JP2000306879A - 基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄装置

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JP2000306879A
JP2000306879A JP11110787A JP11078799A JP2000306879A JP 2000306879 A JP2000306879 A JP 2000306879A JP 11110787 A JP11110787 A JP 11110787A JP 11078799 A JP11078799 A JP 11078799A JP 2000306879 A JP2000306879 A JP 2000306879A
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brush
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rotating
cleaning
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Eiji Ino
英二 井野
Yukio Yokoi
幸男 横井
Toshio Taketatsu
敏雄 竹達
Kimiharu Yano
公治 谷野
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EBATEKKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下回転ブラシの間隔寸法の調整が小型かつ
簡単な構成で行えるとともに、装置コストの低減下が図
れる構造を備えた基板洗浄装置を提供する。 【解決手段】 ブラシ間隔調整部63は、上側回転ブラ
シ60を回転可能にかつ上下位置調整可能に軸支するカ
ム軸受部75を備え、カム軸受部75を駆動部100に
よりカム駆動することで、上側回転ブラシ60の上下位
置が調整されて、上下回転ブラシ60,61の間隔寸法
が調節される。カム軸受部75は、上側回転ブラシ60
を回転可能に軸支する回転支持部101と、この回転支
持部101に対して相対的に回転可能にかつ上下方向へ
カム移動可能に軸支する偏心支持部102とが径方向へ
組み立てられてなり、この偏心支持部102が駆動部1
00に回転調整可能に駆動連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板洗浄装置に関
し、さらに詳細には、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガ
ラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板等の薄板
状の基板を回転ブラシを用いて洗浄する方式の基板洗浄
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の回転ブラシを用いた基板洗浄装
置は、続いて行われる清浄雰囲気での精密洗浄工程に投
入される前の、いわゆる投入前洗浄工程において使用さ
れる装置で、その一般的構成が図10に示されている。
【0003】この基板洗浄装置は、トンネル構造を有す
る直方体形状の洗浄室aの中央部分に、基板bを搬送す
る搬送ローラ装置cが前後搬送方向へ貫通して配されて
なり、この搬送ローラ装置cに沿って、複数の洗浄ノズ
ルd,d,…が配されるとともに、これら洗浄ノズル
d,d,…の搬送方向間部位に回転ブラシ装置e,eが
配されている。
【0004】搬送ローラ装置cは、上下2列に配された
複数の上下搬送ローラf,f,…を備えてなり、各搬送
ローラfは、洗浄室aの側壁部に回転可能に軸支される
とともに、図外の駆動源に駆動連結されてなり、洗浄す
べき基板b,b,…は、その上下両面に転接する上下搬
送ローラf,fにより推進力を与えられて、搬送方向X
へ搬送される。
【0005】洗浄ノズルdは、搬送ローラ装置cの搬送
方向へ所定間隔をもって、上下から搬送ローラ装置c上
の基板b表面に向けてそれぞれ配されており、洗浄液
(純水または中性洗剤を含む洗浄水)を基板b表面に噴
射する。
【0006】回転ブラシ装置eは、上下一対の回転ブラ
シg,gからなり、各回転ブラシgは、洗浄室aの側壁
部に回転可能に軸支されるとともに、駆動部hに駆動連
結されている。また、上下一対の回転ブラシg,gの間
隔寸法(ブラシ外径間寸法)は、洗浄すべき基板bの厚
さ寸法に応じて、その表面に所定の圧力をもって回転接
触するように設定されている。
【0007】そして、基板b,b,…は、洗浄室aの投
入口(図面において左側)から搬送ローラ装置cにより
順次連続して搬送方向Xへ搬送されていき、その搬送途
中において、各基板bの表裏面は、洗浄ノズルd,d,
…により洗浄液を噴射されるとともに、上下一対の回転
ブラシg,gにより回転接触されて、表面上に付着して
いる塵埃等が擦り取られながら洗浄された後、洗浄室a
の排出口(図面において右側)から次工程の精密洗浄工
程等へ送られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時の基板
bの種類の豊富化に伴い、基板bの厚みもかつての単一
規格ではなく目的に応じて種々の寸法のものが採用され
るに至っている。
【0009】したがって、これら基板bを洗浄する上記
従来の洗浄装置においても、これに対応した調整機構を
設ける必要がある。特に、基板bの表裏面に直接回転接
触する上下一対の回転ブラシg,gにあっては、その間
隔寸法は、基板bの製品価値に直接影響することから精
密に調節される必要がある。
【0010】この目的のため、従来の洗浄装置において
は、回転ブラシgとその駆動部hを一体で上下方向へ移
