JP2012143023A - ナット止めキャップ取外し用先端工具及び間接活線用作業具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボルト部に嵌着されたナット止めキャップをから容易に取り外せるだけでなく、取り外されたナット止めキャップを捕捉することができるようにしたナット止めキャップ取外し用先端工具及び間接活線用作業具を提供する。
【解決手段】ナット止めキャップ取外し用先端工具は、ボルト部104を間に挟むようにナット105とキャップ106との間に挿し込む二股状の爪部22aを先端側に設けた挿込部22、及び、間接活線用作業具の一方の把持部12に着脱される着脱部21とを有する脱抜部材20と、前記ボルト部104の端面に接離して、前記キャップ106内に挿入されるピン33を先端側に設けた支持部32、及び、間接活線用作業具の他方の把持部13に着脱される着脱部31を有する保持部材30とを備えている。間接活線用作業具は、支軸11を中心軸として開閉自在に連結された一対の把持部12,13に脱抜部材20の着脱部21と保持部材30の着脱部31を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ボルト部に締結されたナットが緩まないように、ボルト部に嵌着されているナット止めキャップを取り外すためのナット止めキャップ取外し用の先端工具、及び、このキャップ取外し用の先端工具を備えた間接活線用作業具に関する。
配電線などの架空線は、図7の左側に示すように、電柱(図示せず)に取り付けられた腕金1間、正確には、腕金1に固定されたピン碍子100間に架設される。ピン碍子100は、括れ部を上部に有する本体部101の下面から軸部102が突出したもので、軸部102の上端部と本体部101との境界部に拡径部103が設けられ、あるいは図示しない鍔部が設けられている。
そして、軸部102は、腕金1の上面と下面とに形成された連通孔に挿通され、拡径部103が腕金1の上面に宛がわれ、軸部102の下部が腕金1の下面から突出する。軸部102の少なくとも下側部には、ボルト部104が形成され、このボルト部104にナット105が締結されることで、ピン碍子100が腕金1に固定される。
そして、軸部102の下部には、ナット105に当接するナット止めキャップ(以下、主として「キャップ」という。)106が嵌着されている。キャップ106は、軸部102のボルト部104を外嵌する筒状部106aと、この筒状部106aの上端に周設された外向きの鍔部106bとを合成樹脂材によって一体成形したもので、ナット105が締められたボルト部104に押し込まれることで、鍔部106bがナット105の下面に当接し、ナット105が緩まないようにされている。
そして、ピン碍子100は、古くなると、新しいピン碍子100と交換される。このピン碍子100の交換に際して、ラチェットなどの工具を使用することで、ナット105が外される。しかし、キャップ106がナット105の下面に当接してボルト部104に嵌着された状態で工具を使用しても、ナット105は容易に外すことができない。したがって、まず、キャップ106が外される。キャップ106は、間接工具を使用しても容易に外れないため、ペンチなどで引きちぎられていた。しかし、このような作業は、手間と時間がかかり、作業能率が極めて悪いといえる。
このため、キャップ106の取り外し及び取り付けを簡単に行えるようにしたキャップの着脱工具が特許文献1に記載されている。この着脱工具は、図7の右側に示すように、間接工具の先端のハンド部Hに着脱自在に装着されるもので、基板110を備えている。基板110は、一側縁(先端)で開口111し、開口111の奥側にピン碍子100の軸部102が挿通する嵌挿溝112が設けられ、この嵌挿溝112の奥端部にキャップ106の筒状部106aが挿通保持されかつキャップ106の鍔部106bよりも小径の保持部113が設けられている。
このような着脱工具によって、キャップ106をボルト部104から外すには、腕金1の下面で軸部102のボルト部104に螺合されているナット105とキャップ106の鍔部106bとの間に基板110の一側縁を差し込み、嵌挿溝112の適宜所定幅溝部にピン碍子100の軸部102を挿通し、保持部113に位置させる。この状態で、着脱工具を強制的に下げると、キャップ106がボルト部104から外される。その後、ナット105をボルト部104から外し、軸部102を腕金1の連通孔から引き抜くことで、ピン碍子100を腕金1から外すことができる。
