JP2007260712A - 鋼板の冷却方法および冷却設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】鋼板を高冷却速度で均一に安定して冷却することができる鋼板の冷却方法および冷却設備を提供する。
【解決手段】鋼板10の上面に対して、第1上ノズル22から噴射角度θ1で棒状冷却水23を供給し、第2上ノズル26から噴射角度θ2で棒状冷却水27を供給することによって、鋼板10の上面の滞留冷却水28を圧延ロール17と棒状冷却水23、27で堰き止めて安定した水冷領域を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋼板の冷却方法およびに冷却設備関するものである。
熱間圧延により鋼板を製造するプロセスでは、圧延温度を制御するのに冷却水を供給したり、空冷を行ったりするのが一般的であるが、近年、高い冷却速度を得て組織を微細化し、鋼板の強度を上げる技術の開発が盛んである。
例えば、冷却水を供給して鋼板を冷却する技術として、特許文献1に記載された技術がある。これは、冷却水を鋼板の搬送方向に対向して噴射するスリットノズルユニットを昇降させるものであり、別に設けたラミナーノズルやスプレーノズルとともに使用することで、広範囲の冷却速度を確保できるとされている。
また、冷却水を供給して鋼板を冷却する別の技術として、特許文献2に記載された技術がある。これは、スリット状のノズルを有するヘッダを傾斜対向させて膜状の冷却水を噴射させるとともに、仕切板を設けて冷却水を鋼板と仕切板の間に充満させて高い冷却速度を得られるとされている。
しかしながら、前記特許文献1、2に記載の技術は、冷却均一性の確保や設備コストなどに大きな問題点がある。
すなわち、特許文献1に記載の技術では、スリットノズルユニットを鋼板に近づけなければならず、先端や尾端が反った鋼板を冷却する場合は、鋼板がスリットノズルユニットに衝突して、スリットノズルユニットを破損したり、鋼板が移動できなくなって製造ラインの停止や歩留の低下を招いたりすることがある。そこで、先端や尾端が通過する時に、昇降機構を作動させて、スリットノズルユニットを上方に退避させることも考えられるが、その場合は先尾端の冷却が足りず、目的とする材質が得られなくなる。さらに、昇降機構を設けるための設備コストがかかるという問題もある。
また、特許文献2に記載の技術では、ノズルを鋼板に近接させないと鋼板と仕切板との間に冷却水が充満しない。ノズルを鋼板に近接させると、特許文献1に記載の技術と同様に、先端や尾端が反った鋼板を冷却する場合に不都合が生じる。
さらに、特許文献1、2に記載の技術では、スリット状のノズルを用いることが前提とされているが、噴出口が常に清浄な状態にメンテナンスされていないと、冷却水が膜状にならない。例えば、スリットノズルの噴出口に異物が付着し詰まりが生じた場合には、冷却水膜が破れる。また、冷却水を噴射領域内(冷却領域内)に堰き止める(水切りを行う)ためには高圧で噴射しなければならないが、膜状の冷却水を高圧で噴射すると、噴射圧力のバランスが悪くなって冷却水膜が破れやすいという問題があった。冷却水膜がうまく形成されないと、冷却水が噴射領域の上流や下流方向に漏れ出てしまい、それが鋼板上に滞留して鋼板を部分的に冷やし、温度むらが発生するという問題がある。鋼板上面に滞留する冷却水をサイドスプレーなどで排除する技術もあるが、冷却水量が多い場合には完全に排除しきれず、やはり温度むらを生じるという問題がある。
そこで、上記の問題を解決するために、本出願人は、特願2005−249055(未公開出願1)や特願2005−249059(未公開出願2)等において、新たな鋼板の冷却技術を提案している。
