JP2007267693A - 魚頭有用部位の採取方法及び魚頭有用部位の採取装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 同一の魚種の魚頭Wであって形状を略同一にする多数の魚頭Wからこの魚頭W内の特定の有用部位としての下垂体Mを採取処理するもので、大きさを異にする多数の魚頭Wを所定の位置関係で静止させたとき、各魚頭Wの有用部位としての下垂体Mが通る一つの空間曲線Pを予め求め、処理する魚頭Wを所定の位置関係で静止させ、静止させた魚頭Wの予め求めた空間曲線Pの近傍を空間曲線Pに略沿って切断し、切断面Fにある不要部位である脳Nを除去して下垂体Mを露出させ、その後、露出した下垂体Mを採取する。
【選択図】 図5
Description
ところで、魚頭には頭部軟骨、眼球部周辺の有用成分、脳に含まれる有用成分、脳下垂体に含まれる成長ホルモン、生殖腺刺激ホルモンなどを有した有用部位があり、これらを利用する技術の開発が進められている。
これは、魚頭から鼻軟骨を取り出す技術であり、魚頭を加熱して軟化させた後、これらの魚頭を網目状の回転ドラム内に入れ、回転ドラムを回転させて魚頭に衝撃力を与え、これにより、鼻軟骨以外の残渣を網目を通して排出し、鼻軟骨を取り出すものである。鼻軟骨はコンドロイチン硫酸の抽出原料として利用し、残渣は飼料などとして用いるようにしている。
これは、図12に示すように、魚頭Wから眼窩脂肪を採取するもので、魚頭Wの口先側を搬送方向前方に指向させて搬送する搬送コンベア100を設け、搬送コンベア100に魚頭Wを保持する保持部101を配設し、この保持部101によって保持された魚頭Wの一側方に、眼窩を包含すべき内径を有し、先端に刃加工を施したパイプ状の摘出抜刃102を配設し、この摘出抜刃102を搬送される魚頭Wに差し込んで魚頭Wの眼を周辺ごと採取するものである。
また、後者の技術においては、ある程度、有用部位を特定して採取してはいるが、魚頭の眼を周辺ごと採取するので、上記の人手による打ち抜きの採取方法と同様に、有用部位以外の不要部位も同時に採取されることになることから、その後の分離操作が煩雑になってしまうという問題があった。
大きさを異にする多数の魚頭を所定の位置関係で静止させたとき、上記各魚頭の有用部位が通る一つの空間曲線を予め求め、
処理する魚頭を上記所定の位置関係で静止させ、
該静止させた魚頭の上記予め求めた空間曲線に沿って切断し、若しくは、上記静止させた魚頭の上記予め求めた空間曲線の近傍を該空間曲線に略沿って切断し、
当該切断に基づいて上記空間曲線上に存する有用部位を露出させ、
その後、当該露出した有用部位を採取する構成としている。
また、上記魚種が鮭の場合、必要に応じ、上記空間曲線Pは、魚頭の背側の稜線上に定めた特定の2点を通る直線に対してθ=16°±5°の関係の直線で構成される。鮭の場合においては、このような空間曲線を見出すことができる。
詳しくは、図4に示すように、上記魚種が鮭の場合、上記中央平面Sに対して固定され、全ての魚頭Wに接触して該魚頭Wを静定させる複数の曲面K群の一部として、該中央平面S内に以下の3つの固定点A,B,Cを考え、魚頭Wの背側の稜線上の鼻先側に固定点A、尾側に70mm±10mm離して固定点B、当該固定点A,Bの2点を通る直線Wa上に固定点Aを対称中心とした固定点Bの鼻先側の対称点Dを設定し、さらに、上記固定点A,Bを通る直線Waへの垂線の足が固定点A及び対象点Dの中点Eにあり、かつ、該固定点A,Bを通る直線Waから55mm±5mm離れた点を固定点Cとして、該固定点Cを魚頭Wの腹側に設定するとき、空間曲線Pは、上記固定点A,Bを通る直線Waに対して角度θ=16°±5°の関係を持ち、しかも、固定点Dを通る直線で構成される。