動可能な構造とするとともに、この移動調整は、人手に
よる手動や、駆動モータやシリンダによる自動で行われ
ていた。
【0011】しかしながら、このような従来の構成で
は、駆動部hが比較的大型であることにも起因して、上
記移動調整のための機構も大型となり、装置全体構成の
大型化および装置コストの高騰を招いていた。
【0012】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的とするところは、上下回
転ブラシの間隔寸法の調整が小型かつ簡単な構成で行え
るとともに、装置コストの低減下が図れる構造を備えた
基板洗浄装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の基板洗浄装置は、トンネル構造を有する洗
浄室内に、基板を搬送する搬送装置が搬送方向へ貫通し
て配されるとともに、この搬送装置に沿って、洗浄液噴
射装置と回転ブラシ装置が配されてなり、この回転ブラ
シ装置の回転ブラシを用いて薄板状の基板表面を洗浄す
る方式の洗浄装置であって、上記回転ブラシ装置は、上
記搬送装置によって搬送される基板の表裏面を回転洗浄
する上下一対の回転ブラシと、これら一対の回転ブラシ
を回転駆動するブラシ駆動手段と、上記一対の回転ブラ
シの間隔寸法を調節するブラシ間隔調整手段とを備えて
なり、このブラシ間隔調整手段は、上記一対の回転ブラ
シの少なくとも一方に設けられて、この回転ブラシを回
転可能にかつ上下位置調整可能に軸支するカム軸受部
と、このカム軸受部をカム駆動する駆動部からなり、上
記カム軸受部は、上記回転ブラシを固定部に対して回転
可能に軸支する回転支持部と、上記回転ブラシを固定部
に対して相対的に回転可能にかつ上下方向へカム移動可
能に軸支する偏心支持部とが径方向へ組み立てられてな
る二重軸受構造とされ、上記偏心支持部が前記駆動部に
回転調整可能に駆動連結されていることを特徴とする。
【0014】好適な実施態様として、上記カム軸受部
は、上記洗浄室の側壁部に上記回転支持部の円筒ハウジ
ングが固定的に支持されるとともに、この円筒ハウジン
グの内径部に上記偏心支持部が軸受を介して回転駆動可
能に支持されてなり、この偏心支持部は、外径円筒面と
内径円筒面が互いに偏心した偏心ハウジングを備え、こ
の偏心ハウジングの上記外径円筒面が上記回転支持部の
軸受内径部に回転可能に支持されるとともに、上記内径
円筒面が軸受を介して上記回転ブラシの回転軸を回転可
能に軸支するように構成され、上記偏心ハウジングを上
記駆動部により回転調整することで、上記回転ブラシの
上下方向位置が調整される。
【0015】本発明の基板洗浄装置において、回転ブラ
シ装置における上下一対の回転ブラシの間隔寸法は、こ
れら両回転ブラシの少なくとも一方、例えば上側の回転
ブラシ側に設けられたブラシ間隔調整手段により、洗浄
処理すべき基板の厚さ寸法に対応して最適値に調節され
る。
【0016】上記ブラシ間隔調整手段は、回転ブラシを
回転可能にかつ上下位置調整可能に軸支するカム軸受部
を備えており、このカム軸受部を駆動部によりカム駆動
することにより、上側の回転ブラシの上下位置が調整さ
れて、上下一対の回転ブラシの間隔寸法が調節される。
この場合、上記カム軸受部は、上記回転ブラシを回転可
能に軸支する回転支持部と、この回転支持部に対して相
対的に回転可能にかつ上下方向へカム移動可能に軸支す
る偏心支持部とが径方向へ組み立てられてなり、この偏
心支持部が上記駆動部に回転調整可能に駆動連結されて
いる。
【0017】したがって、回転ブラシを回転駆動するブ
ラシ駆動手段は、上記カム軸受部を介して、上下位置を
移動調節されるつまり上下方向可動部である回転ブラシ
に対し、構造的に独立した形で駆動連結する構成をとる
ことができ、この結果、装置構成として比較的大型のブ
ラシ駆動手段が、洗浄室等と同様、固定的に設置可能と
なり、従来の移動調整機構を備えたものに比較して小型
かつ簡易な構成が実現する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて説明する。
【0019】本発明に係る基板洗浄装置が図1ないし図
3に示されている。この基板洗浄装置は、具体的には、
清浄雰囲気での精密洗浄工程に投入されるに先立って、
半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマデ
ィスプレイ用ガラス基板等の薄板状の基板Wの表面を回
転ブラシを用いて洗浄する方式の基板洗浄装置である。
【0020】この基板洗浄装置は、トンネル構造を有す
る洗浄室1内に、基板Wを搬送する搬送装置2が搬送方
向Xへ貫通して配されるとともに、この搬送装置2に沿
って、洗浄液噴射装置3、回転ブラシ装置4および乾燥
装置5が配されてなる。
【0021】洗浄室1は断面矩形状の空間を有するトン
ネル形状とされ、内部に上記構成装置2〜5が内装され
るとともに、洗浄液を排出する排出路や換気機構等を備
えた従来周知の基本構成を備えている。
【0022】搬送装置2は、具体的にはローラ搬送装置
の形態とされ、駆動ローラ部10と案内ローラ部11を
主要部として構成されている。
【0023】駆動ローラ部10は、基板Wを搬送方向X
へ強制搬送するもので、図2および図3に示すように、
洗浄室1の基板投入部Aから基板搬出部Bまで基板搬送
方向Xへ所定間隔をもって並列に配置された複数の搬送
ローラ12,13,…と、これら搬送ローラ12,1
3,…を回転駆動するローラ駆動部14とから構成され
ている。
【0024】搬送ローラ12,13は、基板Wの下面に
摩擦接触状態で転接する構成とされ、投入A側に配設さ
れる搬送ローラ12,12,…は、後述する案内ローラ
部11の下側案内ローラ21との関係で、基板Wの下面
中央部分に転接する長さ寸法を有するとともに、搬出B
側に配設される搬送ローラ13,13,13は、基板W
