JP2011005601A - 食品切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造を複雑化することなく、食品を良好に切断することのできる食品切断装置を提供する。
【解決手段】食品を載せて間欠的に移動する供給コンベア2と、同方向に回転駆動する一対の回転板18、18と、該一対の回転板18、18に渡って設けられ、各回転板18、18の回転により公転して、供給コンベア2の前端から送り出された食品を切断する切断刃3と、該切断刃3による切断の際、供給コンベア2上の食品を該供給コンベア2側に押圧する押圧手段4とを備えたので、構造を複雑化することなく、切断性能を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に、ブロック状の食品から薄厚の切片を順次切断する食品切断装置に関するものである。
従来の食品切断装置は、ブロック状の冷凍肉等の食品を切片の厚さ分だけ間欠的に供給する供給コンベアと、該供給コンベア前端の切断位置を通過する刃物とを備えている。
例えば、上述した食品切断装置の従来技術として、特許文献1には、食品を切断厚さ分ずつ供給する供給コンベアを設け、供給コンベア前側の切断位置を通過する刃物を設け、供給コンベア上の食品が供給されて食品の前端が切断位置から突出する毎に、刃物が切断位置を通過して、切断位置から突出した食品の前端が刃物で切断される食品スライサにおいて、刃物は、切断位置に固定した固定刃と、切断位置を通過する可動刃とからなり、固定刃と可動刃の間に、切断位置から突出した食品の前端が挟まれる構成にし、可動刃は、湾曲可能な弾性板であり、固定刃と平行する面内から傾き、基端を中心として回転し、先端側が固定刃に押し当てられて接触しつつ切断位置を通過する構成にしたものが開示されている。
特許第3345550号公報
しかしながら、特許文献1の発明では、刃物軸が食品供給方向から傾く方向に角度を調節する可動刃傾斜調整機構を設けて、可動刃の先端側が固定刃側に達すると、湾曲可能な弾性板の可動刃の先端側が固定刃の表面に押し当てられる配置とする構成を採用しているが、構造が相当複雑化しており採用することはできない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、構造を複雑化することなく、食品を良好に切断することのできる食品切断装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明は、食品を載せて間欠的に移動する供給コンベアと、同方向に回転駆動する一対の回転板と、該一対の回転板に渡って設けられ、各回転板の回転により公転して、前記供給コンベアの前端から送り出された食品を切断する切断刃と、該切断刃による切断の際、前記供給コンベア上の食品を該供給コンベア側に押圧する押圧手段と、を備えたことを特徴とするものである。
請求項1の発明では、供給コンベアの前端から送り出された食品が、左右一対の回転板の回転により公転する切断刃により切断されると共に、切断の際に押圧手段により食品の供給コンベアからの浮き上がりを抑制して切断時の食品の位置を拘束するので、切断性能を向上させることができる。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明において、前記切断刃より前方に配置され、前記切断刃と食品供給方向で所定範囲重なる位置に進退し、前記切断刃と協働で前記食品を切断する下刃を備えたことを特徴とするものである。
請求項2の発明では、下刃を備えたことにより、例えば、食品がブロック状の冷凍肉である際、ブロック表面に延びる筋等も良好に切断することができる。
請求項3に記載した発明は、請求項1または2に記載した発明において、前記供給コンベアの両側に設けられ、前記供給コンベア上の食品を両側から挟持する挟持手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項3の発明では、食品の移動を案内すると共に、切断の際の食品の進行方向両サイドへの逃げを抑制して、切断時の食品の位置及びその形状を拘束することができる。
なお、挟持手段には、例えば、供給コンベア上の食品を両側から挟持し、該供給コンベアの移動と同期して移動する爪付きチェーンが採用される。
請求項4に記載した発明は、請求項1〜3のいずれかに記載した発明において、前記供給コンベアの前端から送り出された食品の前面に接触してその移動位置を規制する規制手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項4の発明では、順次切断される各切片の厚みを略一定に維持することができ、切断直前までの食品の位置を拘束することができる。
