JP2009029225A - ステアリング装置 - Google Patents

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Naoki Maeda
直樹 前田
Shiro Nakano
史郎 中野
Kyosuke Yamanaka
亨介 山中
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Abstract

【課題】ステアリング装置に入力される荷重のバラツキを抑制する。
【解決手段】ハウジング14の第2の端部22の近傍には、第1のストッパ部材31が保持されている。また、第2の端部22には、第2のストッパ部材32が保持されている。ラック軸8の一方への移動は、第1の同行部材29が第1のストッパ部材31に衝突することにより規制され、ラック軸8の他方への移動は、第2の継手部材16が第2のストッパ部材32に衝突することにより規制される。上記衝突に伴う衝撃荷重は、それぞれ第2の端部22を介して第2のマウント部材24に入力される。また、第2の端部22と反対側の端部であるハウジング14の第1の端部を支持する第1のマウント部材には、ピニオンからラックへのトルクの伝達に伴う荷重が当該第1の端部等を介して入力される。
【選択図】図3

Description

この発明は、自動車等の車両に用いられるステアリング装置に関するものである。
ラックアンドピニオン式のステアリング装置は、筒状のハウジング内で軸方向移動可能に支持されたラック軸と、このラック軸に噛み合うピニオンとを備えている。ラック軸の両端はそれぞれ、ハウジングから突出しており、ボールジョイント等の継手部材を介して転舵輪に連結されている。
ハウジングは、ピニオンに相対的に近い第1の端部とピニオンに相対的に遠い第2の端部を有しており、第1の端部に取り付けられた第1のマウント部材と第2の端部に取り付けられた第2のマウント部材とによって車体に固定されている。また、第1の端部の内周および第2の端部の内周には、それぞれ、ラック軸の軸方向移動を規制する第1のストッパおよび第2のストッパが配置されている。
ラック軸の軸方向の一方への移動は、ラック軸の一端に取り付けられた継手部材が第1のストッパに衝突することにより規制され、ラック軸の軸方向の他方への移動は、ラック軸の他端に取り付けられた継手部材が第2のストッパに衝突することにより規制されるようになっている。
特開2007−008259号公報
ラック軸には、ピニオンからトルクが伝達される。そして、第1および第2マウント部材には、上記トルクの伝達に伴う荷重がハウジング等を介して入力される。具体的には、ピニオンに相対的に近い第1のマウント部材に、ハウジングの第1の端部を介して上記トルクの伝達に伴う荷重の大部分が入力される。
一方、第1のストッパおよび第2のストッパのそれぞれによってラック軸の軸方向移動が規制されるとき、第1のマウント部材および第2のマウント部材には、継手部材とストッパとの衝突による衝撃荷重がハウジングを介して入力される。つまり、第1のマウント部材には、上記トルクの伝達に伴う荷重に加えて継手部材とストッパとの衝突による衝撃荷重が入力されるようになっていて、第2のマウント部材よりも大きな荷重が入力されるようになっている。したがって、第1のマウント部材の必要強度が第2のマウント部材の必要強度よりも高くなっている。
この発明は、かかる背景のもとになされたものであり、ステアリング装置に入力される荷重のバラツキを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、操舵補助用の電動モータ(26)によって回転駆動されるピニオン(6)と、このピニオンと噛み合うラック軸(8)と、ピニオンに相対的に近い第1の端部(21)およびピニオンから相対的に遠い第2の端部(22)とを有し、上記ラック軸をラック軸の軸方向(X1)に移動可能に支持する筒状のハウジング(14,114,214)と、ハウジング内に配置され、上記ラック軸と上記軸方向に同行移動可能な第1の同行部材(29)と、ハウジング外に配置され、上記ラック軸と上記軸方向に同行移動可能な第2の同行部材(16)と、ハウジングまたはハウジングによって保持された部材(31,32,36)に設けられた第1および第2のストッパ(33,34,37,38)と、を備え、第1の同行部材がハウジングの第2の端部に向けて移動するときに、第1の同行部材が第1のストッパと当接することにより、ラック軸の軸方向の一方への移動が規制され、第2の同行部材がハウジングの第2の端部に向けて移動するときに、第2の同行部材が第2のストッパと当接することにより、ラック軸の軸方向の他方への移動が規制されるようにしてあることを特徴とするステアリング装置(1,1a)である。
