JP2007260579A - 塗装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗装の際および塗料替えの際の塗料の無駄を無くするとともに、塗装ブース内の空調エネルギーを抑えることが可能な塗装装置を提供すること。
【解決手段】ワーク供給手段3とワーク供給手段3で供給した製品に塗料を噴射するための塗料噴射手段2とを備え、ワーク供給手段3は、基台レール4と、基台レール4に移動自在に連結された第1可動部材5と、第1可動部材5に前記基台レール4に対する第1可動部材5の移動方向と異なる方向へ移動自在に連結された可動体本体7と該可動体本体7に回動自在に突設した回動アーム9とを備えた第2可動部材6と、前記回動アーム9に回動自在にして上方側へ向けて連結された回転テーブル13と、を具備し、前記塗料噴射手段2は、支柱21と、支柱21に上下動自在に連結された、任意の箇所にスプレーガン31を装着可能なアーム23と、を具備したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、塗装装置に係り、より詳しくは、被塗装物を供給するための回転テーブルを複数方向に移動自在にしたことを特徴とする塗装装置に関する。
従来から行われていた製品の塗装方法としては、コンベアにより製品を搬送しつつ、この搬送されてくる製品に向けて、固定させたスプレーガンから塗料を吹き付ける方法が一般的であった。
しかしながら、この方法によると、各製品間にも塗料を噴射してしまうために塗料の無駄が多いという欠点があった。
また、一般的に製品の塗装に際しては、塗料ホースを用いてスプレーガンまで塗料を搬送するが、この方法では、塗料替えに伴う洗浄の際に、スプレーガンの洗浄とともに塗料ホース内の洗浄も行わなければならず、洗浄作業が大変であるとともに、ホース内に残留している塗料を廃棄しなければならないために、これによっても塗料の無駄が生じるという問題点がある。
そのため、本出願人は過去において、回転テーブルを用いて、製品を回転しつつこの回転している製品に対して塗料を噴射する回転塗装の方法を提案し、更に、内部に塗料を充填可能なシリンジ部を備えた塗装用スプレーガンを提案し、これにより、塗料の無駄を無くすることを可能にした。
即ち、回転塗装の方法では、回転テーブルの上面または側面に製品を配置し、この回転テーブルを回転させながら、スプレーガンを移動させて複数の角度から回転している製品に対して塗料を吹き付ける方法であり、この方法によれば、コンベアで製品を搬送しつつ塗料を吹き付ける方法と異なり、製品の存在しない箇所に塗料を吹き付けることがなく、塗料の無駄を無くして歩留まりを上げることが可能となる。
また、内部に塗料を充填可能なシリンジ部を備えた塗装用スプレーガンでは、塗料の色を変える場合にはスプレーガン全体を交換することができるので塗料の交換の際にスプレーガンを洗浄する必要が無いとともに、塗料ホースを不要としているために、塗料の無駄を無くすることが可能である。
特開平11−290733号公報 特開2004−290939号公報
しかしながら、前述の回転塗装の方法では、コンベアにより搬送されている製品に対して固定ガンによって塗料を噴射する従来の塗装方法と異なり、製品に効率よく塗料を吹き付けるためには、スプレーガンを様々な角度に移動させて、製品に対して複数の角度から塗料を吹き付ける必要があり、そのために、塗装ブースとしてある程度の空間が必要となる。
一方、塗装ブース内では塗装により発生する人体に有害な塗料ミストを回収するために、塗装ブース内の気流を一定方向に流しながら、フィルタにより塗料ミストを回収しつつ、室内のエアーを室外に排気し、それとともに、塗装室内にエアーを供給しているため、塗装ブースが大きくなると空調のためのエネルギーが大きくなるという問題点が考えられる。
そしてこのような問題点は、シリンジを一体化したスプレーガンを用いた場合においても、スプレーガンを様々な角度に移動させる塗装方法では解決することが困難である。
そこで、本発明は、塗装の際および塗料替えの際の塗料の無駄を無くするとともに、塗装ブース内の空調エネルギーを抑えることが可能な塗装装置を提供することを課題としている。