本発明の食品切断装置によれば、構造を複雑化することなく、食品を良好に切断することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る食品切断装置の概略平面図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る食品切断装置の概略側面図である。 図3は、図2のA方向からの矢視図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る食品切断装置の構成である規制手段周辺を示す拡大図である。 図5は、一対の回転板の回転駆動により切断刃が公転する様子を段階的に示したものである。
以下、本発明を実施するための形態を図1〜図5に基いて詳細に説明する。
本発明の実施の形態に係る食品切断装置1は、図1及び図2に示すように、食品F(図4参照)を載せて間欠的に移動する供給コンベア2と、同方向に回転駆動する一対の回転板18、18と、該一対の回転板18、18に渡って設けられ、各回転板18、18の回転により公転する切断刃3と、該切断刃3による切断の際、供給コンベア2上の食品Fを該供給コンベア2側に押圧する押圧手段4と、切断刃3より前方に配置され、切断刃3と食品供給方向で所定範囲重なる位置に進退する下刃27と、供給コンベア2の両側に設けられ、供給コンベア2上の食品Fを両側から挟持する挟持手段5と、供給コンベア2の前端から送り出された食品Fの前面に接触しその移動位置を規制する規制手段6とを備えている。
なお、本発明の実施の形態に係る食品切断装置1は、主に、ブロック状の食品Fから薄厚の切片を順次スライスするために採用される。また、本発明の実施の形態に係る食品切断装置1は、比較的硬い冷凍肉や比較的柔らかい魚のすり身等の各種食品に適用することができる。
供給コンベア2は、図1及び図2に示すように、サーボモータ10により間欠的に移動するもので、横長の基礎架台9の上部でその長手方向に沿って備えられている。該供給コンベア2は、駆動源であるサーボモータ10に駆動伝達部材を介して連結される左右一対の駆動ドラム11、11と、左右一対の従動ドラム12、12と、各駆動ドラム11と各従動ドラム12とに掛け渡される無端の左右一対のチェーン13、13と、左右一対のチェーン13、13に掛け渡され、食品Fが載せられる複数の載置板14とからなる。各載置板14の表面には長手方向に沿って複数の爪15が突設されており、該各爪15により食品Fの供給コンベア2上での移動を抑制し、供給コンベア2と食品Fとの一体感を高めるようにしている。なお、本実施の形態では、供給コンベア2は反時計周り方向に回転し、図視右方から左方に移動するように設けられる。
切断刃3は、図3からよく解るように、下向きコ字状の取付枠16と、該取付枠16の下部表面に固定される矩形板状の刃部17とから構成される。取付枠16は、下側のモータ用架台20b上で回転駆動する一対の円形状の回転板18、18に渡って設けられる。刃部17は、その幅長さが供給コンベア2の幅長さよりも長く設定されると共に供給コンベア2の移動方向(食品供給方向)に対して横切る方向に延びている。刃部17の下端は片刃に形成され2段の切削角度を有しており、刃の先端側は略30°の切削角度で、基端側は略15°の切削角度である。なお、取付枠16は刃部17の補強としても機能する。
具体的に、図1及び図2に示すように、切断刃用モータ19が基礎架台9の前端に配置される上側のモータ用架台20a上に備えられており、下側のモータ用架台20b上には、平面視で切断刃用モータ19の両側に配置される左右一対の軸受部21が食品供給方向前後に二対固定されている。前後の軸受部21にスプロケット22を有した回転軸23が挿通され、スプロケット22を有した回転軸23が切断刃用モータ19の両側の位置に一対配置される。これら回転軸23の先端に円形の回転板18がそれぞれ連結される。図3も参照して、切断刃用モータ19の回転軸に備えたスプロケット24と、各回転軸23の各スプロケット24とに駆動伝達部材25が巻回されている。そして、左右一対の回転板18、18の表面に、各回転板18、18に渡って設けられた切断刃3の取付枠16が回転自在に枢着18a、18aされ、切断刃3が食品供給方向に対して直交する向きで配置される。なお、左右一対の回転板18、18には、切断刃3が枢着18a、18aされた位置の径方向反対側の位置に円盤状のバランサ26、26が固定される。