図2に示すように、魚頭Wの組織構造は、普通には両眼球1を結ぶ軸に垂直で背骨を含む平面(上記の中央平面S)に関して鏡面対称となっている。上記の脳室輪郭群に関する一定空間曲線Pは、この鏡面上にある。魚頭切断面が上記の鏡面に対称形であれば、脳室内物質の抽出器具を対称鏡面内に保持さえすれば、魚頭切断表面に接触させながら、頭尾方向に移動させるだけで、脳室2に達することが出来、抽出機構が簡単なものとなる。魚頭切断器具の切刃は一つの曲線を作り、切断器具の移動に伴いこの曲線が魚頭空間に対して曲線織面Tを描き、これが魚頭切断面となる。この魚頭切断面を、脳室輪郭群に関する上述の一定空間曲線Pの近傍を通すことにより、魚頭の種類によらず、魚頭脳室を露出させることが出来るのである。
大きさを異にする多数の魚頭を所定の位置関係で静止させたとき、上記各魚頭の有用部位が通る予め求められた一つの空間曲線を基準にして、処理する魚頭を上記所定の位置関係の姿勢に整斉する姿勢整斉機構と、
該姿勢を整斉した魚頭の上記予め求めた空間曲線に沿って該魚頭を切断し、若しくは、上記姿勢を整斉した魚頭の上記予め求めた空間曲線の近傍を該空間曲線に略沿って該魚頭を切断する切断機構と、
当該切断に基づいて露出させられ上記空間曲線上に存する該魚頭の有用部位を採取する採取機構とを備えた構成としている。
これにより、魚頭を当接体に当接させるだけで、姿勢が整斉されるので、整斉作業を容易に行なうことができ、逐一、センサなどで位置測定する場合に比較して、作業効率が向上させられ、処理効率を向上させることができる。
また、上記魚種が鮭の場合、必要に応じ、上記空間曲線Pは、魚頭の背側の稜線上に定めた特定の2点を通る直線に対してθ=16°±5°の関係の直線で構成される。鮭の場合においては、このような空間曲線を見出すことができる。
詳しくは、図4に示すように、上記魚種が鮭の場合、上記中央平面Sに対して固定され、全ての魚頭Wに接触して該魚頭Wを静定させる複数の曲面K群の一部として、該中央平面S内に以下の3つの固定点A,B,Cを考え、魚頭Wの背側の稜線上の鼻先側に固定点A、尾側に70mm±10mm離して固定点B、当該固定点A,Bの2点を通る直線Wa上に固定点Aを対称中心とした固定点Bの鼻先側の対称点Dを設定し、さらに、上記固定点A,Bを通る直線Waへの垂線の足が固定点A及び対象点Dの中点Eにあり、かつ、該固定点A,Bを通る直線Waから55mm±5mm離れた点を固定点Cとして、該固定点Cを魚頭Wの腹側に設定するとき、空間曲線Pは、上記固定点A,Bを通る直線Waに対して角度θ=16°±5°の関係を持ち、しかも、固定点Dを通る直線で構成される。
切断面が上記中央平面に対して鏡面対称形の曲線織面を形成するとともに上記姿勢が整斉され上記予め求めた空間曲線の近傍を該空間曲線に略沿って切断して魚頭の背側を除去する切断刃を備えた切断機構と、
上記切断後の魚頭から不要部位を除去して下垂体を露出させる露出機構と、
該露出機構によって露出させられた下垂体を採取する採取機構とを備えて構成し、
上記露出機構を、魚頭の背側上方から進出し、切断面に弾接するとともに、切断面に弾接しながら魚頭の鼻側から尾側に移動させられて頭蓋骨に付着した脳を掻取り、頭蓋骨のトルコ鞍内の下垂体を露出させるヘラと、該ヘラを進出及び移動させる駆動部とを備えて構成し、
上記採取機構を、トルコ鞍に向けて進出しトルコ鞍から露出した下垂体を吸引する吸引ノズルと、該ノズルを進出させる駆動部とを備えて構成している。
上記姿勢整斉機構で姿勢が整斉された魚頭の腹側を把持する把持機構を備え該把持機構で魚頭を把持した状態で該魚頭を該姿勢整斉機構から取出して搬送する搬送機構と、
