JP2006031881A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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真久 飯田
Kiyoto Ota
清人 大田
Hiroyuki Yamazaki
裕之 山崎
Masanobu Hirose
雅庸 廣瀬
Katsumi Dosaka
勝己 堂阪
Akira Yamazaki
彰 山崎
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Abstract

【課題】 ビット線プリチャージレベルが、カップリング容量に起因して、センスアンプ増幅直前で設定値とずれが生じることを抑制して、設定値に精度良く保持する。
【解決手段】 ビット線プリチャージ・イコライズ回路において、ビット線プリチャージトランジスタP3と、ビット線イコライズトランジスタN7及びN8とを、P型及びN型の相補なトランジスタで構成する。ビット線プリチャージ動作の終了時には、ビット線イコライズ制御信号BLEQをHレベルに、ビット線プリチャージ制御信号BLPRをLレベルにして、P型ビット線プリチャージトランジスタP3及びN型ビット線イコライズトランジスタN7、N8を全てオフする。前記両制御信号BLEQ、BLPRが互いに逆相に変化するので、ビット線イコライズ制御信号線BLEQとビット線BL、NBLとの間のカップリング容量と、ビット線プリチャージ制御信号線BLPRとビット線BL、NBLとの間のカップリング容量とが相殺される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、特にダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(以下、DRAMと略す)のビット線イコライズ・プリチャージ回路に関するものである。
近年、特に、混載DRAMには、SOC(System On Chip)を低コストで実現するための高集積化と、大容量SRAMの代替用途に用いることができる高速ランダム動作性能が要求されてきており、その一方で、動作マージンを確保することが非常に困難になりつつある。その原因は、DRAMでは、メモリセルキャパシタに蓄積された電荷を、読み出しビット線と参照ビット線との間の差電圧(読み出し電圧)として読み出し、その読み出し電圧をセンスアンプで増幅することにより、”0”、”1”情報を読み出しているのであるが、この読み出し電圧が減少するためである。
前記読み出し電圧の減少の大きな要因の1つは、メモリセルキャパシタ容量の減少である。これは、いわゆるスタック型キャパシタの場合、微細化が進むと共に、キャパシタの2次元方向のサイズだけでなく高さ方向のサイズも露光マージン(デフォーカスマージン)が低下することに起因して、縮小されるためである。キャパシタに高誘電率絶縁膜を導入する等が行われているが、キャパシタ容量が以前の30fF以上から、場合によっては数fF程度にまで、急速に減少してきている。
また、DRAMに供給される電源電圧の減少も、読み出し電圧を減少させている。これは、現状の混載DRAMが、低コスト化のために、通常の標準CMOSプロセスに対して最小の工程追加で実現される、いわゆるロジックコンパチブルプロセスとなっており、DRAM部にロジック部と同一構成のトランジスタを使用する必要があるためである。微細化に伴ってロジック部のトランジスタに与える電源電圧が急速に減少しているのに応じて、DRAM部の電源電圧も急速に減少してきている。
更に、高速なサイクル動作では、動作タイミングの制約によって、メモリセルキャパシタに100%の電荷を読み込み/書き込みできないために、読み出し電圧が減少する。
このように、読み出し電圧が減少している状況において、読み出しマージンを確保するためには、これまで以上に精度の高いビット線プリチャージレベルの設定が必要であり、この設定は、更に、高速に且つ省面積なプリチャージ回路によって実現されることが望ましい。
以下、第1の従来例の半導体記憶装置の回路図を図17に示す。同図において、50はメモリセルアレイであって、メモリセルキャパシタCとNMOSメモリセル厚膜トランジスタN5とを有するメモリセルMCを備える。51はセンスアンプ回路であって、2個のPMOS薄膜トランジスタP1、P2と、2個のNMOS薄膜トランジスタN1、N2とを有する。60はビット線プリチャージイコライズ回路であって、1個のNMOSビット線イコライズ厚膜トランジスタN6と、2個のNMOSビット線プリチャージ厚膜トランジスタN7、N8を有する。53はカラムスイッチ回路であって、2個のNMOS薄膜トランジスタN3、N4を有する。WLはワード線、BL及びNBLはビット線、GIO及びNGIOはグローバルIO線、BLPRはビット線プリチャージ制御信号、SAP及びSANはセンスアンプ制御信号、CSLはカラムスイッチ制御信号、VBPはビット線プリチャージ電源、VCPはセルプレート電源である。
次に、図18を用いて、前記図17に示した半導体記憶装置の構成及び動作を説明する。ここでは、VPPはワード線High電圧、VDDはビット線High電圧、VBPはビット線プリチャージ電圧であり、このビット線プリチャージ電圧VBPはビット線High電圧の約1/2の電圧としている。
先ず、メモリセルトランジスタN5からのデータの読み出し及び増幅動作について説明する。図18において、時刻t0から時刻t1の間では、ビット線プリチャージ制御信号BLPRはHレベルで、前記ビット線プリチャージイコライズ回路60の3個のトランジスタN6、N7、N8がオン状態であり、1対のビット線BL、NBLは一定のプリチャージ電圧VBPに保持されている。
時刻t1では、ビット線プリチャージ制御信号BLPRをLレベルとすることにより、ビット線プリチャージイコライズ回路60の3個のNMOSトランジスタN6〜N8をオフとし、ビット線BL、NBLは電源から切り離されて、フローティングな状態となる。
時刻t2では、選択されたワード線WLがHレベルとなり、メモリセルトランジスタN5がオンし、メモリセルキャパシタCの電荷がビット線BLに読み出され、ビット線BL、NBL間に電位差(読み出し電圧)が生じる。
時刻t3では、センスアンプ制御信号SAPをLレベル、SANをHレベルとすることにより、センスアンプを活性化させて、微小読み出し電圧を増幅し、最終的に各々のビット線のHレベルがVDD又は接地レベルに確定することにより、増幅が完了する。
次に、次回のメモリサイクルに備えたリセット動作について説明する。時刻t4では、ワード線WLをLレベルとし、メモリセルトランジスタN5をオフとすることにより、メモリセルMCへの再書き込みを完了させる。
時刻t5では、一方のセンスアンプ制御信号SAPをHレベル、他方のセンスアンプ制御信号SANをLレベルとすることにより、センスアンプ回路51をオフ状態としている。
時刻t6では、ビット線プリチャージ制御信号BLPRをHレベルとすることにより、イコライズトランジスタN6がオンし、電位レベルの高いビット線NBLから、電位レベルの低いビット線BLへ電荷が移動し、これとほぼ同時に、ビット線電位レベルの低い側に接続されているプリチャージトランジスタN7がオンし、次いでビット線電位レベルの高い側に接続されているプリチャージトランジスタN8がオンすることにより、ビット線BL、NBLの電圧がビット線プリチャージ電圧VBPに平衡化される。
ここで、ビット線プリチャージ制御信号BLPRのHレベルは、ビット線イコライズ及びプリチャージ時間を高速化するために、例えば特許文献1では、ビット線プリチャージ電圧VBPよりも十分に高い電圧レベルVPPとしている。
図19は、第2の従来例の半導体記憶装置の回路図を示している。同図は、図17の半導体記憶回路に対して、シェアードゲート制御信号BLIによって制御される2個のシェアードゲート厚膜NMOSトランジスタN9、N10を有するシェアードスイッチ回路54が追加された半導体記憶回路を示している。
図20を用いて、前記図19の半導体記憶装置の構成及び動作を説明する。時刻t2でビット線BL上にメモリセルキャパシタCの電荷を読み出した後の時刻t7において、シェアードゲート制御信号BLIをLレベルとして、シェアードゲートトランジスタN9、N10をオフとすることにより、ビット線BL、NBLをメモリセルMC側とセンスアンプ回路51側とに切り離し、センスアンプ増幅時の見掛け上のビット線容量を小さくして、高速なセンスアンプ増幅を可能とする。
時刻t8では、シェアードゲート制御信号BLIをHレベルとして、シェアードゲートトランジスタN9、N10をオンとすることにより、センスアンプ回路51側とメモリセルMC側のビット線同士BL、NBLを接続し、メモリセルMC側のビット線をフルに振幅させて、メモリセルキャパシタCにフルに電荷を再書き込みする。その他の動作は図17での説明と同様である。
特許第2623257号明細書
しかしながら、従来の図17に示した半導体記憶装置の構成では、ビット線プリチャージ制御信号BLPR用の信号線(以下、同符号BLPRを用いる)と、ビット線BL、NBLとの間にカップリング容量が存在し、このカップリング容量に起因して、図18に示したように、ビット線プリチャージ終了時t1では、ビット線プリチャージ制御信号BLPRの変化によるカップリングでビット線プリチャージ電圧が変化して、メモリセルMCから電荷が読み出される直前のビット線プリチャージレベルが設定値とずれる課題が生じる。特に、図18に示したように、メモリセルトランジスタN5から電荷が読み出される直前のビット線プリチャージレベルが下がる場合には、”1”読み出し電圧よりも”0”読み出し電圧が小さくなって、動作マージンが悪化してしまう。
既述の通り、今後、メモリセル容量は益々小さくなって行くと考えられるが、この場合に、従来と同様の読み出し電圧を確保するためには、1ビット線に接続するメモリセル数を減らしたショートビット線構成として、メモリセルトランジスタの接合容量や配線容量を低減させる構成を採ることになる。この場合に、センスアンプ回路やプリチャージトランジスタ部のカップリング容量を同様に減らすことができないために、結果として、カップリング容量に起因して、ビット線プリチャージ電圧の読み出し直前の電圧レベルは、設定レベルとの差が益々大きくなり、動作マージンの低下はより深刻な問題となる。
