JPH11290733A - 塗装装置用ロボットアーム及び塗装装置用ワーク供給装置並びにそれらを使用した塗装方法 - Google Patents

塗装装置用ロボットアーム及び塗装装置用ワーク供給装置並びにそれらを使用した塗装方法

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JPH11290733A
JPH11290733A JP12173498A JP12173498A JPH11290733A JP H11290733 A JPH11290733 A JP H11290733A JP 12173498 A JP12173498 A JP 12173498A JP 12173498 A JP12173498 A JP 12173498A JP H11290733 A JPH11290733 A JP H11290733A
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Toshihiro Nishikawa
俊博 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装時間を短縮することが可能な塗装装置用
ロボットアーム及びワーク供給装置、並びにそれらを使
用した塗装方法を提供すること。 【解決手段】 塗装装置本体内の塗装室内に備えられた
レール上を可動自在な主軸と、該主軸に屈曲自在に軸支
された第一のアーム部と、該第一のアーム部に屈曲自在
に軸支されされた第二のアーム部とを備える塗装装置用
ロボットアームにおいて、前記第二のアーム部の先端部
分に長尺状の支持アームを備えるとともに、該支持アー
ムに回動自在に複数のスプレーガンとを備えたことを特
徴とし、及び、塗装装置本体内の塗装室内に回転自在に
備えられる主軸と、該主軸上端に接続された支持アーム
と、該支持アームの両端に備えたワーク供給テーブルと
により構成される塗装装置用ワーク供給装置において、
前記ワーク供給テーブルを前記支持アームに回転自在に
装着したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装装置用のロボ
ットアーム及びワーク供給装置並びにそれらを使用した
塗装方法に係り、より詳しくは、複数のスプレーガンを
備えた塗装装置用ロボットアーム及び回転自在のワーク
供給用テーブルを備えたワーク供給装置、並びにそれら
を使用した塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、多量の被塗装物を塗装する場
合には、一般的に、図10に示すような塗装装置が用い
られている。この従来から用いられている塗装装置31
は、制御部、モーター等の駆動部を内部に備える装置本
体32に、被塗装物を塗装するための塗装室33が設け
られている。
【0003】そして、塗装室33内には、その先端部に
塗装用のスプレーガン35を備えたロボットアーム34
が備えられると共に、被塗装物を載置するためのワーク
供給装置36が備えられている。
【0004】また、装置本体32の前面部には、操作用
の操作パネル38及びモニター37が備えられ、この操
作パネル38等を操作しながら、塗装作業が行われる。
【0005】ここで、図11は、前記ロボットアーム3
4を示した図であり、この従来から用いられている塗装
装置31に使用されるロボットアーム34は、塗装室3
3の上方に備えられたレール39上を可動自在な主軸3
401に、第一のアーム部3402が屈曲自在に軸支さ
れるとともに、この第一のアーム部3402には第二の
アーム部3403が屈曲自在に軸支されている。
【0006】そして、第二のアーム部3403の先端部
に、塗料を被塗装物に吹き付けるためのスプレーガン3
5が備えられている。
【0007】また、このスプレーガン35には、一端が
ポンプ等の塗料供給装置に接続された管40が接続さ
れ、この管40を介して供給された塗料がスプレーガン
35より被塗装物に向けて発射され、被塗装物を塗装す
る構造となっている。
【0008】そして、図12は、前記ワーク供給装置3
6を示した図であり、この従来から用いられている塗装
装置31に使用されるワーク供給装置36は、塗装室3
3内において回転自在に備えられた主軸3602の上方
に棒状の支持アーム3603が備えられており、この支
持アーム3603の両端にそれぞれ、被塗装物を載置す
るワーク供給用のテーブル3604が備えられている。
【0009】そして、前記主軸3602には、装置本体
32内のモーター(図示せず)に接続されたベルト36
