JP2003311868A - 生分解性フィルム - Google Patents
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Abstract
こと。 【解決手段】 二つの生分解性樹脂層の間に生分解性の
防湿層を備えている。防湿層は生分解性のワックスを主
成分として形成され、耐熱性を有する生分解性の高分子
物質を含んでいることが好ましい。前記高分子物質は、
天然ゴム又はポリイソプレンであることが好ましい。二
つの前記生分解性樹脂層は、耐熱性を有し、且つ少なく
とも一方が耐熱水性を有していることが好ましい。本発
明の生分解性フィルムは、熱成形性を有していることが
好ましく、透湿度が2g・mm/m 2・24hr以下で
あることが好ましい。二つの前記生分解性樹脂層は、そ
れぞれ融点の異なる樹脂で形成されていることが好まし
い。
Description
並びにこれを用いた生分解性容器及び生分解性防湿紙に
関わり、特に、耐熱水性、及び防湿性を兼ね備えた生分
解性フィルム並びにこれを用いた生分解性容器及び生分
解性防湿紙に関する。
環境意識の高まりとともに、食品や日用品等の包装容器
に対しても、その廃棄性を考慮し、埋め立てられたり自
然環境下に放置されたりしても、微生物等の働きで分解
されて土に戻る、生分解性樹脂を用いることが注目され
ている。また、生分解性樹脂を用いた食品用の包装容器
を、食品廃棄物等の有機廃棄物と一緒に堆肥化したり、
メタン発酵によってメタンを得る等の検討が行われてお
り、生分解性樹脂を用いた包装容器の実用化と普及が望
まれている。
術としては、例えば下記特許文献1に記載のフィルムが
知られている。このフィルムは、乳酸系ポリマーを主成
分とし、これに分子内に2個以上のカルボン酸エステル
基を有する可塑剤を所定量含むフィルムである。ところ
で、このフィルムは、生分解性は有しているが、防湿性
に劣るので、保存に際して防湿性が必要な物品の包装容
器等に用いることはできなかった。
付与する方法としては、例えば下記特許文献2に記載さ
れているように、ワックスエマルションと合成ゴムエマ
ルションとを塗工してワックスを主体とする防湿層を形
成する方法が知られている。しかしながら、このような
ワックスを用いた防湿層は、熱成形性がないため、容器
を成形した後に塗工や蒸着等の方法で防湿層を形成しな
ければならず、製造工程が複雑とならざるを得なかっ
た。また、天然ワックス等の生分解性を有するワックス
は、融点が85℃以下であるため、スープやインスタン
トカップ麺等のインスタント食品用の容器のように、保
存に必要な防湿性、及び調理や飲食等するときに必要な
耐水性、特に耐熱水性が要求される容器の被覆に用いる
ことはできなかった。また、他に知られている熱成形可
能な生分解性フィルムにおいても、透湿度は4〜30g
・mm/m2 ・24hrであり、防湿性が要求される食
品容器等に用いることができるものではなかった。
解性の容器に関する従来技術として、例えば下記特許文
献3に記載の生分解性容器が知られている。この生分解
性容器は、パルプモールド製の容器本体の表面を、分解
助剤を付与したポリエチレンフィルムで被覆したもので
ある。
ってポリエチレンフィルムが微細なサイズに分解される
が、ポリエチレン樹脂そのものが化学的に分解されるも
のではない。
生分解性フィルム並びにこれを用いた生分解性容器及び
生分解性防湿紙を提供することにある。
性樹脂層の間に生分解性の防湿層を備えている生分解性
フィルムを提供することにより、前記目的を達成したも
のである。
体の表面が、前記本発明の生分解性フィルムで被覆され
てなる生分解性容器を提供することにより、前記目的を
達成したものである。
前記本発明の生分解性フィルムが被覆されてなる生分解
性防湿紙を提供するものである。
湿紙から形成されてなる生分解性容器を提供するもので
ある。
を、その好ましい実施形態に基づいて説明する。ここ
で、本発明において、生分解性(フィルム)とは、フィ
ルムを構成する主な成分が生分解性を有することを意味
しており、酸化防止剤やスリップ剤等の添加剤や全ての
成分にまで生分解性を要することを意味するものではな
いが、フィルムの構成成分が元々天然物として存在する