本発明の塗装装置は、製品を供給するためのワーク供給手段と、該ワーク供給手段で供給した製品に塗料を噴射するための塗料噴射手段とを備え、
前記ワーク供給手段は、
基台レールと、
該基台レールに移動自在に連結された第1可動部材と、
該第1可動部材に前記基台レールに対する第1可動部材の移動方向と異なる方向へ移動自在に連結された可動体本体と、該可動体本体に回動自在に突設した回動アームと、を備えた第2可動部材と、
前記回動アームに回動自在にして上方側へ向けて連結された回転テーブルと、を具備し、
前記塗料噴射手段は、支柱と、該支柱に上下動自在に連結された、任意の箇所にスプレーガンを装着可能なアームと、を具備したことを特徴としている。
本発明の塗装装置では、被塗装物である製品を供給するためのワーク供給手段と、このワーク供給手段により供給された製品に塗料を噴射するための塗料噴射手段を備えており、前記ワーク供給手段は、基台レールと、この基台レールに移動自在に連結された第1可動部材と、この第1可動部材の移動方向とは異なる方向へ移動自在にして第1可動部材に連結された第2可動部材とを備え、第2可動部材は、可動体本体と、この可動体本体に回動自在に突設した回動アームとを備えている。そして、回動アームには、製品を設置するための回転テーブルを回動自在に連結しており、これにより、回転テーブルは、回転自在であるとともに複数の方向へ移動自在であり、更に傾斜させることも可能となる。
そのため、本発明によれば、スプレーガンを複数位置に移動させること無く製品に対して複数の角度から塗料を吹き付けることが可能であり、それにより、塗装ブースを小さくすることができ、塗装ブース内の空調に必要なエネルギーを抑えることが可能である。
本発明の塗装装置では、製品を供給するためのワーク供給手段と、このワーク供給手段により供給された製品に塗料を噴射するための塗料噴射手段を備えている。
そして、前記ワーク供給手段は、長尺の基台レールを有しており、この基台レールには、基台レールの長手方向へ移動自在とされた第1可動部材が連結されている。
また、第1可動部材には第2可動部材が移動自在に連結されており、この第2可動部材の移動方向は、前記第1可動部材の移動方向と略直交する方向としている。
そして、第2可動部材は、第1可動部材に移動自在に連結された可動体本体と、この可動体本体に回動自在にして突設した回動アームとを備えており、回動アームの先端部分には、回転テーブルが回動自在に連結されている。
また、回転テーブルは、前記回動アームに回動自在にして上方側へ向けて連結された軸部と、この軸部の上端部分に連設されたテーブル本体とを備え、テーブル本体の上面又は側面に、被塗装物となる製品を配置可能としている。
一方、前記塗料噴射手段は、支柱を有しており、この支柱には、アーム支持体が上下動自在に連結されている。
また、アーム支持体にはアームが連結されており、このアームの先端部分にはスプレーガンを装着可能とし、アームの先端部分にスプレーガンを装着した状態でアーム支持体を上下動することにより、スプレーガンの位置を上下に変更自在としている。
ここで、ワーク供給手段を一対個備えるとよく、これにより、一方のワーク供給手段上の製品に塗料を吹き付けているときに他方のワーク供給手段に次の製品を配置して待機させることができ、作業を継続して行うことが可能となる。
また、前記スプレーガンとして、塗料を充填可能なシリンジを一体化したスプレーガンを用いるとよい。具体的には、内部に塗料を充填可能であるとともに先端部に塗料吐出部を備えたシリンジ部と、このシリンジ部の先端部近傍に前記シリンジ部と一体的に形成されるとともに前記塗料吐出部近傍に開口したエアー供給路を備えたヘッド部と、前記シリンジ部内に移動自在に挿装されたピストンとを具備したスプレーガンを用いるとともに、前記アームの先端部に、スプレーガンにおけるピストンを押圧可能としたロッドを進退自在に備えるとよく、これにより、塗料ホースを用いることなくスプレーガンから塗料を噴射することができる。
本発明の塗装装置の実施例について図面を参照して説明すると、図1は、本実施例の塗装装置の正面図であり、図において1が本実施例の塗装装置である。
そして、本実施例の塗装装置1では、被塗装物である製品(以下「ワーク」という。)を供給するためのワーク供給手段3と、このワーク供給手段3により供給されたワークに向けて塗料を噴射する塗料噴射手段2とを備えて構成されている。