該搬送機構の搬送経路上に設けられ切断面が上記中央平面に対して鏡面対称形の曲線織面を形成するとともに上記姿勢が整斉され上記予め求めた空間曲線の近傍を該空間曲線に略沿って切断して魚頭の背側を除去する切断刃を備えた切断機構と、
上記搬送機構の搬送経路上に設けられ上記切断後の魚頭から不要部位を除去して下垂体を露出させる露出機構と、
上記搬送機構の搬送経路上に設けられ上記露出機構によって露出させられた下垂体を採取する採取機構とを備えて構成し、
上記露出機構を、搬送機構によって搬送させられて停止された魚頭の背側上方から進出し、切断面に弾接するとともに、切断面に弾接しながら魚頭の鼻側から尾側に移動させられて頭蓋骨に付着した脳を掻取り、頭蓋骨のトルコ鞍内の下垂体を露出させるヘラと、該ヘラを進出及び移動させる駆動部とを備えて構成し、
上記採取機構を、トルコ鞍に向けて進出しトルコ鞍から露出した下垂体を吸引する吸引ノズルと、該ノズルを進出させる駆動部とを備えて構成している。
上記魚頭の有用部位は、該魚頭の両眼球を結ぶ眼球線に直交し該眼球線の中央を通る中央平面上に存するとともに、頭蓋骨内であって脳の腹側に位置するトルコ鞍内にある下垂体であり、
上記頭蓋骨内から脳が露出するように魚頭の背側を切断除去する切断刃を備えた切断機構と、上記切断後の魚頭から脳を除去して下垂体を露出させる露出機構と、該露出機構によって露出させられた下垂体を採取する採取機構とを備えて構成している。
先ず、本発明の実施の形態に係る魚頭有用部位の採取方法について説明する。
本発明の実施の形態に係る魚頭有用部位の採取方法は、図1乃至図5に示すように、同一の魚種の魚頭Wであって形状を略同一にする多数の魚頭Wからこの魚頭W内の特定の有用部位を採取処理するものであり、特に、魚種として白鮭の魚頭Wから、有用部位としての特定器官である下垂体Mを採取処理する方法である。
詳しくは、図1乃至図3に示すように、空間曲線Pを求める際、大きさの異なる多数の魚頭Wを、各魚頭Wの中央平面Sが同位置に位置するようにかつ各魚頭Wの頭尾方向をほぼ同じにして配置したとき、中央平面Sに対して固定され、全ての魚頭Wに接触して魚頭Wを静定させる複数の曲面K群を選択し、この選択した曲面K群に接触させて静定した各魚頭Wの脳室2の脳室輪郭を記録して脳室輪郭群を得、脳室輪郭群を貫くとともに中央平面Sに含まれる一つの線を空間曲線Pと定めている。
この切断により、図5(b)に示すように、頭蓋骨3が脳室2を通過して脳Nの背側の一部とともに切断除去され、脳Nが露出させられる。即ち、この切断により、魚頭Wのサイズに関わらず脳Nを露出できる。
即ち、予め求めた空間曲線Pは、大きさを異にする多数の魚頭Wを所定の位置関係で静止させて得られた各魚頭Wの下垂体Mが通る線なので、予め求めた空間曲線Pの近傍を切断することで、魚頭Wの大きさにほとんど無関係に下垂体Mのあるところの近傍を的確に切断できるようになり、そのため、不要部位である脳Nを簡易に除去することで、容易に下垂体Mを露出させることができる。この場合、下垂体Mのある近傍に切断面Fがあるので、除去する不要部位の量が少なくてよく、そのため、容易に有用部位を露出させることができる。要するに、上記の切断に基づいて空間曲線P上に存する有用部位である下垂体Mを露出させることができるのである。
ここでの空間曲線Pは、上述したように、固定点A,Bを通る直線Waに対して角度θ=16°±5°(実施の形態ではθ=16°)の関係を持ち、しかも、固定点Dを通る直線で構成される(図4)。