01に接続され、モーターを駆動させることによって、
前記主軸3602が回転するとともに、前記テーブル3
604も回転する。
【0010】このように構成される従来の塗装装置31
を使用して被塗装物を塗装を行う場合には、まず、テー
ブル3604の一方に被塗装物を載置し、その後に、ス
プレーガン35より塗料を噴射させて被塗装物の塗装を
開始する。
【0011】そして、塗装を行っている間に、テーブル
3604の他方に塗装前の被塗装物を載置しておき、テ
ーブル3604の一方に載置した被塗装物の塗装が完了
すると同時に、モーターを駆動させることによってベル
ト3601を介して主軸3602を回転させ、テーブル
3604の位置を入れ替え、塗装前の被塗装物を載置し
たテーブルを塗装室内に入れる。そして、その後は、上
述した方法と同様に、スプレーガン35より塗料を噴射
させて被塗装物の塗装を行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の塗
装装置では、回転自在な主軸に備えた支持アーム両端に
それぞれワーク供給用のテーブルを備えて、一方のテー
ブル上に載置した被塗装物を塗装している間に他方のテ
ーブル上に塗装前の被塗装物を載置して待機しておき、
一方のテーブル上に載置した被塗装物の塗装が完了する
とと同時に主軸を回転させてテーブルの位置を入れ替え
る方法を採用しているために、塗装作業がとぎれること
なく、短時間で多量の被塗装物の塗装を行うことが可能
である。
【0013】しかしながら、この従来の塗装装置を使用
して塗装を行う場合であっても、テーブル上に載置した
被塗装物をすべて塗装するためには、ロボットアーム3
4をレール39に沿って可動させ、テーブルの一端から
他端までスプレーガンを移動させなければならず、特
に、テーブル上に小物製品を多数並べて塗装を行う場合
には塗装時間がかかっていた。
【0014】そこで、本発明は、塗装時間を短縮するこ
とが可能な塗装装置用ロボットアーム及びワーク供給装
置、並びにそれらを使用した塗装方法を提供することを
課題としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の塗装装置用ロボ
ットアームは、塗装装置本体内の塗装室内に備えられた
レール上を可動自在な主軸と、該主軸に屈曲自在に軸支
された第一のアーム部と、該第一のアーム部に屈曲自在
に軸支されされた第二のアーム部とを備える塗装装置用
ロボットアームにおいて、前記第二のアーム部の先端部
分に長尺状の支持アームを備えるとともに、該支持アー
ムに回動自在に複数のスプレーガンとを備えたことを特
徴とし、また、本発明の塗装装置用ロボットアームを用
いた塗装方法では、塗装装置本体内の塗装室内に回転自
在に備えられる主軸と、該主軸上端に接続された支持ア
ームと、該支持アームの両端に回転自在に備えた、被塗
装物を載置するワーク供給テーブルとにより構成される
塗装装置用ワーク供給装置を用いて、前記ワーク供給テ
ーブルを回転させながら、前記ワーク供給テーブル上に
載置した被塗装物を塗装することを特徴とする。
【0016】本発明の塗装装置用ロボットアームでは、
アーム部に長尺状の支持アームを接続するとともに、該
支持アームに複数のスプレーガンを回動自在に装着して
いる。そのために、本発明の塗装装置用ロボットアーム
を用いることにより、ワーク供給用のテーブルの複数箇
所において同時に塗装を行うことができ、塗装時間を短
縮することが可能となった。
【0017】また、本発明の塗装装置用ワーク供給装置
は、塗装装置本体内の塗装室内に回転自在に備えられる
主軸と、該主軸上端に接続された支持アームと、該支持
アームの両端に備えたワーク供給テーブルとにより構成
される塗装装置用ワーク供給装置において、前記ワーク
供給テーブルを前記支持アームに回転自在に装着したこ
とを特徴とし、また、本発明の塗装装置用ワーク供給装
置を用いた塗装方法は、塗装装置本体内の塗装室内に回
転自在に備えられる主軸と、該主軸上端に接続された支
持アームと、該支持アームの両端に回転自在に備えた、
被塗装物を載置するワーク供給テーブルとにより構成さ
れる塗装装置用ワーク供給装置を用いて、前記ワーク供
給テーブルを回転させながら、前記ワーク供給テーブル
上に載置した被塗装物を塗装することを特徴とする。
【0018】本発明の塗装装置用ワーク供給装置では、
被塗装物を載置するワーク供給テーブルを、ワーク供給
テーブルを支持している支持アームの上に回転自在に装
着している。そのために、このテーブルを回転させなが
らスプレーガンより塗料を噴射させることにより、塗装
