JP4821021B1 - 魚処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多種少量の処理や、大きさが異なる魚の大量の処理を効率よく行うことができるようにし、鱧のような魚でも歩留まりがよい身取りの中骨取り開き処理を機械化して行えるようにすること。
【解決手段】左右一対の骨切り丸刃68による切り込み処理位置に進入する魚体の幅を感知ローラ80によって逐次感知し、感知ローラ80によって感知された魚体の幅に相関して左右一対の骨切り丸刃68の対向間隔を自動的に増減変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、魚処理装置に関し、特に、鱧、鱈等の魚の中骨を取り除く開き加工を行う魚処理装置に関する。
魚の中骨を取り除く開き加工を行う魚処理装置として、魚の中骨の横幅寸法相当の間隔をおいて配置された2枚の回転刃物を有し、2枚の回転刃物を中骨の左右両側に切り込ませて中骨と身とを分離し、2枚おろし、3枚おろしを行うものがある(例えば、特許文献1、2、3)。
特開平2−234634号公報 特開平5−304879号公報 特開平9−121757号公報
中骨取りを行う従来の魚処理装置は、2枚の回転刃物の間隔が調節可能であるとしても、処理動作中は刃物間隔が固定であるため、魚種、大きさによって中骨の横幅寸法が異なる魚の処理を行うたびに、2枚の回転刃物の間隔を前もって調節する必要があり、多種少量の処理や、大きさが異なる魚の大量の処理を効率よく行うことができない。
鱧等は、頭部から肛門部分までは、中骨が三角骨で、比較的幅太の丸みをもった胴体、つまり身が厚い胴体になっており、肛門部分より尾部側では中骨が平骨になって尾部へ向かうに従って徐々に身が薄くなって扁平な胴体になっている。このため、鱧等を従来の魚処理装置で中骨取りを行おうとすると、刃物間隔を頭部側の三角骨の横幅寸法に合わせて切らなくてはならず、平骨の尾部側では、多くの身が切り落としの中骨に付いて切断されることになり、身取り(フィレ取り)の歩留まりが悪い。このため、鱧等の魚の中骨取りや開き作業は、自動化されておらず、職人による手作業で行われているのが現状である。
本発明が解決しようとする課題は、2枚の回転刃物の間隔を、処理する魚の種類、大きさに応じて前もって変更調節する必要がなく、多種少量の処理や、大きさが異なる魚の大量の処理を効率よく行うことができ、鱧のような魚でも歩留まりがよい身取りの中骨取り開き処理を機械化して行えるようにすることである。
本発明による魚処理装置は、魚体を魚体の頭尾方向に沿って搬送する搬送部(10)と、前記搬送部(10)による魚体の搬送路(A)の途中に、当該搬送路(A)に直交する方向に互いに平行に対向し、対向間隔を変更可能に配置された2枚の第1の回転刃物(68)と、前記第1の回転刃物(68)による切り込み処理位置に進入する魚体の前記搬送路(A)に直交する方向の幅を逐次感知する魚体幅感知部(80)と、前記魚体幅感知部(80)によって感知された魚体の幅に相関して前記第1の回転刃物(68)の対向間隔を増減変更する位置変更部(92、96、100)とを有する。
この構成によれば、魚体の幅に相関して第1の回転刃物(68)の対向間隔が自動的に増減するので、2枚の回転刃物(68)の間隔を、処理する魚の種類、大きさに応じて前もって調節する必要がなく、多種少量の処理や、大きさが異なる魚の大量の処理を効率よく行うことができ、鱧のような魚でも歩留まりがよい身取りの中骨取り開き処理を機械化して行うことができる。
