JP6067251B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリング装置に関する。
電動パワーステアリング装置は、入力軸に連結されるピニオン軸と、ピニオン軸のピニオンと噛み合うラックを備えるラック軸とを備え、ラック軸に連結する被操舵部に、電動モータの出力トルクをアシスト力として付与している。このとき、ステアリングホイールからの操舵力はトルクセンサで検出され、このトルクセンサからのトルク信号と車からの車速信号とに基づく電流が電動モータに供給される。
公報記載の従来技術として、例えば特許文献1に記載の電動パワーステアリング装置は以下のように構成されている。すなわち、タイヤは、ナックルアームおよびタイロッドを介してラック軸に連結しており、ギヤボックス内でのラック軸の摺動にしたがって操舵される。ラック軸は、入力側ラックギヤにおいて入力側ピニオンギヤと噛合する。入力側ピニオンギヤは、中間軸を介して入力部であるステアリングホイールと連結し、ステアリングホイールへの入力トルクにしたがって回転してラック軸を摺動させる。ラック軸の摺動は、図示されないストッパにより一定の範囲に制限されている。
特開平10−236322号公報
ラック軸のラックの周囲をギヤボックスで覆う場合、ラック軸に生じる衝撃を緩和したり保護したりするために、ゴムや硬質樹脂などで構成されたブッシュなどでラック軸を支持する。それゆえ、ラック軸に角部があると、例えばラック軸が軸方向に交差する方向に荷重を受けた場合に、この角部がブッシュなどの支持部材を傷つけてしまい、支持部材の摩耗量が多くなってしまうおそれがある。
本発明は、ラック軸を支持する支持部材の摩耗を抑制することができるステアリング装置を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、先端部にピニオンが形成されたピニオン軸と、棒状の軸部の表面に前記ピニオン軸の前記ピニオンと噛み合う複数の歯であるラックが設けられたラック軸と、前記ラック軸の前記ラックの周囲を覆う覆い部材と、前記覆い部材内において前記ラック軸の軸方向に複数配置されて当該ラック軸を支持する支持部材と、を備え、前記ラック軸の前記歯の歯すじが直線状であり、前記歯における前記歯すじ方向の両端部は、前記ラック軸の軸方向から見た場合に前記歯の歯すじの直線状の部位から前記ラック軸の輪郭にかけて角部が存在しないように曲線状に形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
本発明によれば、ラック軸を支持する支持部材の摩耗を抑制することができる。
本実施形態が適用される電動パワーステアリング装置の全体構成図である。 本実施形態が適用される電動パワーステアリング装置の伝達機構部を説明する構成図である。 本実施形態が適用される電動パワーステアリング装置のアシスト部を説明する構成図である。 第2ハウジングの内部を図1に示す矢印IV側から見た図である。 (a)は、図1におけるVa-Va部の断面図である。(b)は、(a)におけるVb部の拡大図である。 ラック軸が、ラックの複数の歯の先端を通る面と略平行な方向に荷重を受ける様子を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
〔パワーステアリング装置の全体構成〕
図1は、本実施形態が適用される電動パワーステアリング装置1の全体構成図である。図2は、本実施形態が適用される電動パワーステアリング装置1の伝達機構部Aを説明する構成図であり、図1に示すII−II断面である。図3は、本実施形態が適用される電動パワーステアリング装置1のアシスト部Bを説明する構成図であり、図1に示すIII−III断面である。図4は、後述する第2ハウジング18の内部を図1に示す矢印IV側から見た図である。
図1に示すように、本実施形態が適用される電動パワーステアリング装置1は、いわゆるダブルピニオン型のパワーステアリング装置である。電動パワーステアリング装置1は、操舵部材(ステアリングホイール)(不図示)からの操舵力をラック軸24に伝達する伝達機構部Aと、駆動部30からの操舵補助力をラック軸24に伝達してラック軸24の移動をアシストするアシスト部Bとを有する。
