JP5436649B1 - 共用操作棒 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業員における操作性を向上させることを実現した共用操作棒を提供する。
【解決手段】共用操作棒は、長尺の筒状の棒状部材と、棒状部材の内部に収納される回転軸14と、棒状部材の内部に設けられ、作業員の手動操作によって回転軸14を軸周りに回転させる回転伝達機構と、棒状部材の先端部に設けられ、軸周りに回転する軸部材を有する先端工具に連結するジョイント12と、ジョイント12の本体22の内部に軸方向にスライド自在に設けられ、ジョイント12に先端工具が連結された際に軸部材に同軸に連結する係合ピン26と、一端部が係合ピン26に接続され他端部が回転軸14に接続され、ジョイント12に先端工具が連結された際に縮小して係合ピン26を軸部材側に付勢した状態に保持するコイルばね28とを備え、係合ピン26の先端部に、軸部材に形成されている凹部36bに適合する凸部26aが形成される
【選択図】図7

Description

本発明は、間接活線作業に用いられ、先端工具を先端に取り付ける共用操作棒に関する。
高圧カットアウトは、変圧器の過負荷保護を目的として変圧器の一次側に設置されている。この高圧カットアウトの故障によって停電が発生した場合、PDクランプ装置を用いて高圧カットアウトの電源側の縁線と負荷側の縁線とをバイパスさせる。具体的に、作業員は、高圧カットアウトの電源側の縁線と負荷側の縁線にそれぞれPDクランプを取り付け、縁線にPDクランプが有する針電極を差し込むことによって、2つのPDクランプを接続するバイパス線によって高圧カットアウトを迂回する回路を形成する。
ところで、通常、PDクランプを縁線に取り付ける作業には、2本の軸が並列している高トルク対応型2軸回転操作棒が用いられている。この高トルク対応型2軸回転操作棒には、作業員が把持する棒状部材の内部にハンドル操作によって軸周りに回転する内軸が備えられている。高トルク対応型2軸回転操作棒にPDクランプが連結された場合に、PDクランプ内の軸部材が内軸に連結される。これにより、作業員のハンドル操作によって縁線にPDクランプが有する針電極を差し込むことが可能になる。
また、従来のこの種の技術としては、特許文献1に記載された装置がある。特許文献1には、高トルク対応型2軸回転操作棒ではない操作棒に、内部に回転軸を備えたアダプタを介してPDクランプを接続し、操作棒自体を回転させることによってPDクランプの取付作業を行うことについて提案されている。
特開2001−298818号公報
ところで、高トルク対応型2軸回転操作棒は比較的全長が長くしかも重量があるため、作業員は、高トルク対応型2軸回転操作棒を支持する力が必要となり、その分、PDクランプを取り付ける際の作業負担が大きくなる。そこで、高トルク対応型2軸回転操作棒の代わりに、1軸の共用操作棒を用いることにより、操作棒の重量を軽くすることが可能になる。
しかし、共用操作棒が1本の棒状部材からなる場合には、単にPDクランプを連結してもPDクランプ内の軸部材を回転させることができない。そこで、操作棒自体の回転をPDクランプ内の軸部材に伝達する機構を備えているアダプタを、操作棒とPDクランプとの間に介在させることが考えられる。
しかし、操作棒の先端部にアダプタを取り付けることは、操作棒に係るモーメントが大きくなる。しかも、更にPDクランプを連結した場合、その分、操作棒の先端部の重量が増加するため、作業員の手元にかかる重量が大きくなってしまう。このため、共用操作棒の操作性が低下するおそれがある。
本発明は、このような問題点を解決し、間接活線作業における作業性を向上させることを実現した共用操作棒を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するため、次に記載する構成を備えている。
(1) 長尺の筒状の棒状部材と、当該棒状部材の内部に収納される回転軸と、棒状部材に設けられ、作業員の手動操作によって回転軸を軸周りに回転させる回転伝達部と、前記棒状部材の先端部に設けられ、軸周りに回転する軸部材を有する先端工具に連結するジョイント本体、当該ジョイント本体の内部に前記棒状部材の軸方向にスライド自在に設けられ、前記ジョイント本体に先端工具が連結された際に前記軸部材に同軸に連結する係合ピン、及び一端部が前記係合ピンに接続され他端部が前記回転軸に接続され、当該ジョイント本体に先端工具が連結された際に縮小して前記係合ピンを前記軸部材側に付勢した状態に保持するとともに、前記係合ピンに前記回転軸の回転を伝達するばね部材を有するジョイントと、を備え、前記係合ピンの先端部に、前記軸部材に形成されている凹部に適合する凸部が形成され、前記ばね部材は、前記ジョイント本体に先端工具が連結される際に最小に縮小することを特徴とする共用操作棒。