本発明による魚処理装置は、好ましくは、更に、前記第1の回転刃物(68)による切り込み処理位置より前記魚体の搬送方向進み側に偏倚し、且つ前記第1の回転刃物(68)の径方向に前記搬送路(A)より離れる方向の位置に配置され、前記搬送部(A)による魚体の搬送方向で見てハの字形の対称配置で、前記第1の回転刃物(A)の径方向外方の側が互いに接近する方向に傾斜した2枚の第2の回転刃物(72)を有する。
この構成によれば、ハの字形の対称配置の第2の回転刃物(72)によって、中骨取りと共に、2枚下ろし、3枚下ろし等の開き処理が良好に行われる。
本発明による魚処理装置は、好ましくは、前記第1の回転刃物(68)は、前記第2の回転刃物(72)より径方向に離間する方向に変位可能に配置され、前記位置変更部(92、96、100)は、前記第1の回転刃物(68)の対向間隔の増大に伴って前記第1の回転刃物を前記第2の回転刃物(72)より径方向に離れる方向に変位させる。
この構成によれば、魚体幅の増大に応じて体高が大きくなることを考慮して、第1の回転刃物(68)の対向間隔の増大に伴って第1の回転刃物(68)と第2の回転刃物(74)とによる切り込み合計量が増加し、より良好な中骨取り開き処理が行われるようになる。
本発明による魚処理装置は、好ましくは、前記第1の回転刃物(68)は互いに対向する側とは反対の側に切頭円錐部(70)を有する。
この構成によれば、前記第1の回転刃物(68)に付設された切頭円錐部(70)によって開き作用が行われ、別の開き作用部品を必要としないので、部品点数を削減できる。
本発明による魚処理装置は、好ましい一つの実施形態として、前記魚体身幅感知部は、前記搬送路を直交する方向の両側に配置されて魚体の前記搬送路に直交する方向の幅に応じて互いに離接する方向に変位する一対の感知部材(80)を有し、前記位置変更部は、前記感知部材と前記第1の回転刃物を支持する支持部とを機械的に連結し、前記感知部材(80)の変位量に比例した量をもって前記第1の回転刃物(68)の対向間隔を増減変更する機械的連繋機構(92、96、100)を含んでいる。
この構成によれば、魚体身幅感知部、位置変更部のすべてを古典的な機械式に構成でき、電気系統を必要としない。
本発明による魚処理装置は、好ましい一つの実施形態として、前記搬送部(A)による魚体の搬送路は略水平な搬送路であり、前記搬送部(A)は、魚体を左右両側から挟んで搬送する左右一対の無端ベルトコンベア(10)を有しており、前記搬送路(A)の上側には魚体の背側あるいは腹側と係合して魚体搬送を案内する樋状の上部案内部(44)が配置され、前記搬送路(A)の下側には魚体の腹側あるいは背側と係合して魚体搬送を案内する樋状の下部案内部(50)が配置されている。
この構成によれば、左右一対の無端ベルトコンベア(10)と上部案内部(44)と下部案内部(50)によって処理対象の魚体を、第1の回転刃物(68)による切り込み処理位置に確実に送り込むができる。
本発明による魚処理装置は、好ましくは、前記上部案内部(44)は高さ位置変更可能な配置で、前記下部案内部(50)が前記上部案内部(44)の側へばね付勢された可動配置である。
この構成によれば、上部案内部(44)の高さ位置変更によって、2枚下ろし、3枚下ろしを選択でき、下部案内部(50)が体高に応じて上部案内部(44)の側へ変位し、体高の変化に対応して魚体搬送を良好に案内できる。
本発明による魚処理装置によれば、魚体の幅に相関して第1の回転刃物の対向間隔が自動的に増減するので、2枚の回転刃物の間隔を、処理する魚の種類、大きさに応じて前もって変更調節する必要がなく、多種少量の処理や、大きさが異なる魚の大量の処理を効率よく行うことができ、鱧のような魚でも歩留まりがよい身取りの中骨取り開き処理を機械化して行うことができる。