例えば車体フレーム(不図示)等に固定されるギヤハウジング10は、図1に示すように、伝達機構部Aを構成するハンドル側ギヤハウジング10Aと、アシスト部Bを構成するアシスト側ギヤハウジング10Bとを有する。ハンドル側ギヤハウジング10Aとアシスト側ギヤハウジング10Bとは、ラック軸24まわりで連結されてギヤハウジング10を構成する。
ハンドル側ギヤハウジング10Aは、入力軸21と、出力軸であるハンドル側ピニオン軸23(図2参照)とを回転可能に支持している。入力軸21は、ステアリングホイール(不図示)に連結されたアッパーシャフト(不図示)と連結している。
一方、アシスト側ギヤハウジング10Bは、アシスト側ピニオン軸33(図3参照)を回転可能に支持している。ラック軸24の両端部には左右のタイロッド48A,48Bが連結されている。このタイロッド48A,48Bはナックルアーム(不図示)を介して被操舵部である例えばタイヤ(不図示)に連結されている。ラック軸24はハンドル側ギヤハウジング10Aの第1ハウジング11(図2参照)とアシスト側ギヤハウジング10Bの第1ハウジング17(図3参照)とに設けられた軸受(不図示)によって、図1の左右方向に摺動性を良好に保った状態で支持されている。
〔伝達機構部Aの構成〕
図2に示すように、伝達機構部Aのハンドル側ギヤハウジング10Aは、第1ハウジング11、第2ハウジング12および第3ハウジング13に分割され、これらが組み付けられてハウジングを形成している。これら第1ハウジング11、第2ハウジング12および第3ハウジング13は、それぞれ固定ボルト(不図示)によって固定されている。
そして、伝達機構部Aは、図2に示すように、ステアリングホイール(不図示)に連結される入力軸21を有している。また、この入力軸21にトーションバー22を介して連結されるハンドル側ピニオン軸(出力軸)23を、入力軸21と同軸上に有している。
さらに、ハンドル側ピニオン軸23はピニオン23Pを有しており、このピニオン23Pをラック軸24のハンドル側ラック24Aに噛み合わせている。これにより、ラック軸24は、ステアリングホイールに加えた操舵トルクに従って直線運動が可能となり、図1に示すギヤハウジング10の左右方向に移動する。
入力軸21はハンドル側ギヤハウジング10Aの第3ハウジング13に設けられた軸受21Jにより支持され、ハンドル側ピニオン軸23はハンドル側ギヤハウジング10Aの第1ハウジング11に設けられた軸受23Jおよび第2ハウジング12に設けられた軸受23Kにより支持される。
また、ハンドル側ギヤハウジング10Aの第1ハウジング11内には、ラック軸24のハンドル側ラック24Aをハンドル側ピニオン軸23のピニオン23Pに押付けるとともに、ラック軸24を摺動自在に支持するラックガイド25が取り付けられる。このラックガイド25は、第1ハウジング11のシリンダ部14に挿入される。
シリンダ部14は、ラック軸24を挟んでハンドル側ピニオン軸23と相対する部分に設けられている。ラックガイド25は、シリンダ部14に埋込ネジ形式により固定されるキャップ25Aを有し、ラック軸24をハンドル側ラック24Aの反対側から押圧するばね25Bを備えている。キャップ25Aが第1ハウジング11のシリンダ部14に締め付けられることで、ばね25Bがラック軸24を押圧し、ハンドル側ラック24Aはピニオン23Pと良好な噛み合いを維持している。
さらに、伝達機構部Aは、入力軸21とハンドル側ピニオン軸(出力軸)23との相対回転角度を検出し、検出した相対回転角度に基づいて操舵トルクを検出するトルク検出装置40とを備えている。そして、トルク検出装置40は、操舵トルクの検出結果を不図示のECU(Electronic Control Unit)に送る。そして、ECUは、トルク検出装置40から取得した操作トルクの検出結果に基づいて、アシスト部Bの電動モータ30M(後述する図4参照)を駆動制御する。
〔アシスト部Bの構成〕
操舵補助部の一例としてのアシスト部Bは、図3に示すように、アシスト側ギヤハウジング10Bと、アシスト側ピニオン軸33と、アシスト側ピニオン軸33に接続するウォームホイール34と、アシスト側ピニオン軸33とラック軸24との接続を案内するラックガイド38とを有している。さらに、アシスト部Bは、図4に示すように、ウォームホイール34を回転駆動する駆動部30を備えている。
