JP2003312626A - 抗菌性フィルムケースおよびその製造方法。 - Google Patents
抗菌性フィルムケースおよびその製造方法。Info
- Publication number
- JP2003312626A JP2003312626A JP2003035394A JP2003035394A JP2003312626A JP 2003312626 A JP2003312626 A JP 2003312626A JP 2003035394 A JP2003035394 A JP 2003035394A JP 2003035394 A JP2003035394 A JP 2003035394A JP 2003312626 A JP2003312626 A JP 2003312626A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- biodegradable
- film case
- film
- layer
- antibacterial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W90/00—Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02W90/10—Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Packages (AREA)
- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリ乳酸を用いて抗菌性フィルムケースを製
造する。 【解決手段】 酢酸セルロース溶液をポリ乳酸二軸延伸
フィルムの表面に塗布して乾燥させ、酢酸セルロースの
コート層を形成する。このポリ乳酸二軸延伸フィルムを
複数枚積層し、これをパンチで打ち抜いて円盤状積層体
を得る。この円盤状積層体を、容器内形状を型面に有す
る雄型と、容器外形状を型面に有する雌型との間に挟ん
で加圧加熱成型して、フィルムケースを得る。このフィ
ルムケース1は、フィルムケース本体13の内面に酢酸
セルロースのコート層12が形成されており、酢酸セル
ロースは抗菌性であるから、このフィルムケース1も抗
菌性を有する。
造する。 【解決手段】 酢酸セルロース溶液をポリ乳酸二軸延伸
フィルムの表面に塗布して乾燥させ、酢酸セルロースの
コート層を形成する。このポリ乳酸二軸延伸フィルムを
複数枚積層し、これをパンチで打ち抜いて円盤状積層体
を得る。この円盤状積層体を、容器内形状を型面に有す
る雄型と、容器外形状を型面に有する雌型との間に挟ん
で加圧加熱成型して、フィルムケースを得る。このフィ
ルムケース1は、フィルムケース本体13の内面に酢酸
セルロースのコート層12が形成されており、酢酸セル
ロースは抗菌性であるから、このフィルムケース1も抗
菌性を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌性フィルムケ
ースおよびその製造方法に関する。
ースおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、食品や医薬品等の包装に際
し、様々な形態のフィルムケースが使用されている。例
えば、コンビニエンスストアで販売される弁当には、惣
菜ごとに包装するフィルムケースが汎用されている(例
えば、特許文献1参照)。また、ケーキ等の菓子類を包
装するのにもフィルムケースが多用されている。これら
のフィルムケースにおいて、例えば、食品を衛生的に保
つことが望まれており、抗菌剤の使用が検討されてい
る。しかし、従来の抗菌剤では、食品包装等の用途に使
用できないものが多く、人体に影響のない安全な抗菌剤
の開発が望まれていた。
し、様々な形態のフィルムケースが使用されている。例
えば、コンビニエンスストアで販売される弁当には、惣
菜ごとに包装するフィルムケースが汎用されている(例
えば、特許文献1参照)。また、ケーキ等の菓子類を包
装するのにもフィルムケースが多用されている。これら
のフィルムケースにおいて、例えば、食品を衛生的に保
つことが望まれており、抗菌剤の使用が検討されてい
る。しかし、従来の抗菌剤では、食品包装等の用途に使
用できないものが多く、人体に影響のない安全な抗菌剤
の開発が望まれていた。
【0003】また、最近の環境問題への関心の高まりか
ら、フィルムケースに対し、生物分解性が要求されるよ
うになってきた。生物分解性プラスチックとして代表的
なものとしては、ポリ乳酸がある。しかし、ポリ乳酸を
用いて容器を形成する場合、すべり性および耐熱性の問
題がある。すなわち、食材を個別包装するフィルムケー
スは、プラスチックフィルムを複数枚重ね、これを雄型
および雌型に挟んで加圧成形するが、この時、200〜
300℃で加熱も行う。しかし、ポリ乳酸の融点は、1
55〜175℃であるため、成形が困難であった。ま
た、プラスチックフィルムを複数枚重ねて一度に成形す
るため、製品(フィルムケース)は、重なった状態で得
られる。しかし、ポリ乳酸はすべりが悪いため、仮に成
形が可能であるとしても、重なった容器を一枚ずつ取り
出すのが難しく、使用時において支障をきたすおそれが
ある。
ら、フィルムケースに対し、生物分解性が要求されるよ
うになってきた。生物分解性プラスチックとして代表的
なものとしては、ポリ乳酸がある。しかし、ポリ乳酸を
用いて容器を形成する場合、すべり性および耐熱性の問
題がある。すなわち、食材を個別包装するフィルムケー
スは、プラスチックフィルムを複数枚重ね、これを雄型
および雌型に挟んで加圧成形するが、この時、200〜