すなわち、鋼板の上面に対して棒状冷却水を所定の噴射角度(伏角)で噴射するノズル群を有するヘッダを用いるものであり、未公開出願1では、そのヘッダを鋼板搬送方向に一対配置し、それぞれのヘッダから噴射される冷却水が鋼板搬送方向に鋼板上で所定の間隔を置いて互いに対向するようにしている。また、未公開出願2では、1個のヘッダを圧延ロールから鋼板の搬送方向に所定の間隔を置いて配置し、そのヘッダから噴射された冷却水が圧延ロールによって堰き止められるようにしている。
これによって、供給された棒状冷却水自身が鋼板上の滞留冷却水を堰き止めて適切に水切りを行うことになり、安定した冷却領域が得られ、鋼板を均一に冷却することができるというものである。
ちなみに、棒状冷却水とは、円形状(楕円や多角の形状も含む)のノズル噴出口から噴射される冷却水のことを指している。
特開昭62−260022号公報 特開昭59−144513号公報
ただし、上記の未公開出願1あるいは未公開出願2等において、ヘッダから噴射する棒状冷却水の速度が速い場合、例えば10m/s以上である場合は、冷却水は滞留水の水膜(滞留水膜)に衝突後、上方に飛散する。この飛散冷却水は、滞留水膜に再び落下すれば問題ないが、斜め上方に飛散して棒状冷却水上に落下すると、その落下した飛散冷却水が棒状冷却水の束の隙間から漏れる場合があることが分かった。
特に、互いに対向して噴射された棒状冷却水が鋼板に衝突する位置同士の距離(滞留域長さ)が、200mm以内である場合には、飛散し落下する冷却水をその冷却領域にとどめることができなくなるという問題が顕著に生ずる。例えば、噴射角度(伏角)30°、噴射位置高さ1000mm、冷却水量10m/min・mの場合に、滞留域長さが200mm以内であるとその問題が生じる。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、鋼板の上面に対して棒状冷却水を所定の噴射角度で噴射することによって鋼板を目標温度に冷却するに際して、鋼板上の滞留水膜に衝突して飛散し、再び鋼板上に落下した飛散冷却水を的確に水切りすることができ、それによって、鋼板を高冷却速度で均一に安定して冷却することができる鋼板の冷却方法および冷却設備を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有する。
[1]鋼板の上面に対して、棒状冷却水を伏角30〜60°で噴射する第1のノズル群を配置するとともに、噴射する最も外側の冷却水の噴射線よりも外側から、鋼板の上面に対して棒状冷却水を噴射する第2のノズル群を配置し、第1のノズル群から噴射する最も外側の冷却水が鋼板と衝突する地点よりも外側の鋼板上面に対して、第2のノズル群から棒状冷却水を噴射することを特徴とする鋼板の冷却方法。
[2]前記鋼板の搬送方向に互いに対向するように棒状冷却水を噴射するノズル群を配置することを特徴とする前記[1]に記載の鋼板の冷却方法。
[3]前記第2のノズル群は鋼板の搬送方向にノズルを2列以上配列し、前記ノズルから10m/s以上の速度で棒状冷却水を噴射することを特徴とする前記[1]または[2]に記載の鋼板の冷却方法。
[4]鋼板の上面に対して、棒状冷却水を伏角30〜60°で噴射する第1のノズル群を配置するとともに、噴射する最も外側の冷却水が鋼板と衝突する地点よりも外側から、鋼板の上面に対して、棒状冷却水を噴射する第2のノズル群を配置し、前記衝突する地点よりも外側の鋼板の上面に棒状冷却水を噴射することを特徴とする鋼板の冷却設備。
[5]前記ノズル群は鋼板の搬送方向に互いに対向するように棒状冷却水を噴射することを特徴とする前記[4]に記載の鋼板の冷却設備。
