JP2007283923A - 船外機 - Google Patents

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弘之 恒川
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Abstract

【課題】簡単な構造で、燃料が蒸散することを防止する。
【解決手段】船体側から燃料を、燃料フィルタ57及び燃料配管を介してエンジン10に供給する燃料供給装置50を備える船外機1において、燃料フィルタ57を、少なくとも断熱材70で覆い、断熱材70は複数の部分からなり、複数の部分により燃料フィルタ57を被覆する。
【選択図】図5

Description

この発明は、エンジンに燃料を供給する燃料供給装置を備える船外機に関する。
船外機には燃料供給装置が備えられ、この燃料供給装置は、船体側から燃料を燃料配管に配置した燃料フィルタを介して低圧の1次ポンプによりベーパセパレータに供給し、ベーパセパレータ内の燃料を高圧の2次ポンプによりエンジンの燃料噴射弁に供給するものがある(特許文献1)。
特開2002-161813号公報
このように、船外機においては、燃料タンクの燃料をエンジンに供給する燃料配管の途中に、燃料をろ過するための燃料フィルタが設けられているが、船外機のカウル内はエンジンからの熱により温度が上昇しやすく、燃料フィルタや燃料配管がエンジンの熱により加熱され、燃料が蒸散する虞がある。
この発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構造で、燃料が蒸散することを防止する船外機を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、
船体側から燃料を、燃料フィルタ及び燃料配管を介してエンジンに供給する燃料供給装置を備える船外機において、
前記燃料フィルタを、少なくとも断熱材で覆い、
前記断熱材は複数の部分からなり、複数の部分により前記燃料フィルタを被覆することを特徴とする船外機である。
請求項2に記載の発明は、
前記断熱材は、前記燃料フィルタの形状に適合する形状であることを特徴とする請求項1に記載の船外機である。
請求項3に記載の発明は、
前記燃料フィルタは、前記船外機のカウル内において、前記エンジンのクランク軸に対してシリンダヘッドとは逆側に設置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の船外機である。
請求項4に記載の発明は、
前記燃料フィルタは、前記カウル内において、少なくとも一部が前記エンジンのクランクケースよりも前方に設置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の船外機である。
請求項5に記載の発明は、
前記燃料フィルタは、前記カウル内に開口する前記エンジンの吸気開口よりも下方に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の船外機である。
請求項6に記載の発明は、
前記燃料フィルタに接続される燃料配管の少なくとも一部も前記断熱材で覆われていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の船外機である。
請求項7に記載の発明は、
前記燃料供給装置は、船体側から燃料を燃料配管に配置した燃料フィルタを介して1次ポンプによりベーパセパレータに供給し、前記ベーパセパレータ内の燃料を2次ポンプにより前記エンジンの燃料噴射弁に供給する構成であり、
前記燃料配管は前記1次ポンプまでが前記断熱材で覆われていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の船外機である。
請求項8に記載の発明は、
前記断熱材が発泡ゴムであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の船外機である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、燃料フィルタを、少なくとも断熱材で覆うことで、燃料フィルタがエンジンの熱により加熱されるのを防止でき、燃料の蒸散を防ぐことができる。また、断熱材は複数の部分からなり、複数の部分により燃料フィルタを被覆することで、断熱材を燃料フィルタに装着しやすくなり、組立が簡単で、燃料フィルタの交換やメンテナンス作業も向上する。
請求項2に記載の発明では、断熱材は、燃料フィルタの形状に適合する形状であり、燃料フィルタと断熱材の間に隙間ができにくく断熱効率が向上する。
