JP2007277322A - 修正テープ用隠蔽剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルムからの剥離性および使用時における紙面に対する粘着性に優れ、粘着成分の乾燥や、ゴミ、埃の付着による粘着性の低下がない修正テープ用隠蔽剤組成物を提供する。
【解決手段】隠蔽剤とアクリル系樹脂と、予め多孔質粒子に粘性剤を含浸させた複合粒子とを少なくとも含有する修正テープ用隠蔽剤組成物である。上記複合粒子を予め調製しておくことで、粘着物質の層を改めて形成させる必要がなく、また、複合粒子とすることによって、粘性剤が他の物質と遭遇する機会が減少し、その粘着性が低下しにくい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、一面に隠蔽剤層を形成した高分子フィルムを紙面になどに筆記した文字上に押し付けて転写し、文字上に隠蔽剤層を被覆して隠蔽すると共に、その上に再筆記可能とする修正テープに使用する隠蔽剤組成物に関する。
従来、修正テープに使用されている隠蔽剤組成物は、酸化チタンなどの白色顔料を使用した隠蔽剤と、バインダーとしてのアクリル樹脂と、添加剤を主材料としたものが知られており、この隠蔽剤組成物の層と、紙面などへの粘着性を付与する粘性物質の層とを、基材である高分子フィルムなどの一面に配置しているものが知られている(特許文献1)。
特開平06−166294号公報
上記のような修正テープは、より長いものを備えて、多く使用できるようにリール状に巻かれて、テープディスペンサーに保持されることが通常であるが、上述の粘性物質とフィルムとの粘着性を考慮する必要があり、単に粘性を高くするとフィルムよりの剥離が困難となる場合があり、使用される際の任意の紙面との粘着性とのバランスを取ることが困難であった。また、粘着成分が乾燥したり、ゴミや埃が付着するなどして、その粘着性が低下することがあった。
即ち、本発明は、隠蔽剤とアクリル系樹脂と、予め多孔質粒子に粘性剤を含浸させた複合粒子とを少なくとも含有する修正テープ用隠蔽剤組成物を要旨とする。
予め多孔質粒子に粘性剤を含浸させた複合粒子を使用することにより、粘着物質の層を形成する必要がなく、修正テープの製造工程上有利である。
また、複合粒子とすることによって、粘着性物質が他の物質と遭遇する機会が減少し、その粘着性が低下しにくい。
更に、多孔質粒子が、塩基性炭酸マグネシウムであり、柱状または管状の凝集粒子であり、外径が1μm以上20μm以下、長さが5μm以上200μm以下、長さ/外径の比が2以上50以下とすることにより、修正テープを紙面に押し付ける力にて、多孔質粒子を崩壊させ、粘着性物質を吐出させることができ、紙面への定着性の信頼度も向上する。
以下、本発明を詳細に説明する。
隠蔽剤は、酸化チタン、酸化亜鉛などの隠蔽性の高い顔料を用いる。特に酸化チタンが良好である。市販のものとしてはTITONESR−1、同650、同R62N、同R3L、同R7E(以上、堺化学工業(株)製)、クロノスKR−310、同KR−380、同480(以上、チタン工業(株)製)、タイピュアR−900、同R−602、同R−960、同R−931(以上、デュポン・ジャパン、リミテッド製)、TITANIXJR301、同JR805、同JR602、同JR701、同JR800(以上、テイカ(株)製)などの酸化チタンが挙げられる。その使用量は隠蔽剤組成物全体に対して30〜80重量%が好ましい。
