JP2007262603A - クラフト紙袋の化粧紙または補強紙に用いられるクラフト紙 - Google Patents

クラフト紙袋の化粧紙または補強紙に用いられるクラフト紙 Download PDF

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Abstract

【課題】大掛かりな製造装置を用いることなく、優れた引張強度及び破断伸び特性を有し、破袋が少なく、また製袋適性に優れるクラフト紙袋の化粧紙及び/または補強紙に用いられるクラフト紙を提供する。
【解決手段】坪量が95〜130g/mの単層で構成し、クルパック装置によりクレープ加工を施すことにより、横方向の引張強度と横方向の破断伸びとの積を30〜65とする。
【選択図】なし

Description

本発明はクラフト紙に関し、さらに詳細には、クラフト紙袋に用いられる化粧紙または補強紙に関する。
クラフト紙袋は、セメントやお米、デンプン、小麦粉、砂糖、塩などの主に協業製品を25〜50kg充填し、保管、輸送するために用いられる紙袋であるが、充填から保管、輸送、使用に至る工程でクラフト紙袋が破袋しないだけの非常に高い強度が要求される。
そのため、クラフト紙袋に用いられるクラフト紙には、JIS−P3401に規格化されているように、その用途などによりクラフト紙1種〜5種があり、それぞれ一定以上の引張強さ、破断伸び、引裂強さ、サイズ度が規格化されている。
また、JIS−Z1531−1には、ひだなしやひだ付き、ミシン縫いや底ばりなど各種紙袋の種類が記載されている。
さらに、JIS−Z0215やJIS−Z1532には、ミシン縫いやクラフト紙袋の縫い目強さ試験方法、クラフト紙袋−底のりばり強さ試験方法が規格化され、クラフト紙袋の破袋評価の一つとして用いられている。
クラフト紙袋が破袋しないためには、上記のとおり、クラフト紙の強度、ミシン目の縫い目強度、のりばり強度が重要であることは勿論であるが、この種のクラフト紙袋の上部及び/または下部のミシン目部分やのりばり部分には、クラフト紙袋の強度を補強し、破袋を防止する化粧紙や補強紙と呼ばれる紙が、縫い込まれ、あるいは糊付けされている。
このような化粧紙または補強紙として、クラフト紙袋胴部分に用いる重包装クラフト紙やクルパック紙が用いられることが多いが、クラフト紙袋が破袋する場合には、力が集中しやすい袋の上部または下部のミシン目部分やのりばり部分が破れ、さらに化粧紙や補強紙を破って破袋に至るケースが多いのが実情である。
そこで、クラフト紙袋の破袋を防止するために、例えば特許文献1に示されるように、クラフト紙において、それまでの重包装用クラフト紙やクルパック紙よりもさらに強度を高めた技術が開示されている。
すなわち、この特許文献1には、紙匹の多層形成を多層すき抄紙機のすき網部にて行い、シリンダ乾燥および自由乾燥を併用して、紙匹を乾燥した後、紙匹にマイクロクレープ加工を含むクレープ加工とつや出しを選択して施して紙匹を収縮させ、その破断伸びを縦方向で2.5%以上、横方向で5%以上にさせる多層すき抄紙機によるクラフト紙の製造方法が開示されている。
しかしながら、この技術は多層抄きであること、及び自由乾燥を併用する必要があることから、クラフト紙の生産時に断紙トラブルが起こりやすく、またクラフト紙に不用意なシワが入りやすいため、生産性が低下すると共に、製造コストが高くなるなどの問題があった。
また、クラフト紙の伸長降伏点を高めるために、高速熱風乾燥フード、及びいわゆる「滑空シリンダ(air glide cylinders)」が用いられている。高速熱風乾燥フードとは、乾燥シリンダ表面を走行する紙匹に上方から熱風を吹き付けるものである。また、滑空シリンダとは、ノズルを内装している凸面上を移動する紙匹に対し、内装されたノズルを介して下方から熱風を吹き付けて紙匹を自在に浮動させるものである。
これら2つの方法によれば、クラフト紙を加熱シリンダに当接させて乾燥させる従来の方法に比べ、クラフト紙の伸長降伏点、特に横方向の伸長降伏点を高めることができる。しかし、この一方で、クラフト紙の紙面が凸凹になり、表面が粗くなるという問題があった。また、微小な操業状態の変化によっても、紙にシワが入りやすく、また断紙などの操業トラブルが発生しやすいという問題もあった。
