JP2007257692A - メモリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリセルに書き込まれたデータを読み出すときの読み出しマージンの低下を防止することを課題とする。
【解決手段】データの論理に応じた電荷を蓄積するキャパシタを有するメモリセル(114)と、メモリセルに接続されるビット線(BL)と、ビット線の電荷を出力ノードに転送するための電荷転送回路(12)と、ビット線に接続されるダミーメモリセル(13)と、ビット線の電圧の変化に応じて、電荷転送回路の電荷転送能力を制御する制御回路(16)とを有するメモリ装置が提供される。
【選択図】図3

Description

本発明は、メモリ装置に関する。
近時、ビット線GNDセンス方式と称する強誘電体メモリの読み出し方式が提案されている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。この種の読み出し方式では、プレート線に電圧を印加したときにビット線の電圧が変動しないように、メモリセルからビット線に読み出される電荷を、プリセンスアンプ内に形成されるチャージトランスファと称する電荷転送回路を介して電荷蓄積回路に転送し、電荷蓄積回路に転送された電荷量に応じてメモリセルに保持されていたデータの論理値を判定する。チャージトランスファは、pチャネルMOSトランジスタにより構成される。pチャネルMOSトランジスタは、プレート線を立ち上げる前にゲート・ソース間電圧が閾値電圧と同じ値に初期設定される。pチャネルMOSトランジスタのゲートは、ビット線の電圧の上昇に応じて出力電圧を下降させるインバータアンプで制御される。
特開2002−133857号公報 IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vol.37, No.5, pp592-597, May 2002
ビット線GNDセンス方式では、読み出し動作のとき、ビット線のわずかな上昇で制御回路は、電荷転送回路のゲートを開いて電荷を流し、ビット線は再びグランドへ戻るという動作を行う。
メモリとしては、データ"1"を読み出すとき(Pターム)に出てくる電荷による電位上昇と、データ"0"を読み出すとき(Uターム)に出てくる電荷による電位上昇の差をセンスアンプで増幅して判定している。しかし微細化が進み、セルのサイズが小さくなると、分極電荷量Qsw(P−U)が小さくなるだけでなく、Pターム、Uターム各々の量が小さくなるため、回路の寄生容量に電荷が吸収される割合が大きくなり、ビット線の上昇するピークが大きく減少する。これにより制御回路は電荷転送回路を十分に開けない状態となり、読み出しマージンが低下するという問題がある。
本発明の目的は、メモリセルに書き込まれたデータを読み出すときの読み出しマージンの低下を防止することである。
本発明の一観点によれば、データの論理に応じた電荷を蓄積するキャパシタを有するメモリセルと、前記メモリセルに接続されるビット線と、前記ビット線の電荷を出力ノードに転送するための電荷転送回路と、前記ビット線に接続されるダミーメモリセルと、前記ビット線の電圧の変化に応じて、前記電荷転送回路の電荷転送能力を制御する制御回路とを有するメモリ装置が提供される。
本発明の他の観点によれば、データの論理に応じた電荷を蓄積するキャパシタを有するメモリセルと、前記メモリセルに接続されるビット線と、前記ビット線の電荷を出力ノードに転送するための電荷転送回路と、接地電圧から前記出力ノードに電流を供給するための電流供給回路と、前記ビット線の電圧の変化に応じて、前記電荷転送回路の電荷転送能力を制御する制御回路とを有するメモリ装置が提供される。
メモリセルに書き込まれたデータを読み出すときの読み出しマージンの低下を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による半導体メモリ装置の構成例を示すブロック図である。この半導体メモリ装置は、シリコン基板上にCMOSプロセスを使用して強誘電体メモリとして形成されている。
強誘電体メモリは、アドレスバッファ(ADB)101、コマンドバッファ(CMDB)103、ロウデコーダ(RDEC)102、タイミング生成回路(TGEN)104、コラムデコーダ(CDEC)105、プレートドライバ(PD)106、ワードドライバ(WD)107、メモリコア110、データ出力バッファ(BUF)109、コラムスイッチ108及びデータ入力バッファ120を有している。
図1では、主に読み出し動作に必要な回路を記載している。このため、書き込み動作に必要なデータ入力バッファ120以外のライトアンプ等の回路は、記載を省略している。データ入出力端子I/Oは、データ出力バッファ109及びデータ入力バッファ120に接続される。データ入力バッファ120は、データ入出力端子I/Oからデータを入力し、書き込み回路へ出力する。
アドレスバッファ101は、アドレス信号ADを、アドレス端子を介して受信し、受信した信号をロウデコーダ102及びコラムデコーダ105に出力する。ロウデコーダ102は、アドレス信号ADの上位ビット(ロウアドレス)をデコードしてロウデコード信号を生成し、生成した信号をワードドライバ107及びプレートドライバ106に出力する。
コラムデコーダ105は、アドレス信号ADの下位ビット(コラムアドレス)をデコードしてコラムデコード信号を生成し、生成した信号をコラムスイッチ108に出力する。
コマンドバッファ103は、チップセレクト信号/CS及びライトイネーブル信号/WE等のコマンド信号を、コマンド端子を介して受信し、受信した信号をタイミング生成回路104に出力する。タイミング生成回路104は、受信したコマンド信号が示す動作モードを解読し、プレートドライバ106、ワードドライバ107、データ出力バッファ109及び後述するプリセンスアンプ113a,113b等を動作させるタイミング信号を、デコード結果に応じて出力する。
プレートドライバ106は、タイミング生成回路104からのタイミング信号及びロウデコーダ102からのロウデコード信号に応答して、所定のプレート線PLを選択する。選択されたプレート線PLは、所定の期間低レベルから高レベルに変化する。
ワードドライバ107は、タイミング生成回路104からのタイミング信号及びロウデコーダ102からのロウデコード信号に応答して、所定のワード線WLを選択する。選択されたワード線WLは、所定の期間低レベルから高レベルに変化する。
メモリコア110は、メモリセルアレイ111と、プリセンスアンプ(PSA1)113a,113bと、センスアンプ(SA)112とを有している。プリセンスアンプ113a,113bは、ビット線グランドセンス回路である。
メモリセルアレイ111は、複数のメモリセル114a及び114bの組みを有する。メモリセル114a及び114bは、ワード線WL及びプレート線PLに接続される。メモリセル114aはビット線BLEに接続され、メモリセル114bはビット線BLOに接続される。プリセンスアンプ113aはビット線BLEに接続され、プリセンスアンプ113bはビット線BLOに接続される。センスアンプ112は、プリセンスアンプ113a及び113bに接続される。
以下、ビット線BLE及びBLOの個々又は総称をビット線BLといい、プリセンスアンプ113a及び113bの個々又は総称をプリセンスアンプ113といい、メモリセル114a及び114bの個々又は総称をメモリセル114という。
プリセンスアンプ113は、メモリセル114からデータを読み出すときに動作する。プリセンスアンプ113は、ビット線BLE(又はBLO)に読み出される電荷を電圧に変換し、変換した電圧をセンスアンプ112に出力する。プリセンスアンプ113の詳細は後述する、図3、図4、図5及び図6で説明する。センスアンプ112は、ビット線対BLE、BLOに対応する一対のプリセンスアンプ113a,113bからそれぞれ出力される読み出し電圧を差動増幅し、増幅したデータ信号をコラムスイッチ108を介してデータ出力バッファ109に出力する。コラムスイッチ108は、複数のセンスアンプ112の出力データのうち、例えば16ビットを、コラムデコード信号に応じて選択し、選択した読み出しデータをデータ出力バッファ109に記憶させる。データ出力バッファ109は、データをデータ入出力端子I/Oに出力する。データ入出力端子I/Oは、例えば、16ビットで構成されている。