また、ビット線プリチャージ制御信号線とビット線との間のカップリング容量の成分としては、配線のオーバラップ容量と、トランジスタのゲート-ソース間カップリング容量とに大きく2つに分けられるが、従来のようにビット線プリチャージとイコライズとを1つの制御信号BLPRで同時に行う場合には、製造工程でのマスクずれなどに起因してプリチャージトランジスタN7、N8のサイズがばらついてカップリング容量に差が生じると、ビット線ペア間にプリチャージ電圧差(オフセット)が生じる場合がある。
更に、従来では、ビット線プリチャージ制御信号線の電圧振幅をワード線の電圧振幅と同様の高電圧VPPとしているために、プリチャージ制御信号線の駆動時の消費電流が大きい問題もある。これは、単に電圧振幅が大きいだけでなく、同じ電圧振幅のワード線と比べた場合にも、ビット線とセンスアンプ回路(又はプリチャージトランジスタ)が1対1に接続される方式では、ワード線負荷よりもビット線プリチャージ制御信号線の方がトランジスタサイズが大きいために、信号配線負荷(容量)が大きく、駆動時の充放電電流(消費電流)が大きくなるからである。
加えて、図19に示すようなシェアードスイッチ回路54を有する半導体記憶装置の場合は、図20に示すように、既述のビット線プリチャージ制御信号線BLPRとビット線BL、NBLとの間のカップリング変動に加えて、シェアードゲート制御信号BLI用の信号線(以下、同符号BLIを用いる)とビット線BL、NBLとの間のカップリング容量によるカップリング変動が加わるために、ビット線プリチャージ電圧の読み出し直前の電圧値は、設定値との差が益々大きくなる。
本発明は、前記の問題点を解決するものであり、その目的は、ビット線プリチャージ制御信号線BLPRとビット線BL、NBLとの間のカップリング容量を低減して、ビット線プリチャージ電圧レベルを高精度に所望の設定値に保持することにある。
前記目的を達成するために、本発明では、ビット線プリチャージ・イコライズ回路を構成するビット線プリチャージトランジスタとビット線イコライズトランジスタを、N型とP型との相補の両トランジスタで構成して、メモリセルからの電荷の読み出し直前のプリチャージ動作の終了に際しては、前記相補の両トランジスタのOFF動作を互いに逆相のプリチャージ制御信号及びイコライズ制御信号で制御して、プリチャージ制御信号線とビット線との間のカップリング容量と、イコライズ制御信号線とビット線との間のカップリング容量とを相殺する構成とする。
すなわち、請求項1記載の発明の半導体記憶装置は、ロウ方向及びカラム方向に配置され、メモリセルトランジスタを有する複数のメモリセルと、カラム方向に並ぶ前記メモリセルに接続され、対を構成する第1及び第2のビット線と、ロウ方向に並ぶ前記メモリセルに接続されるワード線と、前記第1のビット線と第2のビット線との間の電圧差を増幅するセンスアンプトランジスタを有するセンスアンプ回路と、前記第1及び第2のビット線に接続されるビット線プリチャージイコライズ回路とを備え、前記ビット線プリチャージイコライズ回路は、ゲートにイコライズ制御信号線が接続され、前記第1のビット線と第2のビット線との電圧をイコライズする所定極性のイコライズトランジスタと、ゲートにプリチャージ制御信号線が接続され、前記第1及び第2のビット線の電圧をビット線プリチャージ電源の電圧にプリチャージし、前記イコライズトランジスタの極性とは相補の極性のプリチャージトランジスタとを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載の半導体記憶装置において、前記イコライズトランジスタ及び前記プリチャージトランジスタは、共に、そのゲート酸化膜厚が、前記センスアンプトランジスタのゲート酸化膜厚よりも厚いことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項2記載の半導体記憶装置において、前記イコライズトランジスタはP型の極性であり、前記プリチャージトランジスタはN型の極性であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記請求項2記載の半導体記憶装置において、前記イコライズトランジスタはN型の極性であり、前記プリチャージトランジスタはP型の極性であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記請求項3又は4記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号及び前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、共に、その電圧振幅が、前記ワード線の電圧振幅と同一であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記請求項3又は4記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号及び前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、その電圧振幅が相互に異なることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、前記請求項3、4又は6記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号及び前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、共に、その電圧振幅が、前記ワード線の電圧振幅よりも小さく且つ前記第1及び第2のビット線の電圧振幅よりも大きいことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記請求項3記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのロウ電圧レベルが負電圧であり、前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのハイ電圧レベルが、前記ワード線のハイ電圧レベルよりも低く且つ前記第1及び第2のビット線のハイ電圧レベルよりも高いことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、前記請求項4記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのハイ電圧レベルが、前記ワード線のハイ電圧レベルよりも低く且つ前記第1及び第2のビット線のハイ電圧レベルよりも高く、前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのロウ電圧レベルが負電圧であることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、前記請求項8記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、前記メモリセルトランジスタの基板電圧と同一電圧であることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、前記請求項9記載の半導体記憶装置において、前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、前記メモリセルトランジスタの基板電圧と同一電圧であることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、前記請求項1記載の半導体記憶装置において、前記イコライズトランジスタ及び前記プリチャージトランジスタは、そのゲート酸化膜厚が相互に異なる膜厚であることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、前記請求項12記載の半導体記憶装置において、前記イコライズトランジスタは、前記センスアンプトランジスタのゲート酸化膜厚と同一のゲート酸化膜厚を有し、前記プリチャージトランジスタは、前記センスアンプトランジスタのゲート酸化膜厚よりも厚いゲート酸化膜厚を有することを特徴とする。
請求項14記載の発明は、前記請求項13記載の半導体記憶装置において、前記イコライズトランジスタはP型の極性であり、前記プリチャージトランジスタはN型の極性であることを特徴とする。
請求項15記載の発明は、前記請求項13記載の半導体記憶装置において、前記イコライズトランジスタはN型の極性であり、前記プリチャージトランジスタはP型の極性であることを特徴とする。
請求項16記載の発明は、前記請求項14又は15記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号及び前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、その電圧振幅が相互に異なることを特徴とする。
請求項17記載の発明は、前記請求項16記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、その電圧振幅が、前記第1及び第2のビット線の電圧振幅と同一であり、前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、その電圧振幅が、前記ワード線の電圧振幅と同一であることを特徴とする。
請求項18記載の発明は、前記請求項16記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、その電圧振幅が、前記第1及び第2のビット線の電圧振幅と同一であり、前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、その電圧振幅が、前記ワード線の電圧振幅よりも小さく且つ前記第1及び第2のビット線の電圧振幅よりも大きいことを特徴とする。
請求項19記載の発明は、前記請求項14記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、接地電圧よりも前記イコライズトランジスタのしきい値電圧以内の範囲で低く、前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、その電圧振幅が、前記ワード線の電圧振幅と同一であることを特徴とする。