の下面のほぼ幅方向全体に転接する長さ寸法を有する
(図3参照)。
【0025】これら搬送ローラ12,13,…は、図7
に示すように、その支軸15,16が軸受17により洗
浄室1の両側壁1a,1bに水平状態でかつ回転可能に
軸支されるとともに、その一端部(図示の実施形態にお
いては前側端部)15a,16aが側壁1aを貫通して
洗浄室1の外部へ臨んでいる。この外部へ臨んだ支軸1
5,16の端部15a,16aは、ローラ駆動部14に
駆動連結されている。なお、上記軸受17は、洗浄室1
内に対して液密シール構造を備える。
【0026】上記ローラ駆動部14は、図3に示すよう
に、回転駆動源である駆動モータ18と、この駆動モー
タ18の駆動力を上記搬送ローラ12,13,…に伝達
する歯車機構19から構成されている。
【0027】上記駆動モータ18は、全搬送ローラ1
2,13,…に共用されるもので、洗浄室1の前側外部
において基板搬出B側位置に配設されている。
【0028】上記歯車機構19は具体的には傘歯車機構
の形態とされ、上記駆動モータ18の駆動軸18aに同
軸状に駆動連結された伝動軸20に、駆動側傘歯車19
a,19a,…が所定間隔をもって取付け固定されると
ともに、上記搬送ローラ12,13,…の支軸15,1
6の外部端部15a,16aに、被動側傘歯車19bが
それぞれ取付け固定され、これら駆動側および被動側傘
歯車19a,19bがそれぞれ噛合されて、上記駆動モ
ータ18と搬送ローラ12,13,…が駆動連結されて
いる。
【0029】そして、上記駆動モータ18の回転駆動に
より、搬送ローラ12,13,…が回転して、投入A側
から順次連続して投入される基板W,W,…を基板搬送
方向Xへ所定の速度をもって搬送する。
【0030】案内ローラ部11は、基板Wの搬送を案内
するもので、図7〜図9に示すように、上下一対の案内
ローラ20,21とローラ幅調整部(ローラ幅調整手
段)22を主要部として構成されている。
【0031】上下一対の案内ローラ20,21は、基板
Wの両側縁部をそれぞれ上下から挟持状に転接案内する
もので、搬送される基板Wの幅方向両側位置にそれぞれ
配置されている。
【0032】これら一対の案内ローラ20,21は、図
8および図9に示すように、支持本体25に上下方向へ
所定間隔をもって、自由回転可能にかつ連動可能に軸支
されている。
【0033】上記支持本体25は、後述するように、ロ
ーラ幅調整部22の上下一対の案内ロッド15,30に
摺動可能に支持される構造とされ、具体的には、本体ブ
ロック26と支持ブラケット27が揺動可能に接続組み
立てされてなる。
【0034】上記本体ブロック26は、その下部がスリ
ーブベアリング28,28を介して下側案内ロッド30
に摺動可能に軸支されるとともに、この下側案内ロッド
30の軸線の直交する円筒支持穴26aを有し、この円
筒支持穴26aに、支持ブラケット27の揺動軸27a
がスリーブベアリング31,31を介して揺動可能に軸
支されている。
【0035】上記支持ブラケット27は、図9に示すよ
うに、二又状に起立した支持部27b,27cを備え、
その揺動軸27aが上記のごとく本体ブロック26と垂
直状態で揺動可能に接続されるとともに、上記両支持部
27b,27cがスリーブベアリング32,32を介し
て上側案内ロッドつまり前記搬送ローラ12の支軸15
に摺動可能に軸支されている。
【0036】また、上記両支持部27b,27c間に
は、下側の案内ローラ21が、スリーブベアリング3
3,33を介して上側案内ロッド15に摺動可能にかつ
回転可能に軸支されている。また、一方の支持部27c
は、他方の支持部27bよりも高さ寸法が大きく設定さ
れており、その先端部分に支軸34が上記上側案内ロッ
ド15の平行となるように取付け固定され、この支軸3
4に上側の案内ローラ21が回転可能に軸支されてい
る。
【0037】一対の案内ローラ20,21は、その基端
側に連動機構35が設けられて互いに連動可能とされる
とともに、その先端側に基板Wの表裏両面に転接する転
接部36,37が設けられている。
【0038】上記連動機構35は、上側案内ローラ20
に設けられた環状フランジ35aと、下側案内ローラ2
1に設けられた環状溝35bとからなり、これら両者3
5a,35bが互いに転動可能に摩擦係合している。こ
れにより、一対の案内ローラ20,21は、自由回転可
能でかつ互いに連動可能とされている。
【0039】また、上記転接部36,37は、弾性変形
可能な弾性体から形成されて、異なる厚さ寸法の基板W
を転接案内可能な構成とされている。具体的には、上側
案内ローラ20の転接部36は、案内ローラ20の円筒
外周面に嵌着される円筒リングの形態とされるととも
に、下側案内ローラ21の転接部37は、案内ローラ2
1の円筒外周面に形成された平行二条溝に嵌着されるO
リングの形態とされている。
【0040】そして、上記駆動ローラ部10の搬送ロー
ラ12,13,…により搬送される基板W,W,…の両
側縁部を、上記上下一対の案内ローラ20,21が挟持
状に転接案内して、W,W,…を基板搬送方向Xへ整列
するように案内する。
【0041】ローラ幅調整部22は、上記一対の案内ロ
ーラ20,21を基板W幅方向へ移動調整するもので、
摺動案内部40と駆動部41を主要部として構成されて
いる。
【0042】摺動案内部40は、上記一対の案内ローラ
20,21を基板W幅方向へ摺動案内するもので、具体
的には前記上下一対の案内ロッド15,30から構成さ
れている。両案内ロッド15,30は上下に平行かつ水
平に配されるとともに、これら両案内ロッド15,30
に、上記案内ローラ20,21の支持本体25が上述の
ごとく摺動可能に支持されている。
【0043】これに関連して、前述した搬送ローラ12
は、図3および図7に示すように、上側の案内ロッド1
5において、両側の一対の案内ローラ20,21の間部
分に取付け固定されるとともに、搬送ローラ12の長さ
