JP2006091113A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 トナー像を形成し且つ転写部位にて記録材Sにトナー像を転写する作像エンジン1と、この作像エンジン1の上方に配設されて記録材Sが供給可能に収容される上部供給トレイ2と、前記作像エンジン1と上部供給トレイ2との間に配設され且つ前記作像エンジン1の転写部位にて記録材Sに転写されたトナー像を定着する接触型熱定着部3aを有する定着装置3と、前記上部供給トレイ2に収容された記録材Sのうち記録材S送出方向側端部以外(領域Bに相当)を予備加熱する予備加熱手段4とを備える。
【選択図】 図1
Description
そして、高速化にあっては、各色の画像形成ユニットを中間転写ベルト上に並列配置したタンデム構成が効果的であるが、各色の画像形成ユニットを並列に配置し、その延長上に定着装置を配置した構成では、装置が大型化するという問題点がある。
その上、かかる構成にあっては、用紙を下方の一括転写部203に通す必然性から、用紙トレイが画像形成ユニット202より下方に配置されるのが一般的であり、用紙トレイへの用紙補給に際しては、しゃがみ込んだり、腰を曲げる必要があったり、ユーザーにやさしい装置とは言い難い。
ここで、本発明における作像エンジン1として、トナー像を形成担持する画像形成部と、この画像形成部からのトナー像を一時的に搬送保持する中間転写体とを有し、当該画像形成部が中間転写体の下方に配置されるようにすれば、画像形成部でのトナー浮遊等による機内汚染を防ぐことが可能になる。また、画像形成部から転写部位までの距離を短くすることができ、中間転写体上でのトナー像の保持時間も短縮され、中間転写体からのトナー飛散も抑えられ画質が向上する。更に、中間転写体としては、ベルト状、ドラム状いずれであっても差し支えないが、レイアウトの自由度や小型化する観点からベルト状が好ましい。また、画像形成部には、トナー像を形成する像担持体が含まれ、その数量は特に限定されないが、カラー画像形成装置を構成する場合は、速度等の観点からタンデム型に構成することが好ましい。
また、本発明にあっては、排出トレイ5も作像エンジン1より上方に配設されることから、排出トレイ5へ排出収容される記録材Sを取り出す姿勢も楽になり、取り出し操作性も向上する。
今、図2(a)に示すように、定着装置3にて記録材S上の未定着トナーを定着する場合を想定すると、定着装置3では、通常、加熱ロール部材6aと加圧ロール部材6bとのニップ域で定着が行われるようになる。
このとき、加熱ロール部材6aのニップ域での表面温度は、(b)に示すように、加熱ロール部材6aの初めの一周長分の長さ(ピッチ)P1の領域では温度T1であるが、次のピッチP2では温度T2に低下し、更に、次のピッチP3では温度T3に低下する。これは、加熱ロール部材6aの熱が未定着トナーを記録材S上に定着する際に奪われるため、ニップ域を通過した加熱ロール部材6aの表面温度はT1からT2へ低下し、更に、T2からT3へ低下することになる。尚、加熱ロール部材6aが奪われた熱の温度補償を瞬時に行うことはできないため、記録材Sとの接触を終えた部位では低下した温度でそのまま維持され続ける。このとき、このT1からT2への温度低下量は、加熱ロール部材6aや記録材Sの熱容量、また、プロセス速度等にも関係するが、通常、10〜20℃程度低下することもある。そして、この低下した温度、例えばT2やT3が、実質的な定着温度と判断される。尚、通常、T2からT3への温度低下量は、記録材Sが加熱ロール部材6aに達した後のため、記録材S自体が加熱ロール部材6aから暖められ、T1からT2への温度低下量より小さくなる。
そこで、予備加熱手段4による加熱を加えることで、定着装置3での定着時に、図2(b)に示すP1領域で加熱ロール部材6aの温度低下があっても、P2領域では記録材S自体が有する温度も手伝って、加熱ロール部材6aから記録材Sへ移動する熱量がP1領域で移動する熱量に比べ一層小さくできる(予備加熱がなされない場合より更に小さくなる)ため、結果的にP1領域での温度低下量(T1−T2)とP2領域での温度低下量(T2−T3)は大きく異なり、後者が大幅に小さくなる。
したがって、P1領域からP2領域へ以降する実質的な定着温度差は(T2−T3)となり、予備加熱しない場合に比べ小さくなる。そのため、記録材搬送方向でのグロス等の画質差が軽減され、安定した画質を得ることができるようになる。
