JP2013251928A - 電線挟持体 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動を受けたり木の枝が接触しても締め付けた螺子棒が緩むようなことがなく、長期に亘り配電線にしっかりと固定できる電線挟持体を提供する。
【解決手段】主杆4の両端側から支持腕部5a,5bを延設した本体部材1と、一方の支持腕部5aに貫設された螺子孔6に螺合し主杆4に沿って進退動作する螺子棒2と、上側支持腕部5bと対向位置して螺子棒2の先端に軸着され前記主杆4に沿って摺動する押え片8とを備え、他方の支持腕部5bと押え片8との間の挟持部aに配電線Wを挿通し螺子棒2を進出させて該配電線Wを挟持することにより該配電線Wに固定されるようにし、押え片8と一方の支持腕部5aとの間に介在して螺子棒2に装着され配電線Wを締め付けた螺子棒2がその弛緩方向へ回動することを防止する停止手段3を設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、配電線に被覆した電線絶縁保護管を固定する端末固定具又は三相三線式の高圧配電線を色分けして相表示する配電線相色別表示具などの電線挟持体に関するものである。
従来、配電線に電線絶縁保護管を被覆する場合、該電線絶縁保護管を配電線に固定するため、例えば配電線用具として特許文献1に示す端末固定具が使用されている。図16に示すように端末固定具Tには、配電線Wに固定するための電線挟持体Bが用いられている。該電線挟持体Bは、主杆100の両端側からそれぞれ同じ側へ支持腕部101,102を延設して側面コ字状をなす本体部材103が形成されている。そして、該本体部材103を起立させたとき、下側に位置する下側支持腕部101には螺子孔104が開設されると共に該螺子孔104に主杆100とほぼ平行に配置される螺子棒105が螺合されている。また、該螺子棒105の上端に取着された押え片106とその上方に対向位置する上側支持腕部102との間の空間を、螺子棒105を挟んで主杆100とは反対側が開放する挟持部107としている。さらに、螺子棒105の下端には係止椀状体108が設けられ、遠隔操作棒Eの先端部に設けられた一対の係止ピン109,109を係止椀状体108に形成された一対の係合溝110,110に係脱自在に係止するようになっている。
上側支持腕部102には、電線絶縁保護管Cの外表面の長手方向に沿って配置される平行な一対の鉤状腕片111,111が設けられており、該各鉤状腕片111の先端寄りの下側には、鉤状腕片111に対し直交するようにして係止片112が設けられている。各係止片112は、下端面が電線絶縁保護管Cの外表面に当接するように弧状に窪んでいる。
従来の電線挟持体Bは前記構成からなり、作業者が高所作業車(図示せず。)に乗って配電線W近くまで上昇すると共に電線挟持体Bの螺子棒105を緩めて挟持部107を広げ、この状態で係止椀状体108に遠隔操作棒Eの先端部を差し込み各係止ピン109を各係合溝110に係合させる。そして、該遠隔操作棒Eを持ち上げ、広げた挟持部107にその開放側から配電線Wを挿通する。次に、両係止片112,112を電線絶縁保護管Cの外表面に当接させると共に該電線絶縁保護管Cにおける長手方向の一端外周面に周設された環状突リブbに係止させる。この状態で、遠隔操作棒Eを操作して螺子棒105を回動させ、上側支持腕部102と螺子棒105先端の押え片106とにより配電線Wを締め付けて挟持する。配電線Wに電線挟持体Bが固定されれば、螺子棒105の下端部の係止椀状体108から遠隔操作棒Eを外す。このようにして、電線挟持体Bにより電線絶縁保護管Cが該配電線Wに固定されるようになっている。
特公平7−59127号公報(2−3頁、図2、図3)
前記特許文献1すなわち図16に示した電線挟持体Bは、挟持部107に配電線Wを挿通した状態で、螺子棒105を締め付けて上側支持腕部102と押え片106とで配電線Wを挟持することにより固定されている。よって、例えば複数本の配電線Wにそれぞれ別々の作業者が電線絶縁保護管Cを被覆する場合、それぞれの電線挟持体Bにおける螺子棒105の締付力には作業者によりバラつきを生ずる。
このように作業者によって螺子棒105の締付力にバラつきが生じ、なかでも螺子棒105の締付力が少し弱いと、配電線Wに電線挟持体Bを長期に亘って使用している間に、風圧による振動を受けて螺子棒105の締付力が次第に緩む傾向にある。螺子棒105による配電線Wへの締付力が緩んだ状態では、上側支持腕部102と螺子棒105先端の押え片106との間の挟持部107が上下方向に広がって締付力が無くなり、電線挟持体Bが配電線Wに沿ってずれてしまい電線絶縁保護管Cの配電線Wへの固定ができなくなるという課題が有った。