[6]前記第2のノズル群はノズルを鋼板の搬送方向に2列以上配列し、前記ノズルから10m/s以上の速度で棒状冷却水を噴射することを特徴とする前記[4]または[5]に記載の鋼板の冷却設備。
本発明を用いることにより、飛散冷却水を的確に水切りすることができ、それによって、鋼板を目標温度まで高冷却速度で均一に安定して冷却することができる。その結果、品質の高い鋼板を製造することが可能となる。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る鋼板の冷却設備の説明図である。
この実施形態に係る冷却設備は、鋼板の熱間圧延ライン上に設置される通過式の冷却設備であり、冷却ユニット20を備えている。この冷却ユニット20は、圧延ロール17に近接して配置されており、鋼板10の上面に向けて棒状冷却水を供給するための上ヘッダ(第1上ヘッダ21、第2上ヘッダ25)と、テーブルローラ13の間から鋼板10の下面に向けて冷却水を供給するための下ヘッダ51を有している。
そして、第1上ヘッダ21には鋼板搬送方向に複数列(ここでは、6列)の円管ノズル(第1上ノズル)22、第2上ヘッダ25には鋼板搬送方向に複数列(ここでは、3列)の円管ノズル(第2上ノズル)26がそれぞれ取り付けられており、第1上ノズル22から圧延ロール17の方向に向かって所定の噴射角度(伏角)θ1で棒状冷却水23が供給され、第2上ノズル26から圧延ロール17の方向に向かって所定の噴射角度(伏角)θ2で棒状冷却水27が供給されるようになっている。
その際に、第1上ノズル22からの棒状冷却水23の噴射線と第2上ノズル26からの棒状冷却水27の噴射線が交差しないように、第1上ヘッダ21と第2上ヘッダ25の間隔と噴射角度θ1、θ2は調整されている。
上記のように構成することによって、第1上ノズル22から供給された冷却水23は、鋼板10上で圧延ロール17と棒状冷却水23自身によって堰き止められるとともに、鋼板10上の滞留冷却水28の水膜(滞留水膜)に衝突して飛散し棒状冷却水23の束の隙間から漏れ出た飛散冷却水29と、第2上ノズル26から供給された冷却水27は、鋼板10上で棒状冷却水27によって堰き止められる。
これにより、圧延ロール17と鋼板10が接する位置から、第2上ヘッダ25の最も外側の列の円管ノズルからの冷却水が鋼板10に衝突する位置までが冷却領域ということになり、その間で鋼板10上に滞留冷却水28の水膜が安定して形成され、安定した冷却領域が得られる。
そして、圧延ロール17と鋼板10が接する位置から、第1上ヘッダ21の最も内側の列の円管ノズルから噴射された棒状冷却水が鋼板10に衝突する位置までの距離を一次滞留域長さL1、第1上ヘッダ21の最も外側の列の円管ノズルから噴射された棒状冷却水が鋼板10に衝突する位置から、第2上ヘッダ25の最も内側の列の円管ノズルから噴射された棒状冷却水が鋼板10に衝突する位置までの距離を二次滞留域長さL2と呼ぶとすると、二次滞留域長さL2を1m以内にすれば、棒状冷却水23の束の隙間から漏れ出た飛散冷却水29を二次滞留域の滞留冷却水上に落下させることができるとともに、二次滞留域の滞留冷却水が鋼板10を冷やす割合は比較的少ないので、鋼板10の最先端や最尾端が非定常な状態で通過する場合に冷え方が大きく変化することを防ぐことができる。
ちなみに、この実施形態において、上ノズルから噴射する冷却水を例えばスリットノズルを使った膜状冷却水ではなく棒状冷却水としているのは、棒状冷却水の方が安定的に水流が形成され、滞留冷却水を堰き止める力が大きいからである。また、膜状冷却水を斜めに噴射する場合、鋼板からノズルまでの距離が遠くなると鋼板近傍の水膜が薄くなって、ますます壊れやすくなるからでもある。