300℃で加熱も行う。しかし、ポリ乳酸の融点は、1
55〜175℃であるため、成形が困難であった。ま
た、プラスチックフィルムを複数枚重ねて一度に成形す
るため、製品(フィルムケース)は、重なった状態で得
られる。しかし、ポリ乳酸はすべりが悪いため、仮に成
形が可能であるとしても、重なった容器を一枚ずつ取り
出すのが難しく、使用時において支障をきたすおそれが
ある。
【0004】
【特許文献1】特開平9−314400号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みなされたもので、人体に影響が無く安全性の
高い抗菌作用を有するフィルムケースの提供を第1の目
的とし、さらに、抗菌性に加え生物分解性を有するフィ
ルムケースの提供を第2の目的とする。
事情に鑑みなされたもので、人体に影響が無く安全性の
高い抗菌作用を有するフィルムケースの提供を第1の目
的とし、さらに、抗菌性に加え生物分解性を有するフィ
ルムケースの提供を第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、本発明の第1の抗菌性フィルムケースは、フ
ィルムケース本体の内面の全部若しくは一部にコート層
が形成されており、前記コート層が、抗菌剤として酢酸
セルロースを含有するという構成をとる。
るために、本発明の第1の抗菌性フィルムケースは、フ
ィルムケース本体の内面の全部若しくは一部にコート層
が形成されており、前記コート層が、抗菌剤として酢酸
セルロースを含有するという構成をとる。
【0007】本発明者は、前記第1の目的を達成するた
めに、天然物由来の有機物質を中心に、その抗菌性能を
検討したところ、酢酸セルロースが優れた抗菌性を有す
ることを突き止めた。特に注目すべき点は、酢酸セルロ
ースが、病原性大腸菌O157、MRSA等の病原菌に
対しても、優れた抗菌性を示すことである。この酢酸セ
ルロース単独若しくはその他のコート剤と併用してフィ
ルムケースをコートすれば、抗菌性を付与できる。ま
た、酢酸セルロースは、従来の抗菌剤に比べて安価であ
り、しかも天然物由来であり、長く使用された実績から
安全性にも問題がない。さらに、酢酸セルロースは、生
物分解性であるから、環境にもやさしい。なお、本発明
において、「抗菌」は、「殺菌」および「静菌」の双方
を意味し、「菌」にはカビ類等の微生物全般を含む。
めに、天然物由来の有機物質を中心に、その抗菌性能を
検討したところ、酢酸セルロースが優れた抗菌性を有す
ることを突き止めた。特に注目すべき点は、酢酸セルロ
ースが、病原性大腸菌O157、MRSA等の病原菌に
対しても、優れた抗菌性を示すことである。この酢酸セ
ルロース単独若しくはその他のコート剤と併用してフィ
ルムケースをコートすれば、抗菌性を付与できる。ま
た、酢酸セルロースは、従来の抗菌剤に比べて安価であ
り、しかも天然物由来であり、長く使用された実績から
安全性にも問題がない。さらに、酢酸セルロースは、生
物分解性であるから、環境にもやさしい。なお、本発明
において、「抗菌」は、「殺菌」および「静菌」の双方
を意味し、「菌」にはカビ類等の微生物全般を含む。
【0008】さらに、本発明者は、酢酸セルロースを含
有するコート剤について検討したところ、このコート剤
でコートすれば、ポリ乳酸製フィルムケースであって
も、これにすべり性および耐熱性を付与でき、さらにコ
ート層自身も生物分解性にできることを見出し、前記第
2の目的を達成することができた。すなわち、本発明の
第2の抗菌性フィルムケースは、前記第1の抗菌性フィ
ルムケースにおいて、フィルムケース本体が、生物分解
性プラスチックより形成されているという構成をとる。
前記生物分解プラスチックは、ポリ乳酸が好ましい。
有するコート剤について検討したところ、このコート剤
でコートすれば、ポリ乳酸製フィルムケースであって
も、これにすべり性および耐熱性を付与でき、さらにコ
ート層自身も生物分解性にできることを見出し、前記第
2の目的を達成することができた。すなわち、本発明の
第2の抗菌性フィルムケースは、前記第1の抗菌性フィ
ルムケースにおいて、フィルムケース本体が、生物分解
性プラスチックより形成されているという構成をとる。
前記生物分解プラスチックは、ポリ乳酸が好ましい。
【0009】つぎに、本発明の抗菌性フィルムケースの
製造方法は、酢酸セルロースを含有するコート層が表面
に形成されたプラスチックフィルムが複数枚積層された
積層体と、前記容器の内形状をその型面に有する雄型
と、前記容器の外形状をその型面に有する雌型とを準備
し、前記積層体を前記雄型および雌型の間に挟んで加圧
加熱成形するという製造方法である。
製造方法は、酢酸セルロースを含有するコート層が表面
に形成されたプラスチックフィルムが複数枚積層された
積層体と、前記容器の内形状をその型面に有する雄型
と、前記容器の外形状をその型面に有する雌型とを準備
し、前記積層体を前記雄型および雌型の間に挟んで加圧
加熱成形するという製造方法である。
【0010】本発明の製造方法において、プラスチック
フィルムとして生物分解性プラスチックフィルムを用い
ることが好ましく、より好ましくはポリ乳酸フィルムを
用いることである。前述のように、ポリ乳酸フィルム
は、すべり性および耐熱性に問題があったが、酢酸セル
ロースを含むコート剤でコートすれば、抗菌性を付与で
きることに加え、すべり性および耐熱性も付与でき、そ
の結果、加圧加熱成型が可能となり、重なった状態で得
られるフィルムケースの取扱いも良くなる。
フィルムとして生物分解性プラスチックフィルムを用い
ることが好ましく、より好ましくはポリ乳酸フィルムを
