JP2007269278A - 車両用操舵装置 - Google Patents

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【課題】単純な構造を用いて機械的に操舵感を向上させることができる車両用操舵装置を提供する。
【解決手段】電動パワーステアリング装置は、操舵部材2と、操舵部材2に連結された入力軸9と、入力軸9と相対回転可能に連結された出力軸10と、入力軸9および出力軸10の相対回転に基づいて操舵トルクを検出するトルクセンサ15と、トルクセンサ15よりも操舵部材2側に設けられ、入力軸9に一定値の摩擦抵抗を与える摩擦抵抗付与機構28とを備える。摩擦抵抗付与機構28は、入力軸9の周面に摺接する摩擦部材29を有し、摩擦部材29は、コイルばね32によって上記周面に押し付けられている。摩擦抵抗付与機構28が入力軸9に摩擦抵抗を与えることにより、操舵部材2を介して運転者に操舵反力を付与することができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、自動車等の車両に用いられる車両用操舵装置に関するものである。
自動車の操舵装置として、電動モータや油圧ポンプ等により操舵補助力や路面からの操舵反力に相当する力を運転者へ与えることができるステアリング装置が知られている。このようなステアリング装置は、例えばステアリングホイール等の操舵部材に連結されたステアリングシャフトに、電動モータ等が発生する操舵補助力を伝達することにより、操舵補助等を行っている。
これらステアリング装置において、運転者へ所望の操舵感を付与するために、様々なステアリング内部モデルが考案されている。このステアリング内部モデルを応用し、操舵応答性を向上させる下記特許文献1〜3に示すような発明が知られている。
しかしながら、これらの手法のみでは所望の操舵補助力や操舵応答性を満足できても、運転者にはハンドルホイールから必要以上の粘性感(何か粘りのあるものがハンドルホイールにあるような力を感じ、ある種の重さも感じさせる)、弾性感(引き戻される力を感じ、ある種の粘りも感じさせる)、摩擦感(ハンドルを重く感じ、粘性感や弾性感を増長させることがある)等を感じてしまい、所望の操舵感を十分に満足できない場合がある。このような場合、対策として制御パラメータの変更などが生じ、必要以上の車両のチューニング工数を要する。
これらを解決する手段として下記特許文献4、特許文献5等が知られている。しかしながら特許文献4では、質量体がハンドルホイール近傍に配置されているため、運転者の邪魔になる或いは騒音発生などが懸念され、車両用パッケージ品としての汎用的な解決手段としては採用しがたい場合がある。また、特許文献5では、ハンドルホイールが周方向に振動するフラッタ発生要因として車両のアンバランス等に起因するステアリング系の共振が上げられており、曲げモーメントの発生をゴムカップリングなどにより防止することで、操舵時の不要な脈動を防止し操舵感の向上を図っているものの、粘性感・弾性感・摩擦感などに対する課題の解決手段が開示されていない。
特開平7−277211号公報 特開平7−277212号公報 特開平7−257396号公報 特開平6−107186号公報 特開平9−030429号公報
操舵感に対して、様々なステアリング内部モデルを応用し、具体的に定量的に操舵補助力や操舵反力を調節できる具体的な操舵機構を構成できても、運転者が感じ取る粘性・弾性・摩擦を定量的な操舵感として正確に捉えることは難しく、定量化出来たとしても、その相関関係を踏まえた具体的な操舵感の向上を可能とする機構を実現することは難しい。
本発明は、かかる背景のもとになされたものであり、単純な構造を用いて機械的に操舵感を向上させることができる車両用操舵装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、運転者が操作する操舵部材(2)と、この操舵部材と一体回転する軸(27,36)と、運転者に操舵感を付与するための操舵感付与機構(28)とを備え、この操舵感付与機構は、上記軸の回転に摩擦抵抗を与える摩擦抵抗付与機構(28)を含む車両用操舵装置(1,100)である。