図3は、第1上ヘッダ21に取り付けられている第1上ノズル(第1上ノズル群)22の配置例を示したものである。前述のように、円管ノズルが鋼板搬送方向に6列配置されている。図3(a)は、鋼板搬送方向に隣り合うノズルの間隔を40mmとして鋼板搬送方向に6列設けた配列を示し、図3(b)は、鋼板搬送方向に隣り合うノズルの間隔を20mmとした列を搬送方向に2列設けた配列の例(実質的に6列)を示す。そして、板幅方向には、通過する鋼板の全幅に冷却水を供給できるように取り付けられている。
また、第2上ヘッダ25に取り付けられている第2上ノズル(第2上ノズル群)26の配置についても、上記と同様にして3列配置されている。
なお、ここでは第1上ヘッダ21と第2上ヘッダ25を別々に設けているが、これらが一体となったようなヘッダを1つ設けて、それに円管ノズルを配列しても構わない。
一方、下ヘッダ51については、ここでは、下ノズルとして円管ノズル52が取り付けられ、テーブルローラ13の隙間から棒状冷却水53を噴射して、通過する鋼板10の全幅に冷却水を供給するようになっている。
以下に、この実施形態についてさらに詳しく述べる。
この実施形態において、第1上ノズル22からの棒状冷却水23と第2上ノズル26からの棒状冷却水27の主な役割はそれぞれ冷却能力確保と冷却水堰き止め力確保である。
第1上ノズル22から噴射する棒状冷却水23に、冷却能力を確保するとともに鋼板搬送方向外側(圧延ロール17と逆の方向)に漏れようとする冷却水を堰き止める壁のような働きをさせるためには、第1上ノズル22のノズル列は多いほどよく、噴射速度は速いほど好ましい。具体的には、ノズル列が少なくとも鋼板搬送方向に4列以上で、噴射速度が10m/s以上であれば、冷却能力を十分有すると共に冷却水を堰き止める力がある。
また、第2上ノズル26から噴射する棒状冷却水27に、鋼板搬送方向外側(圧延ロール17と逆の方向)に漏れようとする冷却水を堰き止める壁のような働きをさせるとともに冷却能力も与えるためには、噴射速度は速いほど好ましく、棒状冷却水27の噴射速度は棒状冷却水23の噴射速度以上とすることが望ましい。また、そのノズル列は第1上ノズル22の列数の半分以上あれば十分である。あまり多すぎるとそれによる飛散冷却水によって水切り性悪化を招く可能性がある。具体的には、ノズル列が少なくとも鋼板の搬送方向に2列以上で、噴射速度が10m/s以上であれば、冷却水を堰き止める力が十分ある。
第2上ノズル27の最も内側の列から噴射される棒状冷却水が鋼板10に衝突する位置は、第1上ノズル22の最も外側の列から噴射される棒状冷却水が鋼板10に衝突する位置より外側にあることが必要である。内側にあると第1上ノズル22からの棒状冷却水と干渉してしまうからである。
さらに、第2上ノズル27の最も内側の列から噴射される棒状冷却水が鋼板に衝突する位置は、第1上ノズル22の最も外側の噴射ノズルの位置(鋼板面に垂直に投影した位置)より外側にあることが好ましい。それより内側にあると、棒状冷却水23の束の隙間から漏れ出た飛散冷却水29が棒状冷却水27の束の隙間からも漏れ出てしまうからである。ただし、間隔(すなわち、二次滞留域長さL2)があまり広すぎると、棒状冷却水23の束の隙間から漏れ出た飛散冷却水29により冷却むらが発生するため、二次滞留域長さL2は広くても1m以内にすることが好ましい。
そして、円管ノズルが詰まりにくく、かつ棒状冷却水の噴射速度を確保するためには、円管ノズルのノズル内径は3〜8mmの範囲内であればよい。また、棒状冷却水の隙間から鋼板上の滞留冷却水が外側に流れ出ないようにするためには、板幅方向に引いた仮想線上で隣り合うノズルの間隔をノズル内径の10倍以内とすればよい。