本発明によれば、第1の同行部材がハウジング内に配置されているので、第1の同行部材に対応するストッパである第1のストッパを、ハウジングの第1の端部から十分に離隔した位置に配置することができる。したがって、ハウジングの第1の端部付近を車体に取り付けるために通例設けられる第1のマウント部材は、ピニオンとラック軸との間の動力伝達に伴う負荷の大部分を受けるものの、ラック軸の軸方向の上記一方への移動を規制するときの衝撃荷重を殆ど受けないことになる。
したがって、上記第1のマウント部材の荷重負荷を低減でき、その結果、上記第1のマウント部材と、ハウジングの第2の端部付近を車体に取り付けるために通例設けられる第2のマウント部材とで、荷重負荷を均衡させることができる。
また、上記第2のストッパは、ハウジングの第2の端部に保持された端部材(32)に設けられ、上記第1のストッパは、ハウジングまたはハウジングによって保持された部材(31)に、ハウジングの第2の端部から離隔して設けられている場合がある。この場合、第1のストッパをハウジングの第2の端部寄りの位置に配置することで、上記第1のマウント部材の荷重負荷を確実に低減することができる。
また、上記第1および第2のストッパは、ハウジングの第2の端部に保持された端部材(36)の一対の端面(37,38)に設けられている場合がある。この場合、上記第1のマウント部材の荷重負荷を確実に低減することができるとともに、端部材の一対の端面をそれぞれ第1および第2のストッパとして機能させることでステアリング装置の部品点数を削減することができる。
なお、上記において、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、電動パワーステアリング装置1は、操舵部材2に連結されたステアリングシャフト3と、中間軸4を介してステアリングシャフト3に連結されたピニオン軸5と、ピニオン軸5に形成されたピニオン6に噛み合うラック7を有し、車両の左右方向に長手となるラック軸8とを備えている。ピニオン軸5およびラック軸8により転舵機構としてのラックアンドピニオン機構が構成されている。
ステアリングシャフト3は、操舵部材2に連なる入力軸9と、中間軸4に連なる出力軸10とに分割されている。これら入力軸9および出力軸10はトーションバー11を介して同一軸線上で相対回転可能に連結されている。ステアリングシャフト3の周囲に配置されたトルクセンサ12は、入力軸9および出力軸10の相対回転変位量に基づいて、操舵部材2に入力された操舵トルクを検出するようになっている。また、トルクセンサ12のトルク検出結果は、ECU13(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)に入力されるようになっている。
ラック軸8は、図示しないブッシュ等を介して、筒状のハウジング14内でその軸方向X1に移動可能に支持されている。軸方向X1に関するラック軸8の両端は、それぞれ、ハウジング14から突出しており、ボールジョイント等の継手部材およびタイロッド17等を介して転舵輪18に連結されている(本実施形態では、ラック軸8の左端に取り付けられた継手部材を第1の継手部材15とし、ラック軸8の右端に取り付けられた継手部材を第2の継手部材16とする。)。第1の継手部材15および第2の継手部材16は、それぞれラック軸8に同行移動可能に連結されている。ラック軸8が軸方向X1に移動させられることで、転舵輪18が転舵されるようになっている。
ラック軸8は、ラック7が形成されたラック部材19と、ラック7が形成されていないロッド部材20とに分割されている。ラック部材19およびロッド部材20は、それぞれ軸方向X1に長手となる棒状の部材であり、軸方向X1に並んで互いに連結されている。
ラック部材19は、ラック7を構成する複数の歯の歯幅が十分に確保される所定の外径に設定されている。これにより、上記複数の歯の歯面強度が十分に確保されている。また、ロッド部材20は、ラック部材19よりも細くされている。ラック部材19およびロッド部材20の形状および大きさは、それぞれ、各部材19,20に必要とされる最低限の強度が当該各部材19,20に確保される形状および大きさに設定されている。これにより、必要とされる最低限の強度がラック軸8に確保されつつ、当該ラック軸8が軽量化されている。
ハウジング14は、ピニオン6に相対的に近い第1の端部21と、ピニオン6に相対的に遠い第2の端部22とを有している。ハウジング14は、第1の端部21に取り付けられた第1のマウント部材23と、第2の端部22に取り付けられた第2のマウント部材24とによって車体25に固定されている。
運転者が操舵トルクを操舵部材2に入力するとステアリングシャフト3は回転する。そして、このステアリングシャフト3の回転は、ピニオン6およびラック7によって、ラック軸8の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪18が転舵される。