そこで、本発明は前記課題を解決すべくなされたもので、振動を受けても締め付けた螺子棒が緩むようなことがなく、長期に亘り配電線にしっかりと固定できる電線挟持体を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明の電線挟持体は、主杆の両端側から支持腕部を延設して側面コ字状に形成される本体部材と、一方の支持腕部に貫設された螺子孔に螺合し前記主杆に沿って進退動作する螺子棒と、他方の支持腕部と対向位置して前記螺子棒の先端に軸着されかつ該螺子棒の中心軸に対し直交する面内で回動できないように拘束された状態で前記主杆に沿って摺動する押え片とを備え、前記他方の支持腕部と前記押え片とにより挟まれるようにして形成される挟持部に配電線を挿通し前記螺子棒を進出させて該配電線を挟持することにより該配電線に固定されるようにした電線挟持体であって、前記押え片と前記一方の支持腕部との間には、前記螺子棒に装着され配電線を締め付けた該螺子棒の弛緩方向への回動を抑制する停止手段が設けられたことを特徴とする。
具体的には、停止手段は螺子棒に一方の支持腕部側で螺合する第一ストッパ部材であり、第一ストッパ部材を螺子棒の締付方向に対し逆方向へ回動して一方の支持腕部に当接させ前記螺子棒の弛緩方向への回動を抑制した構成が採られる。また、停止手段の他の例として、螺子棒に押え片側で螺合する第二ストッパ部材であり、第二ストッパ部材を螺子棒の締付方向と同方向へ回動して押え片に当接させることにより螺子棒の弛緩方向への回動を抑制した構成も挙げられる。
更に、停止手段の他の例として、前記螺子棒が遊挿される第三・第四ストッパ部材であり、このストッパ部材には、外径寸法が異なる各配電線に対応させてそれぞれ所定高さ寸法に設定した切除可能な複数のブロック単体を前記螺子棒に沿って多段に重ねて形成した多段ブロックが設けられ、前記ストッパ部材は、前記螺子棒が自在に進退動作できる位置から、前記多段ブロックが前記押え片と前記一方の支持腕部の間に嵌り前記配電線を締め付けた螺子棒の弛緩方向への回動を防止する位置へと、前記螺子棒を中心として回動可能に配置された構成も挙げられる。
詳しくは、第三ストッパ部材は、複数のブロック単体を螺子棒に沿って上方へ多段に重ねて形成した多段ブロックが設けられ、多段ブロックは、第三ストッパ部材が螺子棒を中心として回動することにより、押え片に当接せず螺子棒が自在に進退動作できる位置から押え片に当接して配電線を締め付けた螺子棒の弛緩方向への回動を抑制する位置へと移動できるように配置されている構成が採られる。また、第四ストッパ部材は、複数のブロック単体を螺子棒に沿って下方へ多段に重ねて形成した多段ブロックが設けられ、多段ブロックは、第四ストッパ部材が螺子棒を中心として回動することにより、一方の支持腕部に当接せず螺子棒が自在に進退動作できる位置から一方の支持腕部に当接して配電線を締め付けた螺子棒の弛緩方向への回動を抑制する位置へと移動できるように配置されている構成が採られる。
この際、多段ブロックが押え片又は一方の支持腕部に当接して配電線を締め付けた螺子棒がその弛緩方向への回動を防止する位置にあるとき、該押え片又は一方の支持腕部に多段ブロックがずれて外れないようにする規制突部を設けることが好ましい。
本発明に係る電線挟持体は、主杆の両端側から支持腕部を延設して側面コ字状に形成される本体部材と、一方の支持腕部に貫設された螺子孔に螺合し前記主杆に沿って進退動作する螺子棒と、他方の支持腕部と対向位置して前記螺子棒の先端に軸着され主杆に沿って摺動する押え片とを備え、他方の支持腕部と押え片とにより挟まれるようにして形成される挟持部に配電線を挿通し螺子棒を進出させて配電線を挟持することにより配電線に固定されるようにした電線挟持体であって、押え片と一方の支持腕部との間には、螺子棒に装着され配電線を締め付けた螺子棒の弛緩方向への回動を抑制する停止手段を設けている。このように停止手段により、螺子棒の進退動作が停止することから、螺子棒の緩みが防止され配電線に長期に亘りしっかりと固定される。しかも、配電線の外径が異なっていても、螺子棒が自由な位置で停止できることから、外径の異なる配電線にも対応してしっかりと固定することができるという効果が有る。
