JP5597916B2 - 鋼材の冷却設備 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼材の冷却設備に関するものである。
熱間圧延によって厚板や薄板などの鋼板を製造するプロセスでは、例えば図15に示すような設備において、熱間粗圧延・仕上圧延を行った後、水冷または空冷を行って組織を制御している。水冷によって比較的低い温度、例えば450〜650℃程度に冷却すると、微細なフェライトやベイナイト組織が得られ、鋼板の強度を確保できるので、スプレー冷却水やラミナー冷却水などによって鋼板を冷却する技術が一般的である。また近年では、高い冷却速度を得て組織をより微細化し、鋼板の強度を上げる技術の開発が盛んである。
例えば、大量の棒状冷却水を供給して熱鋼板を冷却する技術として特許文献1や特許文献2の技術がある。これは、鋼板の上下面に多数設置したノズルから冷却水を高速で噴射するものであり、非常に高い冷却速度を得ることができ、材料特性に優れた製品を製造出来るとされている。
また、冷却水を供給して熱鋼板を冷却する別の技術として、特許文献3の技術がある。これは、ノズルから噴射した冷却水を鋼板とロールと側壁とで囲まれる領域に充満させてプールを形成するものであり、定常的な冷却状態となって幅方向の冷却むらを低減することができるとされている。
特開2002−239623号公報 特開2004−66308号公報 特開2006−35233号公報
しかしながら、従来の技術は、冷却能力や冷却均一性の確保に問題があった。
特許文献1および2の技術は、冷却水ヘッダと熱延鋼帯との間に設けられる保護板の1つの孔またはスリットを、複数の冷却ノズルから噴射した冷却水が通過するとともに、鋼帯に供給された冷却水が同じ孔またはスリットから排出されるものである。すなわち、噴射口と排水口の機能が共存するから、図13に示すように冷却排水の流れはノズル先端から噴射される棒状冷却水にとって逆流であり、流動抵抗となっていた。
また、鋼板に到達した後の排出水はお互いにぶつかり合って上昇し、ノズル口と兼用である排水口に到達するまでに流路が曲げられるので、この部分が淀みとなって、排出水の円滑な流れが妨げられていた。このように、特許文献1および2の技術では、鋼帯表面へ供給された冷却水の円滑な排出にやや難があることがわかった。従って、冷却水が確実に鋼板に届くようにするためには、ヘッダに高い噴射圧力をかけて、冷却水を高速噴射しなければならないため設備費がかかるという問題がある。
また、スリット状の孔を開けると、保護板のスリット間の部分は細い板状となるため、この部分の剛性が低下し、反った鋼板が冷却設備に進入して衝突した場合、設備を損傷する危険性もある。従って、冷却処理する鋼板の板厚が2〜3mmでは問題ないが、15mm以上になると設備損傷を防止するために板厚が厚い保護板を使用しなければならないのでスリットの加工が難しくなるという問題もある。
さらに、大きさが異なるスリット状の孔を開けると、ノズルの位置によって流動抵抗が異なるため鋼板の幅方向に冷却温度むらが発生するという問題も生じる。
特許文献3の技術は、鋼板上面に供給された冷却水が鋼板とロールと側壁とで囲まれた空間でプールを形成し、上方に抜けていく構造となっているので、該空間に冷却水が充満するには時間がかかるため、鋼板の先端数mの範囲では、冷却水の状態が非定常となり、鋼板長手方向の冷却温度むらや反りが発生し易いという問題がある。
また、特許文献3の技術では、側壁を設けない場合についても記載されているが、この場合には、図17に点線矢印で示すように、ガイド板上を排出水が幅方向端部へ向けて流れることとなる。ここで、特許文献3の技術では、冷却ノズルの先端はガイド板よりも上方にあるから、排出水の幅方向流れが冷却ノズルから噴射される冷却水と干渉してしまう。
この幅方向流れは鋼板幅方向端部ほど多くなるため、干渉は鋼板幅方向端部側ほど強くなり、冷却ノズルから噴射される冷却水の一部または全部が鋼板上面に到達することができなくなるので、幅方向に均一な冷却を行うことが難しい。
本発明は、上記に鑑み、鋼材の表面に冷却水を供給する場合において、高熱伝達率で均一に冷却する技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