また、本発明においては、定着装置3が上部供給トレイ2の下方に位置していることから、定着装置3からの廃熱又は定着装置3から排出された記録材Sからの廃熱を一層有効に利用することができる。
更に、予備加熱手段4として、定着装置3からの廃熱又は定着装置3から排出された記録材Sからの廃熱を利用することで、これらの余分な廃熱が機内に垂れ流しされることがなくなり、機内の不要な温度上昇を防ぐことも可能になる。
尚、本願での定着装置3の接触型定着部3aは、図2(a)に示すように、加熱ロール部材6aが下方配置に限定されるものではなく、上方に配置される態様であってもよいし、両方が加熱ロール部材6aの態様であっても差し支えない。
図13は、このような画像形成装置の一例を示したもので、定着装置301や電装部302から、記録材供給部303に向かって熱伝達通路301a,302aが延びており、記録材供給部303に収容された記録材を加熱する態様が示されている。更に、記録材供給部303と記録材排出部304との間には複数の連通路305が開けられ、記録材排出部304に排出された記録材の廃熱により、記録材供給部303に収容された記録材が加熱される態様も示されている。
しかしながら、この特許文献3では、記録材供給部303に収容された記録材を加熱することで、記録材が吸湿した湿度を事前に乾燥させることができ、例えば高湿環境時に吸湿した水分が作像工程に悪影響することを防ぐようにしたもので、記録材供給部303内の記録材を選択的に部分加熱するようにしたものではなく、また、定着装置301での定着時の定着温度自体の変化には何ら着目しておらず、ましてグロス等の画質変化に着眼したものでもない。
更に、定着装置301は装置下方に配設されていることから、例えば定着装置301からの廃熱を利用するに際しても、記録材供給部303までの経路が長くなり、定着装置301からの廃熱を有効に利用することは困難と考えられる。
一方、本発明は、上述したように、定着時の温度差を記録材搬送方向で小さくするようにしたもので、このことにより、記録材上の画質差を軽減するようにした点に特徴がある。
1.作像エンジンの上方に定着装置、上部供給トレイを配設したので、画像形成装置の設置スペースを作像エンジンの配設スペースに依存させることができ、その分、画像形成装置の小型化を容易に実現することができる。
2.作像エンジンの上方に上部供給トレイ及び排出トレイを配置することができるため、画像形成装置の上側にて上部供給トレイに対する記録材の補給操作及び排出トレイからの記録材の取出操作を行うことができ、その分、記録材の取り扱い操作性(補給操作性、取出操作性)を向上させることができる。
3.画像形成装置の中央寄りに定着装置を配設することができ、画像形成装置の筐体側壁寄りに定着装置を配設した態様に比べて、定着時の外気の影響を軽減でき、定着装置の熱を逃がさずに有効に利用することができ、その分、省エネルギー化を図ることができる。
4.作像エンジンの上方に定着装置を配設したので、定着装置の熱による作像エンジンへの影響を軽減でき、作像性能が安定し、画質を向上させることができる。
つまり、本発明によれば、小型化、記録材の取り扱い性、省エネルギー及び作像性能を確保した画像形成装置を提供することが可能になる。
◎実施の形態1
図3は、本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1を示す概要図である。
同図において、画像形成装置10には、装置上方に記録材としての用紙を供給する1段の用紙トレイ51、装置下方に2段の用紙トレイ52,53が配設され、これらの間にトナー像を形成する作像エンジン20が配設された構成となっている。更に、装置上方の用紙トレイ51と作像エンジン20との間には、作像エンジン20にて用紙上に転写された未定着トナー像を定着する定着装置40が配設されている。
また、本実施の形態における画像形成装置10には、用紙トレイ51の上部に画像形成を終えた用紙を排出収容する排出トレイ55が設けられ、用紙トレイ51〜53から排出トレイ55まで用紙を搬送する各種の用紙搬送路も設けられている。尚、符号54は、用紙を手で挿入する手差しトレイである。