形態まで分解し得るものであることが好ましい。
説明する。本発明の生分解性フィルムは、二つの生分解
性樹脂層の間に生分解性の防湿層を備えている。
は、脂肪族ポリエステル系、脂肪族ポリエステルと芳香
族ポリエステルとの共重合系、又は脂肪族ポリカーボネ
ート系の樹脂を好ましく用いることができる。該樹脂に
は、ポリエチレンサクシネート(PES)、ポリブチレ
ンサクシネート(PBS)、ポリ乳酸(PLA)、ポリ
グリコール酸(PGA)、ポリヒドロキシブチレート
(PHB)、ポリカプロラクトン(PCL)、ポリカプ
ロラクトンとポリブチレンサクシネートとの混合物若し
くは共重合物(PCL/PBS)、ポリヒドロキシブチ
レートとポリヒドロキシバリレートとの共重合物(PH
B/PHV)、ポリブチレンサクシネートとポリブチレ
ンアジペートとの混合物若しくは共重合物(PBS/P
BA)、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンサ
クシネートとの共重合物(PET/PES)、ポリブチ
レンテレフタレートとポリブチレンアジペートとの共重
合物(PBT/PBA)等の樹脂が挙げられる。前記各
樹脂は、単独で又は二以上を組み合わせて用いることが
できる。
し、少なくとも一方がさらに耐熱水性を有していること
が好ましい。ここで、該生分解性樹脂層の有する耐熱性
とは、水の沸点で該生分解性樹脂層を構成する樹脂自体
が溶融しないことをいう。少なくとも一方の前記生分解
性樹脂層の有する耐熱水性とは、該生分解性樹脂層が沸
騰したお湯に長時間接したときに、該生分解性樹脂層を
構成する樹脂がお湯に溶解したり、該樹脂自体が溶融し
たりすることによって、該生分解性樹脂層が損傷してお
湯等が通過できる様な孔等ができないことをいう。
いられる樹脂には、前記脂肪族ポリエステル系、前記脂
肪族ポリエステルと前記芳香族ポリエステルとの共重合
系、前記脂肪族ポリカーボネート系の樹脂のうち、PC
L及び(PBS/PBA)を除いたもの、セロハンやキ
トサン等の水不溶性の多糖類、酢酸セルロース等のセル
ロース誘導体、未加硫の天然ゴム、未加硫のポリイソプ
レン、公知のシェラック樹脂を熱硬化させたもの、硬化
させたうるしなどの耐熱水性の天然樹脂を用いることも
できるが、フィルムの成形性の点から、熱可塑性を有す
る脂肪族ポリエステル若しくはこれを含む共重合物が好
ましい。前記各樹脂は、単独で又は二以上を組み合わせ
て用いることができる。
に用いられる、樹脂としては、耐熱水性を有する前記生
分解性樹脂層に用いられる前記樹脂の他に、ポリビニル
アルコール樹脂、でん粉等の多糖類、ゼラチン等のたん
白質、ポリリンゴ酸、ポリグルタミン酸、ポリアスパラ
ギン酸等があげられる。そしてこれらの中でも、フィル
ムの成形性の点から、耐熱水性を有する前記生分解性樹
脂層に用いられる樹脂、特に熱可塑性を有する脂肪族ポ
リエステル樹脂若しくはこれを含む共重合体が好まし
い。前記各樹脂は、単独で又は二以上を組み合わせて用
いることができる。
解する点から、生分解度(好気的究極生分解度:JIS
K 6950又は6953)が、30%以上であるこ
とが好ましく、50%以上であることがより好ましく、
60%以上であることがさらに好ましい。
膜し、必要に応じて一軸又は二軸延伸によりフィルム状
の形態に成形したものを用いることが好ましい。前記生
分解性樹脂層を形成するときの製膜方法には、カレンダ
ー法、溶融押出法、樹脂溶液又はエマルジョンを塗布後
溶媒又は分散媒を蒸発させる方法等の従来からある通常
の製膜方法を用いることができる。
は、必要に応じて適宜選択することができるが、フィル
ム強度とフィルムの取扱い性の点からは5〜1000μ
mであることが好ましく、10〜500μmであること
がより好ましい。
形成することもでき、それぞれ異なる樹脂で形成するこ
ともできる。二つの前記生分解性樹脂層を異なる樹脂で
形成する場合には、融点の異なる樹脂で形成することが
好ましい。このように融点の異なる樹脂で二つの生分解
性樹脂層を形成することで、後述するように、本発明の
生分解性フィルムを容器本体の表面に直接接合させて該
表面を被覆する際に、融点の低い樹脂(低融点樹脂)で
形成された生分解性樹脂層を該表面に向けて配し、溶融