第一の発明は、鋼材の熱間圧延ラインに設置される鋼材の冷却設備であって、鋼材の表面に冷却水を供給するヘッダと、該ヘッダから伸長した冷却水噴射ノズルと、前記鋼材と前記ヘッダとの間に設置される隔壁とを備えるとともに、前記隔壁には、前記冷却水噴射ノズルの先端部を内挿する給水口と、前記鋼材の表面に供給された冷却水を前記隔壁の背面へ排水する排水口とが、多数設けられるとともに、前記排水口は、隣り合う前記給水口同士を結ぶ3本の線分からなる三角形の外心または前記三角形の各辺の2等分点に配列されていることを特徴とする鋼材の冷却設備である。
第二の発明は、鋼材の熱間圧延ラインに設置される鋼材の冷却設備であって、鋼材の表面に冷却水を供給するヘッダと、該ヘッダから伸長した冷却水噴射ノズルと、前記鋼材と前記ヘッダとの間に設置される隔壁とを備えるとともに、前記隔壁には、前記冷却水噴射ノズルの先端部を内挿する給水口と、前記鋼材の表面に供給された冷却水を前記隔壁の背面へ排水する排水口とが、多数設けられるとともに、前記排水口は、隣り合う前記給水口同士を結ぶ4本の線分からなる四角形の重心または前記四角形の各辺の2等分点に配列されていることを特徴とする鋼材の冷却設備である。
第三の発明は、隔壁に設けられた排出口の総断面積を冷却水噴射ノズルの総断面積の1.5倍以上とすることを特徴とする第一または第二の発明に記載の鋼材の冷却設備である。
第四の発明は、隔壁に設けられた給水口に内挿した冷却水噴射ノズルの外周面と前記給水口の内面との隙間を3mm以下とすることを特徴とする第一乃至第三の発明のいずれかに記載の鋼材の冷却設備である。
第五の発明は、冷却水噴射ノズルの内径を3〜8mm、前記冷却水噴射ノズルから噴射される冷却水は流速8m/s以上の棒状冷却水であり、水量密度を1.5〜4.0m/m ・minとすることを特徴とする第一乃至第四の発明のいずれかに記載の鋼材の冷却設備である。
本発明の鋼材の冷却設備を用いることにより、高い熱伝達率を得て、鋼材を目標温度に早く到達させることができる。即ち、冷却速度を高めることができるので、例えば高張力鋼板などの新製品を開発することができる。また、鋼材の冷却時間を短縮できるので、例えば、製造ライン速度を上げることによって生産性を向上させることができる。
さらに、噴射面全体で均一に冷却することができるので、品質の高い鋼材製品を製造することができる。
以下、本発明の実施の形態の一例を図面を参照して説明する。なお、ここでは、本発明を厚板圧延プロセスでの鋼板の上面冷却に用いた場合を例にして述べる。
図15は、本発明の実施に供する厚板圧延ラインの一例を示す概略図である。
加熱炉から抽出されたスラブは圧延機によって粗圧延と仕上圧延が施され、所定の仕上温度、仕上板厚とされた後、オンラインにて加速冷却設備に搬送される。冷却前にプリレベラを通して鋼板の形状を整えてから加速冷却を行うのが均一な材質を得るのに好適である。加速冷却設備では、上面冷却設備と下面冷却設備とから噴射される冷却水によって鋼板は所定温度まで冷却される。
図1は本発明の実施の形態の一例として、本発明の冷却装置を上面冷却設備に適用した場合の上下面冷却設備の配置を示す側面図である。
1 上面冷却設備の概要
上面冷却設備は、熱鋼板12の上面に冷却水を供給するヘッダ1と、該ヘッダ1から伸長した冷却水噴射ノズル3と、ヘッダ1と熱鋼板12との間に鋼板幅方向に渡り水平に設置され、多数の貫通孔(給水口6と排水口7)を有する隔壁5とを備えている。そして、冷却水噴射ノズル3は円管ノズル3からなり、その先端が前記隔壁5に設けられた貫通孔(給水口6)に内挿されて、隔壁5の下端部より上方になるように設置されている。
円管ノズル3の先端が貫通孔に内挿されて隔壁5の下端部より上方になるように設置されているのは、仮に先端が上方に反った鋼板が進入してきた場合でも隔壁5によって円管ノズル3が損傷するのを防止するためである。これによって、円管ノズル3が良好な状態で長期間にわたって冷却を行うことができるので、設備補修等を行うことなく、鋼板の温度むらの発生を防止することができる。