各画像形成ユニット21a〜21dは、夫々感光体ドラム22を有し、各感光体ドラム22の周囲には、感光体ドラム22を帯電する帯電ロール等の帯電装置23、帯電された感光体ドラム22上に静電潜像を書き込むレーザスキャナ等の露光装置24、感光体ドラム22上に書き込まれた静電潜像を各色成分トナーにて現像する現像装置25、感光体ドラム22上のトナー像を中間転写ベルト30上に転写する一次転写ロール26及び感光体ドラム22上の残留トナーを除去するドラムクリーナ27が夫々配設されている。尚、符号28(28a〜28d)は、現像装置25へ各色トナーを補給するトナー補給装置であり、補給口29から図示外の搬送パイプを介して、夫々の色の現像装置25へトナーが補給されるようになっている。
そして、本実施の形態では、張架ロール32を張架ロール31より斜め下方に配置することで、中間転写ベルト30を斜め方向に配設させ、画像形成装置10の小型化に寄与するようにしている。
更に、各画像形成ユニット21a〜21dを中間転写ベルト30の下方(張架ロール32と張架ロール33との間の中間転写ベルト30に対向する位置)に配置することで、画像形成ユニット21(21a〜21d)の例えば現像装置25からのトナー浮遊等による機内汚染に起因する画質劣化を防ぎ、画質が一層安定した画像形成が可能になるようになっている。
また、本実施の形態では、加圧ロール41及び加熱ロール42と夫々の遮熱カバー44,45とは、例えば3〜20mmの距離を隔てて配置され、遮熱カバー44,45が加圧ロール41及び加熱ロール42を互いに上下方向から挟み込むような形となっている。そのため、加熱ロール42による熱が定着装置40外へ余分に漏れないようになっている。 そして、本実施の形態における定着装置40は、加圧ロール41と加熱ロール42とが鉛直方向に対向配置されているため、この両者で作られるニップ域を用紙が略水平方向に移動するようになっている。
夫々の用紙トレイ51〜53は、画像形成装置10の前面側から引き出して、用紙を補給するようになっており、特に、上方にある用紙トレイ51を使用する際は、楽な姿勢で行えるようになっている。
また、夫々の用紙トレイ51〜53には、用紙を一枚ずつ送り出すための捌き機構56が設けられ、ピックアップロール56aによって用紙トレイ51〜53から送り出された用紙は、フィードロール56bとリタードロール56cとの作用によって捌かれて、最上部の1枚の用紙のみが送り出されるようになっている。
このレジストロール71から、二次転写ロール35、定着装置40を通って略水平に延びる主搬送路64が設けられ、定着装置40の下流側に設けられた搬送ロール74を境に、排出トレイ55へ用紙を排出する排出ロール72まで上方に延びている。尚、符号73は、第二の排出ロールであり、例えば図示外の後処理装置等へ用紙を搬送するためのものである。
図5は、本実施の形態における画像形成装置10の側方から見た要部断面図を示すもので、二個のダクト80(80a,80b)が定着装置40の上方に設けられている。このダクト80は、反転搬送路65を避けて配設されており、定着装置40からの廃熱が直接反転搬送路65を通過する用紙には影響しないようになっている。
また、夫々のダクト80a,80bは、断熱性のプラスチックよりなる外装ケース81を内部に廃熱の搬送路となる空間部82を備えるように、例えばブロー成形等によって作製される。そのため、定着装置40からの廃熱は、自然対流によりダクト80の吸気口83から空間部82を経由して排気口84へ導かれ、用紙トレイ51側に供給される。
尚、ダクト80が二個に分割されているため、装置への組立等も簡単にできるようになっている。
本実施の形態での用紙トレイ51は、底部に複数の孔51cを有するABS樹脂等よりなるプラスチックの外装ケース51aに、同一素材のプラスチックよりなる蓋51bを被せた筐体内に、用紙Sを収容した構成となっている。このとき、蓋51bの開口部は、定着装置40の加熱ロール42の一周長分に相当する長さ(図中領域Cに相当)になっている。
そして、この底部に設けられた複数の孔51cは、用紙トレイ51の両端部で且つ用紙搬送方向後方に設けられており、この下方には、図5に示すダクト80(80a,80b)の排気口84が位置するようになっている。そのため、定着装置40の廃熱は、ダクト80を介して用紙トレイ51に達し、用紙トレイ51の孔51cから内部空間(筐体と用紙Sとの隙間)を利用して用紙Sを予備加熱するようになり、特に、用紙Sの先端から領域Cを除く部分を予備加熱するようになる。