アクリル系樹脂はバインダー剤として用いるものである。アクリル系樹脂とは具体的にアクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸のエステル、メタクリル酸のエステル及びこれらの誘導体から選ばれる1種もしくは2種以上を用いて重合した樹脂であり、一例を挙げると使用可能なモノマーはアクリル酸エステルとしては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ノルマルブチルアクリレート、メタクリル酸エステルとしてはメチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ノルマルブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリルメタクリレートなどが挙げられる。これらのモノマー以外にもスチレンやビニルアルコールなどの共重合可能なモノマーを含有することもできる。その使用量は隠蔽剤組成物全体に対して1〜20重量%が好ましい。
本発明で使用する多孔質粉は、粘性剤を多孔質粉の粒子に吸い込んでしまう作用を有する多孔質粉であれば従来公知の有機系、無機系の多孔質粉を任意に使用することが出来る。例えば有機系としては、ポリメタクリル酸エステル樹脂の場合ガンツ化成(株)よりガンツパールGMP−0820があり、スチレン−アクリル共重合体の場合としては三井化学(株)より商品名ミューティクルシリーズとして、ミューティクルPP110C、同PP2000TXが、スチレン樹脂の場合も同社よりミューティクルPP240Dとして販売されている。無機系として珪酸カルシウムの場合、(株)トクヤマより商品名フローライトシリーズとして、フローライトR、同RN、同RT、同RMがあり、ヒドロキシアパタイトの場合は宇部マテリアルズ(株)より、商品名MCシリーズとしてMC−L1P、MC−3NP、MC球状品がある。リン酸カルシウムの場合は、丸尾カルシウム(株)より商品名HAPとポロネックスとして上市されており、HAP−05NP、HAP08−NP、HAP−15NPがある。塩基性炭酸マグネシウムの場合は、日鉄鉱業(株)より開発試作品名マグチューブとして提供されており、口径の平均径が0.5μm、1.0μm、5.0μmとがあり、更には粒子表面をアルミナ処理、各種脂肪酸等で処理したグレードがある。
本発明で使用する油脂は、粘性剤と相溶して粘着樹脂の分子間の凝集を弱めて流動性を与えるもので、常温で液状若しくは半固体状の油脂を使用するもので、例えば、オリーブ油、ホホバ油、ひまわり油などの植物油、鯨油、スクワランなどの動物油、ステアリン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸などの飽和脂肪酸類、リノール酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸類とその誘導体、ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジエチルなどのエステル類やこれら脂肪酸との塩化物類、無水物類や酢酸混酸無水物類、そしてセバシン酸、アジピン酸などの飽和二塩基酸類及びその誘導体、更にこの二塩基酸類とのエステル類、そしてオクタノール、ミリスチルノールなどのアルコール類とその誘導体、グリセリン、ペンタエリットなどの多価アルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコールなどのグリコール類、ジブチルエーテル、ジドデシエーテルなどのエーテル類、ラウンリンアルデヒドなどのアルデヒド類の単量体や三量体、ジメチルケトン、ジブチルケトンなどのジアルキルケトン類やブチルケトン、トリデシルケトンなどのメチルアルキルケトン類、カプロニトリル、ウンデカンニトリル、ステアロニトリルなどの脂肪族ニトリル類、ノニルアミド、ラウリルアミドなどの脂肪族アミド類、プロピルアミン、ブチルアミン、オクチルアミン、ジオクチルアミン、ジウンデシルアミン、トリメチルアミン、トリオクチルアミンなどの脂肪族アミン類、炭化水素類などを例示でき、これらを任意に混合して使用しても差し支えない。