特許平10−283865号公報
特許文献1に記載されたナット止めキャップの着脱工具では、基板110をナット105とキャップ106との間に差し込み、強制的に下げるだけであるため、キャップ106が地面の方に落下してしまう。落下したキャップ106を回収する作業が面倒であったり、落下したキャップ106が行方不明になったりするだけでなく、キャップ106が落下すること自体、好ましいといえない。
そこで、本発明は、ボルト部に嵌着されたナット止めキャップを容易に取り外せるだけでなく、取り外されたナット止めキャップを捕捉することができるようにしたナット止めキャップ取外し用先端工具及び間接活線用作業具を提供することを課題とする。
本発明に係るナット止めキャップ取外し用先端工具は、ボルト部に締結されたナットの緩み止めのために、ナットに当接するようにボルト部に嵌着されている筒状のナット止めキャップをボルト部から外すためのナット止めキャップ取外し用先端工具であって、前記ボルト部を間に挟むように前記ナットとナット止めキャップとの間に挿し込む二股状の爪部を先端側に設けた挿込部、及び、間接活線用作業具の一方の把持部に着脱される着脱部を有する脱抜部材と、前記ボルト部の端面に接離して、前記ナット止めキャップ内に挿入されるピンを先端側に設けた支持部、及び、間接活線用作業具の他方の把持部に着脱される着脱部を有する保持部材とが備えられていることを特徴としている。
このナット止めキャップ取外し用先端工具によれば、脱抜部材の爪部がナットとナット止めキャップとの間に挿し込まれ、ピンがボルト部の端面に当てられた状態として、爪部をピンの方へ移動させることで、ナット止めキャップがナットから離間し、ピンがナット止めキャップ内に挿入される。このナット止めキャップ外し用先端工具は、ナット止めキャップを掴んだ状態となり、ナット止めキャップを捕捉することができる。
また、前記本発明に係るナット止めキャップ取外し用先端工具において、前記挿込部又は支持部の少なくとも一方は、内向きに屈曲していることが好ましい。
このナット止めキャップ取外し用先端工具によれば、爪部を設けた挿込部とピンを設けた支持部とが「ハ」字状に拡開していても、挿込部又は支持部の少なくとも一方が内向きに屈曲されることにより、閉じた状態とされたときに、挿込部と支持部とは平行状になり、爪部とピンとがナット止めキャップを掴みやすくすることができる。なお、内向きに屈曲とは、挿込部が支持部の方に向く、又は支持部が挿込部の方に向くことをいう。
また、前記本発明に係るナット止めキャップ取外し用先端工具において、前記ピンは、ナット止めキャップの内径と同一の外径又は挿入可能なまで大きな外径とされていることが好ましい。
このナット止めキャップ取外し用先端工具によれば、ピンの外径がナット止めキャップの内径と同一の外径又は挿入可能なまで大きな外径とされていることにより、ピンがナット止めキャップ内に挿入されると、ナット止めキャップは、引き抜かれない限り、ピンから抜けないようにすることができ、したがって、爪部でナット止めキャップを押えなくても、ピンだけでナット止めキャップを捕捉することができる。
また、前記本発明に係るナット止めキャップ取外し用先端工具において、前記ピンは、交換可能とされていることが好ましい。
このナット止めキャップ取外し用先端工具によれば、ピンが交換可能とされることにより、ピンの外径を異ならせた複数種類のものをストックしておき、異なる外径のナット止めキャップに対応した外径のピンを支持部に取り付けることができる。
また、本発明に係る間接活線用作業具は、ボルト部に締結されたナットのゆるみ止めのために、ナットに当接するようにボルト部に嵌着されている筒状のナット止めキャップをボルト部から外すためのナット止めキャップ取外し用先端工具と、支軸を中心軸として開閉自在に連結された一対の把持部とを備えた間接活線用作業具であって、前記ナット止めキャップ取外し用先端工具が、前記ボルト部を間に挟むように前記ナットとナット止めキャップとの間に挿し込む二股状の爪部を先端側に設けた挿込部、及び、一方の把持部に着脱される着脱部を有する脱抜部材と、前記ボルト部の端面に接離して、前記ナット止めキャップ内に挿入されるピンを先端側に設けた支持部、及び、他方の把持部に着脱される着脱部を有する保持部材とが備えられていることを特徴としている。
