JP2007282417A - 操作棒先端用把持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】各種工具などを絶縁操作棒の先端に取り付けることのできる構造を実現することにより、その専用アダプタを準備することなく、間接活線工法を行い得るようにして、各種作業の作業性や安全性を向上させることのできる操作棒先端用把持構造を提供すること。
【解決手段】手で把持する部分を備えることにより手元で取り扱う各種手元部材を、絶縁操作棒の先端に取り付ける補助具10であって、絶縁操作棒の先端に取付可能なジョイント部110を備える本体部材11と、その本体部材の上部側に装着する回転グリップ13と、この回転グリップの回転により上下方向にスライドしつつ先端側の挟圧部材を互いに接離させるスライダ12と、を備えて、本体部材上部の開口内に差し込んだ工具などの側面を回転グリップの回転により接近するスライダ先端の挟圧部材により挟持させる。
【選択図】図1
【解決手段】手で把持する部分を備えることにより手元で取り扱う各種手元部材を、絶縁操作棒の先端に取り付ける補助具10であって、絶縁操作棒の先端に取付可能なジョイント部110を備える本体部材11と、その本体部材の上部側に装着する回転グリップ13と、この回転グリップの回転により上下方向にスライドしつつ先端側の挟圧部材を互いに接離させるスライダ12と、を備えて、本体部材上部の開口内に差し込んだ工具などの側面を回転グリップの回転により接近するスライダ先端の挟圧部材により挟持させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、操作棒先端用把持構造に関し、詳しくは、操作棒先端の専用アダプタなどを交換することなく、作業する工具や部品などを把持することのできるものに関する。
従来より、測定対象の近傍で測定器を把持したまま各種測定を行う場合があり、その測定器には、作業者が把持する棒状の把持部材を取り付けられている。例えば、配電線の電圧、電流等の特性を測定するための測定器では、作業者の把持する棒状の把持部材に絶縁性が確保されている。
また、ナットやボルトにより対象物を緊締固定する場合には、直接、そのナットまたはボルトの平行な外面にレンチを係合させて、あるいは、そのナットまたはボルトを相対回転不能にソケット内に収装してラチェットにより繰り返し回転させることによって、ナットとボルトの螺合位置を変更して対象物を緊締固定することができる。
さらに、ネジにより対象物を固定する場合には、ネジ廻し用のドライバの先端をそのネジのヘッドに相対回転不能に係合させて回転させることにより、対象物内にネジ山を捻じ込むことにより固定することができる。
ここで、高圧配電線に対して各種作業を行う場合には、従来には、高電圧用の絶縁手袋などを装着して、測定器を把持したり、ナットやボルトを操作するレンチを把持したり、また、ネジ廻し用ドライバを把持するなどして作業する、所謂、直接活線工法が行われていた。
しかるに、近年には、作業者の安全を考慮して、例えば、図8に示すように、各種専用工具を取り付ける先端部と把持する手元部との間の絶縁性の確保されている絶縁操作棒100(例えば、特許文献1〜3参照)や、図9に示すように、各種部材を把持するなどの各種作業を行う先端部と操作する手元部との間の絶縁性の確保されている、所謂、ヤットコ200(例えば、特許文献1、4、5参照)を利用する所謂、間接活線工法が推奨されており、この間接活線工法では、直接、高電圧の掛かる箇所に触れることなく、また、接近し過ぎることなく、各種作業を行うことができる。
しかしながら、これらの各種作業を間接活線工法で行おうとすると、専用の道具が必要になる。例えば、上記の測定器では棒状の把持部材を延長したり、レンチなどでは絶縁操作棒100の先端に専用のアダプタにより取り付けたり、ナットやボルトやドライバをヤットコ200で掴むなどすることにより、各種作業を行うことが考えられる。しかるに、これらの作業は、実際に行うには難しく作業性が悪いことから、現実的には、これらの作業を間接活線工法で行うことができないという課題があった。
特開2003−189433号公報
特開2003−31106号公報
特開2000−175321号公報
特開2005−22051号公報
特開平10−108328号公報
そこで、本発明は、各種工具などを絶縁操作棒の先端に取り付けることのできる構造を実現することにより、その専用アダプタを準備することなく、間接活線工法を行い得るようにして、各種作業の作業性や安全性を向上させることのできる操作棒先端用把持構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する操作棒先端用把持構造の第1の発明は、手で把持する部分を備えることにより手元で取り扱う各種手元部材を、遠隔位置の作業対象を操作可能に長尺な棒状に形成された操作棒の先端部に取り付ける把持構造であって、操作棒の先端側の延長方向から手元部材を差込可能に開口する差込部と、該差込部の開口内に差し込まれた手元部材の側面を締め付ける締付部と、を備えることを特徴とするものである。
この発明では、差込部の開口内に差し込んだ手元部材の側面を締付部により締め付けて固定することができ、操作棒の先端に手元部材をその差込方向や操作方向に移動しないように把持することができる。したがって、専用の操作棒やアダプタを準備することなく、手元部材を汎用の操作棒の先端に固定して遠隔位置に持って行き、各種操作をすることができ、例えば、測定器を遠隔位置の測定対象付近に位置させて測定したり、ドライバにより遠隔位置のネジを締め付けたり、レンチソケットにより遠隔位置のナットなどを締め付けるなどの各種作業を行うことができる。
