JP2007273214A - 固体電解質、その製造方法及び全固体二次電池 - Google Patents

固体電解質、その製造方法及び全固体二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】、高いリチウムイオン伝導性を有し、短時間で原料を製造することにより量産性に優れ、かつ経済性に優れた固体電解質を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表される組成を有し、X線回折(CuKα:λ=1.5418Å)において無定形を示す固体電解質。
Li・・・(1)
(式中、Aは、P、S以外の周期律表13,14,15,16族のいずれかに属する元素である。
x=9.0〜14.0、y=14.0〜21.0、z=57.0〜71.0、o=0.5〜15.0である(重量%)。)
【選択図】図1

Description

本発明は、固体電解質及びその製造方法、及びこれを原料として用いるリチウム二次電池等の全固体二次電池に関する。
現行のリチウムイオン二次電池には、電解質として有機系電解液が用いられている。有機系電解液は高いイオン伝導度を示すものの、電解質が液体でかつ可燃性であるため、電池として用いた場合、漏洩、発火等の本質的安全性が懸念されている。次世代リチウム電池用の電解質として、より安全性の高い固体電解質の開発が望まれている。
特許文献1には、LiS:68〜74モル%及びP:26〜32モル%の組成からなる硫化物系ガラスを、150〜360℃で焼成処理することで高イオン伝導度を有するリチウムイオン電導性硫化物系結晶化ガラスが得られることが開示されている。
特許文献1に記載の硫化物系結晶化ガラスは高いイオン伝導度を有するものの、その製造にメカニカルミリング法を採用する場合には長時間を必要とし、高イオン伝導度を有する固体電解質の製造方法としての効率化が十分ではない。この先行文献には、高いイオン伝導度を有する固体電解質の製造方法として、溶融急冷法も開示されているが、この方法は量産性に優れるものではない。さらに、特許文献1には、LiS、及びPに第三成分を添加することが記載されているが、得られる固体電解質についての具体的な開示がない。
特開2005−228570号公報(段落0017)
本発明は上述の問題に鑑みなされたものであり、高いリチウムイオン伝導性を有し、短時間で原料を製造することにより量産性に優れ、かつ経済性に優れた固体電解質を提供することを目的とする。
本発明によれば、以下の固体電解質、その製造方法及びこれを用いた全固体二次電池が提供される。
1.下記式(1)で表される組成を有し、X線回折(CuKα:λ=1.5418Å)において無定形を示す固体電解質。
Li・・・(1)
(式中、Aは、P、S以外の周期律表13,14,15,16族のいずれかに属する元素である。
x=9.0〜14.0、y=14.0〜21.0、z=57.0〜71.0、o=0.5〜15.0である(重量%)。)
2.下記式(1)で表される組成を有し、X線回折(CuKα:λ=1.5418Å)において2θ=17.8±0.3deg,18.2±0.3deg,19.8±0.3deg,21.8±0.3deg,23.8±0.3deg,25.9±0.3deg,29.5±0.3deg,30.0±0.3degに回折ピークを有する固体電解質。
Li・・・(1)
(式中、Aは、P、S以外の周期律表13,14,15,16族のいずれかに属する元素である。
x=9.0〜14.0、y=14.0〜21.0、z=57.0〜71.0、o=0.5〜15.0である(重量%)。)
3.Aが、Si,Ge,B,Al,Oから選択される1種又は2種以上である1又は2記載の固体電解質。
4.以下の成分(a)〜(c)を、以下の配合比で混合する1記載の固体電解質の製造方法。
[成分]
(a)Li
(b)P、又は単体リン及び単体硫黄
(c)周期律表13,14,15,16族に属する元素のいずれかを含有する、上記成分(a),(b)以外の1種又は2種以上の第三成分
[配合比]
成分(a):成分(b)(モル比)=65〜75:35〜25
成分(a)と成分(b)の合計を100モル部としたとき、成分(c)が1〜20モル部
5.前記第三成分が、LiSiO、LiPO、LiGeO、LiBO、LiAlOから選択される1種又は2種以上である4記載の固体電解質の製造方法。
6.メカニカルミリング法により製造する、4又は5記載の固体電解質の製造方法。