本発明によれば、運転者は、操舵部材を介して所定の大きさの操舵反力を感じているので、例えば電動モータの慣性等によるアシスト力が運転者の操舵感に影響を与え難くなる。その結果、運転者の操舵感を向上することができる。
また、本発明において、上記摩擦抵抗付与機構は、上記軸の周面に摺接する摩擦部材(29)を含む場合がある。この場合、操舵部材に近い部位に摩擦部材を摺接させることにより、簡単な構造で確実に操舵反力を付与することができる。
また、本発明において、上記摩擦抵抗を調整する摩擦抵抗調整部材(33)を含む場合がある。この場合、摩擦抵抗を調整することにより、車両の要求に合わせて種々の操舵感を達成することができる。
また、本発明において、操舵部材の操舵量に応じて操舵補助力を発生する操舵補助アクチュエータ(18)を備える場合がある。この場合、操舵補助アクチュエータとしての例えば電動モータの慣性の影響を相対的に小さくして、操舵感を向上させることができる。
また、本発明において、操舵部材と機械的に連結されていない転舵機構(B)と、転舵機構の転舵量に応じて操舵部材に操舵反力を付与するための反力アクチュエータ(37)とを備える場合がある。この場合、反力アクチュエータに含まれる例えば電動モータの慣性の影響を相対的に小さくして、操舵感を向上させることができる。
なお、上記において、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態における車両用操舵装置としての電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2に連結されたステアリングシャフト3と、中間軸4を介してステアリングシャフト3と連結されたピニオン軸5と、ピニオン軸5に形成されたピニオン歯6に噛み合うラック歯7を有し、自動車の左右方向に延びる転舵軸としてのラックバー8とを備える。ピニオン軸5およびラックバー8により転舵機構としてのラックアンドピニオン機構Aが構成されている。
ステアリングシャフト3は、操舵部材2に連なる入力軸9と、ピニオン軸5に連なる出力軸10とに分割されている。これら入力軸9および出力軸10はトーションバー11を介して同一軸線上で相対回転可能に連結されている。
ラックバー8は、図示しないブッシュおよびガイド部材を介して直線往復自在にハウジング12に支持されている。ラックバー8の両端部はハウジング12の両側へ突出し、各端部にはそれぞれタイロッド13およびナックルアーム(図示せず)を介して操向輪14が連結されている。
操舵部材2を操作することによりステアリングシャフト3が回転する。このステアリングシャフト3の回転は、ピニオン歯6およびラック歯7を介してラックバー8の車体の左右方向への直線往復運動に変換される。これにより、操向輪14の転舵が達成される。
また、操舵部材2に与えられる操舵トルクは、入力軸9および出力軸10間の相対回転変位量に基づいて、トーションバー11の近傍に設けられたトルクセンサ15が検出する。トルクセンサ15が検出したトルク値は、ECU16(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)に与えられる。ECU16は、トルク値や図示しない車速センサから与えられる車速等に基づいて、内蔵の駆動回路を介して操舵補助アクチュエータとしての電動モータ18を駆動制御する。
ECU16の制御によって出力される電動モータ18の回転力は、減速機19により増幅され、ステアリングシャフト3の出力軸10に伝達される。出力軸10に伝達された力は、ピニオン軸5を介してラックバー8に伝達され、操向輪14が転舵される。これにより操舵が補助される。
図2は、図1の電動パワーステアリング装置1に備えられた減速機19およびその近傍の構成を示す縦断面図である。また、図3は、図2におけるIII−III線に沿う横断面図であり、図4は、図3における摩擦抵抗付与機構の拡大断面図である。