上記課題を解決する操作棒先端用把持構造の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記締付部は、差込部先端の開口内の中心に向かって進退可能に設置されて、該差込部内の手元部材の側面を挟圧する挟圧部材を1つまたは2つ以上備えることを特徴とするものである。
この発明では、差込部内の中心に向かう挟圧部材同士の間で、あるいは、その挟圧部材と差込部の内面との間で、その差込部内に差し込まれた手元部材の側面を挟持することにより、その手元部材を締め付ける状態にして固定することができる。したがって、手元部材の大きさを限定されることなく、差込部内に差込可能な大小様々な手元部材を操作棒の先端に固定することができる。
上記課題を解決する操作棒先端用把持構造の第3の発明は、上記第2の発明の特定事項に加え、前記締付部は、差込部の開口内に手元部材を差し込む方向に対して交差する方向に移動可能な操作部材を備えており、該操作部材を操作することにより該差込部先端の開口内の中心に向かって狭圧部材を進退させることを特徴とするものである。
この発明では、差込部内の中心に向かう挟圧部材を、その移動方向(進退方向)と交差する方向に移動する操作部材により操作するようになっている。したがって、挟圧部材を押し返す方向の力がそのまま操作部材に伝わって移動させてしまうことがなく、手元部材に加わる反力により締め付ける力が緩んでしまうことを少なくすることができる。
上記課題を解決する操作棒先端用把持構造の第4の発明は、上記第3の発明の特定事項に加え、前記締付部は、差込部内の手元部材の側面を挟圧する挟圧部材に加えられる反力により操作部材が移動することを制限する制限機構を備えることを特徴とするものである。
この発明では、差込部内の手元部材の側面を挟持する挟圧部材に、その手元部材から加えられる力(挟持することによる反力や手元部材に加えられる負荷)により、その挟圧部材を進退させる操作部材が手元部材への締付力の緩む方向に移動されることを制限することができる。したがって、操作棒先端の手元部材を操作してナット等の締付け作業などを行なう際に、その手元部材の把持が不用意に緩んで作業不能になってしまうことがなく、作業を継続することができる。
上記課題を解決する操作棒先端用把持構造の第5の発明は、上記第1から第4のいずれかの発明の特定事項に加え、前記操作棒の先端部に、ジョイント機構を介して着脱可能に設計されていることを特徴とするものである。
この発明では、他の先端具と共用可能な操作棒の先端に把持構造を装着することができる。したがって、専用の操作棒とすることなく、先端部分の把持構造のみを準備して、適宜、手元部材を汎用の操作棒の先端に把持可能にすることができ、操作棒の利用性を向上させるとともに、作業性を向上させることができる。
上記課題を解決する操作棒先端用把持構造の第6の発明は、上記第1から第4のいずれかの発明の特定事項に加え、前記差込部の反対側の基端部の外面に、該差込部側からの線状部材を引き出し可能に開口する挿通穴が形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、差込部の開口内に差し込んだ手元部材から延長されている線状部材などを、その差込部の反対側の操作棒側となる基端部外面に開口する挿通穴から引き出すことができる。したがって、例えば、測定器の信号線などを引き出して接続することができ、その信号線があることにより差込部の開口内に差込不能になってしまう、言い換えると、把持構造が利用不可能になることを回避することができる。
このように本発明によれば、操作棒先端の開口内に手元部材を差し込んで把持・固定することができるので、専用の操作棒やアダプタを準備することなく、操作棒の先端に固定した手元部材を直接、遠隔する作業位置に持って行って各種操作をすることができる。したがって、例えば、測定器を遠隔位置の測定対象付近に持って行って測定を行ったり、ドライバやレンチソケットで遠隔位置のネジやナットなどの締付作業などを行うことができる。このため、操作棒として、先端部との絶縁性の確保されている絶縁操作棒を準備することにより、所謂、間接活線工法を、各種作業用のアダプタや先端具などを準備することなく行うことができる。この結果、間接活線工法における各種作業の作業性や安全性を向上させることができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図25は本発明に係る操作棒先端用把持構造を採用する補助具の一実施形態を示す図である。
図1において、補助具10は、後述する絶縁操作棒100の先端部に取り付けて利用するように設計されており、その絶縁操作棒100の先端を下部側に取付可能な図2に示す本体部材11に、図3に示すスライダ12を装着した状態で、図4に示す回転グリップ13を被せるとともに図5に示すストッパ14をネジ止めすることにより、上下に貫通する概略筒形状の上部の開口内に各種部材を差し込んで把持する構造に組み立てるようになっている。
本体部材11は、図2に示すように、上下方向の中間部分が大径に形成されることにより、円錐の上側を切り離した筒形状の円錐台筒形状部21を備えており、この円錐台筒形状部21の上面側に円錐台斜面21aを有する概略円筒形状に形成されている。