7.4〜6いずれか記載の製造方法で得られる固体電解質を150〜360℃で熱処理する、2記載の固体電解質の製造方法。
8.リチウム二次電池用である1〜3いずれか記載の固体電解質。
9.1〜3及び8いずれか記載の固体電解質を用いて得られる全固体二次電池。
本発明によれば、高いリチウムイオン伝導性を有し、短時間で原料を製造することにより量産性に優れ、かつ経済性に優れた固体電解質を提供することができる。
本発明の第一の固体電解質は、下記式(1)で表される組成を有し、X線回折において無定形を示す。
Li・・・(1)
式(1)中、Aは、周期律表13,14,15,16族のいずれかに属する元素であって、P、S以外の元素である。好ましくはSi、Ge、B、Al、Oから選択される1種又は2種以上の元素である。
式(1)中、x,y,z,oは重量百分率で、x=9.0〜14.0、y=14.0〜21.0、z=57.0〜71.0、o=0.5〜15.0であり、好ましくはx=9.0〜13.0、y=15.0〜20.0、z=63.0〜71.0、o=0.5〜9.0である。
組成比が上記からはずれる場合、反応が十分進まずX線回折において無定形の固体電解質とならなかったり、熱処理等により結晶化させても高いイオン伝導度とならない材料となる恐れがある。
X線回折で無定形とは、X線回折測定において、LiSに由来する鋭いピークが存在しないものをいう。上記X線回折測定として、後述する実施例1,2,3のチャートを示すことができる。実施例2では、LiSに由来するピークがわずかに残存するが、本発明においては、このような固体電解質もX線回折で無定形の固体電解質とする。X線回折で無定形の固体電解質を熱処理することにより、リチウムイオン伝道度の高い固体電解質が得られる。
さらに、定量的には、X線回折(CuKα:λ=1.5418Å)において2θ=27.04±0.1degの回折強度が500cps以下であるものを、X線回折で無定形であるとした。
第一の固体電解質は、例えば、以下の成分(a)〜(c)を、以下の配合比で混合することにより作製できる。
[成分]
(a)Li
(b)P、又は単体リン及び単体硫黄
(c)周期律表13,14,15,16族に属する元素のいずれかを含有する、上記成分(a),(b)以外の1種又は2種以上の第三成分
[配合比]
成分(a):成分(b)(モル比)=65〜75:35〜25
成分(a)と成分(b)の合計を100モル部としたとき、成分(c)が1〜20モル部
成分(a)と成分(b)の配合比が上記範囲を外れると、本発明特有の結晶構造が発現せず、イオン伝導度が小さくなり、固体電解質として十分な性能を発揮しない。特に成分(a)の配合量を、68〜73モル%とし、成分(b)の配合量を、32〜27モル%とすることが好ましい。
成分(c)の添加量が、上記範囲を外れて、1モル部未満の場合、後述するメカニカルミリング処理において、エネルギー投入量及び反応時間に対する固体電解質が得られる効率が十分でなく、20モル部を超える場合、得られた固体電解質を熱処理して結晶化させても、高いリチウムイオン伝導度は得られない。特に、成分(c)の添加量を1〜10モル部とすることが好ましい。
LiSは、特に制限なく工業的に入手可能なものが使用できるが、高純度のものが好ましい。例えば、非プロトン性有機溶媒中で水酸化リチウムと硫化水素とを反応させて得たLiSを、有機溶媒を用い、100℃以上の温度で洗浄して精製したものが好ましく使用できる。
具体的には、特開平7−330312号公報に開示された製造方法で、LiSを製造することが好ましく、このLiSを国際公開WO2005/40039号の記載の方法で精製したものが好ましい。
このLiSの製造方法は、簡易な手段によって高純度の硫化リチウムを得ることができるため、原料コストを削減できる。また、上記の精製方法は、簡便な処理により、LiSに含まれる不純物である硫黄酸化物やN−メチルアミノ酪酸リチウム(以下、LMABという)等を除去できるため、経済的に有利であるとともに、得られた高純度の硫化リチウムを用いたリチウム二次電池用固体電解質は、純度に起因する性能低下が抑えられ、その結果、優れたリチウム二次電池(固体電池)を得ることができる。
尚、LiSに含まれる硫黄酸化物の総量は、0.15質量%以下であることが好ましく、LMABは、0.1質量%以下であることが好ましい。
は、工業的に製造され、販売されているものであれば、特に限定なく使用することができる。
