JP2007255518A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動変速機の変速時において、フェール状態を正確に検知する。
【解決手段】本発明の自動変速機の変速制御装置は、変速比が、第1の変速段に対応する変速比と第2の変速段に対応する変速比との間の第1の変速比閾値となったことを検知する手段(S10)、及び第1の変速段に対応する変速比から第1の変速比閾値との差が拡大するように設けられた第2の変速比閾値となったことを検知する手段(S7)を備え、第1の変速段から第2の変速段への変速指令が出力された後(S2)、基準時刻から、変速比が第2の変速比閾値となることなく第1の変速比閾値となるまでに要する時間が第1の所定時間より長いとき(S11、S14)、自動変速機がフェールしていると判定して第1フェール制御を実行する(S9)。
【選択図】図4

Description

本発明は自動変速機の変速制御装置において特にフェール制御に関する。
自動変速機において、変速指令が出力されてから実際に変速動作が開始するまでの時間を計測することで変速制御が正常に行われているか判断する技術が知られている。
例えば、係合側クラッチヘの油圧の供給を開始してから、入力軸回転速度が初めて下降し始めるまでの経過時間Tstを所定の基準時間と比較することで、正常な変速制御が行われているかを判断する技術が特許文献1に記載されている。
特開平5−296332号公報
特許文献1に開示されるフェール検知制御においてフェールと判断される状態として、締結状態から解放状態へと移行する摩擦要素が完全に解放されない「引きずり状態」と、解放状態から締結状態へと移行する摩擦要素の締結容量不足により正常時より長い時間をかけて完全締結される「空吹き状態」とが考えられる。
ここで、「空吹き状態」は変速に要する時間が正常時より長くなるフェールである。一方「引きずり状態」は摩擦要素が締結状態と解放状態との間で常時相対回転を有しながら接触している状態である。この「引きずり状態」が続くと摩擦要素の接触面が溶けて、その後、固着してしまう恐れがある。摩擦要素が固着すると、解放不可となり得られる変速段が減少する上、シフトレバーがN(ニュートラル)レンジを選択していても、車両が前進してしまう恐れがある。
従って、変速遅れや若干の変速ショックが発生する「空吹き状態」が生じた際のフェール制御も重要だが、走行の可否に関わる「引きずり状態」が生じた際のフェール制御が非常に重要となる。
ここで特許文献1に開示されるフェール検知方法では、発生しているフェールが「空吹き状態」なのか「引きずり状態」なのかを区別することができず、フェール時は係合側に供給する油圧を増加させる制御を行っている。従って、「引きずり状態」が発生している場合、係合側に供給する油圧を増加させる制御では、摩擦要素は「引きずり状態」のままであって、上述したように摩擦要素の固着により得られる変速段が減少する上、シフトレバーがN(ニュートラル)レンジを選択していても、車両が前進してしまう恐れがある。
本発明は、自動変速機の変速時において、フェール状態を正確に検知することを目的とする。
本発明の自動変速機の変速制御装置は、変速比が、第1の変速段に対応する変速比と第2の変速段に対応する変速比との間の第1の変速比閾値となったことを検知する手段、及び第1の変速段に対応する変速比から第1の変速比閾値との差が拡大するように設けられた第2の変速比閾値となったことを検知する手段を備え、第1の変速段から第2の変速段への変速指令が出力された後、基準時刻から、変速比が第2の変速比閾値となることなく第1の変速比閾値となるまでに要する時間が第1の所定時間より長いとき、自動変速機がフェールしていると判定して第1フェール制御を実行する。
本発明によれば、自動変速機の変速時において、基準時刻から変速比が第2の変速比閾値となることなく第1の変速比閾値となるまでに要する時間に基づいて第1フェール制御を実行するので、発生しているフェールが「空吹き状態」なのか「引きずり状態」なのかを区別して、フェールの状態に適した制御を行うことで、信頼性の高いフェール制御を行うことができる。