更にまた、当接体12,13に保持された魚頭Wを左右から押え、魚頭Wの中央平面Sが当接体12,13面に垂直の姿勢となるように押え体17の一対の組みが2組設けられている。各組の押え体17は、互いに近接可能に支持杆17aを介して回転軸に回動可能に設けられており、各支持杆17aには、押え体17を近接方向に付勢するコイルスプリング18が架設されている。また、各支持杆17aの基端には支持杆17aを同期して回動させるために互いに噛合する平歯車19が設けられている。上記の押え部材15及び押え体17は、魚頭Wが投入される前の状態では互いに拡開配置され魚頭Wが鼻側を下にして投入可能になるように図示外のストッパでその位置が規制されている。即ち、押え部材15及び押え体17は、魚頭Wを鼻先から投入すると、魚頭Wの自重によりコイルスプリング18が伸びて、魚頭Wは当接体12,13で接触し、しかも、歯車19対により連動しあう一対の押え体17により、魚頭Wの中央平面Sが傾けば片方の押え体だけから魚頭Wは力を受けることになり、魚頭Wの中央平面Sの傾きが修正され、魚頭Wの中央平面Sは当接体12,13面に垂直な姿勢となる。
搬送機構20は、一端に長手方向に直交する方向の回転軸21を有し、この回転軸21を中心に回転させられる等角度(90°)関係に十字状に設けた4つのアーム22と、アーム22を回転させる駆動部23とを備えて構成されている。駆動部23は、所定の間欠時間に従ってアーム22を等角度(90°)ずつ回転させるサーボモータ(図示せず)を備えて構成されている。
露出機構50は、図10に示すように、切断後の魚頭Wから不要部位を除去して下垂体Mを露出させるもので、搬送機構20によって搬送させられて停止された魚頭Wの背側上方から進出させられて切断面Fに弾接するとともに、切断面Fに弾接しながら魚頭Wの鼻側から尾側に移動させられて頭蓋骨3に付着した脳Nを掻取り、頭蓋骨3のトルコ鞍4内の下垂体Mを露出させるヘラ51と、ヘラ51を進出及び移動させる駆動部52とを備えて構成されている。ヘラ51の進出位置は、切断された頭蓋骨3上であり、移動によりこの頭蓋骨3の切断面F及び脳室2の壁面に倣って進行し、脳室2内の脳Nを掻取る。
垂直駆動部53はサーボモータ及びボールネジ機構を駆動源54として進退動する縦ロッド55を備え、ヘラ51はこの縦ロッド55の先端に進退可能に設けられており、コイルスプリング56により進出側に付勢されている。縦ロッド55の進出によりヘラ51が頭蓋骨3の切断面Fに弾接させられる。
一方、水平駆動部57は、サーボモータ及びボールネジ機構を駆動源58として進退動する横ロッド59を備えている。横ロッド59の先端は縦ロッド55を進退可能に軸支してこの縦ロッド55に連結されており、横ロッド59の進退動により縦ロッド55を進退動させてヘラ51を移動させる。
また、上下ロッド64は、ヘラ51の水平駆動部57における横ロッド59の進退動に同動するように、縦ロッド55から延びる連結杆66の先端に進退可能に軸支されている。即ち、ヘラ51の水平駆動部57の横ロッド59が進退動すると、縦ロッド55及び連結杆66を介して上下ロッド64が移動させられ、吸引ノズル61はヘラ51に対して所定の位置関係を保持して移動させられる。
図7及び図8に示すように、先ず、姿勢整斉機構10の当接体12,13間に、魚頭Wをその鼻側を下にして投入する。この場合、基台11には、ガイド板14が設けられているので、魚頭Wの姿勢がある程度規制されて投入される。また、投入された魚頭Wは、コイルスプリング16で付勢された押え部材15により第一当接体12側に押えられるとともに、コイルスプリング18で付勢された2組の一対の押え体17により左右から押えられる。そのため、魚頭Wの中央平面Sは当接体12、13の面に垂直となり、魚頭Wは、固定点A,Bを含み魚頭Wの背側の稜線に当接する板状の第一当接体12と、固定点Cを含み魚頭Wの腹側の口先顎部に当接する第二当接体13に対して、所定の位置関係で位置決めされ、即ち、空間曲線Pの位置を基準に魚頭Wが位置決めされる。この場合、魚頭Wを姿勢整斉機構10に投入するだけで、大きさの異なる魚頭Wであっても、空間曲線Pを基準に位置決めできるので、魚頭Wの位置決めを確実に行なうことができる。