この他にも例えば特許文献2に示されるように、高い縦伸び及び横伸びを得ることによりクラフト紙の強度を高める技術が開示されている。また、この技術の関連技術として例えば特許文献3〜8が開示されている。
このような技術は、高い縦伸び及び横伸びを得て、クラフト紙の強度を高めることができ、クラフト紙袋の破袋を防止することができる。しかしながら、このような高い縦伸び及び横伸びを得るために、大掛かりで特別な製造装置が必要であるため、このような技術を容易に実施することが困難であった。
特開昭59−137694号公報 特開2003−286696号公報 特開2004−3071号公報 特開2004−115989号公報 特開2004−115988号公報 特開2004−124272号公報 特開2005−23456号公報 特開2005−290590号公報
本発明は、上述したような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、大掛かりな製造装置を用いることなく、優れた引張強度及び破断伸び特性を有し、破袋が少なく、また製袋適性に優れるクラフト紙袋の化粧紙及び/または補強紙に用いられるクラフト紙を提供することにある。
本発明の上記目的は、坪量が95〜130g/mの単層で構成され、
クルパック装置によりクレープ加工を施すことにより、JIS−P8113に準拠して測定した横方向の引張強度と横方向の破断伸びとの積を30〜65としたことを特徴とするクラフト紙袋の化粧紙または補強紙に用いられるクラフト紙を提供することによって達成される。
また、本発明の上記目的は、JIS−P8113に準拠して測定した横方向の引張強度が3.7〜5.6kN/m、横方向の破断伸びが7.0〜10.0%であり、かつJIS−P8117に準拠して測定した透気度が40〜150秒であることを特徴とするクラフト紙袋の化粧紙または補強紙に用いられるクラフト紙を提供することによって、効果的に達成される。
さらにまた、本発明の上記目的は、JIS−P8113に準拠して測定した(横方向の引張強度/縦方向の引張強度)の比率が30〜65%であることを特徴とするクラフト紙袋の化粧紙または補強紙に用いられるクラフト紙を提供することによって、より効果的に達成される。
本発明に係るクラフト紙によれば、坪量が95〜130g/mの単層とし、クルパック装置によりクレープ加工を施すことにより、横方向の引張強度と横方向の破断伸びとの積を30〜65としたので、優れた引張エネルギー吸収力を有する。従って、本発明に係るクラフト紙をクラフト紙袋の化粧紙及び/または補強紙として用いると、クラフト紙袋に内容物を充填する際や、内容物充填後の搬送、輸送時にかかる衝撃、落下等による衝撃の力を吸収することができるので、破袋を防止することができる。
また、横方向の引張強度を3.7〜5.6kN/m、横方向の破断伸びを7.0〜10.0%とし、かつ透気度を40〜150秒としたので、内容物が充填されたクラフト紙袋が落下した際のような瞬間的な強い力、あるいは内容物が充填されたクラフト紙袋を倉庫に積層、保管する際のような比較的弱いが継続してかかる力のいずれの力も吸収することができ、高い破袋防止効果を有する。
さらにまた、(横方向の引張強度/縦方向の引張強度)の比率を30〜65%としたので、原材料の特性を最大限に生かすことができ、生産性を向上させることができる。
以下、本発明に係るクラフト紙について詳細に説明する。なお、本発明に係るクラフト紙は、以下の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲内において、その構成を適宜変更できることはいうまでもない。
本発明に係るクラフト紙(以下、「本クラフト紙」と言う。)は、クラフト紙袋の化粧紙または補強紙として用いられる。
本クラフト紙は、坪量95〜130g/mの単層で形成され、クルパック装置によりクレープ加工が施されて構成されている。
本クラフト紙は、坪量が95〜130g/mであることが好ましく、100〜125g/mであるとより好ましい。なお、この坪量とはJIS−P8124に準拠して測定した米坪の値である。本クラフト紙は、クラフト紙袋の化粧紙または補強紙として用いられるが、坪量が95g/m未満であると、本願の所望とする破袋防止効果を得ることができない。一方、坪量が130g/mを超えると、透気度が高くなるため、空気の通過速度が遅くなり通気性が悪化する。このため、例えばクラフト紙が用いられたクラフト紙袋が落下した場合、空気圧による力がかかるため、クラフト紙に大きな力が加わり、強度の増加幅以上にクラフト紙への負担がかかり、破袋しやすくなる。