以下では図面等を参照して本発明の実施の形態について詳しく説明する。図1は本実施形態における自動変速機の変速制御装置のギヤトレーンの一例を示す図で、Eはエンジン出力軸、Iはトランスミッション入力軸、Oはトランスミッション出力軸で、エンジン出力軸Eとトランスミッション入力軸Iとの間にはトルクコンバータT/Cが介装され、トランスミッション入力軸Iとトランスミッション出力軸Oの間には第1遊星歯車組G1と第2遊星歯車組G2が介装されている。第1遊星歯車組G1は、第1ピニオンP1,第1キャリアC1,第1サンギヤS1,第1リングギヤR1よりなる単純遊星歯車組で、第2遊星歯車組G2は、第2ピニオンP2,第2キャリアC2,第2サンギヤS2,第2リングギヤR2よりなる単純遊星歯車組である。
トランスミッション入力軸Iと第2サンギヤS2とは直結され、トランスミッション入力軸Iと第1サンギヤS1とを連結するメンバの途中にはリバースクラッチR/Cが設けられ、また、このメンバをケースに固定可能とする多板ブレーキ構造による2−4ブレーキ2-4/B(摩擦要素)が設けられている。トランスミッション入力軸Iと第1キャリアC1とを連結するメンバの途中にはハイクラッチH/Cが設けられている。第1キャリアC1と第2リングギヤR2とを連結するメンバの途中にはロークラッチL/Cが設けられ、また、このメンバをケースに固定可能とする多板ブレーキ構造によるロー&リバースブレーキL&R/Bが設けられ、ロー&リバースブレーキL&R/Bと並列にワンウェイクラッチOWCが設けられている。第1リングギヤR1と第2キャリアC2とは直結され、第2キャリアC2にはトランスミッション出力軸Oが連結されている。
図2はリバースレンジ(以下、「Rレンジ」という)とドライブレンジ(以下、「Dレンジ」という)における各ギヤ段での締結論理表を示す図(締結を〇印で示す)である。
Rレンジ時には、リバースクラッチR/Cとロー&リバースブレーキL&R/Bが締結される。Dレンジ1速時にはロークラッチL/Cが締結され、Dレンジ2速時にはロークラッチL/Cと2−4ブレーキ2-4/Bが締結され、Dレンジ3速時にはロークラッチL/CとハイクラッチH/Cが締結され、Dレンジ4速時にはハイクラッチH/Cと2−4ブレーキ2-4/Bが締結される。なお、ローレンジ(以下、Lレンジ)におけるHOLDモードの1速時にはロークラッチL/Cとロー&リバースブレーキL&R/Bが締結される。
図3は本実施形態における自動変速機の電子制御系を示すブロック図であり、エンジンコントロールユニット18からATコントロールユニット17(以下「ATCU」という)に対しては、シリアル通信によりスロットル開度THとエンジン回転速度Neが入力され、また、両コントロールユニット17,18間では、トルクダウン通信が行われる。パワートレインに設けられたタービン回転センサ19及び出力軸回転センサ20からはタービン回転速度Ntと出力軸回転速度Noが入力される。インヒビタスイッチ21からはレンジ信号が入力され、ホールドスイッチ22からはホールドスイッチ信号が入力される。コントロールバルブユニットに設けられたハイクラッチ油圧センサ23と2−4ブレーキ油圧センサ24とロー&リバースブレーキセンサ25からはそれぞれの締結要素への油圧供給状態を示すスイッチ信号が入力され、油温センサ26からは油温信号が入力される。
ATコントロールユニット17からは、コントロールバルブユニットに設けられた各ソレノイド15,16,27,28,29,30に対してソレノイド駆動電流が出力され、また、インスツルメントパネルに設けられたスピードメータ31に対してスピード表示信号が出力される。
自動変速機は、正常に動作しているとき所望の変速段となるように制御されるが、摩擦要素又は摩擦要素を駆動する電気作動弁などの一部に異常が発生したときは一部の変速段への変速を禁止するように制御される。本実施形態では、特に3−4変速時において摩擦要素又は摩擦要素を駆動する電気作動弁などに異常が発生したか否かを判定する制御について説明する。
以下、ATCU17で行う制御について図4のフローチャートを参照しながら説明する。図4は、本実施形態における自動変速機の変速制御装置の制御を示すフローチャートである。なお、これらの制御は微少時間(例えば10ms)ごとに繰り返し行われる。
ステップS1では、通常の変速制御中か否かを判定する。通常の変速制御中であればステップS2へ進み、通常の変速制御中でなければ、すなわちフェール制御中であれば処理を終了する。本制御は、自動変速機においてフェールが発生したときに変速制御をフェール制御へ移行させるものであり、フェール制御実行中は本制御を行う必要はない。
