JP2007278170A - 内燃機関の潤滑構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】シリンダブロック等に形成されたオイルホール内の異物がクランクベアリング等の摺動部に流入することを抑制する。
【解決手段】シリンダブロック2の内部に形成するオイルホール6を、クランクベアリング4の油供給孔4aの手前で分岐し、その一方の分岐通路(給油用ホール61)を油供給孔4aに導き、他方の分岐通路(捕捉用ホール62)を油供給孔4aとは異なる部位に導いている。そして、このように捕捉用ホール62を設けることによって、オイルホール6に流れる潤滑油中に含まれる金属屑等の異物を、クランクベアリング4の油供給孔4aの手前で捕捉することが可能になり、クランクベアリング4への異物進入を抑制することができる。
【選択図】図2
【解決手段】シリンダブロック2の内部に形成するオイルホール6を、クランクベアリング4の油供給孔4aの手前で分岐し、その一方の分岐通路(給油用ホール61)を油供給孔4aに導き、他方の分岐通路(捕捉用ホール62)を油供給孔4aとは異なる部位に導いている。そして、このように捕捉用ホール62を設けることによって、オイルホール6に流れる潤滑油中に含まれる金属屑等の異物を、クランクベアリング4の油供給孔4aの手前で捕捉することが可能になり、クランクベアリング4への異物進入を抑制することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、クランクシャフトのベアリングなどの摺動部に潤滑油を供給する内燃機関の潤滑構造に関する。
車両等に搭載される内燃機関(以下、エンジンともいう)においては、クランクシャフトやコネクティングロッド等のベアリング、給排気バルブ等の動弁系におけるカム部等の摺動部に潤滑油を供給する潤滑構造が知られている。エンジンの潤滑構造においては、一般に、エンジンの下部に配置のオイルパンに貯留された潤滑オイルを、エンジンの運転時に、オイルストレーナを介してオイルポンプによって汲み上げ、さらにオイルフィルタにて浄化した後に、クランクシャフトやコネクティングロッドのベアリング等の各摺動部に供給している。このようなエンジンの潤滑構造の一例を図9に示す。
まず、図9に示すエンジン201は、クランクシャフト203を中心として左右一対のバンク221,222がV字状に設けられたV型エンジンであって、シリンダブロック202の上部中央(一対のバンク221,222の交差部)にメインオイルホール205が形成されている。また、シリンダブロック202にはクランクベアリング204に給油を行うためのオイルホール206が形成されており、このオイルホール206の一端(上端)はメインオイルホール205に連通している。オイルホール206の他端(下端)はクランクベアリング204の油供給孔204aに連通している。そして、このような潤滑構造においては、オイルパンからオイルポンプにて汲み上げられた潤滑油が、メインオイルホール205→オイルホール206→クランクベアリング204の順で流れる。
ところで、クランクベアリング等の摺動部に供給する潤滑油には、金属屑等の異物が含まれている。金属屑等の異物は、オイルストレーナやオイルフィルタによって、ある程度の大きさのものは除去できるが、小さな異物はオイルストレーナやオイルフィルタを通過してしまい、クランクベアリング等の摺動部に流入するという問題がある。
このような問題を解消する技術として、下記の特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1に記載の技術では、エンジンのドレンパンの下方に取り付けられるドレンボルトの先端部を永久磁石で構成することにより、潤滑油中に含まれる金属屑等の磁性を持つ屑を永久磁石の吸引力にて捕捉している。
実開平06−006896号公報
特開2001−214723号公報
ところで、図9に示したような潤滑構造では、オイルポンプ→シリンダブロックのメインオイルホール→オイルホール→クランクベアリングの順で潤滑油が流れるため、エンジン工場などで組付けた後の初運転時や、エンジンの運転初期時などにおいて、オイルホール内の金属屑等の異物がクランクベアリングに進入し、最悪の場合、クランクベアリングが焼付くという問題が発生する。また、エンジンの他の摺動部についても、運転初期時等においてオイルホール中の異物が進入するという問題が発生する。
