JPH08228669A - 魚おろし方法及び装置 - Google Patents

魚おろし方法及び装置

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Publication number
JPH08228669A
JPH08228669A JP7290136A JP29013695A JPH08228669A JP H08228669 A JPH08228669 A JP H08228669A JP 7290136 A JP7290136 A JP 7290136A JP 29013695 A JP29013695 A JP 29013695A JP H08228669 A JPH08228669 A JP H08228669A
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JP
Japan
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fish
rib
spine
cutting
cut
Prior art date
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Pending
Application number
JP7290136A
Other languages
English (en)
Inventor
Trevor T Wastell
ティー ウェイステル トレヴァー
Robert E Johnson
イー ジョンソン ロバート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pisces Ind Ltd
Original Assignee
Pisces Ind Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Pisces Ind Ltd filed Critical Pisces Ind Ltd
Publication of JPH08228669A publication Critical patent/JPH08228669A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C25/00Processing fish ; Curing of fish; Stunning of fish by electric current; Investigating fish by optical means
    • A22C25/16Removing fish-bones; Filleting fish

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 様々な大きさ及び種類の魚の加工を可能とす
ると共に、加工中の肉の損失を最小限とする。 【解決手段】 肛門脊椎及び背部脊椎の両側で、それぞ
れ肛門切断及び背部切断を行い、次に、背骨の両側で肋
を切断して魚を、各々が背骨、背部脊椎、肛門脊椎、及
び、尾からは分離され、肋からは分離されていない、2
つの独立した部分に分割する。肛門切断の前に、魚は旋
回案内台により位置決めされるため、肛門切断及び背部
切断の間、背骨には触れられない。一組の、調整可能な
対向する細長顎部が、魚を案内台に送り、魚の背骨が魚
の大きさや種類に関わらず、案内台に係合することを保
証するのに用いられる。背骨を除去した後、独立部分は
共に押圧されて、鉛直に配向された往復運動刃が肋を肉
から切除して一組の切り身を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚の加工に係わ
り、特に、魚おろし方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】魚を洗浄しておろす、種々の形式の自動
機械が開発されている。これらの魚おろし機は、内蔵、
骨、及び不要な腹肉を除去する種々の機構を備えてい
る。例えば、米国特許第3,902,222号、第3,
955,242号、第4,008,509号、第4,0
56,866号、第4,236,275号、及び、第
4,484,375号を参照のこと。しかし、様々な大
きさの魚や様々な種類の魚を、洗浄・切断装置に対して
正しく位置決めすることが困難なため、肉の損失が生ず
るという問題がある。肉の損失の問題は、鮭、フエダ
イ、ハタ、ホワイトフィッシュ、及びウォールアイ等の
高級魚とみなされて魚市場で高額で売買される魚をおろ
す機械では特に重大となる。従って、最大限の経済的利
益を得るため肉の損失を最低限に抑えることが望まし
い。
【0003】最近、洗浄・切断機械の、機械内で加工さ
れる魚に対する位置を精巧に電気的に制御する自動機械
が開発されている。しかし、かかる機械は製造費用が高
価であり、立ち上げが困難であり、また、維持費が高価
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は魚をおろす、
改善され、かつ簡単化された方法及び装置を提供する。
本方法及び装置によれば様々な大きさ及び種類の魚をお
ろすことができると共に加工中の肉の損失を最小限に抑
えることができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】小骨を除くすべての骨が
除去された切り身を製造する魚おろし機械であって、魚
は運搬経路に沿って脇腹を下に、頭部を先頭にして搬送
される。本機械は、魚の肛門脊椎の両側の背骨の下部を
長手方向に切断する一組の肛門切断を行う、一組の離間
された腹部切断刃と、背部脊椎の両側の背骨の上部を長