用いることである。前述のように、ポリ乳酸フィルム
は、すべり性および耐熱性に問題があったが、酢酸セル
ロースを含むコート剤でコートすれば、抗菌性を付与で
きることに加え、すべり性および耐熱性も付与でき、そ
の結果、加圧加熱成型が可能となり、重なった状態で得
られるフィルムケースの取扱いも良くなる。
【0011】本発明の製造方法において、前記積層体の
下に、さらに紙製シートが積層され、この紙製シートと
共に前記積層体を加圧成形することが好ましい。紙製シ
ートが積層されていれば、さらに成型時の保形性が向上
する。なお、本発明の抗菌性フィルムケースは、本発明
の製造方法で製造できるが、その他の製造方法で製造し
てもよい。
下に、さらに紙製シートが積層され、この紙製シートと
共に前記積層体を加圧成形することが好ましい。紙製シ
ートが積層されていれば、さらに成型時の保形性が向上
する。なお、本発明の抗菌性フィルムケースは、本発明
の製造方法で製造できるが、その他の製造方法で製造し
てもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1の断面図に、本発明の抗菌性
フィルムケースの基本的な構成例を示す。図示のよう
に、この例のフィルムケース1では、フィルムケース本
体13の内面に、酢酸セルロースを含むコート層12が
形成されている。コート層12は、フィルムケース13
内面の全体に形成されていてもよく、若しくは部分的に
形成されていてもよい。また、コート層12は、フィル
ムケース13の外面に形成されていてもよい。
フィルムケースの基本的な構成例を示す。図示のよう
に、この例のフィルムケース1では、フィルムケース本
体13の内面に、酢酸セルロースを含むコート層12が
形成されている。コート層12は、フィルムケース13
内面の全体に形成されていてもよく、若しくは部分的に
形成されていてもよい。また、コート層12は、フィル
ムケース13の外面に形成されていてもよい。
【0013】フィルムケース本体12の材質は、特に制
限されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリプロピレン(PP)等の汎用プラスチックが
あるが、前述のように、生物分解性プラスチックが好ま
しい。生物分解性プラスチックとしては、ポリビニルア
ルコール(PVA)、ポリ乳酸、ポリアルキレンサクシ
ネート、ポリカプロラクトン(PCL)、ポリエステル
カーボネート、ポリアミノ酸、ポリエステルアミド、酢
酸セルロース、澱粉、澱粉とPCLとPVAの混合物、
キトサン、ポリヒドロキシブチレート/バリレート(P
HB/V)等がある。このなかで、コストや使いやすさ
等の理由からポリ乳酸が好ましい。
限されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリプロピレン(PP)等の汎用プラスチックが
あるが、前述のように、生物分解性プラスチックが好ま
しい。生物分解性プラスチックとしては、ポリビニルア
ルコール(PVA)、ポリ乳酸、ポリアルキレンサクシ
ネート、ポリカプロラクトン(PCL)、ポリエステル
カーボネート、ポリアミノ酸、ポリエステルアミド、酢
酸セルロース、澱粉、澱粉とPCLとPVAの混合物、
キトサン、ポリヒドロキシブチレート/バリレート(P
HB/V)等がある。このなかで、コストや使いやすさ
等の理由からポリ乳酸が好ましい。
【0014】前記コート層12は、酢酸セルロースを含
有する。酢酸セルロースの含有割合は、1〜100重量
%であり、他のコート剤を含んでいても良いが、好まし
くは酢酸セルロース単独(100重量%)である。酢酸
セルロースは、グルコース1残基当たり、アセチル基を
1以上3以下の割合で持つことが好ましくは、より好ま
しくは2.5個の割合で有することである。
有する。酢酸セルロースの含有割合は、1〜100重量
%であり、他のコート剤を含んでいても良いが、好まし
くは酢酸セルロース単独(100重量%)である。酢酸
セルロースは、グルコース1残基当たり、アセチル基を
1以上3以下の割合で持つことが好ましくは、より好ま
しくは2.5個の割合で有することである。
【0015】図2の斜視図に、本発明の抗菌性フィルム
ケースの具体的な一例を示す。図示のように、このフィ
ルムケース2は、ひだ状のカップ(ひだつきカップ)で
あり、その内面に、酢酸セルロースから形成されたコー
ト層(図示せず)が形成されている。このようなひだ状
カップは、例えば、弁当ケースの中において惣菜を個別
に包装するのに使用されたり、お菓子を個別に包装する
のに使用される。なお、本発明の抗菌性フィルムケース
の形状は、図2の形状に限定されず、この他、ひだ無し
のカップ、トルテ形状カップ等、包装対象の商品に応じ
た形状をとることができる。
ケースの具体的な一例を示す。図示のように、このフィ
ルムケース2は、ひだ状のカップ(ひだつきカップ)で
あり、その内面に、酢酸セルロースから形成されたコー
ト層(図示せず)が形成されている。このようなひだ状
カップは、例えば、弁当ケースの中において惣菜を個別
に包装するのに使用されたり、お菓子を個別に包装する
のに使用される。なお、本発明の抗菌性フィルムケース
の形状は、図2の形状に限定されず、この他、ひだ無し
のカップ、トルテ形状カップ等、包装対象の商品に応じ
た形状をとることができる。
【0016】つぎに、ひだつきカップ形状(図2参照)
の本発明のフィルムケースの製造方法について、以下、
例をあげて説明する。
の本発明のフィルムケースの製造方法について、以下、
例をあげて説明する。
【0017】まず、ポリ乳酸二軸延伸フィルムを準備す
