JP2007283813A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒールアンドトウ摩耗の発生を抑制しつつ、ブロックの打音による騒音を長期にわたって低減可能な空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】少なくともショルダー部にブロック10を有するトレッドを備える空気入りタイヤにおいて、前記ブロック10の踏面10aが踏み込み側踏面11aと中間部踏面12aと蹴り出し側踏面13aとに分割されるように、ブロック10全体を踏み込み側部11と中間部12と蹴り出し側部13とに分割すると共に、踏み込み側部11を中間部12より硬度の小さい低硬度ゴムで形成し、蹴り出し側部13を中間部12より硬度の大きい高硬度ゴムで形成してある。
【選択図】図2

Description

本発明は、少なくともショルダー部にブロックを有するトレッドを備えた空気入りタイヤに関し、より詳細には、1つのブロック内において硬度の異なる部分を有するブロックが形成されたトレッドを備えた空気入りタイヤに関する。
トレッド面にブロックパターンを設けた空気入りタイヤは、リブパターンなどと比べて一般に走行騒音が大きい。その騒音の主たる原因として、ブロックによる路面の打音があり、ブロックの踏み込み側が路面を叩くことによって発生する。
また、ブロックパターンでは、ブロックの蹴り出し側が踏み込み側よりも大きく摩耗するヒールアンドトウ摩耗が発生するが、特にショルダー部においてこのような偏摩耗が発生し易い。そして、このヒールアンドトウ摩耗の摩耗量が大きくなると(例えば12000km走行時)、その偏摩耗により一層騒音が助長されるという問題があった。つまり、ブロックによる路面の打音は、ブロックのピッチに応じた周波数の騒音(いわゆるパターンノイズ)を発生させ、偏摩耗により摩耗量が大きくなると、ブロックが接地するタンイミングがシャープになるため、パターンノイズがより大きくなる。
従来、上記の対策として、例えば、下記の特許文献1に開示されるように、タイヤ半径よりもブロックの踏面の半径を小さくし、ブロックの踏み込み側エッジ部の接地圧を小さくすることにより、騒音を改善するようにした技術などが提案されている。
また、ヒールアンドトウ摩耗を防止する方法として、ブロックの蹴り出し側の壁面を溝底側が拡がるように傾斜させる方法が従来採用されてきた。しかし、タイヤの横溝の排水性などを考慮すると、傾斜角度に限界があり、ヒールアンドトウ摩耗の抑制効果も不十分となっていた。
このため、1つのブロック内において硬度の異なる部分を形成した空気入りタイヤも知られている。例えば、下記の特許文献2には、多数のブロックを形成した空気入りタイヤにおいて、前記ブロックの踏み込み側エッジ部踏面を円弧面に形成し、かつ蹴り出し側エッジ部に該ブロックを構成するゴムよりも弾性率が大きなゴム部を配置したタイヤが提案されている。
しかしながら、上記のようなブロックでは、ブロックの機能を維持するために、本体部としてある程度の硬度のゴムが採用されるため、ブロックの踏み込み側を円弧面に形成しても、打音による騒音の低減効果が小さかった。特に、ブロックの摩耗が進行した状態では、踏み込み側の円弧面の曲率半径がより小さくなるため、打音による騒音の低減効果が更に小さくなり、十分な騒音低減効果が得られなかった。
特開平4−154409号公報 特開平11−78428号公報
そこで、本発明の目的は、ヒールアンドトウ摩耗の発生を抑制しつつ、ブロックの打音による騒音を長期にわたって低減可能な空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。
即ち、本発明の空気入りタイヤは、少なくともショルダー部にブロックを有するトレッドを備えた空気入りタイヤにおいて、前記ブロックの踏面が踏み込み側踏面と中間部踏面と蹴り出し側踏面とに分割されるように、ブロック全体を踏み込み側部と中間部と蹴り出し側部とに分割すると共に、前記踏み込み側部を前記中間部より硬度の小さい低硬度ゴムで形成し、前記蹴り出し側部を前記中間部より硬度の大きい高硬度ゴムで形成してあることを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤによると、走行時に圧縮を受ける踏み込み側部を低硬度ゴムで形成してあるため、その部分の摩耗量を増加させずに、ブロックの打音による騒音を長期にわたり低減することができる。また、走行時に引っ張りを受ける蹴り出し側部を高硬度ゴムで形成してあるため、走行時の変形量が小さくなり蹴り出し側部の摩耗量を小さくすることができ、ヒールアンドトウ摩耗を抑制できる。このため、上記の踏み込み側部の低硬度ゴムの打音の低減効果と相まって、ブロックの打音による騒音を長期にわたって低減することができる。その結果、ヒールアンドトウ摩耗の発生を抑制しつつ、ブロックの打音による騒音を長期にわたって低減可能な空気入りタイヤを提供できる。