アシスト側ギヤハウジング10Bは、図3に示すように、第1ハウジング17と第2ハウジング18とに分割され、これらが組み付けられてハウジングを形成している。さらに、第2ハウジング18には、第2ハウジング18における回転軸方向の開口部を覆うカバー部材19が組み付けられる。第1ハウジング17と第2ハウジング18とは、それぞれ内側に筒状の空間を有する部材である。そして、第1ハウジング17は、主にアシスト側ピニオン軸33とラック軸24との接続部分におけるハウジングを形成する。また、第2ハウジング18は、主にアシスト側ピニオン軸33とウォームホイール34との接続部分におけるハウジングを形成する。
第1ハウジング17は、第2ハウジング18との嵌め合い箇所を構成する嵌合い部17Jを有している。また、第2ハウジング18は、第1ハウジング17との嵌め合い箇所を構成する嵌合い部18Jを有している。そして、本実施形態では、嵌合い部18Jの外径は、嵌合い部17Jの内径よりも若干小さく形成されている。そして、第1ハウジング17と第2ハウジング18とは、シール部材Sを間に挟んだ状態で、嵌合い部17Jに嵌合い部18Jが挿入されて嵌め合わされる。そして、第1ハウジング17と第2ハウジング18とは、固定ボルトBLによって固定される。
また、カバー部材19は、第2ハウジング18の嵌合い部18Jとは反対側の端部に形成される開口部を覆うように設けられる。カバー部材19は、図3に示すように、固定ボルト20によって第2ハウジング18に固定される。
アシスト側ピニオン軸33は、車両に搭載された状態で、鉛直方向に対して交差配置される。本実施形態では、アシスト側ピニオン軸33が車両の前後方向に沿うように、概ね水平方向に横置きされる(図1参照)。
アシスト側ピニオン軸33は、図3に示すように、ピニオン33Pを有している。そして、アシスト側ピニオン軸33のピニオン33Pがラック軸24のアシスト側ラック24Bに接続する。なお、本実施形態のアシスト部Bでは、アシスト側ピニオン軸33のピニオン33Pとラック軸24のアシスト側ラック24Bの双方又は少なくとも一方を、それらの歯すじがそれらの中心軸に斜交する斜歯歯車としている。なお、本実施形態のアシスト側ピニオン軸33は金属製である。
また、アシスト側ピニオン軸33には、ウォームホイール34が設けられる。そして、アシスト側ピニオン軸33は、ウォームホイール34を介して駆動部30から回転駆動力を受けて回転する。
アシスト側ピニオン軸33は、一端側が第1ハウジング17に設けられる第1軸受33Jに支持され、他端側が第2ハウジング18に設けられる第2軸受33Kに支持される。
第2軸受33Kの内輪は、アシスト側ピニオン軸33のハブ33Hとロックナット36とに挟まれるようにして、アシスト側ピニオン軸33の外周に取り付けられる。また、第2軸受33Kの外輪は、第2ハウジング18に形成される保持部18HとサークリップCとの間に挟まれるようにして第2ハウジング18に固定される。これによって、アシスト側ピニオン軸33は、第2ハウジング18側に向けた方向の移動が制限される。
一方、第1軸受33Jの外輪は第1ハウジング17に圧入され、アシスト側ピニオン軸33の一端部は第1軸受33Jの内輪に隙間嵌めされている。
以上のようにして、アシスト側ピニオン軸33は、アシスト側ギヤハウジング10Bにおいて、回転可能に支持されるとともに、軸方向には移動しないように取り付けられる。
ウォームホイール34は、アシスト側ピニオン軸33のピニオン33Pが形成される側とは逆側の端部に設けられる。ウォームホイール34の回転軸は、アシスト側ピニオン軸33と同軸になるように形成される。そして、図3および図4に示すように、ウォームホイール34における最外径部に設けられたギア部34Gは、駆動部30のウォームギヤ32(後述)と噛み合う。なお、本実施形態のウォームホイール34は、この金属製のアシスト側ピニオン軸33のハブ33Hに一体成形された樹脂成形体で構成される。
ラックガイド38は、第1ハウジング17のシリンダ部17Aに設けられる。ラックガイド38は、ラック軸24を挟んでアシスト側ピニオン軸33と相対する部分に設けられている。そして、ラックガイド38は、シリンダ部17Aに埋込ネジ形式により固定されるキャップ38Aを有し、ラック軸24をアシスト側ラック24Bの反対側から押圧するばね38Bを備えている。キャップ38Aが第1ハウジング17のシリンダ部17Aに締め付けられることで、ばね38Bがラック軸24を押圧し、アシスト側ラック24Bはピニオン33Pと良好な噛み合いを維持している。