また、Pに代えて、相当するモル比の単体リン(P)及び単体硫黄(S)を用いることもできる。これにより、入手が容易で、かつ安価な材料から本発明の固体電解質を製造することができる。単体リン(P)及び単体硫黄(S)は、工業的に生産され、販売されているものであれば、特に限定なく使用することができる。
第三成分は、熱処理により高いリチウムイオン伝導度の固体電解質が得られる点で、好ましくは酸素を含有する無機化合物、より好ましくは酸素と共に、ホウ素、アルミニウム、ケイ素、リン、ゲルマニウムから選択される1種又は2種以上の元素を含有する化合物、特に好ましくはこれらの元素と共にリチウムを含有する化合物であるオルトオキソ酸リチウムである。第三成分として、好ましくはLiSiO、LiPO、LiGeO、LiBO、LiAlOから選択される1種又は2種以上の化合物である。かかるオルトオキソ酸リチウムを含ませると、結晶化ガラス中、例えば、後述する第二の固体電解質中のガラス(非晶性成分)を安定化させることができる。
本発明の第一の固体電解質の製造方法としては、例えば、メカニカルミリング法(以下、MM処理と示すことがある)がある。
MM処理を用いて第一の固体電解質を製造すると、室温で行えるので、製造工程の簡略化も可能となるため好ましい。さらに、量産性に優れるという利点もある。
MM処理により第一の固体電解質を製造する際、窒素等の不活性ガスの雰囲気を用いるのが好ましい。水蒸気や酸素等は、出発物質と反応し易いからである。
MM処理では、ボールミルを使用するのが好ましい。大きな機械的エネルギーが得られるからである。
ボールミルとしては、遊星型ボールミル機を使用するのが好ましい。遊星型ボールミルでは、ポットが自転回転しながら、台盤が公転回転するので、非常に高い衝撃エネルギーを効率良く発生させることができる。
MM処理の条件は、使用する機器等により適宜調整すればよいが、回転速度が速いほど、第一の固体電解質の生成速度は速くなり、回転時間が長いほど第一の固体電解質ヘの原料の転化率は高くなる。例えば、一般的な遊星型ボールミル機を使用した場合は、回転速度を数十〜数百回転/分とし、0.1時間〜10時間処理すればよい。力学的エネルギー投入量としては、原料混合物1kg当り、1〜100kWh、好ましくは6〜50kWhである。これ以下では、LiSに由来する鋭いピークが残存する可能性があり、リチウムイオン伝導度の高い熱処理物が得られない可能性がある。一方、これ以上の反応時間や力学的エネルギーを投入しても、リチウムイオン伝導度向上への寄与は認められない。
本発明の第二の固体電解質は、下記式(1)で表される組成を有し、X線回折(CuKα:λ=1.5418Å)において2θ=17.8±0.3deg,18.2±0.3deg,19.8±0.3deg,21.8±0.3deg,23.8±0.3deg,25.9±0.3deg,29.5±0.3deg,30.0±0.3degに回折ピークを有する
Li・・・(1)
上記の8領域において、回折ピークを有する結晶構造は、極めて高いリチウムイオン伝導性を有する。
また、式(1)中、A及びx、y、z、oは上記と同じである。
本発明の第二の固体電解質の製造方法は、例えば、第一の固体電解質を150〜360℃で熱処理することにより製造できる。
第二の固体電解質を生成させる熱処理温度は、好ましくは150〜360℃である。特に好ましくは200℃〜350℃である。
150℃未満では、第二の固体電解質のガラス転移点以下の温度であるため結晶化が進行しない。一方、360℃を超えると、イオン伝導性の低い結晶が生じる恐れがある。熱処理時間は、結晶が生成する条件であれば特に限定はなく、瞬時であっても長時間であっても構わない。また、焼成温度までの昇温パターンについても特に限定はない。
上記熱処理の反応時間は、好ましくは0.1〜480時間、より好ましくは0.1〜100時間である。
本発明の第二の固体電解質は、好ましくは少なくとも5V以上の分解電圧を持ち、不燃性の無機固体である。また、リチウムイオン輸率が1であるという特性を保持しつつ、室温において10−3S/cm台という極めて高いリチウムイオン伝導性を示し得る。従って、リチウム二次電池の固体電解質用の材料として極めて適している。また、耐熱性の優れた固体電解質である。
本発明の第二の固体電解質は、正極活物質及び負極活物質と組み合わせてリチウム二次電池として、特に全固体二次電池として好適に使用できる。