またこのとき、トルクセンサ12は、入力軸9および出力軸10間の相対回転変位量に基づいて操舵部材2に与えられた操舵トルクを検出する。トルクセンサ12によるトルク検出結果は、ECU13に入力される。ECU13は、当該トルク検出結果や図示しない車速センサから与えられた車速等に基づいて、操舵補助用の電動モータ26を駆動制御する。これにより、電動モータ26の出力トルクが減速機構27を介してステアリングシャフト3に伝達され、ステアリングシャフト3に伝達されたトルクがピニオン6からラック7に伝達される。このようにして、運転者の操舵が補助される。
ピニオン6からラック7にトルクが伝達されるときに、第1のマウント部材23および第2のマウント部材24には、このトルクの伝達に伴う荷重がハウジング14等を介して入力される。具体的には、ピニオン6に相対的に近い第1のマウント部材23に、上記トルクの伝達に伴う荷重の大部分がハウジング14の第1の端部21等を介して入力される。
図2は、電動パワーステアリング装置1の要部を図解的に示す断面図である。
図2を参照して、ラック軸8の右端部および第2の継手部材16等は、軸方向X1に伸縮可能な筒状のラックブーツ28によって覆われている。ラックブーツ28の一端は、ハウジング14の第2の端部22に連結され、他端は、タイロッド17に連結されている。ラックブーツ28は、異物や水分等がハウジング14内に進入することを防止している。また図示はしないが、ラック軸8の左端部および第1の継手部材15等も、ラックブーツによって覆われており、これによって、異物や水分等がハウジング14内に進入することが防止されている。
また、ハウジング14の内周には、ロッド部材20と軸方向X1に同行移動可能な環状の第1の同行部材29が配置されている。ロッド部材20は、第1の同行部材29の内周に嵌合しており、これによって、ロッド部材20と第1の同行部材29とが、軸方向X1に同行移動可能に連結されている。第1の同行部材29は、軸方向X1に対して直交する面である環状の第1の端面30を有している。
また、ハウジング14には、ラック軸8の軸方向移動を規制する一対のストッパ部材(第1のストッパ部材31および第2のストッパ部材32)が保持されている。具体的には、第1の同行部材29と第2の継手部材16との間に対応するハウジング14の内周において、第1のストッパ部材31および第2のストッパ部材32が保持されている。第1のストッパ部材31は、第2の端部22から軸方向X1に所定距離離隔した第2の端部22寄りの位置でハウジング14に保持されている。また、第2のストッパ部材32は、第2の端部22の内周で保持されている。第2のストッパ部材32は、「第2の端部に保持された端部材」として機能する。
第1のストッパ部材31および第2のストッパ部材32は、それぞれ環状であり、ハウジング14の内周とロッド部材20の外周との間に介在している。各ストッパ部材31,32とロッド部材20との間には隙間が形成されており、ロッド部材20は、各ストッパ部材31,32に対して軸方向X1に移動できるようになっている。第1のストッパ部材31および第2のストッパ部材32は、それぞれ金属材料で形成されているが合成樹脂や合成ゴム等の弾性を有する材料で形成したり、それぞれのストッパ面(表面)のみを合成樹脂や合成ゴム等の弾性を有する材料で形成してもよい。
また、第1のストッパ部材31は、軸方向X1に対して直交する面であり、且つ、第1の同行部材29の第1の端面30に対向する第1のストッパ面33を有している。また、第2のストッパ部材32は、軸方向X1に対して直交する面であり、且つ、第2の継手部材16の一端面35に対向する第2のストッパ面34を有している。第2の継手部材16の一端面35は、軸方向X1に対して直交する面である。本実施形態において、第2の継手部材16は、「ハウジング外に配置され、ラック軸と軸方向に同行移動可能な第2の同行部材」として機能する。
図3は、ラック軸8の軸方向移動が規制された状態における電動パワーステアリング装置1の要部を図解的に示す断面図である。
図3(a)を参照して、ラック軸8が軸方向X1の一方(図3では、右方)に移動すると、第1の同行部材29は、第2の端部22に向けて移動する。そして、ラック軸8が上記軸方向X1の一方に所定量移動すると、第1の同行部材29の第1の端面30が第1のストッパ部材31の第1のストッパ面33に衝突(当接)し、上記軸方向X1の一方へのラック軸8の移動が規制される。
このとき、第1の同行部材29と第1のストッパ部材31との衝突による衝撃荷重は、ハウジング14等を介して第1のマウント部材23および第2のマウント部材24に入力される。具体的には、第1のストッパ部材31に相対的に近い第2のマウント部材24が、上記衝撃荷重の大部分を受けるようになっており、第1のストッパ部材31から相対的に遠い第1のマウント部材23は、当該衝撃荷重を殆ど受けないようになっている。また、第1のストッパ部材31が上記弾性を有する材料で形成されている場合や、第1のストッパ部材31のストッパ面(表面)のみが上記弾性を有する材料で形成されている場合には、第1の同行部材29と第1のストッパ部材31との衝突による衝撃荷重が低減されるようになっている。