ここで、潤滑油の循環系に配置されているオイルストレーナやオイルフィルタは、オイルパンからオイルポンプにて汲み上げられた潤滑油中に含まれる異物をシリンダブロックの手前で捕捉するものであり、エンジンの初運転時や運転初期時にオイルホール内に存在している異物がクランクベアリングに流入することを阻止することはできない。また、上記した特許文献1に記載の技術では、オイルパン内に流入した潤滑油中の金属屑を捕捉することは可能であるが、この技術においても、シリンダブロック内のオイルホールに存在する金属屑等の異物がクランクベアリング等の摺動部に流入することを阻止することはできない。
本発明はそのような実情を考慮してなされたもので、内燃機関のシリンダブロック等に形成されたオイルホール内の異物がクランクベアリング等の摺動部に流入することを抑制することが可能な内燃機関の潤滑構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、内燃機関本体に形成された潤滑油路を通じて摺動部の油供給口に潤滑油を供給する内燃機関の潤滑構造において、前記摺動部の油供給口の手前で潤滑油路が少なくとも2方に分岐しており、前記油供給口に連通する分岐油路と、前記油供給口とは異なる部位に導かれる分岐油路とが形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、潤滑油路(オイルホール)に流れる潤滑油中に含まれる金属屑等の異物を、摺動部の油供給口の手前で、油供給口とは異なる部位に分岐した分岐油路にて捕捉することが可能になり、これによってオイルホール内の異物の摺動部への流入を減少させることができる。
ここで、本発明において、潤滑油中の異物を捕捉する捕捉用の分岐油路(油供給口とは異なる部位に分岐する分岐油路)を、メインオイルホール等からの潤滑油の流れに沿って直線状に延びる形状とするとともに、油供給口への給油用の分岐油路を、捕捉用の分岐油路から斜めに枝分かれする形状(例えば図2参照)とすることが好ましい。このような構造を採用すると、オイルホール内に流入した潤滑油は、捕捉用の分岐油路から斜めに枝分かれした分岐油路に流れて摺動部の油供給口に流入するのに対し、金属屑等の質量の大きな異物は略直線状に進行して捕捉用の分岐油路に流入しやすくなるので、オイルホール内に存在する異物を効率よく捕捉することができる。
本発明において、油供給口とは異なる部位に分岐される捕捉用の分岐油路に開閉弁を設けておいてもよい。このように開閉弁を設けておくと、捕捉用の分岐油路にて捕捉した異物を、開閉弁の開弁によりオイルパン等に逃がすことが可能になる。これにより、捕捉用の分岐油路に異物が大量に溜まり、異物が油供給口に連通する分岐油路側に溢れ出すことを防止することができる。
また、このような開閉弁を設ける場合、開閉弁として機関温度が所定値以下(例えば50℃以下)であるときに開弁する構造のものを用いることが好ましい。このように、低温時に開弁する開閉弁を設けておくと、エンジンの初運転時や運転初期時において、オイルホール内に存在している異物をオイルパン等に効率よく分離することが可能になり、クランクベアリング等の摺動部への異物進入を更に抑制することができる。
本発明において、油供給口とは異なる部位に分岐される捕捉用の分岐油路に磁石を設けておいてもよい。このような構成を採用すると、潤滑油中に含まれる鉄系異物を、捕捉用の分岐油路に効率よく捕捉することが可能になり、クランクベアリング等の摺動部への異物進入を更に抑制することができる。
本発明において、油供給口に連通する分岐油路に、潤滑油中の異物を捕捉するフィルタを設けておいてよい。このように分岐油路にフィルタを設けておくと、捕捉用の分岐油路に捕捉されずに、油供給口に連通する分岐油路側に流れようとする異物も捕捉することができるので、クランクベアリング等の摺動部への異物進入を更に抑制することができる。
本発明において、油供給口とは異なる部位に分岐される分岐油路に、潤滑油中の異物を捕捉するフィルタを設けておいてもよい。
本発明によれば、シリンダブロック等の内燃機関本体内の潤滑油路を、摺動部の油供給口の手前で分岐して、油供給口に連通する分岐油路と、油供給口とは異なる部位に分岐した分岐油路を設けているので、潤滑油路に流れる潤滑油中に含まれる金属屑等の異物を、摺動部の油供給口の手前で捕捉することが可能となり、シリンダブロック内部の潤滑油路(オイルホール)から摺動部への異物進入を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明を適用したエンジンのシリンダブロックを模式的に示す図である。
この例のエンジン1は、クランクシャフト3を中心として左右一対のバンク21,22がV字状に設けられたV型エンジンである。エンジン1のシリンダブロック2にはクランクケース23が一体形成されている。クランクケース23の中央部には、クランクシャフト(クランクジャーナル)3を支持するクランクベアリング4が設けられている。クランクベアリング4は、アッパベアリング41及びロアベアリング42によって構成されている。クランクベアリング4には、ベアリング外周面と内周面とを連通する油供給孔(油供給口)4aと、ベアリング内周面に沿って延びる潤滑油溝(図示せず)とが形成されている。