手方向に切断する一組の背面切断を行う一組の離間され
た背部切断刃を備えている。肛門切断及び背部切断が終
了すると、一組の離間された背骨除去刃が魚の背骨の両
側の肋を切断する。これにより魚は、背骨、背部脊椎、
肛門脊椎及び尾から分離されているが、肋からは分離さ
れていない2つの部分に分割される。次に、一組の離間
された肋除去刃は、肋と各部分の肉との間に形成された
境界に沿って切断し、肋の無い一組の切り身を供する。
【0006】好ましい構成においては、機械は、腹部切
断刃の下流に配設された、肛門切断に沿って魚を開く肛
門案内手段と、背部切断刃の下流に配設された、背部切
断に沿って魚を開く背部案内手段とを備える。これら2
つの案内手段が肉を背骨から除去することにより、背骨
除去刃は、肉の損失を生ずることなくより容易に肋の切
断を行うことができる。
【0007】本発明の特徴の一つは、肋切断を制御する
制御機構を用いることにより、肋切断が肋の後端で終了
して肉の損失を更に最小化させることである。かかる特
徴は、機械内で搬送される各部位の方向を変化させるこ
となく実現される。制御手段は、肋切断を肋の後端で終
了させるために「切断値」を利用する。切断値は、加工
される魚種の肋長の全体長に対する比を表す。魚の体長
は各魚が機械内を搬送される際に測定される。制御手段
は、測定された魚の体長と予めプログラムされた切断値
とに基づいて切断を終了すべき時点及び位置を決定す
る。
【0008】好ましい構成においては、肋切断は一組の
鉛直に向けられた往復運動式肋除去刃により行われ、肋
切断は切断値に基づいて、囲い板を、肋切断刃を覆い肋
切断を肋の後端で終了させるように駆動することにより
制御される。肉の損失を最小化するために、各部分は肋
切断刃に係合する前に押し付けられることにより、肋切
断刃は、ほぼ平らにされた肋と各部の肉との間に形成さ
れた境界に沿ってのみ切断を行う。囲い板が往復運動式
肋除去刃を覆う速度により、肋切断の後端の角度が決定
される。従って、かかる切断部位における角度は加工さ
れる魚の種類に依存する。なぜならば、魚によって、肋
が突然途切れたり、あるいは、途切れる前に徐々に先細
になって消滅するものがあるからである。
【0009】好ましい構成においては、制御手段は、魚
が第1のセンサを作動させるのに反応して魚の体長を示
す第1の信号を生成するエンコーダと、第1の信号を格
納するレジスタと、第1の信号を、加工される魚種の予
め決定された切断値を示す第2の信号に合わせて縮尺す
る乗算器とを備えている。エンコーダは、魚が肋切断刃
の直ぐ上流に配設された第3のセンサ手段を作動させる
のに反応して、第3の信号をも生成する。比較器は第2
の信号を第3の信号と比較する。そして、第3の信号が
第2の信号に等しい場合、すなわち、魚が肋の主要部の
長さに等しい量だけ移動された場合には、比較器は囲い
板を駆動する駆動信号を生成して肋切断刃を覆う。
【0010】本発明の他の側面では、機械は、魚の背骨
が機械の中心線に一致するように魚を送る魚位置決め手
段を備える。機械の中心線は、腹部切断刃の僅かに上方
にあって、背部切断刃の僅かに下方にある直線に沿って
延びる。魚位置決め手段は、魚を腹部切断刃へ、個々の
魚の大きさに関わらず魚の背骨が腹部切断刃の僅か上方
に位置するように送るために魚の背骨と係合可能であ
る。好ましくは、魚位置決め手段は、魚の背骨により魚
が機械に送り込まれた際に適当な高さに位置することを
保証するために魚の背骨を利用する、機械の入口に配設
された旋回案内台を備える。旋回案内台はまた、魚の背
骨の下側面と係合可能な弓状の上面を備え、魚の背骨が
直線となることを保証する。案内台の後端は、魚が機械
内に入って案内台を非動作位置に移動させる際に、魚の
尾部の腹腔背部と係合可能な迫持台として機能する。
【0011】送り案内機構もまた、魚の背骨が案内台と
正しく係合することが保証されるように、魚を魚位置決
め手段へ送るために用いられる。好ましい構成において
は、送り案内機構は、搬送経路に沿って長手方向に延び
る、一組の対向する細長顎部を備える。顎部は、加工さ
れる魚の大きさや種類によりレバー機構で調整可能な送
りギャップを形成する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の好ましい実施例で
ある魚おろし機を示す。本魚おろし機は脚部2により支
持されたフレーム1を備えている。フレーム1上の囲い
の内部には多数の作業要素すなわちステーションが収容
されている。囲いは、概ね、後壁3、フレーム1、及び
後壁3の頂部にヒンジ状に装着されたカバー(図示せ
ず)により画成されている。おろし機はまた、機械の入
口すなわち図1中左側に位置する送り皿5と、機械の出
口すなわち図1中右側に位置し、次の処理のために本機
械により製造された切り身を集合させる出口シュート6
とを備えている。一組の送り用コンベヤベルト7は機械
の長さ方向に沿って延び、魚を矢印20で示す搬送経路
に沿って、機械の種々の作業要素すなわちステーション
へ搬送するのに用いられる。搬送経路20は好ましくは
機械の長手方向の中心線8に平行である。ベルト7は、
例えば駆動ローラ9等の通常の方法で駆動され、多数の
通常のばね加重遊びローラ10により位置決め及び制御
が行われる。機械の入口に配設された電気制御パネル1
2は、後述する切断値入力用キーボード及びスイッチ、
及び、スタート及び開始スイッチを備える電気制御手段
を収容している。
【0013】おろし機は様々な大きさ及び様々な種類の
魚の加工に用いることができるが、好ましくは鮭、フエ
ダイ、ハタ、ホワイトフィッシュ、及びウォールアイ等
の魚類の加工に用いられる。これらの魚は高級魚として