(2) (1)において、前記ばね部材は、コイルばねからなることを特徴とする共用操作棒。
(3) (1)又は(2)において、前記ジョイントは、前記先端工具として、前記軸部材の回転に連動して高圧カットアウトから延びる縁線に針電極を差し込む機構を有するPDクランプに連結することを特徴とする共用操作棒。
(4) (1)又は(2)において、前記ジョイントは、前記先端工具として、前記軸部材の回転に連動して電線を把持する電線把持部を有するトングに連結することを特徴とする共用操作棒。
(1)〜(4)によれば、共用操作棒のジョイントに先端工具を直接取り付け、作業員が回転伝達部を操作して回転軸を軸周りに回転させることにより、回転軸に連動してばね部材及び係合ピンを介して先端工具の軸部材に回転が伝達される。これにより、先端工具を作動させることが可能になる。更に、軸部材に形成されている凹部と、係合ピンの先端部に形成されている凸部が適合していない場合に、作業員が回転伝達部を操作して回転軸を軸周りに回転させることにより、係合ピンが単独で回転して、やがて凹部に凸部が適合する。このため、凹部に凸部が適合するように先端工具又は係合ピンの位置を調整する必要がなくなる。しかも、凹部に凸部が適合した時点で、係合ピンがばね部材による付勢によって軸部材に押圧されている状態が維持されるため、回転軸の回転を軸部材に確実に伝達することが可能になる。このように、軸部材に回転を伝達するためにアダプタ等を用いる必要がなくなり、共用操作棒の先端部の軽量化を図ることが可能になる。これにより、間接活線作業における作業性を向上させることを実現した共用操作棒を提供することが可能になる。
本発明によれば、間接活線作業における作業性を向上させることを実現した共用操作棒を提供することが可能になる。
本発明の一実施形態における共用操作棒1の全体構成を示す正面図である。 ジョイント12の外観を示す斜視図である。 ジョイント12の内部構成を示す断面図である。 本実施形態の共用操作棒1に連結する先端工具の一例であるPDクランプ5の外観を示す正面図である。 PDクランプ5の内部構成を示す側面断面図である。 図5に示すPDクランプ5を下方から軸方向視した平面図である。 凸部26aが凹部36bに係合した状態を示す説明図である。 PDクランプ5の取付位置の一例を示す説明図である。 本実施形態の共用操作棒1に連結される先端工具であるトング50の概略構成を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態における共用操作棒1の全体構成を示す正面図である。共用操作棒1は、棒状部材10と、ジョイント12と、回転軸14と、軸受16と、ハンドル18と、回転伝達機構20とを備えている。
棒状部材10は、絶縁材によって構成された長尺の筒状部材である。
ジョイント12は、棒状部材10の先端部に設けられ、先端工具に連結するとともに、回転軸14の先端部を回転自在に支持するものである。
回転軸14は、棒状部材10の内部に回転自在に収納される、円柱状の棒状部材である。
軸受16は、棒状部材10の後端部に設けられ、回転軸14の後端部を回転自在に支持するものである。
ハンドル18は、棒状部材10の後端側に設けられ、作業員の手動による回転操作によって、回転伝達機構20を回転駆動させるものであり、クランク状の軸体18aと、グリップ18bとからなる。軸体18aの一端部には、グリップ18bが設けられており、軸体18aの他端部は、棒状部材10に回転自在に設置される。軸体18aの他端部は回転軸14に対して垂直に延びており、回転軸14の先端は、回転軸14を向いている。
回転伝達機構20は、第1平歯車20aと、かさ歯車20bと、第2平歯車20cとを備えている。第1平歯車20a、かさ歯車20b及び第2平歯車20cは、棒状部材10の内部に設けられており、第1平歯車20aは回転軸14に固定されている、第2平歯車20cは、軸体18aの他端部に固定されている。かさ歯車20bは第1平歯車20a及び第2平歯車20cに歯合する。これにより、ハンドル18の回転が、第2平歯車20c、かさ歯車20b及び第1平歯車20aを介して回転軸14に伝達され、回転軸14が回転する。
図2はジョイント12の外観を示す斜視図、図3はジョイント12の内部構成を示す断面図である。ジョイント12は、棒状部材10の先端部に設けられ、先端工具に連結するものであり、本体22と、ローレット部24と、係合ピン26と、係合シャフト27と、コイルばね28とを備えている。なお、以下の説明の便宜上、棒状部材10の先端側に向かう方向を上方、棒状部材10の後端側に向かう方向を下方と称する場合がある。