停止手段としては、螺子棒に一方の支持腕部側で螺合し螺子棒の締付方向に対し逆方向へ回動して一方の支持腕部に当接させる第一ストッパ部材、又は螺子棒に押え片側で螺合し螺子棒の締付方向と同方向へ回動して押え片に当接させる第二ストッパ部材があり、これらはいずれも螺子棒が適宜位置で自由に停止できることから、外径寸法の異なる配電線に容易に対応できる。また、停止手段として螺子棒が遊挿される第三・四ストッパ部材がある。これらの場合は、あらかじめ挟持する配電線の外径に合わせて多段ブロックから不要なブロック単体を切除し、螺子棒を締め付けた状態で第三・四ストッパ部材を回動させ、多段ブロックを押え片または一方の支持腕部に当接させもので、このようにしても、螺子棒の緩みが防止され配電線に長期に亘りしっかりと固定される。また、押え片又は一方の支持腕部に多段ブロックがずれないようにする規制突部を設けるようにすれば、多段ブロックが押え片又は一方の支持腕部から必要もなく外れるのを防止することができる。
第一実施の形態に係る電線挟持体の斜視図。 第一実施の形態に係る電線挟持体の分解斜視図。 配電線に電線挟持体を固定した状態を示す斜視図。 (イ)は配電線に固定した状態を示す電線挟持体の正面図、(ロ)は配電線に固定した状態を示す電線挟持体の一部断面側面図。 図4(ロ)のX−X線断面図。 三相三線の各配電線に色の異なる電線挟持体を固定した状態を示す斜視図(すなわち、配電線相色別表示具の斜視図)。 (イ)は第二実施の形態に係る電線挟持体の一部断面側面図、(ロ)は図7(イ)のY−Y線断面図。 第三実施の形態に係る電線挟持体の斜視図。 第三実施の形態に係る電線挟持体電線挟持体の分解斜視図。 (イ)は電線挟持体の正面図、(ロ)は電線挟持体の一部断面側面図。 配電線に電線挟持体を固定した状態を示す斜視図。 (イ)は配電線に固定した状態を示す電線挟持体の正面図、(ロ)は配電線に固定した状態を示す電線挟持体の側面図。 (イ)は第四実施の形態に係る電線挟持体の斜視図、(ロ)は配電線に第四実施の形態に係る電線挟持体を固定した状態を示す斜視図。 第一遠隔操作棒の斜視図。 第二遠隔操作棒の斜視図。 配電線に電線絶縁保護管を固定する状態を示す従来の端末固定具の斜視図。
以下、本発明に係る電線挟持体の最良の実施の形態を図面に基き詳しく説明する。本発明の電線挟持体は、例えば三相三線式の高圧配電線を色分けして相表示する配電線相色別表示具、配電線に被覆した電線絶縁保護管を固定する端末固定具又は鳥が止まらないように釣り糸状のテグスを配電線に沿って張設する鳥害防止具等の各種配電線用具に適用される。このうち配電線相色別表示具として適用される電線挟持体について説明する。
ここで、発電所からの送電方式について少し触れると、一般に、発電所で発電された電力は、各変電所を経由して配電変電所に送られ更に該配電変電所から需要者までは高圧配電線を介して供給されている。また、高圧配電線方式としては三相三線式が多く採用されている。そこで、例えば需要者が三本の配電線の接続手順を間違えて駆動モータが逆回転してしまうといった恐れがあることから、接続手順を間違えないように各三本の配電線に対応させてそれぞれ電線挟持体を色分けし取着することになる。例えば、同じ構成の3個の電線挟持体をそれぞれ白色、青色、赤色といった異なる色に着色して利用する。
図1は第一実施の形態に係る電線挟持体の斜視図、図2はその分解斜視図である。電線挟持体A1は、硬質の合成樹脂材により成形されており、配電線Wに取着されるものである。そして、電線挟持体A1は、本体部材1と、該本体部材1に螺装される螺子棒2と、該螺子棒2の先端に軸着される押え片8と、該螺子棒2に装着される停止手段としての第一ストッパ部材3とから構成されている。
次に、これらを順に詳しく説明する。本体部材1は真直ぐな主杆4を備え、該主杆4の両端からそれぞれ同じ側へほぼ同じ長さの支持腕部5a,5bが延設されており、全体的に側面コ字状に形成されている。一方の支持腕部すなわち起立したとき下側に位置する下側支持腕部5aには、主杆4と平行な螺子孔6が貫設されている。また、他方の支持腕部すなわち起立したとき上側に位置する上側支持腕部5bには、その内周面7が側面から見て弧状に窪んでいる。この内周面7に配電線Wが接触することになる。