図2は、図1に示したメモリセル114a及び114bの構成例を示す回路図である。メモリセル対114a及び114bは、一般に2T2C型と称されている。メモリセル114aは、nチャネルMOS電界効果トランジスタからなるアクセストランジスタ(アクセスゲート)N1及び強誘電体キャパシタF1を有している。メモリセル114bは、nチャネルMOS電界効果トランジスタからなるアクセストランジスタ(アクセスゲート)N2及び強誘電体キャパシタF2を有している。以下、MOS電界効果トランジスタを単にトランジスタという。
強誘電体キャパシタF1は、一端がアクセストランジスタN1を介してビット線BLEに接続され、他端がプレート線PLに接続されている。強誘電体キャパシタF2は、一端がアクセストランジスタN2を介してビット線BLOに接続され、他端がプレート線PLに接続されている。アクセストランジスタN1及びN2のゲートは、共通のワード線WLに接続されている。強誘電体キャパシタF1及びF2には、互いに反転したデータ(相補のデータ)が記憶される。
図3は、図1に示したプリセンスアンプ113の構成例を示す回路図である。プリセンスアンプ113a及び113bは、互いに同じ構成を有する。プリセンスアンプ113は、ビット線初期化回路10、電荷転送回路12、ダミー(擬似)メモリセル13、インバータアンプ(制御回路)16、閾値電圧生成回路(初期化回路)18、負電圧生成回路(電荷蓄積回路、初期化回路)19及びレベルシフト回路20を有している。
ビット線初期化回路10は、ゲートが制御信号BGNDの線に接続され、ソースが接地線に接続され、ドレインがビット線BL(BLE又はBLO)に接続されたnチャネルトランジスタN6で構成されている。
電荷転送回路12は、ゲート(制御端子)が閾値電圧生成回路18の出力ノードVTHに接続され、ソースがビット線BLに接続され、ドレインが負電圧生成回路20の出力ノードMINUSに接続されたpチャネルトランジスタP1で構成されている。
ダミーメモリセル13は、nチャネルトランジスタN5及び強誘電体キャパシタF3を有する。nチャネルトランジスタN5は、ゲートが制御信号WLDUMの線に接続され、ソースが強誘電体キャパシタF3に接続され、ドレインがビット線BL(BLE又はBLO)に接続される。強誘電体キャパシタF3は、一方の電極が制御信号PLDUMの線に接続され、他方の電極がnチャネルトランジスタN5のソースに接続される。例えば、強誘電体キャパシタF3は、データ“0”を記憶している。
インバータアンプ16は、CMOSインバータ(フィードバックインバータ)I1、CMOSインバータI1の出力端子IOUTを入力端子IINに接続するスイッチS1、CMOSインバータI1の入力端子IINとビット線BLとの間に配置されたキャパシタC1、CMOSインバータI1の出力IOUT端子と電荷転送回路12のゲートとの間に配置されたキャパシタC2を有している。CMOSインバータI1内のpチャネルトランジスタのソースは、pチャネルトランジスタP3のドレインに接続される。pチャネルトランジスタP3は、ゲートがパワー制御信号POWXの線に接続され、ソースが電源線VDDに接続される。CMOSインバータI1内のnチャネルトランジスタのソースは、nチャネルトランジスタN3のドレインに接続される。nチャネルトランジスタN3は、ゲートがパワー制御信号POWの線に接続され、ソースが接地線に接続される。パワー制御信号POWX及びPOWは、読み出し動作を開始するときに、それぞれ低レベル及び高レベルに変化し、CMOSインバータI1を活性化する。同様に、スイッチS1は、読み出し動作を開始するときにオフされる。キャパシタC1及びC2は、例えば、強誘電体キャパシタで構成されている。
閾値電圧生成回路18は、ノードVGENXに高レベル(電源電圧VDD)又は低レベル(接地電圧)を生成する電圧生成回路18aと、ノードVGENXとノードVTHとの間に接続されたキャパシタC3と、ノードVTHに接続されたクランプ回路18bと、クランプ回路18bを接地線に接続するスイッチS2とを有している。電圧生成回路18aは、電源線VDDと接地線の間に直列に接続されたpチャネルトランジスタP4及びnチャネルトランジスタN4を有している。pチャネルトランジスタP4及びnチャネルトランジスタN4のゲートは、それぞれ電圧制御信号VGENP及びVGENNを入力する。クランプ回路18bは、ソースがスイッチS2を介して接地線に接続され、ゲート及びドレインがノードVTHに接続されたpチャネルトランジスタP2と、ゲート及びソースが接地線に接続され、ドレインがノードVTHに接続されたpチャネルトランジスタP5で構成されている。キャパシタC3は、例えば強誘電体キャパシタで構成されている。
負電圧生成回路19は、入力が負電圧制御信号MGENの線に接続され、出力がノードMGENXに接続されたCMOSインバータI2と、ノードMGENXとノードMINUSとの間に配置されたキャパシタC5とを有している。キャパシタC5は、例えば、強誘電体キャパシタで構成されている。
レベルシフト回路20は、ノードMINUSに発生する負電圧を正電圧にレベルシフトするためのキャパシタとnチャネルトランジスタ及びpチャネルトランジスタを有している。
図4は、第1の実施形態による強誘電体メモリの読み出し動作を示している。まず、初期状態において、pチャネルトランジスタ(電荷転送回路)12のドレインに接続されたノードMINUSはフローティング状態のため、その電圧は不定である。しかし、pチャネルトランジスタ12のソース及びドレイン(p型拡散層)と、バックゲート(n型拡散層、接地電圧)とによりpn接合が形成されているため、ノードMINUSの電圧はpn接合の順方向電圧(約0.8V)より上がることはない。
一方、pチャネルトランジスタ(電荷転送回路)12のゲートに接続されたノードVTHも同様にフローティング状態のため、その電位は不定である。しかしクランプ回路18bに配置されたpチャネルトランジスタP5により、ノードVTHはpチャネルトランジスタの閾値電圧(約0.6V)より上がることはない。
電圧制御信号VGENP、VGENN及び負電圧制御信号MGENは、低レベルに保持されており、ノードVGENX及びMGENXは、高レベルに保持されている。制御信号BGNDは、高レベルに保持されているため、nチャネルトランジスタN6(ビット線初期化回路10)はオンし、ビット線BL(BLE又はBLO)の電圧は、接地電圧に初期化されている。パワー制御信号POW、POWXは、低レベル、高レベルにそれぞれ保持されており、フィードバックインバータ(CMOSインバータ)I1はオフしている。スイッチS1、S2はオンしている。スイッチS1、S2の動作を制御する制御信号、及び電圧制御信号VGENP、VGENN、負電圧制御信号MGEN、制御信号BGND、パワー制御信号POW、POWXは、図1に示したタイミング生成回路104により生成される。
時刻T1において、パワー制御信号POW及びPOWXが高レベル及び低レベルにそれぞれ変化し、フィードバックインバータI1は活性化される。スイッチS1がオンしているため、フィードバックインバータI1の入力電圧IIN及び出力電圧IOUTは、ともにほぼVDD/2になる。
時刻T2において、電圧制御信号VGENP及びVGENNが高レベルに変化し、ノードVGENXは、高レベルから低レベルに変化する。キャパシタC3による容量結合により、ノードVGENXの低レベルへの変化に応じてノードVTHの電圧も下がる。電源電圧VDDが3Vの場合、ノードVGENXの電圧が3V下がると、VTHの電圧も3V下がろうとする。しかし、スイッチS2のオンにより、pチャネルトランジスタ(クランプ回路)18bは、ノードVTHの電圧をpチャネルトランジスタ18bの閾値電圧(例えば、−0.6V)にクランプする。このため、ノードVTHの電圧は、一旦立ち下がった後、微分波形を描いて負電圧(−0.6V)に落ち着く。このように、閾値電圧生成回路18は、電荷転送回路12の入力ノードVTHを所定の電圧に設定する初期化回路として動作する。
pチャネルトランジスタ12の閾値電圧は、pチャネルトランジスタ18bの閾値電圧に等しくなるように設計されている。このため、ノードVTHの電圧が一旦下がったときに、pチャネルトランジスタ12はオンし、ノードMINUSの電圧は、ビット線BLの電圧(接地電圧)まで下がる。