請求項3に記載の発明では、燃料フィルタは、船外機のカウル内において、エンジンのクランク軸に対してシリンダヘッドとは逆側に設置されることから、シリンダヘッドから延出する排気管から燃料フィルタを離間させることができ、燃料フィルタの加熱をより抑制できる。
請求項4に記載の発明では、燃料フィルタは、船外機のカウル内において、少なくとも一部がエンジンのクランクケースよりも前方に設置されることから、作業者が船体側からカウルをはずして断熱材を燃料フィルタに装着しやすく、組立が簡単となり、燃料フィルタの交換やメンテナンス作業も向上する。
請求項5に記載の発明では、燃料フィルタは、カウル内に開口するエンジンの吸気開口よりも下方に位置しており、カウル内のエンジンルームでは、エンジンの吸気開口に向かってエンジンにより加熱された空気も流れるが、その流れの影響を受けない位置であるから燃料フィルタが加熱されることをより抑制できる。
請求項6に記載の発明では、燃料フィルタに接続される燃料配管の少なくとも一部も断熱材で覆われており、燃料フィルタだけでなく、燃料の加熱をより抑制できる。
請求項7に記載の発明では、燃料配管の1次ポンプまでが断熱材で覆われており、燃料フィルタだけでなく、1次ポンプの駆動により負圧になり蒸散しやすくなる部分の燃料の加熱をより抑制できる。
請求項8に記載の発明では、断熱材が発泡ゴムであり、カウル内は水が入りやすいが、水が入ったとしても断熱性や耐久性を損なうことがなく、しかも安価に製作でき、装着しやすく、組立が簡単となり、交換やメンテナンス作業も向上する。
以下、この発明の船外機の実施の形態について説明するが、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。この実施の形態では、船外機の前側を船体側とし、船外機の後側を船体側に対して反対側を示し、鉛直方向を上下方向とする。
図1は船外機の側面図、図2は船外機のエンジンの配置を示す側面図、図3は船外機のエンジンの配置を示す平面図、図4は船外機のエンジンの配置を示す前面図、図5は燃料フィルタ及び燃料配管の断熱構造を示す図である。
図1に示すように、船外機1は推進ユニット2を有し、そのハウジング部分がカウル3とアッパーケース4とロアーケース5により構成されていて、上方のカウル3にはクランク軸10aを縦置きにしたエンジン10が収納され、下方のロアーケース5にはエンジン10によって回転駆動されるプロペラ6が設けられている。エンジン10は、クランク軸10aを船体側にし、気筒10bを船体側に対して反対側にして配置されている。中央のアッパーケース4からロアーケース5にはエンジン10からの動力伝達機構11や排気通路など(図示せず)が収納されていて、エンジン10によって動力伝達機構11を介してプロペラ6が回転駆動される。動力伝達機構11はドライブ軸12、シフト切換機構13及びプロペラ軸14などから構成される。
エンジンルーム15を形成するカウル3はトップカウル3aとボトムカウル3bとにより構成され、トップカウル3aの後側部に形成された空気取り入れ口3a1からエンジンルーム15内に空気が取り入れられる。アッパーケース4の上端とボトムカウル3bの間には、カウル3内とアッパーケース4内を仕切るようにエキゾーストガイド16が配設され、このエキゾーストガイド16の上面にエンジン10が固定されている。
ボトムカウル3bは、エキゾーストガイド16の上面周縁部にボルト締めにより固着され、エキゾーストガイド16の下面周縁部にアッパーケース4の上端がボルト締めにより固着され、アッパーケース4の上部とエキゾーストガイド16の周囲を覆うようにエプロン17が装着されている。エンジン10を上方から覆うトップカウル3aは、エキゾーストガイド16に固着されたボトムカウル3bに対して、上方から開閉自在に装着されて、着脱自在に連結されている。
この船外機1は船体20の後端部に取付けられるが、船体20の後尾板20aにはクランプブラケット21が固定され、このクランプブラケット21にはスイベルブラケット22がチルト軸23によって回動自在に枢着され、このスイベルブラケット22には推進ユニット2が操舵軸24回りに回動自在に枢着されている。
図2乃至図5に示すように、エンジン10は、4サイクルV型8気筒エンジンであり、船外機1は後尾板20aに、クランク軸10aが縦向きとなる航走時状態と略横向きとなる格納時位置との間で揺動可能に搭載される。エンジン10のシリンダブロック30の前側合面にはクランクケース31が接続され、このクランクケース31にはさらにクランクケースカバー31aが接続されている。シリンダブロック30の後側合面にはシリンダヘッド32が接続され、シリンダヘッド32のカム室側開口はヘッドカバー33で覆われている。エンジン10は航走時状態では、ヘッドカバー33及びシリンダヘッド32が船体前後方向後向きとなる。