螺子棒2は、前記下側支持腕部5aに貫設された螺子孔6に螺子部2aが螺合すると共に主杆4に沿って進退動作するようになっている。そして、図4(ロ)に示すように上側支持腕部5bと対向する螺子部2aの先端には、螺子棒2の進退動作と共に該上側支持腕部5bに自在に接離する押え片8が軸着されている。押え片8の中央部には、通孔8dが貫設されている。また、螺子棒2の先端部には細径部2bが設けられ、該細径部2bの先端には先端に向って窄まるテーパー面を有した突起部2cが設けられている。ここで、突起部2cの上端部は通孔8dより小径に形成されると共に、突起部2cの下端部は通孔8dより大径に形成されている。すなわち、螺子棒2の先端の突起部2cを通孔8dに押し入れることで、細径部2bが通孔8dに挿通されることとなる。これにより、螺子棒2に対して押え片8が該螺子棒2の中心軸に対して直交する面内で自在に回動するようになっている。換言すれば、押え片8が回動せずに螺子部2aが回動できるようになっている。
前記上側支持腕部5bと押え片8との間には、これらに挟まれるようにして挟持部aが形成されている。押え片8の一側両端部には、主杆4を挟むように位置してガイド片8b,8bが突設されている。これにより、螺子棒2の進退動作に伴い押え片8が曲がったりふら付いたりすることなく主杆4に沿って常に真直ぐに摺動する。また、押え片8における上側支持腕部5bと対向する上面8aは、上側支持腕部5bの内周面7と同じ方向に沿って弧状に窪んでいる。そして、挟持部aに配電線Wが挿通され、該配電線Wを上側支持腕部5bと押え片8とにより挟持するようにしている。
螺子棒2における螺子部2aの下端には、螺子棒2を回動させるため後記する第一遠隔操作棒E1が着脱自在に差し込まれて係合し得る係止椀状体9が設けられる。該係止椀状体9は、螺子部2aに一体に固着されると共に円筒状に形成され、螺子部2aと反対側の端面が開放されている。そして、その外周面における対向位置には、正面視T字型をなしその中央下端が前記開放面と連通して開放する一対の係合溝10,10が設けられている。各係合溝10における中心軸線と平行な中央の縦溝部10aの上端から略水平方向にそれぞれ伸びた両横溝部10b,10bの奥端部には、縦溝部10aと平行をなしかつ開放面側へ屈曲する折返し溝部10cが設けられている。
前記第一ストッパ部材3は、前記螺子棒2の押え片8と本体部材1の下側支持腕部5aとの間に介在され、前記挟持部aに挿通された配電線Wを締め付けた螺子棒2が緩むのを停止させるものである。第一ストッパ部材3は、丸い平板部材11からなりその中心に螺子部2aが螺合する螺子孔12が貫設されている。また、平板部材11の外周面の一側にはレバー部13が一体に成形されている。前記平板部材11の下面11aは、螺子孔12の中心軸に対して直交している。そして、該平板部材11の下面11aが下側支持腕部5aの内側上面14に圧接することになる。
第一実施の形態に係る電線挟持体A1は上記構成からなり、電線挟持体A1を配電線Wに固定する場合、通常、配電線Wが活線のままで固定作業が行なわれる。このため、その固定作業には間接活線工具である遠隔操作棒が使用される。図14は第一遠隔操作棒の斜視図、図15は第二遠隔操作棒の斜視図である。
先に、第一遠隔操作棒E1について説明すると、第一遠隔操作棒E1は、螺子棒2を回動するためのものであって、所定の長さを有すると共に絶縁機能も有し、配電線Wが活線の状態でも安全に作業できる。第一遠隔操作棒E1の先端部には、係止椀状体9の開放面から係止椀状体9内に差し込む円柱状の挿入部15が設けられている。該挿入部15の外周面には、対向位置して係止椀状体9の両係合溝10,10に嵌る一対の係止ピン16,16が一直線上に突設されており、挿入部15の先端面には中心軸線に沿って自在に進退動すると共に常にスプリング(図示せず。)により先端側へ付勢される突起17が設けられている。また、基端側には、ゴムなどの絶縁性素材により被覆される把手部18が設けられている。
第二遠隔操作棒E2は、棒状の主軸杆19と該主軸杆19よりも短くしかも細い副軸杆20とを備え、これらはいずれも絶縁性素材から形成されている。そして、副軸杆20が主軸杆19に沿わせて配置され、第二遠隔操作棒E2の先端部には把持部21が設けられると共に、基端部には該把持部21を操作するハンドル部22が設けられている。前記把持部21は、主軸杆19の先端に一体に設けられ弧状に湾曲する第一把持部23aと、第一把持部23aに交差するようにして軸着されかつ第一把持部23aを含む面内で回動し同じく弧状に湾曲する第二把持部23bとからなる。第二把持部23bの基端部は、第一把持部23aに開設された透孔24に挿入される副軸杆20の先端部に軸着されている。