そして、クランクシャフト(クランクジャーナル)3は、シリンダブロック2とクランクキャップ24によって上下から挟み込まれた状態で、アッパベアリング41及びロアベアリング42によって回転可能に支持されている。
一方、エンジン1のシリンダブロック2の上部中央(一対のバンク21,22の交差部)にメインオイルホール5が形成されている。このメインオイルホール5には、オイルパンからオイルポンプにて汲み上げられた潤滑油が供給される。また、シリンダブロック2にはクランクベアリング4に給油を行うためのオイルホール6が形成されている。オイルホール6の上端はメインオイルホール5に連通している。オイルホール6の下端部分は、クランクベアリング4の油供給孔4aの手前で2方に分岐している。このオイルホール6の分岐構造について以下に説明する。
−実施形態1−
図1及び図2に示すように、オイルホール6は、メインオイルホール5から下方(鉛直方向)に向けて直線状に延びる上流側ホール60と、その上流側ホール60から下方(クランクベアリング4)に向けて直線状に延びる捕捉用ホール62と、この捕捉用ホール62から斜め下方に枝分かれした給油用ホール61とによって構成されている。
図1及び図2に示すように、オイルホール6は、メインオイルホール5から下方(鉛直方向)に向けて直線状に延びる上流側ホール60と、その上流側ホール60から下方(クランクベアリング4)に向けて直線状に延びる捕捉用ホール62と、この捕捉用ホール62から斜め下方に枝分かれした給油用ホール61とによって構成されている。
給油用ホール61の先端(下端)はクランクベアリング4の油供給孔4aに連通している。一方、捕捉用ホール62の先端(下端)は、磁性体製のプラグ63によって閉鎖されており、この捕捉用ホール62の給油用ホール61の分岐部分の下流側が異物捕捉部62aとなっている。なお、捕捉用ホール62は、上流側ホール60及び給油用ホール61よりも内径が大きく形成されている。
以上の図1及び図2の構造においては、捕捉用ホール62の下端がプラグ63によって閉鎖されているので、メインオイルホール5からオイルホール6内に流入した潤滑油は、上流側ホール60を通過した後、給油用ホール61側へと流れてクランクベアリング4の油供給孔4aに流入する。一方、潤滑油中に含まれる金属屑等の質量が大きな異物は、上流側ホール60を通過した後においても、略直線状に進行するので、捕捉用ホール62の異物捕捉部62aに捕捉される。これによって給油用ホール61側に流れる異物の量を少なくすることができ、クランクベアリング4への異物進入を抑制することができる。
ここで、図2に示す構造において、捕捉用ホール62の下端部を塞ぐプラグ63を一部もしくは全体を永久磁石とすると、潤滑油中に含まれる鉄系異物を捕捉用ホール62内に吸引して捕捉することが可能になるので、クランクベアリング4への異物進入を更に抑制することができる。
また、図2の構造に加えて、図3に示すように、給油用ホール61に、潤滑油中に含まれる金属屑等の異物を捕捉するためのフィルタ(例えば金属製のメッシュネット)7を配置しておいてもよい。このように給油用ホール61にフィルタ7を設けておくと、捕捉用ホール62に捕捉されずに、給油用ホール61側に流れようとする異物も捕捉することができるので、クランクベアリング4への異物進入を更に抑制することができる。
また、図2の構造において、図4に示すように、捕捉用ホール62の下端部を塞ぐプラグ63に替えて、潤滑油中に含まれる金属屑等の異物を捕捉するためのフィルタ(例えば金属製のメッシュネット)8を設けておいてもよい。この場合、捕捉用ホール62にて潤滑油中の異物を捕捉することができるとともに、フィルタ8を通過した潤滑油(異物が除去された潤滑油)を、クランクベアリング4の外周面に供給することが可能となり、クランクベアリング4の潤滑性を高めることができる。なお、この図4に示す例と図3に示す例とを組み合わせた構造つまり給油用ホール61及び捕捉用ホール62の双方にフィルタ7,8を設けた構造を採用してもよい。
また、図2の構造において、図5に示すように、捕捉用ホール62内で給油用ホール61との分岐部の上流側に、金属屑等の異物が給油用ホール61側に流れることを阻止するバッフルプレート9を設けておいてもよい。
−実施形態2−
オイルホールの分岐構造の他の例を図6を参照しながら説明する。
オイルホールの分岐構造の他の例を図6を参照しながら説明する。