図2を参照して、減速機19は、電動モータ18により回転駆動される駆動ギヤとしてのウォーム軸20と、このウォーム軸20に噛み合う従動ギヤとしてのウォームホイール21とを備える。
ウォーム軸20は、図示はしないが電動モータ18の出力軸と同軸上に配置されており、継手を介して動力伝達可能に連結されている。これにより、ウォーム軸20が回転駆動される。
ウォームホイール21は、出力軸10に一体回転可能に連結された環状の芯金22と、芯金22の周囲を取り囲み外周に歯が形成された合成樹脂部材23とを備える。合成樹脂部材23は、例えばインジェクション成形によって芯金22に結合されている。芯金22は、ステアリングシャフト3の出力軸10に、例えば圧入によって嵌め合わされ、連結されている。これにより、ウォームホイール21は、出力軸10に対して一体回転可能に且つ軸方向移動不能にされている。
また、減速機19を収容する筒状のギヤハウジングと、トルクセンサ15を収容する筒状のセンサハウジングとを互いに組み合せて筒状のハウジング24が構成されている。入力軸9、出力軸10およびトーションバー11は、ハウジング24内に挿通されおり、入力軸9および出力軸10は、複数の軸受25を介してハウジング24に回転自在に保持されている。さらに、入力軸9は、周囲にトルクセンサ39が配置された第1の軸26と、この第1の軸26の外周に嵌め合わされ、操舵部材2に連結された筒状の第2の軸27とを有している。
本実施形態の主な特徴は、運転者に対して良好な操舵感を付与するための操舵感付与機構を備えていることにある。本実施形態では、操舵感付与機構は、第2の軸27に摩擦抵抗を与える摩擦抵抗付与機構28によって構成されている。
図2および図3を参照して、摩擦抵抗付与機構28は、操舵トルク検出機構としてのトルクセンサ15よりも操舵部材2側に配置されている。また、摩擦抵抗付与機構28は、第2の軸27の周面に摺接する摩擦部材29と、この摩擦部材29を支持し、ハウジング24に形成された案内孔30内を進退可能に設けられた支持部材31と、支持部材31を介して第2の軸27の周面に摩擦部材29を付勢する付勢部材としてのコイルばね32と、支持部材31に対向し、案内孔30内の入口付近で位置調節可能に螺合された摩擦抵抗調節部材としてのプラグ33とを備えている。
摩擦部材29は、図4に示すように、第2の軸27の周面に沿う形状を有しており、第2の軸27の周面に当接している。この状態で、摩擦部材29は、コイルばね32によって第2の軸27の周面に向けて付勢され、押し付けられている。
プラグ33は、支持部材31と所定間隔をあけて対向しており、プラグ33の外周に螺合されたナット34によってハウジング24に固定されている。コイルばね32は、支持部材31とプラグ33との間に介在しており、支持部材31およびプラグ33に挟まれて弾性変形している。この弾性変形によるコイルばね32の弾性反力によって、支持部材31が第2の軸27側へ押されている。
運転者が操舵部材2を操作することにより、第2の軸27が回動し、摩擦部材29と第2の軸27との間に摩擦が生じる。これにより、第2の軸27に摩擦抵抗が付与される。この摩擦抵抗は、第2の軸27および操舵部材2を介して操舵反力として運転者に伝えられる。すなわち、摩擦抵抗付与機構28が第2の軸27に摩擦抵抗を与えることにより、一定値の操舵反力が操舵部材2を介して運転者に付与される。これにより、運転者は、上記一定値の操舵反力を感じているので、例えば電動モータ18の慣性等によるアシスト力が運転者の操舵感に影響を与え難くなる。その結果、運転者の操舵感を向上することができる。
また、プラグ33は、位置調節可能に案内孔30に螺合されているので、プラグ33のねじ込み量を変えることにより、案内孔30に対するプラグ33の相対位置を変えることができる。したがって、プラグ33を変位させてコイルばね32の弾性変形量を変えることにより、コイルばね32から摩擦部材29に付与される付勢力を変化させることができる。すなわち、プラグ33と支持部材31との上記所定間隔を狭めることにより、コイルばね32の弾性変形量が増加して、上記付勢力が大きくなる。また、上記所定間隔を広げることにより、付勢部材の弾性変形量が減少して、上記付勢力が小さくなる。