ここで、前記ワーク供給手段3について説明すると、本実施例においては前記ワーク供給手段3を一対個有しているが、いずれのワーク供給手段も同一の構成としているため、重複した説明は省略する。
即ち、図3は前記ワーク供給手段3の斜視図であり、また、図2は本実施例の塗装装置における前記ワーク供給手段近傍を示す斜視図であり、本実施例において前記ワーク供給手段3は、長尺とした基台レール4を有しており、この基台レール4には、第1可動部材5が設置されている。そして、第1可動部材5は、図3において矢印Yで示す基台レール4の長手方向、即ち装置の前後方向(以下「Y方向」という。)へ移動自在としている。
次に、前記第1可動部材5には第2可動部材6が移動自在に連結されている。そして、この第2可動部材6の移動方向は、前記基台レール4に対する第1可動部材5の移動方向に略直交する方向、即ち、図3において矢印Xで示す装置の左右方向(以下「X方向」という。)としている。
ここで、前記第2可動部材6について説明すると、本実施例において前記第2可動部材6は、可動体本体7と回動アーム9とを有しており、可動体本体7は、前記第1可動部材5に移動自在に連結されたスライド板701と、このスライド板701に、上方側へ向けて突出する配置で連結された可動側支柱702とを有している。また、前記可動側支柱702の上端部近傍には、回動アーム9が、可動側支柱702に対して回動自在に連結されており、これにより、前記回動アーム9は、図3におけるθ方向あるいはその逆方向へ回動可能としている。
なお、本実施例においては、正面視野で見た場合において、スライド板701におけるワーク供給手段3の外側の端部近傍に可動側支柱702を連結し、前記回動アーム9は、ワーク供給手段3の内側に向けて可動側支柱702に連結しているが、スライド板701に対する可動側支柱702の連結箇所、及び可動側支柱702に対する回動アーム9の連結箇所は特に限定されない。
次に、前記回動アーム9の先端部には回転テーブル13が回動自在に連結されている。即ち、本実施例においては、前記回動アーム9の先端部に連結された連結部11を有しており、この連結部11には、回動自在にして回転子12が配設されている。
一方、前記回転テーブル13は、ワークを配置するための扁平な略円柱状としたテーブル本体1301と、このテーブル本体1301の下面に連設した回転軸1302とを有しており、回転軸1302を、前記回転子12に連結し、これにより、回転子12を回転することで、テーブル本体1301を回転可能にしている。従って、テーブル本体1301の上面又は側面にワークを配置した状態で回転テーブル13を回転しつつワークに向けて塗料を噴射することで、ワークへの塗装を可能にしている。
このように、本実施例におけるワーク供給手段3では、第1可動部材5がY軸前後方向へ移動自在であり、更に、第2可動部材6がX軸方向へ移動自在であるために、これによりワークを設置した回転テーブル13もまた前後方向、左右方向へ移動自在である。
更に、先端部に回転テーブル13が連結された回動アーム9は回動自在であるために、この回動アーム9を所定角度だけ回動することにより、回転テーブル13を傾斜させることができる。
従って、本実施例では、第1可動部材5,第2可動部材6及び回動アーム9を可動あるいは回動することにより、スプレーガンとワークとの角度を様々に変化させることができるため、スプレーガンを複雑に移動させる必要がなく、それにより塗装ブースを小さくし、塗装ブース内の空調に必要なエネルギーを抑えることが可能である。
なお、ここで、本実施例における、前記回動アーム9の回動の方法、及び回転テーブル13の回転の方法について図4を用いて説明すると、図4は前記ワーク供給手段の構造を説明するための一部断面図であり、図において14及び15はモーターである。そして、モーター14及び15は、前記可動側支柱702に上下2段に亘って装着されており、上段のモーター14は、回動アーム9の回動用とし、下段のモーター15は回転テーブル13の回転用としている(以下においては、モーター14を「回動アーム用モーター」といい、モーター15を「回転テーブル用モーター」という。)。