る。このフィルムに対し、酢酸セルロース溶液を塗布す
る。前記酢酸セルロース溶液に使用する溶媒としては、
例えば、酢酸エチル、アセトン、クロロホルム等があ
る。また、溶解促進剤として、エタノール、メタノール
等のアルコールを配合することが好ましい。以下に酢酸
セルロース溶液の組成の一例を示す。
る。このフィルムに対し、酢酸セルロース溶液を塗布す
る。前記酢酸セルロース溶液に使用する溶媒としては、
例えば、酢酸エチル、アセトン、クロロホルム等があ
る。また、溶解促進剤として、エタノール、メタノール
等のアルコールを配合することが好ましい。以下に酢酸
セルロース溶液の組成の一例を示す。
【0018】
(酢酸セルロース溶液の組成の一例) 一般的範囲 好適範囲 最適範囲
酢酸セルロース 1〜10質量% 1〜7質量% 3.5〜5質量%
酢酸エチル 73〜76質量% 73〜79質量% 73〜81質量%
アルコール 17〜20質量% 17〜20質量% 17〜20質量%
(注:上記組成において、合計量は100重量%である。)
【0019】前記組成において、アルコール成分は、エ
タノールとメタノールとの混合アルコールが好ましい。
この場合の重量比率は、例えば、エタノール:メタノー
ル=90〜100:10〜0であり、好ましくは90〜
98:10〜2であり、より好ましくは98〜99:2
〜1である。なお、エタノールを使用すると、形成され
る被膜(コート層)の性能が良好になる。また、酢酸セ
ルロース溶液は、酢酸セルロースおよび溶媒以外の成分
を含有していてもよい。他の成分としては、例えば、顔
料、染料等があるが、フィルムケースの用途(例えば、
食品用)に応じ、適宜選択して使用できる。
タノールとメタノールとの混合アルコールが好ましい。
この場合の重量比率は、例えば、エタノール:メタノー
ル=90〜100:10〜0であり、好ましくは90〜
98:10〜2であり、より好ましくは98〜99:2
〜1である。なお、エタノールを使用すると、形成され
る被膜(コート層)の性能が良好になる。また、酢酸セ
ルロース溶液は、酢酸セルロースおよび溶媒以外の成分
を含有していてもよい。他の成分としては、例えば、顔
料、染料等があるが、フィルムケースの用途(例えば、
食品用)に応じ、適宜選択して使用できる。
【0020】酢酸セルロース溶液の塗布方法は、特に制
限されず、例えば、刷毛塗り、ロールコーターを用いた
方法、ディッピング法等がある。そして、塗布後、乾燥
させれば、溶媒が除去され、酢酸セルロースの皮膜(コ
ート層)が、ポリ乳酸二軸延伸フィルム表面に形成され
る。
限されず、例えば、刷毛塗り、ロールコーターを用いた
方法、ディッピング法等がある。そして、塗布後、乾燥
させれば、溶媒が除去され、酢酸セルロースの皮膜(コ
ート層)が、ポリ乳酸二軸延伸フィルム表面に形成され
る。
【0021】つぎに、図3に示すように、その表面に酢
酸セルロースのコート層が形成されたポリ乳酸二軸延伸
フィルムを複数枚積層して積層体31とする。積層する
枚数は特に制限されないが、例えば、加圧加熱成型に適
した枚数とすることができ、具体例としては、2〜10
0枚、好ましくは25〜50枚程度である。なお、本発
明の抗菌性フィルムケースは、プラスチックフィルムを
積層せず、1枚だけで加圧加熱成型して製造してもよ
い。前述の理由から、この積層体31の一番下には紙製
シート(図示せず)を積層することが好ましい。この積
層体31を、パンチで打ち抜き、円盤状積層体32を得
る。他方、ひだ状カップの内面形状を型面に有する雄型
33と、ひだ状カップの外面形状を型面に有する雌型2
4を準備する。前記雄型の型面形状は、逆円錐台形状で
あり、その底面は平面であり、その側面は波状となって
いる。また。前記雌型の型面形状も逆円錐台形状であ
り、その底面は平面であり、その側面は波状となって前
記雄型の型面の波状と噛合うようになっている。図示の
ように、前記雄型33と雌型24により円盤状積層体3
2を挟んで加圧加熱成型する。この条件は、例えば、圧
力7〜10.5MPa、温度270〜300℃、処理時
間1〜2秒、好ましくは、圧力7〜10.5MPa、温
度230〜270℃、処理時間2〜3秒、より好ましく
は、圧力7〜10.5Pa、温度200〜230℃、処
理時間3〜4秒である。本来、このような加圧加熱条件
では、ポリ乳酸二軸延伸フィルムを加工することができ
ないが、本発明の場合は酢酸セルロースを含むコート層
が形成されているため、このような条件の加圧加熱処理
が可能である。この加圧加熱処理により、図示のよう
に、積層した状態でひだつきカップ(フィルムケース)
が得られる。この場合、ポリ乳酸二軸延伸フィルム単独
であれば、すべりが悪くて一枚ずつ取り出すのが困難で
あり、実際に食品等を包装するときに扱い難いが、本発
明では、酢酸セルロースを含むコート層が形成されてい
るため、すべり性が良好で、包装時の取扱い性に優れ
る。
酸セルロースのコート層が形成されたポリ乳酸二軸延伸
フィルムを複数枚積層して積層体31とする。積層する
枚数は特に制限されないが、例えば、加圧加熱成型に適
した枚数とすることができ、具体例としては、2〜10
0枚、好ましくは25〜50枚程度である。なお、本発
明の抗菌性フィルムケースは、プラスチックフィルムを
積層せず、1枚だけで加圧加熱成型して製造してもよ
い。前述の理由から、この積層体31の一番下には紙製
シート(図示せず)を積層することが好ましい。この積
層体31を、パンチで打ち抜き、円盤状積層体32を得
る。他方、ひだ状カップの内面形状を型面に有する雄型
33と、ひだ状カップの外面形状を型面に有する雌型2
4を準備する。前記雄型の型面形状は、逆円錐台形状で
