JP2000289750A - 紙 袋 - Google Patents

紙 袋

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JP2000289750A
JP2000289750A JP9848799A JP9848799A JP2000289750A JP 2000289750 A JP2000289750 A JP 2000289750A JP 9848799 A JP9848799 A JP 9848799A JP 9848799 A JP9848799 A JP 9848799A JP 2000289750 A JP2000289750 A JP 2000289750A
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JP
Japan
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paper
bag
resin layer
paper bag
stretchable
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JP9848799A
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English (en)
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Rina Sakazume
里奈 坂爪
Kazuto Aizawa
一登 相澤
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Nihon Matai Co Ltd
Original Assignee
Nihon Matai Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02W90/10Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics

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  • Bag Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】固結しやすい内容物を収納する重袋として好適
な紙袋であって、適度の通気性を備え、透湿度が低く、
リサイクル可能な紙袋を提供する。 【解決手段】紙袋の基材として、クラフト伸張紙又は伸
縮加工紙の少なくとも片面全面に水溶性高分子化合物或
いは生分解性樹脂からなる樹脂層が積層されたものを用
いる。この基材は紙袋に内容物を充填したときに上記伸
縮紙が伸張するのに伴い樹脂層に細かい亀裂を生じる。
これによって充填時の圧力に耐える通気性を紙袋に付与
する。亀裂以外の部分には樹脂層が形成されているの
で、通常のクラフト紙或いはクラフト伸張紙に比べ、強
度があり、防湿性も高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、セメント、肥料
等の工業用粉類や食品用の粉類を収納する包装袋として
好適な紙袋に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に粉類等の内容物を充填する包装袋
は、収納する物の重量や充填時の圧力に耐える強度と、
収納時に内容物を環境の湿度等から保護するための適度
の防湿性を備えていることが要求される。このため従
来、クラフト紙やクラフト伸張紙の二層或いは三層重ね
た多層袋が用いられている。また特に内容物が固結しや
すいセメントなどの重袋では、多層にしたクラフト伸張
紙の間にポリエチレンフィルム等のプラスチックフィル
ムを挟んで製袋したものが一般的であり、ポリエチレン
フィルムを介在させることにより、環境中の水分が袋内
に浸透し、これによってセメントが固結することを防止
している。この場合、ポリエチレンフィルムには、内容
物の充填時に空気を逃すために多数のスリットが設けら
れている。
【0003】このような従来のセメント用紙袋は、クラ
フト紙に耐水性を付与するためにプラスチック樹脂を溶
融加工したり、プタスチックフィルムを介在させて用い
ているため、使用後、リサイクル、廃棄、或いは焼却す
るとき、リサイクルできない或いは環境を汚染するとい
う問題があった。
【0004】一方、紙に防水性や耐水性を付与する目的
で機能性コーティングを施したコーティング紙は各種包
装用として広く用いられている。このコーティング紙を
上述したセメントや肥料等を収納するための包装袋に用
いる場合もある。しかし、そのコーティング材料がプラ
スチックであると、上述したポリエチレンフィルムと同
様に廃棄やリサイクル時の問題が生じる場合がある。し
かも一般にコーティング紙やラミネート紙は気密性が高
いため、内容物の保存という点では優れているが、高圧
で内容物を充填するときに空気の逃道がないため、破損