全固体二次電池の正極活物質として、硫化物系では、硫化チタン(TiS)、硫化モリブデン(MoS)、硫化鉄(FeS、FeS)、硫化銅(CuS)及び硫化ニッケル(Ni)等が使用できる。好ましくは、TiSが使用できる。
また、酸化物系では、酸化ビスマス(Bi)、鉛酸ビスマス(BiPb)、酸化銅(CuO)、酸化バナジウム(V13)、コバルト酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、マンガン酸リチウム(LiMnO)等が使用できる。好ましくは、コバルト酸リチウムが使用できる。
尚、上記の他にはセレン化ニオブ(NbSe)が使用できる。
全固体二次電池の負極活物質としては、炭素材料が使用できる。具体的には、人造黒鉛、黒鉛炭素繊維、樹脂焼成炭素、熱分解気相成長炭素、コークス、メソカーボンマイクロビーズ(MCMB)、フルフリルアルコール樹脂焼成炭素、ポリアセン、ピッチ系炭素繊維、気相成長炭素繊維、天然黒鉛及び難黒鉛化性炭素が挙げられる。好ましくは、人造黒鉛である。
本発明の全固体二次電池は、上記電解質と電極剤を接触又は混合させ高温下にさらしても副反応を起こさず、電池として作動する。また、エネルギー密度が高く、安全性及び充放電サイクル特性、長期安定性が優れている。
以下、本発明を実施例によってさらに具体的に説明する。
製造例
(1)硫化リチウム(LiS)の製造
硫化リチウムは、特開平7−330312号公報の第1の態様(2工程法)の方法に従って製造した。具体的には、撹拌翼のついた10リットルオートクレーブにN−メチル−2−ピロリドン(NMP)3326.4g(33.6モル)及び水酸化リチウム287.4g(12モル)を仕込み、300rpm、130℃に昇温した。昇温後、液中に硫化水素を3リットル/分の供給速度で2時間吹き込んだ。続いてこの反応液を窒素気流下(200cc/分)昇温し、反応した硫化水素の一部を脱硫化水素化した。昇温するにつれ、上記硫化水素と水酸化リチウムの反応により副生した水が蒸発を始めたが、この水はコンデンサにより凝縮し系外に抜き出した。水を系外に留去すると共に反応液の温度は上昇するが、180℃に達した時点で昇温を停止し、一定温度に保持した。脱硫化水素反応が終了後(約80分)反応を終了し、硫化リチウムを得た。
(2)硫化リチウムの精製
上記(1)で得られた500mLのスラリー反応溶液(NMP−硫化リチウムスラリー)中のNMPをデカンテーションした後、脱水したNMP 100mLを加え、105℃で約1時間撹拌した。その温度のままNMPをデカンテーションした。さらにNMP 100mLを加え、105℃で約1時間撹拌し、その温度のままNMPをデカンテーションし、同様の操作を合計4回繰り返した。デカンテーション終了後、窒素気流下230℃(NMPの沸点以上の温度)で硫化リチウムを常圧下で3時間乾燥した。得られた硫化リチウム中の不純物含有量を測定した。
尚、亜硫酸リチウム(LiSO)、硫酸リチウム(LiSO)並びにチオ硫酸リチウム(Li)の各硫黄酸化物、及びN−メチルアミノ酪酸リチウム(LMAB)の含有量は、イオンクロマトグラフ法により定量した。その結果、硫黄酸化物の総含有量は0.13質量%であり、LMABは0.07質量%であった。
このようにして精製したLiSを、以下の実施例及び比較例で使用した。
実施例1
上記製造例にて精製したLiS、P(アルドリッチ製)、LiSiO(アルドリッチ製)を出発原料に用いた。LiS 68モル部、P 32モル部、LiSiO 1モル部を添加してなる混合物を約10gと粒径10mmΦのアルミナ製ボール100個を500mLのアルミナ製容器に入れ、遊星型ボールミル(フリッチュ社製:型番P−5)にて、窒素雰囲気下、室温(25℃)にて、回転速度を290rpmとし、5時間メカニカルミリング処理(エネルギーとしては、18.2kWh/kg電解質)することで、白黄色の粉末を得た。
得られた粉末について、粉末X線回折測定を行った(CuKα:λ=1.5418Å)。このX線回折スペクトルチャートを図1に示す。スペクトルチャートより、LiSの結晶ピークは、完全に消失しガラス化している、即ち無定形となっていることが確認できた。
尚、図1では、実施例1−3及び比較例2の各チャートの重なりをなくすため、縦軸方向に平行移動させており、縦軸は強度を示す。