今、各色成分画像(イエロ、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像データが各画像形成ユニット21(21a〜21d)の露光装置24に送出されると、各画像形成ユニット21の感光体ドラム22上には色成分毎の静電潜像が形成されると共に、対応する色トナーが収容された現像装置25にて静電潜像が顕像化され、感光体ドラム22上に各色トナー像が形成される。
そして、各色トナー像は、各感光体ドラム22と中間転写ベルト30とが接する一次転写部位において、一次転写ロール26によって中間転写ベルト30上に順次一次転写され、色重ねされる。このようにして中間転写ベルト30上に一次転写されたトナー像は、中間転写ベルト30の移動に伴って、二次転写位置(二次転写ロール35と張架ロール31によって構成される)へと移動する。
用紙トレイ51から捌き機構56によって1枚のみ送り出された用紙は、第一搬送路61を搬送される。第一搬送路61を搬送された用紙は、レジストロール71によって位置合わせされた後、二次転写位置へ搬送され、二次転写ロール35によって中間転写ベルト30上の未定着トナー像が一括転写(二次転写)される。
未定着トナー像が一括転写された用紙は、搬送装置37によって吸着搬送され、定着装置40に至り、未定着トナー像が定着される。
定着装置40を通過した用紙は、搬送ロール74及び正逆駆動ロール75を経由して、排出ロール72に搬送され、排出トレイ55にフェイスアップ(トナー像が上向き)の状態で排出される。
本実施の形態では、定着装置40の加熱ロール42(図4参照)の温度は、例えば図7のように変化する。同図では、4枚の用紙を通紙したときの加熱ロール42の温度と時間との関係を示している。同図では、単純化するために、1枚目の通紙時間をt0〜t3、2枚目をt4〜t7のようにし、更に、1枚の通紙に対し、加熱ロール42の三周分に相当するものとしている。
本実施の形態では、定着温度が適正な温度範囲に制御される必要から、加熱ロール42の加熱ランプ43(図4参照)をON/OFFするための温度閾値を夫々設けており、この閾値レベルを検出することで、加熱ランプ43を制御している。そのため、下限温度閾値より温度が低下すると加熱ランプ43をONし、上限温度閾値より温度が上昇すると加熱ランプ43をOFFする制御を行っている。
次に、加熱ロール42二周分が経過すると、このときには用紙が予備加熱され、更に、用紙の先端は既に加熱ロール42にニップされているため、加熱ロール42からの熱伝達も加わって、実質的な用紙温度は上昇する。そのため、このときの加熱ロール42の温度と用紙の温度との差は一層小さくなる。一方、加熱ロール42から用紙へ奪われる熱量は、この温度差に比例するため、小さくなり、加熱ロール42の温度低下も小さくなる。同様に、加熱ロール三周分でも温度低下が小さくなる。
そして、このとき定着されたトナーは、加熱ロール42が温度低下したときの温度に関連することから、通紙1枚目での実質的な定着温度の差は、図のTaで示されるような小さい温度差となる。したがって、用紙内でのグロス差を抑えることができるようになる。
また、図では、通紙2枚目も同様の傾向を示し、通紙3枚目の途中で下限温度閾値を超え、加熱ランプ43がONする。
この例では、用紙の予備加熱がない分、1枚目の二周分以降でも加熱ロール42の温度低下が大きくなり、図に示すように、2枚目の用紙を通紙しているときに下限温度閾値を超え、加熱ランプ43がONするようになる。この加熱ランプ43がONして加熱ロール42の温度が上昇するが、また、4枚目の途中(t14時間)には再度下限温度閾値を超え、加熱ランプ43がONするようになる。
また、このときの1枚目の実質的な定着温度差は、図のTbのように大きくなり、上述した予備加熱を行った場合に比べ大きい。したがって、定着温度差が大きくなるため、用紙内でのグロス差が目立つようになる。更に、予備加熱を行った場合に比べ、加熱ランプ43の点灯回数も多くなり、消費エネルギーも大きくなる。
この場合は、用紙が加熱されている分、一周分から加熱ロール42の温度低下は小さくなる。しかしながら、二周分では部分加熱(本実施の形態に示す)に比べ、一周分での加熱ロール42の温度低下が小さい分、温度低下が大きくなる。更に、このとき温度低下した加熱ロール42の温度は、上述の部分加熱の場合よりも、通常、高い温度となるため、三周分での温度低下も部分加熱の場合よりも大きくなる。そのため、1枚目の実質的な定着温度差は、図のTcのようになる。