魚市場で特に高価で取引されているため、おろし加工中
の肉の損失を最小限に抑制する本機械によれば大きな利
益が得られる。好ましくは、図2に最も良く示される如
く、これらの魚は頭部及び内蔵が除去されることによ
り、各魚は前端13と後端14とを有している。各魚は
背骨16の上方を前端13から後端14へ延びる背部1
5と、背骨16の下方を、腹腔18の後部、すなわち魚
の肛門の位置にほぼ相当する位置から後端14へ延びる
肛門部17とを有している。各魚はまた、背骨16から
延びて腹腔18を囲む一連の肋19をも有している。魚
が、前端13から後端14に達する長手方向の全長L、
及び、前端13から肋の主要な肋骨の後端に達する肋1
9の長手方向の長さRを有していることにも注意された
い。長さL及びRは加工される魚の種類によって変化
し、これらの値は、魚の肋長の体長に対する割合を表す
切断値として表されることに注意されたい。換言する
と、切断値が40%であるということは、肋19は前端
13から後端14までの魚の全長の40%に亘って延在
していることを意味する。かかる切断値は加工される魚
の種類によって変化するが、同種内では変化せず、鮭で
あればその大きさに関わらず同一の切断値を有してい
る。例えば、鮭の切断値は50%、フエダイの切断値は
28%、ハタの切断値は30%、ホワイトフィッシュの
切断値は45%、また、ウォールアイの切断値は32%
である。各々の切断値は、魚のおろし加工の開始前に、
加工される魚の種類に応じて操作者により制御装置に入
力される。これにより、後述する如く、肋切断を肋の主
要な肋骨の後端部で完了させることが可能となる。
【0014】加工される魚は腹部側面を下に、頭部側を
先頭にして、搬送経路8の方向に中心線8に沿って移送
される。後述の如く、魚は機械の入口に、背骨16が機
械の中心線8に一致するように操作者によって投入され
る。そして、魚は腹部切断ステーションへ駆動すなわち
移送される。図8及び図9に最も良く示される如く、腹
部切断ステーションは、離間された一組の腹部切断刃2
1を備えている。腹部切断刃21は、肛門脊髄22の両
側での長手方向の一組の肛門切断を行う。図9に最も良
く示される如く、魚が刃21に接近すると、背骨16は
刃21の先端の僅かに上方に位置する。肛門切断中に背
骨16は接触されない。これにより、後述の如く、肛門
脊髄が完全に除去されるのに十分な深さの肛門切断が確
実に行われる。刃21はシャフト23に固定された薄肉
のディスクである。シャフト23はモータにより任意の
従来の方法で回転される。魚は刃21を通過した後、ベ
ルト7により肛門案内台24上へ移動される。図1に最
も良く示される如く、肛門案内台24は刃21の下流側
に配置され、肛門切断に沿って魚の尾部17を開くのに
用いられる。かかる機能を実現するため、図11に最も
良く示される如く、肛門案内台24はテーパ状のエッジ
25を備えている。案内台24はまた、魚を次のステー
ションの背部切断刃27へ案内するために肛門ひれ及び
肛門脊髄22を受容する中央溝26を備えている。
【0015】背部切断ステーションに到達する前に機械
内で加工される各魚の長手方向の全長を決定するため、
機械はその制御システムに第1のセンサを備えている。
第1のセンサは、魚の搬送経路20内を中心線8を横切
る方向に延びる赤外光線を生成する光電式赤外送信機2
8を備えている。光線は機械の中心線8を通過するの
で、機械内を移送される魚は確実にセンサを作動させ
る。光線を受信し、公知の電子回路を構成する光電式赤
外受信機29は、フレーム1上の中心線8の下部の光線
光路上に設けられている。受信機29のレンズを清浄に
してセンサ・制御装置が適正に動作することを保証する
ため、機械の始動及び終了毎にノズル30から空気が噴
射される。作動中に、肛門案内台24を越えて下流へ搬
送される魚の前端13が光線を遮断することにより、受
信機29は送信機28が発生する光線を検知しなくな
る。これにより、フレーム1の下部の機械の出口部に配
置されたエンコーダ31への信号が生成される。エンコ
ーダ31は図20及び図21に示す如く、モータ33に
より駆動されるディスク32を備えている。ディスク3
2は機械内を移動する魚の移動速度と時間的に同期して
回転する。これは、機械の駆動ローラ9により駆動され
るベルト102を介してモータ33を駆動することによ
り実現されている。ディスク32はその周囲に一定間隔
で配置された多数のマグネットを備えている。これらの
マグネットは、ホール効果センサ34の極く近傍を通過
する。ホール効果センサ34は1個のマグネットが通過
する毎に信号を発生する。従って、魚が光線を遮断して
いる間は、エンコーダ31は、マグネットがホール効果
センサ34の近傍を通過する回数に一致する数のパルス
を発生する。魚の尾側端部14が光線を通過して受信機
29が再び光線を検出すると、エンコーダ31はパルス
の生成を停止する。従って、エンコーダ31により生成
されるパルスの数は魚の全長Lを表すことになる。エン
コーダ31により生成されるパルスはレジスタすなわち
メモリ35に送られて、パルス数の計数及びパルス数を
示す信号の生成が行われる。レジスタ35からの信号は
可変乗算器35に送られて既定の切断値を示す別の信号
にスケール変換される。予め設定された切断値は、加工
される魚種の肋長の全長に対する比を表す数である。従
って、ある種の魚を加工する前には肋長が測定されなけ
ればならず、乗算器36には予め決定された切断値が設
定されなければならない。魚の肋長の体長に対する比は
同種の魚では変化しないので、切断値が乗算器36を調
整する制御パネル12に入力されると、異種の魚が加工
されるまで変更される必要はない。乗算器36は比較器
