5(第一の熱源に相当)で熱定着されて画像形成装置外へ排出される。両面画像形成動作の場合、フラッパ32を動作させ、搬送ローラ27の方向へ記録紙を搬送する。搬送ローラ28でフラッパ33を越えるまで搬送を行った後、搬送ローラ28を逆回転するとともにフラッパ33を動作させる。これにより、記録紙を搬送ローラ29方向へ搬送し、搬送ローラ30、31で搬送することで、記録紙カセット23からの搬送路に合流させることで、1面目とは反対の面に画像形成を可能とする。
上記構成によるフルカラープリンタ201では、次のようにして画像が形成される。まず、一次帯電器7に電圧を印加して感光体1の表面を所定の帯電部電位で一様にマイナス帯電させる。続いて、帯電された感光体1上の画像部分が予定の露光部電位になるようにレーザースキャナからなる露光装置8で露光を行い潜像が形成される。露光装置8は画像制御部(不図示)で生成される画像信号に基づいて露光をオン・オフすることにより、画像に対応した潜像を形成する。
上記フルカラープリンタ201の画像形成タイミングは、ベルト2上の所定位置を基準とする信号ITOPを基準に制御されている。ベルト2は駆動ローラ17、テンションローラ18、バックアップローラ19からなるローラ類に掛け渡されていて、テンションローラ18によって所定の張力が与えられている。テンションローラ18およびバックアップローラ19の間には、基準位置を検知する反射型位置センサ36が配置されている。
現像装置13Y等の現像ローラには各色毎に予め設定された現像バイアスが印加されており、前記潜像は該現像ローラの位置を通過時にトナーで現像され、トナー像として可視化される。トナー像は転写装置10でベルト2に転写され、さらに2次転写装置21で記録紙に転写された後、定着装置5に送給される。フルカラープリント時はベルト2上で4色のトナーが重ね合わされた後、記録紙に転写される。感光体1上に残留したトナーはクリーナ装置12で除去・回収され、最後に、感光体1は除電装置(不図示)で一様に0ボルト付近まで除電されて、次の画像形成サイクルに備える。
50は記録紙カセット23内での紙面高さを検知する紙面高さセンサ、51〜58は搬送路上に配置される搬送センサであり各ポイントでの記録紙の有無または記録紙の搬送タイミングを検知する。70は記録紙カセット23の着脱を検知するカセット着脱センサである。71は画像形成装置本体内部へのアクセスを可能とするドア41(図中、破線にて示す)の開閉に応じて動作するドア開閉スイッチである。このドア開閉スイッチ71で駆動負荷への電力供給を遮断/接続することで、画像形成装置内部への操作者の接触の際に誤動作などで生じるおそれのある操作者への問題を防ぐことができる。
80,81,82,83は現像装置13Y,13M,13C,13Kのトナーが減少した際に補給するトナーを保存している容器である。これらは、それぞれ図示しないモータで、それぞれの色に対応したトナー補給経路84,85,86,87,88を介して、トナー補給経路88の位置に達している現像器(図では13Y)の色のトナーが補給される。
図2は画像形成装置を構成する感光体1と定着装置5、および定着装置5から排出される熱を感光体1に伝達するヒートパイプ305,307の関係を示したものである。
定着装置5は定着ローラ301,302からなり、定着装置5の廃熱は画像形成装置201の奥側に送られ、奥側に配設された廃熱ダクト303(その周辺部に相当)を通ってファン304にて画像形成装置外(矢印Cの方向)に放出される。廃熱ダクト303の中にはヒートパイプ305の一方の端部と廃熱の温度を監視する温度センサ310(第一の温度検出手段に相当)が配設される。他方には、ヒートパイプ307へ熱を受け渡すための放熱部材306(伝熱量可変手段に相当)が取り付けられ、感光体1の近傍に配置されている。
ヒートパイプ307の一方の端部にはヒートパイプ305から放熱部材306を介して放熱される熱を受熱する受熱部材308(伝熱量可変手段に相当)が取り付けられており、他方は感光体1の中心部に埋め込まれている。その外側に感光体1を一定の温度に調整するためのヒータ309(第二の熱源に相当)が埋め込まれており、感光体1の周辺に取り付けられた感光体1の温度を検出する温度センサ311(第二の温度検出手段に相当)の出力に応じて制御される。ヒートパイプ305は後述の駆動源(ステッピングモータ)によって矢印A及びBの方向に移動可能に配設され、感光体1の目標温度と温度センサ310によって測定される廃熱の温度に応じて移動が制御される。なお、放熱部材306と受熱部材308は、その端部がくし歯状となっている。