ステップS2では、変速段を3速(第1の変速段)から4速(第2の変速段)へ変速する指令が出力されたか否かを判定する。3速から4速へ変速する指令が出力されたと判定されるとステップS3へ進み、出力されていないと判定されると処理を終了する。
ステップS3では、2−4ブレーキ2-4Bへ油圧を供給すると共に、ロークラッチL/Cの油圧を排圧する。
ステップS4では、2−4ブレーキ油圧センサ24がONであるか否かを判定する。2−4ブレーキ油圧センサ24がONであると判定されるとステップS5へ進み、OFFであると判定されると処理を終了する。2−4ブレーキ油圧センサ24は2−4ブレーキ2-4Bの油圧が所定圧以上となるとONになるセンサである。所定圧は、2−4ブレーキ2-4Bが解放状態から締結状態へ移行するときに摩擦要素が接触して締結容量を有するようになるときの油圧に設定される。
ステップS5では、タイマーを作動させる。なお、タイマーの初期値はゼロである。
ステップS6(変速比演算手段)では、変速比Grを演算する。変速比Grは、タービン回転センサ19によって検出されるタービン回転速度Ntから出力軸回転センサ20によって検出される出力軸回転速度Noを除算することで演算される。
ステップS7(第2変速比変化検知手段)では、変速比Grが第2の変速比閾値Gr2より小さいか否かを判定する。変速比Grが第2の変速比閾値Gr2より小さい場合はステップS8へ進み、変速比Grが第2の変速比閾値Gr2以上である場合はステップS18に進む。
ここで、タービン回転センサ19及び出力軸回転センサ20によって検出される各回転速度は誤差を含むので、ステップS6において演算される変速比Grも誤差を含む。したがって、第2の変速比閾値Gr2はこの誤差による誤検知を防止できるように、3速における理論上の変速比Grに、想定される誤差以上の値を加算した値であって変速比Gr近傍に設定される。
ステップS8では、タイマーによる検出時間tが第1の所定時間T1より大きいか否かを判定する。検出時間tが第1の所定時間T1より大きければステップS9へ進み、検出時間tが第1の所定時間以下であればステップS10へ進む。第1の所定時間T1はフェールが発生して変速比が変化しない状態であると判断することができる程度の値であり、予め実験などによって求めておく。
ステップS9(第1フェール制御手段)では、第1フェール制御を行う。本制御における第1フェール制御は、3→4変速において解放すべきロークラッチL/Cを締結し、締結すべき2−4ブレーキ2-4Bを解放することで4速への変速を中止して3速に戻す制御である。すなわち、本ステップでは摩擦要素、特に締結状態から解放状態となるロークラッチL/Cの異常又はロークラッチL/Cの締結・解放に関与する部材の異常が生じてロークラッチL/Cを完全に解放することができないと判断され、ロークラッチL/Cを解放して得られる変速段(4速)への変速を禁止して、ロークラッチL/Cを締結して得られる変速段(1〜3速)にて走行するように変速制御を行う。
一方、ステップS8においてタイマーの検出時間tが第1の所定時間T1以下であると判定されるとステップS10(第1変速比変化検知手段)へ進んで、変速比Grが第1の変速比閾値Gr1より小さいか否かを判定する。変速比Grが第1の変速比閾値Gr1より小さいと判定されるとステップS11へ進み、変速比Grが第1の変速比閾値Gr1以上であると判定されるとステップS6へと戻る。
ここで第1の変速比閾値Gr1は、第2の変速比閾値Gr2と同様に前述した誤差による誤検知を防止できるように、3速における理論上の変速比Grから、想定される誤差以上の値を減算した値であって変速比Gr近傍に設定される。すなわち、本ステップでは3速から4速への変速が開始されたか否かを判断している。
ステップS11(第2フェール判定手段)では、タイマーの検出時間tが第2の所定時間T2より大きいか否かを判定する。検出時間tが第2の所定時間T2より大きければステップS12へ進み、検出時間tが第2の所定時間T2以下であればステップS14へ進む。第2の所定時間T2はフェールが発生して変速比の変化が遅れている状態であると判断することができる程度の値であり、T2<T1となるように設定される。