また、円管ノズル3の先端が貫通孔に内挿されているので、図16に示すように、隔壁5の上面を流れる点線矢印の排出水の幅方向流れと干渉することがない。したがって、円管ノズル3から噴射された冷却水は、幅方向位置によらず等しく鋼板上面へ達することができ、幅方向に均一な冷却を行うことができる。
図3に一例を示すように、隔壁5には直径10mmの貫通孔が多数開けられている。そして、給水口6には外径8mm、内径3mmの円管ノズル3が装入されている。円管ノズル3は、例えば千鳥格子状に配列され、円管ノズル3が通っていない貫通孔は、冷却水の排水口7となっている。このように、本発明の冷却設備の隔壁5に設けられた多数の貫通孔は、多数の給水口6と排水口7とから成り立っており、それぞれに役割、機能を分担している。
このとき、詳細は後述するが、 排水口7の総断面積は、円管ノズル3の内径の総断面積よりも十分広く、図1に示すように熱鋼板の上面に到達した冷却水は、鋼板表面と隔壁5との間に充満し、排水口7を通して隔壁5の上方(鋼板表面に対して隔壁5の背面側)に導かれ、速やかに排出されていく。
そして、隔壁5の上方に導かれた排出水9は、図10に示すように、ヘッダ1と隔壁5との間の排水流路を鋼板幅方向外側へ導かれ排水される。
図13に示すように排水口と給水口が同一の貫通孔に設置されていると、冷却水は、鋼板に衝突した後、隔壁5の上方に抜けにくくなって、鋼板12と隔壁5の間を鋼板幅方向端部へ向かって流れるようになる。そうすると鋼板12と隔壁5の間の冷却排水の流量は、板幅方向の端部に近づく程多くなるので、噴射冷却水が滞留水膜を貫通して鋼板に到達する力が板幅方向端部ほど阻害されることとなる。
薄板の場合には板幅が高々2m程度であるのでその影響は限定的であるが、特に板幅が3m以上の厚板の場合には、その影響は無視できない。従って、鋼板幅方向端部の冷却が弱くなり、この場合の鋼板幅方向の温度分布は、図11に示すように凹型をした不均一な温度分布となる。
これに対して、本発明の冷却設備は、図14に示すように給水口6と排水口7は別個に設けられており、給水と排水を役割分担しているので、鋼板表面と隔壁5との間に充満した冷却水の冷却排水は、隔壁5の排水口7を通過して隔壁5の上方に円滑に流れて行くようになる。従って、冷却後の排水が速やかに鋼板上面から排除されるので、後続で供給される冷却水は、容易に滞留水膜を貫通することができ、十分な冷却能力を得ることができる。この場合の鋼板幅方向の温度分布は、図13に示すように幅方向に均一な温度分布を得ることができる。
ヘッダ1の下面と隔壁5上面との距離は、ヘッダ1下面と隔壁5上面に囲まれた空間内での鋼板幅方向流路断面積が円管ノズル3の内径の総断面積の1.5倍以上となるように設けられることが好ましく、例えば100mm程度以上である。この鋼板幅方向流路断面積が円管ノズル3の内径の総断面積の1.5倍以上ないと、隔壁5に設けられた排水口7から排出された冷却排水が円滑に鋼板幅方向に排出できないからである。
2 給水口と排水口の配置
次に冷却水を隔壁上により速やかに排出するための給水口6と排水口7との配置について図2〜図9を用いて述べる。なお図中、5は隔壁を、6は給水口を、7は排水口を、3は給水口6に装入された円管ノズルをそれぞれ示している。
(a)図2〜図3は隔壁5に給水口6を千鳥に配列した一例である。
図2は、給水口Aに着目した場合の排水口7との位置関係を説明した給排水口の部分配列図である。図3は図2の給排水口の部分配列を隔壁上に展開した隔壁の平面図である。
図2に示すように千鳥に配列された給水口Aの隣り合う給水口は、B〜Gの6個である。
給水口Aを頂点として隣り合う給水口B〜Gを結ぶ3本の線分から成る三角形の外心(各辺の垂直2等分線が3本交わる交点)に1個の排水口p1〜p6が設けられている。
このように排水口を配列すると、例えば排水口p1点は、給水口A、B、Cからの距離が等しく、給水口A、B、Cから噴射された冷却水が熱鋼板12に衝突し、該熱鋼板12の表面に沿って拡散し合流する点である。そして、この合流点に排出口p1を設けたので隔壁上への排水がスムーズに行われ、図14に示すように冷却水が着実に熱鋼板12の表面に届き高い冷却能力が確保でき、その冷却能力も排水能力もすべての位置で同じであるから、鋼板幅方向で均一な温度分布を得ることができる。