シリンダブロック30には、左,右気筒10bが、これらの軸線がVバンクをなすように、かつクランク軸10a方向に偏位するように形成されている。シリンダヘッド32には、気筒当たり吸気弁開口32a及び排気弁開口32bが形成され、排気弁開口32bは排気ポート32cによりVバンク内の燃焼室32dに連通している。
また、排気弁開口32bは排気ポート32cによりVバンク内に導出され、各バンク毎の排気マニホールド34に集合するように連通されており、排気ガスは排気マニホールド34によりエンジン下方の水中に排出される。
吸気弁開口32aは、吸気ポート32eによりシリンダヘッド32の側壁に導出されており、吸気ポート32eの外部接続開口32fには吸気マニホールド36が接続されている。このようにして、吸気ポート32e及び吸気マニホールド36により、吸気弁開口32aから略円弧状をなすように船体前方に屈曲する屈曲部39が形成され、さらに屈曲部39に続いてサージタンク200が接続され、これによりにより前方に延びる吸気通路Aが構成されている。サージタンク200にはスロットルバルブ(図示せず)を内蔵するスロットルボディ37が接続され、スロットルボディ37の上流側には吸気サイレンサ38が接続されている。
シリンダヘッド32の各気筒における吸気ポート32e部分に燃料噴射弁40が挿入配置されている。燃料噴射弁40の噴射ノズルは燃焼室32dに臨んでおり、筒状の燃料供給レール41がクランク軸10a方向に向けて、かつシリンダヘッド32の外方に位置するよう配設されている。
燃料噴射弁40に燃料を供給するための燃料供給装置50は、主として、以下のように構成されている。エンジン10の前方に燃料フィルタ57、燃料供給用の低圧の1次ポンプ52、ベーパセパレータ53が取り付けられている。
この燃料供給装置50では、船体側に搭載された燃料タンク55内の燃料が低圧の1次ポンプ52の駆動により低圧の燃料配管54a、燃料フィルタ57、低圧の燃料配管54b、1次ポンプ52を介してベーパセパレータ53に供給される。ベーパセパレータ53は、気液分離室が形成され、気液分離室はブローバイガス中のオイルミストをより確実に分離でき、オイルミストが大気に排出されるのを防止できる。
1次ポンプ52の吐出口52aから吐出された燃料の余剰分はリターンホース52bにより1次ポンプ52の吸込口52c側に戻される。1次ポンプ52は、密閉容器58内に配置され、この内蔵式の1次ポンプ52により燃料配管56を介してベーパセパレータ53に内臓された高圧の2次ポンプ42に供給され、2次側ポンプ42で昇圧された燃料が上方に延びる高圧の燃料配管43及び左,右分岐ホース44を介して左,右の燃料供給レール41の上端部に供給される。そして、燃料噴射弁40の噴射ノズルが開とされている期間、燃料が燃焼室32d内に噴射供給される。
そして、ベーパセパレータ53の下方位置にはキャニスタ60が取付け固定されている。このキャニスタ60は、ベーパセパレータ53に連通接続されたケース60a内に活性炭等の吸着活性剤60bを充填してなるものである。ペーパセパレータ53内のベーパはキャニスタ60内に進入し、ここでベーパ中の燃料が吸着される。なお、燃料が吸着分離された空気は排出管61を通ってカウル3内に放出されるようになっている。キャニスタ60は、左側の吸気マニホールド36の下方に位置し、ベーパセパレータ53及びキャニスタ60は、図2及び図4に示すように、シリンダブロック30の左側にVバンクによって形成されるデットスペースK1に配置され、コンパクトな配置になっている。
この実施の形態の燃料フィルタ57はトップカウル3aとボトムカウル3bとにより構成されるカウル3内において、エンジン10のクランク軸10aに対してシリンダヘッド32とは逆側に設置され、エンジン10の船体側に設置されてサージタンク200の船体側に位置している。燃料フィルタ57は、カウル3内に開口する吸気サイレンサ38の吸気開口38aよりも下方に位置し、トップカウル3aの下開口部3a2の近傍に位置している。
