JPH06153774A - 魚類の眼窩脂肪摘出装置 - Google Patents

魚類の眼窩脂肪摘出装置

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JPH06153774A
JPH06153774A JP34129092A JP34129092A JPH06153774A JP H06153774 A JPH06153774 A JP H06153774A JP 34129092 A JP34129092 A JP 34129092A JP 34129092 A JP34129092 A JP 34129092A JP H06153774 A JPH06153774 A JP H06153774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fish
head
extraction
blade
extracted
Prior art date
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Pending
Application number
JP34129092A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Niimi
富男 新美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kankyo Kagaku Kogyo KK
Original Assignee
Kankyo Kagaku Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 あらゆる大きさの魚類の処理を可能にすると
共に、被摘出物に何ら損傷を与えることなく両側の眼窩
を一度に摘出し、機械的に連続摘出可能と成して作業効
率を向上させる。 【構成】 魚類頭部を遊泳姿勢にて搬送すべき搬送コン
ベア2を配設し、該搬送コンベア2には搬送される魚類
頭部の口先側を把持するチャッキング機構を配設し、該
チャッキング機構によって把持された魚類頭部の一側方
に、眼窩を包含すべき内径を有し、先端に刃加工を施し
たパイプ状の摘出抜刃を配設し、該摘出抜刃を魚類側に
進退および回転制御している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカツオ、マグロ等の魚類
の眼窩脂肪の摘出を自動化する様にした魚類の眼窩脂肪
摘出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、人の健康維持、増進に大きく寄与
されると言われるドコサヘキサン酸(以下「DHA」と
略称する。)に注目が集められているが、かかるDHA
はマグロ、カツオ等の魚類の眼の後ろの眼窩脂肪に高濃
度(30〜40%)に含まれているため、これを効率良
く摘出しなければならないも、然しながら魚類は大きさ
等が不揃いで、而も頭部の形状は略紡錘状であるため、
一定姿勢に保持させることが困難あり、このため現在の
ところ作業者が鋭利なナイフ等を使用して魚類の眼を周
辺ごとくり抜きしており、特にマグロ等の大型魚にあっ
ては、その作業が甚だ重労働であると共に手間を要し、
作業能率が悪い欠点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はあらゆる大き
さの魚類の処理を可能にすると共に、被摘出物に何ら損
傷を与えることなく両側の眼窩を一度に摘出し、機械的
に連続摘出可能と成して作業効率を向上させる魚類の眼
窩脂肪摘出装置を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づく人的作業による低作業能率等の課題に鑑み、搬送
コンベアにより魚類頭部を遊泳姿勢にて搬送し、かかる
搬送される魚類頭部をチャッキング機構によって把持
し、この魚類頭部の一側方よりパイプ状の摘出抜刃を回
転させながら魚類側に移動させて眼および眼窩を含む被
摘出物を一括して摘出することを要旨とする魚類の眼窩
脂肪摘出装置を提供して上記欠点を解消せんとしたもの
である。
【0005】以下本発明の魚類の眼窩脂肪摘出装置とし
ては、搬送コンベア、チャッキング機構、摘出抜刃より
構成している。
【0006】搬送コンベアは魚類頭部の口先側を搬送方
向前方に指向させた遊泳姿勢の状態にて搬送するもので
あり、又チャッキング機構は搬送される魚類頭部を把持
するものである。
【0007】又、摘出抜刃はチャッキング機構によって
把持された魚類頭部の一側方に配設されるものにして、
眼窩を包含すべき内径を有し、先端に刃加工を施され、
この抽出抜刃を魚類側に進退および回転制御させてい
る。
【0008】
【作用】本発明にあっては、搬送コンベアにより搬送さ
れる魚類頭部を確実にチャッキング機構にて把持して保
持し、この魚類頭部に対して摘出抜刃を回転させながら
頭部へ進行させることにより、摘出抜刃内に眼窩を含ん
だ被摘出物に何ら損傷を与えることなく一括して摘出収
容するのである。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は本発明に係る魚類の眼窩脂肪摘出装置であ
り、マグロ、カツオ等の大型の魚類Wの頭部W1を搬送
する搬送コンベア2、該搬送コンベア2の搬送経路中に
魚類Wの眼W2を周辺ごと摘出する眼窩摘出装置3から
構成している。
【0010】搬送コンベア2はエンドレスのベルト4を
間歇若しくは循環駆動させるコンベア本体5から成り、
魚類Wの頭部W1における口先側を搬送方向前方に指向
させ、且つ眼W2を左右に位置させた状態にて支持、即
ち魚類Wの遊泳姿勢の状態にて載置すべき中央部位を断
面略V字状に形成する支持ブロック体6をベルト4上面
に多数配設している。
【0011】尚、支持ブロック体6の形状については上
記実施例には何ら限定されず、要するに中央部位が凹状
に形成され、かかる凹状個所にて魚類Wの頭部W1の下