即ち、回動アーム用モーター14の軸1401は、ベルト1402を介して、前記回動アーム9の基端部に装着されたギヤ1403に連結されており、これにより、回動アーム用モーター14を駆動することで、ベルト1402及びギヤ1403を介して、回動アーム13を回動可能にしている。
次に、回転テーブル用モーター15では、モーター軸1501には減速機1502及びプーリー1503が連結されるとともに、プーリー1503にはベルト1504が連結され、このベルト1504は、前記回動アーム9を貫通した軸1505に連結され、回転テーブル用モーター15を駆動することで軸1505を回転可能としている。また、軸1505の先端部は、ベベルギヤ1506を介して、前記回転子12の基端に連結されており、これにより、軸1505を回転させることで、回転子12を軸1505の回転方向と直交する方向に回転させ、回転子12に連結された回転軸1302を回転可能としている。
但し、必ずしもこのような機構を用いて回動アーム9及び回転テーブル13を回動又は回転させる必要はなく、いずれの方法を採用してもよい。
また、回転テーブル13の移動及び傾斜方法に関しても、特に限定されるものではなく、モーターにより自動的に移動してもよく、あるいは、手動により移動させてよく、更に、多関節型ロボットを用いて回転テーブル13を移動及び傾斜させてもよい。
次に、前記塗料噴射手段2について説明すると、図1において21は主軸であり、この主軸21にはアーム支持体22が上下動自在に連結されている。
そして、アーム支持体22には、アーム23が連結されており、アーム23の先端部分は、前記一対の回転テーブル13間の中間部分まで延出されている。
また、アーム23の先端部分にはスプレーガン31を装着可能としており、これにより、アーム支持体22を上下動することにより、先端部分に装着したスプレーガンを上下動することを可能としている。
なお、ここで、図5は本実施例の塗装装置に適用可能なスプレーガン31を示す図であり、図に示すスプレーガン31は、内部に塗料を充填可能としたシリンジ32を一体に備えたスプレーガン31としており、これにより、塗料ホースを不要にするとともに、塗料替えの際にはスプレーガンを交換することのみで対応可能としている。
即ち、前記シリンジ32は、その先端部に塗料吐出部3201を突出させるとともに、内部にはピストン3202を移動自在に挿装しており、シリンジ32の内部塗料を充填した状態でピストン3202を塗料吐出部3201側へ移動させることで、塗料吐出部3201より塗料を吐出可能としている。
また、シリンジ32の先端部にはヘッド部34をシリンジ32と一体的に備えており、このヘッド部34は、中央部分に開口3403を形成しており、この開口3403に前記塗料吐出部32001の先端部が挿入されている。
更に、ヘッド部34には、塗料吐出口3201より吐出される塗料を霧化するための霧化エアーを供給する霧化エアー供給路3401と、霧化された塗料の噴射パターンを変更するためのパターンエアー供給路3402が形成されており、この霧化エアー供給路3401とパターンエアー供給路3402の先端部は、前記塗料吐出口3401の先端部近傍で開口とされている。
そして、前記塗料吐出口3401から塗料を吐出しつつ、前記霧化エアー供給路3401及びパターンエアー供給路3402の先端部から霧化エアー及びパターンエアーを噴射することで、所望するパターンとした霧化塗料を噴射させることを可能としている。
一方、図において24は前記スプレーガン31を駆動するためのスプレーガン駆動機構であり、図に示す駆動機構では、モーター2401の軸にスクリューネジ2402を連結するとともに、このスクリューネジ2402に可動板2403を螺合させ、更に、可動板2403にロッド2404を連結して構成され、ロッド2404で前記シリンジ32のピストン33を押圧可能にし、これによりピストン33を前進させてシリンジ32内の塗料を吐出可能としている。
即ち、この構成において、モーター2401を正転あるいは逆転すると、スクリューネジ2402の回転に伴って可動板2403をスクリューネジ2402に沿って前進し、それにより、ロッド2404をシリンジ部32内に前進させてピストン33を押圧することが可能となる。
但し、本発明では、必ずしもこのように構成されるスプレーガン及びその駆動機構を採用する必要はなく、いずれのスプレーガンを用いてもよい。