本発明による魚処理装置の一つの実施形態の刃物配置と刃物駆動系を示す斜視図。 本実施形態による魚処理装置の魚体身幅感知部と機械的連繋機構を示す斜視図。 本実施形態による魚処理装置の魚体搬送案内部を示す斜視図。 本実施形態による魚処理装置の魚体搬送部を示す斜視図。 本発明による魚処理装置の他の実施形態の刃物配置を示す斜視図。
以下に、本発明による魚処理装置の一つの実施形態を、図1〜図5を参照して説明する。
魚処理装置は、処理対象の魚体を搬送するため搬送部として、図4に示されているように、左右一対の水平配置の無端ベルトコンベア10を有する。無端ベルトコンベア10は、入口プーリ12と出口プーリ14と、入口プーリ12と出口プーリ14とに架け渡された可撓性材製の帯状の無端ベルト16と、無端ベルト16の途中経路を設定するアイドルガイドローラ18、20、22とを有する。
左右の出口プーリ14の垂直配置の中心軸24は、各々、図示されていない機枠に固定された軸受部材26によって回転可能に支持され、ベベル歯車28、30によってベルト駆動電動機32の回転出力軸34とトルク伝達関係で連結され、ベルト駆動電動機32によって回転駆動される。図4で見て、左側の出口プーリ14は反時計廻り方向に駆動され、右側の出口プーリ14は時計廻り方向に駆動される。
これにより、左右の無端ベルト16は、アイドルガイドローラ18と20との間に存在する平行区間に略水平な魚体搬送路Aを構成し、魚体を左右両側から挟んで、魚体を魚体の頭尾方向に沿って矢印X方向に搬送する。
左右の入口プーリ12の中心軸36は、各々、垂直配置で、アーム38によって水平面を互いの軸間距離が増減する方向に変位可能に機枠(図示省略)より回転可能に支持されている。左右の中心軸36は、各々、アーム38によって固定配置の歯車軸40に連結され、歯車軸40が回転することにより、前記軸間距離が増減する方向に移動する。左右の歯車軸40には、各々互い噛合する扇形歯車42が固定されている。これにより、左右の歯車軸40は、相反する回転方向に同一回転角をもって同期回転し、左右の入口プーリ12の左右方向間隔により決まる左右の無端ベルト16の入口幅(左右幅)が可変設定される。
左右の歯車軸40は引張ばね43によって互いに近付く方向に付勢されている。これにより、左右の入口プーリ12は、入口幅が小さくなる側にばね付勢される。この入口幅は、左右の無端ベルト16間に進入する魚体の横幅、つまり、魚体搬送路Aを左右水平に直交する方向(Y方向)の魚体幅によって、引張ばね43のばね力に抗して押し拡げられる構造でも、可変ストッパ等を用いた調節機構によって予め適正値に変更可能に固定設定される構造でもよい。
図3に示されているように、前述の魚体搬送路Aを含む無端ベルト16の上方には、魚体の背側あるいは腹側と係合して無端ベルトコンベア10による魚体搬送を案内する樋状の上部案内部材44が配置されている。上部案内部材44は、先端側(出口プーリ14側)を調節ねじ機構部46によって機枠(図示省略)よりの支持部である枢点の上下高さ位置を変更可能に略上下方向に回動可能に機枠(図示省略)より支持され、手前側(入口プーリ12側)を引張ばね48によって下方へストッパ49による制限付きでばね付勢されている。
前述の魚体搬送路Aを含む無端ベルト16の下方には、換言すると、上部案内部材44の真下位置には、魚体の腹側あるいは背側と係合して無端ベルトコンベア10による魚体搬送を案内する樋状の下部案内部材50が配置されている。下部案内部材50は、入口プーリ12の側から見て上り勾配の傾斜配置で、リンク部材52、54による不等長リンク機構によって傾斜角を変更しながら上下方向に変位しつつ前後方向に変位する可動支持になっている。下部案内部材50は、引張ばね56によって上部案内部材44の側へばね付勢されており、引張ばね56のばね力に抗して降下変位しつつ後退変位(入口プーリ14側への変位)する。