一方、ノードMGENXの電圧は、CMOSインバータI2により高レベル(=電源電圧VDD)に設定されているため、キャパシタC5には、その容量値と電源電圧VDDとの積に対応する電荷が充電される。
時刻T3において、電圧制御信号VGENNが低レベルに変化し、電圧生成回路18aのnチャネルトランジスタN4がオフする。電圧生成回路18aのpチャネルトランジスタP4は既にオフしているため、ノードVGENXは、フローティング状態になる。同時にスイッチS1、S2がオフされる。スイッチS2のオフにより、pチャネルトランジスタ18bによるノードVTHのクランプが解除される。スイッチS1のオフにより、フィードバックインバータI1の入力と出力との短絡が解除される。フィードバックインバータI1の入力の電圧は、ほぼVDD/2のため、フィードバックインバータI1は、高いゲインを有する反転アンプとして動作する。一方、制御信号BGNDも低レベルに変化し、ビット線BLはフローティング状態になる。以上により、時刻T3以降、ビット線BLの電圧が上昇すると、キャパシタC1の容量結合によりフィードバックインバータI1の入力電圧IINが上昇する。フィードバックインバータI1は、入力電圧IINの変化を増幅し、出力電圧IOUTを反対方向に下降させる。キャパシタC2の容量結合によりノードVTHの電圧は、出力電圧IOUTの変化に伴い下降する。
時刻T4において、負電圧制御信号MGENが高レベルに変化し、ノードMGENXの電圧は高レベルから低レベルに変化する。ノードMINUSの電圧は、キャパシタC5の容量結合により、ノードMGENXの電圧の低下に伴い低下する。電源電圧VDDが3Vの場合、ノードMGENXの電圧は3V下がる。ノードMINUSの電圧は0Vに初期化されているため、ノードMGENXの電圧変化によりほぼ−3Vまで下がる。しかし、寄生容量によるロスと、既に浅くオンしているpチャネルトランジスタ12のリーク電流により、ノードMINUSの電圧は−3Vより高くなる。
ノードMINUSの電圧はキャパシタC5によりこの電圧に保持される。このように負電圧生成回路20は、電荷転送回路12の出力ノードMINUSを初期状態に設定し、電荷転送回路12の電荷転送能力を初期状態に設定する初期化回路として動作する。
時刻T5において、ワード線WLとプレート線PLの電圧が接地電圧から電源電圧VDDに変化する。ワード線WLの立ち上がりにより、メモリセル114のアクセストランジスタN1がオンし、メモリセル114の強誘電体キャパシタF1に正電圧が掛かる。メモリセル114がデータ”1”を記憶している場合、強誘電体キャパシタF1に掛かる電圧の極性は、書き込み時と反対のため、分極反転が起こり、大きな反転電荷がビット線BLに読み出される。ビット線BLには、データ”1”の電圧401aが生じる。メモリセル114がデータ”0”を記憶している場合、強誘電体キャパシタF1に掛かる電圧の極性は、書き込み時と同じため、分極反転は起こらず、比較的小さな電荷がビット線BLに読み出される。ビット線BLには、データ”0”の電圧401bが生じる。このときビット線BLの電圧は上昇しようとする。
しかしビット線BLの電圧が僅かに上がると、キャパシタC1の容量結合により、フィードバックインバータI1の入力電圧IINは上がる。フィードバックインバータI1の反転増幅作用及びキャパシタC2の容量結合によりノードVTHの電圧は下がり、pチャネルトランジスタ12のゲート・ソース間電圧(絶対値)は大きくなる。このためpチャネルトランジスタ12にドレイン電流が発生し、ビット線BLに読み出された電荷は、ビット線BLからノードMINUSに転送される。したがってビット線BLの電圧上昇は抑えられ、再びほぼ0V(接地電圧)に保持される。このようにフィードバックインバータI1は、電荷転送回路12の電荷転送能力を調整する制御回路として動作する。キャパシタC5はノードMINUSに転送された電荷により放電されるため、ノードMINUSの電圧(読み出し電圧)は上昇する。このように負電圧生成回路20のキャパシタC5は、蓄積電荷に応じて読み出し電圧を生成する読み出し回路として動作する。
ビット線GNDセンス方式ではビット線BLとメモリセル114の容量分割の影響を受けず、ビット線BLに電源電圧VDDを一杯に印加することができるが、前記のとおり、読み出し動作のとき、ビット線BLのわずかな上昇を検知して、制御回路16は電荷転送回路12のゲートを開いて電荷を流し、ビット線BLは再びグランドへ戻るという動作を行う。メモリとしては、データ"1"を読み出すとき(Pターム)に出てくる電荷による電圧と、データ"0"を読み出すとき(Uターム)に出てくる電荷による電圧の差を図1のセンスアンプ112で増幅して判定している。しかし微細化が進み、メモリセル114のサイズが小さくなると、分極電荷量Qsw(P−U)が小さくなるだけでなく、Pターム及びUターム各々の量が小さくなるため、回路の寄生容量に電荷が吸収される割合が大きくなり、ビット線BLの上昇するピークが大きく減少する。これにより制御回路16は電荷転送回路12を十分に開けない状態となり、読み出しマージンが低下していた。
本実施形態は、プリセンスアンプ113がダミーメモリセル13を有することが特徴である。ここで、比較のため、図3の回路において、ダミーメモリセル13がないときのビット線BLの電圧を電圧BLrとして表す。時刻T5において、ワード線WLとプレート線PLの電圧が接地電圧から電源電圧VDDに変化する。メモリセル114がデータ”1”を記憶している場合、電圧BLrは電圧411aになる。メモリセル114がデータ”0”を記憶している場合、電圧BLrは電圧411bになる。
本実施形態では、時刻T5において、ワード線WLとプレート線PLの電圧が接地電圧から電源電圧VDDに変化するタイミングと同時に、ダミーメモリセル13のワード線WLDUMとプレート線PLDUMの電圧が接地電圧から電源電圧VDDに変化する。ビット線BLの電圧は接地電圧であるため、ダミーメモリセル13にはデータ"0"を読み出すとき(Uターム)に出てくる電荷がビット線BLに流れ出す。これにより、ビット線BLの電圧は、ダミーメモリセル13がないときの電圧BLrより上昇する。このため制御回路16は電荷転送回路12を十分開くことができるようになる。
本実施形態では、ノードMINUSは、メモリセル114がデータ”1”を記憶している場合には電圧402aとなり、メモリセル114がデータ”0”を記憶している場合には電圧402bとなる。ノードMINUSの電圧402aは、データ"1"を読み出すとき(Pターム)に接地電位まで上昇するように調整することが可能となる。これに対し、ダミーメモリセル13がない場合、ノードMINUSは、メモリセル114がデータ”1”を記憶している場合には電圧412aとなり、メモリセル114がデータ”0”を記憶している場合には電圧412bとなる。本実施形態では、ダミーメモリセル13がない場合に比べて、読み出し時のノードMINUSの電圧を上昇させることができる。
図5は、ダミーメモリセル13がない場合のノードMINUSの電圧分布図である。分布501aは、メモリセル114からデータ”1”を読み出すときの分布を示す。分布501bは、メモリセル114からデータ”0”を読み出すときの分布を示す。強誘電体キャパシタF1,F2の特性のばらつきにより、メモリセル114からデータを読み出したときのノードMINUSの電圧にはばらつきが発生する。このばらつきがメモリ装置として誤動作を引き起こし、歩留まりを低下させる主な原因となっている。一般的に、メモリセル114からデータ"1"を読み出すとき(Pターム)の分布501aの方が、データ"0"を読み出すとき(Uターム)の分布501bよりばらつきがある。
図6は、本実施形態におけるノードMINUSの電圧分布図である。分布601aは、メモリセル114からデータ”1”を読み出すときの分布を示す。分布601bは、メモリセル114からデータ”0”を読み出すときの分布を示す。本実施形態は、ダミーメモリセル13を設けることにより、ビット線BLの電圧を上昇させることができる。これにより、本実施形態は、図5の場合に比べ、図6のノードMINUSの電圧分布が高くなる方向に移動させることができる。図4のように、データ"1"を読み出すとき(Pターム)のノードMINUSの電圧402aを接地電位まで上昇するように調整すると、Pタームの分布601aのばらつきは見かけ上抑えられ、分布601aは急峻となり、センスマージンを広げることが可能となる。