37の入力の一つに送られる出力信号を生成する。上述
の制御装置の簡単な回路図を図22に示す。この回路は
後述する肋切断の制御に使用される。
【0016】図10及び図11に示す如く、背部切断ス
テーションは離間された一組の背部切断刃27を備えて
いる。背部切断刃27は魚の背部脊髄38の両側での一
組の長手方向の背部切断を行う。背部切断刃27はシャ
フト39に装着された薄肉ディスクである。シャフト3
9は任意の通常の方法でモータにより回転される。図1
1に最も良く示される如く、刃27の先端は機械の中心
線の僅か上方に配置されているため、魚の背骨16は各
刃27の先端の僅か下方を通過する。各刃27の先端は
背骨16に接触しないが、背部脊髄38の全体を魚から
確実に分離するのに十分な背部切断深さが得られる。背
部切断刃27による分割の後、ベルト7は魚を下方に移
送して魚を背部案内台40上へ送る。背部案内台40は
背部切断刃27の下流に配置されている。背部案内台4
0は、背部案内台40は魚の背部15を背部切断部に沿
って開き、次のステーションで背骨除去刃41の進入の
ための適当な空間を形成する機能を有している。これを
実現するため、図13に最も良く示す如く、背部案内台
は一組のテーパ状すなわち傾斜したエッジ42を備えて
いる。背部案内台40はまた、魚肉から切断分離された
後の背部脊髄38を受容する中央溝43をも備えてい
る。溝43はまた、魚を背骨除去ステーションへ案内す
るのを補助する。
【0017】背骨除去ステーションは図12及び図13
に示されている。このステーションでは、背部切断刃2
7の下流に配設された一組の離間された背骨除去刃41
が、魚の背骨16の両側の肋19の背部側端部を切断す
るように配置されている。これにより、魚が2つの独立
部分に分割され、各部分は背骨16、背部脊椎38、肛
門脊椎22、及び尾44からは分離されるが、肋19か
らは分離されない。これを実現するため、背骨除去刃4
1は任意の従来の方法でモータにより回転されるシャフ
ト45に装着された一組の薄肉ディスクを備えている。
シャフト45は機械の中心線8より上方に配置されてい
るが、図13に最も良く示される如く、刃41の先端は
機械の中心線8の下方より延びている。従って、魚が背
骨除去ステーションを通過する際、刃41は肋19の背
部側端部を切断する。そして図14に仮想線で示す如
く、魚が下流に移動される際、機械の中心線8に沿って
配設された下方に傾いた排出板46は、背骨16、背部
脊椎38、肛門脊椎22及び尾44を一体にして機械か
ら下方へ放出させる。機械のフレーム1の下に配置され
た容器(図示せず)はこの廃棄材料を後の処理のために
収集する。この段階では、2つの独立部分が生じ、それ
ぞれの部分は未だ魚の肋19に付着した肉を含んでい
る。
【0018】次に、これら2つの部分は機械の肋除去ス
テーションに移送される。図14〜図18に示す肋除去
ステーションでは、背骨除去刃41の下流に設置された
一組の離間された肋除去刃47が、肋19と、肋が除去
された後の一組の切り身に生ずる各シャンク部の肉との
間に形成される境界に沿った肋切断を行うように配置さ
れている。次に、これらの切り身は機械の出口端から排
出されてシュート6に載せられる。肋除去刃47の各々
は、中心線8の片側に僅かな間隔を隔てた鉛直面内に設
けられ、切刃が上流に向けられた細長のナイフを備えて
いる。刃47の各々は上端と下端とを有しており、図1
4に示す如く、刃47の上端が刃47の下端より上流に
位置するように、機械の中心線8に対して角度を付けて
設けられている。刃47は,上部リンク48と下部リン
ク49とによって、鉛直面内で往復運動するように装着
されている。上部リンク48はピン50によって刃47
に、また、ピン51によって機械に、それぞれ旋回可能
に装着されている。下部リンク49はピン52によって
刃47に、また、ピン53によって機械に、それぞれ旋
回可能に装着されている。刃47はフレーム1の下方の
ベアリング55に回転可能に装着されたシャフト54を
駆動するモータによって往復運動される。シャフト54
の自由端は偏心機構56に接続されている。偏心機構5
6はクランクアーム57に接続され、クランクアーム5
7は刃47に接続されている。従って、シャフト54が
回転すると、刃47には往復運動が生ずる。
【0019】肋切断刃47は鉛直面内に設けられてお
り、また、直線の切れ刃エッジを有している。このた
め、肉の損失を最小化し、各部の肋19と肉との間に形
成される境界に沿って肋切断を行うために、背骨除去刃
41から下流へ移送される各部分は刃47に正しく付与
されなければならない。これを実現するため、各部分は
肋切断刃と係合する前に押し付けられ、これにより、普
通の状態では弓形を有する肋19が、図15及び図16
に最も良く示される如く、ほぼ平坦に配置されるように
なる。各シャンク部分を押し付けるために、機械の中心
線の両側に設置された一組のベルト位置決め機58がベ
ルト7の外表面と係合し、ベルト7を中心線8に向けて
内側に押圧する。同時に、肋収集台59は、ベルト7の
間に中心線8に沿って配設されている。従って、各部分
が下流へ移送される際、各部分はベルト7と肋収集台5
9の片側との間で押し付けられることになる。これは図
16に最も良く示されている。ベルト位置決め機8の力
は、ベルト7に作用する放射状バネの力を変更すること
により調整・変更することができる。肋収集台59は多
数の頂部と搬送経路20の方向に延びる溝とを有する鋸
状下部60を備えている。鋸状部60は組織、軟骨、或
いは脂肪等の破片が鋸状部60の頂部間を谷部に押し込
まれることを可能とする機能を有している。これによ