あり、その底面は平面であり、その側面は波状となって
いる。また。前記雌型の型面形状も逆円錐台形状であ
り、その底面は平面であり、その側面は波状となって前
記雄型の型面の波状と噛合うようになっている。図示の
ように、前記雄型33と雌型24により円盤状積層体3
2を挟んで加圧加熱成型する。この条件は、例えば、圧
力7〜10.5MPa、温度270〜300℃、処理時
間1〜2秒、好ましくは、圧力7〜10.5MPa、温
度230〜270℃、処理時間2〜3秒、より好ましく
は、圧力7〜10.5Pa、温度200〜230℃、処
理時間3〜4秒である。本来、このような加圧加熱条件
では、ポリ乳酸二軸延伸フィルムを加工することができ
ないが、本発明の場合は酢酸セルロースを含むコート層
が形成されているため、このような条件の加圧加熱処理
が可能である。この加圧加熱処理により、図示のよう
に、積層した状態でひだつきカップ(フィルムケース)
が得られる。この場合、ポリ乳酸二軸延伸フィルム単独
であれば、すべりが悪くて一枚ずつ取り出すのが困難で
あり、実際に食品等を包装するときに扱い難いが、本発
明では、酢酸セルロースを含むコート層が形成されてい
るため、すべり性が良好で、包装時の取扱い性に優れ
る。
【0022】つぎに、本発明の抗菌性フィルムケースに
おいて、前記フィルムケースの本体の外面の全部若しく
は一部にインキ層が形成されており、前記インキ層が生
分解性インキから形成されていることが好ましい。この
生分解性インキ層は、所定事項や図柄を印刷したり、ケ
ースを着色等したりするためのものである。前記生分解
性インキは、特に制限されないが、例えば、ホワイトチ
タン、墨、群青、大豆インキ等があり、これらは単独で
使用してもよく、2種類以上組み合わせて使用してもよ
い。さらに、本発明の抗菌性フィルムケースは、前記イ
ンキ層が、生分解性ラミネート層を介して、前記フィル
ムケース本体の外面に形成され、前記インキ層の表面の
全部若しくは一部に生分解性フィルム層が形成されてい
る構成であってもよい。生分解性ラミネート層および生
分解性フォルム層は、例えば、ポリ乳酸等の生分解性プ
ラスチックで形成されていることが好ましい。この抗菌
性フィルムケースは、前記製造方法において、プラスチ
ックフィルムの裏面に生分解性インキ層を形成したもの
を使用すれば、製造できる。また、前記生分解性インキ
層は、前記ラミネート層を介して前記プラスチックフィ
ルム裏面に形成され、前記生分解性インキ層表面の全部
若しくは一部に生分解性フィルム層が形成されていても
よい。前記ラミネート層およびフィルム層は、塗工法等
の従来公知の方法で形成でき、その厚みも限定されず、
例えば、0.0001〜10mmの範囲である。
おいて、前記フィルムケースの本体の外面の全部若しく
は一部にインキ層が形成されており、前記インキ層が生
分解性インキから形成されていることが好ましい。この
生分解性インキ層は、所定事項や図柄を印刷したり、ケ
ースを着色等したりするためのものである。前記生分解
性インキは、特に制限されないが、例えば、ホワイトチ
タン、墨、群青、大豆インキ等があり、これらは単独で
使用してもよく、2種類以上組み合わせて使用してもよ
い。さらに、本発明の抗菌性フィルムケースは、前記イ
ンキ層が、生分解性ラミネート層を介して、前記フィル
ムケース本体の外面に形成され、前記インキ層の表面の
全部若しくは一部に生分解性フィルム層が形成されてい
る構成であってもよい。生分解性ラミネート層および生
分解性フォルム層は、例えば、ポリ乳酸等の生分解性プ
ラスチックで形成されていることが好ましい。この抗菌
性フィルムケースは、前記製造方法において、プラスチ
ックフィルムの裏面に生分解性インキ層を形成したもの
を使用すれば、製造できる。また、前記生分解性インキ
層は、前記ラミネート層を介して前記プラスチックフィ
ルム裏面に形成され、前記生分解性インキ層表面の全部
若しくは一部に生分解性フィルム層が形成されていても
よい。前記ラミネート層およびフィルム層は、塗工法等
の従来公知の方法で形成でき、その厚みも限定されず、
例えば、0.0001〜10mmの範囲である。
【0023】
【実施例】つぎに、実施例について説明する。
【0024】以下の組成で、酢酸セルロース溶液を調製
した。 (組成) 酢酸セルロース 1〜10重量% 酢酸エチル 73〜76重量% アルコール 17〜20重量%(エタノール:メタ
ノール=98:2) (注:上記組成の合計は100重量%)
した。 (組成) 酢酸セルロース 1〜10重量% 酢酸エチル 73〜76重量% アルコール 17〜20重量%(エタノール:メタ
ノール=98:2) (注:上記組成の合計は100重量%)
【0025】前記酢酸セルロース溶液を、ポリ乳酸二軸
延伸フィルム(商品名「エコロージュ」、三菱樹脂株式
会社製、融点155〜175℃)の表面に塗布し、乾燥
させてコート層を形成した。このフィルムを50枚積層
して積層体を形成した。そして、図3に示すように、こ
の積層体31をパンチで打ち抜いて円盤状積層体32を
得、これを雄型33および雌型24で挟んで加圧加熱成
型した。この時の加圧加熱条件は、圧力7MPa、温度
230℃、処理時間3秒であった。この加圧加熱処理に
おける不都合は全くなく、積層した状態で、ひだつきカ
ップ(フィルムケース)35を得た。このひだつきカッ
プ内面のすべりは良好で、簡単に一枚ずつ取り出すこと
ができ、実際の食品包装時の取扱い性も良好であった。
延伸フィルム(商品名「エコロージュ」、三菱樹脂株式
会社製、融点155〜175℃)の表面に塗布し、乾燥
させてコート層を形成した。このフィルムを50枚積層
して積層体を形成した。そして、図3に示すように、こ