ステップS12(第2カウント手段)では、カウント値N1に1を加算してカウントアップする。
ステップS13では、カウント値N1が第1の所定値α(第2の所定回数)以上であるか否かを判定する。カウント値N1が第1の所定値α以上であればステップS9へ進んで第1フェール制御を行い、カウント値N1が第1の所定値αより小さければステップS17へ進んでタイマーをリセットして処理を終了する。
ここで第1の所定値αは、変速比Grが第1の変速比閾値Gr1を下回る時点におけるタイマーの検出時間tが第2の所定時間T2より大きくなり、フェールが発生して変速比の変化が遅れていると判断される状態が1回以上繰り返されることで、フェールの度合が大きいと判断できる程度の値に設定される。
一方、ステップS11においてタイマーの検出時間tが第2の所定時間T2以下であると判定されるとステップS14(第1フェール判定手段)へ進んで、タイマーの検出時間tが第3の所定時間T3(第1の所定時間)より大きいか否かを判定する。タイマーの検出時間tが第3の所定時間T3より大きければステップS15へ進み、検出時間tが第3の所定時間T3以下であればステップS17へ進んでタイマーをリセットして処理を終了する。第3の所定時間T3はフェールが発生して変速比の変化が遅れている状態であると判断することができる程度の値であり、T3<T2<T1となるように設定される。
ステップS15(第1カウント手段)では、カウント値N2に1を加算してカウントアップする。
ステップS16では、カウント値N2が第2の所定値β以上であるか否かを判定する。カウント値N2が第2の所定値β(第1の所定回数)以上であればステップS9へ進んで第1フェール制御を行い、カウント値N2が第2の所定値βより小さければステップS17へ進んでタイマーをリセットして処理を終了する。
ここで第2の所定値βは、変速比Grが第1の変速比閾値Gr1を下回る時点におけるタイマーの検出時間tが第3の所定時間T3より大きくなり、フェールが発生して変速比の変化が遅れていると判断される状態が1回以上繰り返されることで、フェールの度合が大きいと判断できる程度の値に設定される。
またここで、ステップS13の第1の所定値αとステップS16の第2の所定値βとの関係について、例えば、第1の所定値αを2、第2の所定値βを3と設定した場合について説明する。
タイマーの検出時間tがT1<tである場合はフェールの度合いが「大」と判断して1回の検知で第1フェール制御を実行する。また、T2<t≦T1である場合はフェールの度合いが「中」、又は一時的な要因により生じるものであると判断して2回(α=2)の検知で第1フェール制御を実行する。さらに、T3<t≦T2である場合はフェールの度合いが「小」、又は一時的な要因により生じるものであると判断して3回(β=3)の検知で第1フェール制御を実行する。一時的な要因とは、例えばオイル内の挟雑物がソレノイドの摺動部に一時的につまることにより、締結側の摩擦要素の油圧の増加が遅れることなどである。すなわち、検出時間が長いほど所定値を小さくすることでフェールの度合に応じて精度良くフェールしていることを判定することができる。
一方、ステップS7において変速比Grが第2の変速比閾値Gr2以上であると判定されると、ステップS18へ進み変速比Grが第1の変速比閾値Gr1より小さいか否かを判定する。変速比Grが第1の変速比閾値Gr1より小さいと判定されるとステップS17へ進んでタイマーをリセットして処理を終了し、変速比Grが第1の変速比閾値Gr1以上であると判定されるとステップS19へ進む。
ここで、変速比Grが第1の変速比閾値Gr1より小さい(Gr<Gr1)と判断された場合は、締結すべき2−4ブレーキ2-4Bが締結容量を持つまでの若干のタイムラグによる空吹き状態が生じていると判断され、締結側の摩擦要素が締結容量を持つまでに時間がかかる状態であり、時間は要するがいずれ締結が行われる状態であるので特に制御を行わない。
ステップS19では、タイマーによる検出時間tが所定時間T0(規定時間)より大きいか否かを判定する。検出時間tが所定時間T0より大きければステップS20へ進み、検出時間tが所定時間以下であればステップS18へ戻る。