なお、図2では、三角形ABCを辺AB、辺ACが等しい長さの二等辺三角形として示したが、本実施形態はこれに限るものではなく、例えば給水口6の千鳥状の配列が歪んだものであり、給水口の位置関係が不等辺三角形であっても、排水口をその外心に設ければよい。
(b)図4〜図5は隔壁5に給水口6を千鳥に配列した他の例である。
図4は、給水口Aに着目した場合の排水口7との位置関係を説明した給排水口の部分配列図である。図5は図4の給排水口の部分配列を隔壁上に展開した隔壁5の平面図である。
図4の給水口6の配列は図2と同じであるが、排水口7の配列が異なっている。
即ち、図4では、給水口Aを頂点として隣り合う給水口B〜Gを結ぶ3本の線分から成る三角形の各辺の2等分点に排水口q1〜q6を設けた例である。例えば排水口q1は、給水口A、Bからの距離が等しく、給水口A、Bから噴射された冷却水が熱鋼板12の表面に沿って拡散し合流する点である。そして、この合流点に排出口q1を設けたので隔壁上への排水がスムーズに行われ、図14に示すように冷却水が着実に熱鋼板12の表面に届き高い冷却能力が確保でき、その冷却能力も排水能力もすべての位置で同じであるから、鋼板幅方向で均一な温度分布を得ることができる。
なお、図4では三角形ABCを辺AB、辺ACが等しい長さの二等辺三角形として示したが、本実施形態はこれに限るものではなく、例えば給水口6の千鳥状の配列が歪んだものであり、給水口の位置関係が不等辺三角形であっても、排水口をその各々の辺の2等分点に設ければよい。
(c)図6〜図7は隔壁5に給水口6を碁盤の目状に配列した例である。
図6は、給水口Aに着目した場合の排水口7との位置関係を説明した給排水口の部分配列図である。図7は図6の給排水口の部分配列を隔壁上に展開した隔壁5の平面図である。
図6に示すように碁盤の目状に配列された給水口Aの隣り合う給水口は、B〜Jの8個である。隣り合う給水口6同士を結ぶ4本の線分からなる四角形(長方形)の重心に1個の排水口r1〜r4が設けられている。
このように排水口を配列すると、例えば排水口r1点は、給水口A、C、D、Eからの距離が等しく、給水口A、C、D、Eから噴射された冷却水が熱鋼板12に衝突し、該熱鋼板12の表面に沿って拡散し合流する点である。そして、この合流点に排出口r1を設けたので隔壁上への排水がスムーズに行われ、図14に示すように冷却水が着実に熱鋼板12の表面に届き高い冷却能力が確保でき、その冷却能力も排水能力もすべての位置で同じであるから、鋼板幅方向で均一な温度分布を得ることができる。
なお、図6では四角形ACDEを長方形として示したが、本実施形態はこれに限るものではなく、例えば給水口6の碁盤の目状の配列が歪んだものであっても、給水口の位置関係が四角形をなしていれば、排水口をその重心に設ければよい。ちなみに、ノズルは幅方向に等間隔で配置するのが一般的であるので、四角形ACDEは少なくとも平行四辺形と見なすことができ、その重心は2本の対角線の交点となる。
(d)図8〜図9は隔壁5に給水口6を碁盤の目状に配列した他の例である。
図8は、給水口Aに着目した場合の排水口7との位置関係を説明した給排水口の部分配列図である。図9は図8の給排水口の部分配列を隔壁上に展開した隔壁の平面図である。
図8の給水口6の配列は図6と同じであるが、排水口7の配列が異なっている。
即ち、図8では、隣り合う給水口6同士を結ぶ4本の線分からなる四角形(長方形)の二等分点に排水口s1〜s4を設けた例である。例えば排水口s1は、給水口A、Cからの距離が等しく、給水口A、Cから噴射された冷却水が熱鋼板12の表面に沿って拡散し合流する点である。
そして、この合流点に排出口s1を設けたので隔壁上への排水がスムーズに行われ、図14に示すように冷却水が着実に熱鋼板12の表面に届き高い冷却能力が確保でき、その冷却能力も排水能力もすべての位置で同じであるから、鋼板幅方向で均一な温度分布を得ることができる。
なお、図8では四角形ACDEを長方形として示したが、本実施形態はこれに限るものではなく、例えば給水口6の碁盤の目状の配列が歪んだものであっても、給水口の位置関係が四角形をなしていれば、排水口をその各々の辺の2等分点に設ければよい。
