JP4900679B2 - センターテイクオフ型ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、センターテイクオフ型ステアリング装置に関する。
例えば、自動車等の車両に備えられるラックアンドピニオン式のステアリング装置には、ラック軸とタイロッドとを接続する箇所が、車両の幅方向の中央にされているセンターテイクオフ型のものがある(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平6−255509号公報 特開2000−72005号公報
センターテイクオフ型ステアリング装置では、ラック軸に取り付けられラック軸の径方向外方に延びる連結部材等を介して、ラック軸とタイロッドとが連結される。タイロッドは、ラック軸に対して、ラック軸の径方向にオフセットした位置に配設されることとなり、タイロッドからの力の一部は、上記オフセット量をアーム長とするモーメントとしてラック軸に作用する。このモーメント等に起因するラック軸の回動を防止して、ラックとピニオンとの噛み合い部分に余分な負荷が掛からないようにする必要がある。
しかしながら、ラック軸の回動を規制するために専用の回り止め部材を設けると、部品点数が増えて製造コストが増加してしまう。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、ラック軸の回り止めを安価に達成することのできるセンターテイクオフ型ステアリング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、操舵部材(2)に連動して回転するピニオン(7)の回転を車両の幅方向(A)に延びるラック軸(10)の直線変位に変換し、この直線変位を受けて車輪(13)を転舵するためのタイロッド(11)を車両の幅方向(A)の中央位置(A1)から延ばすようにしたセンターテイクオフ型ステアリング装置(1)において、上記ラック軸(10)を取り囲む筒状のハウジング(27)と、このハウジング(27)に設けられた収容室(42)に収容され、ラック軸(10)に対する軸方向移動および相対回転が規制されたラックストッパ(43)とを備え、このラックストッパ(43)は、上記収容室(42)の内周面(44a)によって案内されつつ、ラック軸(10)と共に移動してハウジング(27)の所定部(44c)に当接することにより、ラック軸(10)の軸方向ストロークを規制し、上記収容室(42)の内周面(44a)およびラックストッパ(43)の外周面(53)の間に、ラック軸(10)の回り止め機構を設けたことを特徴とするものである(請求項1)。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
本発明によれば、ラック軸の軸方向ストロークを規制するためのラックストッパを、ラック軸の回り止めとしても用いることができる。専用の回り止め部材を別途設ける必要がなく、部品点数を少なくしてコスト安価にできる。
また、本発明において、上記ハウジング(27)の上記所定部(44c)は、ハウジング(27)の内周に設けられ上記収容室(42)に対向する環状段部(44c)を含む場合がある(請求項2)。この場合、環状段部とラックストッパとの当接により、ラック軸の軸方向ストロークを規制することができる。
また、本発明において、上記収容室(42)の内周面(44a)およびラックストッパ(43)の外周面(53)のそれぞれの断面は、長孔形状を含む場合がある(請求項3)。この場合、ラックストッパを回動しようとする力が作用したときに、収容室の内周面がラックストッパを受けることができ、ラックストッパの回動を確実に規制できる。その結果、ラック軸の回動を確実に規制できる。
また、本発明において、上記回り止め機構は、上記収容室(42)の内周面(44a)およびラックストッパ(43)の外周面(53)にそれぞれ設けられ、互いに対向してラック軸(10)の軸方向(S)に延びる平坦部(54,55)を含む場合がある(請求項4)。この場合、ラックストッパを回動しようとする力が作用したときに、平坦部同士が当接して、ラックストッパの回動が確実に規制される。その結果、ラック軸の回動を確実に規制できる。
また、本発明において、上記ハウジング(27)は、軸方向に関して第1および第2の端部(27a,27b)を有し、上記第1の端部(27a)からラック軸(10)の一部が突出し、その突出した一部にタイロッド(11)が接続され、上記収容室(42)は、ハウジング(27)においてピニオン(7)に対応する部分(57,58)と第2の端部(27b)との間に配置されている場合がある(請求項5)。