ステップS20(第2フェール制御手段)では、第2フェール制御を行う。第2フェール制御とは、摩擦要素に供給する油圧を増加させ、締結容量を増加させることで4速への変速を促進させる制御である。
すなわち、ステップS18において変速比Grが第1の変速比閾値Gr1以上(Gr≧Gr1)であると判断され、ステップS19において、2−4ブレーキ油圧センサ24がONとなってから所定時間T0以内に変速比Grが第1の変速比閾値Gr1を下回らないと判断されたとき、解放状態から締結状態へと移行する摩擦要素の締結容量不足と判断して、ステップS20において第2フェール制御を行う。なお、所定時間T0は第1の所定時間T1や第2の所定時間T2などを兼用してもよい。
第2フェール制御終了後、ステップS17にてタイマーをリセットして処理を終了する。
次に図5及び6を参照しながら本実施形態における作用を説明する。図5、図6は本実施形態における自動変速機の変速制御装置の指令変速段NextGP、現在の変速段CurGP、ロークラッチ圧(L/C圧)、2−4ブレーキ圧(2−4/B圧)、2−4ブレーキ油圧センサ24(2−4/B油圧センサ)、変速比Gr及びタイマーについて、3速から4速へのアップシフト時の時間変化を示すタイムチャートである。図5は特に状態aの場合の本実施形態の作用を示し、図6は特に状態eの場合の本実施形態の作用を示す。
初めに実線について説明する。時刻t1において、3速から4速への変速指令が出力されると、ロークラッチ圧を低下させるとともに2−4ブレーキ圧を上昇させる。
時刻t2において、2−4ブレーキ圧が締結容量を持ち始めることを示す2−4ブレーキ油圧センサ24がONとなりタイマーがスタートする。その後、さらに、ロークラッチ圧が低下、2−4ブレーキ圧が上昇して変速比が変化し、時刻t4においてロークラッチL/Cが完全解放、2−4ブレーキ2-4Bが完全締結されて3速から4速へのアップシフトが完了する。ここで、時刻t6において変速比Grが変速比閾値Gr1となるため、2−4ブレーキ圧の上昇を緩やかにして変速ショックを低減させるよう油圧を制御している。
次に点線について説明する。状態aは、変速比GrがGr1<Gr<Gr2のまま時刻t5においてタイマーの検出時間tがT1となる状態である。状態bは、変速比Grが変速比閾値Gr1を下回るときのタイマーの検出時間tがT2<t<T1となる状態である。状態cは、変速比Grが変速比閾値Gr1を下回るときのタイマーの検出時間tがt<T3となる状態である。状態dは変速比Grが第2の変速比閾値Gr2より大きくなってから小さくなっていく状態である。状態eは、変速比Grが変速比閾値Gr1を下回るときのタイマーの検出時間tがT3<t<T2となる状態である。上記状態cは正常状態、状態dは空吹き状態、状態a、b、eは引きずり状態であると判定され、状態dは第2フェール制御、状態a、b、eは第1フェール制御を行う。状態a、b、eは締結状態から解放状態へと移行する摩擦要素に作用する残圧に依存する。即ち、残圧が大きければ状態aや状態bとなり、残圧が小さければ状態eとなる。
ここで、図5を参照しながら引きずりの度合の大きい状態aについて説明する。時刻t2において、2−4ブレーキ油圧センサ24がONとなりタイマーがスタートした後に、ロークラッチL/Cが解放されず、変速比GrがGr1<Gr<Gr2のままで変速比閾値Gr1が検知されないため2−4ブレーキ圧は上昇し続け、時刻t5においてタイマーの検出時間tがT1となる(ステップS8がYES)。従って、時刻t5にて解放すべきロークラッチL/Cへ油圧を供給、締結すべき2−4ブレーキ2-4Bの油圧を排圧して、3速の変速比へと戻す。すなわち、4速への変速を中止して3速に戻して走行する。
次に、図6を参照しながら引きずりの度合の小さい状態eであって、カウント値N2がβ―1である場合について説明する。
時刻t2において、2−4ブレーキ油圧センサ24がONとなりタイマーがスタートした後に、ロークラッチL/Cが完全には解放されず、時刻t3において変速比Grが変速比閾値Gr1を下回る。さらに、このときのタイマーの検出時間tがT3<t<T2となるので、カウント値N2に1が加算されてβとなり、フェール状態であると判定され第1フェール制御へ移行する。これにより、3速への変速指令が出力されるので点線にて示すようにロークラッチL/Cへ油圧を供給、2−4ブレーキ2-4Bの油圧を排圧することにより、ロークラッチL/Cが完全締結、2−4ブレーキ2-4Bが完全解放され、変速比は3速となる。