ところで、給水口の相対位置関係を前記(a)、(b)のように三角形と見なすか、前記(c)、(d)のように四角形と見なすかは、給水口の配列方法による。隣り合う給水口を結んでできる三角形の最も広い内角が80°以上の場合は、四角形とみなしてよい。例えば、図6の三角形ACEでは、角Aが90°ゆえ、四角形ACDEと見なす。
なお、排水口7の総断面積が円管ノズル3の内径の総断面積の1.5倍より小さいと、排水口の流動抵抗が大きくなり、滞留水が排水されにくくなる結果、滞留水膜を貫通して鋼板表面に到達できる冷却水量が大幅に減り、冷却能が低下するので好ましくない。より好ましくは4倍以上である。
ちなみに、ノズル1個あたりの排出口の個数は、(a)の図3と(d)の図9では2個、(b)の図5では3個、(c)の図7では1個である。例えば、ノズル内径が5mmで、排出口が直径10mmである場合は、(a)〜(d)の全てで排水口7の総断面積が円管ノズル3の内径の総断面積の4倍以上となる。しかし、ノズル内径が8mmで、排出口が直径12mmである場合は、(c)では2.25倍にしかならないので、(a)、(b)または(d)の実施形態が好ましい。
一方、排水口が多過ぎたり、排水口の断面径が大きくなりすぎると、隔壁5の剛性が小さくなって、鋼板が衝突したときに損傷し易くなる。従って、排水口の総断面積と円管ノズル3の内径の総断面積の比は1.5から20の範囲が好適である。
また、隔壁5の給水口6に内挿した円管ノズル3の外周面と給水口6の内面との隙間は3mm以下とすることが望ましい。この隙間が大きいと、円管ノズル3から噴射される冷却水の随伴流の影響により、隔壁5の上面へ排出された冷却排水が給水口6の円管ノズルの外周面との隙間に引き込まれ、再び鋼板上に供給されることとなるので、冷却効率が悪くなる。これを防止するには、円管ノズル3の外径を給水口6の大きさとほぼ同じにすることがより好ましいが、工作精度や取り付け誤差を考慮し、実質的に影響が少ない3mmまでの隙間は許容する。より望ましくは2mm以下とする。
3 冷却水噴射ノズルおよび噴射条件
さらに、冷却水が滞留水膜を貫通して鋼板に到達できるようにするためには、円管ノズル3の内径、長さ、冷却水の噴射速度やノズル距離も最適にする必要がある。
即ち、円管ノズルの内径は、3〜8mmが好適である。3mmより小さいとノズルから噴射する水の束が細くなり勢いが弱くなる。一方ノズル径が8mmを超えると流速が遅くなり、滞留水膜を貫通する力が弱くなるからである。
ノズルからの噴射する冷却水は噴射速度8m/s以上の棒状冷却水とすることが好ましい。8m/s未満では、滞留水膜を冷却水が貫通する力が極端に弱くなるからである。
ここで、本発明における棒状冷却水とは、円形状(楕円や多角の形状も含む)のノズル噴出口からある程度加圧された状態で噴射される冷却水であって、ノズル噴出口からの冷却水の噴射速度が8m/s以上であり、ノズル噴出口から噴射された水流の断面がほぼ円形に保たれた連続性と直進性のある水流の冷却水のことをいう。すなわち、円管ラミナーノズルからの自由落下流や、スプレーのような液滴状態で噴射されるものとは異なる。
また、上面冷却の冷却水噴射ノズル3の下端から鋼板12の表面までの距離は、30〜120mmとするのが良い。30mm未満では、鋼板12が隔壁5に衝突する頻度が極端に多くなり設備保全が難しくなる。120mm超えでは、冷却水が滞留水膜を貫通する力が極端に弱くなるからである。
本発明で最も効果を発揮する水量密度の範囲は、1.5m/m・min以上である。水量密度がこれよりも低い場合には滞留水膜がそれほど厚くならず、棒状冷却水を自由落下させて鋼板を冷却する公知の技術を適用しても、幅方向の温度むらはそれほど大きくならない場合もある。一方、水量密度が4.0m/m・minよりも高い場合でも、本発明の技術を用いることは有効であるが、設備コストが高くなるなど実用化の上での問題があるので、1.5〜4.0m/m・minが最も実用的な水量密度である。
4 下面冷却について
本実施形態において、鋼板下面側の冷却装置については、特に限定されるものではない。図1に示す実施形態では、上面側の冷却装置と同様の円管ノズル4を備えた冷却ヘッダ2が設けられ、上面側冷却のような冷却排水を鋼板幅方向に排出する隔壁5を設けない例を示したが、上面側と同様の隔壁を設けた本発明の冷却設備を適用してもよい。また、膜状冷却水や噴霧状のスプレー冷却水などを供給する公知の技術をもちいてもよい。