また、第1上ノズル22の噴射角度θ1は、30°〜60°とするのが好ましい。噴射角度θ1が30°より小さいと、棒状冷却水23の鉛直方向速度成分が小さくなって、鋼板10への衝突が弱くなり、冷却能力が低下するからである。一方、噴射角度θ1が60°より大きいと、棒状冷却水23の鋼板搬送方向速度成分が小さくなって、鋼板上の冷却水を堰き止める力が弱くなり、冷却水が冷却領域外に流れ出て大きな温度むらが発生するからである。なお、噴射角度θ1と第2上ノズルの噴射角度θ2は必ずしも等しくする必要はない。完全に水切りできるような角度に適宜設定すればよい。
さらに、鋼板10の反り等によって第1上ノズル22や第2上ノズル26が損傷するのを防止するために、それぞれのノズルの先端(噴射口)の位置を鋼板の搬送ライン(テーブルローラ)から離すようにするのがよいが、あまり離すと棒状冷却水が分散して棒状でなくなり冷却水を堰き止める作用がなくなるので、ノズルの先端と搬送ラインの距離を500mm〜1800mmとするのが好ましい。
さらに、この実施形態を厚鋼板の制御圧延材の冷却に適用して、制御圧延材を圧延中に通過させながら水冷することによって、所定の制御圧延開始温度になるまで放冷して冷却待ちをすることを解消しようとする場合には、棒状冷却水の水量密度を4m/mmin以上とすることが好ましい。滞留冷却水28は供給する棒状冷却水23、27によって堰き止められて形成される。このとき水量密度が大きくなると堰き止めることができる滞留冷却水の量は増加し、板幅端部から排出される冷却水と供給される冷却水の量が釣り合って滞留冷却水は一定に維持される。厚鋼飯の場合、一般的な板幅は2〜5mであり、4m/mmin以上の水量密度で冷却水を供給すれば、これらの板幅において滞留冷却水28を一定に維持できて、圧延中の厚鋼板を通過させながら所望の温度降下量を得ることができる。
そして、水量密度を4m/mmin以上大きくすればするほど冷却待ちを解消する制御圧延材が多くなる。例えば、水量密度が小さいと板厚が薄い制御圧延材でしか冷却待ちを解消できないが、水量密度を増やしていけば、ある程度板厚が厚い制御圧延材でも冷却待ちを解消できるようになる。しかし、水量を増やしたことに対する冷却待ち時間短縮の効果は、水量密度を増やしていくほど徐々に小さくなっていくので、水量密度は、冷却待ち時間などの短縮効果と設備コストを勘案して、決定することが好ましい。
なお、上記において、鋼板の下面の冷却方法に特別な限定はなく、一般的に用いられている方法が適用できる。ただし、鋼板の上下の冷却能力は同程度とし、均一に冷却する必要がある。均一に冷却しないと鋼板の曲がりや反りが発生し、製品直行率が低下するからである。
以上述べたような冷却設備および冷却方法を厚鋼板や薄鋼飯の熱間圧延ラインに適用することによって、鋼板を目標温度まで高冷却速度で均一にかつ安定に冷やすことができる。その結果、品質の高い鋼板を製造することが可能となる。
上記において、圧延ロール17と上ヘッダ(第1上ヘッダ21、第2上ヘッダ25)の間に中間ヘッダを設け、冷却能力を大きくすることも可能であり、その数はいくつであってもよい。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態に係る鋼板の冷却設備の説明図である。
この実施形態に係る冷却設備は、鋼板の熱間圧延ライン上に設置される通過式の冷却設備であり、冷却ユニット30を備えている。この冷却ユニット30は、図1に示したような冷却ユニット20を鋼板搬送方向に互いに対向するように配置したものである。すなわち、鋼板10の上面に向けて棒状冷却水を供給するための上ヘッダ(第1上ヘッダ31、第2上ヘッダ35)と、それと鋼板搬送方向に対向するように鋼板10の上面に向けて棒状冷却水を供給するための上ヘッダ(第3上ヘッダ41、第4上ヘッダ45)と、テーブルローラの間から鋼板10の下面に向けて冷却水を供給するための下ヘッダ(図示せず)を有している。