図3に、感光体1の温度を検出し、ヒートパイプ305を駆動するモータを制御する制御系のブロック図を示す。制御基板401には画像形成装置の駆動部を制御するCPU402が搭載されている。廃熱ダクト303の中の温度を検出する温度センサ310と感光体1の温度を検出する温度センサ311はCPU402(比較手段に相当)のアナログ/デジタル変換(A/D)入力端子に接続されている。温度センサ311の出力を温度に換算して、CPU402は予め決められた目標温度になるようにヒータ309の通電を制御するようにヒータドライバ404を制御する。温度センサ310の出力を温度に換算して、その温度と感光体1の温度調整の目標値に応じて、ヒートパイプ305を駆動するモータ405を駆動するドライバ403に指令を与える。
廃熱ダクト303の中の温度が感光体1の温度調整の目標値より高い場合は、廃熱ダクト303の熱をヒートパイプ305、307を介して感光体1に伝達するように、放熱部材306と受熱部材308が噛合う位置にヒートパイプ305を移動させる。そして、温度センサ311によって検出される感光体1の温度が目標温度になるように図2の矢印A、Bのいずれかの方向にヒートパイプ305を移動するようにモータ405を駆動する。温度センサ311によって検出される感光体1の温度が目標温度より高い場合は、放熱部材306と受熱部材308の噛合う面積が小さくなるように矢印Bの方向にヒートパイプ305を移動させる。感光体1の温度が目標温度より低い場合は、放熱部材306と受熱部材308の噛合う面積が大きくなるように矢印Aの方向にヒートパイプ305を移動させる。
図4には、放熱部材306と受熱部材308との噛合い具合の変化を示し、(a)は放熱部材306と受熱部材308が噛合わない状態を示す図、(b)は放熱部材306と受熱部材308の噛合う面積が小さい状態を示す図である。また、図4(c)は放熱部材306と受熱部材308の噛合う面積が(b)より大きい状態を示す図、(d)は放熱部材306と受熱部材308が噛合う面積が(c)より大きい状態を示す図である。
廃熱ダクト303の中の温度と感光体1の目標温度T1を比較して、廃熱ダクト303のほうが低い場合は、図4(a)のようにする。すなわち、ヒートパイプ305に取り付けられた放熱部材306とヒートパイプ307に取り付けられた受熱部材308が噛合わないように、ヒートパイプ305を図2の矢印Bの方向に移動させる。廃熱ダクト303のほうが高い場合は、廃熱ダクト303内の熱を感光体1に伝達するように図4(b)、(c)、(d)のように放熱部材306と受熱部材308との噛合いがある状態で制御される。例えば、図4(c)の状態にある場合に、感光体1の温度が目標温度T1より高いと判断されると、図4(b)に示すように放熱部材306と受熱部材308の噛合う面積が小さくなるようにヒートパイプ305が図2の矢印Bの方向に動くように制御される。反対に、目標温度T1より低いと判断された場合は、例えば図4(d)に示すように放熱部材306と受熱部材308の噛合う面積が大きくなるようにヒートパイプ305が図2の矢印Aの方向に動くように制御される。
図5には感光体1の温度を制御するためのフローチャートを示す(ステップS101において、感光体温調制御と記す)。
まず廃熱ダクト303(図中、単にダクトと記す)の温度をサンプリングして、その温度が感光体1の目標温度T1より高いか低いかを確認する(ステップS102)。廃熱ダクト303の温度の方が低い場合は、放熱部材306と受熱部材308の噛合わせが発生しない状態(図4(a)の位置関係、図中状態(a)と記す)になるようにヒートパイプ305を移動させる(ステップS108)。
廃熱ダクト303の温度が感光体1の目標温度T1より高い場合は、ステップS103以降の、定着装置5の廃熱ダクト303の熱を利用した感光体1の温度制御を実行する。
次に感光体1の温度をサンプリングして、感光体1の温度が所定の温度範囲(例えば目標温度T1を基準に±3度)内にあるか否かを確認する(ステップS103)。なお、ここで、所定の温度範囲を設けている理由は、モータ405を頻繁に正逆転させないようにヒステリシスを設けるためである。感光体1の温度は温度センサ311により検知した温度であり、図中TH出力と記す。所定の温度範囲内であれば、一定時間経過後(ステップS104)に再び感光体1の温度の状態を判定する(ステップS102)。ステップS103において、感光体1の温度が所定の温度範囲内になければ、目標温度T1より低いか否かを判定する(ステップS105)。温度が低ければ、放熱部材306と受熱部材308の噛合う面積が大きくなるように(例えば図4(c)に対して図4(d)になるように)ヒートパイプ305を図2矢印Aの方向に所定の量だけ移動させる(ステップS106)。なお、ヒートパイプ305の1回の移動量は、例えば放熱部材306と受熱部材308が噛合う面積の最大値の20%の変化に相当する量とする。反対に目標温度T1より高い場合は、放熱部材306と受熱部材308の噛合う面積が小さくなるように(図4(c)に対して図4(b)になるように)ヒートパイプ305を矢印Bの方向に所定の量だけ移動させる(ステップS107)。その後、前回の感光体の温度のサンプリングから一定時間(例えば10秒)経過後(ステップS104)に再び感光体1の温度の状態を判定する。なお、図5中の「ヒートパイプ」は、ヒートパイプ305を指す。また、上述した所定の温度範囲、所定の移動量、一定時間の値は他の値であっても良い。