り、肋19が鋸状部の頂部に対して平らに押し付けられ
ることが可能とされている。このため、肋19はほぼ平
らにされて、肋除去刃47に対して適切に付与され、刃
47は肋19を肋と肉との間に形成される境界に沿って
切り離す。
【0020】図15に最も良く示される如く、光電式赤
外送信機61は肋収集台59の下流側端部に装着され、
中心線8に対して横断方向に赤外光線を生成するように
配向されている。機械の後壁3に装着された光電式赤外
受信機62は光線に軸合わせされて設けられ、装置61
により生成された赤外光線を検出する。各部分の前端が
光線を遮断することにより、各部分が肋除去刃47に到
達したことが示される。この場合、エンコーダ31は再
びパルスの生成を開始する。これらのバルスはレジスタ
35に送られる。レジスタ35はパルス数をカウント
し、パルス数を示す信号63を生成して比較器37に送
る。レジスタ35により生成され比較器37の第2入力
に送られる信号63が、予め比較器37の第1入力に与
えられた「切断値」に一致すると、比較器37は起動信
号64を生成する。起動信号64は、囲い板65を下方
に移動させて肋除去刃47の切れ刃を覆うのに用いられ
る。囲い板65は下方に移動する際に刃47の切れ刃を
次第に覆い、これにより、部分がベルト7によって下流
に移動される際、肋19が除去されるだけでなく、傾斜
切断により各尾部17に沿った好ましい肉の量が最大に
されることになる。かかる切断を図19(a)及び図1
9(b)に図式的に示す。切断角度は囲い板の速度を制
御することにより制御される。すなわち、鋭い角度(図
19(a))は刃47の切れ刃を覆う囲い板65の速度
を増加させることにより得られ、一方、傾きの小さな切
断(図19(b))は囲い板65の速度を低下させるこ
とにより得られる。いずれにしても、予め入力された、
加工される魚種に対する切断値と肋除去ステーションで
の魚の位置とにより決定される如く、囲い板65は肋の
主要な肋骨の後端が刃47を通過した後にのみ起動され
る。最終切断の角度もまた加工される魚の種類により決
定される。なぜなら、魚によっては、肋が次第に小さく
なるため図19(b)のような切断が望ましい場合があ
れば、一方、他の種類では肋が突然途切れるため図19
(a)のような切断が望ましい場合もあるからである。
肋除去刃47が順次覆われる様子を図15〜図18に示
す。図15及び図16は刃47が覆われていない状態を
示し、図17及び図18は刃47が完全に覆われた状態
を示す。囲い板65は、肋収集台59内の中心部に形成
されたシリンダ67内に摺動可能に装着されたロッド・
ピストン部品66により、空気式に駆動される。ロッド
・ピストン部品66、及び囲い板65は、シリンダ67
と連通する空気配管68及び69、及び、上部ポート7
0及び下部ポート(図示せず)によって、従来通り、上
部位置と下部位置との間を移動可能である。上述の如
く、囲い板65はその上部位置を初期位置として、切断
値及び部分検出素子62に基づいて下方に駆動される。
各部が肋収集台59を通過した後、囲い板65はリセッ
トされて、上部位置に戻され、次の部位を待つ。
【0021】上述の如く、頭部及び内蔵が除去された魚
が、その背骨16が機械の中心線8と一致するように機
械の入口端部に送り込まれる。これにより、腹部切断刃
21、背部切断刃27、及び、背骨除去刃41が各部分
を生成する適切な切断を行うように、魚の位置決めが正
しく行われる。これを実現するため、機械は、魚の背骨
16と係合可能で、魚を、腹部切断刃21に、魚の大き
さに関わらず魚の背骨16が腹部切断刃21の先端の僅
かに上方に位置するような位置に送る魚位置決め手段を
備えている。図2〜図7に示す如く、魚位置決め手段
は、中心線8に沿って設けられた旋回案内台72を備え
ている。案内台72は3角形状を有しており、前縁7
3、後縁74、及び上面75を備えている。案内台72
は中心線8を横切る軸にピン76により旋回可能に装着
され、これにより、案内台72は、搬送経路20内の直
立位置すなわち動作位置と、搬送経路から外れた横向き
位置すなわち非動作位置との間を搬送経路20の方向に
移動する。コイルバネ77は案内台72をその直立位置
に向けて付勢する機能を有している。案内台72は前縁
73に隣接する上面75から突出する直立フィンガー7
8を備えている。案内台72が直立位置にある時、フィ
ンガー78は搬送経路20に突出して機械の中心線8と
一致する。上面75は弓形形状を有しており、直立フィ
ンガー78から離れていく。フィンガー78は魚の背骨
16の前端と係合して、背骨16が機械の中心線8に配
置されることを保証する。弓形の上面75は魚の背骨1
6の下面と係合可能で、背骨16が中心線8に沿って直
線になることを保証する。後述の如く、案内台72の後
縁74は、魚の部位17と係合する迫持台として機能
し、魚が機械に投入された際に案内台72を横向き位置
に移動させる。
【0022】上述の魚位置決め手段は、魚を魚位置決め
手段に送る送り案内手段と協働し、魚の背骨16が案内
台72、及び、特にフィンガー78と係合することを保
証する。図2〜図7に最も良く示されるように、送り案
内手段は、搬送経路に沿って長手方向に延びる対抗する
一組の細長顎部79及び80を備えている。顎部79は
中心線8の上方に、また、顎部80は中心線8の下方に
設けられている。顎部79及び80はそれぞれ、上流に
向けて中心線8から離れる方向に傾けられた上流側端部
81及び82を有している。顎部79及び80はそれぞ
れ、中心線8に対してほぼ平行に設けられた下流側端部
83及び84をも有している。従って、顎部79及び8
0はそれぞれ、その下流側端部83及び84に向けて集