この場合、ピニオンの近くに収容室を配置してラックストッパを配置できる。これにより、ラックとピニオンとの噛み合い部分の近くでラック軸の回り止めをすることができ、ラックとピニオンとの噛み合い部分に過大な負荷が作用することを防止できる。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかるセンターテイクオフ型ステアリング装置としての電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。図2は、図1のII−II線に沿う要部の断面図である。
図1および図2を参照して、電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2に連結されているステアリングシャフト3と、ステアリングシャフト3に自在継手4を介して連結されている中間軸5と、この中間軸5に自在継手6を介して連結されているピニオン軸7aと、ピニオン軸7aの先端部に設けられたピニオン歯部7bに噛み合うラック9を形成して車両の幅方向Aに延びるラック軸10とを有している。
ラック軸10の一端部10aには、一対のタイロッド11を連結するための連結部材12が取り付けられている。車輪としての各転舵輪13が車両前方を略真っ直ぐ向いている操舵中立状態(図1に示す状態)において、連結部材12は、車両の幅方向Aの中央位置A1に位置している。ラック軸10の軸方向Sと幅方向Aとは平行である。
連結部材12は、ラック軸10の径方向に張り出した張出部14を含んでいる。張出部14は、球面継手等からなる一対の継手15を介して一対のタイロッド11の対応する一端部11aとそれぞれ連結されている。各タイロッド11は、上記中央位置A1から延びており、各タイロッド11の他端部11bが、対応するナックルアーム16を介して対応する転舵輪13にそれぞれ連結されている。
操舵部材2が操作されてステアリングシャフト3が回転されると、この回転は中間軸5等を介してピニオン歯部7bに伝達され、操舵部材2と連動して回転するピニオン歯部7bおよびラック9によって、車両の幅方向Aに沿うラック軸10の直線変位に変換される。これにより各タイロッド11等を介して各ナックルアーム16の回動を引き起こし、転舵輪13の転舵が達成される。
ステアリングシャフト3は、操舵部材2に連なる入力軸としての第1の操舵軸17と、自在継手4に連なる出力軸としての第2の操舵軸18とを有している。これら第1および第2の操舵軸17,18はトーションバー19を介して同軸上に互いに連結されている。
トーションバー19の近傍には、トーションバー19のねじれに起因する第1の操舵軸17と第2の操舵軸18との相対回転変位量を検出するトルクセンサ20が設けられている。このトルクセンサ20の検出信号は、制御部21に与えられる。
制御部21は、トルクセンサ20からの検出信号や車速センサ22からの検出信号等に基づいて、ドライバ23を介して操舵補助用の電動モータ24の駆動を制御する。これにより、電動モータ24が駆動し、その出力回転(動力)が、平行軸歯車機構等の減速機構25で減速されて、第2の操舵軸18へ伝達される。
第2の操舵軸18に伝えられた動力は、さらに中間軸5等を介して、上記ラック軸10、タイロッド11およびナックルアーム16を含む舵取り機構26に伝えられ、運転者の操舵が補助される。
ラック軸10の一部は、筒状のハウジング27に取り囲まれている。ハウジング27は、鉄等を用いて形成されており、ハウジングの軸方向に関する第1の端部としての一端部27aと、第2の端部としての他端部27bと、これらの端部27a,27b間に位置する中間部27cとを含んでいる。中間部27cは、車体側部材28,29に支持されている。
ハウジング27の中間部27c内には、ピニオン軸7aが挿通されている。ピニオン軸7aは、ピニオン歯部7bを挟んで配置された一対の軸受30,31を介して、中間部27cのピニオン7に対応する部分としての支持部57,58に回転自在に支持されている。ピニオン軸7aおよびピニオン歯部7bを含むピニオン7が、軸受30,31を介して支持部57,58に支持されている。
中間部27cには、収容孔32が形成されている。収容孔32は、ラック軸10を挟んでピニオン歯部7bと対向している。この収容孔32にサポートヨーク33が収容されている。
サポートヨーク33は、ラック軸10を当該ラック軸10の軸方向Sに摺動自在に支持するための凹面部33aを有しており、この凹面部33aに沿うように、低摩擦の摺接板46が取り付けられている。摺接板46の形状は、ラック軸10のラック9の背面10cの形状と合致している。摺接板46とラック軸10の背面10cとが互いに摺接している。