この間接活線用作業具は、支軸を中心軸として開閉する一対の把持部にナット止めキャップ取外し用先端工具を備えたものとされ、ナット止めキャップ取外し用先端工具が爪部とピンとを備えていることにより、爪部をナットとナット止めキャップとの間に挿し込み、ピンがボルト部の端面に当てられた状態とし、爪部をピンの方へ移動して、ナット止めキャップを掴み、捕捉することができる。
本発明によれば、ナット止めキャップを掴み、捕捉することができる爪部とピンとを備えたナット止めキャップ取外し用先端工具及び間接活線用作業具が提供されることにより、ボルト部から外されたナット止めキャップが行方不明となったり落下したりすることがなくなり、ナット止めキャップをボルト部から取り外す作業性を向上させることができる。
本発明に係るナット止めキャップ取外し用先端工具及び間接活線用作業具の一実施形態を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係るナット止めキャップ取外し用先端工具及び間接活線用作業具によって、ボルト部に嵌着されたナット止めキャップを取り外す最初の状態を示す一部断面正面図である。 本発明の一実施形態に係るナット止めキャップ取外し用先端工具及び間接活線用作業具によって、ボルト部に嵌着されたナット止めキャップを取り外す途中の状態を示す一部断面正面図である。 本発明の一実施形態に係るナット止めキャップ取外し用先端工具及び間接活線用作業具によって、ボルト部に嵌着されたナット止めキャップを取り外す途中の状態を示す一部断面正面図である。 本発明の一実施形態に係るナット止めキャップ取外し用先端工具及び間接活線用作業具によって、ボルト部に嵌着されたナット止めキャップを取り外した状態を示す一部断面正面図である。 本発明に係るナット止めキャップ取外し用先端工具の第二の実施形態を示し、(a)(b)それぞれ異なる状態を示す正面図である。 従来のナット止めキャップの着脱工具を示す斜視図である。
本発明に係るナット止めキャップ取外し用先端工具(以下、主として「先端工具」という。)及び間接活線用作業具の一実施形態について図1ないし図5を参照しながら説明する。なお、従来と同一部分は、同一符合を付して説明する。
この実施形態における先端工具は、間接活線用作業具の一対の把持部12,13に着脱自在に備えられる。換言すれば、この実施形態における間接活線用作業具は、把持部12,13に先端工具を着脱自在に備えたものとされている。
間接活線用作業用具は、並列された操作棒14と連結棒15の各先端に円弧形状の把持部12,13を固定し、各把持部12,13の基端部が支軸11によって連結され、連結棒15が押し引きされることで、把持部12,13の先端側が支軸11を中心軸として開閉するようにされている。この把持部12,13には、各種の先端工具を着脱するためのキャッチ孔(図示せず)などが形成されている。
そして、この実施形態における先端工具は、一方の把持部12に着脱される脱抜部材20と、他方の把持部13に着脱される保持部材30とを備えている。前記のように、一対の把持部12,13の先端側が開閉することで、脱抜部材20と保持部材30とが各把持部12,13の支軸11を回転軸として開閉する。
脱抜部材20は、一方の把持部12に重ね合わされて固定された状態と取り外した状態とに着脱される着脱部21と、この着脱部21の先端側に設けられた挿込部22とを一体に形成したもので、少なくとも挿込部22は薄板状とされる。また、脱抜部材20は、挿込部22と着脱部21との境界部又は境界部付近を折り目として、挿込部22の先端側が保持部材30側に、すなわち内向きにわずかに折り曲げられている。
そして、挿込部22の先端側は、ボルト部104を挟む二股状の爪部22aとされている。この爪部22aの先端は、ナイフエッジ形状に形成されている。また、2本の爪部22aの間隔は、先端側において拡げられ、ボルト部104が2本の爪部22aの間に挟まれやすくされている。
他方、保持部材30は、他方の把持部13に重ね合わされて固定された状態と取り外した状態とに着脱される着脱部31と、この着脱部31の先端側に設けられた支持部32とを一体に形成したもので、支持部32の先端部には、円柱状又は円筒状のピン33が前記挿込部22の方に向けて突設されている。すなわち、ピン33は、差込部の爪部22aの間にくる位置に突設される。