室内に備えたレール上でロボットアームを可動させるこ
となくテーブル上の被塗装物を塗装することができ、塗
装時間を短縮することが可能となった。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の塗装装置用ロボットアー
ムでは、塗装装置本体内の塗装室内に備えられたレール
に可動自在に接続される主軸に、第一のアーム部が屈曲
自在に軸支され、この第一のアーム部には、第二のアー
ム部が屈曲自在に軸支されている。
【0020】そして、この第二のアーム部先端部には、
長尺状の支持アームが接続されており、更に、この支持
アームの下側には、複数のスプレーガンが回動自在に備
えられている。
【0021】また、本発明の塗装装置用ワーク供給装置
では、塗装装置本体内の塗装室内に回転自在に備えられ
る主軸に、長尺状の支持アームの中央部分が接続され、
この支持アームの両端において、被塗装物を載置するた
めのワーク供給用テーブルが回転自在に備えられてい
る。
【0022】
【実施例】本発明の塗装装置用ロボットアームの実施例
について図面を参照にして説明すると、図1は、本実施
例のロボットアームを示す斜視図であり、図において1
が、本実施例のロボットアームである。
【0023】本実施例のロボットアーム1は、主軸2
と、軸201によって前記主軸2に屈曲自在に軸支され
た第一のアーム部3と、軸301によって前記第一のア
ーム部3に屈曲自在に軸支された第二のアーム部4とを
備え、前記主軸2は、塗装室内に備えられたレール上に
可動自在に装着される。
【0024】そして、前記第二のアーム部4の先端部分
には、一対の突出片501を備えるとともに、軸401
によって前記第二のアーム部4と前記突出片501とが
軸支された長尺状の支持アーム5が備えられている。
【0025】そして、更に、前記支持アーム5の両端部
分には、スプレーガン6が回動自在に備えられ、これに
より、ワーク供給用のテーブルの2カ所において同時に
被塗装物の塗装を可能としている。そのために、本実施
例のロボットアーム1を使用することにより、被塗装物
を載置したワーク供給用テーブルの2カ所において同時
に塗装を行うことができ、塗装時間を短縮することが可
能となった。
【0026】ここで、図2は、前記第二のアーム部4と
前記支持アーム5との関係を示した構造図であり、前記
第二のアーム部4内には、ベルト401によって縦方向
へ回転可能な第一のギヤ402と、該第一のギヤ402
が回転することにより横方向に回転する第二のギヤ40
3が備えられている。
【0027】一方、前記支持アーム5内には、前記第二
のギヤ403の下端部に接続されたベルト搬送用ローラ
ー502が備えられるとともに、支持アーム5内の両端
近傍には、無端ベルト503の両端を支持するための支
持用ローラー504が備えられ、この支持用ローラー5
04には、スプレーガン6を支持するための軸505が
接続される。そして、前記支持用ローラー504及びベ
ルト搬送用ローラー502の外側に無端ベルト503が
装着される。なお、図において506は、ベルト503
の搬送をよりスムーズに行うための補助ローラーであ
り、前記搬送用ローラー502の両側に備えられる。そ
して、図示しない駆動装置を介してベルト401を搬送
することにより、軸505の先端部に備えたスプレーガ
ン6が回動する構造となっている。
【0028】ここで、図3は、このスプレーガン6を回
転させる機構の作用を説明するための図であり、まず、
ベルト401が搬送されると、ベルト401が支持され
ている第一のギヤ402が縦方向に回転する。そして、
この第一のギヤ402が縦方向に回転することにより、
第一のギヤ402に歯合されている第二のギヤ403
が、横方向に回転する。そうすると、この第二のギヤ4
03の回転を受けて搬送用ローラー502も横方向に回
転して、これによってベルト503が搬送され、それに
伴って、支持用ローラー504、及び該支持用ローラー
504に接続されている軸505が回転する。そして、
これにより、軸505に接続されているスプレーガン6
を回動させることが可能となる。なお、本実施例におけ
るスプレーガン6は、420度回動可能としている。
【0029】そして、このように構成される本実施例の
塗装装置用ロボットアーム1を使用して被塗装物の塗装
を行う場合には、ワーク供給用テーブルに被塗装物を載
置した後に、複数のスプレーガン6のそれぞれより塗料
を発射させるとともに、塗料を発射させているスプレー
ガンを回動させるのみでよい。これにより、ワーク供給
テーブルに載置した被塗装物を塗装することが可能とな