収容孔32には、ねじ部材34がねじ込まれており、ねじ部材34とサポートヨーク33との間にばね部材35が介装されている。ばね部材35は、サポートヨーク33をラック軸10側に付勢している。これにより、ラック9とピニオン歯部7bとの噛み合いのガタを詰めている。
図1を参照して、ハウジング27の一端部27aの内周面36には、筒状のラックブッシュ37が嵌合保持されている。ラックブッシュ37は、ラック軸10を軸方向Sに摺動自在に支持するものであり、例えば、合成樹脂を用いて形成されている。
ハウジング27の上記内周面36には、ラックブッシュ37に隣接してストッパ38が圧入嵌合されており、ラックブッシュ37のハウジング27からの抜けが防止されている。ラックブッシュ37は、ストッパ38と内周面36の環状の段部36aとに挟まれている。
ハウジング27の一端部27aから、ラック軸10の一端部10aを含む一部が突出しており、ラック軸10がハウジング27に片持ち支持されている。この突出した一端部10aに、連結部材12等を介してタイロッド11,11が接続されている。
ハウジング27の一端部27aの外周面39と連結部材12との間に、ダストブーツ40が架け渡されている。このダストブーツ40は、ゴム等の弾性部材を蛇腹状に形成して伸縮自在にしてあり、ラック軸10の軸方向Sの変位に伴って伸縮する。ラック軸10に雨水等の異物が付着することを防止している。
ラック軸10の一端部10aには、連結部材12に隣接してラックストッパ41が外嵌固定されている。このラックストッパ41は、例えば、合成樹脂を用いて形成されている。ラック軸10がハウジング27の他端部27b側にストロークして、ラックストッパ41がストッパ38に当接することにより、ラック軸10の軸方向一方へのストロークが規制される。
ハウジング27の中間部27c内に、収容室42が区画されている。この収容室42は、軸方向Sに関して、支持部57,58(図2参照)とハウジング27の他端部27bとの間に配置されている。
図3は、ハウジング27の他端部27bの周辺の断面図である。図4は、図3のIV−IV線に沿う断面図である。図3および図4を参照して、収容室42内には、ラックストッパ43が収容されている。このラックストッパ43は、ラック軸10の他端部10bに外嵌固定されてラック軸10に対する軸方向移動および相対回転が規制されており、ラック軸10と一体に移動する。ラックストッパ43の軸方向Sへの移動は、ハウジング27の中間部27cの内周面44によって案内される。
ラック軸10がハウジング27の一端部側にストロークし、ラックストッパ43の一側面45が、内周面44に形成された所定部としての環状段部44cに当接することにより、ラック軸10の軸方向他方へのストロークが規制される。
環状段部44cは、内周面44のうちラック軸10の径方向Rに細長い第1の部分44aと、円形の第2の部分44bとの間に形成されており、収容室42に対向している。内周面44の第1の部分44aによって収容室42が区画されており、第1の部分44aが収容室42の内周面となる。
ラックストッパ43は、例えば、焼結金属や鋳鉄やポリエステルエラストマー等を用いて形成されている。
ラックストッパ43の一側面45には、嵌合凹部47が形成されており、嵌合凹部47がラック軸10の他端部10bに嵌合されている。ラックストッパ43とラック軸10とを締結する締結手段としてのねじ48が、ラックストッパ43の貫通孔49を貫通し、ラック軸10のねじ孔50に螺合している。
嵌合凹部47の内周面47aに、係合突起51が1または複数(本実施の形態において、2つ)突設され、ラック軸10の外周面に形成された対応する係合凹部52にそれぞれ係合している。これにより、ラック軸10とラックストッパ43との相対回動が規制されている。なお、係合突起51の配置と係合凹部52の配置とを入れ替えてもよい。
本実施の形態の特徴とするところは、収容室42の内周面44およびラックストッパ43の外周面53の間に、ラック軸10の回り止め機構が設けられている点にある。
具体的には、内周面44の第1の部分44aおよびラックストッパ43の外周面53のそれぞれの断面は、ラック軸10の径方向Rに沿う所定の方向Dに長い長孔形状とされており、相対向する平坦部54,55を含んでいる。所定の方向Dとして、車両の上下方向や、前後方向等、径方向Rに沿う任意の方向を例示することができる。