の積層体31をパンチで打ち抜いて円盤状積層体32を
得、これを雄型33および雌型24で挟んで加圧加熱成
型した。この時の加圧加熱条件は、圧力7MPa、温度
230℃、処理時間3秒であった。この加圧加熱処理に
おける不都合は全くなく、積層した状態で、ひだつきカ
ップ(フィルムケース)35を得た。このひだつきカッ
プ内面のすべりは良好で、簡単に一枚ずつ取り出すこと
ができ、実際の食品包装時の取扱い性も良好であった。
【0026】つぎに、このフィルムケースの一部を切り
取り、これをコーティング片として下記の菌についての
抗菌性試験に供した。抗菌性の試験方法は、フィルム密
着法であり、対照として、ポリエチレンフィルムを使用
した。前記フィルム密着法は、抗菌製品技術評議会が制
定する試験法であり、培地に菌液を滴下し、フィルム
(コーティング片)、シート等を密着し検査する方法で
ある。使用する培地も、この試験法に規定されており、
最終培地は標準寒天培地である。抗菌性試験の結果を下
記に示す。
取り、これをコーティング片として下記の菌についての
抗菌性試験に供した。抗菌性の試験方法は、フィルム密
着法であり、対照として、ポリエチレンフィルムを使用
した。前記フィルム密着法は、抗菌製品技術評議会が制
定する試験法であり、培地に菌液を滴下し、フィルム
(コーティング片)、シート等を密着し検査する方法で
ある。使用する培地も、この試験法に規定されており、
最終培地は標準寒天培地である。抗菌性試験の結果を下
記に示す。
【0027】(供試菌)
・黄色ぶどう球菌:Staphylococcus aureus(IFO
12732) ・大腸菌:Escherichia coli(IFO 3972) ・MRSA:Methicillin resistant Staphylococcus
aureus(IID 1677)・緑膿菌:Pseudomonas
aeruginosa(IFO 3080) ・病原性大腸菌:Escherichia coli O157;H7
(ATCC 43888)
12732) ・大腸菌:Escherichia coli(IFO 3972) ・MRSA:Methicillin resistant Staphylococcus
aureus(IID 1677)・緑膿菌:Pseudomonas
aeruginosa(IFO 3080) ・病原性大腸菌:Escherichia coli O157;H7
(ATCC 43888)
【0028】
(抗菌性試験結果)
(黄色ぶどう球菌) 試 料 生菌数 増減値差
接種直後対照区 4.9×105 −
対照区 1.6×106 −
ブランク 1.5×106 − コーティング片 4.6×10 4 1.5
(大腸菌)
接種直後対照区 2.9×105 −
対照区 2.0×107 −
ブランク 2.1×107 − コーティング片 8.2×10 4 2.4
(MRSA)
接種直後対照区 3.4×105 −
対照区 1.2×107 −
ブランク 1.3×107 − コーティング片 5.7×10 3 3.3
(緑膿菌)
接種直後対照区 2.8×105 −
対照区 2.6×106 −
ブランク 3.8×106 − コーティング片 1.6×10 4 2.3
(病原性大腸菌)
接種直後対照区 1.3×105 −
対照区 4.5×106 −
ブランク 3.8×106 − コーティング片 8.3×10 2 3.6
【0029】上記結果から分かるように、本発明のフィ
ルムケースは、優れた抗菌性を有する。
ルムケースは、優れた抗菌性を有する。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明の抗菌性フィルム
ケースは、酢酸セルロースを含有するコート層を有する
ことから、優れた抗菌性を有し、かつ人体に対する安全
性も高い。また、本発明の抗菌性フィルムケースのフィ
ルムケース本体をポリ乳酸等の生物分解性プラスチック
で構成することも可能となり、前記コート層の存在によ
り、その取扱い性にも優れる。
ケースは、酢酸セルロースを含有するコート層を有する
ことから、優れた抗菌性を有し、かつ人体に対する安全
性も高い。また、本発明の抗菌性フィルムケースのフィ
ルムケース本体をポリ乳酸等の生物分解性プラスチック
で構成することも可能となり、前記コート層の存在によ
り、その取扱い性にも優れる。
【図1】本発明の抗菌性フィルムケースの一実施例の断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の抗菌性フィルムケースのその他の実施
例の斜視図である。
例の斜視図である。
【図3】本発明の抗菌性フィルムケースの製造方法の一
実施例を示す工程図である。
実施例を示す工程図である。
1、2、35 フィルムケース
12 コート層
13 フィルムケース本体
31 積層体
32 円盤状積層体
33 雄型
24 雌型
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B65D 1/26 B65D 65/42 BSFC
65/42 BSF 81/24 BRQK
81/24 BRQ 1/00 B
C
Fターム(参考) 3E033 AA08 BA10 BA30 BB06 BB08
CA20 DC03 DD01 FA01 GA03
3E067 AB01 AB81 BA02A BB14A
BB25A BC02A CA30 EE08
FC03 GC05 GD01
3E086 AB01 AC31 AD06 BA04 BA15
BA24 BA45 BB90 CA01 CA28
DA08
4F100 AA21B AJ06B AK01A AK41A