そして、ラックガイド38は、ラック軸24のアシスト側ラック24Bをアシスト側ピニオン軸33のピニオン33Pに押付けるとともに、ラック軸24を摺動自在に支持する。
駆動部30は、図4に示すように、電動モータ30Mと、電動モータ30Mを囲うモータケース31と、電動モータ30Mの駆動軸に連結するウォームギヤ32とを有している。モータケース31は、第2ハウジング18に接続されている。電動モータ30Mは、トルク検出装置40(図2参照)の検出結果に応じて不図示のECUによって駆動制御される。そして、ウォームギヤ32は、ウォームホイール34に接続し、電動モータ30Mの出力トルクをウォームホイール34に伝達する。
次に、以上のように構成された電動パワーステアリング装置1の構成部品であるラック軸24について詳細に説明する。
図5(a)は、図1におけるVa-Va部の断面図である。図5(b)は、図5(a)におけるVb部の拡大図である。
ラック軸24は、棒状の軸部210の表面に複数の歯221が形成されたラック220が設けられた部材である。ラック220は、複数の歯221の内の一部の歯221を有して構成されるハンドル側ラック24A(図2参照)と、他の一部の歯221を有して構成されるアシスト側ラック24B(図3参照)とを備えている。そして、ハンドル側ラック24Aの歯221がハンドル側ピニオン軸23のピニオン23P(図2参照)と噛み合い、アシスト側ラック24Bの歯221がアシスト側ピニオン軸33のピニオン33P(図3参照)と噛み合っている。
そして、ラック軸24のラック220の周囲は、ギヤハウジング10にて覆われている。より具体的には、ラック軸24のラック220の周囲は、図1に示すようにボルトにて固定された、ハンドル側ギヤハウジング10Aの第1ハウジング11とアシスト側ギヤハウジング10Bの第1ハウジング17にて覆われている。ゆえに、ギヤハウジング10、ハンドル側ギヤハウジング10A、アシスト側ギヤハウジング10B、ハンドル側ギヤハウジング10Aの第1ハウジング11およびアシスト側ギヤハウジング10Bの第1ハウジング17がラック軸24のラック220の周囲を覆う覆い部材として機能する。
ラック軸24は、ハンドル側ギヤハウジング10Aの第1ハウジング11およびアシスト側ギヤハウジング10Bの第1ハウジング17内に、ラック軸24の軸方向に複数配置された支持部材26にて支持されている(図1参照)。支持部材26は、ラック軸24の外周面を覆う円筒状の部材であり、材質は、ゴムや硬質樹脂であることを例示することができる。ラック軸24は、この支持部材26にて軸部210の外周面が支持されることにより、ハンドル側ピニオン軸23あるいはアシスト側ピニオン軸33から動力が伝達される際の衝撃が緩和される。また、ラック軸24とギヤハウジング10との金属接触が抑制される。
ラック軸24のラック220の歯221は、歯すじの方向がラック軸24の中心軸に対して斜交している。そして、ラック軸24の歯221の歯すじの方向における両端部は、図5に示すように、軸部210の部位から歯221の先端にかけて曲線状に形成されている。つまり、ラック軸24の歯221の歯すじの方向における両端部には、曲線状の曲線部222が設けられている。そして、図5(b)に示すように、曲線部222の歯元側の起点222aは軸部210の外周面となるように曲線部222が形成されている。この曲線部222の曲率は、支持部材26の内周面の曲率よりも大きくなるように形成されている。
これにより、ラック軸24の軸部210およびラック220の歯221の歯すじの方向における両端部には角部が存在しない。それゆえ、ラック軸24のこれらの部位が支持部材26の内周面に接触したとしてもラック軸24はこの内周面を傷つけ難い。たとえ、ラック軸24が金属製であり、支持部材26がゴムや硬質樹脂製であったとしても、ラック軸24は支持部材26の内周面を傷つけ難いので支持部材26の摩耗を抑制することができる。