この本体部材11には、周方向の均等間隔に3箇所で上下方向に延在するスライド溝22が形成されており、このスライド溝22は、上側円筒形状部26から円錐台筒形状部21を経て下側円筒形状部27の近傍に至る箇所までが切り欠かれて形成されている。また、このスライド溝22内には、円錐台筒形状部21の円錐台斜面21aよりも内側に一定距離で後退する箇所の側壁22aから互いに接近する方向に突出して延在する、言い換えると、その円錐台筒形状部21の円錐台斜面21aと平行な階段状になる受け形状部23が形成されており、この受け形状部23は、スライド溝22内で軸心からの法線方向に対して直交する受け面23aを有するとともに互いの先端面23bとの間に隙間が開くように形成されている。
これに対して、スライダ12は、図3に示すように、スライド溝22により画成される空間と略同一形状になるように断面凸形状に形成されることにより、そのスライド溝22内に嵌り込む長尺のキー形状に作製されており、そのスライド溝22の側壁22aおよび受け形状部23の受け面23aに対面するスライダ本体31と、このスライダ本体31の背面側からリブ形状に突出して受け形状部23の先端面23bに対面するスライド直線リブ32と、を備えるように形成されている。
これにより、スライダ12は、本体部材11のスライド溝22内の受け形状部23の先端面23b間にスライド直線リブ32が位置するようにスライダ本体31を嵌め込むことにより、そのスライド溝22と平行に、言い換えると、円錐台筒形状部21の円錐台斜面21aに沿う姿勢のまま上下方向にスムーズにスライドさせることができる。
また、本体部材11は、円錐台筒形状部21の下端側周縁から外方に張り出すフランジ形状部24が形成されており、この本体部材11のフランジ形状部24の上面24aには、円錐台筒形状部21と同心の円形リブ25が立設されている。
これに対して、回転グリップ13は、図4に示すように、本体部材11の円錐台筒形状部21に被せてその円錐台斜面21aに内面を近接対面させることができるように、その円錐台筒形状部21よりも大径となる円錐台筒形状に形成されており、この回転グリップ13の下端面41には、本体部材11のフランジ形状部24の上面24aに立設されている円形リブ25を内装可能に同心円の円形溝42が刻設されている。この回転グリップ13は、円形溝42の内側内壁面42aが本体部材11側の円形リブ25の内面25aに近接対面して相対回転可能に嵌合するように設計されており、その円形溝42内に円形リブ25を内装する状態にして本体部材11の円錐台筒形状部21に被せることができる。
さらに、この回転グリップ13は、本体部材11の上側円筒形状部26を挿通可能に上部側が開口しているとともに、その上端面43には、その上側円筒形状部26と同心円の円形リブ44が形成されている。
これに対して、ストッパ14は、図5に示すように、これら回転グリップ13上部の円形リブ44および本体部材11側の上側円筒形状部26を内装可能に同心の筒形状に形成されており、下部側には円形リブ44の外径よりも大径に形成されて相対回転可能にその円形リブ44を内装する状態に保持する保持部51が形成されているとともに、上部側には本体部材11側の上側円筒形状部26の外面26aに内面14aが近接対面して嵌合する状態のままその上側円筒形状部26に固定される固定部52が形成されている。このストッパ14の下端面51aには、回転グリップ13の上端面43の円形リブ44を内装可能に同心円の円形溝53が刻設されている。このストッパ14は、回転グリップ13の円形リブ44の内面44aに円形溝53の内側内壁面53aが近接対面して相対回転可能に嵌合する状態で、その円形リブ44を円形溝53内に内装させることができるように設計されている。また、このストッパ14と本体部材11は、固定部52と上側円筒形状部26の相対位置を一致させたときに連通する貫通穴26b、52bが穿孔されており、この上側円筒形状部26を固定部52内に差し込んで一致する貫通穴26b、52bにネジ54を貫通させてナット55を螺合させることにより固定することができる。
そして、この回転グリップ13は、円錐台筒形状の内周面側には下端面41側から上端面43側に向う螺旋溝形状45が刻設されているとともに、その円錐台筒形状の外周面側には縦方向の窪み部46aが周方向に並列されているゴム材料からなるグリップ部46が固着されている。
これに対して、スライダ12は、回転グリップ13の円錐台筒形状の内周面に対面するスライダ本体31の表面側に、その回転グリップ13内面の螺旋溝形状45に噛合するように形成された噛合歯33が並列されている。
よって、図6に示すように、本体部材11の円錐台筒形状部21に切り欠かれているスライド溝22内にスライダ12を嵌め込むとともに、その円錐台筒形状部21に回転グリップ13を被せてストッパ14を本体部材11側の上側円筒形状部26にネジ止めすることができる。
このように組み立てると、回転グリップ13は、下端面41側の円形溝42の内側内壁面42aが本体部材11のフランジ形状部24の円形リブ25の内面25aに近接対面(嵌合)して位置決めされているとともに、上端面43側の円形リブ44の内面44aがストッパ14の円形溝53の内側内壁面53aに近接対面して位置決めされることになり、本体部材11の円錐台筒形状部21に対して同軸回転させることができる。この回転グリップ13が本体部材11の円錐台筒形状部21に対して同軸回転すると、その円錐台筒形状部21のスライド溝22内に嵌め込まれたスライダ12がその回転グリップ13の円錐台筒形状内面の螺旋溝形状45に噛合する噛合歯33の噛合位置がその相対回転に連れて変化することになり、そのスライダ12がスライド溝22内を上下方向にスライドされるとともに、その先端側が内方中心に向かって進退する。