上記において、前記踏み込み側部をJISA硬度が40〜60°の低硬度ゴムで形成し、前記中間部をJISA硬度が50〜70°の中硬度ゴムで形成し、前記蹴り出し側部をJISA硬度が60°以上の高硬度ゴムで形成すると共に、低硬度ゴムと中硬度ゴム、及び中硬度ゴムと高硬度ゴムの硬度差を各々4°以上としてあることが好ましい。ここで、JISA硬度は、JISK6253のデュロメータ硬さ試験(タイプA)による硬さ(HS)を指す。
上記の構成によって、ヒールアンドトウ摩耗の抑制効果と、騒音の長期低減効果とをより確実に得ることができる。
また、前記踏み込み側踏面及び/又は前記蹴り出し側踏面のエッジ部を、断面円弧状に形成してあることが好ましい。ブロックのエッジ部を断面円弧状に形成することによって、ブロックの打音による騒音と、ヒールアンドトウ摩耗量とが小さくなるため、特に摩耗前半において、ヒールアンドトウ摩耗の抑制効果と、騒音の長期低減効果とを向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の空気入りタイヤのトレッドの一例を示す平面図であり、図2は、本発明の空気入りタイヤのブロックの一例を示す要部斜視図である。
本発明の空気入りタイヤは、図1に示すように、少なくともショルダー部Shに分割したブロック10を有するトレッドを備えるものである。本実施形態では、図1に示すように、タイヤ周方向PDとタイヤ幅方向WDとに延びる主溝2,3によって区分された略正方形のブロック10が形成されている例を示す。また、この例では、タイヤ赤道線CLに沿って、センター部にリブ5が形成され、リブ5の両側のメディエイト部には略正方形のブロック4が形成されている。
本発明では、図2に示すように、前記ブロック10の踏面10aが踏み込み側踏面11aと中間部踏面12aと蹴り出し側踏面13aとに分割されるように、ブロック10全体を踏み込み側部11と中間部12と蹴り出し側部13とに分割してある。その際、踏み込み側部11を中間部12より硬度の小さい低硬度ゴムで形成し、蹴り出し側部13を中間部12より硬度の大きい高硬度ゴムで形成してある。
ブロック10を分割する際、踏み込み側踏面11aの幅W1が、ブロック10の踏面10aの幅W中の10〜40%であることが好ましく、25〜35%であることがより好ましい。10〜40%の範囲に設定することによって、ブロック10の打音による騒音の低減効果がより確実に大きくなる。
また、蹴り出し側踏面13aの幅W2が、ブロック10の踏面10aの幅W中の10〜40%であることが好ましく、25〜35%であることがより好ましい。10〜40%の範囲に設定することによって、ヒールアンドトウ摩耗の抑制効果がより確実に大きくなる。
ブロック10全体の分割は、ブロック10の踏面10aが上記のように分割されるものであればよいが、好ましくは、踏み込み側部11と蹴り出し側部13とがブロック10の底面まで連続するものである。図示した例では、ブロック10の踏面10aに垂直な2つの境界面によって、ブロック10全体を踏み込み側部11と中間部12と蹴り出し側部13とに分割している。
また、ブロック10全体を分割する際の体積比率は、ブロック10全体中、踏み込み側部11の体積比率が15〜40体積%が好ましく、また蹴り出し側部13の体積比率が15〜40体積%が好ましい。体積比率をこの範囲に設定することによって、ブロック10の打音による騒音の低減効果がより確実に大きくなり、また、ヒールアンドトウ摩耗の抑制効果がより確実に大きくなる。
踏み込み側部11を形成する低硬度ゴムは、JISA硬度が40〜60°であることが好ましく、JISA硬度が50〜60°であることがより好ましい。低硬度ゴムのJISA硬度が40°未満であると、騒音の低減効果は大きくなるものの、摩耗性能の悪化の問題が生じやすくなる傾向がある。低硬度ゴムのJISA硬度が60°を超えると、ブロック10の打音による騒音の低減効果は小さくなる傾向がある。
中間部12を形成する中硬度ゴムは、JISA硬度が50〜70°であることが好ましく、JISA硬度が55〜65°であることがより好ましい。中硬度ゴムのJISA硬度が50°未満であると、ブロック10全体の硬度が低下するため、低硬度部との差が小さくなって中間部12を設ける効果が小さくなる傾向がある。中硬度ゴムのJISA硬度が70°を超えると、ブロック10全体の硬度が上昇するため、高硬度部との差が小さくなって中間部12を設ける効果が小さくなる傾向がある。
蹴り出し側部13を形成する高硬度ゴムは、JISA硬度が60°以上であることが好ましく、JISA硬度が60〜70°であることがより好ましい。高硬度ゴムのJISA硬度が60°未満であると、ヒールアンドトウ摩耗の抑制効果が小さくなり、騒音の長期低減効果が小さくなる傾向がある。また、高硬度ゴムのJISA硬度が大きくなりすぎると、ノイズのレベルが上昇する傾向がある。