坪量が95〜130g/mの単層で構成され、クルパック装置によりクレープ加工が施された本クラフト紙は、横方向の引張強度と横方向の破断伸びの積(横方向の引張強度×横方向の破断伸び)の値が30〜65、好ましくは30〜50である。ここで、引張強度、破断伸びとは、JIS−P8113に準拠して測定した値である(以下、同様)。
積の値が30未満であると内容物を充填、保管、輸送、使用に至る工程でクラフト紙袋にかかる力をクラフト紙が吸収できず、破袋に至る。一方、積の値が65を超えるようにするためには、特別に強度を高めた原材料を使用する必要があり、コスト、生産効率などの問題が生じる。
本クラフト紙の原料パルプとしては、例えば広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)、広葉樹半晒クラフトパルプ(LSBKP)、針葉樹半晒クラフトパルプ(NSBKP)、広葉樹亜硫酸パルプ、針葉樹亜硫酸パルプ等の化学パルプ、ストーングランドパルプ(SGP)、加圧ストーングランドパルプ(PGW)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、サーモグランドパルプ(TGP)、ケミグランドパルプ(CGP)、砕木パルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)等の機械パルプ、茶古紙、クラフト封筒古紙、雑誌古紙、新聞古紙、チラシ古紙、オフィス古紙、段ボール古紙、上白古紙、ケント古紙、模造古紙、地券古紙等から製造される離解古紙パルプ、離解・脱墨古紙パルプ、または離解・脱墨・漂白古紙パルプ、あるいはケナフ、麻、葦等の非木材繊維から化学的にまたは機械的に製造されたパルプ等の公知の種々のパルプを使用することができる。
これらの原料パルプの中でも特に、本クラフト紙の引張強度、破断伸び、透気度などに起因する破袋防止効果を高めながら、生産性、製造コストなどをバランスよく、効率的に達成するために、NBKP、NUKPなどの針葉樹クラフトパルプ(NKP)を用いることが好ましい。
さらにまた、本クラフト紙は、その原料パルプにNKPを80質量%以上含有することが好ましく、さらにNKPの含有量が90質量%以上であると、クラフト紙袋の破袋防止効果をより高めることができる。
なお、原料パルプのNKPの含有量が80質量%未満であると、繊維長が長く、繊維の太さが太いNKPの含有割合が少なくなるため、引張強度、破断伸びが低下し、破袋が発生しやすくなる。また、NKPの含有量の低下に伴い、繊維長が短く、繊維の太さが細い広葉樹クラフトパルプ(LKP)や古紙パルプの割合が増えるので、クラフト紙の密度が高くなり、透気度が高くなって通気性が悪化し、破袋が発生しやすくなる。
なお、原料パルプを選択する場合には、引張強度や破断伸び、透気度などに影響のない範囲で、古紙パルプを可能な限り多く配合することが、エネルギー原単位や環境に与える負荷の軽減から好ましい。
また、上述した古紙パルプの中でも特に、クラフト紙としての各種品質特性をバランスよく、効率的に得るために、引張強度などに優れる茶古紙、クラフト封筒古紙から製造される古紙パルプを用いることが好ましい。
本クラフト紙の原料パルプのフリーネスは450〜650ccとすることが好ましく、500〜600ccとすることがより好ましい。原料パルプのフリーネスが450cc未満であると、原料パルプの繊維長が短くなるため、透気度が高くなり、破袋が発生しやすくなる。一方、フリーネスが650ccを超えると、クラフト紙の引張強度や破断伸びが低下する傾向となるため、本クラフト紙をクラフト紙袋の化粧紙または補強紙として用いた場合、破袋が発生しやすくなる。また、製袋加工時にも破れが発生しやすくなる。
なお、フリーネスとは、JIS−P8220に準拠して標準離解機にて試料を離解処理した後、JIS−P8121に準拠してカナダ標準濾水度試験機にて測定した濾水度の値である。