方側を支持するものであれば良く、例えば他の実施例と
してはベルト4を断面略V字状と成す搬送コンベア2で
あっても良い。
【0012】眼窩摘出装置3は先端に針7、7a…が装着
される一対のアーム8、8aから成るチャッキング機構9
を魚類Wの搬送方向前方における搬送コンベア2の適宜
位置に配設し、該チャッキング機構9により支持ブロッ
ク体6上に載置されている魚類Wの頭部W1における口
先側の上下若しくは左右を把持する様に成している。
【0013】又、チャッキング機構9は3次元的に魚類
Wの頭部W1を姿勢変更させる機能を有している。
【0014】10は魚類Wの眼W2の周辺ごとくり抜く摘
出機構であり、該摘出機構10は眼W2の後ろの眼窩W3
を包含すべき内径を有し、先端に刃加工を施したパイプ
状の摘出抜刃11をチャッキング機構9により把持されて
いる魚類Wの頭部W1の一側方に先端を魚類W側に指向
させて水平に配設している。
【0015】又、摘出抜刃11は垂直面内にて上下および
左右の2次元にて移動、且つ魚類W側にシリンダー等に
よって進退制御すると共に、モーター等によって回転制
御可能に配設している。
【0016】又、摘出抜刃11内には、該摘出抜刃11によ
ってくり抜かれた眼W2および眼窩W3を含む被摘出物
を先端側より排出させるために進退制御するエジェクタ
ピン12を挿入している。
【0017】尚、摘出抜刃11内の被摘出物を外部に排出
する機構としては、上記実施例には何ら限定されず、例
えば摘出抜刃11の終端側より順次押し出し排出させても
良い。
【0018】13は眼位置検出機構であり、該眼位置検出
機構13はチャッキング機構9により把持されている魚類
Wの頭部W1の両側に光学的に非接触にて眼W2の位置
を検出する画像処理機能等を有するセンサー部14、14a
を配設するものにして、かかるセンサー部14、14a によ
って検出された両眼W2の中心軸を摘出パイプ11の中心
軸に概ね一致させる様にセンサー部14、14a からの信号
によってチャッキング機構9を3次元的に制御する制御
装置(図示せず)を有している。
【0019】15は摘出抜刃11によって被摘出物を摘出す
る際の魚類Wの頭部W1の動きを抑制する抑制機構であ
り、該抑制機構15はチャッキング機構9により把持され
ている魚類Wの頭部W1の他側方に、該頭部W1の側面
側に当接させるスポンジ等から成る当てパット16をシリ
ンダー等によって進退自在に配設している。
【0020】次に本発明に係る魚類の眼窩脂肪摘出装置
による摘出方法について説明すると、予め、必要な肉部
が取り除かれた魚類Wの頭部W1を支持ブロック6の凹
状個所上に、搬送方向前方に口先側を指向させて遊泳姿
勢の状態にて載置し、かかる状態のまま搬送コンベア2
を作動させて頭部W1を眼窩摘出装置3まで順次搬送さ
せる。
【0021】そして、魚類Wの頭部W1を適宜機構から
成るセンサー(図示せず)にて眼窩摘出装置3のチャッ
キング機構9に到達したことを検出したら搬送コンベア
2を停止させ、かかる位置にてチャッキング機構9のア
ーム8、8aを開いた状態より締めると、該アーム8、8a
の針7、7a…が頭部W1の口先側の上下若しくは左右に
突き刺さり、アーム8、8aにて頭部W1を確実に把持し
て保持する。
【0022】次に、センサー部14、14a によって頭部W
1の両側の眼W2の位置を検出し、かかる眼W2の中心
軸と摘出抜刃11の中心軸との位置ズレ量を演算し、かか
る位置ズレ量によって制御装置により、チャッキング機
構9を3次元移動制御して上記両中心軸を概ね一致させ
る。
【0023】その後、頭部W1の一側方に待機させてい
る摘出抜刃11を回転させながら頭部W1へ進行させるこ
とにより、眼W2の周辺ごとくり抜かれて眼W2の後ろ
の眼窩W3を含んだ被摘出物を摘出抜刃11内に何ら損傷
を与えることなく摘出収容し、しかる後摘出抜刃11を後
退させて頭部W1より抜き出して待機位置まで戻し、そ
の後エジェクタピン12を進行させて摘出抜刃11内の被摘
出物を外部へ排出し、シューター(図示せず)等を介し
て収容容器(図示せず)に順次集める。
【0024】又、摘出抜刃11により被摘出物を摘出する
際には若干なりとも頭部W1を反対側へ押圧する外力が
加わるため、姿勢保持機構15の当てパット16を頭部W1
に当接させるまで進行させ、かかる前記外力に対して頭
部W1の位置ズレを抑制する様にしている。
【0025】そして、この収容容器内に集められた被摘
出物を煮沸槽(図示せず)に入れてゆでると、被摘出物
X中に含まれている油分が表面に浮き、この油分を液体
クロマトグラフィー等を使用してDHAを精製する。
【0026】
【発明の効果】要するに本発明は、魚類W頭部W1の口
先側を搬送方向前方に指向させた遊泳姿勢の状態にて搬
送すべき搬送コンベア2を配設し、該搬送コンベア2に
は搬送される魚類W頭部W1を把持するチャッキング機
構9を配設し、該チャッキング機構9によって把持され
た魚類W頭部W1の一側方に、眼窩W3を包含すべき内
径を有し、先端に刃加工を施したパイプ状の摘出抜刃11
を配設し、該摘出抜刃11を魚類W側に進退および回転制
御する様に成したので、搬送コンベア2により搬送され
る魚類W頭部W1の上下若しくは左右を確実にチャッキ
ング機構にて把持出来るため、あらゆる大きさの魚類W
に対応することが出来、又魚類W頭部W1に対して摘出
抜刃11を回転させながら被摘出物を摘出するため、該被
摘出物に何ら損傷を与えることなく両側の眼W2の後ろ
の眼窩W3を一度に摘出収容することが出来、よって従
来の様に作業者自身による摘出作業を省略して機械的に
連続して行え、作業効率を著しく向上させることが出来
る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る魚類の眼窩脂肪摘出装置の概略斜
視図である。
【図2】同上眼窩脂肪摘出装置の概略平面図である。
【図3】同上眼窩脂肪摘出装置の概略側面図である。
【符号の説明】
2 搬送コンベア 9 チャッキング機構 11 摘出抜刃