この粉末の元素分析の結果、Li、P、Sの重量百分率はLi:9.4、P:19.1、S:70.6、他(Aと記載):0.9であった。Aの重量分率は100からLi、P及びSの重量分率の合計を引いた値を用いた。
尚、上記元素分析は以下のICP分析及びLC分析より行った。
ICP分析:所定量の試料を精秤し、白金皿に入れた。これに1Nの硝酸水溶液を加え、ホットプレート上で加熱し完全に溶解した。この溶液のICP分析によりLi及びP、Siを定量した。
LC分析:石英ボードに所定量の試料をいれ、これを空気中にて燃焼した。燃焼ガスを弱アルカリ水溶液に吸収させた後、過酸化水素水を加えて硫黄酸化物を酸化し、硫酸イオンとした。液中に含まれる硫酸イオンを液クロ分析により定量し、硫黄分を定量した。
この粉末を密閉容器にいれ、300℃、2時間熱処理を行った。得られた固体電解質についてX線回折測定を行った(CuKα:λ=1.5418Å)ところ、図5に示すように、2θ=17.8±0.3deg,18.2±0.3deg,19.8±0.3deg,21.8±0.3deg,23.8±0.3deg,25.9±0.3deg,29.5±0.3deg,30.0±0.3degに回折ピークを有することが確認できた。また、イオン伝導度を交流インピーダンス法(測定周波数100Hz〜15MHz)により測定したところ、室温(25℃)で2×10−3S/cmと高いものであった。ここで、前記の熱処理中に気体の発生が認められなかったことから、熱処理物の元素分析結果は、熱処理前のものと同一であると判断した。
実施例2
LiSiOの添加量を10モル部とした以外は、実施例1と同様にメカニカルミリング処理した。得られた粉末について、実施例1と同様に粉末X線回折測定を行った。このX線回折スペクトルチャートを図1に示す。スペクトルチャートより、LiSの結晶ピークは、殆ど完全に消失しガラス化している、即ち無定形となっていることが確認できた。また、図2から、2θ=27.04±0.1degの回折強度が500cps以下であることが確認できた。また、元素分析の結果から求めた重量百分率は、Li:10.7、P:17.3、S:63.9、他(Aと記載):8.1であった。この粉末を実施例1と同様に熱処理して得られた固体電解質には実施例1の場合と同様の位置に鋭いX線回折ピークが認められた。また、イオン伝導度は、2×10−3S/cmと高いものであった。ここで、熱処理中に気体の発生が認められなかったことから、熱処理物の元素分析結果は、熱処理前のものと同一であると判断した。
実施例3
LiSiOの添加量を18モル部とした以外は、実施例1と同様にメカニカルミリング処理した。得られた粉末について、実施例1と同様に粉末X線回折測定を行った。このX線回折スペクトルチャートを図1に示す。スペクトルチャートより、LiSの結晶ピークは、完全に消失しガラス化している、即ち無定形となっていることが確認できた。また、図3から、2θ=27.04±0.1degの回折強度が500cps以下であることが確認できた。また、元素分析の結果から求めた重量百分率は、Li:11.6、P:16.0、S:59.0、他(Aと記載):13.4であった。この粉末を実施例1と同様に熱処理して得られた固体電解質には実施例1の場合と同様の位置に鋭いX線回折ピークが認められた。また、イオン伝導度は、1×10−3S/cmと高いものであった。ここで、熱処理中に気体の発生が認められなかったことから、熱処理物の元素分析結果は、熱処理前のものと同一であると判断した。
比較例1
実施例1においてLiSiOを添加しなかった以外は実施例1と同様にしてメカニカルミリング処理した。その結果、X線回折スペクトルにおいてLiSのピークが認められ、完全に反応しておらず、無定形となっていないことが確認された。また、熱処理後の固体電解質のイオン伝導度も低い結果であった。
比較例2
LiSiOの添加量を25モル部とした以外は、実施例1と同様にメカニカルミリング処理した。得られた粉末について、実施例1と同様に粉末X線回折測定を行った。このX線回折スペクトルチャートを図1に示す。スペクトルチャートより、LiSの結晶ピークは、完全に消失しガラス化している、即ち無定形となっていることが確認できた。また、図4からも確認できた。一方、元素分析の結果から求めた重量百分率は、Li:12.4、P:15.0、S:55.2、他(Aと記載):17.4であった。この粉末を実施例1と同様に熱処理して得られた固体電解質には鋭いX線回折ピークが認められたが、イオン伝導度は、3×10−5S/cmと低いものであった。ここで、熱処理中に気体の発生が認められなかったことから、熱処理物の元素分析結果は、熱処理前のものと同一であると判断した。