以上、図1に示す鋼板の上下面冷却設備を例に、本発明の冷却設備について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
即ち、本実施の形態においては、厚鋼板の熱間圧延後の冷却設備について説明したが、本発明は、薄板、条鋼などの鋼材の熱間圧延や熱処理後の冷却設備として適用可能である。
また、円管ノズルを用いた棒状冷却水の場合について述べたが、噴射の形態もこれに限定されるものではなく、噴射ノズルの選択により種々の噴射形態を選ぶことができる。さらに、鋼板上面の冷却設備として垂直方向下向きへ冷却水を噴射する場合について説明したが、噴射方向もこれに限定されるものではなく、下面冷却設備として垂直上向きへ冷却水を噴射してもよいし、垂直以外に水平や斜め方向への噴射を使うことができる。
以下、本発明の一実施例として、厚板圧延のプロセスにおいて、引張強度590MPaクラスの鋼板の冷却を行う場合について、図面に基づいて説明する。
図15に概略を示す厚板圧延設備において、加熱炉から抽出されたスラブを粗圧延後、板厚25mm、板幅4.5mの厚鋼板に仕上圧延を行い、鋼板表面温度で820℃で圧延を終了した。圧延終了後、ホットレベラを通して、加速冷却を行った。冷却条件は、冷却開始温度780℃、冷却終了温度(加速冷却設備出側で復熱後の温度を測定した値)は、560℃とした。
加速冷却試験に用いた冷却設備は、鋼板上面側は図1に示す隔壁を有する本発明の冷却設備を備え、鋼板下面側についても同様の隔壁を有する本発明の冷却設備を備えたものを用いた。
本実施例では、鋼板上下面の隔壁の給水口6と排水口7の配置について、本発明例として2種類試験した。すなわち、本発明例1は、図2に示すように給水口を千鳥に配列し、隣り合う給水口同士を結ぶ3本の線分からなる三角形の外心に排水口を設けたものであり、1つの給水口の周りに6個の排水口7が6角形の頂点に配置される場合である。
本発明例2は、図6に示すように、給水口6を碁盤の目状に配列し、隣り合う給水口同士を結ぶ4本の線分からなる四角形の重心に排水口を設けたものであり、1つの給水口の周りに4個の排水口7が四角形の頂点に配置される場合である。なお、隔壁には、図2および図6に従って、直径12mmの貫通孔をあけ、給水口には円管ノズル3の先端を挿入し、残りの孔を排水口とした。
使用した円管ノズルの寸法は、内径5mm、外径9mm、鋼板幅方向のノズルピッチは50mmとし、テーブルロール間距離1mのゾーン内でノズルを長手方向に10列並べた。
冷却水の噴射速度と水量密度は、上面冷却水の噴射速度は、本発明例1は9.0m/s、本発明例2は12.0m/s、下面冷却水の噴射速度は、本発明例1は13.5m/s、本発明例2は18.0m/sとした。上面冷却水の水量密度は、本発明例1は2.1m/m ・min、本発明例2は2.8m/m ・min、下面冷却水の水量密度は、本発明例1は2.8m/m ・min、本発明例2は4.2m/m・minとした。
本発明例1および2とも、図14に示すように、鋼板を冷却後の冷却水が速やかに鋼板上下面から排除されるので、後続で供給される冷却水は、容易に滞留水膜を貫通することができた。
これによって、上下面とも高い冷却能力を均一に確保できた。この場合の鋼板幅方向の温度分布は、図12に示すように幅方向に均一な温度分布を得ることができた。板幅中央での冷却停止温度を560℃とするための冷却時間は、本発明例1では2.5秒、本発明例2では2.1秒であった。冷却速度が高くなったため、高強度を得るために必要な鋼の合金成分(例えばMnなど)の削減が可能となり、製造コストを削減することができた。
鋼板幅方向の温度分布は、550〜560℃で図12に示すようなほぼ均一な分布になり、鋼板幅方向の温度むら(最高温度-最低温度)は小さく、10℃になった。このため、材料試験の合格率は99.5%と高く、歩留りも十分に高かった。
これに対し、比較例1として、特許文献2に記載された隔壁にスリット状の孔を設け、給水口と排水口とを兼用する従来技術の冷却設備を用いた。この比較例1の冷却設備は、図13に示すように、鋼板に衝突した後の冷却水は上方に抜けにくいので、板幅中央での冷却停止温度を560℃とするために、3秒の水冷時間が必要であった。