この燃料フィルタ57は、本体部57aと、キャップ部57bと、フィルタ部57cとを有し、本体部57aには取付ボス57a1が形成され、この取付ボス57a1をボルト99によってブラケット59に締め付け固定している。ブラケット59は、サージタンク200の船体側に固定されている。本体部57aの凹み部57a4には雌ネジが形成され、キャップ部57bの取付部57b1が雄ネジが形成され、ネジ構造によって着脱自在になっている。本体部57aの凹み部57a4とキャップ部57bの取付部57b1との接合面はOリング88によりシールされている。本体部57aの凹み部57a4にはフィルタ部57cが下側から着脱自在に設けられ、供給開口57a2と、排出開口57a3が形成され、供給開口57a2には低圧の燃料配管54aが接続され、排出開口57a3には低圧の燃料配管54bが接続されている。
この燃料フィルタ57は、少なくとも断熱材70で覆われており、断熱材70は、燃料フィルタ57の形状に適合する形状に形成されている。この実施の形態では、断熱材70が本体部57aを覆う部分70aと、キャップ部57bを覆う部分70bとの複数の部分からなり、この複数の部分により燃料フィルタ57を被覆している。
この断熱材70が発泡ゴムであり、本体部57aを覆う部分70aが本体部57aの外形形状に適用するように予め形成され、キャップ部57bを覆う部分70bがキャップ部57bの外形形状に適合するように予め形成されている。
このように、燃料フィルタ57を、少なくとも断熱材70で覆うことで、燃料フィルタ57がエンジン10の熱により加熱されるのを防止でき、燃料の蒸散を防ぐことができる。特に、燃料の滞留している燃料フィルタ57を断熱材70で覆って断熱することで、エンジン10を停止した後でも燃料の温度上昇を軽減できる。また、断熱材70は、燃料フィルタ57の形状に適合する形状であり、断熱材70がフィルタ形状に適合しているので、燃料フィルタ57と断熱材70の間に隙間ができにくく断熱効率が向上し、しかも燃料フィルタ57の形状に適合する形状で型崩れがなく、かつ断熱材70が保護部材となって外力によって燃料フィルタ57が傷つくことを防止できる。
また、断熱材70は複数の部分からなり、複数の部分により燃料フィルタ57を被覆することで、本体部57aを覆う部分70aが本体部57aに、またキャップ部57bを覆う部分70bがキャップ部57bに別々にして容易に装着することができる。このように、本体部57aからキャップ部57bを取り外すことで、フィルタ部57cを清掃したり、フィルタ部57cを新たのものと交換する場合でも断熱材70を燃料フィルタ57に装着しやすくなり、組立が簡単となり、交換やメンテナンス作業も向上する。
また、これらの作業時には、燃料フィルタ57は、カウル3内において、エンジン10の船体側に設置されており、作業者が船体側からトップカウル3aをボトムカウル3bからはずして装着しやすく、組立が簡単となり、燃料フィルタ57の交換やメンテナンス作業も向上する。
また、燃料フィルタ57は、カウル3内において、エンジン10のクランク軸10aに対してシリンダヘッド32とは逆側に設置されており、シリンダヘッド32から延出する排気マニホールド34から燃料フィルタ57を離間させることができ、燃料フィルタ57の加熱をより抑制できる。
また、燃料フィルタ57は、カウル3内に開口するエンジン10の吸気開口38aよりも下方に位置しており、エンジンルーム15内では、空気取り入れ口3a1から空気Xが吸気サイレンサ38の吸気開口38aに向かって流れ、エンジン10により加熱された空気Yも流れるが、その流れの影響を受けない位置であるから1次ポンプ52が加熱されることを抑制できる。また、この実施の形態では、燃料フィルタ57の全体がエンジン10のクランクケース31よりも前方に設置されているが、カウル3内において、少なくとも一部がエンジン10のクランクケース31よりも前方に設置されればよい。
なお、燃料フィルタ57の本体部57aとキャップ部57bを一体の断熱材で覆ってもよく、また種々の構造の燃料フィルタにも適用できる。
また、燃料フィルタ57に接続される燃料配管の少なくとも一部、燃料配管54a,54bも断熱材71,72で覆われている。この燃料配管54aは、ボトムカウル3bの右前側3b11から貫通してボトムカウル3bの右内側に延び、サージタンク200の近傍でサージタンク200の下方を通過するように屈曲して燃料フィルタ57の下方から曲げて立ち上げ、燃料フィルタ57の左側から供給開口57a2に接続されている。燃料配管54bは、燃料フィルタ57の右側の排出開口57a3に接続され、燃料フィルタ57の右側から燃料フィルタ57に沿って下方に延び、燃料フィルタ57の下方を通過して左側に延びて密閉容器58内に内蔵された1次ポンプ52に接続されている。