また、内添薬品も、例えば硫酸バンド等の薬品定着剤、ロジン等のサイズ剤、ポリアクリルアマイド、澱粉等の紙力増強剤、ポリアマイド等の濾水度歩留り向上剤、ポリアミド、ポリアミン、エピクロルヒドリン等の耐水化剤、消泡剤、クレー、タルク、炭酸カルシウム等の填料、塩基性染料、酸性染料、アニオン性直接染料、カチオン性直接染料等の染料等、公知の種々のものを必要に応じて適宜使用できる。
クラフト紙が用いられるクラフト紙袋の実用強度は、クラフト紙の引張エネルギー吸収力(衝撃吸収力)と相関すると考えられている。ここで、引張エネルギー吸収力とは、クラフト紙を引張って破断させるのに要する単位面積当りの総仕事量のことであり、引張強度及び/または破断伸びにより決まる。従って、引張強度及び/または破断伸びが高くなれば、それだけ引張エネルギー吸収力を高めることができる。化粧紙または補強紙として用いられる本クラフト紙は、その引張エネルギー吸収力が、大きな応力のかかる所、特にクラフト紙の横方向において高められる必要がある。なお、横方向とは抄紙機の幅方向をいい、縦方向とは抄紙機の流れ方向をいう(以下、同様)。
紙の破断伸びを高めて、引張エネルギー吸収力を高める方法としては、紙匹にクレープ加工またはマイクロクレープ加工を施す方法がある。また、後者の例としてクルパック方式がある。なお、この破断伸びは、上述の使用原料、原料調整、後述する繊維配向などによっても調整することができるが、クルパック方式による調整も重要である。
このクルパック方式とは、クルパック装置を用い、紙匹をロールとエンドレスのゴム製ブランケットとの間に搬入し、ニップバーとゴム製ブランケットとで紙匹を圧縮する間に、あらかじめ伸長させておいたブランケットが収縮して紙匹を収縮させ、破断伸びを高める方法である。すなわち、クルパック装置では、主にクルパック装置入り側の製造スピードと、クルパック装置出側の製造スピードの比率と、ニップバーによる加圧力によって、クラフト紙の横方向の破断伸びを調整することができる。また、この方法によると、主に紙匹の横方向の破断伸びを高めることができるだけでなく、縦方向の破断伸びも高めることができ、また紙表面の滑らかさを損なわない。
また、本クラフト紙は、横方向の引張強度が3.7〜5.6kN/m、好ましくは4.0〜5.6kN/m、横方向の破断伸びが7.0〜10.0%、より好ましくは8.0〜10.0%、透気度が40〜150秒、好ましくは70〜120秒である。なお、透気度とはJIS−P8117に準拠して測定した値である(以下、同様)。
クラフト紙の横方向に引張強度が3.7kN/m未満であると横方向の破断伸びも低下する傾向となり、横方向の引張強度の絶対値が低くなるため、破袋が発生しやすい傾向となる。一方、横方向の引張強度が5.6kN/mを超えるようにするためには、特別に強度を高めた原材料を使用する必要があり、コスト、生産効率などの問題が生じる。
横方向の破断伸びが7.0%未満であると、横方向の引張強度も低下する傾向となり、本クラフト紙の横方向の引張強度と横方向の破断伸びとの積を30以上にすることが困難となり、破袋防止効果が低下する。
一方、横方向の破断伸びが10.0%を超えると、原料パルプの繊維配向が横方向となるように、過剰な調成を行って並べなければならず、またクルパック装置にてクレープ加工を過剰に施す必要が生じる。このため、クラフト紙が縦方向に腰のない紙となり、製袋適性が低下するだけでなく、クラフト紙の品質安定性、操業性、製造コスト面においても好ましいものではない。
本発明者によると、例えばニップバーによる加圧を2.5kg/cmとして、クルパック装置入り側の製造スピード600m/分、クルパック装置出側の製造スピードを550m/分とし、クルパック装置前後での製造スピードの比率(クルパック装置出側の製造スピード/クルパック装置入り側の製造スピード)を、92%とした場合に、横方向の破断伸びを7.0〜10.0%とすることができることが分かった。
また、紙を自由に収縮乾燥させる自由乾燥処理によっても、紙の破断伸びを高めることができる。この収縮乾燥の場合は、ファンを用いて紙匹を熱風流に乗せ応力のかからない状態で乾燥させることができる。
また、本クラフト紙は透気度が40〜150秒である。透気度が40秒未満となると、原料パルプのフリーネスを高める、地合いを悪化させるなどの問題に対する対応が必要となる。このため、一定の引張強度や破断伸びを得ることが難しく、品質バランスの悪いクラフト紙となり、破袋の問題、生産性、生産効率、コストの問題を生じる。一方、透気度が150秒を超えると、空気の通過速度が遅くなり通気性が悪化する。このため、例えばクラフト紙が用いられたクラフト紙袋が落下した場合、空気圧による力がかかるため、クラフト紙に大きな力が加わり、強度の増加幅以上にクラフト紙への負担がかかり、破袋しやすくなる。