本発明で使用する粘性剤は、油脂と多孔質粉と共に混合物を形成し、修正時に紙面への定着を促す目的のために使用するもので、例えば、松や柑橘類の果皮などから精製して得られるテルペン樹脂、生松ヤニや松の根株を精製して得られるロジン樹脂、更には脂肪族系(C)、芳香族系(C)、共重合系(C/C)、脂環族系(水素添加)、などの石油系樹脂類、クマロン・インデン樹脂などの石炭系樹脂が例示できる。具体的な例として、テルペン樹脂としては分子構造上の違いからα―ピネン、β―ピネン、ジペンテン(リモネン)に大別されるが、α―ピネン型樹脂としてYSレジンAシリーズ(ヤスハラケミカル(株)製)、β―ピネン型樹脂としてYSレジンPXNシリーズ(ヤスハラケミカル(株)製)テルペン重合型樹脂(α―、β―、ジペンテンの共重合体)としては、YSレジンPXシリーズ、同PFシリーズ(以上、ヤスハラケミカル(株)製)などが挙げられる。テルペン樹脂誘導体としては、芳香族変性テルペン樹脂としてYSレジンTOシリーズ、同LP、(以上、ヤスハラケミカル(株)製)、水素添加テルペン樹脂としてクリアロンPシリーズ、同Mシリーズ、同Kシリーズ(以上、ヤスハラケミカル(株)製)、テルペンフェノール共重合体として、YSポリスター2000、同Tシリーズ、同Sシリーズ、マイティーエースGシリーズ、YP−90LL(ヤスハラケミカル(株)製)などが挙げられる。更にロジン樹脂としては、ガムロジン、ロジンアルコール、トール油ロジン、ウッドロジンなどが挙げられ、ロジン樹脂誘導体では、ロジングリセリンエステルとしてハリエスターTF、同NL、同S、ハリマックR80(以上、ハリマ化成(株)製)、エステルガム8L−JA、ペンタリン2840(以上、イーストマンケミカル(株)製)、水添加ロジンエステルとして、エステルガムH、パインクリスタルKE−100(以上、荒川化学工業(株)製)、リカロジンHC、リカロジンHD、リカロジンF、リカクリア90、リカクリア100(以上、(株)理科ファインテク製)、アビトールE、フォーラリン5020F(以上、イーストマンケミカル(株)製)、水添石油樹脂としてリガリライトR1010、(イーストマンケミカル(株)製)などが挙げられ、これらを任意に混合して使用しても差し支えない。
更に本発明で粘性剤にポリブテンを併用することは、油脂と粘着剤の相溶物に対して粘着力を維持しながら更に流動性を付与する。そして多孔質粉との混合物とすることで、修正時の押圧により粘着性が発現し、修正面に対して定着することが可能となる。このポリブテンはイソブチレンを重合したもの、あるいはイソブチレンと少量の炭素数4のオレフィンを共重合したものやナフサ分解により生成するC留分のうちブタジエンを除いたブタン−ブテン留分の一部を重合することによって得られるもので、代表的な市販品としては、新日本石油化学(株)製のLV−50、LV−100、HV−15、HV−35、HV−50、HV100、HV300、HV1900、HV3000、出光石油化学(株)製のOH、5H、10H−T、15H、2000H、15R、35R、100R、300R、日本油脂(株)製の0N、06N、015N、3N、5N、10N、30N、200N等がある。更に水素添加したポリブテンとして日本油脂(株)製のパームリーム4、同WX、同6、同18、同24、同46などが挙げられ、これらを任意に混合して使用しても差し支えない。前述したこれらポリブテンを混合物とする方法は、揮発性有機溶剤などと併用して先にポリブテンと粘着剤と油脂との溶解物としてから多孔質粉を投入して分散させ、使用した溶剤を徐々に揮発させて混合物を得る。そしてこのポリブテンを添加する割合は、粘着剤と油脂の総量に対して概ね10重量%〜30重量%程用いれば良い。10重量%より少ない使用量であると、基材となる高分子フィルムからの剥離が困難となり、30重量%より多い使用量であると、多孔質粉から漏れ易くなり、修正面がべたついてしまう。