本体22は、外観が円柱形状であり、この円柱形状における下面の中央部に凹部22aが形成されており、円柱形状における上面に凹部22aの径より小さくかつ凹部22aに連通する孔部22bが形成されている。
ローレット部24は、本体22を棒状部材10の先端に固定するための部材であり、本体22の外径よりも大きい円柱形状である。ローレット部24の中央には貫通孔24aが形成されており、この貫通孔24aに回転軸14の先端部が遊嵌する。これにより、回転軸14の先端部がローレット部24によって回転自在に支持される。
係合ピン26は、本体22の内部に配置され、孔部22bから突出する円柱状の部材である。この係合ピン26の上面には凸部26aが形成されている。本実施形態において、凸部26aはマイナスドライバ型の形状である。係合ピン26は、棒状部材10の軸方向にスライド移動可能である。また、この係合ピン26の下部は、フランジ状に形成されており、このフランジ状の部分が本体22の内側における孔部22bの縁部に当接する。
係合シャフト27は、本体22の側面から放射方向に突出する円柱状の棒状部材である。係合シャフト27は、本体22に2本設けられている。
コイルばね28は、本体22の内部に配置されており、このコイルばね28の一端部は、係合ピン26の下面に接続されており、他端部は、回転軸14の先端面に接続されている。また、コイルばね28は、本体22の内部に若干収縮した状態で配置されているため、通常状態においては、係合ピン26は、コイルばね28によって上方に付勢され、係合ピン26の下部が本体22に当接した状態で維持される。また、係合ピン26は、下方に押圧された場合に、本体22の内部に移動する。
図4は、本実施形態の共用操作棒1に連結する先端工具の一例であるPDクランプ5の外観を示す正面図、図5はPDクランプ5の外観を示す側面断面図である。
PDクランプ5は、図5に示すように、絶縁カバー30と、電線締付コマ32と、針電極34と、リンク部材36と、支持棒38とを備えている。
絶縁カバー30は、平面視略正方形の中空の直方体における下面が開放された形状のケース体の背面に、側面視台形の四角柱体のケース体を組み合わせた形状であり、絶縁カバー30の下部には筒部30aが形成されている。更に、筒部30aの下部には、溝30bが2箇所形成されている。この溝30bは、筒部30a下端の一部から上方に延び、更に水平方向に延びて、更に下方に延びており、所謂、J字型に形成されている。また、2箇所の溝30bは、筒部30aの中心軸に対して、180度回転した位置にそれぞれ形成されている。
また、絶縁カバー30における正面の上部には、開口部30cが形成されている。この開口部30cは、筒部30aの中心軸に対して垂直方向に延びており、絶縁カバー30の両側面を切り欠いている。また、絶縁カバー30を側面視した場合、開口部30cは、正面側から側面の中央部に延び、更に上方に延びており、所謂、L字型に形成されている。
このように形成された絶縁カバー30の内部に、電線締付コマ32と、針電極34と、リンク部材36とが配設されている。
針電極34は、絶縁カバー30における開口部30cの上部に設置され、電線締付コマ32は、開口部30cの下部に設置されている。リンク部材36は、一端部に電線締付コマ32が連結されており、リンク部材36の他端側が筒部30a内に配置されている。
針電極34は先端部が鋭利に形成されており、この先端部は、絶縁カバー30を側面視した場合に、開口部30cにおけるL字型の上部から下方に突出している。電線締付コマ32は、針電極34の先端部に対向配置されている。
リンク部材36は、他端部に回転が伝達されて回転することによって一端部が上下動する機構を備えている。このため、電線締付コマ32は、リンク部材36に連動して上下動する。
支持棒38は、開口部30cに挿入可能な太さの棒状部材であり、絶縁カバー30における開口部30cの背面側に設置されており、絶縁カバー30から側方に突出している。この時の支持棒38の長手方向は開口部30cが延びる方向に平行である。
このように構成されたPDクランプ5は、2つ1組で用いられ、2つのPDクランプ5の針電極34は、バイパス線6の両端にそれぞれ電気的に接続されている。そして、例えば、高圧カットアウトの故障によって停電が発生した場合、高圧カットアウトの電源側の縁線と負荷側の縁線とにそれぞれPDクランプ5が取り付けられることにより、高圧カットアウトを迂回する回路が形成される。
また、支持棒38は、2つのPDクランプ5における一方のPDクランプ5に設けられており、他方のPDクランプ5には設けられていない。通常、支持棒38は、他方のPDクランプ5の開口部30cに嵌合されている。これにより、2つのPDクランプ5は一体化されている。