これにより、切断刃用モータ19が駆動されると、図3及び図5から解るように、一対の回転板18、18が同期回転し、両回転板18、18上に渡って設けられた切断刃3が回転板18の直径に相当する直径を有する円形軌道で公転する。なお、図5(b)〜(d)に、切断刃3の公転範囲に対する食品Fの位置(斜線部に示すが、該斜線部は切断面に相当する)を示しているが、当然ながら、切断刃3の公転範囲に、供給コンベア2の前端から所定距離(切片の厚さに相当する)送り出された食品Fの切断位置(斜線部)が含まれ、食品Fが供給コンベア2の前端から送り出された際に切断刃3が食品Fの切断位置に到達するように切断刃用モータ19の駆動が制御される。なお、本実施の形態では、切断刃3の回転数は10〜60rpmの適宜値に設定される。
図2及び図4に示すように、下刃27は、切断刃3よりも前方に位置するように基礎架台9に備えられており、切断刃3が食品Fの切断位置を通過後最も下方に到達した際に、切断刃3の刃部17と食品供給方向で僅かな範囲重なるように上方に前進し、その後、切断刃3が上昇動作すると後退するように構成される。すなわち、下刃27は、切断刃3の向きと同じ向きで該切断刃3よりも前方に配置され、該下刃27にはシリンダ28のピストンロッド29が連結される。そして、切断刃3が最も下方に到達した際に、シリンダ駆動により下刃27が切断刃3の刃部17と食品供給方向で僅かな範囲重なるように上方に移動して数秒間停止することで、ブロック状の食品Fから切断されつつ切片を切断刃3と下刃27とで挟み込み、下刃27側に倒れてくる切片を持ち上げるようにして筋等を切断し、ブロック状の食品Fから完全に切り離すようにしている。この下刃27は、特に、食品Fがブロック状の冷凍肉で、表面に延びる多くの筋を切断する際に有効である。
挟持手段5は、図1及び図2に示すように、供給コンベア2上の食品Fを両サイドからガイドして挟持する、平面視略ハ字状に配置された一対の前端側ガイド板30と、該前端側ガイド板30に沿って備えられ、供給コンベア2の間欠的な移動と同期して回動する無端状の爪付きチェーン31とから構成される。
供給コンベア2の両サイドには、供給コンベア2の前端寄りに配置される各前端側ガイド板30と、該前端側ガイド板30の後方に配置される後端側ガイド板32とが形成される。各前端側ガイド板30の後端は各後端側ガイド板32の前端付近で枢着され、各前端側ガイド板30は枢着部位を支点にその前端部が回動自在となる。各前端側ガイド板30には圧力調整機構33が連結され、圧力調整機構33により各前端側ガイド板30の後端側ガイド板32に対する傾斜角度が調整可能になる。この圧力調整機構33は、各前端側ガイド板30の一側面でその長手方向略中央をロッド係止体34から延びるロッド35の先端で押し当てる機構であり、この圧力調整機構33、すなわち、ロッド35のロッド係止体34からの突出量を変化させることにより前端側ガイド板30の後端側ガイド板32に対する傾斜角度を適宜設定して、食品Fの大きさ及び形状に対応した適宜の圧力に調整することができる。なお、前端側ガイド板30及び後端側ガイド板32の高さは、食品Fの高さに対して1/5〜1/3程度に設定される。
爪付きチェーン31は、各前端側ガイド板30に沿ってその上方にそれぞれ備えられており、供給コンベア2を駆動させるサーボモータ10に駆動伝達部材を介して連結される駆動ドラム37と、各前端側ガイド板30の前端に配置される従動ドラム38とに巻回される。また、各爪付きチェーン31には、移動方向に沿って外方に突設される複数の爪39が備えられており、各爪付きチェーン31と食品Fとの一体感を高めるようにしている。そして、各爪付きチェーン31は、供給コンベア2の間欠的な移動と同期して間欠的に回動するようになる。
押圧手段4は、図2に示すように、供給コンベア2の上方に配置された押圧板40と、該押圧板40に連結され、該押圧板40を上下方向に移動させるシリンダ41とからなる。
押圧板40の下面には押圧部材47が固定されており、該押圧部材47は、押圧板40の幅方向(食品供給方向と直交する方向)両端に、対向する板状体46、46(図2では片方の板状体46だけが示されている)が食品供給方向と同方向に延びて構成される。これら板状体46、46の下端に食品供給方向に沿って山形状の爪48が連続して複数形成されている。これにより、食品Fを供給コンベア2側に押圧している際に、各爪48により、さらに食品Fの供給コンベア2上での移動が抑制される。
なお、押圧板40の下面に、直接錐状の爪48を複数突設する形態を採用してもよい。