AK41B BA02 BA03 BA10B
BA10C CA12B CA13B CC00B
DG10C EH46B GB15 HB31B
JC00A JC00B
4H011 AA02 BA01 BB08 BB19 BC03
BC06 BC19 DA07 DA13 DC10
DH04 DH10
Claims (15)
- 【請求項1】 フィルムケース本体の内面の全部若しく
は一部にコート層が形成されており、前記コート層が、
抗菌剤として酢酸セルロースを含有する抗菌性フィルム
ケース。 - 【請求項2】 フィルムケース本体が、生物分解性プラ
スチックより形成されている請求項1記載の抗菌性フィ
ルムケース。 - 【請求項3】 生物分解性プラスチックが、ポリ乳酸で
ある請求項2記載の抗菌性フィルムケース。 - 【請求項4】 フィルムケースの本体の外面の全部若し
くは一部にインキ層が形成されており、前記インキ層が
生分解性インキから形成されている請求項1から4のい
ずれかに記載の抗菌性フィルムケース。 - 【請求項5】 前記生分解性インキが、ホワイトチタ
ン、墨、群青および大豆インキからなる群から選択され
る少なくとも一つである請求項4記載の抗菌性フィルム
ケース。 - 【請求項6】 前記インキ層が、生分解性ラミネート層
を介して、前記フィルムケース本体の外面に形成され、
前記インキ層の表面の全部若しくは一部に生分解性フィ
ルム層が形成されている請求項4または5記載の抗菌性
フィルムケース。 - 【請求項7】 生分解性ラミネート層および生分解性フ
ォルム層が、ポリ乳酸で形成されている請求項6記載の
抗菌性フィルムケース。 - 【請求項8】 請求項1記載の抗菌性フィルムケースの
製造方法であって、酢酸セルロースを含有するコート層
が表面に形成されたプラスチックフィルムが複数枚積層
された積層体と、前記容器の内形状をその型面に有する
雄型と、前記容器の外形状をその型面に有する雌型とを
準備し、前記積層体を前記雄型および雌型の間に挟んで
加圧加熱成形する抗菌性フィルムケースの製造方法。 - 【請求項9】 積層体の下に、さらに紙製シートが積層
され、この紙製シートと共に前記積層体を加圧加熱成形
する請求項8記載の製造方法。 - 【請求項10】 プラスチックフィルムが、生物分解性
プラスチックフィルムである請求項8または9記載の製
造方法。 - 【請求項11】 生物分解性プラスチックフィルムが、
ポリ乳酸で形成されている請求項8から10のいずれか
に記載の製造方法。 - 【請求項12】 プラスチックフィルムの裏面に、生分
解性インキ層が形成されている請求項8から11のいず
れかに記載の製造方法。 - 【請求項13】 生分解性インキ層が、ホワイトチタ
ン、墨、群青および大豆インキからなる群の少なくとも
一つから形成されている請求項12記載の製造方法。 - 【請求項14】 前記生分解性インキ層が、生分解性ラ
ミネート層を介して、前記プラスチックフィルム裏面に
形成され、前記生分解性インキ層の表面の全部若しくは
一部に生分解性フィルム層が形成されている請求項12
または13記載の製造方法。 - 【請求項15】 前記生分解性ラミネート層および前記
生分解性フォルム層が、ポリ乳酸で形成されている請求
項14記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003035394A JP2003312626A (ja) | 2002-02-15 | 2003-02-13 | 抗菌性フィルムケースおよびその製造方法。 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002-38800 | 2002-02-15 | ||
JP2002038800 | 2002-02-15 | ||
JP2003035394A JP2003312626A (ja) | 2002-02-15 | 2003-02-13 | 抗菌性フィルムケースおよびその製造方法。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003312626A true JP2003312626A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29551653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003035394A Pending JP2003312626A (ja) | 2002-02-15 | 2003-02-13 | 抗菌性フィルムケースおよびその製造方法。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003312626A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006199852A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Ttc:Kk | 食品用抗菌生分解性フィルム又は食品用抗菌生分解性成型フィルム |
WO2011089840A1 (ja) | 2010-01-19 | 2011-07-28 | 株式会社テラモト | 表面多機能処理剤組成物 |
WO2014136772A1 (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-12 | Dic株式会社 | 積層フィルム及び包装材 |
WO2022025431A1 (ko) * | 2020-07-30 | 2022-02-03 | 홍민 | 용기 일체형 세척 도구 |