実施例4
LiSとPの仕込み比を変えた以外は、実施例1と同様にメカニカルミリング処理した。得られた粉末について、実施例1と同様に粉末X線回折測定を行ったところ、LiSのピークは認められず、無定形となっていることが確認された。一方、元素分析の結果から求めた重量百分率は、Li:10.0、P:18.6、S:70.5、他(Aと記載):0.9であった。この粉末を実施例1と同様に熱処理して得られた固体電解質には実施例1の場合と同様の位置に鋭いX線回折ピークが認められ、イオン伝導度は、3×10−3S/cmと高いものであった。ここで、熱処理中に気体の発生が認められなかったことから、熱処理物の元素分析結果は、熱処理前のものと同一であると判断した。
実施例5
LiSiOの添加量を10モル部とした以外は、実施例4と同様にメカニカルミリング処理した。得られた粉末について、実施例1と同様に粉末X線回折測定を行った。このX線回折の結果、LiSのピークは認められず、無定形となっていることが確認できた。また、元素分析の結果から求めた重量百分率は、Li:11.2、P:16.8、S:63.6、他(Aと記載):8.3であった。この粉末を実施例1と同様に熱処理して得られた固体電解質には実施例1の場合と同様の位置に鋭いX線回折ピークが認められた。また、イオン伝導度は、2×10−3S/cmと高いものであった。ここで、熱処理中に気体の発生が認められなかったことから、熱処理物の元素分析結果は、熱処理前のものと同一であると判断した。
実施例6
LiSiOの添加量を18モル部とした以外は、実施例4と同様にメカニカルミリング処理した。得られた粉末について、実施例1と同様に粉末X線回折測定を行った。このX線回折の結果、LiSのピークは認められず、無定形となっていることが確認された。また、元素分析の結果から求めた重量百分率は、Li:12.2、P:15.4、S:58.6、他(Aと記載):13.8であった。この粉末を実施例1と同様に熱処理して得られた固体電解質には実施例1の場合と同様の位置に鋭いX線回折ピークが認められた。また、イオン伝導度は、1×10−3S/cmと高いものであった。ここで、熱処理中に気体の発生が認められなかったことから、熱処理物の元素分析結果は、熱処理前のものと同一であると判断した。
比較例3
実施例4においてLiSiOを添加しなかった以外は実施例1と同様にしてメカニカルミリング処理した。その結果、X線回折スペクトルにおいてLiSのピークが認められ、完全に反応しておらず、無定形となっていないことが確認された。また、熱処理後の固体電解質のイオン伝導度も低い結果であった。
比較例4
LiSiOの添加量を25モル部とした以外は、実施例4と同様にメカニカルミリング処理した。得られた粉末について、実施例1と同様に粉末X線回折測定を行った。このX線回折の結果、LiSのピークは認められず、無定形となっていることが確認された。一方、元素分析の結果から求めた重量百分率は、Li:12.9、P:14.4、S:54.8、他(Aと記載):17.8であった。この粉末を実施例1と同様に熱処理して得られた固体電解質には鋭いX線回折ピークが認められたが、イオン伝導度は、8×10−5S/cmと低いものであった。ここで、熱処理中に気体の発生が認められなかったことから、熱処理物の元素分析結果は、熱処理前のものと同一であると判断した。
実施例7
LiSとPの仕込み比を変えた以外は、実施例1と同様にメカニカルミリング処理した。得られた粉末について、実施例1と同様に粉末X線回折測定を行ったところ、LiSのピークは認められず、無定形となっていることが確認された。一方、元素分析の結果から求めた重量百分率は、Li:10.0、P:17.7、S:70.4、他(Aと記載):1.0であった。この粉末を実施例1と同様に熱処理して得られた固体電解質には実施例1の場合と同様の位置に鋭いX線回折ピークが認められ、イオン伝導度は、2×10−3S/cmと高いものであった。ここで、熱処理中に気体の発生が認められなかったことから、熱処理物の元素分析結果は、熱処理前のものと同一であると判断した。
実施例8