魚頭Wが露出機構50及び採取機構60のあるところに到ると、図10に示すように、露出機構50のヘラ51が垂直駆動部53により進出させられ、切断された頭蓋骨3上に弾接する。それから、水平駆動部57によりヘラ51が尾側に移動させられる。これにより、図5(c)及び図10に示すように、ヘラ51が頭蓋骨3の切断面F及び脳室2の壁面に倣って進行させられ、脳室2内の脳Nが掻取られていき、トルコ鞍4内から下垂体Mが露出させられる。この場合、下垂体Mのある近傍に切断面Fがあるので、除去する不要部位としての脳Nの量が少なくてよく、そのため、容易に有用部位を露出させることができる。要するに、上記の切断に基づいて空間曲線P上に存する有用部位である下垂体Mを露出させることができるのである。
図11に示すように、搬送機構20のアーム22先端の4つの停止位置において、最初の停止位置に対応して姿勢整斉機構10を配置し、アーム22の回転方向の次の停止位置に対応して露出機構50及び採取機構60を配置し、その次の停止位置に対応して排出機構を配置している。切断機構40は、姿勢整斉機構10と露出機構50及び採取機構60との間に設けられ、魚頭Wが姿勢整斉機構10から露出機構50及び採取機構60に搬送される過程で切断を行なう。切断機構40は、姿勢が整斉され予め求めた空間曲線Pの近傍を空間曲線Pに略沿って切断して魚頭Wの背側を除去する切断刃45を備えて構成されている。切断刃45としては、例えば、固定の帯鋸刃が用いられ、把持機構30に把持された魚頭Wの移動に従って切断するようにしている。この場合、切断面Fは、図11に示すように、円弧状になるが、ほとんど直線に近似でき、そのため、空間曲線Pの近傍を空間曲線Pに略沿って切断することになり、上記と同様、魚頭Wの大きさにほとんど無関係に下垂体Mの近傍が的確に切断される。他の作用,効果は上記と同様である。
例えば、有用部位が脳Nの場合には、脳Nを通る空間曲線Pに沿って切断し、それから、例えば、吸引ノズルからなる採取機構で吸引採取する。この際の空間曲線Pの設定は、できるだけ脳Nの背側が望ましい。また、有用部位が脳N及び下垂体Mの場合も、同様に脳Nを通る空間曲線Pに沿って切断し、それから、例えば、吸引ノズルからなる採取機構で脳N及び下垂体Mの両方をまとめて吸引採取する等、適宜に設定してよい。
更に、姿勢整斉機構10,切断機構40,露出機構50,採取機構60及び魚頭排出機構70の構成も上述したものに限定されるものではなく、適宜変更してよいことは勿論である。
そしてまた、上記実施の形態では、本発明を鮭の魚頭Wについて適用したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、鮭以外の種々の種類の魚類に適用してよいことは勿論である。
N 脳
M 下垂体
1 眼球
2 脳室
3 頭蓋骨
4 トルコ鞍
Q 眼球線
S 中央平面
P 空間曲線
Pa 線
K 曲面
Ka 小円
F 切断面
T 曲線織面
10 姿勢整斉機構
11 基台
12 第一当接体
13 第二当接体
15 押え部材
17 押え体
20 搬送機構
21 回転軸
22 アーム
23 駆動部
30 把持機構
32 把持ハンド
33 駆動機構
40 切断機構
41 切断刃
45 切断刃
50 露出機構
51 ヘラ
52 駆動部
53 垂直駆動部
56 コイルスプリング
57 水平駆動部
60 採取機構
61 吸引ノズル
62 駆動部
65 コイルスプリング
70 魚頭排出機構
Claims (25)
- 同一の魚種の魚頭であって形状を略同一にする多数の魚頭から該魚頭内の特定の有用部位を採取処理する魚頭有用部位の採取方法において、