また、このスライダ12は、回転グリップ13の円錐台筒形状の上側端部からストッパ14の内面14aに沿うように形成された円弧形状部34がスライダ本体31の上側端部に連設されており、この円弧形状部34の内側には内方に突出する挟圧部材35が固設されている。この挟圧部材35は、スライダ12の円弧形状部34から離隔するほど細くなる先細形状に硬質のゴム材料などを加工することにより作製されており、その先端側が円弧形状の先端面35aに形成されている。
これにより、スライダ12は、回転グリップ13の回転によりスライダ本体31が本体部材11の上下方向にスライドされるのと同時に内方に向って進退させることができ、挟圧部材35の先端面35a同士を近接・離隔させることができる。このため、スライダ12の挟圧部材35は、本体部材11の上側円筒形状部26の開口内に差し込まれた各種部材の側面を、その各種部材の大小に関係なく、内部で上下方向にずれたり、回転などしてしまわないように、その先端面35a間で締め付けるように挟圧して把持・固定することができる。このとき、スライダ12のスライド方向と回転グリップ13の回転方向は交差する方向に設定されているので、挟持(把持)する部材からスライダ12の挟圧部材35の先端間を広げる反力や負荷などが加わったとしても、直接、回転グリップ13を回転させる力として作用することはなく、部材を挟持する力が簡単に緩んでしまうことがない。すなわち、補助具10の本体部材11の上側円筒形状部26の開口が差込部を構成しており、操作部材としての回転グリップ13と共に挟圧部材35を備えるスライダ12が締付部を構成している。
さらに、回転グリップ13とストッパ14の下端面41、51aに形成されている円形溝42、53は、本体部材11や回転グリップ13の円形リブ25、44の内面25a、44aに近接対面する内側内壁面42a、53aの反対側内側内壁面が、縦方向に延在する山・谷が並列された横断面形状がノコ歯形状になるギヤ形状42b、53bに形成されており、反対に、この円形溝42、53内に内装される本体部材11のフランジ形状部24の上面24aや回転グリップ13の上端面43の円形リブ25、44には、変形のY字形状に形成された止金具28、48が設置されている。
この止金具28、48は、図7に示すように、円形リブ25、44の上面25c、44cにT字形状に開口するT字穴29、49内に設置可能に作製されており、このT字穴29、49は、T字における両腕部分29a、49aが円形リブ25、44内に画成されているとともにそのT字における支柱部分29b、49bが円形リブ25、44の外面25b、44bにも開口している。これに対して、止金具28、48は、そのT字穴29、49の両腕部分29a、49a内に両腕部分28a、48aが位置するとともに、その支柱部分29b、49b内に支柱部分28b、48bが位置するように形成されている。
また、この止金具28、48は、両腕部分28a、48aがT字穴29、49の支柱部分29b、49bの反対側の壁面(両腕部分29a、49aの壁面)に突き当たる方向に傾斜することにより、支柱部分28b、48bが円形リブ25、44の外面25b、44bから突出する方向に変位可能に支持するスプリングとして機能するように設計されており、その支柱部分28b、48bの先端エッジ部28c、48cを円形リブ25、44の外面25b、44bから露出あるいは内部に後退させることができるように作製されている。
これにより、一定以上の回転力を加えて回転グリップ13を本体部材11とストッパ14に対して相対回転させると、その回転グリップ13とストッパ14の円形溝42、53内のギヤ形状42b、53bに、その止金具28、48の先端エッジ部28c、48cが摺接しつつ円形リブ25、44の外面25b、44bから突出・後退する。このため、この止金具28、48は、円形リブ25、44の外面25b、44b内に先端エッジ部28c、48cを後退させて回転グリップ13の相対回転を許容するとともに、その回転グリップ13の回転操作が停止された際には、その先端エッジ部28c、48cを円形リブ25、44の外面25b、44bから突出させて円形溝42、53内のギヤ形状42b、53bの谷内に進入させることができ、一定以上の回転力を加えられない限り回転不能に係合して回転グリップ13がスライダ12を下方にスライドさせる方向(挟圧部材35による締め付けが緩む方向)に回転することを制限することができる。すなわち、この円形溝42、53内のギヤ形状42b、53bと円形リブ25、44のT字穴29、49内の止金具28、48が制限機構を構成しており、回転グリップ13を容易に回転させてスライダ12の挟圧部材35により挟持させる部材を容易に着脱することができるとともに、その挟持する力が緩んでしまって作業不能になってしまうことを回避することができる。
そして、この補助具10は、本体部材11の下側円筒形状部27の下部に図8に示す絶縁操作棒100の先端部を着脱可能に、他の専用工具と同様なジョイント部(ジョイント機構)110を備えており、絶縁操作棒100の先端に取り付けることにより絶縁性を確保した状態で間接活線作業を行い得るように設計されている。