図6は、図5に示すPDクランプ5を下方から軸方向視した平面図である。PDクランプ5における筒部30aの中心には、リンク部材36の他端部36aが配置されている。この他端部36aの表面には、直径方向に延びる凹部36bが形成されている。
そして、PDクランプ5の筒部30aに共用操作棒1のジョイント12を挿入し、PDクランプ5を回転させて係合シャフト27を溝30bの端部に位置付けることにより、図4に示すように、共用操作棒1とPDクランプ5とが連結される。
この時、係合ピン26の凸部26aは、リンク部材36の他端部36aに当接するが、凸部26aが凹部36bに係合しない場合がある。そこで、作業員が、ハンドル18を回転させることによって凸部26aが回転し、図7(a)に示すように、凸部26aが凹部36bに係合する。これにより、回転軸14とリンク部材36とが同軸に連結し、回転軸14の回転をPDクランプ5のリンク部材36に伝達することが可能な状態となる。また、凸部26aと凹部36bとが係合している状態において、凸部26aはコイルばね28によって凹部36b側に付勢されているため、凸部26aと凹部36bとの係合状態が保持される。
更に、凹部36bからの押圧により、係合ピン26が下方に下げられ、フランジ部分と本体22の内面との当接状態が解除されるため、回転軸14の回転がコイルばね28及び係合ピン26を介して凹部36bに伝達され、リンク部材36が回転する。なお、凹部36bからの押圧により、図7(b)に示すように、コイルばね28を最小に縮小させてもよい。これにより、コイルばね28が1本の剛体として係合ピン26に作用するため、より安定して回転を伝達することが可能になる。
図8は、PDクランプ5の取付位置の一例を示す説明図である。電柱100に変圧器102、腕金104が装柱されており、腕金104には高圧カットアウト106が装着されている。高圧カットアウト106からは負荷側縁線106a及び電源側縁線106bが延びており、負荷側縁線106aは変圧器102に接続されており、電源側縁線106bは図示しない送電線から分岐した分岐線に接続されている。図1に示すPDクランプ5、10において、一方のPDクランプ5は、図8に示す負荷側縁線106aにおける高圧カットアウト106近傍の取付部位Aに取り付けられ、他方のPDクランプ5は、図8に示す電源側縁線106bにおける高圧カットアウト106近傍の取付部位Bに取り付けられる。
まず、作業員は、共用操作棒1にPDクランプ5を連結する。この時、作業員は、ハンドル18を回転させることによって凸部26aを凹部36bに係合させておく。
次に、作業員は、共用操作棒1を操作してPDクランプ5を高圧カットアウト106の負荷側縁線106aにおける取付部位Aに近づけ、水平方向に延びる高圧カットアウト106近傍の負荷側縁線106aをPDクランプ5の開口部30cに挿通して、負荷側縁線106aにPDクランプ5を引っ掛ける。
負荷側縁線106aにPDクランプ5を引っ掛けたのち、作業員は、ハンドル18を回転させることにより、その回転が回転軸14を介してPDクランプ5のリンク部材36に伝達され、針電極34が負荷側縁線106aに差し込まれて縁線内の導線に電気的に導通する。これにより、負荷側縁線106aへのPDクランプ5の取付が完了する。
負荷側縁線106aへのPDクランプ5の取付が完了した後、作業員は、棒状部材10を逆回転させて引っ張ることにより、PDクランプ5から共用操作棒1を取り外す。
次に、作業員は、共用操作棒1を操作して、PDクランプ5から取り外した先端工具接続用アダプタ1をもう片方のPDクランプ5に装着する。以下、負荷側縁線106aにPDクランプ5を取り付ける手順と同じ手順で、PDクランプ5を電源側の縁線に取り付けて、PDクランプ5か共用操作棒1を取り外す。
そして、作業員は、PDクランプ5と高圧カットアウト106との間の縁線に引下線カッターを挿入して切断した後、故障した高圧カットアウトを撤去する。