一方、ハンドル部22は、主軸杆19に取着されるハンドル本体25と、L型をなしその屈曲部が該ハンドル本体25に軸着され自在に回動するリンク部材26とからなる。また、リンク部材26の軸着部よりも基端側に握り部27が設けられ、先端側の端部に前記副軸杆20の基端部が軸着されている。そこで、主軸杆19から握り部27が遠ざかるようにリンク部材26を回動させると、副軸杆20が主軸杆19の先端部側へ進出すると共に第二把持部23bが外側へ回動して第一・第二把持部23a,23b先端の挟持面28,28間が開くことになる。これに対し、主軸杆19に握り部27が近づくようにリンク部材26を回動させると、副軸杆20が主軸杆19の基端部側へ後退すると共に第二把持部23bが内側へ回動して第一・第二把持部23a,23b先端の挟持面28,28が合わさって閉じ、物を挟着できるようになる。
次に、電線挟持体A1の使用方法について説明する。まず、作業者が高所作業車(図示せず。)に乗って配電線W近くまで上昇する。ここで、電線挟持体A1は、第一ストッパ部材3を本体部材1における下側支持腕部5aに接近させておく。また、この状態で螺子棒2を後退させ押え片8と他の支持腕部5bとの間を開き、その挟持部aに配電線Wが挿通し得るようにしておく。
そして、螺子棒2の下端の係止椀状体9に第一遠隔操作棒E1先端の挿入部15を差し込む。この場合は、挿入部15の両係止ピン16,16を係止椀状体9の両係合溝10,10における縦溝部10a,10aに嵌め、そのまま押し込み係止椀状体9の中心軸線と直交する面内で第一遠隔操作棒E1先端の挿入部15を回動させ、両係止ピン16,16を各横溝部10b奥端の折返し溝部10cに配置させる。これにより、第一遠隔操作棒E1の先端部には電線挟持体A1が取り付けられる。第一遠隔操作棒E1を持ち上げて電線挟持体A1を配電線Wに近づけ、挟持部aにはその側方から配電線Wを挿通する。次に、第一遠隔操作棒E1を操作して螺子棒2を回動し、上側支持腕部5bと押え片8とにより配電線Wを締め付ける。このとき、第一ストッパ部材3は常に下側支持腕部5aの内側上面14に接近しており、螺子棒2を進退動作させるになんら差し支えはない。
螺子棒2により配電線Wを締め付けた後は、第一ストッパ部材3のレバー部13を第二遠隔操作棒E2の先端部の第一・第二把持部23a,23bの挟持面28,28により挟み、図5の矢印に示すようにそのまま第一ストッパ部材3を螺子棒2の配電線Wを締め付けた方向とは反対方向へ回動させる。これにより、第一ストッパ部材3における平板部材11の下面11aが下側支持腕部5aの内側上面14に当接し、第一ストッパ部材3の雌螺子部が螺子棒2の雄螺子部に強く圧接して固定され、螺子棒2が締・緩どちらの方向にも回動し得ず停止する。次に、第一遠隔操作棒E1の挿入部15を前記方向とは逆方向へ回動させ、係止椀状体9における両折返し溝部10c,10cから両係止ピン16,16を移動させると共に縦溝部10a,10aを介して抜き、係止椀状体9から第一遠隔操作棒E1を外す。この際、挿入部15の先端面の突起17が第一遠隔操作棒E1を外す方向へ付勢されており、両係合溝10,10から両係止ピン16,16を抜くとき、該突起17によって第一遠隔操作棒E1が抜き易くなっている。
これにより螺子棒2の緩みが防止され、図3、図4に示すように電線挟持体A1が配電線Wの所定位置に長期に亘りしっかりと固定される。電線挟持体A1(A1w)は例えば白色であって、図6に示すように他の青色及び赤色の電線挟持体A1(A1b),A1(A1r)も同様に他の配電線W,Wに固定され、電線挟持体A1は配電線相色別表示具として利用される。また、螺子棒2は第一ストッパ部材3によってその中心軸線に沿ってどの位置にでも固定できることから、外径が太くなった場合又は細くなった場合のいずれの配電線Wにも対応し、それら配電線Wに固定できるようになっている。また、第一ストッパ部材3は平板部材11の一側にレバー部13が一体に成形されているので、該レバー部13を摘んで操作でき第一ストッパ部材3の操作が容易に行なえる。