束し、その間に送りギャップを形成している。顎部79
は、その上流側端部81がピン85により支持プレート
86に旋回可能に装着されている。支持プレート86は
フレーム1に装着されている。下部顎部80も同様に、
その上流側端部82がピン87により支持プレート86
に旋回可能に装着されている。顎部79の上流側端部8
1のコイルバネ88、及び、下部顎部80の上流側端部
のコイルバネ89は、顎部79及び80の下流側端部8
3及び84を共に付勢する機能を有している。これによ
り、魚を腹部切断刃21に送る際、魚を開いた送りギャ
ップの位置に送る前に、顎部79及び80は比較的閉じ
た送りギャップの位置から移動可能である。図3に最も
良く示される如く、下部顎部80は貫通して形成され、
案内台72の上端を受容する溝90を備えている。下部
顎部80上のV型溝92、及び、V型溝92に対応する
上部顎部79上のV型溝91は、魚が腹部を横に、頭部
を先頭にして機械の入口に送られることを保証する。送
りギャップの幅すなわち大きさはレバー93、94、及
び95により調整されることにも注意されたい。レバー
93は、その上端が支持プレート86にピン85により
旋回可能に支持されている。レバー93の下端は中間レ
バー94にピン97により旋回可能に装着されている。
中間レバー94は下部レバー95の上端にピン98によ
り旋回可能に装着されている。下部レバー95の下端は
支持プレート86にピン87により旋回可能に装着され
ている。上部レバー93及び下部レバー95の両端には
溝が形成されているため、レバー93、94、及び95
の位置を調整することができる。これにより、様々な魚
種の背骨が常に適切に位置決めされて案内台72のフィ
ンガー78と係合するように送りギャップの幅を調整す
ることができる。顎部79及び80に付与される張力
は、図2に示す如く、アーム100及び101に沿った
開口88及び89の接続点を変更することによっても調
整できる。
【0023】動作中には、頭部及び内蔵が除去された魚
は溝92に設置され、操作者により下流に向けて押され
る。魚は下部顎部80の上流側端部82に沿って移動さ
れ、背骨16の前端が案内台72のフィンガー78と係
合する(図4)。それとほぼ同時に、魚はベルト7によ
って機械に引き込まれ、魚が下流に輸送される際、案内
台72の弓形上面75は背骨16の下側部と係合し、背
骨16が機械の中心線8に沿って直線状になることを保
証する(図5)。魚が下流に向けて移動を続ける際、迫
持台すなわち案内台72の後端74は魚の肛門部17と
係合し、横向き位置へ移動される(図6)。従って、魚
は背骨16が中心線8と一致するように機械へ送り込ま
れる。
【0024】本発明を実施する種々の方式が、本発明の
内容を特に明示し明瞭に主張する請求項の範囲内で考え
られる。
【0025】
【発明の効果】 【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例を示す魚おろし機械の
側面図である。
【図2】魚位置決め機構及び送り案内機構を示す本実施
例の魚おろし機械の入口部の側面図である。
【図3】図2に示す魚位置決め機構及び送り案内機構の
平面図である。
【図4】図3の直線4−4に沿った魚おろし機械の入口
部の側面図であり、機械に送り込まれる魚の初期位置を
示す。
【図5】図4と同様の図であるが、魚が機械内に引き込
まれる直前の中間位置を示す。
【図6】図4及び図5と同様の側面図であるが、魚が機
械内に引き込まれている状態を示す。
【図7】図4の平面7−7に沿った機械の入口部の端面
図である。
【図8】腹部切断ステーションの拡大部分側面図であ
る。
【図9】図8の直線9−9の平面に沿った端面図であ
る。
【図10】本機械の背部切断ステーションを示す拡大部
分側面図である。
【図11】図10の直線11−11の平面に沿った端面
図である。
【図12】本機械の肋切断ステーションの拡大部分側面
図である。
【図13】図12の直線13−13の平面に沿った端面
図である。
【図14】図13の直線14−14の平面に沿った肋切
断ステーションの拡大部分側面図である。
【図15】図14の直線15−15に沿った肋切断ステ
ーションの端面図である。
【図16】魚の肋及び肋切断刃の拡大部分側面図であ
る。
【図17】図15と同様の端面図であり、肋切断刃を覆
う囲い板を示す図である。
【図18】肋切断刃を覆う囲い板の拡大部分端面図であ
る。
【図19】(a)は比較的高速で駆動される囲い板によ
る肋切断を示す図,(b)は,囲い板が(a)の場合に
比して低速で駆動される際の肋切断を示す図である。
【図20】図1の直線20−20の平面に沿った本機械
の出口部の底面図である。
【図21】図20の直線21−21の平面に沿った本機
械の出口部の底面図である。
【図22】肋切断刃を覆う囲い板を駆動する制御回路の
回路図である。
【符号の説明】
21 腹部切断刃 24 肛門案内台 27 背部切断刃 28、61 赤外送信機 29、62 赤外受信機 31 エンコーダ 35 レジスタ 37 比較器 40 背部案内台 41 背骨除去刃 47 肋除去刃 59 肋収集台 65 囲い板 72 旋回案内台 78 フィンガー 80 顎部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート イー ジョンソン アメリカ合衆国 ミシガン州 49829 エ スカーナバ エイティーンスロード 5153

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部及び内蔵が除去された魚を、腹部側
    面が下に、頭部側端部が先頭になるように搬送経路に沿
    って移送し;前記魚を長手方向に切り割いて肛門脊髄の