請求項20記載の発明は、前記請求項14記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、接地電圧よりも前記イコライズトランジスタのしきい値電圧以内の範囲で低く、前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのハイ電圧レベルが、前記ワード線のハイ電圧レベルよりも低く且つ前記第1及び第2のビット線のハイ電圧レベルよりも高いことを特徴とする。
請求項21記載の発明は、前記請求項15記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、その電圧振幅が、前記第1及び第2のビット線の電圧振幅と同一であり、前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、負電圧であることを特徴とする。
請求項22記載の発明は、前記請求項15記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのハイ電圧レベルが、前記第1及び第2のビット線のハイ電圧レベルよりも前記イコライズトランジスタのしきい値電圧以内の範囲で高く、前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、負電圧であることを特徴とする。
請求項23記載の発明は、前記請求項12記載の半導体記憶装置において、前記イコライズトランジスタは、前記センスアンプトランジスタのゲート酸化膜厚よりも厚いゲート酸化膜厚を有し、前記プリチャージトランジスタは、前記センスアンプトランジスタのゲート酸化膜厚と同一のゲート酸化膜厚を有することを特徴とする。
請求項24記載の発明は、前記請求項23記載の半導体記憶装置において、前記イコライズトランジスタはP型の極性であり、前記プリチャージトランジスタはN型の極性であることを特徴とする。
請求項25記載の発明は、前記請求項23記載の半導体記憶装置において、前記イコライズトランジスタはN型の極性であり、前記プリチャージトランジスタはP型の極性であることを特徴とする。
請求項26記載の発明は、前記請求項24又は25記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号及び前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、その電圧振幅が相互に異なることを特徴とする。
請求項27記載の発明は、前記請求項26記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、その電圧振幅が、前記ワード線の電圧振幅と同一であり、前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、その電圧振幅が、前記第1及び第2のビット線の電圧振幅と同一であることを特徴とする。
請求項28記載の発明は、前記請求項26記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、その電圧振幅が、前記ワード線の電圧振幅よりも小さく且つ前記第1及び第2のビット線の電圧振幅よりも大きく、前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、その電圧振幅が、前記第1及び第2のビット線の電圧振幅と同一であることを特徴とする。
請求項29記載の発明は、前記請求項24記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、負電圧であり、前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、その電圧振幅が、前記第1及び第2のビット線の電圧振幅と同一であることを特徴とする。
請求項30記載の発明は、前記請求項24記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、負電圧であり、前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのハイ電圧レベルが、前記第1及び第2のビット線のハイ電圧レベルよりも前記プリチャージトランジスタのしきい値電圧以内の範囲で高いことを特徴とする。
請求項31記載の発明は、前記請求項25記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、その電圧振幅が、前記ワード線の電圧振幅と同一であり、前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、接地電圧よりも前記イコライズトランジスタのしきい値電圧以内の範囲で低いことを特徴とする。
請求項32記載の発明は、前記請求項25記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのハイ電圧レベルが、前記ワード線のハイ電圧レベルよりも低く且つ前記第1及び第2のビット線のハイ電圧レベルよりも高く、前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、接地電圧よりも前記プリチャージトランジスタのしきい値電圧以内の範囲で低いことを特徴とする。
請求項33記載の発明は、前記請求項1記載の半導体記憶装置において、前記イコライズトランジスタ及び前記プリチャージトランジスタは、共に、そのゲート酸化膜厚が、前記センスアンプトランジスタのゲート酸化膜厚と同一の膜厚であることを特徴とする。
請求項34記載の発明は、前記請求項33記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号及び前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、共に、その電圧振幅が、前記第1及び第2のビット線の電圧振幅と同一であることを特徴とする。
請求項35記載の発明は、前記請求項33記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号又は前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、接地電圧よりも前記イコライズトランジスタ又は前記プリチャージトランジスタのしきい値電圧以内の範囲で低いことを特徴とする。
請求項36記載の発明は、前記請求項33記載の半導体記憶装置において、前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号又は前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのハイ電圧レベルが、前記第1及び第2のビット線のハイ電圧レベルよりも前記イコライズトランジスタ又は前記プリチャージトランジスタのしきい値電圧以内の範囲で高いことを特徴とする。
請求項37記載の発明は、前記請求項1記載の半導体記憶装置において、前記第1及び第2のビット線に配置され、シェアードゲート制御信号を受けて、前記複数のメモリセルの配置された側と前記センスアンプ回路及びビット線プリチャージイコライズ回路の配置された側とを切り離すシェアードスイッチ回路を備えたことを特徴とする。
請求項38記載の発明は、前記請求項1記載の半導体記憶装置において、前記イコライズトランジスタ及び前記プリチャージトランジスタがオフ動作するタイミングは、前記プリチャージトランジスタがオフ動作した後に、前記イコライズトランジスタがオフ動作するタイミングに設定されることを特徴とする。
請求項39記載の発明は、前記請求項1記載の半導体記憶装置において、前記イコライズトランジスタ及び前記プリチャージトランジスタがオン動作するタイミングは、前記イコライズトランジスタがオン動作した後に、前記プリチャージトランジスタがオン動作するタイミングに設定されることを特徴とする。
請求項40記載の発明は、前記請求項1記載の半導体記憶装置において、前記イコライズトランジスタ及び前記プリチャージトランジスタがオン動作するタイミングは、前記プリチャージトランジスタがオン動作した後に、前記イコライズトランジスタがオン動作するタイミングに設定されることを特徴とする。
請求項41記載の発明は、前記請求項1記載の半導体記憶装置において、前記イコライズトランジスタ及び前記プリチャージトランジスタは、相互に異なる閾値電圧を有することを特徴とする。
以上により、請求項1〜41記載の発明では、ビット線のプリチャージ及びイコライズ動作の終了時には、ビット線プリチャージ制御信号線とビット線イコライズ制御信号線とを相互に逆相で駆動するので、ビット線プリチャージ制御信号線とビット線との間のカップリング、及びビット線イコライズ制御信号線とビット線との間のカップリングを相殺することができ、よって、メモリセルからの電荷の読み出し直前のビット線プリチャージレベルをほぼ設定レベルに調整できて、そのずれを縮小でき、センスアンプ動作マージンを拡大できる。
特に、請求項5記載の発明では、イコライズ制御信号及びプリチャージ制御信号の電圧振幅が共にワード線の電圧振幅と同一であるので、ワード線、ビット線プリチャージ制御信号線及びビット線イコライズ制御信号線の駆動に用いる昇圧電源を共用化できて、電源構成をシンプルにでき、省面積になる。
また、請求項6及び16記載の発明では、イコライズ制御信号及びプリチャージ制御信号の電圧振幅が相互に異なるので、その両電圧振幅の調整によって、ビット線イコライズ制御信号線とビット線間のカップリング容量と、ビット線プリチャージ制御信号線とビット線間のカップリング容量とが相互に異なる場合であっても、その両カップリング変動はほぼキャンセルアウトされる。
更に、請求項7及び18記載の発明では、イコライズ制御信号及びプリチャージ制御信号の電圧振幅がワード線の電圧振幅よりも小さいので、昇圧電源の消費電力を下げつつ、高速なビット線イコライズ及びプリチャージが実現される。
加えて、請求項8記載の発明では、アクティブ時には、プリチャージトランジスタ及びイコライズトランジスタの両ゲート電圧を昇圧するので、より高速なビット線イコライズ及びプリチャージ動作が実現される。