そして、第1上ヘッダ31には鋼板搬送方向に複数列(ここでは、6列)の円管ノズル(第1上ノズル)32、第2上ヘッダ35には鋼板搬送方向に複数列(ここでは、3列)の円管ノズル(第2上ノズル)36がそれぞれ取り付けられており、第1上ノズル32から第3上ヘッダ41の方向に向かって所定の噴射角度(伏角)θ1で棒状冷却水33が供給され、第2上ノズル36から第3上ヘッダ41の方向に向かって所定の噴射角度(伏角)θ2で棒状冷却水37が供給されるようになっている。
同様に、第3上ヘッダ41には鋼板搬送方向に複数列(ここでは、6列)の円管ノズル(第3上ノズル)42、第4上ヘッダ45には鋼板搬送方向に複数列(ここでは、3列)の円管ノズル(第4上ノズル)46がそれぞれ取り付けられており、第3上ノズル42から第1上ヘッダ31の方向に向かって所定の噴射角度(伏角)θ1で棒状冷却水43が供給され、第4上ノズル46から第1上ヘッダ31の方向に向かって所定の噴射角度(伏角)θ2で棒状冷却水47が供給されるようになっている。
その際に、第1上ノズル32からの棒状冷却水33の噴射線と第3上ノズル42からの棒状冷却水43の噴射線が交差しないようにするとともに、第1上ノズル32からの棒状冷却水33の噴射線と第2上ノズル36からの棒状冷却水37の噴射線が交差しないように、また第3上ノズル42からの棒状冷却水43の噴射線と第4上ノズル46からの棒状冷却水47の噴射線が交差しないように、各上ヘッダ(第1上ヘッダ31、第2上ヘッダ35、第3上ヘッダ41、第4上ヘッダ45)間の間隔と噴射角度θ1、θ2は調整されている。
その他の点については、前記の第1の実施形態において述べたことと同様である。
上記のように構成することによって、第1上ノズル32と第3上ノズル42から供給された冷却水33、43は、鋼板10上で棒状冷却水33と棒状冷却水43によって堰き止められるとともに、鋼板10上の滞留冷却水38の水膜(滞留水膜)に衝突して飛散し棒状冷却水33の束の隙間から漏れ出た飛散冷却水39と、第2上ノズル36から供給された冷却水37は、鋼板10上で棒状冷却水37によって堰き止められ、鋼板10上の滞留冷却水38の水膜(滞留水膜)に衝突して飛散し棒状冷却水43の束の隙間から漏れ出た飛散冷却水49と、第4上ノズル46から供給された冷却水47は、鋼板10上で棒状冷却水47によって堰き止められる。
これにより、第2上ヘッダ35の最も外側の列の円管ノズルからの冷却水が鋼板10に衝突する位置から、第4上ヘッダ45の最も外側の列の円管ノズルからの冷却水が鋼板10に衝突する位置までが冷却領域ということになり、その冷却領域の間で鋼板10上に滞留冷却水38の水膜が安定して形成される。
以上述べたような冷却設備および冷却方法を厚鋼板や薄鋼飯の熱間圧延ラインに適用することによって、鋼板を目標温度まで高冷却速度で均一にかつ安定に冷やすことができる。その結果、品質の高い鋼板を製造することが可能となる。
上記において、対向する上ヘッダ(第1上ヘッダ31、第3上ヘッダ41)の間に中間ヘッダを設け、対向する上ヘッダ間の冷却能力を大きくすることも可能であり、その数はいくつであってもよい。
図1および図2の冷却設備は単独で使用しても複数で使用しても、また、一つの鋼板製造ラインにおいて図1と図2を混在して使用してもよい。
本発明の実施例を以下に述べる。
図4は、この実施例に用いた厚鋼板の熱間圧延ラインと、そこでの搬送パターンを示す図である。この厚鋼板の熱間圧延ラインは、加熱炉11、可逆式圧延機12、第1冷却設備14、ホットレベラ15、第2冷却設備16を備えている。