この実施の形態では、図2及び図4に示すように、船体側に搭載された燃料タンク55内の燃料を供給する低圧の燃料配管54a、燃料フィルタ57から1次ポンプ52までの低圧の燃料配管54bが燃料フィルタ57に周りやサージタンク200の下方のデッドスペースK2を利用して配管され、これらの燃料配管54aや燃料配管54bは、断熱材71,72で覆われ、燃料フィルタ57だけでなく、燃料配管の少なくとも一部も燃料の加熱をより抑制できる。特に、燃料配管の低圧の1次ポンプ52までが断熱材71,72で覆われており、燃料フィルタ57だけでなく、燃料配管54a,54bが低圧の1次ポンプ52の駆動により負圧になり蒸散しやすくなる部分であり、この燃料配管54a,54bを断熱材71,72により覆うことで燃料の加熱をより抑制できる。
この断熱材70、断熱材71,72も発泡ゴムであり、カウル3内は水が入りやすいが、水が入ったとしても断熱性や耐久性を損なうことがなく、しかも安価に製作でき、装着しやすく、組立が簡単となり、交換やメンテナンス作業も向上する。
この発明は、燃料供給装置を備える船外機に適用でき、簡単な構造で、燃料が蒸散することを防止する。
船外機の側面図である。 船外機のエンジンの配置を示す側面図である。 船外機のエンジンの配置を示す平面図である。 船外機のエンジンの配置を示す前面図である。 燃料フィルタ及び燃料配管の断熱構造を示す図である。
符号の説明
1 船外機
2 推進ユニット
3 カウル
3a1 吸気取り入れ口
4 アッパーケース
5 ロアーケース
10 エンジン
10a クランク軸
10b 気筒 11 動力伝達機構
12 ドライブ軸
13 シフト切換機構
14 プロペラ軸
15 エンジンルーム
16 エキゾーストガイド
20 船体
20a 後尾板
21 クランプブラケット
22 スイベルブラケット
30 シリンダブロック
31 クランクケース
32 シリンダヘッド
33 ヘッドカバー
36 吸気マニホールド
37 スロットルボディ
38 吸気サイレンサ
38a 吸気開口
40 燃料噴射弁
41 燃料供給レール
42 高圧の2次ポンプ
43 高圧の燃料配管
44 左,右分岐ホース
50 燃料供給装置
52 低圧の1次ポンプ
53 ベーパセパレータ
54a、54b 低圧の燃料配管
55 燃料タンク
56 燃料配管
57 燃料フィルタ
57a 本体部
57b キャップ部
57c フィルタ部
58 密閉容器
70,71,72 断熱材
70a 本体部57aを覆う部分
70b キャップ部57bを覆う部分
200 サージタンク







Claims (8)

  1. 船体側から燃料を、燃料フィルタ及び燃料配管を介してエンジンに供給する燃料供給装置を備える船外機において、
    前記燃料フィルタを、少なくとも断熱材で覆い、
    前記断熱材は複数の部分からなり、複数の部分により前記燃料フィルタを被覆することを特徴とする船外機。
  2. 前記断熱材は、前記燃料フィルタの形状に適合する形状であることを特徴とする請求項1に記載の船外機。
  3. 前記燃料フィルタは、前記船外機のカウル内において、前記エンジンのクランク軸に対してシリンダヘッドとは逆側に設置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の船外機。
  4. 前記燃料フィルタは、前記カウル内において、少なくとも一部が前記エンジンのクランクケースよりも前方に設置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の船外機。
  5. 前記燃料フィルタは、前記カウル内に開口する前記エンジンの吸気開口よりも下方に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の船外機。
  6. 前記燃料フィルタに接続される燃料配管の少なくとも一部も前記断熱材で覆われていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の船外機。
  7. 前記燃料供給装置は、船体側から燃料を燃料配管に配置した燃料フィルタを介して1次ポンプによりベーパセパレータに供給し、前記ベーパセパレータ内の燃料を2次ポンプにより前記エンジンの燃料噴射弁に供給する構成であり、
    前記燃料配管は前記1次ポンプまでが前記断熱材で覆われていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の船外機。
  8. 前記断熱材が発泡ゴムであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の船外機。

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