図3(b)を参照して、ラック軸8が軸方向X1の他方(図3では、左方)に移動すると、第2の継手部材16は、第2の端部22に向けて移動する。そして、ラック軸8が上記軸方向X1の他方に所定量移動すると、第2の継手部材16の一端面35が第2のストッパ部材32の第2のストッパ面34に衝突(当接)し、上記軸方向X1の他方へのラック軸8の移動が規制される。
このとき、第2のマウント部材24は、第2の継手部材16と第2のストッパ部材32との衝突による衝撃荷重の大部分を受けるようになっており、第1のマウント部材23は、当該衝撃荷重を殆ど受けないようになっている。また上記と同様に、第2のストッパ部材32が上記弾性を有する材料で形成されている場合や、第2のストッパ部材32のストッパ面(表面)のみが上記弾性を有する材料で形成されている場合には、第2の継手部材16と第2のストッパ部材32との衝突による衝撃荷重が低減されるようになっている。
以上のように本実施形態では、ラック軸8の軸方向移動を規制する第1のストッパ部材31および第2のストッパ部材32が、それぞれ、第2の端部22寄りのハウジング14の内周および第2の端部22の内周に配置されているので、第1のマウント部材23に加わる荷重と、第2のマウント部材24に加わる荷重とを均衡させることができる。
すなわち、第1のマウント部材23は、ピニオン6からラック7へのトルクの伝達に伴う負荷の大部分を受けるものの、第1のストッパ部材31が第1の端部21から十分に離隔した位置に配置されているので、ラック軸8の上記軸方向X1の一方への移動を規制するときの衝撃荷重を殆ど受けない。したがって、第1のマウント部材23の荷重負荷が低減されており、その結果、第1のマウント部材23に加わる荷重と、第2のマウント部材24に加わる荷重とが均衡されている。
また、本実施形態では、第1のストッパ部材31が第2の端部22寄りのハウジング14の内周に配置されているので、第1のマウント部材23の荷重負荷が確実に低減されている。
図4は、本発明の他の実施形態に係る電動パワーステアリング装置1aの要部を図解的に示す断面図である。また、図5は、ラック軸8の軸方向移動が規制された状態における電動パワーステアリング装置1aの要部を図解的に示す断面図である。この図4および図5において、上述の図2および図3に示された各部と同等の構成部分については、図2および図3と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図4および図5を参照して、この図4および図5に示す実施形態が、図2および図3に示す実施形態と主に相違するのは、第2の端部22の内周においてハウジング14に保持された第3のストッパ部材36が、軸方向X1に対して直交する一対の端面37,38を有しており、この一対の端面37,38がそれぞれストッパ面として機能することにある。
すなわち、図5(a)に示すように、ラック軸8が軸方向X1の一方(図5では、右方)に所定量移動すると、第1の同行部材29の第1の端面30が第3のストッパ部材36の一方の端面37(図5では、左側の端面)に衝突(当接)し、上記軸方向X1の一方へのラック軸8の移動が規制される。
また、図5(b)に示すように、ラック軸8が軸方向X1の他方(図5では、左方)に所定量移動すると、第2の継手部材16の一端面35が第3のストッパ部材36の他方の端面38(図5では、右側の端面)に衝突(当接)し、上記軸方向X1の他方へのラック軸8の移動が規制される。
第3のストッパ部材36は、金属材料で形成されているが合成樹脂や合成ゴム等の弾性を有する材料で形成したり、ストッパ面(一対の端面37,38)のみを合成樹脂や合成ゴム等の弾性を有する材料で形成してもよい。第3のストッパ部材36が上記弾性を有する材料で形成されている場合や、第3のストッパ部材36のストッパ面のみが上記弾性を有する材料で形成されている場合には、第3のストッパ部材36に対する第1の同行部材29または第2の継手部材16の衝突による衝撃荷重が低減されるようになっている。
また、第3のストッパ部材36に対する第1の同行部材29または第2の継手部材16の衝突による衝撃荷重の大部分は、ハウジング14の第2の端部22を介して第2のマウント部材24に入力されるようになっており、第1のマウント部材23(図1参照)は、当該衝撃荷重を殆ど受けないようになっている。