なお、上部案内部材44によって魚体の背側を案内し、下部案内部材50によって魚体の腹側を案内する場合には、腹開きになり、それとは反対の場合には、背開きになり、このことは所要の開き方に応じて選択されればよい。
図1に示されているように、無端ベルトコンベア10の搬送出口側の上方には機枠(図示省略)に固定された軸受部材62によって刃物支持軸60が回転可能に設けられている。刃物支持軸60は、搬送路Aを左右水平に直交するY方向に延在し、左右2個の刃物支持台64を各々個別に軸線方向(Y方向)に移動可能に支持している。
左右の刃物支持台64は、各々、水平左右方向に延在する刃物軸66を回転可能に支持している。左右の刃物軸66が互いに対向する側の端部には第1の回転刃物である骨切り丸刃68が一枚ずつ交換可能に固定装着されている。左右の骨切り丸刃68は、無端ベルトコンベア10による魚体搬送路Aの途中にあって、魚体搬送路Aに直交する方向に互いに平行に対向している。左右の骨切り丸刃68は、刃物支持台64が刃物支持軸60の軸線方向(Y方向)に変位することにより、対向間隔を増減変更し、且つ刃物支持軸60を中心とする回転による刃物支持台64の上下方向回動によって上下方向位置を変更する。なお、左右の骨切り丸刃68は、初期設定として、同一の回転軸線上に同心配置で、魚体搬送路AのY方向の中心位置を対称点とした対称配置になっている。
左右の骨切り丸刃68は、互いに対向する側とは反対の側の外周に切刃を付けられた片刃のものであり、無端ベルトコンベア10によって上側の回転位置、つまり、頂点領域に搬送されていく魚体の腹部あるいは背部の横幅中央部に各々切り込みを与える。これにより、左右の骨切り丸刃68の対向間隔をもって魚体の中骨の左右両側に切り込みが与えられる。
左右の骨切り丸刃68は、互いに対向する側とは反対の側に、切頭円錐部70を一体形成されている。切頭円錐部70は、左右の骨切り丸刃68によって中骨の左右両側に切り込みを与えられた魚体の切り込み面に当接し、魚体の腹部あるいは背部を左右に開く作用をする。
骨切り丸刃68による切り込み処理位置より魚体の搬送方向進み側、つまり無端ベルトコンベア10の搬送出口側に少し偏倚し、且つ骨切り丸刃68の径方向に魚体搬送路Aより離れる方向の位置には、つまり、骨切り丸刃68の頂点領域より無端ベルトコンベア10の搬送出口側に少し偏倚し、且つ骨切り丸刃68より上方の位置には、第2の回転刃物である左右の切り落とし丸刃72が配置されている。
左右の切り落とし丸刃72は、魚体搬送方向で見て上下反転のハの字形の対称配置の左右の刃物軸74の先端に交換可能に固定装着されている。刃物軸74は軸受部材76によって回転可能に支持されている。これにより、左右の切り落とし丸刃72は、魚体搬送方向で見てハの字形の対称配置で、骨切り丸刃68の上側に重なるように、骨切り丸刃68の径方向外方の側、つまり、頂点領域側が互いに接近する方向に傾斜した配置になっている。刃物軸74を回転可能に支持する軸受部材76は機枠(図示省略)に固定配置で、左右の切り落とし丸刃72の広がり角は40度程度でよい。なお、尚、左右の骨切り丸刃68の切頭円錐部70がなす広がり角は、左右の切り落とし丸刃72の広がり角と同じ角度に設定されていてよい。