以上説明したように構成された本実施形態によれば、共用操作棒1のジョイント12にPDクランプ5を直接取り付け、作業員がハンドル18を操作して回転軸14を軸周りに回転させることにより、回転軸14に連動して係合ピン26を介してPDクランプ5のリンク部材36に回転が伝達される。これにより、PDクランプ5の針電極34を縁線に差し込むことが可能になる。更に、リンク部材36の他端部36aに形成されている凹部36bと、係合ピン26の先端部に形成されている凸部26aが適合していない場合に、作業員がハンドル18を操作して回転軸14を軸周りに回転させることにより、係合ピン26が単独で回転して、やがて凹部36bに凸部26aが適合する。このため、凹部36bに凸部26aが適合するようにPDクランプ5又は係合ピン26の位置を調整する必要がなくなる。また、凹部36bに凸部26aが適合した時点で、係合ピン26がコイルばね28による付勢によってリンク部材36の他端部36aに押圧される状態が保持されるため、回転軸14の回転をリンク部材36の他端部36aに確実に伝達することが可能になる。このように、PDクランプ5を共用操作棒1に連結するためにアダプタ等を用いる必要がなくなり、共用操作棒1の先端部の軽量化を図ることが可能になる。これにより、作業員における操作性を向上させることを実現した共用操作棒1を提供することが可能になる。
また本実施形態によれば、PDクランプ5から共用操作棒1を取り外す際に、共用操作棒1を逆回転させた場合に、コイルばね28が広がる方向に弾性変形するため、係合ピン26が逆回転することが低減される。その結果、PDクランプ5のリンク部材36が逆回転することが低減できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限るものではない。例えば、上述した実施形態によれば、共用操作棒1に連結する先端工具としてPDクランプ5を採用した場合について説明したが、それに限らず、例えば、図9に示すように、トング50を連結してもよい。
図9は、トング50の概略構成を示す側面図であり、トング50は、電線200に引っ掛けることが可能に鉤状に形成されたフック部52と、フック部52が引っ掛けられた電線200に対向する把持部材54と、把持部材54を上下動させるリンク部材56と、共用操作棒1のジョイント12に連結する連結部材58とを備えている。なお、リンク部材56の一部は、連結部材58の内部に配置され、係合ピン26の凸部26aに適合する凹部を有する部材を備えている。
そして、作業員は、トング50が連結された共用操作棒1を操作して、電線200にフック部52を引っ掛け、ハンドル18を回転操作する。これにより、把持部材54が電線200側に移動して、フック部52と把持部材54とによって電線200が把持される。
1 共用操作棒
5 クランプ
6 バイパス線
10 棒状部材
12 ジョイント
12c 係合ピン
14 回転軸
16 軸受
18 ハンドル
18a 軸体
18b グリップ
20 回転伝達機構
20a 第1平歯車
20b かさ歯車
20c 第2平歯車
22 本体
22a 凹部
22b 孔部
24 ローレット部
24a 貫通孔
26 係合ピン
26a 凸部
27 係合シャフト
28 コイルばね
30 絶縁カバー
30a 筒部
30b 溝
30c 開口部
32 電線締付コマ
34 針電極
36 リンク部材
36a 他端部
36b 凹部
38 支持棒
50 トング
52 フック部
54 把持部材
56 リンク部材
58 連結部材
100 電柱
102 変圧器
104 腕金
106 高圧カットアウト
106a 負荷側縁線
106b 電源側縁線
200 電線

Claims (4)

  1. 長尺の筒状の棒状部材と、
    当該棒状部材の内部に収納される回転軸と、
    前記棒状部材に設けられ、作業員の手動操作によって回転軸を軸周りに回転させる回転伝達部と、
    前記棒状部材の先端部に設けられ、軸周りに回転する軸部材を有する先端工具に連結するジョイント本体、当該ジョイント本体の内部に前記棒状部材の軸方向にスライド自在に設けられ、前記ジョイント本体に先端工具が連結された際に前記軸部材に同軸に連結する係合ピン、及び一端部が前記係合ピンに接続され他端部が前記回転軸に接続され、当該ジョイント本体に先端工具が連結された際に縮小して前記係合ピンを前記軸部材側に付勢した状態に保持するとともに、前記係合ピンに前記回転軸の回転を伝達するばね部材を有するジョイントと、を備え、
    前記係合ピンの先端部に、前記軸部材に形成されている凹部に適合する凸部が形成され
    前記ばね部材は、前記ジョイント本体に先端工具が連結される際に最小に縮小することを特徴とする共用操作棒。
  2. 前記ばね部材は、コイルばねからなることを特徴とする請求項1記載の共用操作棒。
  3. 前記ジョイントは、前記先端工具として、前記軸部材の回転に連動して高圧カットアウトから延びる縁線に針電極を差し込む機構を有するPDクランプに連結することを特徴とする請求項1又は2記載の共用操作棒。
  4. 前記ジョイントは、前記先端工具として、前記軸部材の回転に連動して電線を把持する電線把持部を有するトングに連結することを特徴とする請求項1又は2記載の共用操作棒。
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