このジョイント部110は、絶縁操作棒100の先端部を差込可能に基端部の後端面が開口する有底の円筒形状に形成されており、その円筒部の互いに反対側となる周面が概略T字形状に切り欠かれることにより、後端面(操作棒100)側から先端側に向う差込切欠部113と、この差込切欠部113の直交方向の両側に連続するように屈曲する係合切欠部114と、が一対形成されている。
これに対して、絶縁操作棒100は、先端部の互いに反対側となる側面に突起形状に一対立設されることによりジョイント部110の2箇所の切欠部113、114内に挿し込んで係合させることのできるピン101と、先端部の先端面に配設されて不図示の内蔵スプリングにより突出方向に付勢されている突起102と、先端部の側面に刻設されている不図示のネジ形状に螺合して進退可能なグリップ103と、滑り難い材質の取替え可能な滑り止が施されて作業員の把持する基端部側の把持部104と、を備えている。
これにより、絶縁操作棒100は、補助具10のジョイント部110内に先端部を差し込んで突起102を内蔵スプリングの弾性力に抗して沈ませつつ、ピン101の双方をそのジョイント部110の切欠部113、114内に進入させて回転させた後に、その進入させる力を解放すると、突起102がスプリングの弾性力により突出してジョイント部110を押し出すことにより、その係合切欠部114から屈曲する係合溝114a内にピン101を離脱不能に係合させることができる。さらに、この絶縁操作棒100は、グリップ103を回転させてジョイント部110側に寄せることによりピン101が係合溝114a内から離脱して回転しないようにロックすることができ、補助具10が相対回転して外れてしまうことを信頼性高く防止して取り扱い易くすることができる。このため、補助具10は、ジョイント部110により他の専用工具と同様に絶縁操作棒100を共通使用することができる。
ここで、この絶縁操作棒100は、中間部分に傘カバー105、106が取り付けられているとともに、全体をプラスチックなどの絶縁材料で作製されることにより絶縁性が確保されており、先端側の傘カバー105が補助具10側からの水分を滴下させるとともに、基端側の傘カバー106が安全に作業を行い得る限界位置を示して、作業する際の安全を確保している。
また、この補助具10の本体部材11の下側円筒形状部27の下部には、本体部材11の上側円筒形状部26の開口内を外部に連通させる引出穴15が形成されており、後述するように、信号線などの線状部材を手元から引き出す必要がある道具などの把持部分を、その本体部材11の上側円筒形状部26の開口内に差し込んで挟圧部材35の先端面35a間で挟持する場合に、その信号線を引出穴15から引き出すことができるようになっている。すなわち、この引出穴15が挿通穴を構成している。
ここで、この絶縁操作棒100の先端に取り付けられた補助具10は、回転グリップ13を回転させてスライダ12を上下方向にスライドさせる際には、例えば、図9に示すようなヤットコ200を用いてその回転グリップ13の回転操作を行うことができる。
このヤットコ200は、対象物を掴む把持部201と、作業者が把持して支持する支持棒202と、伝達棒203を介して操作力を伝達することにより把持部201を操作するハンドル204と、を備えている。このヤットコ200は、支持棒202に固設されている把持部201の不動部材201aに対して、ハンドル204を操作することにより伝達棒203に連結されている可動部材201bを回動軸201cを中心に回動させることにより、対象物などを掴むことができる。なお、このヤットコ200でも、掴む側からの水分を滴下させる傘カバー205と、掴む側からの絶縁性を考慮して安全に作業を行い得る限界位置を示す傘カバー206とを備えて、概略全体をプラスチックやゴム材料などの絶縁材料で作製されることにより絶縁性が確保されている。
しかるに、このヤットコ200は、把持部201の不動部材201aと可動部材201bが支持棒202などの延長方向に向かって開閉して対象物を掴む構造であることから、絶縁操作棒100の先端に取り付けた補助具10の回転グリップ13を、同じ作業場所から把持して回転させるには作業し難い。
このことから、このような場合には、図10に示す後述のピン碍子用の碍子バサミ300を別個の絶縁操作棒100の先端に取り付けて、他の絶縁操作棒100の先端の補助具10の回転グリップ13を回転させる操作作業を行っても良い。
この碍子バサミ300は、対象物を挟む挟持部301と、絶縁操作棒100の先端に着脱するジョイント部110と、挟持部301を取り付けられている本体部302と、を備えている。この碍子バサミ300は、ヤットコ200と同様に、本体部302に固設されている挟持部301の不動部材301aから離隔する方向に不図示の付勢部材により付勢されつつ回動自在にその本体部302に支持されている可動部材301bを、対象物に向かうように回動させることによりその対象物などを掴むことができるように設計されている。この碍子バサミ300の挟持部301の可動部材301bは、本体部302に対して上下する斜面部材302aにより基端部301cを滑らせて回動するようになっており、この斜面部材302aは、本体部302とジョイント部110とを連結するネジシャフト303の外面の雄ネジ部に内部の雌ネジ部が螺合して、そのジョイント部110(絶縁操作棒100)が本体部302に対して相対回転することにより上下動して、挟持部301(可動部材301b)を開閉させることができるようになっている。なお、この碍子バサミ300は、本体部302側面のツマミ部304を緩めることにより挟持部301の本体部302への取付角度を調整することができるようになっている。