寸法は、これら両側の案内ローラ20,21の摺動範囲
と干渉しない大きさに設定されている。
【0044】駆動部41は、上記一対の案内ローラ2
0,21を基板W幅方向へ移動させるもので、具体的に
はシリンダ装置の形態とされ、図示の実施形態において
は空気圧を利用する一対のエアシリンダ42,43から
構成されている。
【0045】これらエアシリンダ42,43は、図3に
示すように、洗浄室1の前後側外部において、上下案内
ロッド15,30の高さ方向ほぼ中央部に水平状態でそ
れぞれ配設されている(図7参照)。これらエアシリン
ダ42,43のシリンダロッド42a,43aは、それ
ぞれ接続ロッド44,45を介して、案内ローラ20,
21の支持本体25の本体ブロック26に接続されてい
る(図7および図9参照)。
【0046】図示の実施形態においては、図7を参照し
て、前側のエアシリンダ42のシリンダロッド42a
は、接続ロッド44を介して隣接する二組の支持本体2
5,25の本体ブロック26,26に接続されるととも
に、後側のエアシリンダ43のシリンダロッド43a
は、接続ロッド45を介して隣接する4組の支持本体2
5,25,…の本体ブロック26,26,…に接続され
ている。
【0047】そして、これらエアシリンダ42,43の
シリンダロッド42a,43aが突出退入することによ
り、上記両側の支持本体25,25が案内ロッド15,
30上を移動して、案内ローラ20,21および20,
21による基板案内幅L(図3および図7参照)が、洗
浄処理すべき基板Wの幅寸法に対応して最適値に調節さ
れる。
【0048】洗浄液噴射装置3は、洗浄液を基板Wの表
面に噴射供給するもので、その具体的構成は従来周知の
ものが採用されている。
【0049】つまり、この洗浄液噴射装置3は、上下か
ら搬送装置2上の基板Wの表裏両面に向けられた複数の
噴射ノズル50,50,…を備えてなり、図示の実施形
態における配列構成は、基板Wの幅方向へは、図7に示
すように、上側が所定間隔をもって6台の噴射ノズル5
0,50,…が配設されるとともに、上側が所定間隔を
もって5台の噴射ノズル50,50,…が配設されてい
る。また、基板Wの搬送方向Xへは、図2に示すよう
に、上下両側共に、上記のように幅方向へ配列された列
が所定間隔をもって4列ずつ配設されている。
【0050】これら噴射ノズル50,50,…は図外の
洗浄液供給源にそれぞれ連通されており、噴射供給され
る洗浄液としては、純水または中性洗剤を含む洗浄水が
使用されている。
【0051】そして、上記洗浄液供給源から供給される
洗浄液は、上記噴射ノズル50,50,…から、搬送装
置2により搬送方向Xへ搬送される基板X,X,…の表
裏両面に噴射供給される。
【0052】回転ブラシ装置4は、基板Wの表面をブラ
ッシング洗浄するもので、図4〜図6に示すように、上
下一対の回転ブラシ60,61と、ブラシ駆動部(ブラ
シ駆動手段)62と、ブラシ間隔調整部(ブラシ間隔調
整手段)63とを主要部として備えてなる。
【0053】上下一対の回転ブラシ60,61の具体的
構成は従来周知のものが採用されており、基板Wの表面
を傷付けない程度の剛性を有する起毛線材が円筒軸65
の表面全体に放射状に植設されてなり、その軸方向長さ
寸法は、図4に示すように、洗浄処理すべき基板Wの幅
寸法よりも長く設定されている。
【0054】この回転ブラシ60,61の軸受構造は、
後述するように、ブラシ間隔調整部62の主要部も構成
し、両回転ブラシ60,61の相対的な上下位置関係が
調整可能でかつ回転可能に軸支されている。
【0055】つまり、上側回転ブラシ60の具体的な軸
受構造は、図4に示すように、回転支軸66,67が、
カム軸受部75,75により、洗浄室1の両側壁1a,
1bに水平状態で回転可能にかつ上下位置調整可能に軸
支されるとともに、これら回転支軸66,67の内端部
66a,67aに、上側回転ブラシ60の円筒軸65が
両持状態で、同軸状にかつ取外し可能に接続支持されて
いる。
【0056】また、下側回転ブラシ61の具体的な軸受
構造は、同じく図4に示すように、回転支軸68,69
が、軸受76,76により、洗浄室1の両側壁1a,1
bに水平状態で回転可能に軸支されるとともに、これら
回転支軸68,69の内端部68a,69aに、上側回
転ブラシ61の円筒軸65が両持状態で、同軸状にかつ
取外し可能に接続支持されている。
【0057】図示の実施形態においては、これら上下一
対の回転ブラシ60,61は、図2に示すように、前記
噴射ノズル50,50,…の配列箇所の間部分の3箇所
に配設されている。
【0058】回転ブラシ60,61は、その一端側つま
り装置前側の回転支軸66および68が側壁1aを貫通
して洗浄室1の外部へ臨むとともに、上記ブラシ駆動部
62に駆動連結されている。これに関連して、これら回
転支軸66、68を軸支するカム軸受部75と軸受76
は、洗浄室1内に対して液密シール構造を備える。
【0059】ブラシ駆動部62は、上記3箇所に配され
る上下一対の回転ブラシ60,61を同時に回転駆動す
るもので、図1および図4に示すように、回転駆動源で
あるブラシ回転用駆動モータ80と、この駆動モータ8
0の駆動力を上記回転ブラシ60,61,…に伝達する
伝達機構81から構成されている。
【0060】上記駆動モータ80は、全回転ブラシ6
0,61,…に共用されるもので、洗浄室1の前側外部
において基板搬出部Bに配設されている。
【0061】上記伝達機構81は具体的には、駆動モー
タ80の駆動力を各対の回転ブラシ60,61用の伝達
駆動軸82,82,82に伝達する第1の伝達部83
と、各対の回転ブラシ60,61を連動させる第2の伝
達部(連動機構)84とからなる。上記各伝達駆動軸8
2は、図1および図4に示すように、各対の上下回転ブ
ラシ60,61の回転支軸66,68と同一垂直線上の