また、前述のスプレーガンに関しては、既に前記特開2004−290939号公報において開示されているために詳細な説明は省略する。
次に、このように構成される本実施例の塗装装置の作用について説明すると、本実施例の塗装装置1を用いてワークの塗装を行う場合には、アーム23の先端部分にスプレーガンを装着するとともに、回転テーブル13の上面又は側面にワークを設置する。
次に、第1可動部材5、第2可動部材6、及び回動アーム9を可動及び回動して回転テーブル13を塗装に最適な位置に移動させるとともに、アーム23を上下動してスプレーガンの位置を調整する。そしてその状態で、スプレーガン31を駆動して、ワークに対して塗料を噴射してワークの塗装を行う。
そして、このとき、本実施例の塗装装置1では、第1可動部材5、第2可動部材6、及び回動アーム9を可動及び回動することで回転テーブル13の位置及び角度を調整様々に変化させることができるため、スプレーガンの位置を調整することなくワーク全体の塗装を行うことができ、スプレーガンを複数位置に移動させることが不要となり、その結果、塗装ブースを小さくし、空調に必要なエネルギーを抑えることが可能となる。
また、ワーク供給手段3を複数にすることにより、一方の回転テーブル13の上面又は側面のワークに対して塗装を行っているときに他方の回転テーブル13の上面又は側面に次のワークを設置して待機させることができ、これにより、塗装作業を中断することなく多数のワークの塗装を行うことができる。
また、アーム23を上下動自在としているために、塗料交換の際にはアーム23を上昇させて行うことができ、塗料交換の際に回転テーブル等が障害になることがなく、作業効率を高めることも可能である。
更にそのとき、シリンジとヘッドを一体化したスプレーガンを用いることにより、アームを上昇させた状態でスプレーガンを交換するのみで塗料交換を行うことができるため、洗浄作業等も不要となり、作業効率が上がるとともに洗浄に伴う塗料の無駄を無くすることも可能である。
なお、図6乃至図10は、本実施例の塗装装置1を用いてワークの塗装を行う場合の一例を説明する概念図であり、図6、図8、図9及び図10は正面側から見た図、図7は平面側から見た図である。また、図において35は、回転テーブル13の側面に係止したワークであり、図におけるワークは携帯電話の筐体部分としている。
そして、ワーク35の正面及び側面を塗装する場合には、図6に示すように、スプレーガン31を回転テーブル13の横側に位置させ、回転テーブル13を回転させながら、スプレーガン31を上下動させつつ塗料を噴射する。
また、ワーク35の側面を塗装する場合には、図7に示すように、スプレーガン31を回転テーブル13の横側における前後方向に見た端部近傍に位置させた状態で、回転テーブル13を回転させながら、回転テーブル13を前後方向に移動させつつスプレーガン31から塗料を噴射する。
次に、ワーク35の下面側を塗装する場合には、図8に示すように、スプレーガン31を回転テーブル13の横側に位置させるとともに、回転テーブル13を反スプレーガン31側に向けて傾斜させ、この状態で、回転テーブル13を回転させながらスプレーガン31から塗料を噴射する。
更に、ワーク35の内面側を塗装する場合には、図9に示すように、スプレーガン31を回転テーブル13の横側に位置させるとともに、回転テーブル13をスプレーガン31側に向けて傾斜させ、この状態で、回転テーブル13を回転させながらスプレーガン31から塗料を噴射する。
更にまた、ワーク35の上面側を塗装する場合には、図10に示すように、スプレーガン31を回転テーブル13の斜め下方側に位置させるとともに、回転テーブル13をスプレーガン31側に向けて傾斜させ、この状態で、回転テーブル13を回転させながらスプレーガン31から塗料を噴射する。
このように、本実施例の塗装装置1では、回転テーブル13の位置及び角度を調整様々に変化させることができるとともにスプレーガン31を上下動することができるため、塗装ブースを小さくして塗装ブース内の空調エネルギーを抑えつつ、有効にワークを塗装することが可能である。