以上、上述したこの混合物の修正テープ用隠蔽剤組成物への使用量は、修正テープ用隠蔽剤組成物の揮発溶剤分を除く全量に対して2重量%〜15重量%の範囲での使用が好ましく、より好ましくは5重量%から10重量%が良い。2重量%より少ない使用量では修正テープの紙面への定着性が不足し、15重量%を超える使用量では修正後の修正塗膜表面がべたつき、紙面同士を接着させてしまう。
前述した粘着剤と油脂と多孔質粉を混合物とする方法は、多孔質粒子に粘着剤と油脂を均一に染み込ませることが出来れば手段は選ばないが、使用する粘着剤を油脂で溶解させる他に揮発性有機溶剤などと併用して、先に粘着剤と油脂との溶解物としてから多孔質粉を投入して分散させ、使用した溶剤を徐々に揮発させて混合物を得る含浸法が有効である。
混合物中の多孔質粉の使用量は、多孔質粉の吸着力にもよるが概ね、揮発溶剤分を除く粘着剤と油脂との相溶物の量に対して等倍から3倍程度の量を使用すれば良く、要は相溶物を吸い込ませた多孔質粉粒子表面から相溶物が漏れ出ない乾いた状態であれば良い。
そして相溶物中の粘着剤と油脂の使用量は、両者の比重の違いにもよるがほぼ同量を用いれば良い。粘着剤の使用量が多い場合、修正後における修正面がべたつき紙を重ねた時に粘着してしまう傾向があり、逆に油脂の使用量が多い場合は、粘着剤樹脂の分子間力を緩和し過ぎることから粘着性を発揮しにくくなるので、修正テープが紙面上に定着し難くなり、修正後においてもテープがはがれ易くなってしまう傾向がある。
隠蔽剤組成物は、修正テープの基材となる高分子フィルムに均一に塗布することができれば液状である必要はないが、均一に塗布するには液状組成物として膜圧が一定になるように塗布した後に溶剤分を乾燥させ、固着して得る方法が好ましく、隠蔽剤組成物の配合成分が凝集したり不溶化したりしなければ水を含めてどの溶剤を使用することも可能である。ただし、多孔質粉に含浸させている粘性剤が溶解しやすいものは、予め多孔質粉に粘性剤を含浸させた効果、すなわち、使用前には粘着性を示さず、使用時に粘着性を示すという効果が損なわれる為使用しない方が得策である。
本発明において、上記材料を用いて修正テープ用隠蔽剤組成物を得るには、これら材料を任意に配合し、従来公知の攪拌、分散等の処理をすることにより得ることができる。
以下、実施例に基づき本発明を説明するが、本発明は実施例のみに限定されるものではない。
(混合物の準備)
ロジングリセリンエステル(粘着材:ヤスハラケミカル(株)製) 15重量部
流動パラフィン(油脂:新日本石油(株)製) 15重量部
ポリブテンHV−50 6重量部
メチルエチルケトン(溶剤) 100重量部
マグチューブ(多孔質粉:塩基性炭酸マグネシウムの薄片状微細結晶が管状に凝集した粒子、外径3.5μm、長さ20μm、内径1μm、日鉄鉱業(株)製) 15重量部
上記材料のマグチューブを除く材料を、500mlビーカに入れメチルエチルケトンで完全に溶解させた後、この溶液中にマグチューブを添加して均一に分散させて、有機溶剤の揮発が進まないようにビーカに蓋をして1時間放置する。その後ステンレス製(300×150×15ミリ)のバット容器に内容物を移し替えて、常温放置で3日間自然放置してメチルエチルケトンが完全に揮発した混合物を得た。
(実施例1)
クロノスKR−380(酸化チタン) 60重量部
アクリロイドB67(アクリル樹脂、米国、ローム&ハース社製) 20重量部
混合物 7重量部
酢酸エチル 100重量部
スミカゲルSP−510(アクリル酸−ビニルアルコール共重合体、住友化学工業(株)
製) 13重量部
ホモゲノールL−18(分散剤、花王(株)製) 1.2重量部