LiSiOの添加量を10モル部とした以外は、実施例7と同様にメカニカルミリング処理した。得られた粉末について、実施例1と同様に粉末X線回折測定を行った。このX線回折の結果、LiSのピークは認められず、無定形となっていることが確認できた。また、元素分析の結果から求めた重量百分率は、Li:12.2、P:15.8、S:63.2、他(Aと記載):8.7であった。この粉末を実施例1と同様に熱処理して得られた固体電解質には実施例1の場合と同様の位置に鋭いX線回折ピークが認められた。また、イオン伝導度は、2×10−3S/cmと高いものであった。ここで、熱処理中に気体の発生が認められなかったことから、熱処理物の元素分析結果は、熱処理前のものと同一であると判断した。
実施例9
LiSiOの添加量を18モル部とした以外は、実施例7と同様にメカニカルミリング処理した。得られた粉末について、実施例1と同様に粉末X線回折測定を行った。このX線回折の結果、LiSのピークは認められず、無定形となっていることが確認された。また、元素分析の結果から求めた重量百分率は、Li:13.1、P:14.5、S:57.9、他(Aと記載):14.4であった。この粉末を実施例1と同様に熱処理して得られた固体電解質には実施例1の場合と同様の位置に鋭いX線回折ピークが認められた。また、イオン伝導度は、1×10−3S/cmと高いものであった。ここで、熱処理中に気体の発生が認められなかったことから、熱処理物の元素分析結果は、熱処理前のものと同一であると判断した。
比較例5
実施例7においてLiSiOを添加しなかった以外は実施例1と同様にしてメカニカルミリング処理した。その結果、X線回折スペクトルにおいてLiSのピークが認められ、完全に反応しておらず、無定形となっていないことが確認された。また、熱処理後の固体電解質のイオン伝導度も低い結果であった。
比較例6
LiSiOの添加量を25モル部とした以外は、実施例7と同様にメカニカルミリング処理した。得られた粉末について、実施例1と同様に粉末X線回折測定を行った。このX線回折の結果、LiSのピークは認められず、無定形となっていることが確認された。一方、元素分析の結果から求めた重量百分率は、Li:13.8、P:13.5、S:54.0、他(Aと記載):18.6であった。この粉末を実施例1と同様に熱処理して得られた固体電解質には鋭いX線回折ピークが認められたが、イオン伝導度は、3×10−5S/cmと低いものであった。ここで、熱処理中に気体の発生が認められなかったことから、熱処理物の元素分析結果は、熱処理前のものと同一であると判断した。
実施例10
LiSiO変えてLiPOを使用した以外は、実施例4と同様にメカニカルミリング処理した。得られた粉末について、実施例1と同様に粉末X線回折測定を行ったところ、LiSのピークは認められず、無定形となっていることが確認された。一方、元素分析の結果から求めた重量百分率は、Li:9.9、P:18.9、S:70.5、他(Aと記載):0.6であった。この粉末を実施例1と同様に熱処理して得られた固体電解質には実施例1の場合と同様の位置に鋭いX線回折ピークが認められ、イオン伝導度は、1×10−3S/cmと高いものであった。ここで、熱処理中に気体の発生が認められなかったことから、熱処理物の元素分析結果は、熱処理前のものと同一であると判断した。
実施例11
LiPOの添加量を10モル部とした以外は、実施例10と同様にメカニカルミリング処理した。得られた粉末について、実施例1と同様に粉末X線回折測定を行った。このX線回折の結果、LiSのピークは認められず、無定形となっていることが確認できた。また、元素分析の結果から求めた重量百分率は、Li:10.7、P:19.6、S:63.9、他(Aと記載):5.8であった。この粉末を実施例1と同様に熱処理して得られた固体電解質には実施例1の場合と同様の位置に鋭いX線回折ピークが認められた。また、イオン伝導度は、2×10−3S/cmと高いものであった。ここで、熱処理中に気体の発生が認められなかったことから、熱処理物の元素分析結果は、熱処理前のものと同一であると判断した。
実施例12
LiPOの添加量を18モル部とした以外は、実施例10と同様にメカニカルミリング処理した。得られた粉末について、実施例1と同様に粉末X線回折測定を行った。このX線回折の結果、LiSのピークは認められず、無定形となっていることが確認された。また、元素分析の結果から求めた重量百分率は、Li:11.3、P:20.2、S:58.9、他(Aと記載):9.6であった。この粉末を実施例1と同様に熱処理して得られた固体電解質には実施例1の場合と同様の位置に鋭いX線回折ピークが認められた。また、イオン伝導度は、1×10−3S/cmと高いものであった。ここで、熱処理中に気体の発生が認められなかったことから、熱処理物の元素分析結果は、熱処理前のものと同一であると判断した。