このように、プラグ33の位置を変えて操舵反力の大きさを調整し、車両の要求に合わせた種々の操舵感を設定することができる。また、プラグ33の位置を変えるだけでよいので、簡単に操舵感の変更を行うことができる。さらに、摩擦抵抗付与機構28は、操舵トルク検出機構としてのトルクセンサ15よりも操舵部材2側に配置されているので、電動モータ18からの操舵補助力を損失することなく、操舵感の向上を達成することができる。
図5は、本発明の別の実施形態における車両用操舵装置100の概略構成を示す模式図であり、図6は、図5におけるVI−VI線に沿う断面を概略的に示した横断面図である。また、図7は、車両用操舵装置100が操舵によって路面から受ける反力F1と、操舵部材2を介して運転者に付与される操舵反力Thとの関係を示す図である。
この図5〜図7において、前述の図1および図2に示された各部と同等の構成部分については、図1および図2と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図5を参照して、この車両用操舵装置100は、操舵部材2と転舵機構Bとの機械的な結合をなくし、操舵部材2の操作方向および操作量を検出するとともに、その検出結果に基づいて、転舵アクチュエータ35から転舵機構Bに駆動力を与えるようにした、いわゆるステア・バイ・ワイヤ・システムを用いている。
操舵部材2は、車体43に対して回転可能に支持された回転シャフト36に連結されている。この回転シャフト36の下部には、転舵機構Bの転舵量に応じた操舵反力を操舵部材2に付与するための反力アクチュエータ37が、結合されている。反力アクチュエータ37は、例えば、回転シャフト36と一体回転する回転軸を有する電動モータ(図示せず)を含み、その電動モータのハウジングは車体43に対して固定されている。
また、反力アクチュエータ37の上方には、操舵部材2の操舵角度を検出するための操舵角センサ38と、操舵部材2に与えられた操舵トルクを検出するためのトルクセンサ39とが回転シャフト36に沿って設けられている。操舵角センサ38およびトルクセンサ39によって検出された検出値は、制御装置40に入力されるようになっている。
制御装置40は、操舵角センサ38およびトルクセンサ39から入力された検出値や、車速等に基づいて転舵アクチュエータ35を適切に制御し、転舵機構Bを駆動する。これにより、操向輪14の転舵が行われる。また、制御装置40は、操向輪14の転舵角度を検出するための転舵角センサ(図示せず)から入力される検出値等に基づいて、反力アクチュエータ37を制御する。これにより、転舵機構Bの転舵量に応じた操舵反力が回転シャフト36および操舵部材2を介して運転者に与えられる。
運転者に対して良好な操舵感を付与するための操舵感付与機構は、本実施形態では、操舵部材2に連結された回転シャフト36に摩擦抵抗を与える摩擦抵抗付与機構28によって構成されている。摩擦抵抗付与機構28は、例えば操舵角センサ38およびトルクセンサ39よりも操舵部材2側に設けられている。また、摩擦抵抗付与機構28は、図6に示すように、回転シャフト36が挿通される挿通孔42を有し、車体43に固定されたハウジング41に保持されている。摩擦部材29は、回転シャフト36の周面に当接し、押し付けられている。
これにより、摩擦抵抗付与機構28による摩擦抵抗が回転シャフト36に与えられ、この摩擦抵抗は、回転シャフト36および操舵部材2を介して、操舵反力として運転者に付与される。すなわち、運転者には、図7に示すように、反力アクチュエータ37による操舵反力Tmに、摩擦抵抗付与機構28による操舵反力Tfが加えられた操舵反力Thが付与されている。この操舵反力Thは、運転者が操舵部材2に与える入力トルクと等しい大きさの力である。したがって、反力アクチュエータ37は、摩擦抵抗付与機構28が設けられていない場合に比べて、摩擦抵抗付与機構28による操舵反力Tfの分だけ小さい操舵反力Tmを出力すればよいので、小型の反力アクチュエータ37を用いることができる。