上記の低硬度ゴムと中硬度ゴムの硬度差は4°以上、特に5〜10°とするのが好ましく、中硬度ゴムと高硬度ゴムの硬度差は4°以上、特に5〜10°とするのが好ましく、両者の硬度差を各々4°以上、特に5〜10°とするのがより好ましい。硬度差が4°未満であると、ヒールアンドトウ摩耗の抑制効果が小さくなり、騒音の長期低減効果が小さくなる傾向がある。
中間部12を形成する中硬度ゴムは、トレッドゴムとして従来より採用されているゴム配合を使用すればよい。上記の低硬度ゴムは、これより硬度を低くする必要があるが、カーボンブラックの添加量の減少、低硬度ゴムのブレンド、加硫剤の添加量の減少(架橋密度の減少)などを実施すればよい。逆に、上記の高硬度ゴムは、中硬度ゴムより硬度を高くする必要があるが、カーボンブラックの添加量の増加、高硬度ゴムのブレンド、加硫剤の添加量の増加(架橋密度の増加)などを実施すればよい。
本発明では、ブロック10の踏面10aと踏み込み側部11の側壁面11bとのなす角度θ1が90°より大きいほど、ブロック10の打音による騒音の低減効果がより大きくなる。また、ブロック10の踏面10aと蹴り出し側部13の側壁面13bとのなす角度θ2が90°より大きいほど、ヒールアンドトウ摩耗の抑制効果がより大きくなる。通常、角度θ1および角度θ2は、90〜93°に設定されるが、上記のような観点から、角度θ1および角度θ2の少なくとも一方を94〜120°に設定するのが好ましい(図5参照)。
以上のような分割したブロック10は、例えば、次のようにして形成することができる。まず、硬度の異なる3種以上の未加硫ゴムからなるブロック片を多数作製し、トレッドのベースシートのブロックを形成する位置にブロック片を貼り付けて(モールド成型してもよい)、トレッド形成部材を予備成型する。これを1次成型したタイヤケースの外周面に貼り付けてグリーンタイヤを作製し、モールド内で加硫成型する。
本発明の空気入りタイヤは、上記の如きトレッドを備える以外は、通常の空気入りタイヤと同等であり、従来公知の材料、形状、構造、製法などが何れも本発明に採用できる。
[他の実施形態]
以下、本発明の他の実施の形態について説明する。
(1)前述の実施形態では、ブロックの踏面と踏み込み側部の側壁面との境界(エッジ部)、およびブロックの踏面と蹴り出し側部の側壁面との境界(エッジ部)が、角部となっている例を示したが、本発明では、図3に示すように、踏み込み側踏面11a又は蹴り出し側踏面13aのエッジ部を、曲面状に面取りしてあるのが好ましく、特にエッジ部を断面円弧状に形成してあることが好ましい。その場合、断面円弧状をなす部分11r,13rの曲率半径は、1〜10mmが好ましい。
(2)前述の実施形態では、ブロックの踏面に垂直な2つの境界面によって、ブロック全体を踏み込み側部と中間部と蹴り出し側部とに分割する例を示したが、本発明では、図4に示すように、ブロック10の底部側ほど、中間部12が拡がるように分割してもよい。また、分割したブロック10の製造容易性の観点から、踏み込み側部11と蹴り出し側部13の厚みが略一定であることが好ましい。この場合も、中間部12が拡がるように、ブロック10が分割される。
(3)前述の実施形態では、ショルダー部に3分割したブロックを有するトレッドを備える例を示したが、本発明では、少なくともショルダー部に分割したブロックを有していればよく、その他の部分に、分割したブロックを有していてもよい。また、3分割したブロックに限られず、中間部を更に2分割するなどして、4分割以上に分割したブロックを形成してもよい。
(4)前述の実施形態では、タイヤ周方向とタイヤ幅方向とに延びる主溝によって区分された、踏面が略正方形のブロックを有するトレッドを備える例を示したが、本発明では、ブロックの形状は、特に限定されず、概略の踏面形状が長方形、平行四辺形、ひし形、5角形以上の多角形など何れでもよい。
この場合、図6に示すように、タイヤ幅方向に延びる横溝又はタイヤ幅方向から傾斜した傾斜溝7に面するブロック10のエッジ部が、全長にわたって低硬度ゴム又は高硬度ゴムで形成されているのが好ましい。特に、タイヤ幅方向に延びる横溝又はタイヤ幅方向から傾斜した傾斜溝7に平行な境界線によって、踏み込み側踏面11aや蹴り出し側踏面13aを分割するのが好ましい。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、タイヤの各性能評価は、次のようにして行った。
(1)ヒールアンドトウ摩耗量
タイヤを実車(国産3000ccクラスのFRセダン)に装着し、1名乗車の荷重条件にて乾燥路面を走行させ、12000km走行後のショルダーブロックの踏み込み側部と蹴り出し側部との摩耗量の差を測定した。
(2)パターンノイズ