する等のおそれがあり、重袋としての利用には適当でな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、リサ
イクルが可能で廃棄或いは焼却時における環境汚染の問
題がなく、しかも包装袋に必要とされる特性(強度、通
気性、防湿性等)を備えた紙袋を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の紙袋は、少なくとも片面に樹脂層が積層された紙を
基材とする紙袋であって、紙としてクラフト伸張紙又は
伸縮加工した紙(以下、特に断らない限り、クラフト伸
張紙と伸縮加工紙を合せてたものを伸縮紙という)を用
い、樹脂層は伸縮紙の伸張に伴う多数の亀裂(クラッ
ク)が形成可能なものである。
【0007】好適には樹脂層は、水溶性樹脂の塗工層或
いは生分解性樹脂のラミネート層からなる。
【0008】このような本発明の紙袋は、内容物を充填
するときに基材に圧力がかかると伸縮紙が伸張し、その
際、表面に形成された樹脂層に亀裂が生じ、適度な通気
性が付与される。これによって内容物充填時の紙袋の破
損を防止することができる。また亀裂以外の部分は連続
する樹脂層で覆われているため、1枚の基材であっても
包装袋として必要な強度を備えると共に透湿度を比較的
低く抑えることができ、内容物を水分から保護すること
ができる。
【0009】本発明の紙袋は、基材を2枚以上重ねた多
層袋であってもよく、その場合、少なくとも1つの基材
は、伸縮紙の片面に樹脂層が積層されており、この樹脂
層は伸縮紙の伸張に伴う多数の亀裂が形成可能なもので
ある。このような多層袋は、多層とすることにより透湿
度および強度を向上することができ、特にセメント等の
湿度をきらう内容物を収納する袋として好適である。
【0010】また本発明の紙袋において、特に樹脂層を
水溶性樹脂或いは生分解性樹脂とすることにより、リサ
イクルが可能となり、また廃棄或いは焼却した時にも環
境を汚染するおそれがない。樹脂層の厚さは、伸縮紙の
伸張時に亀裂が入るような厚さとすることが必要であ
り、樹脂層が塗工層の場合、塗布量は30g/m2以下、好ま
しくは20g/m2以下とする。また樹脂層をラミネートによ
って形成した場合には、層の厚さは50μm以下、好適に
は35μm以下とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の紙袋の好適な実施
形態を図面を参照して説明する。
【0012】図1は本発明が適用されるセメント用紙袋
10の全体を示す図で、紙製チューブ11の上端をノッチカ
ットし、下端を直線状に裁断し、これら両端を補強用の
テープ12で覆いミシン縫いした構造を有し、上端のノッ
チカットされた部分には内容物を出し入れするためのバ
ルブ口13が形成されている。
【0013】紙製のチューブ11は、基材を1層或いは多
層に重ねてチューブ状に形成したもので、基材のうち少
なくとも1つの基材は伸縮紙に樹脂層を塗工或いはラミ
ネートにより形成したものである。
【0014】クラフト伸張紙には、一般にクルパック紙
やクレープ紙といわれるものがあり、例えばクルパック
紙は、重袋紙用に使用されるクラフト紙を特に伸びが大
きくなるように加工したもので、JIS P3412に規定され
る、縦および横の伸びがそれぞれ6.2%以上、5.5%以上
である1号品および縦および横の伸びがそれぞれ2.6%
以上、7.2%以上である2号品等を含む。また伸縮加工
紙としては一般にエンボス加工のように故意に凹凸など
を施し伸縮性を持たせたものがある。
【0015】樹脂層を構成する材料としては、水溶性樹
脂或いは生分解性樹脂を用いることが好ましい。水溶性
樹脂としては、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の天
然高分子化合物、メチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、ヒトドキシエチルセルロース等の水溶性セ
ルロース類、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール等のポリエーテル類、(メタ)アクリル酸系
ポリマー、アクリル−スチレン共重合体などの水溶性ア
クリル系樹脂、水溶性ポリブチラール、ポリビニルアル
コール等の水溶性合成高分子化合物が挙げられる。この
ような水溶性樹脂は、リサイクル過程などで容易に水に
溶解するため紙袋のリサイクルが容易となり、焼却する
場合にも有毒物質が生成されることない。
【0016】生分解性樹脂は、微生物などにより比較的
短時間で炭酸ガス、メタン、水、バイオマス等の低分子
量化合物に分解される材料で、セルロースやキチン、キ
トサンなどの微生物産生多糖類を用いた微生物系生分解
性樹脂、ポリ乳酸、ポリグリコリド、ポリγメチルグル
タメート、ポリカプロラクトン、脂肪酸ポリエステル等
の合成生分解性樹脂、キトサン/セルロース混合物、澱
粉/ポリビニルアルールのポリマーアロイ等の複合生分
解性樹脂を使用することができる。これら生分解性樹脂
の多くは水溶性樹脂であって、上述した水溶性樹脂と同
様にリサイクル過程などで容易に水に溶解するため紙袋