また、反力アクチュエータ37による操舵反力Tmは、車両用操舵装置100が操舵によって路面から受ける反力F1(転舵機構Bが路面から受ける反力)の増加に伴って大きくなるようにされている。一方、摩擦抵抗付与機構28による操舵反力Tfは、ハウジング41に対するプラグ33の相対位置、およびコイルばね32のばね定数が一定の場合には、定まった大きさになるようにされている。
なお、摩擦抵抗付与機構28による操舵反力Tfは、上述のように、ハウジング41に対してプラグ33を相対移動させることにより調節することができる。また、摩擦抵抗付与機構28による操舵反力Tfは、コイルばね32のばね定数を変えることによっても調節することができる。
具体的には、案内孔30に対するプラグ33のねじ込み量を小さくしたり、コイルばね32のばね定数を小さくしたりすることにより、摩擦抵抗付与機構28による操舵反力Tfを小さくすることができる。また、案内孔30に対するプラグ33のねじ込み量を大きくしたり、コイルばね32のばね定数を大きくしたりすることにより、摩擦抵抗付与機構28による操舵反力Tfを大きくすることができる。
例えば、ばね定数の大きいコイルばね32を用いた場合には、図8に示すように(図中の1点鎖線)、摩擦抵抗としての操舵反力Tfの調節幅が増加する。一方、ばね定数の小さいコイルばね32を用いた場合には、図8において2点鎖線で示すように、操舵反力Tfの微調整が容易である。なお、図8において、摩擦抵抗付与機構28による操舵反力Tf(変位Xに対するコイルばね32の反力)は、変位Xの増加に伴って線形的に大きくなっている。
なお、図1〜図4に示した実施形態においても、コイルばね32のばね定数を適宜変えて、摩擦抵抗付与機構28による操舵反力を調節してもよい。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
本発明の一実施形態の電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。 図1の電動パワーステアリング装置に備えられた減速機およびその近傍の構成を示す断面図である。 図2におけるIII−III線に沿う横断面図である。 図3における摩擦抵抗付与機構の拡大断面図である。 本発明の別の実施形態における車両用操舵装置の概略構成を示す模式図である。 図5におけるVI−VI線に沿う断面を概略的に示した概略断面図である。 上記車両用操舵装置が操舵によって路面から受ける反力と、操舵部材を介して運転者に付与される操舵反力との関係を示す図である。 コイルばねの変位と摩擦抵抗付与機構による操舵反力との関係を示す図である。
符号の説明
1・・・電動パワーステアリング装置(車両用操舵装置)、2・・・操舵部材、18・・・電動モータ(操舵補助アクチュエータ)、27・・・第2の軸(軸)、28・・・摩擦抵抗付与機構(操舵感付与機構)、29・・・摩擦部材、33・・・プラグ(摩擦抵抗調整部材)、37・・・反力アクチュエータ、100・・・車両用操舵装置、B・・・転舵機構

Claims (5)

  1. 運転者が操作する操舵部材と、
    この操舵部材と一体回転する軸と、
    運転者に操舵感を付与するための操舵感付与機構とを備え、
    この操舵感付与機構は、上記軸の回転に摩擦抵抗を与える摩擦抵抗付与機構を含む車両用操舵装置。
  2. 請求項1において、上記摩擦抵抗付与機構は、上記軸の周面に摺接する摩擦部材を含むことを特徴とする車両用操舵装置。
  3. 請求項1また2において、上記摩擦抵抗を調整する摩擦抵抗調整部材を含むことを特徴とする車両用操舵装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項において、操舵部材の操舵量に応じて操舵補助力を発生する操舵補助アクチュエータを備えることを特徴とする車両用操舵装置。
  5. 請求項1〜3の何れか1項において、操舵部材と機械的に連結されていない転舵機構と、転舵機構の転舵量に応じて操舵部材に操舵反力を付与するための反力アクチュエータとを備える車両用操舵装置。
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