本発明では、ワークを供給するための回転テーブルを複数位置及び複数角度に変更可能にすることでスプレーガンを複数箇所に移動することなくワーク全体の塗装を可能にし、これにより塗装ブースを小さくして空調エネルギーを抑えることを可能にしているため、塗装ブース内でワークの塗装を行う塗装装置の全般に適用可能である。
本発明の塗装装置の実施例の正面図である。 本発明の塗装装置の実施例におけるワーク供給手段近傍の部分を示す斜視図である。 本発明の塗装装置の実施例におけるワーク供給手段の斜視図である。 本発明の塗装装置の実施例における回動アーム及び回転テーブルの回動方法を説明するための構造図である。 本発明の塗装装置の実施例におけるスプレーガンを説明するための図である。 本発明の塗装装置の実施例を用いてワークを塗装する場合の一例を説明するための概念図であり、ワークの正面側を塗装する場合である。 本発明の塗装装置の実施例を用いてワークを塗装する場合の一例を説明するための概念図であり、ワークの側面側を塗装する場合である。 本発明の塗装装置の実施例を用いてワークを塗装する場合の一例を説明するための概念図であり、ワークの下面側を塗装する場合である。 本発明の塗装装置の実施例を用いてワークを塗装する場合の一例を説明するための概念図であり、ワークの内面側を塗装する場合である。 本発明の塗装装置の実施例を用いてワークを塗装する場合の一例を説明するための概念図であり、ワークの上面側を塗装する場合である。
符号の説明
1 塗装装置
2 塗料噴射装置
3 ワーク供給手段
4 基台レール
5 第1可動部材
6 第2可動部材
7 可動体本体
701 スライド板
702 可動側支柱
9 回動アーム
11 連結部
12 回転子
13 回転テーブル
1301 テーブル本体
1302 回転軸
14 回動アーム用モーター
1401 モーターの軸
1402 ベルト
1403 ギヤ
15 回転テーブル用モーター
1501 モーターの軸
1502 減速器
1503 プーリー
1504 ベルト
1505 軸
1506 ベベルギヤ
21 主軸
22 支持体
23 アーム
24 スプレーガン駆動機構
2401 モーター
2402 スクリューネジ
2403 可動板
2404 ロッド
31 スプレーガン
32 シリンジ
3201 吐出口
3202ピストン
34 ヘッド部
3401 霧化エアー供給路
3402 パターンエアー供給路
35 ワーク

Claims (3)

  1. 製品を供給するためのワーク供給手段(3)と、
    該ワーク供給手段(3)で供給した製品に塗料を噴射するための塗料噴射手段(2)とを備え、
    前記ワーク供給手段(3)は、
    基台レール(4)と、
    該基台レール(4)に移動自在に連結された第1可動部材(5)と、
    該第1可動部材(5)に前記基台レール(4)に対する第1可動部材(5)の移動方向と異なる方向へ移動自在に連結された可動体本体(7)と、該可動体本体(7)に回動自在に突設した回動アーム(9)と、を備えた第2可動部材(6)と、
    前記回動アーム(9)に回動自在にして上方側へ向けて連結された回転テーブル(13)と、を具備し、
    前記塗料噴射手段(2)は、
    支柱(21)と、
    該支柱(21)に上下動自在に連結された、任意の箇所にスプレーガン(31)を装着可能なアーム(23)と、を具備したことを特徴とする塗装装置。
  2. 前記ワーク供給手段(3)を一対個備えたことを特徴とする請求項1に記載の塗装装置。
  3. 前記スプレーガン(31)として、内部に塗料を充填可能であるとともに先端部に塗料吐出部(3201)を備えたシリンジ部(32)と、該シリンジ部(32)の先端部近傍に前記シリンジ部(32)と一体的に形成されるとともに、前記塗料吐出部(4)近傍に開口したエアー供給路(3401、3402)を備えたヘッド部(34)と、前記シリンジ部(32)内に移動自在に挿装されたピストン部(3202)と、を具備したスプレーガンを用いるとともに、前記アーム(23)の先端部分に、前記ピストン(3202)を押圧可能としたロッド(2404)を進退自在に備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗装装置。
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