図4の時刻T6において、ノードMINUSの読み出し電圧(負電圧)は、図3に示したレベルシフト回路20により正電圧にレベルシフトされた後、図1に示したセンスアンプ112で差動増幅される。そしてメモリセル114に記憶されていたデータの論理値が読み出される。その後、一般の強誘電体メモリと同様に、読み出し動作により分極反転したメモリセル114の分極状態を元に戻すリストア動作が実施される。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態による半導体メモリ装置の構成例を示している。プリセンスアンプ113の回路以外の構成は、第1実施形態と同じである。特に、本実施形態は、第1の実施形態(図3)に対して、ダミーメモリセルアンプ13の構成が異なる。
プリセンスアンプ113は、ビット線初期化回路10、電荷転送回路12、ダミーメモリセル13、インバータアンプ(制御回路)16、閾値電圧生成回路(初期化回路)18、負電圧生成回路(電荷蓄積回路、初期化回路)19及びレベルシフト回路20を有している。
ダミーメモリセル13は、制御信号PLDUMの線とビット線BLとの間に接続されたキャパシタC4で構成されている。キャパシタC4は、特に強誘電体キャパシタである必要はない。これ以外は第1の実施形態におけるプリセンスアンプ113と同じである。
図8は、第2の実施形態による強誘電体メモリの読み出し動作を示している。まず、初期状態において、pチャネルトランジスタ(電荷転送回路)12のドレインに接続されたノードMINUSはフローティング状態のため、その電圧は不定である。しかし、pチャネルトランジスタ12のソース及びドレイン(p型拡散層)と、バックゲート(n型拡散層、接地電圧)とによりpn接合が形成されているため、ノードMINUSの電圧はpn接合の順方向電圧(約0.8V)より上がることはない。一方、pチャネルトランジスタ(電荷転送回路)12のゲートに接続されたノードVTHも同様にフローティング状態のため、その電位は不定である。しかしクランプ回路18bに配置されたpチャネルトランジスタP5により、ノードVTHはpチャネルトランジスタの閾値電圧(約0.6V)より上がることはない。
電圧制御信号VGENP、VGENN及び負電圧制御信号MGENは、低レベルに保持されており、ノードVGENX及びMGENXは、高レベルに保持されている。制御信号BGNDは、高レベルに保持されているため、nチャネルトランジスタN6(ビット線初期化回路10)はオンし、ビット線BL(BLE又はBLO)の電圧は、接地電圧に初期化されている。パワー制御信号POW、POWXは、低レベル、高レベルにそれぞれ保持されており、フィードバックインバータ(CMOSインバータ)I1はオフしている。スイッチS1、S2はオンしている。スイッチS1、S2の動作を制御する制御信号、及び電圧制御信号VGENP、VGENN、負電圧制御信号MGEN、制御信号BGND、パワー制御信号POW、POWXは、図1に示したタイミング生成回路104により生成される。
時刻T1において、パワー制御信号POW及びPOWXが高レベル及び低レベルにそれぞれ変化し、フィードバックインバータI1は活性化される。スイッチS1がオンしているため、フィードバックインバータI1の入力電圧IIN及び出力電圧IOUTは、ともにほぼVDD/2になる。
時刻T2において、電圧制御信号VGENP及びVGENNが高レベルに変化し、ノードVGENXは、高レベルから低レベルに変化する。キャパシタC3による容量結合により、ノードVGENXの低レベルへの変化に応じてノードVTHの電圧も下がる。電源電圧VDDが3Vの場合、ノードVGENXの電圧が3V下がると、VTHの電圧も3V下がろうとする。しかし、スイッチS2のオンにより、pチャネルトランジスタ(クランプ回路)18bは、ノードVTHの電圧をpチャネルトランジスタ18bの閾値電圧(例えば、−0.6V)にクランプする。このため、ノードVTHの電圧は、一旦立ち下がった後、微分波形を描いて負電圧(−0.6V)に落ち着く。このように、閾値電圧生成回路18は、電荷転送回路12の入力ノードVTHを所定の電圧に設定する初期化回路として動作する。
pチャネルトランジスタ12の閾値電圧は、pチャネルトランジスタ18bの閾値電圧に等しくなるように設計されている。このため、ノードVTHの電圧が一旦下がったときに、pチャネルトランジスタ12はオンし、ノードMINUSの電圧は、ビット線BLの電圧(接地電圧)まで下がる。
一方、ノードMGENXの電圧は、CMOSインバータI2により高レベル(=電源電圧VDD)に設定されているため、キャパシタC5には、その容量値と電源電圧VDDとの積に対応する電荷が充電される。
時刻T3において、電圧制御信号VGENNが低レベルに変化し、電圧生成回路18aのnチャネルトランジスタN4がオフする。電圧生成回路18aのpチャネルトランジスタP4は既にオフしているため、ノードVGENXは、フローティング状態になる。同時にスイッチS1、S2がオフされる。スイッチS2のオフにより、pチャネルトランジスタ18bによるノードVTHのクランプが解除される。スイッチS1のオフにより、フィードバックインバータI1の入力と出力との短絡が解除される。フィードバックインバータI1の入力の電圧は、ほぼVDD/2のため、フィードバックインバータI1は、高いゲインを有する反転アンプとして動作する。一方、制御信号BGNDも低レベルに変化し、ビット線BLはフローティング状態になる。以上により、時刻T3以降、ビット線BLの電圧が上昇すると、キャパシタC1の容量結合によりフィードバックインバータI1の入力電圧IINが上昇する。フィードバックインバータI1は、入力電圧IINの変化を増幅し、出力電圧IOUTを反対方向に下降させる。キャパシタC2の容量結合によりノードVTHの電圧は、出力電圧IOUTの変化に伴い下降する。
時刻T4において、負電圧制御信号MGENが高レベルに変化し、ノードMGENXの電圧は高レベルから低レベルに変化する。ノードMINUSの電圧は、キャパシタC5の容量結合により、ノードMGENXの電圧の低下に伴い低下する。電源電圧VDDが3Vの場合、ノードMGENXの電圧は3V下がる。ノードMINUSの電圧は0Vに初期化されているため、ノードMGENXの電圧変化によりほぼ−3Vまで下がる。しかし、寄生容量によるロスと、既に浅くオンしているpチャネルトランジスタ12のリーク電流により、ノードMINUSの電圧は−3Vより高くなる。
ノードMINUSの電圧はキャパシタC5によりこの電圧に保持される。このように負電圧生成回路20は、電荷転送回路12の出力ノードMINUSを初期状態に設定し、電荷転送回路12の電荷転送能力を初期状態に設定する初期化回路として動作する。
時刻T5において、ワード線WLとプレート線PLの電圧が接地電圧から電源電圧VDDに変化する。ワード線WLの立ち上がりにより、メモリセル114のアクセストランジスタN1がオンし、メモリセル114の強誘電体キャパシタF1に正電圧が掛かる。メモリセル114がデータ”1”を記憶している場合、強誘電体キャパシタF1に掛かる電圧の極性は、書き込み時と反対のため、分極反転が起こり、大きな反転電荷がビット線BLに読み出される。ビット線BLには、データ”1”の電圧401aが生じる。メモリセル114がデータ”0”を記憶している場合、強誘電体キャパシタF1に掛かる電圧の極性は、書き込み時と同じため、分極反転は起こらず、比較的小さな電荷がビット線BLに読み出される。ビット線BLには、データ”0”の電圧401bが生じる。このときビット線BLの電圧は上昇しようとする。
しかしビット線BLの電圧が僅かに上がると、キャパシタC1の容量結合により、フィードバックインバータI1の入力電圧IINは上がる。フィードバックインバータI1の反転増幅作用及びキャパシタC2の容量結合によりノードVTHの電圧は下がり、pチャネルトランジスタ12のゲート・ソース間電圧(絶対値)は大きくなる。このためpチャネルトランジスタ12にドレイン電流が発生し、ビット線BLに読み出された電荷は、ビット線BLからノードMINUSに転送される。したがってビット線BLの電圧上昇は抑えられ、再びほぼ0V(接地電圧)に保持される。このようにフィードバックインバータI1は、電荷転送回路12の電荷転送能力を調整する制御回路として動作する。キャパシタC5はノードMINUSに転送された電荷により放電されるため、ノードMINUSの電圧(読み出し電圧)は上昇する。このように負電圧生成回路20のキャパシタC5は、蓄積電荷に応じて読み出し電圧を生成する読み出し回路として動作する。