以上のように本実施形態では、自動変速機の変速時において、第1の変速比閾値Gr1及び第2の変速比閾値Gr2を設け、変速比Grの時間変化を検知することにより、発生しているフェールが空吹き状態であるか引きずり状態であるかを区別することができる。従って、フェールの状態に応じて適した制御を行うことができ、信頼性の高いフェール制御を行うことができる。
また、2−4ブレーキ油圧センサ24がONとなってからタイマーを作動させ、変速比Grが第1の変速比閾値Gr1を下回ったときの検出時間tによって自動変速機がフェールしていることを判定するので、解放状態の2−4ブレーキ2-4Bに油圧を供給してから実際に締結容量を持つまでのプリチャージ状態の時間を含まない。
よって、油温による粘度の相違、変速段によるピストンストローク量の相違、ソレノイドバルブの摺動抵抗による油圧の立ち上がりの遅れ等により生じるプリチャージ時間のバラツキを考慮することなく、所定時間T1、T2、T3を所望の値に設定してフェールしていることを精度良く判定することができる。
また、変速比閾値Gr1は、3速における理論上の変速比Grから、想定される誤差以上の値を減算した値であって変速比Gr近傍に設定されるので、フェールが生じているか否かの判断を変速開始直後に判断でき、フェール状態での走行を最小限に抑え、各部位に過負荷が加わることを抑制することができる。すなわち、フェール状態検知後のフェール制御時に、各摩擦要素や電気作動弁等を目的の制御通りに作動させることができるので、信頼性の高いフェール制御を行うことができる。
また、2−4ブレーキ油圧センサ24がONとなったときタイマーを作動させるので、既存の2−4ブレーキ油圧センサ24を用いることで、部品点数及びコストの増加を防止できる。
さらに、変速比Grが第2の変速比閾値Gr2を上回る空吹き状態が生じたとき第2フェール制御を行うことで、解放状態から締結状態へと移行する摩擦要素の締結容量不足を検知することができ、当該摩擦要素に供給する油圧を増加させることで、締結容量が増加し、変速開始を促すことができる。ここで、空吹き状態が生じる要因として、例えば、摩擦要素の接触面の劣化により摩擦力が低下しトルク容量を持つまでに時間がかかる場合や、オイル内の挟雑物がソレノイドの摺動部に一時的につまることにより、締結側の摩擦要素の油圧の増加が遅れる場合などがある。また、引きずり状態が生じる要因として、例えば、オイル内の挟雑物がソレノイドの摺動部に一時的につまることにより、解放側の摩擦要素の油圧の低下が遅れる場合などがある。
さらに、タイマーの検出時間tが第2の所定時間T2より大きくなった回数N1をカウントし、回数N1が第1の所定値α以上となったとき、又はタイマーの検出時間tが第3の所定時間T3より大きくなった回数N2をカウントし、回数N2が第2の所定値β以上となったとき、フェール制御を行うので、一時的な要因によってフェールしていると判断することを防ぐことができ、変速段の自由度が減少することを防ぐことができる。
さらに、検出時間tが長いほど所定値を小さく設定するので、変速開始の大幅な遅れが生じている場合は即座にフェール制御を実行することで安全を保持し、変速開始の若干の遅れが生じている場合はフェールと判断せずに通常の制御を行うことで、フェール状態をより精度良く判定することができ、フェール制御により変速段の自由度が減少することを防ぐことができる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
例えば、本実施形態では所定時間Tを2つ(T2、T3)設け、対応するカウント所定値を2つ(α、β)設けたが、所定時間T及びカウント所定値は2つに限定されることはなく、必要に応じて増やすことも減らすことも可能である。
また、本実施形態では3速から4速へのアップシフトについて説明したが、3−4変速に限定されるものではなく、さらにダウンシフトにも適用可能である。
さらに、タイマーを作動させるタイミングを2−4ブレーキ油圧センサ24がONとなったときとしたが、2−4ブレーキ油圧センサ24に限られるものではない。