この例においても、図2の構造と同様に、シリンダブロック102の内部に形成するオイルホール106を、メインオイルホール5(図1参照)から下方に向けて直線状に延びる上流側ホール160、捕捉用ホール162、及び、その捕捉用ホール162(縦ホール162a)から斜め下方に枝分かれした給油用ホール161によって構成している。
ただし、この例では、捕捉用ホール162を、単なる直線形状とするのではなく、上流側ホール160から下方に直線上に延びる縦ホール162aと、その縦ホール162aから略90°の曲り部を介して水平方向に延びる水平ホール162bによって構成している点に特徴がある。
水平ホール162bは、シリンダブロック102の下方に配置されたオイルパンに、油戻通路(図示せず)を介して接続されている。また、水平ホール162bには、リリーフバルブ163が設けられている。リリーフバルブ163は、例えばバイメタルまたは形状記憶合金(または樹脂)などによって開閉動作する開閉弁であって、シリンダブロック102の温度(潤滑油の油温)が所定値以下(例えば50℃以下)のときに開弁する。
図6に示す構造によれば、オイルホール106内に流入した潤滑油は、上流側ホール160を通過した後、給油用ホール161側へと流れてクランクベアリング4の油供給孔4aに流入する一方、潤滑油中に含まれる金属屑等の質量が大きな異物は、上流側ホール160を通過した後、略直線状に進行して捕捉用ホール162に流入する。このとき、シリンダブロック102の温度(潤滑油の油温)が所定値(例えば50℃)よりも高い場合、リリーフバルブ163は閉弁状態であるので、捕捉用ホール162に流入した異物は、この捕捉用ホール162内に捕捉される。これによって給油用ホール161側に流れる異物の量を少なくすることができ、クランクベアリング4への異物進入を抑制することができる。
一方、エンジン運転初期で、シリンダブロック102の温度(潤滑油の油温)が所定値以下(例えば50℃以下)のときには、リリーフバルブ163が開弁状態となるので、捕捉用ホール162に流入した異物、及び、捕捉用ホール162内に既に捕捉されている異物は、水平ホール162bから油戻通路を通じてオイルパンへと導かれる。このように、この例では、捕捉用ホール162に捕捉した異物を、リリーフバルブ163の開弁によりオイルパンに逃がすことができるので、捕捉用ホール162に異物が大量に溜まり、異物が給油用ホール161側に溢れ出すことを防止することができる。
ここで、シリンダブロック102の加工時(オイルホール加工時等)において、メインオイルホール105やオイルホール106内に金属の切粉や鋳砂等の異物が残存する場合があるが、エンジン運転初期でエンジン回転数が低い状態のときに、リリーフバルブ163を開弁することにより、そのような残存異物をオイルパンに効率よく分離することが可能となり、金属の切粉や鋳砂等の異物がクランクベアリング4に進入することを阻止することができる。
なお、図6の構造に加えて、図7に示すように、給油用ホール161に、潤滑油中に含まれる金属屑等の異物を捕捉するためのフィルタ(例えば金属製のメッシュネット)107を配置しておいてもよい。このように給油用ホール161にフィルタ107を設けておくと、捕捉用ホール162に捕捉されずに、給油用ホール161側に流れようとする異物も捕捉することができるので、クランクベアリング4への異物進入を更に抑制することができる。
また、図6の構造において、図8に示すように、捕捉用ホール162内で給油用ホール161との分岐部の上流側に、金属屑等の異物が給油用ホール161側に流れることを阻止するバッフルプレート109を設けておいてもよい。
−他の実施形態−
以上の例では、オイルホールを2方に分岐した例を示したが、本発明はこれに限られることなく、クランクベアリングに複数の油供給孔を設けるとともに、オイルホールを油供給孔の手前で3方以上に分岐し、その分岐した複数の分岐油路をそれぞれクランクベアリングの各油供給孔に導く構造としてもよい。
以上の例では、オイルホールを2方に分岐した例を示したが、本発明はこれに限られることなく、クランクベアリングに複数の油供給孔を設けるとともに、オイルホールを油供給孔の手前で3方以上に分岐し、その分岐した複数の分岐油路をそれぞれクランクベアリングの各油供給孔に導く構造としてもよい。
以上の例では、クランクベアリングに潤滑油を供給する潤滑構造の例を示したが、本発明はこれに限られることなく、シリンダブロックやシリンダヘッド等のエンジン本体の内部に形成されたオイルホールを通じて潤滑油が供給される他の摺動部の潤滑構造に本発明を適用してもよい。