ビット線GNDセンス方式ではビット線BLとメモリセル114の容量分割の影響を受けず、ビット線BLに電源電圧VDDを一杯に印加することができるが、前記のとおり、読み出し動作のとき、ビット線BLのわずかな上昇を検知して、制御回路16は電荷転送回路12のゲートを開いて電荷を流し、ビット線BLは再びグランドへ戻るという動作を行う。メモリとしては、データ"1"を読み出すとき(Pターム)に出てくる電荷による電圧と、データ"0"を読み出すとき(Uターム)に出てくる電荷による電圧の差を図1のセンスアンプ112で増幅して判定している。しかし微細化が進み、メモリセル114のサイズが小さくなると、分極電荷量Qsw(P−U)が小さくなるだけでなく、Pターム及びUターム各々の量が小さくなるため、回路の寄生容量に電荷が吸収される割合が大きくなり、ビット線BLの上昇するピークが大きく減少する。これにより制御回路16は電荷転送回路12を十分に開けない状態となり、読み出しマージンが低下していた。
電圧BLrは、図4の場合と同じである。本発明の第2の実施形態では、時刻T5において、ワード線WLとプレート線PLの電圧が接地電圧から電源電圧VDDに変化するタイミングと同時に、ダミーメモリセル13のプレート線PLDUMの電圧が接地電圧から電源電圧VDDに変化する。これによりキャパシタC4による容量結合の影響を受けてビット線BLの電圧は、ダミーメモリセル13がないときの電圧BLrより上昇する。このため制御回路16は電荷転送回路12を十分開くことができるようになる。
本実施形態では、ノードMINUSは、メモリセル114がデータ”1”を記憶している場合には電圧402aとなり、メモリセル114がデータ”0”を記憶している場合には電圧402bとなる。ノードMINUSの電圧402aは、データ"1"を読み出すとき(Pターム)に接地電位まで上昇するように調整することが可能となる。これに対し、ダミーメモリセル13がない場合、ノードMINUSは、メモリセル114がデータ”1”を記憶している場合には電圧412aとなり、メモリセル114がデータ”0”を記憶している場合には電圧412bとなる。本実施形態では、ダミーメモリセル13がない場合に比べて、読み出し時のノードMINUSの電圧を上昇させることができる。
時刻T6において、ノードMINUSの読み出し電圧(負電圧)は、図7に示したレベルシフト回路20により正電圧にレベルシフトされた後、図1に示したセンスアンプ112で差動増幅される。そしてメモリセル114に記憶されていたデータの論理値が読み出される。その後、一般の強誘電体メモリと同様に、読み出し動作により分極反転したメモリセル114の分極状態を元に戻すリストア動作が実施される。
本実施形態では、ダミーメモリセル13により、読み出し動作においてメモリセル114からビット線BLに電荷が読み出されるときにビット線BLの電圧を余計に上昇させる。これにより制御回路16の能力が上昇して電荷転送回路12を十分に開くことが可能となる。この結果、第1の実施形態と同様に、読み出しマージンの低下を防止でき、半導体メモリの誤動作を防止できる。
以上のように、第1及び第2の実施形態では、メモリセル114に接続されたビット線BLは、電荷転送回路12を介して電荷蓄積回路19に接続される。メモリセル114は、データの論理に応じた電荷を蓄積するキャパシタF1,F2を有する。制御回路16は、ビット線BLに読み出された電荷を電荷蓄積回路19に転送するために、読み出された電荷によるビット線BLの電圧の変化に応じて電荷転送回路12の電荷転送能力を制御する。
メモリセル114は、データの論理に応じた電荷を蓄積するキャパシタF1,F2を有する。電荷転送回路12は、ビット線BLの電荷を出力ノードMINUSに転送する。ダミーメモリセル13は、ビット線BLに接続される。制御回路16は、ビット線BLの電圧の変化に応じて、電荷転送回路12の電荷転送能力を制御する。出力ノード初期回路19は、出力ノードMINUSの電圧を負電圧に初期化する。電荷転送初期化回路18は、電荷転送回路12の電荷転送能力を初期化する。
各ビット線BLE,BLOには、ダミーメモリセル13が各々1個ずつ接続されている。ダミーメモリセル13は読み出し動作において、メモリセル114からビット線BLに電荷が読み出されるときに、ビット線BLを余計に上昇させる。これにより制御回路16の能力が上昇して電荷転送回路12を十分に開くことが可能となる。この結果、メモリセル114に書き込まれたデータを読み出すときの読み出しマージンの低下を防止でき、半導体メモリの誤動作を防止できる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態による半導体メモリ装置は、上記の図1及び図2の構成と同じ構成を有する。本実施形態は、第1及び第2の実施形態に対して、プリセンスアンプ113の構成が異なる。
図9は、図1に示したプリセンスアンプ113の詳細を示している。プリセンスアンプ113は、ビット線初期化回路10、電荷転送回路12、電流増幅回路21、インバータアンプ(制御回路)16、閾値電圧生成回路(初期化回路)18、負電圧生成回路(電荷蓄積回路、初期化回路)19及びレベルシフト回路20を有している。本実施形態は、第1の実施形態(図3)に対して、ダミーメモリセル13を削除し、電流増幅回路21を追加したものである。
ビット線初期化回路10は、ゲートが制御信号BGNDの線に接続され、ソースが接地線に接続され、ドレインがビット線BL(BLE又はBLO)に接続されたnチャネルトランジスタN6で構成されている。
電荷転送回路12は、ゲート(制御端子)が閾値電圧生成回路18の出力ノードVTHに接続され、ソースがビット線BLに接続され、ドレインが負電圧生成回路20の出力ノードMINUSに接続されたpチャネルトランジスタP1で構成されている。
電流増幅回路21は、ゲートが前記閾値電圧生成回路18の出力ノードVTHに接続され、ソースが接地電位に接続され、ドレインが前記負電圧生成回路20の出力ノードMINUSに接続されたpチャネルトランジスタP6で構成されている。
インバータアンプ16は、CMOSインバータ(フィードバックインバータ)I1、CMOSインバータI1の出力端子IOUTを入力端子IINに接続するスイッチS1、CMOSインバータI1の入力端子IINとビット線BLとの間に配置されたキャパシタC1、CMOSインバータI1の出力IOUT端子と電荷転送回路12のゲートとの間に配置されたキャパシタC2を有している。CMOSインバータI1内のpチャネルトランジスタのソースは、pチャネルトランジスタP3のドレインに接続される。pチャネルトランジスタP3は、ゲートがパワー制御信号POWXの線に接続され、ソースが電源線VDDに接続される。CMOSインバータI1内のnチャネルトランジスタのソースは、nチャネルトランジスタN3のドレインに接続される。nチャネルトランジスタN3は、ゲートがパワー制御信号POWの線に接続され、ソースが接地線に接続される。パワー制御信号POWX及びPOWは、読み出し動作を開始するときに、それぞれ低レベル及び高レベルに変化し、CMOSインバータI1を活性化する。同様に、スイッチS1は、読み出し動作を開始するときにオフされる。キャパシタC1及びC2は、例えば、強誘電体キャパシタで構成されている。
閾値電圧生成回路18は、ノードVGENXに高レベル(電源電圧VDD)又は低レベル(接地電圧)を生成する電圧生成回路18aと、ノードVGENXとノードVTHとの間に接続されたキャパシタC3と、ノードVTHに接続されたクランプ回路18bと、クランプ回路18bを接地線に接続するスイッチS2とを有している。電圧生成回路18aは、電源線VDDと接地線の間に直列に接続されたpチャネルトランジスタP4及びnチャネルトランジスタN4を有している。pチャネルトランジスタP4及びnチャネルトランジスタN4のゲートは、それぞれ電圧制御信号VGENP及びVGENNを入力する。クランプ回路18bは、ソースがスイッチS2を介して接地線に接続され、ゲート及びドレインがノードVTHに接続されたpチャネルトランジスタP2と、ゲート及びソースが接地線に接続され、ドレインがノードVTHに接続されたpチャネルトランジスタP5で構成されている。キャパシタC3は、例えば強誘電体キャパシタで構成されている。