更に加えて、請求項10記載の発明では、イコライズ制御信号のロウ電圧レベルがメモリセルトランジスタの基板電圧と同一電圧であるので、ビット線イコライズ制御線用の電源回路を基板バイアス用の負昇圧電源回路と共用化でき、省面積化できる。
また、請求項13記載の発明では、イコライズトランジスタのゲート酸化膜厚がセンスアンプトランジスタのゲート酸化膜厚と同一の膜厚であるので、イコライズトランジスタとセンスアンプトランジスタのウェルを共通化して、省レイアウト面積化が可能である。
更に、請求項17記載の発明では、イコライズ制御信号の電圧振幅がビット線の電圧振幅と同一であり、プリチャージ制御信号の電圧振幅がワード線の電圧振幅と同一であるので、ビット線イコライズ制御信号線の駆動に用いる電源をセンスアンプ回路の駆動用電源を共用化できると共に、ビット線プリチャージ制御信号線の駆動に用いる電源をワード線駆動用の昇圧電源と共用化でき、電源構成がシンプルで省面積になる。
加えて、請求項19及び20記載の発明では、アクティブ時は、プリチャージトランジスタのゲートを昇圧し、同時にイコライズトランジスタのゲート電圧を僅かに負昇圧するので、ゲート酸化膜の信頼性を確保しながら、より高速なビット線イコライズ及びプリチャージ動作が実現される。
更に加えて、請求項33記載の発明では、イコライズトランジスタ及びプリチャージトランジスタのゲート酸化膜厚がセンスアンプトランジスタのゲート酸化膜厚と同一の膜厚であるので、これら3種のトランジスタ間でウェルを共通化できると共に、素子分離距離を短縮できて、センスアンプブロックの面積を縮小できる。
また、請求項34記載の発明では、イコライズ制御信号及びプリチャージ制御信号の電圧振幅が共にビット線の電圧振幅と同一であるので、これ等の間では昇圧電源が不要となり、低消費電力化ができる。
更に、請求項35及び36記載の発明では、イコライズトランジスタ又はプリチャージトランジスタのゲート電圧が僅かに負昇圧であるので、そのゲート酸化膜の信頼性を確保しながら、より高速なビット線イコライズ及びプリチャージ動作が実現される。
加えて、請求項37記載の発明では、カップリング容量は、シェアードゲート制御信号線とビット線間カップリング容量が増加するものの、既述の通り、ビット線イコライズ制御信号線とビット線間カップリング容量と、プリチャージ制御信号線とビット線間カップリング容量とを相殺できるので、メモリセルからの電荷の読み出し直前のビット線プリチャージレベルを良好に設定レベルに調整できる。
更に加えて、請求項38記載の発明では、プリチャージトランジスタがオフ動作した後に、前記イコライズトランジスタがオフ動作するので、ビット線のプリチャージ動作終了時に第1及び第2のビット線間に同相カップリング変動が生じていても、その後のイコライズトランジスタのオン動作の一時継続により、そのビット線間の同相カップリング変動がキャンセルアウトされると共に、ビット線間の差電圧もキャンセルアウトされて、センスアンプ回路の動作マージンが拡大される。
また、請求項39記載の発明では、イコライズトランジスタをオンしてビット線対のイコライズがほぼ完了した時点(即ち、ビット線電位がHレベルとLレベルのほぼ半分の電位となった時点)から、プリチャージトランジスタをオンしてビット線のプリチャージ動作を開始するので、特にビット線プリチャージ電圧レベルをそのHレベルとLレベルのほぼ半分の電位に設定する場合に、消費電力を最小化することができる。
更に、請求項40記載の発明では、プリチャージトランジスタがオン動作した後に、前記イコライズトランジスタがオン動作するので、ビット線のHレベルとLレベルのほぼ半分の電位から僅かにずらした電圧レベルにプリチャージレベルを設定する際に、より高速にビット線対をプリチャージ及びイコライズすることができる。
加えて、請求項41記載の発明では、イコライズトランジスタ及びプリチャージトランジスタの閾値電圧が相互に異なるので、ビット線のHレベルとLレベルのほぼ半分の電位から僅かずらしたレベルにプリチャージ電圧レベルを設定する際に、より高速にビット線対をプリチャージ及びイコライズすることができる。
以上説明したように、請求項1〜41記載の発明の半導体記憶装置によれば、ビット線イコライズトランジスタとビット線プリチャージトランジスタとを、P型及びN型の相補のトランジスタを用いて構成して、ビット線プリチャージ制御信号線とビット線イコライズ制御信号線とを互いに逆相で駆動したので、ビット線プリチャージ制御信号線とビット線との間のカップリング容量と、ビット線イコライズ制御信号線とビット線との間のカップリング容量とを相殺することができ、よって、メモリセルからの電荷の読み出し直前でビット線プリチャージレベルが設定レベルからずれが生じることを抑制でき、センスアンプ動作マージンを良好に確保することができる効果を奏する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1の実施形態における半導体記憶装置の回路構成を示している。
図1において、50はメモリセルアレイ、51はセンスアンプ回路、52はビット線プリチャージイコライズ回路、53はカラムスイッチ回路、WLはワード線、BL及びNBLは第1及び第2のビット線、GIO及びNGIOはグローバルIO線、55ロウ制御回路である。
前記メモリセルアレイ50は、多数個のメモリセルMC(同図では1個のみを図示している)を有する。このメモリセルMCは、NMOSトランジスタより成るメモリセル厚膜トランジスタN5と、セルプレート電源VCPに接続されたメモリセルキャパシタCとを有する。ビット線方向(カラム方向)に並ぶメモリセルMCは、1対のビット線BL、NBL(同図では1対のみを図示)に接続され、ワード線方向(ロウ方向)に並ぶメモリセルMCはワード線WL(同図では1本みを図示)に接続される。
前記センスアンプ回路51は、ビット線対BL、NBLに接続された2個のPMOSトランジスタから成るセンスアンプ薄膜トランジスタP1、P2と、同様にビット線対BL、NBLに接続された2個のNMOSトランジスタから成るセンスアンプ薄膜トランジスタN1、N2とを備え、前記P型のセンスアンプトランジスタP1、P2にはセンスアンプ制御信号SAPが与えられ、N型のセンスアンプトランジスタN1、N2にはセンスアンプ制御信号SANが与えられる。
前記ビット線プリチャージイコライズ回路52は、ビット線対BL、NBLに接続された1個のPMOSイコライズ厚膜トランジスタP3と、ビット線対BL、NBLに接続された2個の直列接続のNMOSプリチャージ厚膜トランジスタN7、N8とを備える。前記イコライズトランジスタP3のゲート電極には、ビット線イコライズ制御信号線BLEQが接続されて、イコライズ制御信号(以下、イコライズ制御信号線と同一の符号BLEQを用いる)が入力される。一方、前記プリチャージトランジスタN7、N8には、ビット線プリチャージ電源VBPが接続されると共に、それ等のゲート電極には、ビット線プリチャージ制御信号線BLPRが接続されて、プリチャージ制御信号(以下、プリチャージ制御信号線と同一の符号BLPRを用いる)が入力される。
従って、前記ビット線プリチャージイコライズ回路52において、ビット線BL、NBLのプリチャージ及びイコライズの動作終了時には、イコライズ制御信号BLEQをHレベルにしてPMOSイコライズトランジスタP3をオフすると共に、プリチャージ制御信号BLPRをLレベルに、即ち、前記イコライズ制御信号BLEQとは逆相に駆動して、NMOSプリチャージトランジスタN7、N8をオフさせることとなる。
また、前記カラムスイッチ回路53は、ビット線BL、NBLに接続された2個のNMOSカラムスイッチ薄膜トランジスタN3、N4を備える。この両トランジスタN3、N4には、前記1対のグローバルIO線GIO、NGIOが接続されると共に、そのゲート電極には、カラムスイッチ制御信号CSLが入力される。
次に、図1に示した半導体記憶装置の詳しい構成及び動作について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態における半導体記憶装置の動作タイミングを示している。以下、本タイミング図を参照しながら説明を行う。図2において、VPPはワード線High電圧、VDDはビット線High電圧、VBPはビット線プリチャージ電圧であり、ここではビット線プリチャージ電圧をビット線High電圧の約1/2の電圧としている。
先ず、メモリセルMCからのデータの読み出し、増幅動作について説明する。時刻t0からt1の間では、ビット線プリチャージ制御信号BLPRはHレベル、ビット線イコライズ制御信号BLEQはLレベルであって、前記ビット線プリチャージイコライズ回路52内のトランジスタN7、N8、P3はオン状態であり、ビット線BL、NBLはビット線プリチャージ電源VBPの一定プリチャージ電圧に保持されている。
時刻t1では、ビット線プリチャージ制御信号BLPRをLレベル、ビット線イコライズ制御信号BLEQをHレベルとすることにより、ビット線プリチャージイコライズ回路52をオフとし、ビット線BL、NBLは電源VBPから切り離されてフローティングな状態となる。
時刻t2では、選択されたワード線WLがHレベルとなり、メモリセルトランジスタN5がオンし、メモリセルキャパシタCの電荷がビット線BLに読み出され、ビット線BL、NBL間に電位差(読み出し電圧)が生じる。
時刻t3では、一方のセンスアンプ制御信号SAPをLレベル、他方のセンスアンプ制御信号SANをHレベルとすることにより、センスアンプ回路51を活性化させて、微小読み出し電圧を増幅し、最終的に各々のビット線のHレベルが電圧VDD又は接地レベルに確定して、増幅が完了する。
次に、次回のメモリサイクルに備えたリセット動作について説明する。時刻t4では、ワード線WLをLレベルとして、メモリセルトランジスタN5をオフとすることにより、メモリセルMCへの再書き込みを完了させる。
時刻t5では、一方のセンスアンプ制御信号SAPをHレベル、他方のセンスアンプ制御信号SANをLレベルとすることにより、センスアンプ回路51をオフ状態としている。