そして、搬送パターンAは、仕上圧延後に加速冷却を行うものであり、加熱炉11から抽出されたスラブを可逆式圧延機12によって、粗圧延、仕上圧延を行って板厚を25mmとした後に、ホットレベラ15を通し、第2冷却装置16において温度降下量150℃の加速冷却を行う。
また、搬送パターンBは、制御圧延前に温度調整冷却を行うものであり、加熱炉11から抽出されたスラブを可逆式圧延機12での粗圧延で板厚を60mmとした後に、第1冷却装置14において温度降下量80℃の調整冷却を行い、次いで低温仕上圧延、すなわち制御圧延を行う。最終3パスでは、圧延温度を比較的低くして制御圧延を行うため、前記調整冷却はその前の4パスで板厚を28mmまで圧下する際に行う。
本発明例1として、図1に示す冷却ユニット20を圧延機12の出側に第1冷却設備14として1ユニット配置し、図2に示す冷却ユニットを第2冷却設備16に6ユニット設置して、搬送パターンAおよび搬送パターンBの搬送・冷却を行った。鋼板下面の冷却は公知の技術を用いて行った。その際、上ノズル22、26、32、36、46、42については、ノズル先端の高さ位置をテーブルローラ13から1mとし、図3(a)に示したノズル配列で、ノズル内径を6mmとし、棒状冷却水の噴射角度θ1、θ2をそれぞれ45°、噴射速度を12m/sとした。
本発明例2として、図2に示す冷却ユニット30を、第1冷却設備14に2ユニット、第2冷却設備16に8ユニット設置して、搬送パターンAおよび搬送パターンBの搬送・冷却を行った。鋼板下面の冷却は公知の技術を用いて行った。その際、上ノズル32、36、42、46については、ノズル先端の高さ位置をテーブルローラ13から1mとし、図3(a)に示したノズル配列で、ノズル内径を6mmとし、棒状冷却水の噴射角度θ1を45°、θ2を30°、噴射速度を12m/sとした。なお、第1上ノズル32の最内側のノズルからの棒状冷却水と第3上ノズル42の最内側のノズルからの棒状冷却水がそれぞれ鋼板10に衝突する位置間の距離(すなわち、一次滞留域長さL1)は、0mmとした。
これに対して、比較例1として、第1冷却設備14および第2冷却設備16を従来のごく一般的なシャワー冷却装置にして、搬送パターンAおよび搬送パターンBの搬送・冷却を行った。
また、比較例2として、第1冷却設備14および第2冷却設備16を、膜状冷却水を対向させて噴射する前記特許文献2に記載の冷却装置にして、搬送パターンAおよび搬送パターンBの搬送・冷却を行った。
そして、それぞれの場合において、冷却後(十分に復熟した後)に、放射温度計を用いて鋼板幅方向温度を連続的に測定して、鋼板上面の温度分布を調べた。最先端、最尾端、幅方向板端部を除く定常部での温度のばらつき(最高温度と最低温度の差)を温度むらとして定義し、これを比較した。温度むらの大小は引張強度など製品の機械的性質のばらつきとほぼ対応した。生産能率と歩留は、比戟例1を基準として比較した。
その結果を表1に示す。
Figure 2007260712
まず、比較例1では、シャワー冷却であり、鋼板上に不安定に滞留する冷却水の影響により、温度むらは搬送パターンA(仕上圧延後の加速冷却)では80℃、搬送パターンB(制御圧延前の温度調整冷却)では40℃となり、製品の強度ばらつきも大きかった。
次に、比較例2では、ノズルを鋼板に近接させなければならなかったので、鋼板の反りが発生した時に設備が破損することがあった。設備に衝突した鋼板は、製品にならないので、比較例1と比べて製品の歩留が低下した。また、設備破損の修理にかなりの時間を要したので、生産能率も低下した。また、膜状冷却水を供給したのでノズル噴出口に異物が付着して膜状冷却水が形成されず、冷却水を噴射領域内(冷却領域内)に堰き止められない場合があった。そのため、鋼板上に不安定に滞留する冷却水の影響により、温度むらは搬送パターンA(仕上圧延後の加速冷却)では80℃、搬送パターンB(制御圧延前の温度調整冷却)では40℃となり、製品の強度ばらつきも大きかった。