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚類頭部の口先側を搬送方向前方に指向
    させた遊泳姿勢の状態にて搬送すべき搬送コンベアを配
    設し、該搬送コンベアには搬送される魚類頭部を把持す
    るチャッキング機構を配設し、該チャッキング機構によ
    って把持された魚類頭部の一側方に、眼窩を包含すべき
    内径を有し、先端に刃加工を施したパイプ状の摘出抜刃
    を配設し、該摘出抜刃を魚類側に進退および回転制御す
    る様に成したことを特徴とする魚類の眼窩脂肪摘出装
    置。
JP34129092A 1992-11-27 1992-11-27 魚類の眼窩脂肪摘出装置 Pending JPH06153774A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34129092A JPH06153774A (ja) 1992-11-27 1992-11-27 魚類の眼窩脂肪摘出装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP34129092A JPH06153774A (ja) 1992-11-27 1992-11-27 魚類の眼窩脂肪摘出装置

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JPH06153774A true JPH06153774A (ja) 1994-06-03

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ID=18344914

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007116545A1 (ja) 2006-03-31 2007-10-18 Marutatsu Kamasui Co., Ltd. 魚頭有用部位の採取方法及び魚頭有用部位の採取装置
CN112006081A (zh) * 2020-09-07 2020-12-01 大连国富水产食品有限公司 一种红鱼水产品用一体化加工生产线及加工工艺

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US8033897B2 (en) 2006-03-31 2011-10-11 Marutatsu Kamasui Co., Ltd Method for collecting useful portions of fish heads and device for collecting useful portions of fish head
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