大きさを異にする多数の魚頭を所定の位置関係で静止させたとき、上記各魚頭の有用部位が通る一つの空間曲線を予め求め、
処理する魚頭を上記所定の位置関係で静止させ、
該静止させた魚頭の上記予め求めた空間曲線に沿って切断し、若しくは、上記静止させた魚頭の上記予め求めた空間曲線の近傍を該空間曲線に略沿って切断し、
当該切断に基づいて上記空間曲線上に存する有用部位を露出させ、
その後、当該露出した有用部位を採取することを特徴とする魚頭有用部位の採取方法。 - 上記切断後、切断面に不要部位が残存するときは、当該不要部位を除去して上記有用部位を露出させることを特徴とする請求項1記載の魚頭有用部位の採取方法。
- 上記魚頭の有用部位は、該魚頭の両眼球を結ぶ眼球線に直交し該眼球線の中央を通る中央平面上に存する魚頭の特定器官であることを特徴とする請求項1または2記載の魚頭有用部位の採取方法。
- 上記特定器官が、脳及び下垂体の少なくとも何れかであることを特徴とする請求項3記載の魚頭有用部位の採取方法。
- 上記空間曲線を求める際、大きさの異なる多数の魚頭を、該各魚頭の中央平面が同位置に位置するようにかつ該各魚頭の頭尾方向をほぼ同じにして配置したとき、上記中央平面に対して固定され、全ての魚頭に接触して該魚頭を静定させる複数の曲面群を選択し、該選択した曲面群に接触させて静定した当該各魚頭の脳室輪郭を記録して脳室輪郭群を得、該脳室輪郭群を貫くとともに上記中央平面に含まれる一つの線を上記空間曲線と定めたことを特徴とする請求項4記載の魚頭有用部位の採取方法。
- 上記空間曲線は、直線で構成されることを特徴とする請求項5記載の魚頭有用部位の採取方法。
- 上記魚種が鮭の場合、上記空間曲線は、魚頭の背側の稜線上に定めた特定の2点を通る直線に対してθ=16°±5°の関係の直線で構成されることを特徴とする請求項5記載の魚頭有用部位の採取方法。
- 上記魚種が鮭の場合、上記中央平面に対して固定され、全ての魚頭に接触して該魚頭を静定させる複数の曲面群の一部として、該中央平面内に以下の3つの固定点A,B,Cを考え、魚頭の背側の稜線上の鼻先側に固定点A、尾側に70mm±10mm離して固定点B、当該固定点A,Bの2点を通る直線Wa上に固定点Aを対称中心とした固定点Bの鼻先側の対称点Dを設定し、さらに、上記固定点A,Bを通る直線Waへの垂線の足が固定点A及び対象点Dの中点Eにあり、かつ、該固定点A,Bを通る直線Waから55mm±5mm離れた点を固定点Cとして、該固定点Cを魚頭の腹側に設定するとき、空間曲線Pは、上記固定点A,Bを通る直線Waに対して角度θ=16°±5°の関係を持ち、しかも、固定点Dを通る直線で構成されることを特徴とする請求項7記載の魚頭有用部位の採取方法。
- 上記切断面を、上記中央平面に対して鏡面対称形の曲線織面にしたことを特徴とする請求項4乃至8何れかに記載の魚頭有用部位の採取方法。
- 同一の魚種の魚頭であって形状を略同一にする多数の魚頭から該魚頭内の特定の有用部位を採取処理する魚頭有用部位の採取装置において、
大きさを異にする多数の魚頭を所定の位置関係で静止させたとき、上記各魚頭の有用部位が通る予め求められた一つの空間曲線を基準にして、処理する魚頭を上記所定の位置関係の姿勢に整斉する姿勢整斉機構と、
該姿勢を整斉した魚頭の上記予め求めた空間曲線に沿って該魚頭を切断し、若しくは、上記姿勢を整斉した魚頭の上記予め求めた空間曲線の近傍を該空間曲線に略沿って該魚頭を切断する切断機構と、
当該切断に基づいて露出させられ上記空間曲線上に存する該魚頭の有用部位を採取する採取機構とを備えたことを特徴とする魚頭有用部位の採取装置。 - 上記切断後の魚頭から不要部位を除去して上記有用部位を露出させる露出機構を備えたことを特徴とする請求項10記載の魚頭有用部位の採取装置。