時刻t6では、ビット線プリチャージ制御信号BLPRをHレベル、ビット線イコライズ制御信号BLEQをLレベルとすることにより、イコライズトランジスタP3がオンし、電位レベルの高いビット線NBLから電位レベルの低いビット線BLへ電荷が移動し、これとほぼ同時に、ビット線電位レベルの低い側に接続されているプリチャージトランジスタN7がオンし、次いでビット線電位レベルの高い側に接続されているプリチャージトランジスタN8がオンすることにより、ビット線BL、NBLの電圧がビット線プリチャージ電圧VBPに平衡化される。
本実施形態では、ビット線のプリチャージ及びイコライズ終了時t2において、ビット線プリチャージ制御信号BLPRとビット線イコライズ制御信号BLEQとを逆相で駆動するので、ビット線プリチャージ制御信号線BLPRとビット線BL、NBLとの間のカップリングと、ビット線イコライズ制御信号線BLEQとビット線BL、NBLとの間のカップリングを相殺することができる。これによって、メモリセルMCから電荷が読み出される直前のビット線プリチャージレベルと設定プリチャージレベルとのずれを抑制できるので、センスアンプ回路51のセンスアンプ動作マージンを拡大することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
本発明の第2の実施形態は、図3に示すように、本発明の第1の実施形態におけるビット線プリチャージ制御信号BLPRとビット線イコライズ制御信号BLEQの電圧振幅を、ワード線WLの電圧振幅VPPとビット線BLの電圧振幅VDDとの中間値に設定した半導体記憶装置である。
本実施形態では、ビット線プリチャージ制御信号線BLPRとビット線間カップリングと、ビット線イコライズ制御信号線BLEQとビット線間カップリングとをキャンセルアウトしながら、一般的にワード線駆動電力に対して目立っているビット線プリチャージ制御信号BLPR及びイコライズ制御信号BLEQの両駆動電力を低減することができる。
更に、NMOSビット線プリチャージトランジスタN7、N8のアクティブ時のゲート電圧(即ち、プリチャージ制御信号BLPRのハイ電圧レベル)が高電圧VPPの場合に比べて、遜色のない高速なビット線プリチャージを実現できる。これは、元々高電圧VPPレベルが、ワード線WLのHレベルとして、ビット線のHレベル(電圧VDD)がメモリセルMCにフルに書き込むことができる電圧VPP>VDD+Vth(メモリセル)となるように設定されており、メモリセルトランジスタN5のしきい電圧VthもメモリセルMCからのリークを低減するために、周辺のトランジスタ(例えばプリチャージトランジスタN7、N8)のしきい電圧Vthよりも高く設定されているのに対して、ビット線プリチャージトランジスタN7、N8のゲート電極には、VPP’>VDD/2+Vth(プリチャージトランジスタ)の電圧が印加されてさえいれば、高速にプリチャージを行うことができるからである。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について説明する。
本発明の第3の実施形態は、図4に示すように、ビット線プリチャージトランジスタN7、N8のゲート電圧(プリチャージ制御信号BLPR)の振幅と、ビット線イコライズトランジスタP3のゲート電圧(イコライズ制御信号BLEQ)の振幅とを異ならせる。即ち、ビット線プリチャージトランジスタN7、N8では、そのハイ電圧レベルをワード線WLのハイ電圧レベル電圧VPPとし、そのロウ電圧レベルを接地電圧とする一方、ビット線イコライズトランジスタP3では、そのハイ電圧レベルを電圧VDDとし、そのアクティブ時のロウ電圧レベルをメモリセルトランジスタN5の基板電圧VBBに等しい負電圧に設定している。
本実施形態では、ビット線プリチャージ制御信号線BLPRとビット線間カップリングと、ビット線イコライズ制御信号線BLEQとビット線間カップリングとを相殺しながら、アクティブ時のPMOSビット線イコライズトランジスタP3の電流能力を増大させることができるので、高速なビット線プリチャージ及びイコライズ動作を実現できる。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態について説明する。
本発明の第4の実施形態は、前記第1の実施形態におけるビット線イコライズトランジスタP3とビット線プリチャージトランジスタN7、N8との間で、ゲート酸化膜厚が異なる半導体記憶装置を示す。図5は、ビット線イコライズトランジスタP3とセンスアンプトランジスタP1〜N2とのゲート酸化膜厚を同じとした構成を例に挙げて示している。
本実施形態では、ビット線プリチャージ制御信号線BLPRとビット線間カップリングと、ビット線イコライズ制御信号線BLEQとビット線間カップリングとを相殺しながら、ビット線イコライズトランジスタP3とセンスアンプトランジスタP1〜N2とのウェルを共通化できて、省レイアウト面積化が可能となる効果を奏する。
更に、図5の半導体記憶回路の動作タイミング図を図6に示す。同図では、ビット線イコライズ制御信号BLEQの電圧振幅を高電圧VPPよりも低い電圧VDDに設定するので、低電力となるのに加えて、より高速なビット線プリチャージ及びイコライズも実現できる。これは、本発明の第1の実施形態においては、ビット線イコライズトランジスタP3及びプリチャージトランジスタN7、N8をワード線WLと同じ高い電圧VPPを印加することを前提として、センスアンプ回路51などの構成トランジスタよりも厚いゲート酸化膜を用いていたのであるが、アクティブ時のゲート電圧が0VであるPMOSトランジスタでは、アクティブ時のゲート-ソース間電圧は、ゲート酸化膜の厚い、薄いに関係なく同様であるのに対して、電流駆動能力はゲート酸化膜厚が薄いほど高くなるため、薄膜PMOSトランジスタをイコライズトランジスタP3に用いた方が、イコライズ電流駆動能力を大きくできるからである。
尚、図6では、プリチャージ制御信号BLPRの電圧振幅をワード線WLのハイ電圧レベルVPPに設定しているが、このハイ電圧レベルVPP未満で且つビット線BL、NBLの電圧振幅VDDを越える振幅であっても良いのは勿論である。
更に、本実施形態では、図5に示したように、ビット線イコライズトランジスタP3のゲート酸化膜厚をセンスアンプトランジスタP1〜N2のゲート酸化膜厚を同一とすると共に、プリチャージトランジスタN7、N8のゲート酸化膜厚をセンスアンプトランジスタP1〜N2のゲート酸化膜厚よりも厚くしたが、その逆の構成であっても良い。この場合のプリチャージ制御信号BLPR及びイコライズ制御信号BLEQの電圧は逆構成となる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
本発明の第5の実施形態は、図7に示すように、前記第4の実施形態におけるビット線イコライズトランジスタP3のアクティブ時のゲート電圧を僅かに負電圧とする構成の半導体記憶装置である。
本実施形態では、ビット線イコライズトランジスタP3のアクティブ時のゲート-ソース間電圧が大きくなって、ビット線イコライズトランジスタP3の能力が増大し、ビット線のプリチャージ及びイコライズ動作を高速にすることができる。ビット線イコライズトランジスタP3のゲート負昇圧値は僅かでもイコライズ速度の改善は大きい。ビット線イコライズトランジスタP3のゲート電圧に加わる電圧ストレスは、同一ゲート酸化膜の他のトランジスタ(センスアンプ回路の構成トランジスタや論理素子等)よりも僅かに大きくなるが、ゲート酸化膜の破壊電界よりも十分に小さなストレスであって、ゲート酸化膜厚の信頼性的には何ら問題はない。
一方、ビット線プリチャージ制御信号BLPRの振幅はワード線WLのハイ電圧レベルVPPではなく、その高電圧VPPとビット線BL、NBLの電圧振幅VDDとの中間電圧に設定しても、ビット線プリチャージ及びイコライズ動作が高速となることは、前記第2の実施形態の説明でも述べた通りである。
(第6の実施形態)
以下、本発明の第6の実施形態について説明する。
本発明の第6の実施形態は、図8に示すように、前記第1の実施形態におけるビット線プリチャージトランジスタN7、N8とビット線イコライズトランジスタP3のゲート酸化膜厚を、センスアンプトランジスタP1〜N2のゲート酸化膜厚と同じとした構成の半導体記憶装置である。
本実施形態では、ビット線プリチャージ制御信号線BLPRとビット線間カップリングと、ビット線イコライズ制御信号線BLEQとビット線間カップリングとを相殺しながら、ビット線イコライズトランジスタP3、ビット線プリチャージトランジスタN7、N8、及びセンスアンプ回路の構成トランジスタP1〜N2並びにカラムスイッチ53の構成トランジスタN3、N4が、全て、同一ゲート酸化膜厚で形成できて、ウェルの共通化及び分離幅の縮小化ができ、センスアンプブロックのレイアウト面積を最小化できる。
図8に示した本半導体記憶装置の動作タイミング図を図9に示す。同図から判るように、ゲート酸化膜厚が薄膜で高速動作を確保しながら、ビット線イコライズ制御信号BLEQ及びビット線プリチャージ制御信号BLPRの電圧振幅を高電圧VPPよりも低い電圧VDDとしたので、消費電力を削減できる。
(第7の実施形態)
以下、本発明の第7の実施形態について説明する。
本発明の第7の実施形態は、図10に示すように、本発明の第6の実施形態におけるビット線イコライズトランジスタP3のアクティブ時のゲート電圧を僅かに負電圧とし、一方、ビット線プリチャージトランジスタN7、N8のアクティブ時のゲート電圧を僅かに正昇圧(VDD+Vth)した構成の半導体記憶装置である。
本実施形態では、ビット線イコライズトランジスタP3及びビット線プリチャージトランジスタN7、N8のアクティブ時のゲート-ソース間電圧が大きくなって、ビット線のイコライズ及びプリチャージトランジスタ能力が増大するので、ビット線プリチャージ及びイコライズ動作を高速にすることができる。ビット線イコライズトランジスタP3のゲート負昇圧値、及びビット線プリチャージトランジスタN7、N8のゲート正昇圧は、僅かでもイコライズ及びプリチャージ速度の改善は大きい。既述したように、ビット線イコライズトランジスタP3及びプリチャージトランジスタN7、N8のゲート電圧に加わる電圧ストレスは、同一ゲート酸化膜の他のトランジスタ(センスアンプ回路の構成トランジスタや論理素子等)よりも僅かに大きくなるが、ゲート酸化膜の破壊電界よりも十分に小さなストレスであるので、ゲート酸化膜厚の信頼性には何ら問題はない。
(第8の実施形態)
以下、本発明の第8の実施形態について説明する。