ここで、ラック軸24は、この電動パワーステアリング装置1が搭載された車両が走行することで、軸方向に交差する方向から荷重を受ける。例えば、ラック軸24が車両上下方向に荷重を受けると、ラック軸24は、ラック軸24のハンドル側ラック24Aの複数の歯221の先端を通る面と略平行な方向に荷重を受ける。また、ラック軸24が車両前後方向に荷重を受けると、ラック軸24は、ラック軸24のアシスト側ラック24Bの複数の歯221の先端を通る面と略平行な方向に荷重を受ける。
図6は、ラック軸24が、ラック220の複数の歯221の先端を通る面と略平行な方向に荷重を受ける様子を示す図である。
図6に示すように、ラック軸24が、ラック220の複数の歯221の先端を通る面と略平行な方向に荷重を受けると、ラック220の歯221の歯すじの方向における端部が支持部材26の内周面に接触し易くなる。しかしながら、この部位には、軸部210の部位から歯221の先端にかけて曲線状に形成された曲線部222が設けられており、角部が存在しないので支持部材26の内周面を傷つけ難い。
また、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置1においては、ハンドル側ピニオン軸23の軸方向とアシスト側ピニオン軸33の軸方向とが異なるため、ハンドル側ラック24Aの歯221の歯すじの方向とアシスト側ラック24Bの歯221の歯すじの方向とが異なる。それゆえ、ラック軸24がハンドル側ピニオン軸23からの動力が伝達される方向に力を受けると、アシスト側ラック24Bの歯221の歯すじの方向における端部が支持部材26の内周面に接触し易くなる場合がある。また、ラック軸24がアシスト側ピニオン軸33からの動力が伝達される方向に力を受けると、ハンドル側ラック24Aの歯221の歯すじの方向における端部が支持部材26の内周面に接触し易くなる場合がある。しかしながら、本実施形態に係るラック軸24は、ハンドル側ラック24Aおよびアシスト側ラック24Bの歯221の歯すじの方向における両端部に、軸部210の部位から歯221の先端にかけて曲線状に形成された曲線部222が設けられており、角部が存在しなので、ラック軸24が支持部材26の内周面を傷つけ難い。
このように本実施形態に係るラック軸24によれば、ラック軸24を支持する支持部材26の摩耗を抑制することができる。
なお、上述した実施形態においては、支持部材26として円筒状の部材を例示したが、支持部材26が、断面がC字状の部材であったとしても、ラック軸24のラック220の歯221の歯すじの方向における両端部には角部が存在しないので、ラック軸24はこの支持部材26の内周面を傷つけ難い。それゆえ、支持部材26の摩耗を抑制することができる。
また、上述した実施形態においては、ラック220の歯221の歯すじの方向における両端部に曲線部222が設けられたラック軸24を、ダブルピニオン型の電動パワーステアリング装置に適用した構成ついて説明したが、特に限定されない。ラックアシスト型など他の形式の電動パワーステアリング装置に適用してもよい。また、油圧によりアシスト力を発揮するパワーステアリング装置、あるいはパワーアシスト力を発揮しないステアリング装置に適用してもよい。
1…電動パワーステアリング装置、10…ギヤハウジング、10A…ハンドル側ギヤハウジング、10B…アシスト側ギヤハウジング、11…第1ハウジング、17…第1ハウジング、23…ハンドル側ピニオン軸、24…ラック軸、24A…ハンドル側ラック、24B…アシスト側ラック、26…支持部材、33…アシスト側ピニオン軸、210…軸部、220…ラック、221…歯、222…曲線部、A…伝達機構部、B…アシスト部

Claims (1)

  1. 先端部にピニオンが形成されたピニオン軸と、
    棒状の軸部の表面に前記ピニオン軸の前記ピニオンと噛み合う複数の歯であるラックが設けられたラック軸と、
    前記ラック軸の前記ラックの周囲を覆う覆い部材と、
    前記覆い部材内において前記ラック軸の軸方向に複数配置されて当該ラック軸を支持する支持部材と、
    を備え、
    前記ラック軸の前記歯の歯すじが直線状であり、前記歯における前記歯すじ方向の両端部は、前記ラック軸の軸方向から見た場合に前記歯の歯すじの直線状の部位から前記ラック軸の輪郭にかけて角部が存在しないように曲線状に形成されている
    ことを特徴とするステアリング装置。
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