図2に示されているように、左右の無端ベルト16の内側、つまり、魚体搬送路Aを水平に直交する方向の両側には、各々、垂直配置のローラ軸78によって左右の感知ローラ80が魚体搬送路Aを水平に直交する方向(Y方向)に変位可能に設けられている。感知ローラ80は、機械的に魚体幅感知部をなすものであり、魚体搬送路Aによる魚体搬送方向Xで見て、骨切り丸刃68の刃物軸66の配置位置に等しい位置か、それより少し入口12の側に偏倚した位置にあり、その位置において骨切り丸刃68による切り込み処理位置に進入する魚体によって押し広げられる方向に変位し、その変位量をもって魚体搬送路Aに水平に直交する方向の魚体の幅を、逐次、定量的に感知する。換言すると、感知ローラ80は、魚体搬送路Aを水平に直交する方向の魚体幅(厚さ)に応じて互いに離接する方向に変位して魚体幅を定量的に感知する。
左右のローラ軸78は、各々、感知ローラ80を回転可能に支持しており、機枠(図示省略)に固定配置の軸受部材82に回転可能に支持された中心軸84に固定連結のアーム86の先端部に固定されている。これにより、本実施形態では、感知ローラ80は、魚体幅に応じて中心軸84を中心として回動変位することにより、弧の軌跡を描いて魚体搬送路Aを水平に直交する方向(Y方向)に変位することになる。
左右の中心軸84には互い噛合する同期歯車87が取り付けられている。これにより、左右の感知ローラ80は、左右対称に互いに同一量をもってY方向に変位することになる。また、左右の中心軸84に固定のアーム88には当該アーム88を互いに近付ける方向に付勢する引張ばね90が取り付けられている。これにより、左右の感知ローラ80は、引張ばね90のばね力によって互いに近付く方向に付勢されている。なお、左右の感知ローラ80が互いに近付く方向の移動は、ストッパ(図示省略)によって制限され、所定の間隔をおいて最接近した初期位置を設定されている。
左右のローラ軸78には、各々、カム取付板92が固定されている。左右のカム取付板92には、各々、傾斜カム面96を有するカム部材98が交換可能に取り付けられている。左右のカム部材98の傾斜カム面96は、魚体搬送方向で見て上下反転のハの字形の対称形をなす方向に傾斜している。左右の傾斜カム面96には、各々、左右の刃物支持台64に取り付けられたカムフォロワローラ100が当接可能になっている。
図1に示されているように、左右の刃物支持台64の前側(入口プーリ12の側)には、垂直に配置された案内カム板102が固定配置されている。案内カム板102には、魚体搬送方向で見てハの字形の対称形をなす方向に傾斜した左右のカム溝104が形成されている。左右のカム溝104には左右の刃物支持台64に取り付けられたもう一つのカムフォロワローラ106が移動可能に嵌合している。
左右の刃物支持台64は、引張ばね65のばね力によって上側(図1で見て反時計廻り方向)に付勢されている。これにより、感知ローラ80が初期位置に位置している状態では、カムフォロワローラ106がカム溝104の上端に当接することによって左右の刃物支持台64の初期位置が決まる。左右の刃物支持台64が初期位置にある状態では、左右の骨切り丸刃68は、対向間隔が最小で、最上昇位置に位置する。なお、初期位置は、ストッパ機構によって可変設定することもできる。
ここで、上述の初期状態における骨切り丸刃68と無端ベルトコンベア10と上部案内部材44と下部案内部材46との位置関係について、図3を参照して説明する。左右の無端ベルト16により画定される魚体搬送路Aは、魚体搬送方向で見て左右の刃物支持台64の対向間隔位置に整合し、骨切り丸刃68と切り落とし丸刃72の上側領域を通過する高さ位置をもって略水平に延在している。上部案内部材44は、魚体搬送路Aの真上位置にあって、骨切り丸刃68と切り落とし丸刃72の上側領域を通過するように延在している。上部案内部材44と切り落とし丸刃72の頂点との上下間隔は、調節ねじ機構部46によって調節することができる。下部案内部材46は、魚体搬送路Aの真下位置にあって、先端が骨切り丸刃68の外周に接近する位置にある。