冷却停止温度の板幅方向分布は、図11に示すような凹型となり、板端部付近での最も高い温度は600℃であった。従って、幅方向の温度むら(最高温度-最低温度)は40℃となった。製品の一部を取り出して材料試験を行った結果、合格率は70%と低く、歩留りも悪かった。
さらに、比較例2として、冷却水量やノズルの寸法は本発明例1と同じとし、ノズルと排出口のレイアウトを図18のようにして、冷却を行った。すなわち、比較例2は、排出口7を幅方向に並んだ給水口6すなわち円管ノズルの中間位置に設けたものであり、本発明例1(図3)のようにノズル列とノズル列との間にわざわざ排出口7の列を設けることがなく、本発明のような隔壁5に設ける排出口7のレイアウトとして採用するには、最も一般的なものと思われる。
しかし、長手方向に隣り合う2つのノズルから噴射された冷却水の逃げ場がないので、本発明例1と比べて排水性が悪く、冷却能力は劣った。板幅中央での冷却停止温度を560℃とするための冷却時間は、2.8秒であった。高強度を得るために必要な鋼の合金成分(例えばMnなど)の削減は、本発明例1の半分程度にとどまった。
以下、本発明の他の実施例として、H形鋼の熱間圧延プロセスにおいて、引張強度490MPaクラスの鋼板の冷却を行う場合について、図面に基づいて説明する。
図19に概略を示すH形鋼圧延設備において、加熱炉から抽出された鋼片を、ブレークダウン圧延、粗圧延を行った後、仕上圧延によりフランジ厚36mm、フランジ幅300m、ウェブ厚16mm、ウェブ高さ700mmとした。仕上圧延時のフランジ外表面温度は800℃であり、この後、フランジ外面の冷却開始温度を780℃として加速冷却を行った。冷却終了温度(加速冷却設備出側で復熱後の温度を測定した値)は、580℃を目標とした。
加速冷却試験に用いた冷却設備は、図20に示すように、フランジ21外面と冷却ヘッダ23との間に隔壁5を有し、水平方向に噴射冷却水25を噴射する本発明の冷却設備である。フランジ21内面とウェブ22上下面の冷却は、排水性の問題があるため、行わなかった。
本実施例では、隔壁の給水口6と排水口7の配置を発明例として1種類試験した。すなわち、本発明例3は、図2に示すように給水口6を千鳥に配列し、隣り合う給水口6同士を結ぶ3本の線分からなる三角形の外心に排水口7を設けたものであり、1つの給水口6の周りに6個の排水口7が6角形の頂点に配置される場合である。なお、隔壁5には、図2に従って、直径12mmの貫通孔をあけ、給水口6には円管ノズル3を挿入し、残りの孔を排水口7とした。
使用した円管ノズルの寸法は、内径4mm、外径8mm、フランジ幅方向(鉛直方向)、搬送方向ともにノズルピッチは60mmとした。冷却水の噴射速度は、8.2m/s、水量密度は2.7m/m ・minとした。
本発明例3では、図14に示した上面冷却の場合と同様に、フランジ21外面と隔壁5との間に充満したフランジ21外面冷却後の冷却水26が隔壁の背面に速やかに排除されて、ヘッダ23と隔壁5との間の空間に入るので、後続で供給される噴射冷却水25は、隔壁5とフランジ21外面に充満する水膜27を貫通することができた。
これによって、高い冷却能力を均一に確保できた。フランジ21幅中央での冷却停止温度を580℃とするための冷却時間は、2.4秒であり、フランジ21幅方向の温度分布は、570〜580℃で、図21に示すように幅方向にほぼ均一な温度分布を得ることができたので、フランジ幅方向の温度むら(最高温度-最低温度)は小さく、10℃であった。
その結果、材料試験の合格率は99.7%と高く、歩留りも十分に高かった。
また、高い冷却速度が得られたので、高強度を得るために必要な鋼の合金成分(例えばMnなど)の削減が可能となり、製造コストを削減することができた。
これに対し、比較例3として、一般的なスプレー冷却設備を用いて、同じ水量密度での冷却を行った。この比較例3の冷却設備では、フランジ21外面に衝突した後の冷却水がフランジ21外面近傍を落下するため、後続で供給される冷却水は、フランジ21外面に衝突した後の落下冷却水に阻害されて、フランジ21外面に到達しにくくなる。