のリサイクルが容易となるほか、廃棄後、自然環境中に
放出されても低分子化合物に速やかに分解され環境汚染
の問題がない。
【0017】樹脂層の形成方法としては、上述した樹脂
を水に溶解あるいは分散した溶液あるいはこれら樹脂の
エマルジョンをバーコーティング、ロールコーティン
グ、グラビアコーティング、エアーナイフコーテイン
グ、ブレードコーティング等公知のコーティング方法で
塗布する方法や、生分解性樹脂の場合には、これら樹脂
からなるフィルムを溶融押出しによりラミネートする方
法も採用することができる。
【0018】樹脂層の厚さは、樹脂層を塗工によって形
成する場合には湿重量換算で通常30g/m2以下、好適には
20g/m2以下とする。このような範囲とすることにより伸
縮紙が伸張したときに樹脂層に細かい亀裂を生じ、包装
用紙袋に必要な通気性を得ることができる。また塗工性
および防湿性の点で5g/m2以上、好適には10g/m2以上で
あることが好ましい。また樹脂層をラミネートによって
形成する場合には、伸縮紙の亀裂の生じやすさ、通気性
および防湿性の点から、厚さ15μm〜50μm、好適には
20μm〜35μmとする。
【0019】本発明の紙袋は、例えば図1に示す重袋に
適用する場合、次のように製造する。
【0020】まず上記構成の基材の端部を水溶性の接着
剤等で貼り合わせチューブ状にする。この場合、樹脂層
は紙袋の内面側であっても外面側であってもよい。複数
の基材を重ねて多層袋とする場合には、上記構成の基材
を複数枚重ね、或いは上記構成の基材と他の基材とを重
ね、それらの端部を水溶性の接着剤等で貼り合わせチュ
ーブ状にする。この場合、他の基材としては、通気性を
有し、伸縮紙の伸張を許容する素材が好ましい。好適に
は他の基材としても伸縮紙を用いる。
【0021】このようなチューブを裁断し、少なくとも
一方の端部をミシン縫いあるいは底ばり方法により閉じ
底部を形成する。上端は開放とするか、或いはノッチカ
ット後、バルブ口を残して閉じる。これにより紙袋を得
る。紙袋の封かん方式や形状は特に限定されず、任意の
方式、形状とすることができる。例えば、図1に示す重
袋の場合には、チューブ状の基材の上端をノッチカット
し、下端を直線状に裁断する。直線状の端部を補強紙14
およびクレープテープ12で覆いのり付けし、ミシン縫い
する。その後、上端のノッチカット部分にセメント充填
用のバルブ口13を形成し、重袋を製造する。
【0022】このように製造した紙袋に、バルブ口13か
ら内容物を充填する。この際、紙袋にかかる圧力は、充
填する内容物(粉体の種類、粒径)や充填機により異な
るが、例えばセメントの場合2〜3kg/cm2、砂糖などの
場合5kg/cm2程度の圧力となる。このような圧力によっ
て伸縮紙が伸張するとともに、それに伴い伸縮紙上に形
成された樹脂層に細かい亀裂が入る。この伸縮紙の伸張
と亀裂の形成により、充填時の圧力に耐えることがで
き、しかも形成された亀裂を通して空気を逃がすことが
できるので、充填時に紙袋が破損することはない。
【0023】しかも伸縮紙のほぼ全面には樹脂層が形成
されているので、内容物の重量に耐える十分な強度と、
適度の防湿性を備えている。これにより収納後の内容物
を湿気から保護することができる。さらに樹脂層として
水溶性樹脂あるいは生分解性樹脂を用いたことにより、
リサイクルが容易で環境汚染の問題のない紙袋を提供で
きる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 実施例1〜3 呼び坪量83g/m2のクルパック紙(クラフト伸張紙1号)
の片面全面に、それぞれ厚さ50μ、30μ、20μの生分解
性樹脂フィルム(ポリ乳酸系ポリマー)をラミネート
し、紙袋用基材を作製した。この基材の伸張前および伸
張後の透気度および伸張後の透湿度を測定した。伸張後
の試料は、基材をJIS-P-8113による定速伸張形引張試験
機を用いてタテ50kg、ヨコ30kg力で引張って伸張したも
のを用いた。透気度は、JIS-P-8117の透気度試験方法に
準拠し、基材の一定面積を一定量の空気が通過する時間
(秒)を測定した。透湿度は、JIS-Z-0208の透湿度試験
方法に基づき、一定時間内に試料片を通過した水蒸気量
(g/m2・24hr)を測定した。さらにJIS-P-8113により基
材の引張強度(kgf/15mm)および引張伸度(%)を測定
した。これらの結果を表1に示す。
【0025】
【表1】 尚、表中∞(*)は、一定の測定時間内に測定不可能であ
ったことを示す。また紙材/加工(**)の欄において()
内の数値は、樹脂ラミネートの場合ラミネート厚(μ)
を、水性コートの場合、塗布量(湿重量換算)(g/m2
を表わす。以下、同様。
【0026】実施例4〜6 坪量70g/m2のクルパック紙の片面全面に、アクリル系樹
脂エマルジョンを塗工し樹脂層を形成し、紙袋用基材を
作製した。塗工量(湿重量換算)は、実施例4〜6でそ
れぞれ31.5g/m2、15.4g/m2、10.2g/m2であった。これら
基材についても、実施例1と同様に伸張前後の透気度お