シリンダ41は、基礎架台9の長手方向略中央付近に配置されたシリンダ用架台42上に備えられており、シリンダ41からのピストンロッド45の先端に矩形状の押圧板40が供給コンベア2の搬送面と対向する向きで連結される。また、シリンダ用架台42の上部板43の4隅には、上下方向に移動自在に貫通される支持ロッド44が設けられ、各支持ロッド44の下端が押圧板40の4隅に固定されている。これにより、シリンダ41からのピストンロッド45の出没運動に伴い、押圧板40(押圧部材47)が食品Fを供給コンベア2側に押圧する位置と食品Fから上方に所定距離離れた位置とを往復運動する。
すなわち、供給コンベア2が間欠的に移動して、食品Fが供給コンベア2の前端から送り出されると略同時に、ピストンロッド45がシリンダ41内から突出し、先端の押圧部材47が食品Fの上面を供給コンベア2側に押圧し、切断刃3による食品Fの切断が終了するまでその状態が維持される。その後、切断刃3による切断後は、ピストンロッド45がシリンダ41内に没入して押圧部材47が食品Fから離れて供給コンベア2の移動による食品Fの移動を妨げないようにする。
規制手段6は、図2及び図4に示すように、供給コンベア2の前端から所定間隔を置いて配置され、供給コンベア2の前端から送り出された食品Fの前面を押さえる矩形の規制板50と、該規制板50に連結され、規制板50をその上部を中心に回動させるシリンダ51とからなる。
具体的には、規制板50の上部に軸部52が固定され、該軸部52は回転自在に基礎架台9に支承されており、該軸部52から延びる連結部材にシリンダ51からのピストンロッド53が枢着される。これにより、シリンダ51からのピストンロッド53の出没運動に伴い、規制板50に設けた軸部52が所定角度の範囲(本実施の形態では略90°の範囲)を正逆方向に回動することで、規制板50が食品Fの前面に接触する位置と食品Fの前面から離れた位置とを往復運動するように回動する。
すなわち、シリンダ51の駆動により規制板50が供給コンベア2の前端から送り出された食品Fの前面に接触する位置に回動して該前面に接触し、切断刃3による切断直前までその状態が維持される。また、切断直前には、シリンダ51の駆動により規制板50が食品Fの前面から遠ざかる方向に回動して、切断された切片を次の搬出用コンベア60上に落下させる。
次に、本発明の実施の形態に係る食品切断装置1の作用を説明する。
まず、食品Fの幅に対応して、圧力調整機構33により各前端側ガイド板30の後端側ガイド板32に対する傾斜角度を設定して食品Fに付与される圧力を適宜設定する。
そして、食品Fが供給コンベア2の前部に載せられると、食品Fの前面が供給コンベア2の前端に略一致するまで供給コンベア2及び爪付きチェーン31が連続的に移動して停止される。
次に、規制手段6のシリンダ51の駆動により、規制板50が供給コンベア2の前端から送り出された食品Fの前面に接触する位置に回動した後に、供給コンベア2及び爪付きチェーン31が共に所定距離(切片の厚さに相当する)移動して停止する。この動作により食品Fは、供給コンベア2の前端から所定距離送り出されて、食品Fの前面が規制手段6の規制板50に接触して停止される(図4参照)。その後、押圧手段4のシリンダ41の駆動により、押圧部材47が食品Fの上面を供給コンベア2側に押圧した状態が維持される。
次に、左右一対の回転板18、18に渡って設けられた切断刃3と下刃27との協働で、供給コンベア2の前端から送り出された食品Fが切断される。具体的には、各回転板18、18の同期回転により切断刃3が公転(図5参照)し、切断刃3の刃部17が図5(b)に示す位置より若干下方の位置で食品Fの上端全幅に接し、その位置から図5(c)に示す最下点よりも若干上方の位置に亘る範囲で食品Fが切断される。このように、切断刃3は食品Fに対して垂直方向に対する略45°の方向から進入して食品F内を略同方向に通過して、食品Fが切断されるようになるので、包丁で切断するような垂直動作と水平動作を組み合わせた動作を再現することができる。
さらに、切断時、切断刃3により筋等(食品Fがブロック状の冷凍肉の場合)が切断されなかった場合でも、切断刃3が切断位置を通過し最も下方(図5(c)の位置)に到達した際に、下刃27が切断刃3の刃部17と食品供給方向で僅かな範囲重なるように上方に移動して数秒間停止することで、ブロック状の食品Fから切断されつつある切片を切断刃3と下刃27とで挟み込み、下刃27により下刃27側に倒れてくる切片を持ち上げるようにして前記筋等を切断して、切片をブロック状の食品Fから完全に切り離すようにしている。なお、食品Fが冷凍肉のブロックではなく、魚のすり身等のブロックであれば、切断刃3のみで切片を完全にブロック状の食品Fから切り離すことが可能である。
しかも、切断時には、上述した挟持手段5により食品Fの左右方向の逃げが抑制され、さらには、押圧手段4により食品Fの浮き上がりが規制され、食品Fの位置及びその形状が強固に拘束されるので、切断刃3による切断が良好なものとなる。