以上のように、第一の熱源からの熱を温度調整される部材にヒートパイプを用いて伝達する構成において、第一の熱源の温度が、温度調整される部材の目標温調温度より低い場合に、熱の伝達経路を遮断する。これにより、温度調整される部材からの熱が第一の熱源へ伝達されることを防止できる。さらには、伝熱量可変手段を第二の熱源の近傍に配置することで、第二の熱源から放熱される熱を極力小さくでき、第二の熱源の消費電力を無駄にすることがなくなる。
フルカラープリンタの要部構成断面図 感光体と定着装置およびヒートパイプの配置関係を示す要部構成斜視図 ヒートパイプを駆動するモータを制御する制御系のブロック図 (a)放熱部材と受熱部材が噛合わない状態を示す図、(b)放熱部材と受熱部材の噛合う面積が小さい状態を示す図、(c)放熱部材と受熱部材の噛合う面積が(b)より大きい状態を示す図、(d)放熱部材と受熱部材の噛合う面積が(c)より大きい状態を示す図 感光体の温調制御を説明するためのフローチャート
符号の説明
1 感光体(温度調整される部材に相当)
5 定着装置(第一の熱源に相当)
301、302 定着ローラ
303 廃熱ダクト(その周辺部に相当)
304 ファン
305、307 ヒートパイプ
306 放熱部材(伝熱量可変手段に相当)
308 受熱部材(伝熱量可変手段に相当)
309 ヒータ(第二の熱源に相当)
310 温度センサ(第一の温度検出手段に相当)
311 温度センサ(第二の温度検出手段に相当)
401 制御基板
402 CPU(比較手段に相当)
403 ドライバ
404 ヒータドライバ
405 モータ

Claims (6)

  1. 第一の熱源と、温度調整される部材を加熱する第二の熱源と、前記第一の熱源あるいはその周辺部の温度を検出するための第一の温度検出手段と、前記温度調整される部材の温度を検出するための第二の温度検出手段と、前記第一の熱源から発生する熱を前記温度調整される部材に伝達するヒートパイプと、前記ヒートパイプにより前記温度調整される部材に伝達される熱量を可変とする伝熱量可変手段とを有し、前記伝熱量可変手段は、前記第一の熱源あるいはその周辺部の温度情報と前記温度調整される部材の温度情報に応じて制御されることを特徴とする温度制御装置。
  2. 請求項1に記載の温度制御装置において、前記第一の熱源あるいはその周辺部の温度情報と前記温度調整される部材の温度情報とを比較する比較手段を有し、前記比較手段による比較の結果、前記第一の熱源あるいはその周辺部の温度情報が前記温度調整される部材の温度情報より高いときには、前記第一の熱源から発生する熱を前記温度調整される部材に伝達するように前記伝熱量可変手段を制御し、前記第一の熱源あるいはその周辺部の温度情報が前記温度調整される部材の温度情報より低いときには、前記第二の熱源から発生する熱が前記第一の熱源あるいはその周辺部に伝達しないように前記伝熱量可変手段を制御することを特徴とする温度制御装置。
  3. 請求項1に記載の温度制御装置において、前記伝熱量可変手段は、前記ヒートパイプにより伝達される熱を放熱する放熱部材と、前記放熱部材から放熱される熱を受熱する受熱部材とを有することを特徴とする温度制御装置。
  4. 請求項3に記載の温度制御装置において、前記放熱部材と前記受熱部材は、それぞれくし歯状端部を有し、それぞれの前記くし歯状端部が互いに非接触で移動可能に遊嵌することを特徴とする温度制御装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の温度制御装置において、前記伝熱量可変手段は、前記温度調整される部材の近傍に配置されることを特徴とする温度制御装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の温度制御装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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