よび透湿度並びに引張強度および引張伸度を測定した。
結果を表1に示す。
【0027】比較例1 基材として実施例1と同様のクルパック紙について、実
施例1と同様に透気度、透湿度、引張強度、および引張
伸度を測定した。結果を表1に示す。尚、透湿度につい
ては、透過する水蒸気量が多すぎて、分実施例と同じ時
間(24時間)では測定できなかった。
【0028】比較例2 基材としてクラフト紙を用い、厚さ30μの生分解性樹脂
フィルム(ポリ乳酸系ポリマー)をラミネートし、紙袋
用基材を作製した。この基材についても、実施例1と同
様に透気度、透湿度、引張強度および引張伸度を測定し
た。結果を表1に示す。
【0029】比較例3 基材としてクラフト紙を用い、この全面にアクリル系樹
脂エマルジョンを、湿重量換算塗工量が16g/m2となるよ
うに塗工し、樹脂層を形成し、紙袋用基材を作製した。
この基材についても、実施例1と同様に透気度、透湿
度、引張強度および引張伸度を測定した。結果を表1に
示す。
【0030】表1の結果からも明らかなように、実施例
1〜4の基材は伸張前は殆ど空気を通さないが、伸張す
ることによって空気を逃すに十分な透気度を示した。ま
た実施例5、6の基材は塗工層の厚さが比較的薄いため
伸張前にも通気性を有しており、伸張によってさらに透
気度が向上した。従って各実施例の基材は内容物充填時
に圧力によって伸張することにより、空気を逃すに十分
な通気性を有することが示された。
【0031】これに対し基材としてクラフト伸張紙の代
りにクラフト紙を用いた場合(比較例2、3)には、同
じ伸張条件によってもほとんど透気度の向上が見られ
ず、重袋の基材として実用的でないことが示された。
【0032】また各実施例の基材は、透湿度についても
クルパック紙のみの場合に比べ、いずれも大幅な改善が
みられ、クラフト紙に樹脂層を設けたものに比べ大きな
低下は見られなかった。
【0033】実施例7、8 実施例2および実施例5の基材をそれぞれ2重にした基
材について、実施例1と同様に透気度、透湿度、引張強
度および引張伸度を測定したところ、透気度、および透
湿度については、1枚の基材の場合とほぼ同様であった
が、引張強度については、タテ、ヨコ共にほぼ2倍の向
上が見られた。
【0034】
【発明の効果】本発明の紙袋は、基材となる伸縮紙上に
水溶性樹脂或いは生分解性樹脂等の樹脂の層を形成し、
内容物充填時の伸張を利用して樹脂層に亀裂を生じせし
めこれによって紙袋に必要な通気性を確保したことによ
り、セメントや穀類などを収納する包装袋に要求される
実用的な透気性と低い透湿度を兼ね備えることができ
る。また樹脂層を構成する樹脂として水溶性樹脂或いは
生分解性樹脂を用いたことにより、廃棄時の環境汚染が
なく、リサイクル可能な紙袋を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるセメント用紙袋を示す正面
図および端部断面図
【符号の説明】
10・・・・・・紙袋

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片面に樹脂層が積層された紙
    を基材とする紙袋であって、前記紙としてクラフト伸張
    紙又は伸縮加工した紙を用い、前記樹脂層は前記紙の伸
    張に伴う多数の亀裂が形成可能であることを特徴とする
    紙袋。
  2. 【請求項2】 前記樹脂層は、水溶性樹脂の塗工層から
    なることを特徴とする請求項1記載の紙袋。
  3. 【請求項3】 前記水溶性樹脂は、塗布量が30g/m2以下
    であることを特徴とする請求項2記載の紙袋。
  4. 【請求項4】 前記樹脂層は、生分解性樹脂のラミネー
    ト層からなることを特徴とする請求項1記載の紙袋。
  5. 【請求項5】 前記樹脂層の厚さが、50μm以下である
    ことを特徴とする請求項4記載の紙袋。
  6. 【請求項6】 複数の基材を重ねて用いた多重の紙袋で
    あって、少なくとも1つの基材は、クラフト伸張紙又は
    伸縮加工した紙の片面に樹脂層が積層されており、前記
    樹脂層は前記クラフト伸張紙又は伸縮加工した紙の伸張
    に伴う多数の亀裂が形成可能であることを特徴とする紙
    袋。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007262603A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Daio Paper Corp クラフト紙袋の化粧紙または補強紙に用いられるクラフト紙
AU2012201503B2 (en) * 2011-03-28 2013-09-05 O.E. & D.R. Pope Pty Ltd A recyclable packaging container for dry based powders, grains, particulates and aggregates

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