なお、切断刃3が食品Fの切断位置に到達する直前に、規制手段6のシリンダ51の駆動により規制板50が食品Fから遠ざかる方向に回動して切片を次の搬出用コンベア60上に落下させる。
次に、食品Fが切断された後は、押圧手段4のシリンダ41の駆動により押圧部材47が食品Fから上方に所定距離離れて停止し、次の供給コンベア2及び爪付きチェーン31の移動による食品Fの移動を妨げないようにする。
このように、切断刃3が連続して公転し、切断刃3が上昇して切断位置まで降下する間に、規制手段6の規制板50が食品Fの前面に接触する位置に回動した後供給コンベア2及び爪付きチェーン31が所定距離移動して、食品Fの前端が供給コンベア2の前端から送り出されて規制板50に接触した状態となる。その後、押圧手段4の押圧部材47が食品Fの上面を供給コンベア2側に押圧した状態で、切断刃3が食品Fの切断位置を通過すると共に、その時規制手段6の規制板50が食品Fの前面から離れているため切断された切片が落下する。その後、押圧手段4の押圧部材47が食品Fから離れた位置に移動し、食品Fの次の前端の切断動作に移る。この一連の動作を繰り返すことによりブロック状の食品Fから順次切片が切断される。
そこで、切断刃3により順次切断された切片は、下側のモータ用架台20bの下方に備えられた搬出用コンベア60上に落下して、該搬出用コンベア60により次の工程に搬出される。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る食品切断装置1によれば、左右一対に配置される回転板18、18に渡って設けられ、各回転板18、18の回転により公転する切断刃3を備え、少なくとも、該切断刃3による切断時に、供給コンベア2上の食品Fを該供給コンベア2側に押圧する押圧手段4を備えているので、構造を簡素化した上で切断性能を向上させることができる。
また、本発明の実施の形態に係る食品切断装置1では、押圧手段4の他、供給コンベア2の両側に設けられ、供給コンベア2上の食品Fを両側から挟持する挟持手段5を備えているので、切断の際、ブロック状の食品Fを上方及び両側方の3方向から位置及びその形状を強固に拘束することができ、さらに、切断性能を向上させることができる。しかも、規制手段6を備えることにより、順次切断される各切片の厚みを略一定にすることができ、切断直前までの食品Fの位置及びその形状を拘束することができる。
さらに、本発明の実施の形態に係る食品切断装置1では、切断刃3が最も下方に到達した際、切断刃3の刃部17と食品供給方向で僅かな範囲重なるように進退する下刃27を備え、ブロック状の食品Fから切断されつつある切片を切断刃3と下刃27とで挟み込み、下刃27により下刃27側に倒れてくる切片を持ち上げるようにして筋等を切断し、切片をブロック状の食品Fから切り離しているので、特に、食品Fがブロック状の冷凍肉で、表面に筋多く存在する有る場合に有効である。
1 食品切断装置,2 供給コンベア,3 切断刃,4 押圧手段,5 挟持手段,6 規制手段,10 サーボモータ,16 取付枠,17 刃部,18 回転板,27 下刃,30 前端側ガイド板,31 爪付きチェーン,33 圧力調整機構,40 押圧板,41 シリンダ,47 押圧部材,50 規制板,51 シリンダ,F 食品

Claims (4)

  1. 食品を載せて間欠的に移動する供給コンベアと、
    同方向に回転駆動する一対の回転板と、
    該一対の回転板に渡って設けられ、各回転板の回転により公転して、前記供給コンベアの前端から送り出された食品を切断する切断刃と、
    該切断刃による切断の際、前記供給コンベア上の食品を該供給コンベア側に押圧する押圧手段と、
    を備えたことを特徴とする食品切断装置。
  2. 前記切断刃より前方に配置され、前記切断刃と食品供給方向で所定範囲重なる位置に進退し、前記切断刃と協働で前記食品を切断する下刃を備えたことを特徴とする請求項1に記載の食品切断装置。
  3. 前記供給コンベアの両側に設けられ、前記供給コンベア上の食品を両側から挟持する挟持手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の食品切断装置。
  4. 前記供給コンベアの前端から送り出された食品の前面に接触してその移動位置を規制する規制手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の食品切断装置。
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