本発明の第8の実施形態は、前記第1の実施形態における半導体記憶装置に対してシェアードスイッチが加わった構成の半導体記憶装置である。図11は、前記図1の半導体記憶装置に対してシェアードゲート制御信号BLIによって制御される2個のシェアードNMOSトランジスタN9、N10を有するシェアードスイッチ回路54が追加された構成である。
前記シェアードトランジスタN9、N10は、ビット線BL、NBLに配置され、シェアードゲート制御信号BLIがLレベルの時には、オフ動作して、メモリセルアレイ50側のビット線BLa、NBLaと、センスアンプ回路51及びビット線プリチャージイコライズ回路52側のビット線BLb、NBLbとに切り離す。
以下、図12を用いて、図11の回路動作を説明する。時刻t2でビット線BL上にメモリセルキャパシタの電荷を読み出した後の時刻t7において、シェアードゲート制御信号BLIをLレベルとして、シェアードトランジスタN9、N10をオフとすることにより、ビット線BL、NBLをメモリセルMC側とセンスアンプ回路51及びビット線プリチャージイコライズ回路52側とに切り離し、センスアンプ増幅時の見掛け上のビット線容量を小さくして、高速なセンスアンプ増幅を可能とする。
時刻t8では、シェアードゲート制御信号BLIをHレベルとして、シェアードトランジスタN9、N10をオンとすることにより、ビット線BL、NBLについて前記センスアンプ回路51側とメモリセルMC側とを接続し、その上で、メモリセルMC側のビット線BLa、NBLaをフルに振幅させて、メモリセルキャパシタCにフルに電荷を再書き込みする。その他の動作は図2での説明と同様である。
本実施形態では、ビット線のプリチャージ及びイコライズ動作の終了時t2において、ビット線プリチャージ制御信号BLPRとビット線イコライズ制御信号BLEQとを逆相で駆動し、これにより、ビット線プリチャージ制御信号線BLPRとビット線間のカップリングと、ビット線イコライズ制御信号線BLEQとビット線間のカップリングとを相殺することができるので、ビット線プリチャージ電圧の設定値とセンスアンプ増幅直前のビット線プリチャージ電圧とのずれを、シェアードスイッチ制御信号線CSLとビット線間のカップリングの影響のみに低減できる。
更に、ビット線イコライズトランジスタP3のサイズや、プリチャージトランジスタN7、N8のサイズを大サイズに変更するなどして、カップリング容量を調整したり、イコライズ信号BLEQの電圧振幅やプリチャージ制御信号の電圧振幅、又はシェアードスイッチ制御信号CSLの電圧振幅を調整することにより、ビット線プリチャージ電圧の設定値とセンスアンプ増幅直前のビット線プリチャージ電圧とをほぼ同一値にすることも可能である。よって、メモリセルMCから電荷が読み出される直前のビット線プリチャージレベルと設定プリチャージレベルとのずれを最小化できるので、センスアンプ動作マージンを最大とすることができる。
尚、本実施形態では、図1に示した半導体記憶装置に対してシェアードスイッチ回路54を追加した構成例を示したが、図5及び図8に示した半導体記憶装置に対して同様にシェアードスイッチ回路54を追加しても良いのは言うまでもない。
(第9の実施形態)
以下、本発明の第9の実施形態について説明する。
本発明の第9の実施形態は、前記第1〜8の実施形態における半導体記憶装置において、図13に示すように、ビット線プリチャージトランジスタN7、N8がオフするタイミングt1’よりも、ビット線イコライズトランジスタP3がオフするタイミングt1”の方が遅れる構成を有する半導体記憶装置である。
前記第1〜8の実施形態においては、ビット線BL、NBLの何れもが制御信号とのカップリングによって同一方向に電圧が変化する、いわゆる同相カップリング変動をキャンセルアウトさせる構成について述べてきた。しかし、ビット線プリチャージ制御信号線BLPRとビット線間のカップリング容量の2大成分である配線のオーバラップ容量とトランジスタのゲート-ソース間カップリング容量とのうち、例えば、製造工程でのマスクずれ等に起因してプリチャージトランジスタのサイズがばらつくと、後者のトランジスタのゲート-ソース間のカップリング容量がばらついて、ビット線BL、NBL間に差電圧(オフセット)が生じることも起こり得る。
本実施形態では、ビット線プリチャージトランジスタN7、N8のオフ動作よりもビット線イコライズトランジスタP3のオフ動作のタイミングが遅れるので、ビット線プリチャージ動作のオフ時にビット線BL、NBL間に同相カップリング変動が生じていても、その後のビット線イコライズトランジスタP3のオン動作の一時継続により、前記ビット線間の同相カップリング変動はキャンセルアウトされると共に、ビット線イコライズトランジスタP3によるイコライズ効果でビット線BL、NBL間の差電圧までもキャンセルアウトされて、センスアンプの動作マージンを拡大することができる。
(第10の実施形態)
以下、本発明の第10の実施形態について説明する。
本実施形態は、前記第1の実施形態における半導体記憶装置において、例えば図14に示すように、ビット線イコライズトランジスタP3がオンするタイミングt6’よりも、ビット線プリチャージトランジスタN7、N8がオンするタイミングt6”を遅らせる構成を有する半導体記憶装置である。
本実施形態では、前記第9の実施形態と同様に、ビット線イコライズトランジスタP3及びプリチャージトランジスタN7、N8のオフ時において、ビット線プリチャージ制御信号線BLPRとビット線間のカップリングと、ビット線イコライズ制御信号線BLEQとビット線間のカップリングとを相殺でき、更には、ビット線イコライズトランジスタP3をオンしてビット線イコライズがほぼ完了した時点(即ち、ビット線電位がHレベルとLレベルのほぼ半分の電位となった時点)から、ビット線プリチャージトランジスタN7、N8をオンとしてビット線プリチャージを開始できるために、ビット線プリチャージ電圧レベルをそのHレベルとLレベルのほぼ半分の電位に設定する場合に、消費電力を最小化することができる。
尚、本実施形態は図1に示した第1の実施形態の半導体記憶装置に対して適用したが、ビット線プリチャージ制御信号BLPRやイコライズ制御信号BLEQの各電圧振幅を変更した前記第2〜9の実施形態にも適用しても、前記と同様の効果を奏するのは言うまでもない。
(第11の実施形態)
以下、本発明の第11の実施形態について説明する。
本実施形態は、本発明の第1の実施形態における半導体記憶装置において、例えば図15に示すように、ビット線プリチャージトランジスタN7、N8がオンするタイミングt6''''よりも、ビット線イコライズトランジスタP3がオンするタイミングt6'''を遅らせる構成を有する半導体記憶装置である。
前記第10の実施形態では、ビット線プリチャージ電圧レベルをそのHレベルとLレベルのほぼ半分の電位に設定する場合について述べたが、実際には、メモリセルキャパシタCでの電荷のリーク消失や、高速動作時のメモリセルキャパシタCへの電荷書き込み不足が生じた時などでは、ビット線プリチャージ電圧レベルをそのHレベルとLレベルのほぼ半分の電位から意図的に僅かにずらした方が、センスアンプ動作マージンを確保できる場合がある。
本実施形態では、ビット線イコライズトランジスタP3及びプリチャージトランジスタN7、N8のオフ時において、ビット線プリチャージ制御信号線BLPRとビット線間のカップリングと、ビット線イコライズ制御信号線BLEQとビット線間のカップリングとを相殺できると共に、積極的にビット線プリチャージ電圧レベルをそのHレベルとLレベルのほぼ半分の電位からずらしたい時に、より高速にビット線プリチャージ・イコライズを行うことができる。
例えば、図1に示す半導体記憶装置に対して、図15に示した制御信号タイミングでアクセスした場合に、時刻t6'''において、ビット線プリチャージ制御信号BLPRをHレベルとすることにより、ビット線プリチャージトランジスタN7、N8がオンするが、電位レベルの低いビット線BL側に接続されているNMOSプリチャージトランジスタN7の方が、電位レベルの高いビット線NBL側に接続されているNMOSプリチャージトランジスタN8よりもゲート-ソース間電圧が大きいために、電流能力が大きく、従って、ビット線BLのレベル上昇量に対してビット線NBLの電位減少量が小さい状態となる。
次に、時刻t6''''において、ビット線イコライズ制御信号BLEQをLレベルとすることにより、ビット線イコライズトランジスタP3がオンし、電位レベルの高いビット線NBLから電位レベルの低いビット線BLへ電荷が移動することにより、ビット線電圧レベルはそのHレベルとLレベルのほぼ半分の電位から僅かに高いレベルに高速に平衡化することになる。更に、ビット線プリチャージ開始からビット線イコライズ開始までのタイミングを変更すれば、設定したいビット線プリチャージ電圧レベルに対して高速にイコライズ及びプリチャージすることができる。
尚、PMOSビット線イコライズトランジスタP3とNMOSビット線プリチャージトランジスタN7、N8について、これ等トランジスタの極性を、各々逆極性として、NMOSビット線イコライズトランジスタとPMOSビット線プリチャージトランジスタとに置換した場合には、ビット線電圧レベルは、そのHレベルとLレベルのほぼ半分の電位から僅かに低いレベルに高速に平衡化できるし、ビット線プリチャージ制御信号BLPR及びイコライズ制御信号BLEQの各電圧振幅を変更した前記第2〜9の実施形態にも適用しても良いのは勿論である。
(第12の実施形態)
以下、本発明の第12の実施形態について説明する。
本実施形態は、前記第1〜11の実施形態における半導体記憶装置において、ビット線イコライズトランジスタP3及びビット線プリチャージトランジスタN7、N8を相互に異なるしきい値に設定する半導体記憶装置である。
本実施形態では、例えば前記第11の実施形態のように、ビット線プリチャージ電圧レベルをそのHレベルとLレベルのほぼ半分の電位から意図的に僅かにずらす場合などに適用すると、より高速なビット線イコライズ及びプリチャージ動作が可能となる。例えば、ビット線プリチャージトランジスタN7、N8の閾値Vthpとビット線イコライズトランジスタP3の閾値Vtheとの間で、Vthp<Vtheに設定すると、ビット線プリチャージトランジスタN7、N8の方が電流駆動能力が大きくなるので、ビット線プリチャージレベルを電圧値VDD/2よりも高めに設定できる。