させた低融点樹脂を容器本体に接合させることで該表面
を接着性良く被覆することができる。この場合、二つの
前記生分解性樹脂層を形成する樹脂の融点の差は、5℃
以上であることが好ましく、15℃以上であることがよ
り好ましい。
は、得られる生分解性フィルムの用途に応じて適宜選択
することができる。例えば、生分解性フィルムを真空成
形等の方法によって容器形状に成形したり、生分解性容
器の内面にラミネートする場合には、前記熱成形性を有
する生分解性樹脂層を備えていることが好ましい。ま
た、インスタントカップ麺等の熱湯を注ぎ入れて使用す
る容器に用いる場合には、二つ前記生分解性樹脂層が耐
熱性を有し且つ少なくとも一方の前記生分解性樹脂層が
耐熱水性を有していることが好ましい。
生分解性の防湿層(以下、単に防湿層ともいう)は、前
記熱成形性を得る上で、生分解性を有するワックス(以
下、単にワックスともいう。)、ポリビニルアルコール
樹脂等を主成分として形成することが好ましく、特に、
熱成形が容易な点からワックスが好ましい。
分解性樹脂層に用いられる樹脂と同程度の生分解性を与
える点から、その生分解度(JIS K6950又は6
953)が30%以上であるものを用いることが好まし
く、50%以上であるものを用いることがより好まし
く、60%以上のものを用いることがさらに好ましい。
の保存安定性の点からその融点が40℃以上であること
が好ましく、60℃以上であるものがより好ましい。な
お、ワックスの融点は、JIS K2235−5.3に
従って測定される。
系ワックス、石油系ワックス等を用いることができる。
該植物系ワックスとしては、ライスワックス、カルナバ
ワックス、キャンデリラワックス等が挙げられ、これら
の中でも前記生分解性樹脂層との接着性及び、融点の高
さの点からキャンデリラワックスが好ましい。該動物系
ワックスとしては、みつろう、ラノリン、鯨ろう等が挙
げられ、これらの中でも前記生分解性樹脂層との接着性
の点からみつろうが好ましい。該石油系ワックスとして
は、融点が85℃以下のもの、例えば、マイクロクリス
タリンワックス、パラフィンワックス等が挙げられ、こ
れらの中でも前記生分解性樹脂層との接着性の点からマ
イクロクリスタリンワックスが好ましい。また、合成ワ
ックスであっても、生分解性を有するものは、防湿層と
して用いることができる。
は、防湿層の破壊を抑えて得られる生分解性フィルムの
剥離強度を高めることができるほか、ワックスの融点以
上の温度でも接着性を維持でき、フィルムを折り曲げた
とき等にワックス層にクラックが発生すること等を防止
して防湿性を保つことができる点から耐熱性を有する生
分解性の高分子物質を含ませることが好ましい。該耐熱
性を有する生分解性の高分子物質としては、未加硫の天
然ゴム、未加硫のポリイソプレン、前述した脂肪族ポリ
エステル樹脂等が挙げられ、これらの中でも、前記ワッ
クスとの相溶性の点からポリイソプレン又は天然ゴムが
好ましいく、天然ゴムを用いる場合には臭いやアレルギ
ーの点から蛋白をできるだけ除去したものを用いること
が好ましい。また、前記ワックスに含ませる前記生分解
性の高分子物質の配合量は、生分解性フィルムとの接着
力とクラック防止の点から5〜50%であることが好ま
しいが、防湿性を維持させる点から30重量%以下が好
ましく、20重量%であることがより好ましい。また、
生分解性の高分子物質以外の成分(例えば、酸化防止剤
等の添加剤や無機フィラー等)を配合することもでき
る。この場合には、該成分の配合量は、特に防湿性の点
で20重量%以下であることが好ましく、10重量%以
下であることが好ましい。
Z0208 条件B)により測定した前記生分解性樹脂
層の透湿度よりも低い透湿度を有することが好ましい。
えるとともに高温での生分解性フィルムの強度を維持す
る点から1〜500μmであることが好ましく、10〜
100μmであることがより好ましい。
有していることが好ましい。ここで、本発明の生分解性
フィルムにおける熱成形性とは、該生分解性フィルムを
所定温度に加熱した後、該フィルムの両端を一軸方向に
沿って互いに逆方向に引っ張って2倍の長さに引き伸ば
したときに、該生分解性フィルムが破断しないことをい
う。
温度は、使用する生分解性樹脂、防湿層に使用するワッ