る。
【0030】このように、本実施例の塗装装置用ロボッ
トアーム1では、スプレーガンを複数個備えたために、
被塗装物を載置したワーク供給テーブルの2カ所におい
て同時に被塗装物の塗装を行うことができ、更に、複数
のスプレーガンのそれぞれを回転可能としているため
に、ロボットアーム自体を動かすことなく、ワーク供給
用テーブルに載置した被塗装物をまんべんなく塗装する
ことが可能となり、塗装作業に要する時間をより短縮す
ることができるようになった。
【0031】次に、図4は、本発明の塗装装置用ワーク
供給装置の実施例を示した図であり、図において11が
本実施例のワーク供給装置である。また、図5は、本実
施例のワーク供給装置11の内部構造を示した図であ
る。
【0032】本実施例のワーク供給装置11は、塗装室
内の床面に回転自在に取り付けられる円筒状の主軸12
の上端部分に、長尺状かつ空洞の支持アーム13が装着
されている。そして、該支持アーム13の両端部分に
は、ワーク供給用テーブル14が回転自在に装着されて
いる。
【0033】この構造を図5を用いて説明すると、図に
おいて20は塗装室内の床面であり、本実施例のワーク
供給装置11では、上端部分で支持アーム13と接続さ
れた主軸12が、前記床面20に回転自在に装着され
る。
【0034】そして、主軸12内部には、主軸12より
も長い中間軸15が回転自在に備えられ、更に中間軸1
5内には、中間軸15よりも長い内部軸16が回転自在
に備えられ、内部軸16の下端部分は図示しない軸受け
によって支持されている。また、前記中間軸15及び内
部軸16の上端部分は、支持アーム13内に挿入されて
いる。
【0035】そして、前記主軸12、中間軸15、及び
内軸16の下端部分には、装置本体内に備えられた3個
のモーター(図示せず)に接続されたベルト17、1
8、19が装着され、モーターを駆動することにより、
主軸12、中間軸15、及び内軸16を回転可能として
いる。
【0036】一方、前記主軸12の上端に装着された支
持アーム13の両端近傍には、一部が支持アーム13内
に挿入された丸棒状のテーブル軸1401A、1401
Bが回転自在に備えられるとともに、このテーブル軸1
401A、1401Bの上端部分にはワーク供給テーブ
ル14A、14Bが接続され、これにより、テーブル軸
1401A、1401Bを介して、ワーク供給テーブル
14A、14Bが支持アーム13上で回転自在とされて
いる。
【0037】また、前記支持アーム13内においては、
前記内軸16の上端近傍とテーブル軸1401Aがベル
ト22により、前記中間軸15の上端近傍とテーブル軸
1401Bがベルト21により連結され、その結果、ベ
ルト21、22を搬送することにより、ワーク供給テー
ブル1401A、1401Bが回転する構造となってい
る。
【0038】本実施例のワーク供給装置11は以上説明
したような構造であり、主軸12とモーターを連結した
ベルト17を搬送することにより支持アーム13が回転
し、中間軸15とモーターを連結したベルト18を搬送
することにより、ワーク供給テーブル14Bが回転し、
更に、内軸16とモーターを連結したベルト19を搬送
することにより、ワーク供給テーブル14Aが回転す
る。
【0039】そして、このようにして構成される本実施
例のワーク供給装置11を使用して被塗装物の塗装を行
う場合には、まず、一方のワーク供給テーブル1401
A上に、その円周に沿って被塗装物を載置する。そして
その後に、支持アーム13を回転させて、被塗装物を載
置したワーク供給テーブル14Aを塗装室内のスプレー
ガン近傍に移動させる。そして、この状態で、ワーク供
給テーブル14Aを回転させながら、スプレーガンより
塗料を噴射して被塗装物の塗装を行う。
【0040】一方、このように一方のワーク供給テーブ
ル1401A上の被塗装物の塗装を行っている間に、他
方のワーク供給テーブル14B上に、その円周上に被塗
装物を載置しておき待機しておく。そして、一方のワー
ク供給テーブル14A上の被塗装物の塗装が完了した後
に、支持アーム13を回転させて、他方のワーク供給テ
ーブル14Bをスプレーガン近傍に移動させ、この状態
で、ワーク供給テーブル14Bを回転させながら、スプ
レーガンより塗料を噴射して、他方のワーク供給テーブ
ル14B上に載置した被塗装物の塗装を行う。
【0041】このように、本実施例のワーク供給装置で
は、被塗装物を載置したワーク供給テーブルを回転自在
としているために、その先端にスプレーガンを装着した
ロボットアームを移動させずに被塗装物の塗装を行うこ