これにより、絶縁操作棒100先端の補助具10でも、碍子バサミ300を先端に取り付けた別個の絶縁操作棒100を準備することにより、最適な方向から回転グリップ13のグリップ部46を挟持部301で挟持して(掴んで)回転させることができ、スライダ12を容易に上下させて挟圧部材35の先端面35aの間に手で取り扱うことのできる程度の大きさの各種手元部材を挟圧・把持させ、また、解放することができる。
したがって、例えば、図11に示すように、絶縁操作棒100先端の碍子バサミ300でピン碍子400を挟持して、そのボルト401を電柱上部の腕金405に穿孔されている取付穴406に差し込んだ後に、そのボルト401にナット402を螺合させて固定するまで間接活線工法で行うことができる。
詳細には、補助具10を絶縁操作棒100先端に取り付けた後に、その補助具10のスライダ12先端の挟圧部材35の間にナット402を位置させた状態で、回転グリップ13を回転させる操作を手元で行ってそのナット402を締め付け挟持させる。この後に、その絶縁操作棒100を操作して腕金405の取付穴406に差し込まれたボルト401の先端に、ナット402を接近させて絶縁操作棒100自体を相対回転させることにより、そのボルト401の先端を補助具10の本体部材11の上側円筒形状部26の開口内に収装しつつ、そのナット402をボルト401に螺合させることができる。この後には、絶縁操作棒100を下方に引くことにより、あるいは、碍子バサミ300で回転グリップ13(グリップ部46)を回転させることにより挟持していたナット402を解放することができ、このピン碍子400の電柱上部の腕金405への取り付け作業を間接活線工法により完了することができる。
反対に、ピン碍子400を電柱上部の腕金405から外す際には、そのピン碍子400のボルト401を絶縁操作棒100先端の補助具10の本体部材11の上側円筒形状部26の開口内に収装する状態にしつつ、そのボルト401に螺合するナット402をスライダ12先端の挟圧部材35間に挟持させるように回転グリップ13を絶縁操作棒100先端の碍子バサミ300で回転させた後に、その絶縁操作棒100自体を相対回転させることにより、ボルト401に螺合していたナット402を外すことができる。この後には、絶縁操作棒100先端の碍子バサミ300によりピン碍子400を電柱上部の腕金405から外すことにより、このピン碍子400の取り外し作業を間接活線工法により完了することができる。
ここで、このピン碍子400の取付・取外作業では、直接、ナット402を補助具10のスライダ12先端の挟圧部材35間に挟持させているが、図12に示すレンチソケット410の本体部411を補助具10の本体部材11の上側円筒形状部26の開口内に差し込んで収装させた状態でスライダ12先端の挟圧部材35間に挟持させてもよく、この後に、そのナット402をレンチソケット410のソケット部412のソケット穴413内に嵌入させた状態にして絶縁操作棒100自体を回転させることにより、ナット402をボルト401に螺合させたり、また、外すこともできる。
また、ここでは、ピン碍子400のナット402を絶縁操作棒100先端の補助具10により挟持して相対回転させる場合を一例に説明するが、これに限るものではなく、例えば、図13に示すような一般的なボルト421のナット422を挟持して螺合させることができることは言うまでもなく、また逆に、そのボルト421のヘッド421aを挟持してナット422に螺合させたり、あるいは、外すこともできる。
さらに、絶縁操作棒100の先端に補助具10を取り付けることにより、図14に示すように、従来には、間接活線工法により作業することが実質的に不可能であるために給電を停止したり、高圧用ゴム手袋を使用して作業をする必要があった蓄力コネクタ430による電線438(導線439)の接続作業を間接活線工法により行うことができる。
この蓄力コネクタ430は、図15に示す2つ割りにされた雄ネジ部432a、432bを備えるボルト431に、図16に示すナット434を螺合させることにより、そのボルト431の雄ネジ部432a、432bの間に差し込まれた電線438の導線439を締め付けて導通接続させるようになっている。このことから、例えば、被覆を剥がした状態の導線439が平行になるように電線438をヤットコ200などにより挟んで、その導線439が雄ネジ部432a、432bの間に位置するようにボルト431を別個のヤットコ200により取り付けた後に、絶縁操作棒100先端の補助具10でナット434を挟持してそのボルト431に螺合させることができ、間接活線工法により電線438の導通接続作業を完了することができる。ここで、この蓄力コネクタ430は、ナット434側に受け部材435が回転自在に取り付けられており、ボルト431の雄ネジ部432a、432bの間の受け部431aに対して受け部材435が平行な姿勢を維持したままナット434の螺合を行うことにより、電線438の導線439を平行な姿勢のボルト431の受け部431aとその受け部材435との間できつく緊締することができる。
なお、この絶縁操作棒100先端の補助具10でナット402、422、434を挟持して回転させるのでは、十分に緊締させたり、容易に緩めることができない場合には、汎用の間接ラチェットのジョイント部を絶縁操作棒100の先端に取り付けて、その間接ラチェットのソケット内にナット402などを嵌入させて回転させることにより、増し締めしたり、緩めるなどしてもよいことは言うまでもない。