図7(イ)(ロ)は、第二実施の形態に係る電線挟持体A2を示すものである。なお、電線挟持体A2は、電線挟持体A1と比較し第一ストッパ部材3が第二ストッパ部材46に替わっている以外は構成がほとんど同じなので、同一部位は同一番号を付して詳しい説明は省略する。第一実施の形態に係る電線挟持体A1にあっては、第一ストッパ部材3を下側支持腕部5a側に配置させているが、この場合は第二ストッパ部材46が六角板状の平板部材47からなり、該平板部材47の中央に螺子棒2が螺合する螺子孔48が貫設されている。そして、第二ストッパ部材46は押え片8側に配置されている。このときは、螺子棒2の配電線Wを締め付ける方向と同じ方向へ第二ストッパ部材46を回動させて押え片8に当接させる。これにより、配電線Wを締め付けた螺子棒2が緩むのを止めることができる。なお、この第二実施の形態に係る電線挟持体A2にあっては、第一ストッパ部材3のようにレバー部13を設けていない。これは、第二ストッパ部材46が押え片8と同時に進退動する必要があるからである。
図8乃至図12は、停止手段として第三ストッパ部材を使った第三実施の形態に係る電線挟持体A3を示すものである。なお、電線挟持体A3は、電線挟持体A1と比較し第一ストッパ部材3が第三ストッパ部材30に替わっている以外は構成がほとんど同じなので、同一部位は同一番号を付して詳しい説明は省略する。
電線挟持体A3は、本体部材1と螺子棒2と停止手段としての第二ストッパ部材30とを備えている。第三ストッパ部材30は、次のような構成からなる。すなわち、第三ストッパ部材30は、前記螺子棒2の押え片8と本体部材1の下側支持腕部5aとの間に介在され、前記上側支持腕部5bと押え片8との間の挟持部aに挿通され挟持された配電線Wの緩みを止める。第三ストッパ部材30は板状の台座部31を有し、該台座部31の一側には該台座部31の上面に対し上方へ直角に屈曲する側枠部32が設けられ、該側枠部32の上面には多段ブロック33が設けられている。また、台座部31には、その中央部に前記螺子棒2の螺子部2aが遊挿される通孔34が貫設されている。
第三ストッパ部材30についてもう少し詳しく説明する。一般の配電線Wのうち一番外径の細いものを挟持部aに挿通したとき、押え片8と下側支持腕部5aとの間にブロック単体35a〜35dを全く切除しない状態の第三ストッパ部材30がちょうど嵌るように多段ブロック33の長さが設定されている。また、外径の太い配電線Wを挟持部aに挿通したときは、押え片8と下側支持腕部5aとの間隔が前記間隔よりも短くなるので、多段ブロック33のブロック単体35a〜35dのうち不要なブロック単体を切除することになる。
そこで、一般的な各配電線の外径に対応できるように、所定高さ寸法に設定された4個のブロック単体35a,35b,35c,35dを上方へ多段に重ねて多段ブロック33が形成されている。これら4個のブロック単体35a〜35dにおける隣り合うブロック単体の外周面にはその境にV溝36が周設され、そのV溝36により上下のブロック単体が区分けされるようになっている。そして、ブロック単体をニッパーで挟み抉ることによって先端側のブロック単体がV溝36に沿って切除されることになり、必要のないブロック単体を除くことができるようになっている。例えば、一般的に最も外径の細い配電線Wに対しては、多段ブロック33のブロック単体35a〜35dが何ら切除されることはなくそのまま使用され、前述した配電線Wよりブロック単体1つ分程外径の太い配電線Wに対しては、一番先端側のブロック単体35aのみを切除しておく。また、前述した配電線Wより更にブロック単体1つ分外径の太い配電線Wに対しては、先端から2番目のブロック体35bまでを切除しておく。このようにして、外径寸法の異なる各配電線Wに対応する。
また、第三ストッパ部材30は通孔34に螺子部2aが遊挿された状態で、該螺子部2aを中心とし下側支持腕部5aの内側上面14に沿って自在に回動するようになっている。そして、図10(イ)(ロ)に示すように多段ブロック33が主杆4から最も離れている位置にあるとき、第三ストッパ部材30を螺子棒2の中心軸線方向から見た状態では、該多段ブロック33が押え片8から外れており該押え片8に何ら干渉することがない。この状態では、該螺子棒2が自在に進退動作できるようになっている。
これに対し、第三ストッパ部材30を図10(イ)(ロ)の矢視方向へほぼ90度回動させることにより、図11、図12(イ)(ロ)に示すように第三ストッパ部材30の多段ブロック33が押え片8の下面に入って当接し、配電線Wを締め止めした螺子棒2が自在に進退動作できないようになる。また、押え片8における下側支持腕部5aと対向する下面8cの一側には、規制手段としての突部37が設けられている。そして、多段ブロック33は突部37を乗り越えて押え片8に当接することになり、該多段ブロック33が押え片8から外れないようになっている。