各平坦部54,55は、それぞれ、1または複数設けられている。本実施の形態において、各平坦部54,55は、それぞれ、ラック軸10の周方向Cに関して等間隔に2箇所設けられている。各平坦部54,55は、軸方向Sに延びている。
上記第1の部分44aおよび外周面53の断面形状は、互いに相似形をなしている。ラック軸10に外力の作用していない状態において、第1の部分44aおよび外周面53は所定の間隔Eをあけて相対向しており、互いに近接している。
上記第1の部分44aと外周面53との間には、ラックストッパ43とハウジング27との接触の衝撃を緩和する緩衝部材としての弾性部材56が介在している。弾性部材56は、例えばゴム等を用いて環状に形成されたOリングを含み、ラックストッパ43の外周面53に保持されている。弾性部材56と内周面44の第1の部分44aとは軸方向Sに摺動可能に接触している。
なお、ラックストッパ43が金属の場合、ラックストッパ43とハウジング27との間に摺動性のよい樹脂材料を入れてもよい。
図1を参照して、以上の概略構成を有する電動パワーステアリング装置1において、各転舵輪13,13からタイロッド11、連結部材12等を介してラック軸10の一端部10aにモーメントが生じると、ラック軸10がその軸線回りに回動しようとする。このとき、図4に示すように、ラックストッパ43の外周面53は、弾性部材56を介してハウジング27の第1の部分44aに弾性的に受けられ、ラックストッパ43およびラック軸10の回動が規制される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下の作用効果を発揮することができる。すなわち、ラック軸10の軸方向Sのストロークを規制するためのラックストッパ43を、ラック軸10の回り止めとしても用いることができる。専用の回り止め部材を別途設ける必要がなく、部品点数を少なくしてコスト安価にできる。
また、環状段部44cとラックストッパ43との当接により、ラック軸10の軸方向他方へのストロークを規制することができる。
さらに、収容室42の内周面44の第1の部分44aおよびラックストッパ43の外周面53のそれぞれの断面を、所定の方向Dに長い長孔形状に形成している。これにより、ラックストッパ43を回動しようとする力が作用したときに、収容室42の内周面44の第1の部分44aがラックストッパ43の外周面53を受けることができ、ラックストッパ43の回動を確実に規制できる。その結果、ラック軸10の回動を確実に規制できる。
また、収容室42の内周面44の第1の部分44aおよびラックストッパ43の外周面53のそれぞれの断面に、互いに対向する平坦部54,55を設けている。これにより、ラックストッパ43を回動しようとする力が作用したときに、平坦部54,55同士が弾性部材56を介して当接して、ラックストッパ43の回動が確実に規制される。その結果、ラック軸10の回動を確実に規制できる。
さらに、軸方向Sに関してハウジング27の支持部57,58と他端部27bとの間に収容室42を配置している。これにより、ピニオン7の近くに収容室42を配置してラックストッパ43を配置できる。これにより、ラック9とピニオン7との噛み合い部分の近くでラック軸10の回り止めをすることができ、ラック9とピニオン7との噛み合い部分に過大な負荷が作用することを防止できる。
また、ラック軸10の一端部10aを、ハウジング27の一端部27aから突出するようにしている。ラック軸10の他端部10b側の一部分のみが、ラックブッシュ37やサポートヨーク33等を介してハウジング27で支持される。軸方向Sに関するハウジング27の全長を短くできる。
また、例えば、ラック軸とタイロッドとを連結するための連結部材からボルトを延ばし、このボルトをハウジングに形成した長孔に挿通してラック軸に結合し、ボルトに外嵌した筒状のカラーが長孔内を移動するようにした、いわゆるスライダ構造を採用し、カラーと長孔の周面との当接によりラック軸の回動を規制することも考えられる。しかしながら、この場合、連結部材を挟んだ両側に、長孔を覆うダストブーツを設ける必要がある等、部品点数が多くなってしまう。
一方、本実施の形態では、ラック軸10の一端部10a側をハウジング27から突出させて、この一端部10a側にのみダストブーツ40を設けており、部品点数が少ない。
また、例えば、サポートヨークとラック軸との互いの摺動部分の断面をV形形状やY型形状にし、サポートヨークによってラック軸の回り止めをすることも考えられる。しかしながら、この場合、ラック軸にモーメントが作用したときに、サポートヨークとラック軸と間に打撃音(コトコト音)が生じて騒音の原因となる。