- 上記姿勢整斉機構で姿勢が整斉された魚頭を把持する把持機構を備え該把持機構で魚頭を把持した状態で該魚頭を該姿勢整斉機構から取出して搬送する搬送機構を備え、
上記切断機構及び採取機構を、上記搬送機構の搬送経路上に設けたことを特徴とする請求項10記載の魚頭有用部位の採取装置。 - 上記姿勢整斉機構で姿勢が整斉された魚頭を把持する把持機構を備え該把持機構で魚頭を把持した状態で該魚頭を該姿勢整斉機構から取出して搬送する搬送機構を備え、
上記切断機構,露出機構及び採取機構を、上記搬送機構の搬送経路上に設けたことを特徴とする請求項11記載の魚頭有用部位の採取装置。 - 上記魚頭の有用部位は、該魚頭の両眼球を結ぶ眼球線に直交し該眼球線の中央を通る中央平面上に存する魚頭の特定器官であることを特徴とする請求項10乃至13何れかに記載の魚頭有用部位の採取装置。
- 上記特定器官が、脳及び下垂体の少なくとも何れかであることを特徴とする請求項14記載の魚頭有用部位の採取装置。
- 上記空間曲線を求める際、大きさの異なる多数の魚頭を、該各魚頭の中央平面が同位置に位置するようにかつ該各魚頭の頭尾方向をほぼ同じにして配置したとき、上記中央平面に対して固定され、全ての魚頭に接触して該魚頭を静定させる複数の曲面群を選択し、該選択した曲面群に接触させて静定した当該各魚頭の脳室輪郭を記録して脳室輪郭群を得、該脳室輪郭群を貫くとともに上記中央平面に含まれる一つの線を上記空間曲線と定め、
上記姿勢整斉機構を、基台と、該基台に設けられるとともに、上記選択した曲面群に夫々対応し、上記魚頭に当接して魚頭を保持する複数の当接体とを備えて構成したことを特徴とする請求項15記載の魚頭有用部位の採取装置。 - 上記空間曲線は、直線で構成されることを特徴とする請求項16記載の魚頭有用部位の採取装置。
- 上記魚種が鮭の場合、上記空間曲線は、魚頭の背側の稜線上に定めた特定の2点を通る直線に対してθ=16°±5°の関係の直線で構成されることを特徴とする請求項16記載の魚頭有用部位の採取装置。
- 上記魚種が鮭の場合、上記中央平面に対して固定され、全ての魚頭に接触して該魚頭を静定させる複数の曲面群の一部として、該中央平面内に以下の3つの固定点A,B,Cを考え、魚頭の背側稜線上の鼻先側に固定点A、尾側に70mm±10mm離して固定点B、当該固定点A,Bの2点を通る直線Wa上に固定点Aを対称中心とした固定点Bの鼻先側の対称点Dを設定し、さらに、上記固定点A,Bを通る直線Waへの垂線の足が固定点A及び対象点Dの中点Eにあり、かつ、該固定点A,Bを通る直線Waから55mm±5mm離れた点を固定点Cとして、該固定点Cを魚頭の腹側に設定するとき、空間曲線Pは、上記固定点A,Bを通る直線Waに対して角度θ=16°±5°の関係を持ち、しかも、固定点Dを通る直線で構成されることを特徴とする請求項18記載の魚頭有用部位の採取装置。
- 上記切断機構による魚頭の切断面を、上記中央平面に対して鏡面対称形の曲線織面にしたことを特徴とする請求項14乃至19何れかに記載の魚頭有用部位の採取装置。
- 上記魚頭の有用部位は、該魚頭の両眼球を結ぶ眼球線に直交し該眼球線の中央を通る中央平面上に存するとともに、頭蓋骨内であって脳の腹側に位置するトルコ鞍内にある下垂体であり、
切断面が上記中央平面に対して鏡面対称形の曲線織面を形成するとともに上記姿勢が整斉され上記予め求めた空間曲線の近傍を該空間曲線に略沿って切断して魚頭の背側を除去する切断刃を備えた切断機構と、
上記切断後の魚頭から不要部位を除去して下垂体を露出させる露出機構と、
該露出機構によって露出させられた下垂体を採取する採取機構とを備えて構成し、