    両側での肛門切断を行い;前記魚を長手方向に切り割い
    て背部脊椎の両側での背部切断を行い、それぞれ肋によ
    って背骨に接続された一組の一体部分を生成し;前記魚
    の背骨の両側の肋を切断して、前記魚を前記背骨、背部
    脊椎、肛門脊椎、及び尾からは分離されているが、肋か
    らは分離されていない2つの独立部分に分割し;前記肋
    を前記独立部分の各々から切除して肋切断を行い、一組
    の魚切り身を提供する;各段階からなる魚の切り身を製
    造する魚おろし方法。
  2. 【請求項2】 前記魚を移送する前記段階は前記魚の位
    置を制御することにより、前記魚を切り割いて前記肛門
    切断及び前記背部切断を行う際に前記魚の背骨、肋、及
    び肉が互いに結合された状態を保つ段階を備えた請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記肛門切断を行った後、前記肋を切断
    する前に、前記肛門切断に沿って前記魚を開く段階を更
    に備えた請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記背部切断を行った後、前記肋を切断
    する前に、前記背部切断に沿って前記魚を開く段階を更
    に備えた請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 肋を切除する前記段階は、前記搬送経路
    に沿って輸送される前記独立部分の向きを変えることな
    く、前記肋切断が前記肋の頭部側端部で開始され前記肋
    の尾側端部で終了されるように前記肋切断を制御する段
    階を更に備えた請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 肋切断を制御する前記段階は、前記肋が
    ほぼ平らな姿勢に配置されるように、前記肋を切除する
    前に、前記独立部分の各々を共に押し付ける段階を備え
    た請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 肋切断を制御する前記段階は、前記ほぼ
    平らな姿勢に配置された肋と前記独立部分の各々との間
    に形成された境界面に沿って切断する段階を更に備えた
    請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記境界面に沿って切断する前記段階
    は、前記搬送経路を横切るように配向された肋切断刃を
    往復運動させることからなる請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 肋切断を制御する前記段階は、 (a) 前記魚の長手方向の長さを測定し; (b) 前記魚の肋の長手方向の長さを測定し; (c) 魚の長さに対する肋の長さを表す切断値を決定
    し; (d) 前記切断値に基づいて、前記肋切断を前記肋の
    後端で終了させるために囲い板を前記肋切断刃を覆うよ
    うに駆動する;各段階を更に備えた請求項8記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 前記肋切断を前記魚の肋の形状に適合
    させるために前記囲い板を駆動する速度を変更する手段
    を更に備えた請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 肋切断を制御する前記段階は、 (a) 前記魚の長手方向の長さを測定し; (b) 前記魚の肋の長手方向の長さを測定し; (c) 魚の長さに対する肋の長さを表す切断値を決定
    し; (d) 前記肋切断を前記肋の後端で終了させるために
    制御装置で前記切断値を利用する;各段階を更に備えた
    請求項5記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記肛門切断を行う前に前記魚を前記
    搬送経路に沿った位置に位置決めする段階を更に備え、
    前記魚の背骨は前記肛門切断及び前記背部切断によって
    接触されない、請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 魚の位置決めを行う前記段階は前記魚
    の背骨を前記搬送経路に配置する段階を備えた請求項1
    2記載の方法。
  14. 【請求項14】魚の肛門脊髄の両側での一組の長手方向
    の肛門切断を行う、一組の離間された腹部切断刃と;前
    記魚の背部脊椎の両側での一組の長手方向の背部切断を
    行う、一組の離間された背部切断刃と;前記背部切断刃
    の下流に配設され、前記魚の背骨の両側の肋の背部側端
    部を切断するように位置決めされ、これにより、前記魚
    は、背骨、背部脊椎、肛門脊椎、及び尾からは分離され
    ているが、肋からは分離されていない2つの独立部分に
    分割される、一組の離間された背骨除去刃と;前記背部
    除去刃の下流に配設され、前記独立部分の各々の肋と肉
    との間に形成される境界に沿って肋切断を行って肋の無
    い一組の魚切り身を提供する、一組の離間された肋除去
    刃と;を備え、頭部及び内蔵が除去された魚を、腹部側
    面が下に、頭部側端部が先頭になるように搬送経路に沿
    って輸送する、魚の切り身を製造する魚おろし機械。
  15. 【請求項15】 前記腹部切断刃の下流に配設され、前
    記魚を前記肛門切断に沿って開く、肛門案内手段を更に