本発明では、クラフト紙製造時のインレット濃度、リップ開度、フォーミングボードの位置、フォイルの配置、数、フォイルの角度などの抄造条件を変化させて繊維配向を調整し、これにより、(クラフト紙の横方向の引張強度の値/クラフト紙の縦方向の引張強度の値)の比率(以下、「Y/T比」という。)が30〜65%、好ましくは35〜45%となるように調整する。
従って、原料の特性を最大限に生かしながら、高い生産性で本クラフト紙を生産することができる。すなわち、Y/T比が30%未満であると、原料パルプの繊維は抄紙機の流れ方向に並ぶ傾向が強いため、クラフト紙の横方向の引張強度、破断伸びが低下する傾向になる。すなわち、Y/T比が30%未満の場合には、強度が高い原料パルプを製造、調成しなければ、本発明の所望とする横方向の引張強度、破断伸びを得ることができず、破袋が発生しやすい。一方、Y/T比が65%を超えると、原料パルプの繊維は抄紙機の幅方向に並ぶ傾向が強いため、クラフト紙の縦方向の引張強度が低下する傾向になる。また、クラフト紙の縦方向の剛度が非常に低下し、縦方向の腰が弱い紙となるため、製袋加工適性が低下する。
繊維配向を調整して、Y/T比を30〜65%にする方法として、抄紙機のワイヤー上での脱水速度を調整し、インレットのスライスリップから噴出するパルプスラリーのジェット流のワイヤー上への着地点をコントロールすることにより調整する方法がある。
すなわち、パルプスラリーのジェット流のワイヤー上への着地点は、スライスの上リップと下リップとの開度、及び上リップの水平位置によってコントロールすることができ、パルプスラリーのジェット流をフォーミングボードの手前側(インレット側)に落とすほど脱水が早くなって、繊維が流れ方向に並ぶ傾向が強くなる。従って、パルプスラリーのジェット流の着地点をフォーミングボードの手前側(インレット側)から向こう側(プレス側)へ移動させるに従い、繊維配向は流れ方向と幅方向にバランスの取れた状態となる。ただし、パルプスラリーのジェット流の着地点が一定地点よりも向こう側(プレス側)へ移動した場合には、再び繊維が流れ方向に並ぶ傾向が強くなってしまう。
また、この際、ジェット流の速度(m/min.(J))とワイヤー速度(m/min.(W))の比が一つの目安となるが、本発明ではJ/W比は0.95〜1.10の範囲内で、クラフト紙の縦方向及び横方向の引張強度のバランスが最良となるように適宜選択される。
このようにパルプスラリーのジェット流のワイヤー上への着地点をコントロールすることにより、繊維配向を調整して、Y/T比を30〜65%の範囲に調整することができる。
また、このように繊維配向を調整することで、本クラフト紙が用いられたクラフト紙袋がカットテープを使用して開封される際の切れ方をコントロールすることができる。従って、本クラフト紙自身の剥れを防止することができるので、内容物が特に食品などの場合に、異物の混入を防止することができるという利点もある。
また、本クラフト紙は、例えば底ばり形式のクラフト紙袋の化粧紙及び/または補強紙として用いられることから、表面強度を向上させたり、接着剤との接着性を向上させる種々の手段を適用することが好ましい。
例えば、本クラフト紙の表面に水性物質を主成分とする水性組成物を必要に応じて塗布して、表面強度を向上させても良い。このような水性組成物としては、例えばポリアクリルアミド及びその誘導体、ポリビニルアルコール、セルロース誘導体、澱粉、加工澱粉、ポリスチレン−ブタジエン系、アクリル系、ポリ酢酸ビニル系等のラテックス、ワックスエマルジョン等、この分野で通常用いられる公知の種々の材料を単独で、あるいは2種以上を混合して用いることができる。
また、表面強度を向上させたり、接着剤との接着性を高めるため、本クラフト紙の表面に平滑化処理を施しても良い。この平滑化処理は、例えば加圧可能なリール間でクラフト紙を加圧処理することにより実施することが好ましい。また、平滑化処理を施す際に、クラフト紙の表面に接するロールは平滑な表面を有し、加熱可能な金属製ロールがあることが好ましい。