下側位置において、支持ブラッケット85に、上記両回
転支軸66,68と平行な水平状態で回転可能にかつ両
持状に軸支されている。
【0062】第1の伝達部83は、図1に示すように、
駆動モータ80の駆動軸80aに駆動側タイミングプー
リ90が取付け固定されるとともに、各伝達駆動軸82
に被動側タイミングプーリ91が取付け固定され、これ
らタイミングプーリ90,91,91,91がタイミン
グベルト92により駆動連結されている。93はタイミ
ングベルト92の張設状態を適正に保持するためのアイ
ドラを示している。
【0063】第2の伝達部84は、図4および図5に示
すように、各対の上下回転ブラシ60,61において、
上記伝達駆動軸82に取付け固定された駆動側歯車95
と下側回転ブラシ61の回転支軸68に取付け固定され
た被動側歯車96とが噛合連結される一方、伝達駆動軸
82に取付け固定された駆動側プーリ97と上側回転ブ
ラシ60の回転支軸66に取付け固定された被動側プー
リ98とが伝動ベルト99を介して駆動連結されてな
る。
【0064】上記伝動ベルト99としては、ある程度の
弾性変形が可能な丸ベルトが使用されており、これによ
り、後述するブラシ間隔調整部62による上側回転ブラ
シ60の回転支軸66の上下移動を許容し得る、つま
り、上下回転ブラシ60,61の間隔寸法の変化量を吸
収し得る連動構造とされている。
【0065】そして、上記駆動モータ80の回転駆動に
より、第1および第2の伝達部83,84を介して、各
対の上下回転ブラシ60,61,…がそれぞれ連動して
回転し、搬送装置2により搬送方向Xへ搬送される基板
W,W,…の表裏両面をブラッシング洗浄する。この場
合、上下回転ブラシ60,61の回転方向は、基板Wの
搬送速度や搬送力を考慮して設定されるが、図示の実施
形態においては、基板Wの搬送方向に対して逆方向に力
が作用するように回転駆動される。
【0066】ブラシ間隔調整部63は、洗浄すべき基板
Wの厚さ寸法に対応して、上下回転ブラシ60,61の
間隔寸法Hを調節するもので、前述したカム軸受部75
と、このカム軸受部75をカム駆動する駆動部100を
主要部として備える。
【0067】上記カム軸受部75は、前述したように上
側の回転ブラシ60側に設けられており、回転支持部1
01と偏心支持部102からなる二重軸受構造とされ、
その具体的構造が図5および図6に示されている。
【0068】回転支持部101は、上側回転ブラシ60
を固定部に対して回転可能に軸支するもので、図示の実
施形態においては、回転支持部101の円筒ハウジング
101aが上記洗浄室1の側壁部1aに固定的に支持さ
れるとともに、その内径部に一対の軸受101b,10
1bの外輪が嵌着固定されている。
【0069】偏心支持部102は、上側回転ブラシ60
を固定部に対して上下方向へカム移動可能に軸支するも
ので、図示の実施形態においては、偏心支持部102の
偏心ハウジング102aが円筒ハウジング101aの内
径部に上記軸受101b,101bを介して回転可能に
支持されるとともに、その内径部に一対の軸受102
b,102bを介して、上記回転ブラシ60の回転支軸
66を回転可能に軸支している。
【0070】上記偏心ハウジング102aは、図6に示
すように、その円筒外径面105と円筒内径面106が
上下方向へ所定寸法だけ偏心した構造とされ、円筒外径
面105が上記回転支持部101の軸受101bの内輪
に嵌着固定されるとともに、円筒内径面106に上記軸
受102bの外輪が嵌着固定されている。
【0071】これにより、回転ブラシ60の回転支軸6
6は、偏心支持部102を介して、回転支持部101に
対し回転可能でかつ上下方向へカム移動可能に軸支され
ることとなり、偏心支持部102の偏心ハウジクング1
02aの回転角度位置に対応して、回転支持66に軸支
された回転ブラシ60の上下方向位置が設定調整され
る。なお、上記両円筒内外径面105,106の上下方
向の偏心量は、本基板洗浄装置が洗浄処理対象とするす
べての基板の厚さ寸法を考慮して設定される。また、偏
心量Oの異なる複数種類の偏心ハウジング102aを揃
えることにより、多種多様な基板の洗浄処理に適宜対応
することができ、汎用性を増すことができる。
【0072】以上のごとく、回転支持部101と偏心支
持部102が径方向へ一体的に組み立てられて、カム軸
受部75が構成されるとともに、偏心支持部102の偏
心ハウジング102aが駆動部100に回転調整可能に
駆動連結されている。カム軸受部75は、各上側回転ブ
ラシ60の両端部に設けられるとともに、洗浄室1内に
対して液密シール構造を備えている。具体的には、回転
支持部101の円筒ハウジング101aと偏心支持部1
02の偏心ハウジング102aとの間にOリング103
が介装されるとともに、偏心ハウジング102aと回転
支軸66との間にオイルシール104が介装されて、こ
の部位の液密シール性が確保されている。
【0073】上記駆動部100は、上記3箇所に配され
る上下一対の回転ブラシ60,61のカム軸受部75,
75,…を同時に回転調整するもので、図1および図4
に示すように、回転駆動源である調整用駆動モータ11
0と、この調整用駆動モータ110の駆動力を上カム
軸受部75,75,…の各偏心ハウジング102aに伝
達する伝達機構111から構成されている。
【0074】調整用駆動モータ110は、全カム軸受部
の偏心ハウジング102a,102a,…に共用される
もので、洗浄室1の前側外部の上方部分に、取付けブラ
ケット112により水平状態で配設されるとともに、伝
達機構111の回転伝達軸114に駆動連結されてい
る。この回転伝達軸114は、図4に示すように、洗浄
室1を前後方向へ貫通してかつ軸受113、113によ
り回転可能に軸支されている。回転伝達軸114と調整
用駆動モータ110の駆動軸110aは、同軸状に配置
されるとともに、継手115により駆動連結されてい