上記各成分のうち混合物を除く各成分をボールミルにて24時間分散後、混合物を加えて攪拌機で2時間攪拌し、修正テープ用隠蔽剤組成物を得た。
(実施例2〜3)
実施例1において混合物の使用量を3、20重量部とした以外は全て実施例1と同様の操作を行い、修正テープ用隠蔽剤組成物を得た。
(実施例4)
タイトーンR−7E(アルミナ−シリカ処理酸化チタン、堺化学工業(株)製)
72重量部
水 79重量部
混合物 7重量部
ビニゾール1637(アクリル樹脂共重合物エマルジョン、ヘキスト合成(株)製)
27重量部
ディスコートN−14(アニオン系界面活性剤、第一工業製薬(株)製) 0.2重量部
上記各成分のうち混合物を除く各成分をボールミルにて24時間分散後、混合物を加えて攪拌機で2時間攪拌し、修正テープ用隠蔽剤組成物を得た。
(実施例5〜6)
実施例4において混合物の使用量を3、20重量部とした以外は全て実施例4と同様の操作を行い、修正テープ用隠蔽剤組成物を得た。
(比較例1)
クロノスKR−380(酸化チタン) 60重量部
アクリロイドB67(アクリル樹脂、米国、ローム&ハース社製) 20重量部
マグチューブ(多孔質粉:塩基性炭酸マグネシウムの薄片状微細結晶が管状に凝集した粒子、外径3.5μm、長さ20μm、内径1μm、日鉄鉱業(株)製) 15重量部
ポリブテンHV−15 6重量部
メチルシクロヘキサン 100重量部
スミカゲルSP−510(アクリル酸−ビニルアルコール共重合体、住友化学工業(株)
製) 13重量部
ホモゲノールL−18(分散剤、花王(株)製) 1.2重量部
上記配合物をボールミルにて24時間分散し、修正テープ用隠蔽剤組成物を得た。
(比較例2)
実施例1において、混合物を除いた以外は実施例1と同様の操作を行い、修正テープ用隠蔽剤組成物を得た。
以上の実施例1〜6および比較例1、2により得られた修正テープ用隠蔽剤組成物を離型紙(ポリエステルフィルム、三菱化学ポリエステル社製)に76μmのアプリケーターで塗布し、乾燥した後5mmの幅に切断し、修正テープを得た。更に比較例2から得られた修正テープ用隠蔽剤組成物を剥離紙に76μmのアプリケーターで塗布し、乾燥後、その上にSKダインE−3008BC(エマルジョン型粘着剤、綜研化学(株)製)を塗布し乾燥させ、3層構造の修正テープを得た(比較例3)。
以上で得られた修正テープを用いて、文字が印刷されたコピー用紙に対して修正テープを重ね、金ヘラを用いて5cmの長さで修正テープの転写を行った。なお、修正テープは乾燥後24時間以内の翌日と、乾燥後1ヶ月間室温放置してからの2度、転写を行った。
定着性試験
上記により修正された5cmの長さの修正面に対し、消字率試験機((株)丸菱科学機械製作所製)を用いて消しゴム(ハイポリマー消しゴム Ain、ぺんてる(株)製)で500gの荷重で垂直に4往復こすり、修正面のはがれを目視確認した。
○:修正面の剥離が認められないもの
×:修正面の剥離が認められるもの
Figure 2007277322

Claims (4)

  1. 隠蔽剤とアクリル系樹脂と、予め多孔質粒子に粘性剤を含浸させた複合粒子とを少なくとも含有する修正テープ用隠蔽剤組成物。
  2. 前記多孔質粒子が、塩基性炭酸マグネシウムである請求項1に記載の修正テープ用隠蔽剤組成物。
  3. 前記多孔質粒子が柱状または管状の凝集粒子であり、その外径が1μm以上20μm以下、長さが5μm以上200μm以下、長さ/外径の比が2以上50以下である請求項1又は請求項2に記載の修正テープ用隠蔽剤組成物。
  4. 前記粘性剤が、少なくともポリブテンを含有する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の修正テープ用隠蔽剤組成物。
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