電線挟持体A3は上記構成からなり、次にその使用方法について説明する。まず、電線挟持体A3を固定する配電線Wの外径寸法に合わせ上側支持腕部5bと押え片8とにより挟持した状態で螺子棒2が緩まないようにするため、ブロック単体35a〜35dを必要に応じ一部切除して多段ブロック33の長さを調整する。図11、図12の場合、第三ストッパ部材30の多段ブロック33における第一・第二番目のブロック単体35a,35bを切除する(図9鎖線)。そして、作業者は高所作業車に乗って配電線W近くまで上昇し、第三ストッパ部材30を螺子棒2が自在に進退動作できる位置に配置すると共に、螺子棒2を後退させ上側支持腕部5bと押え片8との間を開いて挟持部aに配電線Wが挿通し得るようにしておく。
この状態で、螺子棒2の下端の係止椀状体9に第一遠隔操作棒E1先端の挿入部15を差し込む。差し込む場合は、電線挟持体A1と同じように挿入部15の両係止ピン16,16を係止椀状体9の両係合溝10,10における縦溝部10a,10aに嵌め、そのまま押し込み係止椀状体9の中心軸線と直交する面内で第一遠隔操作棒E1先端の挿入部15を回動させ、両係止ピン16,16を各横溝部10b奥端の折返し溝部10c,10cに配置させる。これにより、第一遠隔操作棒E1の先端部には、電線挟持体A3が取り付けられる。第一遠隔操作棒E1を持ち上げて電線挟持体A3を配電線Wに近づけ、挟持部aにはその側方から配電線Wを挿通する。次に、第一遠隔操作棒E1を操作して螺子棒2を回動し、上側支持腕部5bと押え片8とにより配電線Wを締め付ける。
螺子棒2により配電線Wを締め付けた後は、第三ストッパ部材30を第二遠隔操作棒E2の先端部の第一・第二把持部23a,23bの挟持面28により挟み、図12(イ)(ロ)に示すように第三ストッパ部材30を多段ブロック33が主杆4から最も離れている位置から一方向へ90度回動させて多段ブロック33を押え片8の下面8cに当接させる。これにより、配電線Wが上側支持腕部5bと押え片8とによりしっかりと挟持され、かつ、多段ブロック33が押え片8に当接し、押え片8と下側支持腕部5aとの間に第三ストッパ部材30が嵌ってその間隔が保持され、図11、図12に示すように配電線Wに電線挟持体A3が固定される。次に、第一遠隔操作棒E1の挿入部15を前記方向とは逆方向へ回動させ、前記と同様にして係止椀状体9から第一遠隔操作棒E1を外す。ここで、電線挟持体A3も白色であって、前記と同様に他の青色及び赤色の電線挟持体A3,A3も同様にして他の配電線W,Wに固定され、電線挟持体A3は配電線相色別表示具として利用される。
ここで、固定する配電線Wの外径が先に使用した場合の配電線Wの外径に比べ太いときは、複数のブロック単体35a〜35dのうち不要なブロック単体を切除して取り去ることによりその長さを調整できるので、外径の太い配電線Wに対し容易に対処できる。しかも、前記多段ブロック33が押え片8に当接し配電線Wを挟持した螺子棒2の緩みを防ぐ位置にあるとき、その多段ブロック33が押え片8からずれないようにする突部37を該押え片8の下面8cに設けているので、多段ブロック33が必要もなく外れ弛緩方向へ回動してしまうことはない。
図13(イ)(ロ)は停止手段として第四ストッパ部材を使った第四実施の形態に係る電線挟持体A4の斜視図である。なお、電線挟持体A4は、電線挟持体A3と比較し第三ストッパ部材30が第四ストッパ部材38に替わっている以外は構成がほとんど同じなので、同一部位は同一番号を付して詳しい説明は省略する。電線挟持体A4も、本体部材1と螺子棒2と該螺子棒2が遊挿される停止手段としての第四ストッパ部材38とから構成されている。
電線挟持体A4に使用される第四ストッパ部材38は、円形の基板部39を有すると共に該基板部39の中央部に螺子棒2の螺子部2aを遊挿する通孔40が開設されている。基板部39における下側支持腕部5aと対向する下面39aの両側には、下方を向くようにして対称形状の一対の多段ブロック41,41が設けられている。これら多段ブロック41,41間の間隔は、下側支持腕部5aの横幅より少し広く設定され、該下側支持腕部5aを跨ぐことができるようになっている。
図13は、一般の配電線Wのうち最も細い外径の配電線Wよりブロック単体1つ分外径が太い配電線Wに電線挟持体A4を固定する場合であり、その配電線Wの外径寸法に照らし必要のないブロック単体、例えば各ブロック単体42a〜42dのうち第一番目のブロック単体42aがV溝43を介して各多段ブロック41から切除される。そして、前記と同様に第一遠隔操作棒E1先端の挿入部15に電線挟持体A4を取着する。次に、第一遠隔操作棒E1を持ち上げて操作し挟持部aに配電線Wを挿通して螺子棒2を回動させ、他の支持腕部5bと押え片8とにより配電線Wを締め付ける。