本実施形態における自動変速機の変速制御装置を示す概略構成図である。 RレンジとDレンジにおける各ギヤ段での締結論理表を示す図である。 本実施形態における自動変速機の電子制御系を示すブロック図である。 本実施形態における自動変速機の変速制御装置の制御を示すフローチャートである。 本実施形態における自動変速機の変速制御装置の作用を示すタイムチャートである。 本実施形態における自動変速機の変速制御装置の作用を示すタイムチャートである。
符号の説明
I トランスミッション入力軸
O トランスミッション出力軸
2−4B 2−4ブレーキ
17 ATCU
19 タービン回転センサ
20 出力軸回転センサ
24 2−4ブレーキ油圧センサ

Claims (7)

  1. 複数の摩擦要素を備え、油圧によって一部の前記摩擦要素を締結状態、残りの前記摩擦要素を解放状態とすることで複数の変速段を切り替え、入力軸の回転速度を変速して出力軸から出力する自動変速機の変速制御装置において、
    前記入力軸の回転速度及び前記出力軸の回転速度に基づいて前記自動変速機の変速比を演算する変速比演算手段と、
    第1の変速段から第2の変速段への変速指令が出力された後、前記変速比が、前記第1の変速段に対応する変速比と前記第2の変速段に対応する変速比との間の第1の変速比閾値となったことを検知する第1変速比変化検知手段と、
    前記変速比が、前記第1の変速段に対応する変速比から前記第1の変速比閾値との差が拡大するように設けられた第2の変速比閾値となったことを検知する第2変速比変化検知手段と、
    基準時刻から、前記第2変速比変化検知手段が検知されることなく前記第1変速比変化検知手段が検知されるまでに要する時間が第1の所定時間より長いとき、前記自動変速機がフェールしていると判定する第1フェール判定手段と、
    前記第1フェール判定手段がフェールしていると判定すると、第1フェール制御を実行する第1フェール制御手段と、
    を備えることを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  2. 前記第1フェール制御手段は、前記第2の変速段への変速を中止して前記第1の変速段に戻すと共に、その後の変速において前記第2の変速段への変速を禁止するように制御することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の変速制御装置。
  3. 前記第2変速比変化検知手段が検知されると、第2フェール制御を実行する第2フェール制御手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動変速機の変速制御装置。
  4. 前記第2フェール制御手段は、前記基準時刻から規定時間以内に前記第1変速比変化検知手段が検知されないとき、前記第2の変速段への変速をさらに促進するように制御することを特徴とする請求項3に記載の自動変速機の変速制御装置。
  5. 前記第1フェール判定手段がフェールしていると判定する回数をカウントする第1カウント手段をさらに備え、
    前記回数が第1の所定回数を超えると前記第1フェール制御を実行することを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の自動変速機の変速制御装置。
  6. 前記基準時刻から、前記変速比が前記第1の変速比閾値となるまでに要する時間が、前記第1の所定時間より長い第2の所定時間より長いとき、前記自動変速機がフェールしていると判定する第2フェール判定手段と、
    前記第2フェール判定手段がフェールしていると判定する回数をカウントする第2カウント手段とをさらに備え、
    前記第2カウント手段によってカウントされる回数が前記第1の所定回数より小さい第2の所定回数を超えると前記第1フェール制御を実行することを特徴とする請求項5に記載の自動変速機の変速制御装置。
  7. 前記基準時刻は、前記変速指令によって解放状態から締結状態へと移行させる前記摩擦要素への供給油圧が所定圧より大きくなったことを検知する油圧センサがオンとなる時刻であることを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の自動変速機の制御装置。
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