図1に示されているように、左右の刃物軸66、74には、各々、プーリ108、110が取り付けられている。プーリ108、110と共通の駆動軸112に取り付けられたプーリ114、116との間には無端ベルト118、120が架け渡されている。駆動軸112にはもう一つプーリ122が取り付けられている。プーリ122と刃物駆動電動機124の出力回転軸126に取り付けられたプーリ128との間には無端ベルト130が架け渡されている。これにより、左右の骨切り丸刃68と切り落とし丸刃72は、共通の刃物駆動電動機124によって同一回転方向に回転駆動される。この場合の左右の骨切り丸刃68と切り落とし丸刃72の回転速度あるいは周速度は、同一であってよい。
次に上述の構成による魚処理装置の作用を、鱧等の魚を腹開き2枚下ろしする場合について説明する。
背側を上にして処理対象の魚体を、左右の無端ベルトコンベア10の入口部分に入れる。すると、魚体は、両腹を左右の無端ベルト16によって挟まれ、背側(背びれ)が上部案内部材44に係合し、腹側(腹ひれ)が下部案内部材50に係合し、これらに案内されて頭尾を前後にして魚体搬送路Aを矢印X方向に移動(進行)する。この搬送案内において、下部案内部材50は魚体の体高に応じて上下方向に傾斜移動すると共に、上部案内部材44の入口側も上下に変位し、体高の変化に対応して魚体搬送が的確且つ良好に行われる。
この魚体は、先ず、回転している左右の骨切り丸刃68の頂点領域を通過することにより、左右の骨切り丸刃68の対向間隔をもって腹部の側から魚体の中骨の左右両側に切り込みを与えられる。そして、切り込みを与えられた魚体は、左右の骨切り丸刃68の切頭円錐部70によって腹部を左右に開かれる。その後、回転している左右の切り落とし丸刃72によって更に深く切り込みを与えられる。これにより、中骨と身とが切り離される。
調節ねじ機構部46による上部案内部材44と切り落とし丸刃72の頂点との上下間隔調節によって魚体の背部の手前まで切り込まれることにより、2枚下ろしのフィレが出来上がる。なお、3枚下ろしのフィレが必要な場合には、調節ねじ機構部46によって上部案内部材44と切り落とし丸刃72の頂点との上下間隔を狭め、魚体の背部まで切り込まれればよい。
この処理過程で、魚体が左右の感知ローラ80間を通過することにより、左右の感知ローラ80が、切り込み処理位置に進入しょうとする魚体の幅に応じて左右対称に互いに同一量をもってY方向に、押し広げられるようにして引張ばね90のばね力に抗して変位する。これにより、左右のカム部材98も同様にY方向に移動することにより、傾斜カム面96によってカムフォロワローラ100が押され、左右の刃物支持台64が刃物支持軸60を回転中心として、降下方向に同一回転角をもって回動する。
この降下移動に伴い左右の刃物支持台64のカムフォロワローラ106が、各々、案内カム板102の左右のカム溝104に沿って降下移動することにより、左右の刃物支持台64が刃物支持軸60上を互い離れる方向に移動する。
この左右の刃物支持台64の移動により、左右の骨切り丸刃68は魚体の幅に比例して対向間隔を増大すると共に、切り落とし丸刃72より離れる方向に移動する。骨切り丸刃68が切り落とし丸刃72より離れると、骨切り丸刃68と切り落とし丸刃72による合計の切り込み深さが大きくなり、魚体幅に相関する体高に応じた適切な切り込み深さになる。
このように、左右の骨切り丸刃68が魚体の幅に比例して対向間隔を増大すると共に、切り落とし丸刃72より離れる方向に移動することにより、鱧のように、頭部から肛門部分までは、中骨が三角骨で、身が厚い胴体になっていて、肛門部分より尾部側では中骨が平骨で、尾部へ向かうに従って徐々に身が薄くなって扁平な胴体になっている魚体、更には魚体幅に相関して体高も変化する魚体の中骨取り開き処理も、歩留まりよく身取りを行うことができる。