とができる。そのため、ロボットアームを移動させなが
ら塗装を行う従来の塗装装置と異なり、短時間で塗装作
業を行うことが可能となった。
【0042】次に、図6は、本発明のワーク供給装置の
他の実施例を示す図であり、図6に示す実施例のワーク
供給装置では、支持アーム13の両端近傍に空洞かつ長
尺状の連結アーム25A、25Bを装着し、この連結ア
ーム上にワーク供給テーブルを回転自在に取り付けるこ
とにより、合計で4個のワーク供給テーブルを備えてい
る。
【0043】ここで、図7は、連結アーム25Aとワー
ク供給テーブル23A、23Bとの関係を示した構造図
であり、連結アーム25Aの両端近傍には、一部が連結
アーム内に挿入された丸棒状のテーブル軸2301が回
転自在に取り付けられるとともに、テーブル軸2301
の上端にワーク供給テーブルが装着されている。
【0044】また、連結アーム25内の中央部分には軸
26が回転自在に備えられ、図示しないベルトにより、
上述した実施例で説明した中間軸15、あるいは内軸1
6の上端部分と連結される。これにより、中間軸15、
あるいは内軸16を回転させることにより、軸26が回
転することになる。
【0045】そして、前記軸26と前記テーブル軸23
01A、2301Bはベルト28により連結され、軸2
6が回転すると、テーブル軸2301A、2301Bが
回転するとともに、ワーク供給テーブル23A、23B
も回転する構造となっている。なお、図において27
は、ベルト28の搬送をよりスムーズに行うための補助
軸である。
【0046】このようにして構成される本実施例のワー
ク供給装置では、図示しないモーターを駆動して、主軸
12とモーターを連結しているベルト17を搬送するこ
とにより、主軸12を回転させることにより支持アーム
13を回転させることができ、また、同じく図示しない
モーターを駆動して、中間軸15とモーターを連結して
いるベルト18、あるいは内軸16とモーターを連結し
ている19を搬送することにより、中間軸15あるいは
内軸16を回転させ、ワーク供給テーブル23A、23
Bあるいは24A、24Bを回転させることが可能とな
る。
【0047】このように、本実施例のワーク供給装置で
は、支持アーム13の両端部分に備える回転可能なワー
ク供給テーブルを、それぞれ2個ずつ備えたために、よ
り大量の被塗装物を同時に塗装することが可能となり、
塗装作業に要する時間をより短縮することが可能となっ
た。
【0048】なお、本実施例のワーク供給装置は、連結
アームを用いることにより、ワーク供給テーブルを増や
した点に特徴があり、その他の作用、構造、使用方法等
は上述した実施例と同様であるので、重複した説明は省
略する。
【0049】また、図9は、本発明の塗装装置用ロボッ
トアーム、及びワーク供給装置を使用して被塗装物の塗
装を行う場合の概念を示した図であり、図において29
は、被塗装物であり、図9においては、携帯用電話機の
外筐の塗装を行っている状態を示している。
【0050】
【発明の効果】本発明の塗装装置用ロボットアーム及び
塗装装置用ワーク供給装置並びにそれらを使用した塗装
方法は以上説明した形態で実施され、以下に記載するよ
うな効果を奏する。
【0051】本発明の塗装装置用ロボットアームは、塗
装装置本体内の塗装室内に備えられたレール上を可動自
在な主軸と、該主軸に屈曲自在に軸支された第一のアー
ム部と、該第一のアーム部に屈曲自在に軸支された第二
のアーム部とを備える塗装装置用ロボットアームにおい
て、前記第二のアーム部の先端部分に長尺状の支持アー
ムを備えるとともに、該支持アームに回動自在に複数の
スプレーガンとを備えたことを特徴とし、これを用いて
被塗装物の塗装を行う場合には、複数のスプレーガンの
それぞれから、ワーク供給用のテーブル上に載置した被
塗装物に塗料を噴射させ、またスプレーガンを回動させ
るのみでよい。そのため、従来の塗装装置と異なり、被
塗装物を載置したワーク供給用のテーブルの複数箇所に
おいて同時に塗装を行うことができるようになり、ま
た、ロボットアームをレール上で可動させることなく塗
装を行うことができるようになり、従来の塗装装置と比
較して、塗装作業に要する時間を短縮することが可能と
なった。
【0052】また、本発明の塗装装置用ワーク供給装置
は、塗装装置本体内の塗装室内に回転自在に備えられる
主軸と、該主軸上端に接続された支持アームと、該支持
アームの両端に備えたワーク供給テーブルとにより構成
される塗装装置用ワーク供給装置において、前記ワーク
供給テーブルを前記支持アームに回転自在に装着したこ
とを特徴とし、これを用いて被塗装物の塗装を行う場合