クス、熱成形の方法(真空/圧空成形、プレス成形等)
により適宜選択する。この加熱温度は、生分解性フィル
ム全体が適切な厚み分布で成形され、且つ十分な防湿性
が得られるよう選択する。フィルムの厚みのムラを抑え
ることができる加熱温度で熱成形することが、十分な防
湿性を得る上で重要である。その条件を満足する加熱温
度は、当業者が一般的に行う最適条件化の手法により求
めることができる。
際の成形と同様に良好な結果を得ることができる加熱温
度を選択する。該加熱温度の目安としては、例えば、以
下の温度範囲で条件を選択することで良好な結果が得ら
れる場合が多い。前記生分解性樹脂が結晶性樹脂の場合
は、DSC測定により得た融解曲線から求めた溶融ピー
ク温度Tm(℃)に対し、(Tmー40℃)〜(Tm+
20℃)の範囲である。ただし、溶融ピーク温度が複数
存在する場合には、融解熱量が最も大きな溶融ピークを
選択する。前記生分解性樹脂が非結晶性樹脂の場合は、
そのガラス転移温度Tgに対してTg〜Tg+50℃の
範囲である。
間での分解を考慮すると、例えば、コンポスト等では2
・3ヶ月の期間で分解できる点から、その生分解度(好
気的究極生分解度:JIS K 6950又は695
3)が30%以上であることが好ましく、50%以上で
あることがより好ましく、60%以上であることがさら
に好ましい。
(JIS Z 0208 条件B)により測定した透湿
度を厚み1mmのフィルムに換算した値が2g・mm/
m2・24hr以下であることが好ましく、1g・mm
/m2・24hr以下であることがより好ましい。この
ように生分解性フィルムの透湿度は、低いほど好まし
い。 上記この透湿度の換算値は、透湿度がフィルム厚
みに反比例すると仮定し、カップ法で測定した透湿度に
フィルム厚みを乗じることにより算出される。また、本
発明の生分解性フィルムは、延伸成形(熱成形を含
む。)を行った後、延伸率(面積延伸率)が200〜1
000%における、透湿度が2g・mm/m2・24h
r以下であることが好ましく、1g・mm/m2・24
hr以下であることがより好ましい。
容器等を被覆した際の強度を考慮すると、後述する実施
例により測定される剥離強度が0.1N以上であること
が好ましく、1N以上であることがより好ましい。
度及びフィルムの成形性の点からその全厚みが10〜2
000μmであることが好ましく、20〜1000μm
であることがより好ましい。
の前記生分解性樹脂層の間に生分解性の防湿層を備えて
いるものであればよく、さらにその外側に他の生分解性
樹脂層を有していてもよい。
生分解性樹脂層の間に生分解性の前記防湿層を備えた形
態にできる手法であれば、その製法に特に制限はない。
本発明の生分解性フィルムの製造方法としては、例え
ば、前記生分解性樹脂層用の樹脂を製膜し、該膜の片面
に前記防湿層に用いられる前記ワックス等の均一な膜を
形成した後、該ワックスの膜の上にさらに該生分解性樹
脂層用の樹脂の膜を重ね合わせて圧着又は熱圧着させて
製造する方法が挙げられる。また、このように重ね合わ
せる以外に、一枚の生分解性樹脂層に部分的に前記防湿
層の成分を塗工した後に、該生分解性樹脂層を折り返し
て二つの生分解性樹脂層の間に前記防湿層を備えた形態
とすることもできる。前記防湿層の形成方法としては、
溶融塗工や溶液又はエマルジョン等を塗布後に溶媒を蒸
発させる方法、前記防湿層に用いられている前記ワック
ス等を前記生分解性樹脂フィルムで挟んで熱プレスする
方法等の方法が挙げられる。また、前記生分解性樹脂と
前記防湿層に用いられる前記ワックス等を多層の溶融押
出法により一度に生分解性フィルムを成形することがで
きる。
応じて毎葉又は帯状の形態で提供される。この場合、高
温下での保存時等に前記防湿層の成分が外部にもれ出さ
ないように端部が外層の二つの前記生分解性樹脂層どう
しで融着されていることが好ましい。具体的には、例え
ば、毎葉の形態の場合には周縁部、帯状の形態の場合に
は幅方向両端部において前記生分解性樹脂層どうしが融
着されていることが好ましい。該融着処理の方法に特に
制限はないが、加圧と同時にインパルスシール処理、溶
断シール処理等のシール方法を用いることが好ましい。
このように端部において二つの前記生分解性樹脂層どう