これに対して、本発明例1、2では、供給された棒状冷却水自身が鋼板上の滞留冷却水を堰き止めて的確に水切りを行うことができ、安定した冷却領域が得られた。その結果、温度むらが8〜15℃と極めて低い値に抑えられて、鋼板を均一に冷却することができ、強度ばらつきが小さく、品質の高い鋼板を製造することができた。
また、本発明例1、2では、ノズル先端の高さ位置を1mと高くしたので、鋼板の反りが発生しても設備が破損することはなく、トラブルによる歩留低下はなく生産能率は向上した。
さらに、本発明例1では、供給された冷却水によって圧延ロールも冷却することができたので、圧延ロールを冷却する設備を通常に比べて簡易なものにすることができ、設備コストを抑えることができた。
上記の結果により、本発明の有効性が確認された。
本発明の第1の実施形態に係る冷却設備の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る冷却設備の説明図である。 本発明の実施形態における上ヘッダのノズル配置例を示した図である。 本発明の実施例における鋼板の熱間圧延ラインと搬送パターンの説明図である。
符号の説明
10 鋼板
11 加熱炉
12 可逆式圧延機
13 テーブルローラ
14 第1冷却設備
15 ホットレベラ
16 第2冷却設備
17 圧延ロール
20 冷却ユニット
21 第1上ヘッダ
22 第1上ノズル
23 棒状冷却水
25 第2上ヘッダ
26 第2上ノズル
27 棒状冷却水
28 滞留冷却水
29 飛散冷却水
30 冷却ユニット
31 第1上ヘッダ
32 第1上ノズル
33 棒状冷却水
35 第2上ヘッダ
36 第2上ノズル
37 棒状冷却水
38 滞留冷却水
39 飛散冷却水
41 第3上ヘッダ
42 第3上ノズル
43 棒状冷却水
45 第4上ヘッダ
46 第4上ノズル
47 棒状冷却水
49 飛散冷却水
51 下ヘッダ
52 下ノズル
53 棒状冷却水

Claims (6)

  1. 鋼板の上面に対して、棒状冷却水を伏角30〜60°で噴射する第1のノズル群を配置するとともに、噴射する最も外側の冷却水の噴射線よりも外側から、鋼板の上面に対して棒状冷却水を噴射する第2のノズル群を配置し、第1のノズル群から噴射する最も外側の冷却水が鋼板と衝突する地点よりも外側の鋼板上面に対して、第2のノズル群から棒状冷却水を噴射することを特徴とする鋼板の冷却方法。
  2. 前記鋼板の搬送方向に互いに対向するように棒状冷却水を噴射するノズル群を配置することを特徴とする請求項1に記載の鋼板の冷却方法。
  3. 前記第2のノズル群は鋼板の搬送方向にノズルを2列以上配列し、前記ノズルから10m/s以上の速度で棒状冷却水を噴射することを特徴とする請求項1または2に記載の鋼板の冷却方法。
  4. 鋼板の上面に対して、棒状冷却水を伏角30〜60°で噴射する第1のノズル群を配置するとともに、噴射する最も外側の冷却水が鋼板と衝突する地点よりも外側から、鋼板の上面に対して、棒状冷却水を噴射する第2のノズル群を配置し、前記衝突する地点よりも外側の鋼板の上面に棒状冷却水を噴射することを特徴とする鋼板の冷却設備。
  5. 前記ノズル群は鋼板の搬送方向に互いに対向するように棒状冷却水を噴射することを特徴とする請求項4に記載の鋼板の冷却設備。
  6. 前記第2のノズル群はノズルを鋼板の搬送方向に2列以上配列し、前記ノズルから10m/s以上の速度で棒状冷却水を噴射することを特徴とする請求項4または5に記載の鋼板の冷却設備。
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