負電圧生成回路20は、入力が負電圧制御信号MGENの線に接続され、出力がノードMGENXに接続されたCMOSインバータI2と、ノードMGENXとノードMINUSとの間に配置されたキャパシタC5とを有している。キャパシタC5は、例えば、強誘電体キャパシタで構成されている。
レベルシフト回路20は、ノードMINUSに発生する負電圧を正電圧にレベルシフトするためのキャパシタとnチャネルトランジスタ及びpチャネルトランジスタを有している。
図10は、第3の実施形態による強誘電体メモリの読み出し動作を示している。まず、初期状態において、pチャネルトランジスタ(電荷転送回路)12のドレインに接続されたノードMINUSはフローティング状態のため、その電圧は不定である。しかしpチャネルトランジスタ12のソース及びドレイン(p型拡散層)と、バックゲート(n型拡散層、接地電圧)とによりpn接合が形成されているため、ノードMINUSの電圧はpn接合の順方向電圧(約0.8V)より上がることはない。一方、pチャネルトランジスタ(電荷転送回路)12のゲートに接続されたノードVTHも同様にフローティング状態のため、その電位は不定である。しかしクランプ回路18bに配置されたpチャネルトランジスタP5により、ノードVTHはpチャネルトランジスタの閾値電圧(約0.6V)より上がることはない。
電圧制御信号VGENP、VGENN及び負電圧制御信号MGENは、低レベルに保持されており、ノードVGENX及びMGENXは高レベルに保持されている。制御信号BGNDは、高レベルに保持されているため、nチャネルトランジスタN6(ビット線初期化回路10)はオンし、ビット線BL(BLE又はBLO)の電圧は接地電圧に初期化されている。パワー制御信号POW、POWXは、低レベル、高レベルにそれぞれ保持されており、フィードバックインバータ(CMOSインバータ)I1はオフしている。スイッチS1、S2はオンしている。スイッチS1、S2の動作を制御する制御信号、及び電圧制御信号VGENP、VGENN、負電圧制御信号MGEN、制御信号BGND、パワー制御信号POW、POWXは、図1に示したタイミング生成回路104により生成される。
時刻T1において、パワー制御信号POW及びPOWXが高レベル及び低レベルにそれぞれ変化し、フィードバックインバータI1は活性化される。スイッチS1がオンしているため、フィードバックインバータI1の入力電圧IIN及び出力電圧IOUTは、ともにほぼVDD/2になる。
時刻T2において、電圧制御信号VGENP及びVGENNが高レベルに変化し、ノードVGENXは、高レベルから低レベルに変化する。キャパシタC3による容量結合により、ノードVGENXの低レベルへの変化に応じてノードVTHの電圧も下がる。電源電圧VDDが3Vの場合、ノードVGENXの電圧が3V下がると、VTHの電圧も3V下がろうとする。しかし、スイッチS2のオンにより、pチャネルトランジスタ(クランプ回路)18bは、ノードVTHの電圧をpチャネルトランジスタ18bの閾値電圧(例えば、−0.6V)にクランプする。このため、ノードVTHの電圧は、一旦立ち下がった後、微分波形を描いて負電圧(−0.6V)に落ち着く。このように、閾値電圧生成回路18は、電荷転送回路12の入力ノードVTHを所定の電圧に設定する初期化回路として動作する。
pチャネルトランジスタ12の閾値電圧は、pチャネルトランジスタ18bの閾値電圧に等しくなるように設計されている。このため、ノードVTHの電圧が一旦下がったときに、pチャネルトランジスタ12はオンし、ノードMINUSの電圧は、ビット線BLの電圧(接地電圧)まで下がる。
一方、ノードMGENXの電圧は、CMOSインバータI2により高レベル(=電源電圧VDD)に設定されているため、キャパシタC5には、その容量値と電源電圧VDDとの積に対応する電荷が充電される。
時刻T3において、電圧制御信号VGENNが低レベルに変化し、電圧生成回路18aのnチャネルトランジスタN4がオフする。電圧生成回路18aのpチャネルトランジスタP4は既にオフしているため、ノードVGENXは、フローティング状態になる。同時にスイッチS1、S2がオフされる。スイッチS2のオフにより、pチャネルトランジスタ18bによるノードVTHのクランプが解除される。スイッチS1のオフにより、フィードバックインバータI1の入力と出力との短絡が解除される。フィードバックインバータI1の入力の電圧は、ほぼVDD/2のため、フィードバックインバータI1は、高いゲインを有する反転アンプとして動作する。一方、制御信号BGNDも低レベルに変化し、ビット線BLはフローティング状態になる。以上により、時刻T3以降、ビット線BLの電圧が上昇すると、キャパシタC1の容量結合によりフィードバックインバータI1の入力電圧IINが上昇する。フィードバックインバータI1は、入力電圧IINの変化を増幅し、出力電圧IOUTを反対方向に下降させる。キャパシタC2の容量結合によりノードVTHの電圧は、出力電圧IOUTの変化に伴い下降する。
時刻T4において、負電圧制御信号MGENが高レベルに変化し、ノードMGENXの電圧は高レベルから低レベルに変化する。ノードMINUSの電圧は、キャパシタC5の容量結合により、ノードMGENXの電圧の低下に伴い低下する。電源電圧VDDが3Vの場合、ノードMGENXの電圧は3V下がる。ノードMINUSの電圧は0Vに初期化されているため、ノードMGENXの電圧変化によりほぼ−3Vまで下がる。しかし、寄生容量によるロスと、既に浅くオンしているpチャネルトランジスタ12のリーク電流により、ノードMINUSの電圧は−3Vより高くなる。
ノードMINUSの電圧はキャパシタC5によりこの電圧に保持される。このように負電圧生成回路20は、電荷転送回路12の出力ノードMINUSを初期状態に設定し、電荷転送回路12の電荷転送能力を初期状態に設定する初期化回路として動作する。
時刻T5において、ワード線WLとプレート線PLの電圧が接地電圧から電源電圧VDDに変化する。ワード線WLの立ち上がりにより、メモリセル114のアクセストランジスタN1がオンし、メモリセル114の強誘電体キャパシタF1に正電圧が掛かる。メモリセル114がデータ”1”を記憶している場合、強誘電体キャパシタF1に掛かる電圧の極性は、書き込み時と反対のため、分極反転が起こり、大きな反転電荷がビット線BLに読み出される。ビット線BLには、データ”1”の電圧1001aが生じる。メモリセル114がデータ”0”を記憶している場合、強誘電体キャパシタF1に掛かる電圧の極性は、書き込み時と同じため、分極反転は起こらず、比較的小さな電荷がビット線BLに読み出される。ビット線BLには、データ”0”の電圧1001bが生じる。このときビット線BLの電圧は上昇しようとする。
しかしビット線BLの電圧が僅かに上がると、キャパシタC1の容量結合により、フィードバックインバータI1の入力電圧IINは上がる。フィードバックインバータI1の反転増幅作用及びキャパシタC2の容量結合によりノードVTHの電圧は下がり、pチャネルトランジスタ12のゲート・ソース間電圧(絶対値)は大きくなる。このためpチャネルトランジスタ12にドレイン電流が発生し、ビット線BLに読み出された電荷は、ビット線BLからノードMINUSに転送される。したがってビット線BLの電圧上昇は抑えられ、再びほぼ0V(接地電圧)に保持される。このようにフィードバックインバータI1は、電荷転送回路12の電荷転送能力を調整する制御回路として動作する。キャパシタC5はノードMINUSに転送された電荷により放電されるため、ノードMINUSの電圧(読み出し電圧)は上昇する。このように負電圧生成回路20のキャパシタC5は、蓄積電荷に応じて読み出し電圧を生成する読み出し回路として動作する。