したがって、全体加熱では、図8に示すような加熱しない態様に比べ、用紙内のグロス差を低減させる効果はあるが、部分加熱した態様(図7に示すような)に比べ、定着温度差が大きくなり、グロス差が発生する懸念がある。
更に、用紙トレイ51を上方に設けることで、用紙補給時に無理な姿勢をすることもなく、「人にやさしい」構成が可能となる。
また、上方より、定着装置40、中間転写ベルト30、画像形成ユニット21の順に配置したことから、定着装置40からの熱の影響を受けることもなく、安定した画像形成が可能となり、トナー補給装置28も定着装置40より下方に設置することができ、長期使用に際しても定着装置40の熱の影響を防ぎトナーの熱劣化を抑えることができる。
更にまた、中間転写ベルト30を斜めに配置し、画像形成ユニット21をその下方に設け、画像形成ユニット21から二次転写位置までの距離を短くしたので、小型、高速で画質のよい画像形成装置を提供することが可能になる。
更に、本実施の形態では、定着装置40から用紙トレイ51に廃熱を導くダクト80(図5参照)を使用した態様を示したが、これに限らず、ダクト80を使用しないで定着装置40からの廃熱を直接用紙トレイ51に導くことも可能で、この場合、例えば用紙トレイ51底面に孔を設けていれば、この孔から廃熱を取り入れることができ、用紙の予備加熱が可能となる。
尚、本実施の形態では、排出トレイ55の上に更に、原稿読取装置等を搭載することも差し支えない。
このように、本実施の形態においては、定着装置40の配設位置に拘わらず、ダクト80等の熱伝達手段を有効に利用することで、用紙の予備加熱を一層有効に行うことが可能になる。
図11は、本発明が適用された画像形成装置の実施の形態2を示す概要図である。本実施の形態における画像形成装置10は、実施の形態1と略同様に構成されるが、用紙トレイ51内の用紙を予備加熱するために、定着装置40の下流側の用紙搬送経路(図3の主搬送路64に相当)上にダクト80を設けた点が実施の形態1と異なる。尚、画像形成装置10の基本的構成は実施の形態1と同様のため省略する。
Claims (7)
- トナー像を形成し且つ転写部位にて記録材にトナー像を転写する作像エンジンと、
この作像エンジンの上方に配設されて記録材が供給可能に収容される上部供給トレイと、
前記作像エンジンと上部供給トレイとの間に配設され且つ前記作像エンジンの転写部位にて記録材に転写されたトナー像を定着する接触型熱定着部を有する定着装置と、
前記上部供給トレイに収容された記録材のうち記録材送出方向側端部以外を予備加熱する予備加熱手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
予備加熱手段は、上部供給トレイに収容された記録材のうち記録材送出方向側先端より前記接触型定着部の1周長分を除く部分を予備加熱するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
予備加熱手段は、定着装置からの廃熱又は定着装置から排出された記録材からの廃熱の少なくとも一方を利用して上部供給トレイに収容された記録材を予備加熱するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3記載の画像形成装置において、
予備加熱手段は、熱伝達手段を介して定着装置からの廃熱を上部供給トレイに与えるものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3記載の画像形成装置において、
予備加熱手段は、熱伝達手段を介して定着装置から排出された記録材からの廃熱を上部供給トレイに与えるものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置において、
作像エンジンは、トナー像を形成担持する画像形成部と、この画像形成部からのトナー像を一時的に搬送保持する中間転写体とを有し、当該画像形成部が中間転写体の下方に配置されることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6記載の画像形成装置において、
前記中間転写体は、ベルト部材であることを特徴とする画像形成装置。
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