    備えた請求項14記載の魚おろし機械。
  16. 【請求項16】 前記背部切断刃の下流に配設され、前
    記魚を前記背部切断に沿って開く、背部案内手段を更に
    備えた請求項14記載の魚おろし機械。
  17. 【請求項17】 前記肋除去刃を前記搬送経路から離間
    された鉛直面内に装着する装着手段と、前記肋除去刃を
    往復運動させる駆動手段とを更に備えた請求項14記載
    の魚おろし機械。
  18. 【請求項18】 前記肋除去刃は上端部及び下端部を有
    し、該刃は該上端が該下端の上流に位置するような角度
    に配向された、請求項17記載の魚おろし機械。
  19. 【請求項19】 前記肋切断刃の上流に配設され、前記
    独立部分の各々を共に押し付けて肋をほぼ平らに配置さ
    せる押し付け手段を更に備えた請求項17記載の魚おろ
    し機械。
  20. 【請求項20】 前記魚は前記搬送経路に沿って、前記
    装置の長さ方向に沿って延びる一組の離間された送りベ
    ルトにより移送されると共に、前記押し付け手段は前記
    ベルトを互いに、及び、該ベルトの間に配設された肋収
    集台に押圧するベルト位置決め手段を備えた請求項19
    記載の魚おろし機械。
  21. 【請求項21】 前記肋収集台は、多数の山と溝とを備
    えると共に、該溝は前記搬送経路に沿って延びる鋸刃状
    部位を備えた請求項20記載の魚おろし機械。
  22. 【請求項22】 前記肋切断が肋の前端で開始され、肋
    の後端で終了されるように、予め決定された切断値に応
    じて前記肋除去刃を覆うように駆動可能な囲い板と、 魚の長さに対する肋の長さを表す切断値を決定すると共
    に前記囲い板を該切断値に応じて駆動する制御手段とを
    更に備えた請求項17記載の魚おろし機械。
  23. 【請求項23】 前記制御手段は、魚が第1のセンサ手
    段を作動させるのに応じて魚の長さを示す第1の信号を
    生成するエンコーダと、 前記第1の信号を格納するレジスタと、 前記第1の信号を所定の切断値を示す信号に合わせて縮
    尺する乗算器と、を備え、 前記エンコーダは前記魚が、前記肋切断刃の直ぐ上流に
    配設された第2のセンサ手段を作動させるのに応じて第
    3の信号を更に生成し、 前記第2の信号を前記第3の信号と比較することによ
    り、前記第3の信号が前記第2の信号と等しい場合に前
    記囲い板を駆動する駆動信号を生成する比較器を備えた
    請求項22記載の魚おろし機械。
  24. 【請求項24】 前記肋切断が前記搬送経路に沿って輸
    送される前記独立部分の各々の向きを変えることなく、
    肋の前端で開始し、肋の後端で終了するように前記肋切
    断を制御する制御手段を更に備えた請求項14記載の魚
    おろし機械。
  25. 【請求項25】 前記魚の背骨と係合可能であって、前
    記魚の大きさに関わらず、前記魚を、腹前記部切断刃
    の、前記魚の背骨が前記腹部切断刃の僅か上方に配置さ
    れるような位置に送る魚位置制御手段を更に備えた請求
    項24記載の魚おろし機械。
  26. 【請求項26】 前記魚位置決め手段は、前記搬送経路
    に配設された旋回案内台であって、該案内台は、前記魚
    の背骨の前端と係合可能な直立フィンガーと、該案内台
    が、前記フィンガーが前記搬送経路に突出する直立位置
    と、前記搬送経路から外れた横向き位置との間を前記搬
    送経路の向きに移動するように、該案内台を前記搬送経
    路を横切る軸に旋回可能に装着する旋回装着手段とを備
    えた、旋回案内台と、前記案内台を前記直立位置に向け
    て付勢するばね手段と、を備えた請求項25記載の魚お
    ろし機械。
  27. 【請求項27】 前記案内台は前記直立フィンガーから
    それていく弓形形状の上面を更に備え、前記弓形形状の
    上面は前記魚の背骨の下側面と係合可能であり、前記背
    骨が前記搬送経路に沿って直線状になることが保証され
    る、請求項26記載の魚おろし機械。
  28. 【請求項28】 前記フィンガーは前記案内台の下流側
    端部に配設され、前記案内台は、その上流側端部に、魚
    の尾部と係合し、該案内台を前記横向き位置に移動させ
    る、迫持台手段を更に備えた、請求項26記載の魚おろ
    し機械。
  29. 【請求項29】 前記魚を前記魚位置決め手段に送り、
    前記魚の背骨が前記魚位置決め手段と係合することを保
    証する送り案内手段を更に備えた請求項25記載の魚お
    ろし機械。
  30. 【請求項30】 前記送り案内手段は、前記搬送経路に
    沿って長手方向に延びる一組の対向する細長顎部であっ
    て、該顎部の各々は上流側端部と下流側端部とを備え、
    該顎部は前記下流側端部に向けて集束して送り間隙を形
    成する、一組の対向する細長顎部と、 前記顎部の各々を前記上流側端部で旋回可能に装着する
    装着手段と、 魚を前記腹部切断刃に送る際に、魚を開いた送り間隙位
    置に送る前に、前記顎部が比較的閉じた送り間隙位置か
    ら移動可能であるように、前記顎部の前記下流側端部を
    共に押圧するバネ手段と、を備えた請求項29記載の魚
    おろし機械。
  31. 【請求項31】 前記魚案内手段は前記送り間隙の大き
    さを調整するレバー手段を更に備えた請求項30記載の
    魚おろし機械。
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