また、絶縁操作棒100の先端に補助具10を取り付けることにより、従来には、間接活線工法により作業することが実質的に不可能であるために、高圧用ゴム手袋を使用して測定器を手で把持するなどして、各種測定作業を行っていたのを間接活線工法により行うことができる。
例えば、図17に示すように、電柱448の腕金405に張架されている高圧電線438からの引込線449を開閉器447に接続して開閉する場所において、その開閉器447内に雨水などが溜まっていないかを確認する際には、図18に示す浸水検出装置441の手持ち部442を絶縁操作棒100先端の補助具10の本体部材11の上側円筒形状部26の開口内に差し込んで収装する状態にした後に、回転グリップ13を回転させることによりスライダ12先端の挟圧部材35間に挟持させて取り付けることができる。この後に、その絶縁操作棒100を操作することにより先端側の浸水検出装置441のヘッド443を開閉器447の外装447aに押し当てることができ、開閉器447内の浸水の有無を確認する作業を間接活線工法により行うことができる。
また、その開閉器447の両側の引込線449に供給される変電所や発電装置からの送電の同期を取って、給電可能に接続する作業を行う際には、同様に、図19に示す同期検出器451の把持部452とその後端から引き出して不図示の位相表示装置に接続する光ケーブル453とを、絶縁操作棒100先端の補助具10の本体部材11の上側開口内に差し込んで収装する状態にするとともに、その光ケーブル453を下側円筒形状部27の引出穴15から引き出した状態にした後に、回転グリップ13を回転させることによりスライダ12先端の挟圧部材35間にその把持部452を挟持させて取り付けることができ、これを2式準備する。この後に、その絶縁操作棒100を操作することにより、開閉器447の両側の引込線449のそれぞれに同期検出器451の引掛部454を引っ掛けた状態にすることができ、この状態で位相表示装置に表示される変電所や発電装置から送電される波形を確認して、その波形が一致するタイミングに開閉器447の操作綱447bを操作することにより位相差0°で接続する操作を間接活線工法により行うことができる。なお、この同期検出器451は、引掛部454を引込線449に引っ掛けた状態にして絶縁操作棒100を回転させることにより、本体部455から突出してその引掛部454の不図示の雌ネジ部に螺合する雄ネジ部456先端の押圧部材457をその引込線449に押し付けて外れることがないようにすることができる。
さらに、電柱448の腕金405に張架されている高圧電線438に高圧パルスを送って地絡事故の発生場所を特定する際には、専用のアダプタなどを準備することなく、図20に示すCT受信機461の把持部462を絶縁操作棒100先端の補助具10の本体部材11の上側開口内に差し込んで収装する状態にした後に、回転グリップ13を回転させることによりスライダ12先端の挟圧部材35間に挟持させて取り付けることができる。この後に、その絶縁操作棒100を操作することにより、そのCT受信機461の本体部463内に開口するU字部464を電線438に引っ掛けた状態にすることができ、この状態でCT受信機461の本体部463から発せられるブザー音や点灯光で高圧パルスの通過の有無を確認して、地絡箇所を特定する作業を間接活線工法により行うことができる。なお、このCT受信機461は、本体部463のU字部464の入口側にスプリング465が設けられており、このスプリング465を越えさせてU字部464内に収装する状態にするように電線438に引っ掛けることから、その電線438から不用意に外れてしまうことはない。
また、この絶縁操作棒100の先端に取り付けた補助具10には、本体部材11の上側開口内に収装可能な部材であれば、言い換えると、スライダ12先端の挟圧部材35間に差込可能な部材であれば、回転グリップ13を回転させることにより挟持することができ、従来には手で把持して取り扱ってきた手元道具などを取り付けて絶縁性を確保しつつ利用することができることは言うまでもない。例えば、この補助具10は、図21に示すような電工ナイフ471の把持部472を、また、図22に示すようなハンマー481の把持部482を、図23に示すようなノコギリ491の把持部492を、図24に示すようなカマ501の把持部502を、図25に示すようなドライバ511の把持部512を、本体部材11の上側開口内に収装させるように差し込んで回転グリップ13を回転させることによりスライダ12先端の挟圧部材35間で挟持することができ、各種作業を間接活線工法により行うことができる。
このように本実施形態においては、絶縁操作棒100の先端に補助具10を取り付けて回転グリップ13を回転させるだけで、本体部材11の上側開口内に差し込んだ部材をスライダ12先端の挟圧部材35の間で挟持(把持)することができ、各種工具や部材毎の専用アダプタなどを準備することなく、通常使用している工具類や測定器などをそのまま絶縁操作棒100の先端に取り付けて各種作業を行うことができる。したがって、電柱448の開閉器447などに接近することなく、浸水検出装置441などによる所望の測定作業を間接活線工法により行うことができ、また、レンチソケット410などの工具やナット402などの手元部材を取り扱う各種作業を間接活線工法により行うことができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。例えば、上述実施形態では、回転グリップ13の回転により3つのスライダ12をスライドさせてその先端の挟圧部材35で部材を挟持する構造に構築する場合を一例に説明するが、これに限るものではなく、例えば、そのスライダ12(挟圧部材35)を対向する2箇所のみに配置したり、また、4箇所以上に配置するなどしても良いことは言うまでもなく、または、1箇所のみとして開口内の壁面に把持対象の部材を押し付けて挟持するようにしてもよい。