上記露出機構を、魚頭の背側上方から進出し、切断面に弾接するとともに、切断面に弾接しながら魚頭の鼻側から尾側に移動させられて頭蓋骨に付着した脳を掻取り、頭蓋骨のトルコ鞍内の下垂体を露出させるヘラと、該ヘラを進出及び移動させる駆動部とを備えて構成し、
上記採取機構を、トルコ鞍に向けて進出しトルコ鞍から露出した下垂体を吸引する吸引ノズルと、該ノズルを進出させる駆動部とを備えて構成したことを特徴とする請求項15乃至19記載の魚頭有用部位の採取装置。 - 上記魚頭の有用部位は、該魚頭の両眼球を結ぶ眼球線に直交し該眼球線の中央を通る中央平面上に存するとともに、頭蓋骨内であって脳の腹側に位置するトルコ鞍内にある下垂体であり、
上記姿勢整斉機構で姿勢が整斉された魚頭の腹側を把持する把持機構を備え該把持機構で魚頭を把持した状態で該魚頭を該姿勢整斉機構から取出して搬送する搬送機構と、
該搬送機構の搬送経路上に設けられ切断面が上記中央平面に対して鏡面対称形の曲線織面を形成するとともに上記姿勢が整斉され上記予め求めた空間曲線の近傍を該空間曲線に略沿って切断して魚頭の背側を除去する切断刃を備えた切断機構と、
上記搬送機構の搬送経路上に設けられ上記切断後の魚頭から不要部位を除去して下垂体を露出させる露出機構と、
上記搬送機構の搬送経路上に設けられ上記露出機構によって露出させられた下垂体を採取する採取機構とを備えて構成し、
上記露出機構を、搬送機構によって搬送させられて停止された魚頭の背側上方から進出し、切断面に弾接するとともに、切断面に弾接しながら魚頭の鼻側から尾側に移動させられて頭蓋骨に付着した脳を掻取り、頭蓋骨のトルコ鞍内の下垂体を露出させるヘラと、該ヘラを進出及び移動させる駆動部とを備えて構成し、
上記採取機構を、トルコ鞍に向けて進出しトルコ鞍から露出した下垂体を吸引する吸引ノズルと、該ノズルを進出させる駆動部とを備えて構成したことを特徴とする請求項15乃至19記載の魚頭有用部位の採取装置。 - 上記姿勢整斉機構で姿勢が整斉された魚頭の腹側を把持する把持機構を備え該把持機構で魚頭を把持した状態で該魚頭を該姿勢整斉機構から取出して搬送する搬送機構を備え、該搬送機構を、一端に長手方向に直交する方向の回転軸を有し該回転軸を中心に回転させられるアームと、該アームを回転させる駆動部とを備えて構成し、上記把持機構を、魚頭の腹側を把持する構成にするとともに、該把持した魚頭の頭尾方向が回転方向に沿って該魚頭が搬送されるように上記アームの他端に設けたことを特徴とする請求項15乃至22記載の魚頭有用部位の採取装置。
- 同一の魚種の魚頭であって形状を略同一にする多数の魚頭から該魚頭内の特定の有用部位を採取処理する魚頭有用部位の採取装置において、
上記魚頭の有用部位は、該魚頭の両眼球を結ぶ眼球線に直交し該眼球線の中央を通る中央平面上に存するとともに、頭蓋骨内であって脳の腹側に位置するトルコ鞍内にある下垂体であり、
上記頭蓋骨内から脳が露出するように魚頭の背側を切断除去する切断刃を備えた切断機構と、
上記切断後の魚頭から脳を除去して下垂体を露出させる露出機構と、
該露出機構によって露出させられた下垂体を採取する採取機構とを備えて構成したことを特徴とする魚頭有用部位の採取装置。 - 上記露出機構を、魚頭の背側上方から進出し、切断面に弾接するとともに、切断面に弾接しながら魚頭の鼻側から尾側に移動させられて頭蓋骨に付着した脳を掻取り、頭蓋骨のトルコ鞍内の下垂体を露出させるヘラと、該ヘラを進出及び移動させる駆動部とを備えて構成し、
上記採取機構を、トルコ鞍に向けて進出しトルコ鞍から露出した下垂体を吸引する吸引ノズルと、該ノズルを進出させる駆動部とを備えて構成したことを特徴とする請求項24記載の魚頭有用部位の採取装置。
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