また、魚体の幅に相関して左右の骨切り丸刃68の対向間隔が自動的に増減するので、2枚の骨切り丸刃68の間隔を、処理する魚の種類、大きさに応じて前もって調節する必要がないから、多種少量の処理や、大きさが異なる魚の大量の処理も、対向間隔調整等を行うことなく効率よく行うことができる。
魚体幅に対する左右の骨切り丸刃68の対向間隔および降下量変化の比率は、カム部材98の傾斜カム面96の傾斜度によって決まる。この比率を変更したい場合には、傾斜カム面96の傾斜度が異なるカム部材98の交換が行われればよい。左右の骨切り丸刃68の対向間隔と降下量の変化比率は、案内カム板102のカム溝104の傾斜角により決まり、この比率を変更したい場合には、カム溝104の傾斜度が異なる案内カム板102の交換が行われればよい。
なお、左右の骨切り丸刃68は、必ずしも平行配置でなくてもよく、平面視で、前側(入口プーリ12側)が狭まったハの字形の配置、切り落とし丸刃72と同等のハの字形の配置であってもよい。切り落とし丸刃72と同等のハの字形の配置の場合、切り落とし丸刃72との干渉をさけるために、切り落とし丸刃72より鋭角のハの字形配置であればよい。
つぎに、上述の実施形態の詳細な特徴について要約する。
(1)ハの字形の対称配置の切り落とし丸刃72があることにより、中骨取りと共に、2枚下ろし、3枚下ろし等の開き処理が良好に行われる。
(2)左右の骨切り丸刃68の対向間隔の増大に伴って骨切り丸刃68が切り落とし丸刃72より離れる方向に変位することにより、魚体幅の増大に応じて体高が大きくなることを考慮して、左右の骨切り丸刃68の対向間隔の増大に伴って骨切り丸刃68と切り落とし丸刃72とによる切り込み合計量が増加し、より良好な中骨取り開き処理が行われるようになる。
(3)左右の骨切り丸刃68は、各々、互いに対向する側とは反対の側に切頭円錐部70を有しているので、骨切り丸刃68に付設された切頭円錐部70によって開き作用が行われ、別の開き作用部品を必要としないので、部品点数を削減できる。
(4)魚体身幅感知部が感知ローラ80によって、位置変更部がカム部材98、カムフォロワローラ100によるカム機構等によって機械式に構成されているのいるので、電気系統を必要としない。なお、機械的な位置変更部は、リンク機構を含むもの等、機構学てきなものに置き換えることができる。
(5)左右一対の無端ベルトコンベア10と上部案内部44と下部案内部50によって処理対象の魚体を左右の骨切り丸刃68による切り込み処理位置に送り込むので、この送り込みを魚体の上下左右を挟んで確実に行うことができる。
(6)上部案内部44は高さ位置変更可能な配置で、下部案内部50が上部案内部の側へばね付勢された可動配置であるので、上部案内部44の高さ位置変更によって、2枚下ろし、3枚下ろしを選択でき、下部案内部50が体高に応じて上部案内部44の側へ変位し、体高の変化に対応した魚体搬送が良好な案内のもとに的確に行われるようらなる。
特に、下部案内部50が不等長リンク機構によって支持され、降下変位しつつ後退変位するので、下部案内部50の先端を骨切り丸刃68に接近させた配置でも、降下変位によって下部案内部50が骨切り丸刃68と干渉することがない。
図5は、本発明による魚処理装置の他の実施形態を示している。この実施形態では、切り落とし丸刃72に代えて骨切り丸刃68と同等の左右一対の丸刃140が設けられている。この場合には、3枚下ろしの中骨取り開き加工専用機になる。