このピン33は、ナット止めキャップ(以下、「キャップ」という。)106の筒状部106a内に挿入されるものであるため、キャップ106の筒状部106a内に挿入可能なまでの大きさの外径で、キャップ106の筒状部106aよりも長くされている。また、キャップ106は、ボルト部104に嵌着されるため、多種類あるボルト部104の径ごとに複数種類のサイズのものがストックされている。したがって、ピン33もキャップ106のサイズに対応して複数種類ストックされている。
このようなピン33は、サイズごとに各保持部材30に固定してもよいし、1本の保持部材30にサイズの異なるピン33を交換可能としてもよい。交換可能とする場合は、例えば、保持部材30の支持部32に雌ネジを形成し、ピン33に雄ネジを形成し、ピン33が支持部32に確実に固定されるようにする。
この保持部材30は、前記脱抜部材20がわずかに折り曲げられていることにより、基本的に平坦状とされているが、着脱部31と支持部32との境界部又は境界部付近を折り目として、支持部32の先端側が脱抜部材20側に、すなわち内向きにわずかに折り曲げられてもよく、逆に、保持部材30を折り曲げ、脱抜部材20を平坦状にしてもよい。
この実施形態における先端工具及びこの先端工具を備えた間接活線用作業具は、以上のように構成され、次に、ボルト部104に嵌着されたキャップ106を取り外す方法について説明する。キャップ106は、腕金1に固定されたピン碍子100ボルト部104の中間部に締結されたナット105に当接し、ボルト部104の中間部に嵌着され、ボルト部104の下部が露出している。
そして、先端工具は、図1に示すように、脱抜部材20と保持部材30とがハ字状に拡開した状態で、まず、図2に示すように、挿込部22の爪部22aをキャップ106の鍔部106とナット105との間に挿し込む。挿込部22の爪部22aは、先端がナイフエッジ形状とされていることから、キャップ106とナット105とが密着していても、爪部22aの先端がキャップ106の鍔部106bとナット105との間に挿し込まれ、一対の爪部22aは、ボルト部104を挟み、かつ、キャップ106の鍔部106bとナット105との間に挟まれる。このとき、ピン33は、ボルト部104の端面から離間している。
次に、連結棒15を操作して、一対の把持部12,13、すなわち脱抜部材20と保持部材30とが半分程度、閉じた状態とする。すると、ピン33が図3に示すように、ボルト部104の端面に当たる。このとき、キャップ106は、ナット105側に位置している。
次に、連結棒15を操作して、一対の把持部12,13、すなわち脱抜部材20と保持部材30とが完全に閉じた状態とする。すると、保持部材30はピン33がボルト部104の端面に当たって動けないことから、脱抜部材20は図4に示すように、押し下げられる。すると、脱抜部材20の挿込部22がわずかに折り曲げられていることから、挿込部22と支持部32とが平行ないしほぼ平行になり、挿込部22に押されたキャップ106が保持部材30側に移動する。すると、保持部材30のピン33がキャップ106の筒状部106a内に挿入され、脱抜部材20と保持部材30とがキャップ106を掴む状態となる。
次に、先端工具全体をボルト部104から離間することで、キャップ106は図5に示すように、ボルト部104から完全に外される。このとき、キャップ106は、脱抜部材20と保持部材30とに捕捉された状態にあるため、地面の方に落下することがなく、したがって、行方不明となることもなく、回収することができる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定することなく、種々変更することができる。例えば、前記実施の形態では、ピン33の外径がナット105止めキャップ106の筒状部106a内に挿入可能なまで大きな外径とされていることにより、ピン33がキャップ106内に挿入されると、キャップ106は、支持部32と反対方向に引き抜かれない限り、ピン33から抜かれない。
したがって、保持部材30のピン33がキャップ106の筒状部106a内に挿入された後は、脱抜部材20と保持部材30とは拡開しても、保持部材30のピン33がキャップ106の筒状部106aよりも長く形成され、保持部材30のピン33がキャップ106を捕捉した状態を維持するため、先端工具全体をボルト部104から離間した後は、脱抜部材20と保持部材30とは拡開してもよい。