ビット線GNDセンス方式ではビット線BLとメモリセル114の容量分割の影響を受けず、ビット線BLに電源電圧VDDを一杯に印加することができるが、前記のとおり、読み出し動作のとき、ビット線BLのわずかな上昇を検知して、制御回路16は電荷転送回路12のゲートを開いて電荷を流し、ビット線BLは再びグランドへ戻るという動作を行う。メモリとしては、データ"1"を読み出すとき(Pターム)に出てくる電荷による電圧と、データ"0"を読み出すとき(Uターム)に出てくる電荷による電圧の差を図1のセンスアンプ112で増幅して判定している。しかし微細化が進み、メモリセル114のサイズが小さくなると、分極電荷量Qsw(P−U)が小さくなるだけでなく、Pターム及びUターム各々の量が小さくなるため、回路の寄生容量に電荷が吸収される割合が大きくなり、ビット線BLの上昇するピーク値が大きく減少する。これにより制御回路16は電荷転送回路12を十分に開けない状態となり、読み出しマージンが低下していた。
本実施形態では、前記電荷転送回路12には電流増幅回路21が接続され、読み出し動作において、制御回路16のフィードバックインバータがビット線BLの上昇を検出して、ノードVTHを押し下げると、ノードMINUSは常に接地電圧から電流が供給される状態となる。これにより電荷転送回路12の能力が増大され、ビット線BLに読み出された電荷が少なくても、電荷蓄積回路19の電荷を十分放電することができる。
本実施形態では、ノードMINUSは、メモリセル114がデータ”1”を記憶している場合には電圧1002aとなり、メモリセル114がデータ”0”を記憶している場合には電圧1002bとなる。ノードMINUSの電圧1002aは、データ"1"を読み出すとき(Pターム)の時刻T6に接地電位まで上昇するように調整することが可能となる。これに対し、電流増幅回路21がない場合、ノードMINUSは、メモリセル114がデータ”1”を記憶している場合には電圧1012aとなり、メモリセル114がデータ”0”を記憶している場合には電圧1012bとなる。本実施形態では、電流増幅回路21がない場合に比べて、読み出し時のノードMINUSの電圧を高速に上昇させることができる。
本実施形態は、第1の実施形態において図6を参照しながら説明したのと同様に、データ"1"を読み出すとき(Pターム)の電圧1002aを接地電位まで上昇するように調整すると、Pタームの分布601aのばらつきは見かけ上抑えられ、分布は急峻となりセンスマージンを広げることが可能となる。
時刻T6において、ノードMINUSの読み出し電圧(負電圧)は、図9に示したレベルシフト回路20により正電圧にレベルシフトされた後、図1に示したセンスアンプ112で差動増幅される。そしてメモリセル114に記憶されていたデータの論理値が読み出される。その後、一般の強誘電体メモリと同様に、読み出し動作により分極反転したメモリセル114の分極状態を元に戻すリストア動作が実施される。
なお、電流増幅回路21がない場合、ノードMINUSの電圧1012a及び1012bの上昇が遅いので、遅い時刻T7において、センスアンプ112が差動増幅し、データが外部に出力される。これに対し、本実施形態は、ノードMINUSの電圧1002a及び1002bの上昇が速いので、早い時刻T6において、センスアンプ112が差動増幅し、データが外部に出力される。すなわち、本実施形態は、電流増幅回路21がない場合に比べ、高速に読み出し動作を行って外部にデータを出力することができる。
以上、本実施形態では、前記電荷転送回路12に電流増幅回路21が接続され、読み出し時には常に接地電圧から電流が供給される。これにより電荷転送回路12の能力が増大され、ビット線BLに読み出された電荷が少なくても、電荷蓄積回路19の電荷を十分放電することができる。この結果、読み出しマージンの低下を防止でき、半導体メモリの誤動作を防止できる。
本実施形態では、メモリセル114に接続されたビット線BLは、電荷転送回路12を介して電荷蓄積回路19に接続される。メモリセル114は、データの論理に応じた電荷を蓄積するキャパシタF1,F2を有する。制御回路16は、ビット線BLに読み出された電荷を電荷蓄積回路19に転送するために、読み出された電荷によるビット線BLの電圧の変化に応じて電荷転送回路12の電荷転送能力を制御する。
メモリセル114は、データの論理に応じた電荷を蓄積するキャパシタF1,F2を有する。電荷転送回路12は、ビット線BLの電荷を出力ノードMINUSに転送する。電流供給回路21は、接地電圧から出力ノードMINUSに電流を供給する。制御回路16は、ビット線BLの電圧の変化に応じて、電荷転送回路12及び電流供給回路21の電荷転送能力を制御する。出力ノード初期回路19は、出力ノードMINUSの電圧を負電圧に初期化する。電荷転送初期化回路は、電荷転送回路12及び電流供給回路21の電荷転送能力を初期化する。
前記電荷転送回路12には、電流増幅回路21が接続され、読み出し時には常に接地電圧から電流が供給される。これにより電荷転送回路12の能力が増大され、ビット線BLに読み出された電荷が少なくても、電荷蓄積回路19の電荷を十分放電することができる。この結果、メモリセルに書き込まれたデータを読み出すときの読み出しマージンの低下を防止でき、半導体メモリの誤動作を防止できる。また、読み出し時のノードMINUSの電圧上昇速度が速いので、高速読み出しを行うことができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態は、例えば以下のように種々の適用が可能である。
(付記1)
データの論理に応じた電荷を蓄積するキャパシタを有するメモリセルと、
前記メモリセルに接続されるビット線と、
前記ビット線の電荷を出力ノードに転送するための電荷転送回路と、
前記ビット線に接続されるダミーメモリセルと、
前記ビット線の電圧の変化に応じて、前記電荷転送回路の電荷転送能力を制御する制御回路と
を有することを特徴とするメモリ装置。
(付記2)
前記ダミーメモリセルは、トランジスタを介して前記ビット線に接続されるキャパシタを有することを特徴とする付記1記載のメモリ装置。
(付記3)
前記メモリセル及び前記ダミーメモリセルは、強誘電体キャパシタを有することを特徴とする付記2記載のメモリ装置。
(付記4)
前記ダミーメモリセルは、前記ビット線に接続されるキャパシタを有することを特徴とする付記1記載のメモリ装置。
(付記5)
さらに、前記出力ノードの電圧を初期化するための出力ノード初期回路と、
前記電荷転送回路の電荷転送能力を初期化するための電荷転送初期化回路と
を有することを特徴とする付記1記載のメモリ装置。
(付記6)
前記出力ノード初期化回路は、前記出力ノードを負電圧に初期化することを特徴とする付記5記載のメモリ装置。
(付記7)
さらに、前記出力ノードの電圧をレベルシフトするレベルシフト回路を有することを特徴とする付記6記載のメモリ装置。
(付記8)
前記電荷転送回路は、前記ビット線及び前記出力ノード間に接続される第1の電界効果トランジスタを有し、
前記制御回路は、入力が第1のキャパシタを介して前記ビット線に接続され、出力が第2のキャパシタを介して前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続される第1のインバータを有することを特徴とする付記1記載のメモリ装置。
(付記9)
前記電荷転送回路は、前記ビット線及び前記出力ノード間に接続される第1の電界効果トランジスタを有し、
前記制御回路は、入力が第1のキャパシタを介して前記ビット線に接続され、出力が第2のキャパシタを介して前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続される第1のインバータを有し、
前記出力ノード初期化回路は、第3のキャパシタを介して前記出力ノードに接続される第2のインバータを有し、
前記電荷転送初期化回路は、前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続される第4のキャパシタと、前記第4のキャパシタ及び高レベル電圧間に接続される第2の電界効果トランジスタと、前記第4のキャパシタ及び接地電圧間に接続される第3の電界効果トランジスタとを有することを特徴とする付記5記載のメモリ装置。
(付記10)
前記メモリセルは、強誘電体キャパシタを有することを特徴とする付記1記載のメモリ装置。
(付記11)
データの論理に応じた電荷を蓄積するキャパシタを有するメモリセルと、
前記メモリセルに接続されるビット線と、
前記ビット線の電荷を出力ノードに転送するための電荷転送回路と、
接地電圧から前記出力ノードに電流を供給するための電流供給回路と、
前記ビット線の電圧の変化に応じて、前記電荷転送回路の電荷転送能力を制御する制御回路と