特に、フランジ21高さ方向の低い位置では冷却能力が低下して、冷却停止温度のフランジ21幅方向分布は、図22に示すように、下部ほど高い分布となった。フランジ21の最上部付近での最も低い温度は560°であり、フランジ21の最下部付近での最も高い温度は600℃であり、フランジ幅方向の温度むら(最高温度-最低温度)は40℃となった。
そして、製品の一部を取り出して材料試験を行った結果は、合格率は80%と低く、歩留りも悪かった。
本発明の冷却設備の配置を説明する図である。 給排水口の部分配列図である。 図2を展開した隔壁の平面図である。 給排水口の他の部分配列図である。 図4を展開した隔壁の平面図である。 給排水口の部分配列図である。 図6を展開した隔壁の平面図である。 給排水口の他の部分配列図である。 図8を展開した隔壁の平面図である。 隔壁上の冷却排水の流れを説明する図である。 従来例による鋼板幅方向温度分布を説明する図である 本発明による鋼板幅方向温度分布を説明する図である。 従来例による冷却水の流れを説明する図である。 本発明例による冷却水の流れを説明する図である。 厚板圧延ラインの概略を説明する図である。 本発明例の隔壁上の冷却排水との非干渉を説明する図である。 ノズル先端が隔壁よりも上方にある場合の隔壁上の冷却排水との干渉を説明する図である。 比較例の隔壁の一例を示す平面図である。 H形鋼圧延ラインの概略を説明する図である。 本発明の冷却設備のH形鋼圧延ラインへの適用を説明する図である。 本発明による鋼板幅方向温度分布を説明する図である。 従来例による鋼板幅方向温度分布を説明する図である。
符号の説明
1 上ヘッダ
2 下ヘッダ
3 上冷却水噴射ノズル(円管ノズル)
4 下冷却水噴射ノズル(円管ノズル)
5 隔壁
6 給水口
7 排水口
8 噴射冷却水
9 排出水
10 水切ロール
11 テーブルロール
12 熱鋼板
21 フランジ
22 ウェブ
23 ヘッダ
24 ノズル
25 噴射冷却水
26 排出水
27 充満水膜

Claims (5)

  1. 鋼材の熱間圧延ラインに設置される鋼材の冷却設備であって、鋼材の表面に冷却水を供給するヘッダと、該ヘッダから伸長した冷却水噴射ノズルと、前記鋼材と前記ヘッダとの間に設置される隔壁とを備えるとともに、前記隔壁には、前記冷却水噴射ノズルの先端部を内挿する給水口と、前記鋼材の表面に供給された冷却水を前記隔壁の背面へ排水する排水口とが、多数設けられ、前記給水口は、前記隔壁に千鳥に配列され、前記排水口は、隣り合う前記給水口同士を結ぶ3本の線分からなる三角形の外心、または前記三角形の各辺の2等分点に配列されていることを特徴とする鋼材の冷却設備。
  2. 鋼材の熱間圧延ラインに設置される鋼材の冷却設備であって、鋼材の表面に冷却水を供給するヘッダと、該ヘッダから伸長した冷却水噴射ノズルと、前記鋼材と前記ヘッダとの間に設置される隔壁とを備えるとともに、前記隔壁には、前記冷却水噴射ノズルの先端部を内挿する給水口と、前記鋼材の表面に供給された冷却水を前記隔壁の背面へ排水する排水口とが、多数設けられ、前記給水口は、前記隔壁に平行四辺形に配列され、前記排水口は、隣り合う前記給水口同士を結ぶ4本の線分からなる前記平行四辺形の重心、または前記平行四辺形の各辺の2等分点に配列されていることを特徴とする鋼材の冷却設備。
  3. 隔壁に設けられた排出口の総断面積を冷却水噴射ノズルの内径の総断面積の1.5倍以上とすることを特徴とする請求項1または2に記載の鋼材の冷却設備。
  4. 隔壁に設けられた給水口に内挿した冷却水噴射ノズルの外周面と前記給水口の内面との隙間を3mm以下とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の鋼材の冷却設備。
  5. 冷却水噴射ノズルの内径を3〜8mm、前記冷却水噴射ノズルから噴射される冷却水は流速8m/s以上の棒状冷却水であり、水量密度を1.5〜4.0m/m・minとすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の鋼材の冷却設備。
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