本実施形態では、第1のマウント部材23と第2のマウント部材24とで、荷重負荷が均衡されており、第1のマウント部材23および第2のマウント部材24の何れか一方に荷重が集中的に入力されることが防止されている。また、単一の部材である第3のストッパ部材36の一対の端面37,38をストッパ面として機能させることにより、上述の実施形態に比べて部品点数を削減することができる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、図1〜図3における実施形態では、第1のストッパ部材31および第2のストッパ部材32がそれぞれハウジング14によって保持されている場合について説明したが、第1のストッパ部材31、第2のストッパ部材32およびハウジング14は単一の部材で一体に形成されていてもよい。
具体的には、図6(a)に示すように、ハウジング114の一部に、第1のストッパ部材31に対応する第1のストッパ部40と、第2のストッパ部材32に対応する第2のストッパ部41とを設けてもよい。また、図示はしないが、第1のストッパ部材31および第2のストッパ部材32の何れか一方を、ハウジング14と単一の部材で一体に形成し、他方をハウジング14に保持させてもよい。
同様に、図4〜図5における実施形態では、第3のストッパ部材36がハウジング14によって保持されている例について説明したが、図6(b)に示すように、ハウジング214の一部に、第3のストッパ部材36に対応する第3のストッパ部42を設けてもよい。
また、上述の実施形態では、ステアリング装置が、いわゆるコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置である場合について説明したが、ステアリング装置としては、ピニオンからラックに比較的大きなトルクが伝達される他の形式のステアリング装置であってもよい。例えば、いわゆるピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置を本発明に係るステアリング装置として用いてもよい。
本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。 電動パワーステアリング装置の要部を図解的に示す断面図である。 ラック軸の軸方向移動が規制された状態における電動パワーステアリング装置の要部を図解的に示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の要部を図解的に示す断面図である。 ラック軸の軸方向移動が規制された状態における電動パワーステアリング装置の要部を図解的に示す断面図である。 ハウジングの他の形態を示す図解的な断面図である。
符号の説明
1,1a・・・電動パワーステアリング装置(ステアリング装置)、6・・・ピニオン、8・・・ラック軸、14,114,214・・・ハウジング、16・・・第2の継手部材(第2の同行部材)、21・・・第1の端部、22・・・第2の端部、26・・・電動モータ、29・・・第1の同行部材、31・・・第1のストッパ部材(ハウジングによって保持された部材)、32・・・第2のストッパ部材(端部材、ハウジングによって保持された部材)、33・・・第1のストッパ面(第1のストッパ)、34・・・第2のストッパ面(第2のストッパ)、36・・・第3のストッパ部材(端部材、ハウジングによって保持された部材)、37・・・端面(第1のストッパ)、38・・・端面(第2のストッパ)、X1・・・軸方向

Claims (3)

  1. 操舵補助用の電動モータによって回転駆動されるピニオンと、
    このピニオンと噛み合うラック軸と、
    ピニオンに相対的に近い第1の端部およびピニオンから相対的に遠い第2の端部とを有し、上記ラック軸をラック軸の軸方向に移動可能に支持する筒状のハウジングと、
    ハウジング内に配置され、上記ラック軸と上記軸方向に同行移動可能な第1の同行部材と、
    ハウジング外に配置され、上記ラック軸と上記軸方向に同行移動可能な第2の同行部材と、
    ハウジングまたはハウジングによって保持された部材に設けられた第1および第2のストッパと、を備え、
    第1の同行部材がハウジングの第2の端部に向けて移動するときに、第1の同行部材が第1のストッパと当接することにより、ラック軸の軸方向の一方への移動が規制され、第2の同行部材がハウジングの第2の端部に向けて移動するときに、第2の同行部材が第2のストッパと当接することにより、ラック軸の軸方向の他方への移動が規制されるようにしてあることを特徴とするステアリング装置。
  2. 請求項1において、上記第2のストッパは、ハウジングの第2の端部に保持された端部材に設けられ、
    上記第1のストッパは、ハウジングまたはハウジングによって保持された部材に、ハウジングの第2の端部から離隔して設けられていることを特徴とするステアリング装置。
  3. 請求項1において、上記第1および第2のストッパは、ハウジングの第2の端部に保持された端部材の一対の端面に設けられていることを特徴とするステアリング装置。
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