(第13の実施形態)
図16は、本発明の第13の実施形態を示す。
図16に示した本実施形態では、図1に示した半導体記憶装置におけるイコライズトランジスタP3とプリチャージトランジスタN7、N8の極性を逆構成にして、イコライズトランジスタをN型トランジスタN10で構成し、プリチャージトランジスタをP型トランジスタP20、P21で構成したものである。その他の構成は、図1と同様であるので、その説明を省略する。
本実施の形態では、イコライズ制御信号BLEQ及びプリチャージ制御信号BLPRのハイ及びロウ電圧レベルが図1の半導体記憶装置と逆となる。この点のみが動作の異なる点であるので、動作説明を省略する。
本実施形態では、図1の半導体記憶装置に対してイコライズトランジスタ及びプリチャージトランジスタの極性を逆構成にしたが、図5、図8及び図11に対しても同様に逆構成としても良いのは勿論である。
尚、本発明は、前記第1〜第13の実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることは言うまでもない。
以上説明したように、本発明は、ビット線プリチャージ・イコライズ回路の制御信号線とビット線と間のカップリング容量を低減して、メモリセルから電荷が読み出される直前のビット線プリチャージレベルを精度良く設定レベルに保持、補正したので、DRAM、SRAM、その他のメモリのセンスアンプ動作マージンを良好に確保できる半導体記憶装置として有用である。
本発明の第1の実施形態の半導体記憶装置の構成を示す回路図である。 同半導体記憶装置の動作タイミングを示す図である。 本発明の第2の実施形態の半導体記憶装置の動作タイミングを示す図である。 本発明の第3の実施形態の半導体記憶装置の動作タイミングを示す図である。 本発明の第4の実施形態の半導体記憶装置の構成を示す回路図である。 同半導体記憶装置の動作タイミングを示す図である。 本発明の第5の実施形態の半導体記憶装置の動作タイミングを示す図である。 本発明の第6の実施形態の半導体記憶装置の構成を示す回路図である。 同半導体記憶装置の動作タイミングを示す図である。 本発明の第7の実施形態の半導体記憶装置の動作タイミングを示す図である。 本発明の第8の実施形態の半導体記憶装置の構成を示す回路図である。 同半導体記憶装置の動作タイミングを示す図である。 本発明の第9の実施形態の半導体記憶装置の動作タイミングを示す図である。 本発明の第10の実施形態の半導体記憶装置の動作タイミングを示す図である。 本発明の第11の実施形態の半導体記憶装置の動作タイミングを示す図である。 本発明の第13の実施形態の半導体記憶装置の構成を示す回路図である。 第1の従来例の半導体記憶装置の構成を示す回路図である。 同半導体記憶装置の動作タイミングを示す図である。 第2の従来例の半導体記憶装置の構成を示す回路図である。 同半導体記憶装置の動作タイミングを示す図である。
符号の説明
50 メモリセルアレイ
51 ビット線プリチャージイコライズ回路
52 センスアンプ回路
53 カラムスイッチ回路
54 シェアードスイッチ回路
WL ワード線
BL、NBL 第1及び第2のビット線
GIO、NGIO グローバルIO線
NBLEQ ビット線イコライズ制御信号
BLPR ビット線プリチャージ制御信号
SAP、SAN センスアンプ制御信号
CSL カラムスイッチ制御信号
BLI シェアードゲート制御信号
VBP ビット線プリチャージ電源
VCP セルプレート電源
N1、N2 センスアンプ薄膜NMOSトランジスタ
N3、N4 カラムスイッチ薄膜NMOSトランジスタ
N5 メモリセル厚膜NMOSトランジスタ
N6 ビット線イコライズ厚膜NMOSトランジスタ
N7、N8 ビット線プリチャージ厚膜/薄膜NMOSトランジスタ
N9、N10 シェアードゲート厚膜NMOSトランジスタ
P1、P2 センスアンプ薄膜PMOSトランジスタ
P3 ビット線イコライズ厚膜/薄膜PMOSトランジスタ

Claims (41)

  1. ロウ方向及びカラム方向に配置され、メモリセルトランジスタを有する複数のメモリセルと、
    カラム方向に並ぶ前記メモリセルに接続され、対を構成する第1及び第2のビット線と、
    ロウ方向に並ぶ前記メモリセルに接続されるワード線と、
    前記第1のビット線と第2のビット線との間の電圧差を増幅するセンスアンプトランジスタを有するセンスアンプ回路と、
    前記第1及び第2のビット線に接続されるビット線プリチャージイコライズ回路とを備え、
    前記ビット線プリチャージイコライズ回路は、
    ゲートにイコライズ制御信号線が接続され、前記第1のビット線と第2のビット線との電圧をイコライズする所定極性のイコライズトランジスタと、
    ゲートにプリチャージ制御信号線が接続され、前記第1及び第2のビット線の電圧をビット線プリチャージ電源の電圧にプリチャージし、前記イコライズトランジスタの極性とは相補の極性のプリチャージトランジスタとを備えた
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記イコライズトランジスタ及び前記プリチャージトランジスタは、共に、そのゲート酸化膜厚が、前記センスアンプトランジスタのゲート酸化膜厚よりも厚い
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記イコライズトランジスタはP型の極性であり、前記プリチャージトランジスタはN型の極性である
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記イコライズトランジスタはN型の極性であり、前記プリチャージトランジスタはP型の極性である
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  5. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号及び前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、
    共に、その電圧振幅が、前記ワード線の電圧振幅と同一である
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の半導体記憶装置。
  6. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号及び前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、
    その電圧振幅が相互に異なる
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の半導体記憶装置。
  7. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号及び前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、
    共に、その電圧振幅が、前記ワード線の電圧振幅よりも小さく且つ前記第1及び第2のビット線の電圧振幅よりも大きい
    ことを特徴とする請求項3、4又は6記載の半導体記憶装置。
  8. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのロウ電圧レベルが負電圧であり、
    前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのハイ電圧レベルが、前記ワード線のハイ電圧レベルよりも低く且つ前記第1及び第2のビット線のハイ電圧レベルよりも高い
    ことを特徴とする請求項3記載の半導体記憶装置。
  9. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのハイ電圧レベルが、前記ワード線のハイ電圧レベルよりも低く且つ前記第1及び第2のビット線のハイ電圧レベルよりも高く、
    前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのロウ電圧レベルが負電圧である
    ことを特徴とする請求項8記載の半導体記憶装置。
  10. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、前記メモリセルトランジスタの基板電圧と同一電圧である
    ことを特徴とする請求項9記載の半導体記憶装置。
  11. 前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、前記メモリセルトランジスタの基板電圧と同一電圧である
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。
  12. 前記イコライズトランジスタ及び前記プリチャージトランジスタは、そのゲート酸化膜厚が相互に異なる膜厚である
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  13. 前記イコライズトランジスタは、前記センスアンプトランジスタのゲート酸化膜厚と同一のゲート酸化膜厚を有し、
    前記プリチャージトランジスタは、前記センスアンプトランジスタのゲート酸化膜厚よりも厚いゲート酸化膜厚を有する
    ことを特徴とする請求項12記載の半導体記憶装置。
  14. 前記イコライズトランジスタはP型の極性であり、前記プリチャージトランジスタはN型の極性である
    ことを特徴とする請求項13記載の半導体記憶装置。
  15. 前記イコライズトランジスタはN型の極性であり、前記プリチャージトランジスタはP型の極性である
    ことを特徴とする請求項13記載の半導体記憶装置。
  16. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号及び前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、
    その電圧振幅が相互に異なる
    ことを特徴とする請求項14又は15記載の半導体記憶装置。
  17. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、その電圧振幅が、前記第1及び第2のビット線の電圧振幅と同一であり、