換言すれば、脱抜部材20と保持部材30とがキャップ106を挟む状態を維持する場合においては、ピン33の外径をキャップ106の内径よりも小さくしてもよい。そして、内径の小さなキャップ106だけ使用するときは、ピン33は交換不可能に支持部32に固定してもよい。
また、前記実施の形態では、挿込部22又は支持部32の少なくとも一方が内向きに屈曲していることで、脱抜部材20の挿込部22と保持部材30の支持部32とは、閉じられた状態において平行状となり、キャップ106を的確に保持することができるようにされているが、前記のように、ピン33の外径がナット105止めキャップ106の筒状部106a内に挿入可能なまで大きな外径とされ、キャップ106内に挿入されたピン33によってキャップ106が捕捉される場合は、挿込部22又は支持部32は、屈曲させなくてもよい。
また、挿込部22及び支持部32を長くすることで、挿込部22及び支持部32が開閉するときに描く先端の円弧の軌跡が直線に近くなり、このことは、閉じられた挿込部22と支持部32とが平行状になることから、挿込部22又は支持部32は、屈曲させなくてもよい。
さらに、挿込部22と支持部32は、図6(a)(b)に示すように、それぞれ着脱部21,31に固定される固定部22a,32aと、この固定部22a,32aに重ね合わされてスライドするスライド部22b,32bとを備えたものとしてもよい。スライド部22b,32bが図6(a)に示すように退入した状態から、図6(b)に示すように突出した状態とに変位することで、ピン33と爪部22aとの間隔を大きくすることができる。
さらに、本願発明は、ピン碍子100の軸部102に形成されたボルト部104に嵌着されたキャップ106を取り外す場合に限定されず、各種のボルト部104に嵌着されたキャップ106を取り外すために使用することができることは、いうまでもない。
11………支軸
12………把持部
13………把持部
20………脱抜部材
21………着脱部
22………挿込部
22a……爪部
30………保持部材
31………着脱部
32………支持部
33………ピン
104……ボルト部
105……ナット
106……ナット止めキャップ(キャップ)

Claims (5)

  1. ボルト部に締結されたナットの緩み止めのために、ナットに当接するようにボルト部に嵌着されている筒状のナット止めキャップをボルト部から外すためのナット止めキャップ取外し用先端工具であって、
    前記ボルト部を間に挟むように前記ナットとナット止めキャップとの間に挿し込む二股状の爪部を先端側に設けた挿込部、及び、間接活線用作業具の一方の把持部に着脱される着脱部を有する脱抜部材と、前記ボルト部の端面に接離して、前記ナット止めキャップ内に挿入されるピンを先端側に設けた支持部、及び、間接活線用作業具の他方の把持部に着脱される着脱部を有する保持部材とが備えられていることを特徴とするナット止めキャップ取外し用先端工具。
  2. 前記挿込部又は支持部の少なくとも一方は、内向きに屈曲していることを特徴とする請求項1に記載のナット止めキャップ取外し用先端工具。
  3. 前記ピンは、ナット止めキャップの内径と同一の外径又は挿入可能なまで大きな外径とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載のナット止めキャップ取外し用先端工具。
  4. 前記ピンは、交換可能とされていることを特徴する請求項1ないし3のいずれか一項に記載のナット止めキャップ取外し用先端工具。
  5. ボルト部に締結されたナットのゆるみ止めのために、ナットに当接するようにボルト部に嵌着されている筒状のナット止めキャップをボルト部から外すためのナット止めキャップ取外し用先端工具と、支軸を中心軸として開閉自在に連結された一対の把持部とを備えた間接活線用作業具であって、
    前記ナット止めキャップ取外し用先端工具が、前記ボルト部を間に挟むように前記ナットとナット止めキャップとの間に挿し込む二股状の爪部を先端側に設けた挿込部、及び、一方の把持部に着脱される着脱部を有する脱抜部材と、前記ボルト部の端面に接離して、前記ナット止めキャップ内に挿入されるピンを先端側に設けた支持部、及び、他方の把持部に着脱される着脱部を有する保持部材とが備えられていることを特徴とする間接活線用作業具。
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