には、被塗装物を載置したワーク供給テーブルを回転さ
せながら、スプレーガンより塗料を噴射させるのみでよ
い。このように本発明の塗装装置用ワーク供給装置で
は、被塗装物を載置しているワーク供給テーブルを回転
自在としたために、従来の塗装装置と異なり、塗装室内
に備えたレール上でロボットアームを可動させることな
くテーブル上の被塗装物を塗装することができるように
なり、塗装時間を短縮することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗装装置用ロボットアームの実施例を
示す図である。
【図2】本発明の塗装装置用ロボットアームの実施例の
構造を説明するための図である。
【図3】本発明の塗装装置用ロボットアームの実施例の
作用を説明するための図である。
【図4】本発明の塗装装置用ワーク供給装置の実施例を
示す図である。
【図5】本発明の塗装装置用ワーク供給装置の実施例の
構造を説明するための図である。
【図6】本発明の塗装装置用ワーク供給装置の他の実施
例を示す図である。
【図7】本発明の塗装装置用ワーク供給装置の他の実施
例の構造を説明するための図である。
【図8】本発明の塗装装置用ワーク供給装置の他の実施
例の構造を説明するための図である。
【図9】本発明の塗装装置用ロボットアーム及びワーク
供給装置を使用して被塗装物の塗装を行う場合の概念図
である。
【図10】従来の塗装装置を示した図である。
【図11】従来の塗装装置に使用されるロボットアーム
を示した図である。
【図12】従来の塗装装置に使用されるワーク供給装置
を示した図である。
【符号の説明】
1 ロボットアーム 2 主軸 3 第一のアーム部 4 第二のアーム部 5 支持アーム 6 スプレーガン 11 ワーク供給装置 12 主軸 13 支持アーム 14、23、24 ワーク供給テーブル 15 中間軸 16 内軸 17、18、19 ベルト 21、22 ベルト 25 連結軸 26 軸 27 補助軸 28 ベルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗装装置本体内の塗装室内に備えられたレ
    ール上を可動自在な主軸(2)と、該主軸(2)に屈曲
    自在に軸支された第一のアーム部(3)と、該第一のア
    ーム部(3)に屈曲自在に軸支されされた第二のアーム
    部(4)とを備える塗装装置用ロボットアームにおい
    て、前記第二のアーム部(4)の先端部分に長尺状の支
    持アーム(5)を備えるとともに、該支持アーム(5)
    に回動自在に複数のスプレーガン(6)とを備えたこと
    を特徴とする塗装装置用ロボットアーム。
  2. 【請求項2】塗装装置本体内の塗装室内に備えられたレ
    ール上を可動自在な主軸(2)と、該主軸(2)に屈曲
    自在に軸支された第一のアーム部(3)と、該第一のア
    ーム部(3)に屈曲自在に軸支された第二のアーム部
    (4)とを備えた塗装装置用ロボットアームの前記第二
    のアーム部(4)の先端部分に長尺状の支持アーム
    (5)を備えるとともに、該支持アーム(5)に回転自
    在に複数のスプレーガン(6)とを備えた塗装装置用ロ
    ボットアーム(1)を用いて、被塗装物を載置したワー
    ク供給用テーブルの複数箇所において同時に被塗装物の
    塗装を行うことを特徴とする塗装方法。
  3. 【請求項3】塗装装置本体内の塗装室内に回転自在に備
    えられる主軸(12)と、該主軸(12)上端に接続さ
    れた支持アーム(13)と、該支持アーム(13)の両
    端に備えたワーク供給テーブル(14)とにより構成さ
    れる塗装装置用ワーク供給装置において、前記ワーク供
    給テーブル(14)を前記支持アーム(13)に回転自
    在に装着したことを特徴とする塗装装置用ワーク供給装
    置。
  4. 【請求項4】塗装装置本体内の塗装室内に回転自在に備
    えられる主軸(12)と、該主軸(12)上端に接続さ
    れた支持アーム(13)と、該支持アーム(13)の両
    端に回転自在に備えた、被塗装物を載置するワーク供給
    テーブル(14)とにより構成される塗装装置用ワーク
    供給装置を用いて、前記ワーク供給テーブル(14)を
    回転させながら、前記ワーク供給テーブル(14)上に
    載置した被塗装物を塗装することを特徴とする塗装方
    法。
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