しの融着処理が施されていることにより、使用するまで
の保管期間における防湿層の成分のもれ出しが防止で
き、特に、多数枚を重ねたり、ロール状に巻き取って保
管する場合に効果的であるほか、実際に使用する場合の
取り扱い性に優れたものとなる。
後述する本発明の生分解性容器における容器本体表面の
被覆に用いられるほか、各種包装材フィルム、板紙(生
分解性の紙)と本発明の生分解性フィルムとをラミネー
トしたラミネート紙等の生分解性防湿紙、該生分解性防
湿紙からカップや箱等の形態に折曲加工や成形した生分
解性容器にも用いることができる。また、本発明の生分
解性フィルムをプレス成形や真空成形等により成形して
単体で生分解性容器としたり、該容器が内容器に用いら
れたいわゆるバッグ・イン・ボックスの形態の容器にも
用いることもできる。
うな最終的な使用形態においても、前記その端部から前
記防湿層の成分が外部にもれ出さないように上述の二つ
の生分解性樹脂層どうしの融着処理が施された形態とす
ることが好ましい。例えば、包装袋やパウチ容器の形態
とする場合には、その封止部分において各フィルム端部
の二つの前記生分解性樹脂層どうしを融着し、前記成分
のもれを防止することが好ましい。また、容器本体に本
発明の生分解性フィルムを被覆する容器の場合には、容
器を多うように圧空成形や真空成形によってフィルムを
成形した後、不要な部分をカットする際に、加圧しなが
ら溶断する等して二つの前記生分解性樹脂層の融着処理
を施し、前記成分のもれを防止することが好ましい。さ
らに、本発明の生分解性フィルムを成形して単体で容器
の形態とする場合にも、上記フィルムによる被覆の場合
と同様に、不要部分のカット時に加圧しながら溶断する
等して二つの前記生分解性樹脂層の融着処理を施すこと
が好ましい。
する。本発明の生分解性容器は、液状物や固体を収容す
ることができる構造物一般であり、その形状は問わず、
生分解性を有する容器本体の表面に、前記本発明の生分
解性フィルムが被覆されてなるものである。また、生分
解性容器が熱湯を注ぐ用途等に用いられる場合には、生
分解性を有する容器本体の表面に、被覆層として、少な
くとも容器本体表面から、耐熱性を有する生分解性樹脂
層、生分解性の防湿層、耐熱水性を有する生分解性樹脂
層の順で形成された前記本発明の生分解性フィルムが被
覆されてなるものである。
器本体は、生分解性を有するものであればその素材に特
に制限はないが、容器本体の生分解度(好気的究極生分
解度:JIS K 6950又は6953)が、30%
以上であることが好ましく、50%以上であることがよ
り好ましく、60%以上であることがさらに好ましい。
前記容器本体の素材としては、例えば、天然繊維、生分
解性の合成繊維等の繊維、天然高分子、前記生分解性樹
脂、及び、これらの混合物等が挙げられる。該天然繊維
としては、木材パルプ繊維、非木材パルプ繊維、絹、羊
毛等が挙げられる。該生分解性の合成繊維としては、ポ
リ乳酸繊維、ビニロン、レーヨン等が挙げられる。該天
然高分子としては、でん粉、たん白質等が挙げられる。
い。容器本体の形態としては、例えば、カップ、どんぶ
り、ボトル、皿、鉢、箱、筒等の各種の容器形態が挙げ
られる。
限はない。容器本体の製法としては、繊維状の素材に対
しては湿式抄造方法、乾式抄造法、抄造シートの組立加
工等が挙げられ、非繊維状素材に対しては、射出成形
法、ブロー成形法、真空・圧空成形法等が挙げられる。
前記容器本体には、例えば、その素材が前記繊維である
場合は、該繊維を含む原料スラリーを湿式抄造した後、
脱水、乾燥して容器形態としたものや、該原料スラリー
を湿式抄造した後、脱水、乾燥してシート状とし、所定
形状にカットし、屈曲し、接合して容器形態としたもの
を用いることが好ましい。特に、素材がパルプ繊維又は
パルプ繊維を主体とするものである場合には、これらの
繊維を含むスラリーを湿式抄造した後、脱水、乾燥して
容器形態とするパルプモールド法により成形されたもの
であることが好ましい。
表面に前記本発明の生分解性フィルムが被覆されてなる
ものである。該生分解性フィルムで被覆層を形成する部
位は、容器の用途、形態等に応じて適宜選択することが
できる。該被覆層を形成する部位としては、例えば、容
器本体の内面、容器本体の外面等が挙げられる。特にカ