る。
【0075】上記回転伝達軸114の両端部には、駆動
側タイミングプーリ116が取付け固定されるととも
に、各カム軸受部75の偏心ハウジング102aに被動
側タイミングプーリ117が取付け固定され、これらタ
イミングプーリ116,117が図1に示すごとくタイ
ミングベルト118により駆動連結されている。この場
合、全偏心ハウジング102a,102a,…の回転方
向角度位置は完全に一致して同期するように設定されて
いる。119はタイミングベルト118の張設状態を適
正に保持するためのアイドラを示している。
【0076】そして、上記調整用駆動モータ110の回
転駆動により、伝達機構111を介して、各上側回転ブ
ラシ60,60,…の偏心ハウジング102a、102
a、…がそれぞれ連動してかつ同期して回転調整される
と、図6に示すように、各対の上側回転ブラシ60の回
転支軸66は、上記偏心ハウジクング102aの回転角
度位置に対応して上下方向位置(偏心ハウジクング10
2aの円筒内外径面105,106の上下方向の偏心量
の範囲内(最大上昇位置hmax ,最大下降位置
min ))が調整される。
【0077】この結果、上側回転ブラシ60の下側回転
ブラシ61に対する上下方向位置つまり上下両回転ブラ
シ60,61の間隔寸法Hが、洗浄すべき基板Wの厚さ
寸法に対応して調整されることとなり、これにより、上
下両回転ブラシ60,61が基板Wの表裏面に所定の圧
力をもって回転接触可能となる。
【0078】乾燥装置5は、上記一連の洗浄液噴射装置
3と回転ブラシ装置4を通過して洗浄処理された基板
W,W,…の表面を乾燥処理するもので、具体的にはエ
アナイフ120を備えてなる。このエアナイフ120
は、基板Wの幅寸法に対応した幅寸法を有し、そのスリ
ット状の噴射口120aが搬送装置2の搬送経路に沿っ
て搬送される基板Wの表面に向けて配置されるととも
に、図外の気体供給源に連通されている。乾燥用気体と
しては、窒素(N2 )が採用されており、エアナイフ5
の噴射口120aから上記基板Wの表面に清浄な窒素が
噴射されて、基板表面の水分が吹き飛ばされ乾燥され
る。
【0079】しかして、以上のように構成された基板洗
浄装置において、基板W,W,…は、洗浄室1の基板投
入部Aから基板搬出部Bへ搬送される間に所定の洗浄お
よび乾燥処理が施される。
【0080】すなわち、基板W,W,…は、洗浄室1の
基板投入部Aから搬送装置2により順次連続して搬送方
向Xへ搬送されていき、その搬送途中において、基板
W,W,…各基板Wの表裏面が、洗浄液噴射装置3の噴
射ノズル50,50,…により洗浄液を噴射されるとと
もに、回転ブラシ装置4の上下一対の回転ブラシ60,
61により回転接触されて、基板表面上に付着している
塵埃等が擦り取られながら洗浄され、続いて乾燥装置5
のエアナイフ120により乾燥気体を噴射されて乾燥処
理された後、基板搬出部Bから次工程の精密洗浄工程等
へ送られる。
【0081】ところで、近時の基板Wの種類の豊富化に
伴い、基板Wの厚みも目的に応じて種々の寸法がある。
このため、回転ブラシ装置4における上下一対の回転ブ
ラシ60,61の間隔寸法Hを精密に調節する必要があ
り、この調節はブラシ間隔調整部63により行われる。
【0082】すなわち、ブラシ間隔調整部63は、上側
回転ブラシ60を回転可能にかつ上下位置調整可能に軸
支するカム軸受部75を備えており、このカム軸受部7
5を駆動部100によりカム駆動することにより、上側
回転ブラシ60の上下位置が調整されて、上下一対の回
転ブラシ60,61の間隔寸法Hが調節される。
【0083】この場合、上記カム軸受部75は、上側回
転ブラシ60を回転可能に軸支する回転支持部101
と、この回転支持部101に対して相対的に回転可能に
かつ上下方向へカム移動可能に軸支する偏心支持部10
2とが径方向へ組み立てられてなり、この偏心支持部1
02が上記駆動部100に回転調整可能に駆動連結され
ている。
【0084】したがって、回転ブラシ60,61を回転
駆動するブラシ駆動部62は、上記カム軸受部75を介
して、上下位置を移動調節されるつまり上下方向可動部
である上側回転ブラシ60に対し、構造的に独立した形
で駆動連結する構成をとることができ、この結果、装置
構成として比較的大型のブラシ駆動部62が、洗浄室1
と同様、固定的に設置可能となり、従来の移動調整機構
を備えたものに比較して小型かつ簡易な構成が実現す
る。
【0085】なお、上述した実施形態はあくまでも本発
明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれ
らに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が
可能である。一例として、以下に列挙するような改変が
考えられる。
【0086】例えば、図示の実施形態においては、ブラ
シ間隔調整部62は、構造の簡易性から、上側回転ブラ
シ60側に設けられているが、下側回転ブラシ61側に
設けられても、あるいは場合によっては両回転ブラシ6
0,61に設けられても良い。
【0087】
【発明の効果】以上詳細したように、本発明によれば、
回転ブラシ装置が、搬送装置によって搬送される基板の
表裏面を回転洗浄する上下一対の回転ブラシと、これら
一対の回転ブラシを回転駆動するブラシ駆動手段と、上
記一対の回転ブラシの間隔寸法を調節するブラシ間隔調
整手段とを備えてなり、このブラシ間隔調整手段は、上
記一対の回転ブラシの少なくとも一方に設けられて、こ
の回転ブラシを回転可能にかつ上下位置調整可能に軸支
するカム軸受部と、このカム軸受部をカム駆動する駆動
部からなり、上記カム軸受部は、上記回転ブラシを固定
部に対して回転可能に軸支する回転支持部と、上記回転
ブラシを固定部に対して相対的に回転可能にかつ上下方
向へカム移動可能に軸支する偏心支持部とが径方向へ組