なお、本クラフト紙における平滑化処理は、上記の平滑化処理の他、クラフト紙を抄紙する過程で、例えば一対の金属ロールを一組または複数組備えたカレンダーロールによるカレンダー処理(マシンカレンダーによるカレンダー処理)、金属製ロールと樹脂製ロールとを一組または複数組備えたカレンダーロールによるカレンダー処理(ソフトカレンダーによるカレンダー処理)、ヤンキードライヤーによる乾燥処理等により実施することもできる。
また、本クラフト紙は、その抄紙方法についても特に限定されるものではないので、酸性抄紙法、中性抄紙法、アルカリ性抄紙法のいずれであってもよい。また、抄紙機も特に限定されるものではないので、例えば長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機等の公知の種々の抄紙機を使用することができる。
上述したように、本クラフト紙を形成することによって、JIS−P3401に規定するクラフト紙の規定以上に高い破袋防止効果を有するようになる。
本発明に係るクラフト紙の効果を確認するため、以下のような各種の試料を作成し、これらの各試料に対する品質を評価する試験を行った。なお、本実施例において、配合、濃度等を示す数値は、固形分又は有効成分の重量基準の数値である。また、本実施例で示すパルプ・薬品等は一例にすぎないので、本発明はこれらの実施例によって制限を受けるものではなく、適宜選択可能であることはいうまでもない。
本発明に係る17種類のクラフト紙(これを「実施例1」ないし「実施例17」とする)と、これらの実施例1ないし実施例17と比較検討するための5種類のクラフト紙(これを「比較例1」ないし「比較例5」とする)を作製した。
[実施例1]
針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)100質量%を主原料とし、製造したクラフト紙のフリーネスが550ccとなるように、原料パルプをレファイナーで叩解、調成し絶乾パルプ重量当り、合成サイズ剤(商品名:NS74:ハリマ化成製)0.2%、硫酸バンド3.0%、紙力増強剤としてポリアクリルアミド(商品名:DS−95、星光PMC製)1.0%を添加して紙料である調成パルプを作製した。
次いで、この調成パルプを、ツインワイヤー型抄紙機(ベルボンドフォーマー)にて、抄紙速度600m/分で抄造し、クルパック装置にて表1に示すスピード比率でクレープ加工を施し、坪量が122g/mの単層のクラフト紙(実施例1)を作製した。なお、合成サイズ剤、硫酸バンド、紙力増強剤を抄紙工程のミキシングボックス〜インレット間に添加した。
また、このクラフト紙を、ひだなしバルブ付き底ばり袋(JIS−Z1509 B−1)のクラフト紙袋の化粧紙として用い、品質評価用の試料を得た。
[実施例2〜3]原料パルプの配合比率、及びクルパック装置のスピード比率を表1に示すように変更したことを除くその他の点は実施例1と同様にして得たクラフト紙。
[実施例4〜9]クラフト紙の原料パルプのフリーネスが、表1に示す値となるように原料パルプをレファイナーで叩解、調成したことを除くその他の点は実施例1と同様にして得たクラフト紙。
[実施例10〜14]クルパック装置のスピード比率、及びJ/W比を表1に示すように変更したことを除くその他の点は実施例1と同様にして得たクラフト紙。
[実施例15〜17]坪量を表1に示すように変更したことを除くその他の点は実施例1と同様にして得たクラフト紙。
[比較例1]原料パルプの配合比率、及びクルパック装置のスピード比率を表1に示す値に変更したことを除くその他の点は実施例1と同様にして得たクラフト紙。
[比較例2]クラフト紙の原料パルプのフリーネスが、表1に示す値となるように原料パルプをレファイナーで叩解、調成したことを除くその他の点は実施例1と同様にして得たクラフト紙。
[比較例3]クルパック装置にてクレープ加工を施さなかったことを除くその他の点は実施例1と同様にして得たクラフト紙。
[比較例4〜5]クルパック装置のスピード比率、及びJ/W比を表1に示すように変更したことを除くその他の点は実施例1と同様にして得たクラフト紙。
これらの全実施例及び比較例について、原料パルプの配合比率、フリーネス、クルパック加工の有無、スピード比率、及びJ/W比について測定した結果は、表1に示すとおりであった。