タイヤを実車(国産3000ccクラスのFRセダン)に装着し、1名乗車の荷重条件にて乾燥路面を走行させ、12000km走行後、時速100km/hで舗装路を走行させて、車室内の運転席窓側の耳の位置におけるパターンノイズ(500〜2000Hz)を測定した。
比較例1(従来品)
図1に示すトレッドパターンにおいて均一な硬度のブロック(硬度等の条件を表1に示す)を全面に形成してサイズ195/65R15のラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1
図1に示すトレッドパターンにおいて図2に示すように分割(踏面とゴム量とを3等分)したブロック(硬度等の条件を表1に示す)をショルダー部に形成して、サイズ195/65R15のラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
実施例2
図1に示すトレッドパターンにおいて図2に示すように分割(ゴム量のみ3等分)したブロック(硬度等の条件を表1に示す)をショルダー部に形成して、サイズ195/65R15のラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
実施例3
図1に示すトレッドパターンにおいて図3に示すように分割(踏面とゴム量とを3等分)した円弧状のエッジを有するブロック(硬度等の条件を表1に示す)をショルダー部に形成して、サイズ195/65R15のラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
実施例4
図1に示すトレッドパターンにおいて図2に示すように分割(踏面のみ3等分)したブロック(硬度等の条件を表1に示す)をショルダー部に形成して、サイズ195/65R15のラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
実施例5
図1に示すトレッドパターンにおいて図2に示すように分割(踏面とゴム量とを3等分)した側壁面の角度が異なるブロック(硬度等の条件を表1に示す)をショルダー部に形成して、サイズ195/65R15のラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
比較例2
実施例1において、低硬度ゴムの中硬度ゴムを用いて、ブロックを2分割したこと以外は、実施例1と同様にしてラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
Figure 2007283813
表1の結果が示すように、実施例1〜5の空気入りタイヤでは、ヒールアンドトウ摩耗量とパターンノイズとが小さかった。これに対して、低硬度ゴムを設けていない比較例2では、ヒールアンドトウ摩耗とパターンノイズの低減効果がほとんど得られなかった。
本発明の空気入りタイヤのトレッドの一例を示す平面図 本発明の空気入りタイヤにおけるブロックの一例を示す要部斜視図 本発明の空気入りタイヤにおけるブロックの他の例を示す要部斜視図 本発明の空気入りタイヤにおけるブロックの他の例を示す要部側面図 本発明の空気入りタイヤにおけるブロックの他の例を示す要部側面図 本発明の空気入りタイヤにおけるブロックの他の例を示す要部平面図
符号の説明
10 ブロック
10a ブロックの踏面
11 踏み込み側部
11a 踏み込み側踏面
12 中間部
12a 中間部踏面
13 蹴り出し側部
13a 蹴り出し側踏面
Sh ショルダー部
WD タイヤ幅方向
PD タイヤ周方向

Claims (3)

  1. 少なくともショルダー部にブロックを有するトレッドを備えた空気入りタイヤにおいて、
    前記ブロックの踏面が踏み込み側踏面と中間部踏面と蹴り出し側踏面とに分割されるように、ブロック全体を踏み込み側部と中間部と蹴り出し側部とに分割すると共に、前記踏み込み側部を前記中間部より硬度の小さい低硬度ゴムで形成し、前記蹴り出し側部を前記中間部より硬度の大きい高硬度ゴムで形成してあることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記踏み込み側部をJISA硬度が40〜60°の低硬度ゴムで形成し、前記中間部をJISA硬度が50〜70°の中硬度ゴムで形成し、前記蹴り出し側部をJISA硬度が60°以上の高硬度ゴムで形成すると共に、低硬度ゴムと中硬度ゴム、及び中硬度ゴムと高硬度ゴムの硬度差を各々4°以上としてある請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記踏み込み側踏面及び/又は前記蹴り出し側踏面のエッジ部を、断面円弧状に形成してある請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
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