    前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、その電圧振幅が、前記ワード線の電圧振幅と同一である
    ことを特徴とする請求項16記載の半導体記憶装置。
  18. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、その電圧振幅が、前記第1及び第2のビット線の電圧振幅と同一であり、
    前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、その電圧振幅が、前記ワード線の電圧振幅よりも小さく且つ前記第1及び第2のビット線の電圧振幅よりも大きい
    ことを特徴とする請求項16記載の半導体記憶装置。
  19. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、接地電圧よりも前記イコライズトランジスタのしきい値電圧以内の範囲で低く、
    前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、その電圧振幅が、前記ワード線の電圧振幅と同一である
    ことを特徴とする請求項14記載の半導体記憶装置。
  20. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、接地電圧よりも前記イコライズトランジスタのしきい値電圧以内の範囲で低く、
    前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのハイ電圧レベルが、前記ワード線のハイ電圧レベルよりも低く且つ前記第1及び第2のビット線のハイ電圧レベルよりも高い
    ことを特徴とする請求項14記載の半導体記憶装置。
  21. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、その電圧振幅が、前記第1及び第2のビット線の電圧振幅と同一であり、
    前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、負電圧である
    ことを特徴とする請求項15記載の半導体記憶装置。
  22. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのハイ電圧レベルが、前記第1及び第2のビット線のハイ電圧レベルよりも前記イコライズトランジスタのしきい値電圧以内の範囲で高く、
    前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、負電圧である
    ことを特徴とする請求項15記載の半導体記憶装置。
  23. 前記イコライズトランジスタは、前記センスアンプトランジスタのゲート酸化膜厚よりも厚いゲート酸化膜厚を有し、
    前記プリチャージトランジスタは、前記センスアンプトランジスタのゲート酸化膜厚と同一のゲート酸化膜厚を有する
    ことを特徴とする請求項12記載の半導体記憶装置。
  24. 前記イコライズトランジスタはP型の極性であり、前記プリチャージトランジスタはN型の極性である
    ことを特徴とする請求項23記載の半導体記憶装置。
  25. 前記イコライズトランジスタはN型の極性であり、前記プリチャージトランジスタはP型の極性である
    ことを特徴とする請求項23記載の半導体記憶装置。
  26. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号及び前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、
    その電圧振幅が相互に異なる
    ことを特徴とする請求項24又は25記載の半導体記憶装置。
  27. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、その電圧振幅が、前記ワード線の電圧振幅と同一であり、
    前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、その電圧振幅が、前記第1及び第2のビット線の電圧振幅と同一である
    ことを特徴とする請求項26記載の半導体記憶装置。
  28. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、その電圧振幅が、前記ワード線の電圧振幅よりも小さく且つ前記第1及び第2のビット線の電圧振幅よりも大きく、
    前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、その電圧振幅が、前記第1及び第2のビット線の電圧振幅と同一である
    ことを特徴とする請求項26記載の半導体記憶装置。
  29. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、負電圧であり、
    前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、その電圧振幅が、前記第1及び第2のビット線の電圧振幅と同一である
    ことを特徴とする請求項24記載の半導体記憶装置。
  30. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、負電圧であり、
    前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのハイ電圧レベルが、前記第1及び第2のビット線のハイ電圧レベルよりも前記プリチャージトランジスタのしきい値電圧以内の範囲で高い
    ことを特徴とする請求項24記載の半導体記憶装置。
  31. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、その電圧振幅が、前記ワード線の電圧振幅と同一であり、
    前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、接地電圧よりも前記イコライズトランジスタのしきい値電圧以内の範囲で低い
    ことを特徴とする請求項25記載の半導体記憶装置。
  32. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号は、そのハイ電圧レベルが、前記ワード線のハイ電圧レベルよりも低く且つ前記第1及び第2のビット線のハイ電圧レベルよりも高く、
    前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、そのロウ電圧レベルが、接地電圧よりも前記プリチャージトランジスタのしきい値電圧以内の範囲で低い
    ことを特徴とする請求項25記載の半導体記憶装置。
  33. 前記イコライズトランジスタ及び前記プリチャージトランジスタは、
    共に、そのゲート酸化膜厚が、前記センスアンプトランジスタのゲート酸化膜厚と同一の膜厚である
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  34. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号及び前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、
    共に、その電圧振幅が、前記第1及び第2のビット線の電圧振幅と同一である
    ことを特徴とする請求項33記載の半導体記憶装置。
  35. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号又は前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、
    そのロウ電圧レベルが、接地電圧よりも前記イコライズトランジスタ又は前記プリチャージトランジスタのしきい値電圧以内の範囲で低い
    ことを特徴とする請求項33記載の半導体記憶装置。
  36. 前記イコライズ制御信号線のイコライズ制御信号又は前記プリチャージ制御信号線のプリチャージ制御信号は、
    そのハイ電圧レベルが、前記第1及び第2のビット線のハイ電圧レベルよりも前記イコライズトランジスタ又は前記プリチャージトランジスタのしきい値電圧以内の範囲で高い
    ことを特徴とする請求項33記載の半導体記憶装置。
  37. 前記第1及び第2のビット線に配置され、シェアードゲート制御信号を受けて、前記複数のメモリセルの配置された側と前記センスアンプ回路及びビット線プリチャージイコライズ回路の配置された側とを切り離すシェアードスイッチ回路を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  38. 前記イコライズトランジスタ及び前記プリチャージトランジスタがオフ動作するタイミングは、
    前記プリチャージトランジスタがオフ動作した後に、前記イコライズトランジスタがオフ動作するタイミングに設定される
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  39. 前記イコライズトランジスタ及び前記プリチャージトランジスタがオン動作するタイミングは、
    前記イコライズトランジスタがオン動作した後に、前記プリチャージトランジスタがオン動作するタイミングに設定される
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  40. 前記イコライズトランジスタ及び前記プリチャージトランジスタがオン動作するタイミングは、
    前記プリチャージトランジスタがオン動作した後に、前記イコライズトランジスタがオン動作するタイミングに設定される
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  41. 前記イコライズトランジスタ及び前記プリチャージトランジスタは、相互に異なる閾値電圧を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
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