ップ等に用いる場合には、少なくとも容器本体の内表面
に該被覆層が形成されているものが好ましい。
性フィルムを被覆する場合は、該容器本体の表面と該生
分解性フィルムとの間に接着剤を介して接合して被覆す
ることもでき、又は該容器本体の表面と該生分解性フィ
ルムとを直接接合して被覆することもできる。該容器本
体の表面と該生分解性フィルムとを接着剤を介して接合
する場合には、用いる該接着剤は、生分解性を有するも
のであればその組成に特に制限はない。該接着剤は、該
生分解性フィルムと同様に、生分解度(好気的究極生分
解度:JIS K 6950又は6953)が30%以
上であるものが好ましく、50%以上であるものがより
好ましく、60%以上であるものがさらに好ましい。該
接着剤としては、デンプン、ポリビニルアルコール、に
かわ、ゼラチン、カゼイン、未加硫の天然ゴム、未加硫
のポリイソプレン等が挙げられる。また、該接着剤とし
て、加熱溶融により容器本体に接着させるために容器本
体側の生分解性樹脂層よりも融点の低い生分解性樹脂や
各種天然樹脂等を用いることもできる。溶媒の揮散によ
り接着させる接着剤を用いる場合には、接着成分を含む
溶液をフィルムと容器本体との何れか一方若しくは両方
に塗布することもでき、接着成分をフィルム若しくは容
器本体の何れか一方の表面に形成し溶媒を他の一方に塗
布することにより接着させることもできる。該容器本体
の表面と該生分解性フィルムとを直接接合する方法とし
ては、例えば、該生分解性フィルムを容器本体の内面に
配した後、容器本体をその外面側から加熱した状態で真
空成形又は圧空成形を行い、該生分解性フィルムの生分
解性樹脂層を該容器本体の内面に融着させる方法等の方
法が挙げられる。
法の他、生分解性を有する容器本体の表面に、前記本発
明の生分解性フィルムを被覆できる手法であれば、その
製造手法に特に制限はない。本発明の生分解性容器は、
前記容器本体を構成する素材が前記繊維である場合に
は、その通気性を利用した真空成形法又は圧空成形法に
よって、該容器本体の表面(例えば内面又は外面)を前
記本発明の生分解性フィルムで被覆することで製造する
ことが好ましい。これらの真空成形法及び圧空成形法に
は、従来から紙容器やパルプモールド容器において用い
られている通常の成形法を用いることができる。
本発明の生分解性防湿紙から形成されてなる生分解性容
器を含むものである。該生分解性容器は、該生分解性防
湿紙を折曲させて容器形状に組立てることによって製造
することができる。
容器のほか、洗剤等の日用品容器、各種工業素材の容器
等の各種容器に適用することができる。特に、スープ用
カップやインスタント食品容器等の使用時に熱湯を入れ
る容器や飲料容器、日用品容器等で殺菌等のために内容
物が高温充填される液体容器に好適である。本発明の生
分解性フィルムで被覆された本発明の生分解性容器は、
用途に応じて、耐熱性や耐熱水性を評価すれば良い。
明する。本発明の生分解性防湿紙は、生分解性の紙の表
面に前記本発明の生分解性フィルムが被覆されてなるも
のである。前記生分解性の紙には、木材パルプ、非木材
パルプを抄紙した紙、非生分解性の素材を含まない再生
紙等を用いることができる。該生分解性の紙の厚みは、
用途に応じて適宜設定することができる。前記生分解性
の紙の表面に前記本発明の生分解性フィルムを被覆させ
る手法は、特に制限はないが、例えば、前記容器本体の
表面を前記生分解性フィルムで被覆するときと同様に前
記接着剤で接着する方法、前記生分解性の紙と前記生分
解性フィルムとをヒートラミネーションによって接合さ
せて被覆する方法等の手法が挙げられる。
防湿紙は、前記容器本体の表面又は生分解性の紙の表面
に、前記生分解性樹脂層、前記防湿層及び前記生分解性
樹脂層をこの順で直接製膜することによって、前記容器
本体の表面又は生分解性の紙の表面を前記生分解性フィ
ルムで被覆した形態とすることもできる。これら各層の
製膜方法には、前記生分解性樹脂層の場合は、該層に用
いられる樹脂溶液又は該樹脂を含むエマルジョンを塗布
して乾燥し、溶媒又は分散媒を蒸発させる方法を用いる
ことができ、前記防湿層の場合には、該防湿層に用いら
れる前記ワックスを溶融塗工したり、該ワックス成分を