を有することを特徴とするメモリ装置。
(付記12)
前記制御回路は、前記ビット線の電圧の変化に応じて、前記電荷転送回路及び前記電流供給回路の電荷転送能力を制御することを特徴とする付記11記載のメモリ装置。
(付記13)
さらに、前記出力ノードの電圧を初期化するための出力ノード初期回路と、
前記電荷転送回路及び前記電流供給回路の電荷転送能力を初期化するための電荷転送初期化回路と
を有することを特徴とする付記12記載のメモリ装置。
(付記14)
前記出力ノード初期化回路は、前記出力ノードを負電圧に初期化することを特徴とする付記13記載のメモリ装置。
(付記15)
さらに、前記出力ノードの電圧をレベルシフトするレベルシフト回路を有することを特徴とする付記14記載のメモリ装置。
(付記16)
前記電荷転送回路は、前記ビット線及び前記出力ノード間に接続される第1の電界効果トランジスタを有し、
前記制御回路は、入力が第1のキャパシタを介して前記ビット線に接続され、出力が第2のキャパシタを介して前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続される第1のインバータを有し、
前記電流供給回路は、ソース及びドレインが接地電圧及び前記出力ノードに接続され、ゲートが前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続される第2の電界効果トランジスタを有することを特徴とする付記11記載のメモリ装置。
(付記17)
前記電荷転送回路は、前記ビット線及び前記出力ノード間に接続される第1の電界効果トランジスタを有し、
前記制御回路は、入力が第1のキャパシタを介して前記ビット線に接続され、出力が第2のキャパシタを介して前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続される第1のインバータを有し、
前記出力ノード初期化回路は、第3のキャパシタを介して前記出力ノードに接続される第2のインバータを有し、
前記電荷転送初期化回路は、前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続される第4のキャパシタと、前記第4のキャパシタ及び高レベル電圧間に接続される第2の電界効果トランジスタと、前記第4のキャパシタ及び接地電圧間に接続される第3の電界効果トランジスタとを有し、
前記電流供給回路は、ソース及びドレインが接地電圧及び前記出力ノードに接続され、ゲートが前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続される第4の電界効果トランジスタを有することを特徴とする付記13記載のメモリ装置。
(付記18)
前記メモリセルは、強誘電体キャパシタを有することを特徴とする付記11記載のメモリ装置。
本発明の第1の実施形態による半導体メモリを示すブロック図である。 図1に示したメモリセルの詳細を示す回路図である。 図1に示したプリセンスアンプの詳細を示す回路図である。 第1の実施形態における強誘電体メモリの読み出し動作を示す波形図である。 セル分布を示す図である。 第1の実施形態によるセル分布を示す図である。 本発明の第2の実施形態による半導体メモリのプリアンプの詳細を示す回路図である。 第2の実施形態における強誘電体メモリの読み出し動作を示す波形図である。 本発明の第3の実施形態によるプリセンスアンプの詳細を示す回路図である。 第3の実施形態による強誘電体メモリの読み出し動作を示す波形図である。
符号の説明
10 ビット線初期化回路
12 電荷転送回路
13 ダミーメモリセル
16 制御回路
18 電荷転送初期化回路
19 出力ノード初期化回路
20 レベルシフト回路
113 プリセンスアンプ
114 メモリセル

Claims (10)

  1. データの論理に応じた電荷を蓄積するキャパシタを有するメモリセルと、
    前記メモリセルに接続されるビット線と、
    前記ビット線の電荷を出力ノードに転送するための電荷転送回路と、
    前記ビット線に接続されるダミーメモリセルと、
    前記ビット線の電圧の変化に応じて、前記電荷転送回路の電荷転送能力を制御する制御回路と
    を有することを特徴とするメモリ装置。
  2. 前記ダミーメモリセルは、トランジスタを介して前記ビット線に接続されるキャパシタを有することを特徴とする請求項1記載のメモリ装置。
  3. 前記ダミーメモリセルは、前記ビット線に接続されるキャパシタを有することを特徴とする請求項1記載のメモリ装置。
  4. さらに、前記出力ノードの電圧を初期化するための出力ノード初期回路と、
    前記電荷転送回路の電荷転送能力を初期化するための電荷転送初期化回路と
    を有することを特徴とする請求項1記載のメモリ装置。
  5. 前記電荷転送回路は、前記ビット線及び前記出力ノード間に接続される第1の電界効果トランジスタを有し、
    前記制御回路は、入力が第1のキャパシタを介して前記ビット線に接続され、出力が第2のキャパシタを介して前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続される第1のインバータを有することを特徴とする請求項1記載のメモリ装置。
  6. データの論理に応じた電荷を蓄積するキャパシタを有するメモリセルと、
    前記メモリセルに接続されるビット線と、
    前記ビット線の電荷を出力ノードに転送するための電荷転送回路と、
    接地電圧から前記出力ノードに電流を供給するための電流供給回路と、
    前記ビット線の電圧の変化に応じて、前記電荷転送回路の電荷転送能力を制御する制御回路と
    を有することを特徴とするメモリ装置。
  7. 前記制御回路は、前記ビット線の電圧の変化に応じて、前記電荷転送回路及び前記電流供給回路の電荷転送能力を制御することを特徴とする請求項6記載のメモリ装置。
  8. さらに、前記出力ノードの電圧を初期化するための出力ノード初期回路と、
    前記電荷転送回路及び前記電流供給回路の電荷転送能力を初期化するための電荷転送初期化回路と
    を有することを特徴とする請求項7記載のメモリ装置。
  9. 前記電荷転送回路は、前記ビット線及び前記出力ノード間に接続される第1の電界効果トランジスタを有し、
    前記制御回路は、入力が第1のキャパシタを介して前記ビット線に接続され、出力が第2のキャパシタを介して前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続される第1のインバータを有し、
    前記電流供給回路は、ソース及びドレインが接地電圧及び前記出力ノードに接続され、ゲートが前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続される第2の電界効果トランジスタを有することを特徴とする請求項6記載のメモリ装置。
  10. 前記電荷転送回路は、前記ビット線及び前記出力ノード間に接続される第1の電界効果トランジスタを有し、
    前記制御回路は、入力が第1のキャパシタを介して前記ビット線に接続され、出力が第2のキャパシタを介して前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続される第1のインバータを有し、
    前記出力ノード初期化回路は、第3のキャパシタを介して前記出力ノードに接続される第2のインバータを有し、
    前記電荷転送初期化回路は、前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続される第4のキャパシタと、前記第4のキャパシタ及び高レベル電圧間に接続される第2の電界効果トランジスタと、前記第4のキャパシタ及び接地電圧間に接続される第3の電界効果トランジスタとを有し、
    前記電流供給回路は、ソース及びドレインが接地電圧及び前記出力ノードに接続され、ゲートが前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続される第4の電界効果トランジスタを有することを特徴とする請求項8記載のメモリ装置。
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