み立てられてなる二重軸受構造とされ、上記偏心支持部
が前記駆動部に回転調整可能に駆動連結されているか
ら、上下回転ブラシの間隔寸法の調整が小型かつ簡単な
構成で行えるとともに、装置コストの低減下が図れる構
造を備えた基板洗浄装置を提供することができる。
【0088】すなわち、上記カム軸受部は、回転ブラシ
を回転可能に軸支する回転支持部と、この回転支持部に
対して相対的に回転可能にかつ上下方向へカム移動可能
に軸支する偏心支持部とが径方向へ組み立てられてな
り、この偏心支持部が上記駆動部に回転調整可能に駆動
連結されている。
【0089】したがって、回転ブラシを回転駆動するブ
ラシ駆動手段は、上記カム軸受部を介して、上下位置を
移動調節されるつまり上下方向可動部である回転ブラシ
に対し、構造的に独立した形で駆動連結する構成をとる
ことができ、この結果、装置構成として比較的大型のブ
ラシ駆動部が、洗浄室等と同様、固定的に設置可能とな
り、従来の移動調整機構を備えたものに比較して小型か
つ簡易な構成が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である基板洗浄装置の外観
構成を示す側面図である。
【図2】同基板洗浄装置の内部構成を示す側面断面図で
ある。
【図3】同基板洗浄装置の全体構成を示す平面断面図で
ある。
【図4】同基板洗浄装置の回転ブラシ装置を示す図3の
IV-IV 線に沿った正面断面図である。
【図5】同回転ブラシ装置の要部構成を拡大して示す正
面断面図である。
【図6】同回転ブラシ装置におけるカム軸受部と上下一
対の回転ブラシの上下位置調整範囲との関係を示す拡大
側面図である。
【図7】上記基板洗浄装置の搬送装置の要部構成を示す
図3におけるVII-VII 線に沿った正面断面図である。
【図8】同搬送装置の案内ローラ部の案内ローラ支持構
造を拡大して示す側面図である。
【図9】同じく同案内ローラ部の案内ローラ支持構造を
拡大して示す正面断面図である。
【図10】従来の基板洗浄装置の概略構成を示す側面で
ある。
【符号の説明】
A 基板投入部 B 基板搬出部 X 搬送方向 W 基板 L 基板案内幅 1 洗浄室 1a 洗浄室の側壁部 2 搬送装置 3 洗浄液噴射装置 4 回転ブラシ装置 5 乾燥装置 10 駆動ローラ部 11 案内ローラ部 12,13 搬送ローラ 14 ローラ駆動部 15 支軸(兼案内ロッド) 16 支軸 18 駆動モータ 19 歯車機構 20,21 案内ローラ 22 ローラ幅調整部(ローラ幅調整手
段) 25 支持本体 26 本体ブロック 27 支持ブラケット 27a 揺動軸 27b,27c 支持部 15,30 案内ロッド 34 支軸 35 連動機構 36,37 転接部 40 摺動案内部 41 シリンダ装置(駆動部) 42,43 エアシリンダ 50 噴射ノズル 60,61 回転ブラシ 62 ブラシ駆動部(ブラシ駆動手段) 63 ブラシ間隔調整部(ブラシ間隔調
整手段) 65 円筒軸 66,67 回転支軸 68,69 回転支軸 75 カム軸受部 80 ブラシ回転用駆動モータ 81 伝達機構 82 伝達駆動軸 83 第1の伝達部 84 第2の伝達部(連動機構) 90 駆動側タイミングプーリ 91 被動側タイミングプーリ 92 タイミングベルト 95 駆動側歯車 96 被動側歯車 97 駆動側プーリ 98 被動側プーリ 99 伝動ベルト 100 駆動部 101 回転支持部 102 偏心支持部 102a 偏心ハウジング 102b 軸受 105 円筒外径面 106 円筒内径面 110 調整用駆動モータ 111 伝達機構 113 軸受 114 回転伝達軸 116 駆動側タイミングプーリ 117 被動側タイミングプーリ 118 タイミングベルト 120 エアナイフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷野 公治 大阪府枚方市招堤南町二丁目13−1 Fターム(参考) 3B116 AA02 AA03 AB16 BA02 BA15 BB24 BB33 CD41

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル構造を有する洗浄室内に、基板
    を搬送する搬送装置が搬送方向へ貫通して配されるとと
    もに、この搬送装置に沿って、洗浄液噴射装置と回転ブ
    ラシ装置が配されてなり、この回転ブラシ装置の回転ブ
    ラシを用いて薄板状の基板表面を洗浄する方式の洗浄装
    置であって、 前記回転ブラシ装置は、前記搬送装置によって搬送され
    る基板の表裏面を回転洗浄する上下一対の回転ブラシ
    と、これら一対の回転ブラシを回転駆動するブラシ駆動
    手段と、前記一対の回転ブラシの間隔寸法を調節するブ
    ラシ間隔調整手段とを備えてなり、 このブラシ間隔調整手段は、前記一対の回転ブラシの少
    なくとも一方に設けられて、この回転ブラシを回転可能
    にかつ上下位置調整可能に軸支するカム軸受部と、この
    カム軸受部をカム駆動する駆動部からなり、 前記カム軸受部は、前記回転ブラシを固定部に対して回
    転可能に軸支する回転支持部と、前記回転ブラシを固定
    部に対して相対的に回転可能にかつ上下方向へカム移動
    可能に軸支する偏心支持部とが径方向へ組み立てられて
    なる二重軸受構造とされ、前記偏心支持部が前記駆動部
    に回転調整可能に駆動連結されていることを特徴とする
    基板洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記カム軸受部は、前記洗浄室の側壁部
    に前記回転支持部の円筒ハウジングが固定的に支持され
    るとともに、この円筒ハウジングの内径部に前記偏心支
    持部が軸受を介して回転駆動可能に支持されてなり、 この偏心支持部は、外径円筒面と内径円筒面が互いに偏