含む溶液又はエマルジョンを塗布後にその溶媒又は分散
媒を蒸発させる方法等がる。本発明の生分解性防湿紙
は、前記本発明の生分解性容器のほか、防湿包装紙、防
湿性壁紙に用いることができる。
する。なお、本発明は本実施例に何等制限されるもので
はない。
解性フィルムを作製した。そして、得られた生分解性フ
ィルムの生分解性、透湿性、耐熱水性、熱成形性及び剥
離強度を調べた。なお、比較例1として、従来から食品
容器等の内層に用いられている非生分解性のポリエチレ
ン製のフィルムについて、透湿性、耐熱水性、熱成形性
を調べた。それらの結果を表1に示す。
体の内面を、実施例1の生分解性フィルムで真空成形法
により被覆して生分解性容器を作製した。また、下記比
較例2及び3のように生分解性容器を作製した。そし
て、これらの容器の透湿性を下記のように調べた。その
結果を表2に示す。
0cc中に未加硫の天然ゴム(以下、単に天然ゴムとい
う。)1.4gを入れて撹拌し、該天然ゴムを溶解させ
た後、さらに下記ワックス12.6gを入れて60℃に
加熱して撹拌し、該ワックスを溶解させた。そして、8
0℃の送風乾燥機で前記溶媒を揮散させ、天然ゴムを1
0重量%含有するワックス(以下、天然ゴム含有ワック
スという。)を得た。ワックス:マイクロクリスタリン
ワックス、日本精蝋(株)製、「Hi−Mic−107
0」
のフィルムを用い、該フィルム上に上記天然ゴム含有ワ
ックス4gをおき、これらを上下から挟むように、シリ
コーン樹脂で易剥離性処理を施したポリエステルフィル
ムをその処理面を対向させて重ね合わせ、80℃に設定
したヒートプレス機で3.8kgf/cm2の押圧力で
1分間加圧し、片面に上記天然ゴム含有ワックスの均一
な膜が形成された一次フィルムを得た。そして、上記ポ
リエステルフィルムを剥がして該天然ゴム含有ワックス
の面を露呈させ、該天然ゴム含有ワックス面上に下記生
分解性樹脂層用のフィルムをさらに重ね合わせた後、上
記同様にポリエチレンフィルムを配し、80℃に設定し
たヒートプレス機で3.8kgf/cm2の押圧力で1
分間加圧し、生分解性樹脂層の間に天然ゴム含有ワック
スからなる防湿層を有する全厚み400μmの生分解性
フィルムを得た。 生分解性樹脂層用のフィルム:(ポリカプロラクトンと
ポリエチレンサクシネートとのポリマーブレンド、ダイ
セル化学(株)製、セルグリーンPHB05、厚さ10
0μm、20×15cm、融点113℃)
ムを含ませなかった以外は、実施例1と同様にして全厚
み400μmの生分解性フィルムを作製した。
ポリイソプレンに変更し、ワックスの量を5.6gとし
てポリイソプレン20重量%を含有するワックスとした
以外は、実施例1と同様にして全厚み400μmの生分
解性フィルムを作製した。
の片面に、バーコーターを用いてポリビニルアルコール
(PVA、クラレ(株)製、VPB107)の10wt
%の水溶液を塗布した後、80℃の送風乾燥機で1時間
乾燥し、接着剤層として3μmの厚さのPVA膜を形成
した。そして、下記容器本体の内面を水で霧吹きし、該
内面に前記フィルムのPVA膜側を向け、真空成形によ
って該生分解性フィルムを該容器本体の内面に接合して
被覆し、カップ形状の生分解性容器を得た。容器本体の
寸法形状:上端開口部内径90mm、底部内径60m
m、高さ100mm、内表面積約300cm2
無いポリエチレンフィルムを用い、実施例1、2と同様
に評価を行った。
に代えて、厚さ200μmの上記生分解性樹脂層用のフ
ィルムの片側に上記PVA膜を形成したフィルムを用
い、上記容器本体の内面を被覆した以外は、実施例3と
同様にして生分解性容器を作製した。
に代えて、厚さ150μmのポリエチレン製フィルム
(生分解性なし)の片側に上記PVA膜を形成したフィ
ルムを用い、上記容器本体の内面を被覆した以外は、実
施例3と同様にして容器を作製した。
ィルムについて、カップ法(JIS Z0208)に基
づいて、40℃、90%RHの雰囲気で、透湿度を調べ
た。
ルムを実施例3で用いたのと同じ容器本体に押込んでカ
ップ形状にして窪みを形成した。そして、その窪みの中
に常温常圧で沸騰しているお湯を注いで15分間放置し
た後、お湯の漏れの有無を目視で調べるとともに、防湿
層組成物のしみだしの有無を、該防湿層組成物がお湯の