この状態で、第四ストッパ部材38を第二遠隔操作棒E2の先端部の第一・第二把持部23a,23bの挟持面28により挟み、第四ストッパ部材38を図13(イ)の矢印αの垂直方向へ引き上げて下側支持腕部5aと両多段ブロック41,41との係合を外す。次に、第四ストッパ部材38を螺子棒2を中心として図13(イ)の矢印βの水平方向へ90度回転させる。これにより、両多段ブロック41,41の下端が下側支持腕部5aの内側上面14に当接すると共に基板部39の上面39bが押え片8の下面8cに当接して、螺子棒2の緩みが防止される。すなわち、押え片8と下側支持腕部5aとの間に第四ストッパ部材38が嵌り、その間隔が保持される。この場合は、下側支持腕部5aの内側上面14に、第四ストッパ部材38の両多段ブロック41,41が外れるのを防止する規制手段としての突部44,44が設けられている。このような第四ストッパ部材38であっても本発明の目的・効果は達成できる。
第一実施の形態に係る電線挟持体A1にあっては、第一ストッパ部材3の平板部材11の外周が円形状に形成されているが、これに限らず例えば四角形、五角形、六角形といった多角形状に形成されていても良い。このようにすれば、レバー部13を設けなくても第一ストッパ部材3が第二遠隔操作棒E2の把持部21により把持できて容易に回動できることになる。また、第二実施の形態に係る電線挟持体A2にあっては、第二ストッパ部材46における平板部材47を六角板状に形成したが、これに限られるものではなく、五角形、七角形など他の多角形状に形成しても良い。
1 本体部材
2 螺子棒
3 停止手段(第一ストッパ部材)
4 主杆
5a 一方の支持腕部(下側支持腕部)
5b 他方の支持腕部(上側支持腕部)
6 螺子孔
8 押え片
13 レバー部
30 停止手段(第三ストッパ部材)
33 多段ブロック
35a〜35d ブロック単体
37 規制手段(突部)
38 停止手段(第四ストッパ部材)
41 多段ブロック
42a〜42d ブロック単体
44 規制手段(突部)
46 停止手段(第二ストッパ部材)
A1 第一実施の形態に係る電線挟持体
A2 第二実施の形態に係る電線挟持体
A3 第三実施の形態に係る電線挟持体
A4 第四実施の形態に係る電線挟持体
a 挟持部
W 配電線

Claims (4)

  1. 主杆の両端側から支持腕部を延設して側面コ字状に形成される本体部材と、一方の支持腕部に貫設された螺子孔に螺合し前記主杆に沿って進退動作する螺子棒と、他方の支持腕部と対向位置して前記螺子棒の先端に軸着され前記主杆に沿って摺動する押え片とを備え、前記他方の支持腕部と前記押え片とにより挟まれるようにして形成される挟持部に配電線を挿通し前記螺子棒を進出させて該配電線を挟持することにより該配電線に固定されるようにした電線挟持体であって、
    前記押え片と前記一方の支持腕部との間には、前記螺子棒に装着され前記配電線を締め付けた該螺子棒の弛緩方向への回動を抑制する停止手段が設けられたことを特徴とする電線挟持体。
  2. 前記停止手段は前記螺子棒に一方の支持腕部側で螺合するストッパ部材であり、前記ストッパ部材を前記螺子棒の締付方向に対し逆方向へ回動して一方の支持腕部に当接させることにより前記螺子棒の弛緩方向への回動を抑制したことを特徴とする請求項1記載の電線挟持体。
  3. 前記停止手段は前記螺子棒に前記押え片側で螺合するストッパ部材であり、前記ストッパ部材を前記螺子棒の締付方向と同方向へ回動して前記押え片に当接させることにより前記螺子棒の弛緩方向への回動を抑制したことを特徴とする請求項1記載の電線挟持体。
  4. 前記停止手段は前記螺子棒が遊挿されるストッパ部材であり、
    前記ストッパ部材には、外径寸法が異なる各配電線に対応させてそれぞれ所定高さ寸法に設定した切除可能な複数のブロック単体を前記螺子棒に沿って多段に重ねて形成した多段ブロックが設けられ、
    前記ストッパ部材は、前記螺子棒が自在に進退動作できる位置から、前記多段ブロックが前記押え片と前記一方の支持腕部の間に嵌り前記配電線を締め付けた螺子棒の弛緩方向への回動を防止する位置へと、前記螺子棒を中心として回動可能に配置されていることを特徴とする請求項1記載の電線挟持体。
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