また、これらの全実施例及び比較例についての品質評価、すなわち坪量、引張強度、破断伸び、引張強度×破断伸びの値、透気度、製袋適性、及び破袋評価について評価試験を行った。評価結果は、表1に示すとおりであった。なお、坪量、引張強度、破断伸び、及び透気度の評価試験はJIS−P8111に準拠して温度23℃±1℃、湿度50±2%の環境条件で行った。
表1中の「原料パルプ(%)」とは、製造した各クラフト紙の原料パルプの繊維の配合比率をJIS−P8120に記載の「紙、板紙及びパルプ繊維組成試験方法」に準拠して測定した値である。
また、「フリーネス(cc)」とは、各試料を約3cmの大きさに裁断して約25gの重さの試験片とし、この試験片を1リットルの水に24時間浸漬した後、JIS−P8220に準拠して標準離解機で15分間離解処理し、試験片が完全に離解していることを目視で確認した後、JIS−P8121に準拠してカナダ標準濾水度試験機にて測定した濾水度の値である。
「スピード比率」とは、クルパック装置入り側の製造スピードと、クルパック装置出側の製造スピードとの比率である。
「J/W比」とは、インレットのスライスリップから噴出されるパルプスラリーのジェット流の速度(m/min.(J))と、ワイヤー速度(m/min.(W))との比である。
「坪量(g/m)」とは、JIS−P8124に記載の「紙及び板紙―坪量測定方法」に準拠して測定した値である。
また、「引張強度(kN/m)」及び「破断伸び(%)」とは、JIS−P8113に準拠して測定した値である。また、「Y/T比」とはクラフト紙の横方向の引張強度の値/クラフト紙の縦方向の引張強度の値である。
「引張×伸び」とは、JIS−P8113に準拠して測定した引張強度(kN/m)と破断伸び(%)の積の値である。
「透気度(秒)」とは、JIS−P8117に準拠するガーレー試験機により測定した値である。
「製袋適性」とは、各クラフト紙をひだなしバルブ付き底ばり袋(JIS−Z1509 B−1)の化粧紙として使用してクラフト紙袋を製造する際の加工適性を評価したものである。その評価基準は◎印の「従来品と比較し、加工適性に優れる」、○印の「従来品と同等の加工適性である」、△印の「従来品よりも加工適性がやや劣るが許容範囲である」、×印の「従来品よりも加工適性が劣り、効率が低下するため使用できない」の4段階とした。
さらにまた、「破袋評価」とは、各試料をひだなしバルブ付き底ばり袋(JIS−Z1509 B−1)の化粧紙として使用してクラフト紙袋を製造し、このクラフト紙袋の破袋を評価したものである。その評価基準は、JIS−Z0217クラフト紙袋―落下試験方法に準じて、クラフト紙袋を1.2mの高さから水平落下させ、従来品との相対評価を行った。評価は、◎印の「従来品と比較し、明らかに破袋し難い」、○印の「従来品と比較して破袋し難い」、△印の「従来品と比較すると、同等であるかまたはやや劣る」、×印の「従来品と比較すると破袋しやすい」の4段階とした。
Figure 2007262603

表1から、本実施例によれば、実施例1ないし実施例17、すなわち本発明に係るクラフト紙は品質評価に優れることが分かる。すなわち、製袋時の加工適性、接着性に優れ、しかもクラフト紙袋として内容物を充填した後の搬送、輸送工程における不用意な力が加わった際にもクラフト紙袋が破袋し難いことが分かる。

Claims (3)

  1. 坪量が95〜130g/mの単層で構成され、
    クルパック装置によりクレープ加工を施すことにより、JIS−P8113に準拠して測定した横方向の引張強度と横方向の破断伸びとの積を30〜65としたことを特徴とするクラフト紙袋の化粧紙または補強紙に用いられるクラフト紙。
  2. JIS−P8113に準拠して測定した横方向の引張強度が3.7〜5.6kN/m、横方向の破断伸びが7.0〜10.0%であり、かつJIS−P8117に準拠して測定した透気度が40〜150秒であることを特徴とする請求項1に記載のクラフト紙袋の化粧紙または補強紙に用いられるクラフト紙。
  3. JIS−P8113に準拠して測定した(横方向の引張強度/縦方向の引張強度)の比率が30〜65%であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクラフト紙袋の化粧紙または補強紙に用いられるクラフト紙。
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