    心した偏心ハウジングを備え、この偏心ハウジングの前
    記外径円筒面が前記回転支持部の軸受内径部に回転可能
    に支持されるとともに、前記内径円筒面が軸受を介して
    前記回転ブラシの回転軸を回転可能に軸支するように構
    成され、 前記偏心ハウジングを前記駆動部により回転調整するこ
    とで、前記回転ブラシの上下方向位置が調整されること
    を特徴とする請求項1に記載の基板洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記ブラシ駆動手段は、前記一対の回転
    ブラシの回転軸を連動回転可能に連結する連動機構と、
    この連動機構を回転駆動する駆動モータとを備えてな
    り、 前記連動機構は、前記ブラシ間隔調整手段による前記一
    対の回転ブラシの間隔寸法の変化量を吸収する連動構造
    を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の基板洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記回転ブラシ装置は前記搬送装置に沿
    った複数箇所に並列して配置され、 これら回転ブラシ装置における前記ブラシ駆動手段の駆
    動源およびブラシ間隔調整手段の駆動源の少なくとも一
    方が共用される構成とされていることを特徴とする請求
    項1から3のいずれか一つに記載の基板洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記回転ブラシは、前記回転軸に対して
    取外し可能にかつ同軸状に連結支持される構成とされて
    いることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに
    記載の基板洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記ブラシ間隔調整手段のカム軸受部
    は、前記洗浄室内に対して液密シール構造を備えている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載
    の基板洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送装置は、基板を搬送方向へ強制
    搬送する駆動ローラ部と、基板の搬送を案内する案内ロ
    ーラ部とからなるローラ搬送装置の形態とされ、 前記案内ローラ部は、基板の両側縁部をそれぞれ上下か
    ら挟持状に転接案内する上下一対の案内ローラと、これ
    ら一対の案内ローラを基板幅方向へ移動調整するローラ
    幅調整手段とを備え、 このローラ幅調整手段は、前記一対の案内ローラを基板
    幅方向へ摺動案内する摺動案内部と、前記一対の案内ロ
    ーラを基板幅方向へ移動させる駆動部とを備えてなるこ
    とを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の
    基板洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記摺動案内部は、前記一対の案内ロー
    ラを回転可能に支持する支持本体を基板幅方向へ摺動案
    内する上下一対の案内ロッドの形態とされるとともに、 前記駆動部は、前記支持本体を基板幅方向へ移動させる
    シリンダ装置の形態とされていることを特徴とする請求
    項7に記載の基板洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記支持本体は、本体ブロックと支持ブ
    ラケットが揺動可能に接続組み立てされてなり、 前記本体ブロックは、前記一対の案内ロッドの下側案内
    ロッドに摺動可能に軸支されるとともに、前記シリンダ
    装置のシリンダロッドに連結され、 前記支持ブラケットは、前記一対の案内ロッドの上側案
    内ロッドに摺動可能に軸支されるとともに、前記一対の
    案内ローラが上下方向へ所定間隔をもってかつ自由回転
    可能に軸支し、 前記本体ブロックと支持ブラケットは、垂直な揺動軸を
    介してその軸心まわりに揺動可能に接続されてなること
    を特徴とする請求項8に記載の基板洗浄装置。
  10. 【請求項10】 前記上下一対の案内ローラの転接部
    は、弾性体から形成されて、異なる厚さ寸法の基板を転
    接案内可能な構成とされるとともに、両案内ローラは、
    互いに連動可能に摩擦接触されてなることを特徴とする
    請求項7から9のいずれか一つに記載の基板洗浄装置。
  11. 【請求項11】 前記駆動ローラ部は、基板の下面に摩
    擦接触状態で転接する搬送ローラを備え、 この搬送ローラは、前記摺動案内部の上側案内ロッドに
    おいて、前記両側の上下一対の案内ローラの間部分に取
    付け固定され、 前記案内ロッドは、回転可能に軸支されるとともに、回
    転駆動源に駆動連結されていることを特徴とする請求項
    8から10いずれか一つに記載の基板洗浄装置。
  12. 【請求項12】 前記搬送装置の駆動ローラ部を構成す
    る搬送ローラと案内ローラ部を構成する案内ローラは、
    基板搬送方向へ所定間隔をもって複数箇所に並列して配
    置され、 これら案内ローラを基板幅方向へ移動調整するローラ幅
    調整手段の駆動源と、搬送ローラを回転駆動する回転駆
    動源の少なくとも一方が共用される構成とされているこ
    とを特徴とする請求項8から11のいずれか一つに記載
    の基板洗浄装置。
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