以上の例では、V型エンジンに本発明を適用した例を示したが、これに限られることなく、直列多気筒エンジンにも本発明は適用可能である。
1 エンジン
2,102 シリンダブロック
21 バンク
22 バンク
23 クランクケース
24 クランクキャップ
3 クランクシャフト
4 クランクベアリング
4a 油供給孔(油供給口)
5 メインオイルホール
6,106 オイルホール(潤滑油路)
60,160 上流側ホール
61,161 給油用ホール
62,162 捕捉用ホール
63 プラグ
7,8,107 フィルタ
163 リリーフバルブ(開閉弁)
2,102 シリンダブロック
21 バンク
22 バンク
23 クランクケース
24 クランクキャップ
3 クランクシャフト
4 クランクベアリング
4a 油供給孔(油供給口)
5 メインオイルホール
6,106 オイルホール(潤滑油路)
60,160 上流側ホール
61,161 給油用ホール
62,162 捕捉用ホール
63 プラグ
7,8,107 フィルタ
163 リリーフバルブ(開閉弁)
Claims (6)
- 内燃機関本体に形成された潤滑油路を通じて摺動部の油供給口に潤滑油を供給する内燃機関の潤滑構造であって、
前記摺動部の油供給口の手前で潤滑油路が少なくとも2方に分岐しており、前記油供給口に連通する分岐油路と、前記油供給口とは異なる部位に導かれる分岐油路とが形成されていることを特徴とする内燃機関の潤滑構造。 - 請求項1記載の内燃機関の潤滑構造において、
前記油供給口とは異なる部位に分岐した分岐油路に開閉弁が設けられていることを特徴とする内燃機関の潤滑構造。 - 請求項2記載の内燃機関の潤滑構造において、
前記開閉弁は、機関温度が所定値以下であるときに開弁することを特徴とする内燃機関の潤滑構造。 - 請求項1記載の内燃機関の潤滑構造において、
前記油供給口とは異なる部位に分岐した分岐油路に磁石が設けられていることを特徴とする内燃機関の潤滑構造。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の潤滑構造において、
前記油供給口に連通する分岐油路に、潤滑油中の異物を捕捉するフィルタが設けられていることを特徴とする内燃機関の潤滑構造。 - 請求項1または5に記載の内燃機関の潤滑構造において、
前記油供給口とは異なる部位に分岐した分岐油路に、潤滑油中の異物を捕捉するフィルタが設けられていることを特徴とする内燃機関の潤滑構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006105232A JP2007278170A (ja) | 2006-04-06 | 2006-04-06 | 内燃機関の潤滑構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006105232A JP2007278170A (ja) | 2006-04-06 | 2006-04-06 | 内燃機関の潤滑構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
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JP2006105232A Pending JP2007278170A (ja) | 2006-04-06 | 2006-04-06 | 内燃機関の潤滑構造 |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009150307A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Toyota Motor Corp | エンジンの軸受け給油構造 |
JP2011064248A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Otics Corp | 軸受構造 |
-
2006
- 2006-04-06 JP JP2006105232A patent/JP2007278170A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009150307A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Toyota Motor Corp | エンジンの軸受け給油構造 |
JP2011064248A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Otics Corp | 軸受構造 |
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