比較例7
LiPOの添加量を25モル部とした以外は、実施例10と同様にメカニカルミリング処理した。得られた粉末について、実施例1と同様に粉末X線回折測定を行った。このX線回折の結果、LiSのピークは認められず、無定形となっていることが確認された。一方、元素分析の結果から求めた重量百分率は、Li:11.7、P:20.6、S:55.2、他(Aと記載):12.5であった。この粉末を実施例1と同様に熱処理して得られた固体電解質には鋭いX線回折ピークが認められたが、イオン伝導度は、5×10−5S/cmと低いものであった。ここで、熱処理中に気体の発生が認められなかったことから、熱処理物の元素分析結果は、熱処理前のものと同一であると判断した。
Figure 2007273214
本発明の固体電解質は、高いリチウムイオン伝導性を示し、リチウム二次電池の固体電解質用の材料として適している。
また、本発明の製造方法は、焼成温度が150℃〜360℃と低温領域であり、短時間で原料を製造できることから量産性に優れかつ、経済性にも優れている。
さらに、上記の特性を有する本発明の固体電解質を使用した全固体二次電池は、エネルギー密度が高く、安全性及び充放電サイクル特性が優れている。
実施例1−3及び比較例2で作製した無定形固体電解質のX線回折スペクトルチャートである。 実施例2で作製した固体電解質のX線回折スペクトルチャートである。 実施例3で作製した無定形の固体電解質のX線回折スペクトルチャートである。 比較例2で作製した無定形の固体電解質のX線回折スペクトルチャートである。 実施例1で作製した熱処理後の固体電解質のX線回折スペクトルチャートである。

Claims (9)

  1. 下記式(1)で表される組成を有し、X線回折(CuKα:λ=1.5418Å)において無定形を示す固体電解質。
    Li・・・(1)
    (式中、Aは、P、S以外の周期律表13,14,15,16族のいずれかに属する元素である。
    x=9.0〜14.0、y=14.0〜21.0、z=57.0〜71.0、o=0.5〜15.0である(重量%)。)
  2. 下記式(1)で表される組成を有し、X線回折(CuKα:λ=1.5418Å)において2θ=17.8±0.3deg,18.2±0.3deg,19.8±0.3deg,21.8±0.3deg,23.8±0.3deg,25.9±0.3deg,29.5±0.3deg,30.0±0.3degに回折ピークを有する固体電解質。
    Li・・・(1)
    (式中、Aは、P、S以外の周期律表13,14,15,16族のいずれかに属する元素である。
    x=9.0〜14.0、y=14.0〜21.0、z=57.0〜71.0、o=0.5.0〜15.0である(重量%)。)
  3. Aが、Si,Ge,B,Al,Oから選択される1種又は2種以上である請求項1又は2記載の固体電解質。
  4. 以下の成分(a)〜(c)を、以下の配合比で混合する請求項1記載の固体電解質の製造方法。
    [成分]
    (a)Li
    (b)P、又は単体リン及び単体硫黄
    (c)周期律表13,14,15,16族に属する元素のいずれかを含有する、上記成分(a),(b)以外の1種又は2種以上の第三成分
    [配合比]
    成分(a):成分(b)(モル比)=65〜75:35〜25
    成分(a)と成分(b)の合計を100モル部としたとき、成分(c)が1〜20モル部
  5. 前記第三成分が、LiSiO、LiPO、LiGeO、LiBO、LiAlOから選択される1種又は2種以上である請求項4記載の固体電解質の製造方法。
  6. メカニカルミリング法により製造する、請求項4又は5記載の固体電解質の製造方法。
  7. 請求項4〜6いずれか一項記載の製造方法で得られる固体電解質を150〜360℃で熱処理する、請求項2記載の固体電解質の製造方法。
  8. リチウム二次電池用である請求項1〜3いずれか一項記載の固体電解質。
  9. 請求項1〜3及び請求項8いずれか一項記載の固体電解質を用いて得られる全固体二次電池。

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