-
2003
- 2003-02-13 JP JP2003035394A patent/JP2003312626A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006199852A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Ttc:Kk | 食品用抗菌生分解性フィルム又は食品用抗菌生分解性成型フィルム |
WO2011089840A1 (ja) | 2010-01-19 | 2011-07-28 | 株式会社テラモト | 表面多機能処理剤組成物 |
WO2014136772A1 (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-12 | Dic株式会社 | 積層フィルム及び包装材 |
JPWO2014136772A1 (ja) * | 2013-03-06 | 2017-02-16 | Dic株式会社 | 積層フィルム及び包装材 |
WO2022025431A1 (ko) * | 2020-07-30 | 2022-02-03 | 홍민 | 용기 일체형 세척 도구 |
KR20220015122A (ko) * | 2020-07-30 | 2022-02-08 | 홍민 | 용기 일체형 세척 도구 |
KR102398287B1 (ko) * | 2020-07-30 | 2022-05-13 | 홍민 | 용기 일체형 세척 도구 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20050163944A1 (en) | Biodegradable film | |
US20070286928A1 (en) | Product packaging and methods of making the same | |
IL157964A (en) | Method for the production of biologically-degradable packagings made from biaxially-drawn films | |
CA2853894C (en) | Film packaging for oral biologics | |
KR20230134158A (ko) | 압출 가공이 가능한 김서림방지 코폴리에스테르 열 밀봉 수지 | |
EP1419975A3 (en) | Package particularly for packaging food products | |
NL2022734B1 (en) | Biodegradable and compostable food packaging unit from a moulded or fluff pulp material with a laminated multi-layer, and method for manufacturing such food packaging unit | |
CN107709186A (zh) | 蒸煮用自立袋 | |
JP2003312626A (ja) | 抗菌性フィルムケースおよびその製造方法。 | |
JP2008068877A (ja) | 抗菌性包装材料およびその包装体もしくは保管方法 | |
JP4748767B2 (ja) | 食品用抗菌生分解性フィルム又は食品用抗菌生分解性成型フィルム | |
JP2004050605A (ja) | 積層体 | |
JP7339872B2 (ja) | 多層構造体およびその製造方法、それを用いた包装材、真空断熱体並びに電子デバイスの保護シート | |
US20120077029A1 (en) | Plastic Laminate and Non-Stick Lid Constructed of Plastic Laminate | |
JP2003311868A (ja) | 生分解性フィルム | |
JPH10305504A (ja) | 殺菌パウチ用積層体 | |
WO2003020803A1 (de) | Haftfähige biologisch abbaubare folie und damit beschichteter formkörper | |
JP2005528238A (ja) | 多層フィルム | |
JP4372920B2 (ja) | 蓋材 | |
JP2000118546A (ja) | 蓋 材 | |
JP2003251689A (ja) | ラミネートフィルム製容器の製造方法とこれに用いる熱成形用のラミネートフィルム | |
JP2006045578A (ja) | 生分解性フィルム | |
US12097688B2 (en) | Multilayer structure, method for producing same, packaging material and product including same, and protective sheet for electronic device | |
WO2023228736A1 (ja) | 積層体、その製造方法、および成形体 | |
JP4529251B2 (ja) | 蓋材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060707 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060713 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061130 |