一方、本実施の形態によれば、サポートヨーク33(摺接板46)とラック軸10との互いの摺動部分の断面形状を円弧状にしており、ラック軸10がモーメントを受けたときでもサポートヨーク33と衝突することを防止でき、騒音の原因となり難い。
本発明は、以上の実施の形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、ラックストッパ43の外周面53およびハウジング27の内周面44の第1の部分44aのそれぞれの断面形状は、図4に示す長孔形状に限らず、図5に示すD形形状等でもよい。これら外周面53および内周面44の第1の部分44aのそれぞれの断面形状は、ラック軸10の回動に伴いラックストッパ43の外周面53が第1の部分44aに受けられる構成であればよい。
さらに、ハウジング27がラック軸10の全部を取り囲んでいてもよい。また、本発明は、ラック軸の中間部に連結部材を配置し、連結部材を挟んだラック軸の両側を支持するようにした両持ちタイプのステアリング装置に適用できる。この場合、連結部材を挟んで設けられる一対のラックストッパの双方を、ラック軸の回り止めとして用いることができる。また、本発明は、電動モータの出力回転を、ボールねじ機構等を介してラック軸に付与するラックアシストタイプの電動パワーステアリング装置に適用でき、さらに、油圧シリンダの油圧をラック軸に付与する油圧パワーステアリング装置に適用することができる。
本発明の一実施の形態にかかるセンターテイクオフ型ステアリング装置としての電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。 図1のII−II線に沿う要部の断面図である。 ハウジングの他端部の周辺の断面図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。 本発明の別の実施の形態の要部の断面図である。
符号の説明
1…電動パワーステアリング装置(センターテイクオフ型ステアリング装置)、2…操舵部材、7…ピニオン、10…ラック軸、11…タイロッド、13…転舵輪(車輪)、27…ハウジング、27a…(ハウジングの)一端部(第1の端部)、27b…(ハウジングの)他端部(第2の端部)、42…収容室、43…ラックストッパ、44a…第1の部分(収容室の内周面)、44c…環状段部(ハウジングの所定部)、53…(ラックストッパの)外周面、54,55…平坦部、57,58…支持部(ハウジングにおいてピニオンに対応する部分)、A…幅方向、A1…中央位置、S…軸方向。

Claims (5)

  1. 操舵部材に連動して回転するピニオンの回転を車両の幅方向に延びるラック軸の直線変位に変換し、この直線変位を受けて車輪を転舵するためのタイロッドを車両の幅方向の中央位置から延ばすようにしたセンターテイクオフ型ステアリング装置において、
    上記ラック軸を取り囲む筒状のハウジングと、
    このハウジングに設けられた収容室に収容され、ラック軸に対する軸方向移動および相対回転が規制されたラックストッパとを備え、
    このラックストッパは、上記収容室の内周面によって案内されつつ、ラック軸と共に移動してハウジングの所定部に当接することにより、ラック軸の軸方向ストロークを規制し、
    上記収容室の内周面およびラックストッパの外周面の間に、ラック軸の回り止め機構を設けたことを特徴とするセンターテイクオフ型ステアリング装置。
  2. 請求項1において、上記ハウジングの上記所定部は、ハウジングの内周に設けられ上記収容室に対向する環状段部を含むことを特徴とするセンターテイクオフ型ステアリング装置。
  3. 請求項1または2において、上記収容室の内周面およびラックストッパの外周面のそれぞれの断面は、長孔形状を含むことを特徴とするセンターテイクオフ型ステアリング装置。
  4. 請求項1または2において、上記回り止め機構は、上記収容室の内周面およびラックストッパの外周面にそれぞれ設けられ、互いに対向してラック軸の軸方向に延びる平坦部を含むことを特徴とするセンターテイクオフ型ステアリング装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項において、上記ハウジングは、軸方向に関して第1および第2の端部を有し、
    上記第1の端部からラック軸の一部が突出し、その突出した一部にタイロッドが接続され、
    上記収容室は、ハウジングにおいてピニオンに対応する部分と第2の端部との間に配置されていることを特徴とするセンターテイクオフ型ステアリング装置。
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