なお、上述の説明における水平、垂直、上下方向は、装置全体を床上等に水平配置した場合の方向であり、これらの方向は、装置の傾斜配置が垂直配置等によって相対的に変化するものであり、絶対的な方向でない。
本発明による魚処理装置は、上述の実施形態に限られることなく、本発明の範囲内において種々の実施形態が可能である。たとえば、感知ローラ80の変位量を電気信号に変換し、刃物支持台64の移動を、変位量信号に応じて作動するサーボ制御により電気的に行うことも可能である。この場合、刃物支持軸60の軸線方向の移動は、サーボモータ駆動の送りねじによって行うことができる。刃物支持台64の移動の上下方向の移動は、円弧軌跡を描く
物に限られず、鉛直に移動してもよい。
10 無端ベルトコンベア
32 ベルト駆動電動機
44 上部案内部材
46 下部案内部材
60 刃物支持軸
64 刃物支持台
68 骨切り丸刃(第1の回転刃物)
70 切頭円錐部
72 切り落とし丸刃(第2の回転刃物)
80 感知ローラ
98 カム部材
100 カムフォロワローラ
102 案内カム板
106 カムフォロワローラ
140 丸刃

Claims (7)

  1. 魚体を魚体の頭尾方向に沿って搬送する搬送部と、
    前記搬送部による魚体の搬送路の途中に、当該搬送路に直交する方向に互いに平行に対向し、対向間隔を変更可能に配置された2枚の第1の回転刃物と、
    前記第1の回転刃物による切り込み処理位置に進入する魚体の前記搬送路に直交する方向の幅を逐次感知する魚体幅感知部と、
    前記魚体幅感知部によって感知された魚体の幅に相関して前記第1の回転刃物の対向間隔を増減変更する位置変更部と、
    を有する魚処理装置。
  2. 前記第1の回転刃物による切り込み処理位置より前記魚体の搬送方向進み側に偏倚し、且つ前記第1の回転刃物の径方向に前記搬送路より離れる方向の位置に配置され、前記搬送部による魚体の搬送方向で見てハの字形の対称配置で、前記第1の回転刃物の径方向外方の側が互いに接近する方向に傾斜した2枚の第2の回転刃物を有する請求項1記載の魚処理装置。
  3. 前記第1の回転刃物は、前記第2の回転刃物より径方向に離間する方向に変位可能に配置され、
    前記位置変更部は、前記第1の回転刃物の対向間隔の増大に伴って前記第1の回転刃物を記第2の回転刃物より径方向に離れる方向に変位させる請求項2に記載の魚処理装置。
  4. 前記第1の回転刃物は互いに対向する側とは反対の側に切頭円錐部を有する請求項1から3の何れか一項に記載の魚処理装置。
  5. 前記魚体身幅感知部は、前記搬送路を直交する方向の両側に配置されて魚体の前記搬送路に直交する方向の幅に応じて互いに離接する方向に変位する一対の感知部材を有し、
    前記位置変更部は、前記感知部材と前記第1の回転刃物を支持する支持部とを機械的に連結し、前記感知部材の変位量に比例した量をもって前記第1の回転刃物の対向間隔を増減変更する機械的連繋機構を含んでいる請求項1から4の何れか一項に記載の魚処理装置。
  6. 前記搬送部による魚体の搬送路は略水平な搬送路であり、前記搬送部は、魚体を左右両側から挟んで搬送する左右一対の無端ベルトコンベアを有しており、
    前記搬送路の上側には魚体の背側あるいは腹側と係合して魚体搬送を案内する樋状の上部案内部が配置され、
    前記搬送路の下側には魚体の腹側あるいは背側と係合して魚体搬送を案内する樋状の下部案内部が配置されている請求項から5の何れか一項に記載の魚処理装置。
  7. 前記上部案内部は高さ位置変更可能な配置で、前記下部案内部が前記上部案内部の側へばね付勢された可動配置である請求項6に記載の魚処理装置。
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