10……補助具 11……本体部材 12……スライダ 13……回転グリップ 14……ストッパ 15……引出穴 21……円錐台筒形状部 22……スライド溝 23……受け形状部 24……フランジ形状部 25、44……円形リブ 26……上側円筒形状部 27……下側円筒形状部 28……止金具 28a……両腕部分 28c……先端エッジ部 29……T字穴 31……スライダ本体 32……スライド直線リブ 33……噛合歯 34……円弧形状部 35……挟圧部材 35a……先端面 42、53……円形溝 42b、53b……ギヤ形状 45……螺旋溝形状 46……グリップ部 100……絶縁操作棒 101……ピン 102……突起 103……グリップ 104……把持部 110……ジョイント部 113……差込切欠部 114……係合切欠部 200……ヤットコ 201……把持部 201a……不動部材 201b……可動部材 202……支持棒 203……伝達棒 204……ハンドル 300……碍子バサミ 301……挟持部 301a……不動部材 301b……可動部材 302……本体部 302a……斜面部材 303……ネジシャフト 400……ピン碍子 401、421、431……ボルト 402、422、434……ナット 410……レンチソケット 412……ソケット部 413……ソケット穴 430……蓄力コネクタ 431a……受け部 432a、432b……雄ネジ部 435……受け部材 438……高圧電線 439……導線 441……浸水検出装置 442……手持ち部 443……ヘッド 447……開閉器 448……電柱 449……引込線 451……同期検出器 452、462、472、482、492、502、512……把持部453……光ケーブル 454……引掛部 455……本体部 456……雄ネジ部 457……押圧部材 461……CT受信機 463……本体部 464……U字部 465……スプリング 471……電工ナイフ 481……ハンマー 491……ノコギリ 501……カマ 511……ドライバ
Claims (6)
- 手で把持する部分を備えることにより手元で取り扱う各種手元部材を、遠隔位置の作業対象を操作可能に長尺な棒状に形成された操作棒の先端部に取り付ける把持構造であって、
操作棒の先端側の延長方向から手元部材を差込可能に開口する差込部と、該差込部の開口内に差し込まれた手元部材の側面を締め付ける締付部と、を備えることを特徴とする操作棒先端用把持構造。 - 前記締付部は、差込部先端の開口内の中心に向かって進退可能に設置されて、該差込部内の手元部材の側面を挟圧する挟圧部材を1つまたは2つ以上備えることを特徴とする請求項1に記載の操作棒先端用把持構造。
- 前記締付部は、差込部の開口内に手元部材を差し込む方向に対して交差する方向に移動可能な操作部材を備えており、
該操作部材を操作することにより該差込部先端の開口内の中心に向かって狭圧部材を進退させることを特徴とする請求項2に記載の操作棒先端用把持構造。 - 前記締付部は、差込部内の手元部材の側面を挟圧する挟圧部材に加えられる反力により操作部材が移動することを制限する制限機構を備えることを特徴とする請求項3に記載に操作棒先端用把持構造。
- 前記操作棒の先端部に、ジョイント機構を介して着脱可能に設計されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の操作棒先端用把持構造。
- 前記差込部の反対側の基端部の外面に、該差込部側からの線状部材を引き出し可能に開口する挿通穴が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の操作棒先端用把持構造。
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JP2006107445A JP2007282417A (ja) | 2006-04-10 | 2006-04-10 | 操作棒先端用把持構造 |
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JP2010004657A (ja) * | 2008-06-20 | 2010-01-07 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 間接活線先端工具 |
JP2012143132A (ja) * | 2010-12-13 | 2012-07-26 | Nagaki Seiki Co Ltd | 遠隔絶縁操作具の鍔とこれを用いた遠隔絶縁操作具 |
CN113410802A (zh) * | 2021-06-08 | 2021-09-17 | 衢州学院 | 一种电力工程用高空作业线缆快速剥线装置 |
-
2006
- 2006-04-10 JP JP2006107445A patent/JP2007282417A/ja active Pending
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