水面に浮いているかどうかを目視して調べ、お湯の漏れ
及び該防湿層組成物のしみだしの何れもが無いことをも
って耐熱水性有りとした。
ルムを150mm×150mmの大きさに切断し、10
0℃に熱したオーブン内で該生分解性フィルムを2分間
放置した後、該生分解性フィルムの両端を引張り2倍の
長さに引き伸ばした際に、該生分解性フィルムが破断す
るか否かを調べ、破断しないことをもって熱成形性有り
とした。
ルムから50×20mmの試験片を作製した。そして、
この試験片の長さ方向の一端部側で、重ね合わされた二
枚の生分解性樹脂フィルムを約10mm剥がしてそれぞ
れチャックで挟持し、引張試験機(オリエンテック社
製、テンシロン)で引張速度20mm/分で引っ張った
ときの最大引張荷重を求め、これを剥離強度とした。
例2、3で得られた容器の透湿性を評価するため、各容
器に塩化カルシウム50gを入れた後、開口部にガラス
板で蓋をし、該ガラス板とカップの開口部との隙間を蝋
で固めて密閉した。そして、温度40℃、相対湿度90
%の恒温恒湿槽に一週間放置し、放置前後の総重量(容
器、塩化カルシウム、ロウ、ガラス板)の差から容器の
防湿性を評価した。また、真空成形時のフィルムの延伸
率を400%(面積)、カップ内面積を0.03m2と
仮定し、次式に従って平均透湿度を求めた。
より得られた生分解性フィルム(本発明品)は、比較例
1のフィルムに比して、防湿性、耐熱水性が同等若しく
はそれ以上であり、特に、防湿層のワックスに天然ゴム
を含有させた実施例1のフィルム及び防湿層のワックス
にポリイソプレンを含有させた実施例3のフィルムは、
剥離強度が高く、熱成形性に優れていることが確認され
た。
得られた生分解性容器(本発明品)は、防湿層を有しな
いフィルム(比較例2)に比べ高い防湿性を有してお
り、ポリエチレンフィルム被覆の容器(比較例3)と同
等の透湿性を有していることが確認された。また、容器
の平均透湿度は、成形前の生分解性フィルム自体の透湿
度に比べて低くなることが確認された。
優れた生分解性フィルム並びにこれを用いた生分解性容
器及び生分解性防湿紙が提供される。
Claims (14)
- 【請求項1】 二つの生分解性樹脂層の間に生分解性の
防湿層を備えている生分解性フィルム。 - 【請求項2】 前記防湿層が生分解性のワックスを主成
分として形成されている請求項1記載の生分解性フィル
ム。 - 【請求項3】 前記防湿層が生分解性のワックス及び耐
熱性を有する生分解性の高分子物質を含んでいる請求項
2記載の生分解性フィルム。 - 【請求項4】 前記高分子物質が天然ゴム又はポリイソ
プレンである請求項3記載の生分解性フィルム。 - 【請求項5】 熱成形性を有する請求項1〜4の何れか
に記載の生分解性フィルム。 - 【請求項6】 二つの前記生分解性樹脂層が耐熱性を有
し、且つ少なくとも一方が耐熱水性を有している請求項
1〜4の何れかに記載の生分解性フィルム。 - 【請求項7】 透湿度が2g・mm/m2・24hr以
下である請求項1〜6の何れかに記載の生分解性フィル
ム。 - 【請求項8】 二つの前記生分解性樹脂層がそれぞれ融
点の異なる樹脂で形成されている請求項1〜7の何れか
に記載の生分解性フィルム。 - 【請求項9】 帯状に形成されており、少なくともその
端部の一部において二つの前記生分解性樹脂層どうしが
融着されてなる請求項1〜8の何れかに記載の生分解性
フィルム。 - 【請求項10】 毎葉に形成されており、少なくともそ
の周縁部の一部において二つの前記生分解性樹脂層どう
しが融着されてなる請求項1〜8の何れかに記載の生分
解性フィルム。 - 【請求項11】 生分解性の容器本体の表面が、請求項
1〜10の何れかに記載の生分解性フィルムで被覆され
てなる生分解性容器。 - 【請求項12】 前記容器本体がパルプ繊維から形成さ
れている請求項11記載の生分解性容器。 - 【請求項13】 生分解性の紙の表面に、請求項1〜1
0の何れかに記載の生分解性フィルムが被覆されてなる
生分解性防湿紙。 - 【請求項14】 請求項1〜10の何れかに記載の生分
解性フィルムを成形した生分解性容器。
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