JP2007252569A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007252569A
JP2007252569A JP2006080085A JP2006080085A JP2007252569A JP 2007252569 A JP2007252569 A JP 2007252569A JP 2006080085 A JP2006080085 A JP 2006080085A JP 2006080085 A JP2006080085 A JP 2006080085A JP 2007252569 A JP2007252569 A JP 2007252569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
box
opening
side shutter
shutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006080085A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4557913B2 (ja
Inventor
Makoto Taniguchi
谷口  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2006080085A priority Critical patent/JP4557913B2/ja
Publication of JP2007252569A publication Critical patent/JP2007252569A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4557913B2 publication Critical patent/JP4557913B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】キャッシュボックスに受容されたメダルを容易に回収する。
【解決手段】下部扉29に下端縁を中心軸にして回動する回収扉55を設ける。回収扉55の略中央に設けられた開口部61を遮蔽する位置と開放する位置との間で移動する扉側シャッタ80を設ける。キャッシュボックス104に設けられた排出口118aを遮蔽する方向にバネ付勢される箱側シャッタ140を設ける。回収扉55を開け、扉側シャッタ80を開口部61を遮蔽する位置から開放する位置へと移動させた後、キャッシュボックス104を引き出す。箱側シャッタ140の移動防止片142が扉側シャッタ80に設けられた操作片82に当接され、箱側シャッタ140とキャッシュボックス104との相対位置が変化し、排出口118が開放される。これにより、キャッシュボックス104に受容されたメダルが、排出口118、開口部61を介して落下する。
【選択図】図13

Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるスロットマシン等の遊技機に関するものである。
本明細書中では遊技機の1つとしてパチスロ機などのスロットマシンを例に挙げて説明しているため、遊技を行うための遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはパチンコ球など他の媒体も含む。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、メダルに一定の価値が与えられて、遊技を行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。このスロットマシンは、前面が開口された収納箱と、この収納箱の前面を覆うように設けられた前面扉とからなる筐体の内部に、複数の図柄が外周面に配列されたリールや、入賞の際にメダルの払い出しを行うホッパー装置等や、これら装置を駆動制御する制御回路基板などが収納された構成からなる。
上述したように、ホッパー装置は遊技を行って入賞を得た場合にメダルを払い出す装置である。このホッパー装置は、入賞の際に払い出すメダルを貯留する貯留部が設けられている。この貯留部には、遊技において入賞が得られた場合にメダルの払い出しが行われるようにメダルが貯留されている。なお、遊技が開始されると、メダル投入口から直接投入されたメダルが貯留部に送り込まれるので、ホッパー装置の貯留部には、ある程度のメダルが貯留された状態で保持されている。
このようなホッパー装置が組み込まれたスロットマシンで遊技が行われた場合に、通常の遊技が行われる通常モードよりも入賞が得やすくなるBBモードやRBモードに移行しない場合には、ホッパー装置の貯留部には、メダル投入口から投入されるメダルによって満杯(所謂、オーバーフローとなる)ことがある。この状態で遊技が継続されると、メダル投入口から投入されるメダルが貯留箱に入りきらずに、貯留部の上部からスロットマシンの内部に溢れてしまうことになる。このような状態は、スロットマシンの故障等の原因となりやすいため、ホッパー装置の貯留部の側面にはオーバーフロー用の排出口が設けられており、このオーバーフロー用の排出口からメダルを排出させることで、ホッパー装置の貯留部が貯留されるメダルで満杯にならないようにしている。
オーバーフロー用の排出口から排出されるメダルは、排出口の下方に配置されたキャッシュボックス(補助受容箱)と呼ばれるオーバーフロー用の補助箱に受容されるようになっている。キャッシュボックスにおけるメダルの受容量は予め決まっているため、オーバーフロー用の排出口からメダルが排出される状態が継続されると、キャッシュボックスにもメダルが満杯となるまで貯留されることになり、結果的にスロットマシンの内部にメダルが溢れてしまう。このため、現行のスロットマシンには、例えばキャッシュボックス内に受容されるメダルの受容量が一定以上になった場合に、エラー処理が実行されるものが提供されている(特許文献1等)。このエラー処理が実行された場合には、遊技場の店員は前面扉を開け、キャッシュボックスに受容されたメダルを回収する作業を行うことになる。
特開2002−35214号公報
しかしながら、このようにキャッシュボックスに受容されたメダルを回収する場合、スロットマシンの前面に設けられた前面扉を開放するため、そのスロットマシンで遊技を行っている遊技者は、一旦スロットマシンに対応して設けられた椅子から立ち上がり、島設備と島設備との間に設けられた通路に移動してもらう必要がある。また、遊技場の店員は、前面扉を開放した後にキャッシュボックスに受容されたメダルを専用の回収箱に移し替える作業を行うため、メダル回収に伴う作業に手間が掛かり、面倒であるという欠点がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、キャッシュボックスに受容されたメダルを容易に回収することができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技媒体を貯留する貯留部を備えたホッパー装置と、前記貯留部に貯留された遊技媒体が一定量以上となる場合に、前記貯留部からの遊技媒体が送り込まれる補助受容箱と、前記ホッパー装置及び前記補助受容箱が収納され筐体と、を備えた遊技機において、前記筐体は、前記補助受容箱を引き出す際にその下端縁を中心にして回動される回収用扉を有しており、前記補助受容箱は、該補助受容箱の下面に、前記遊技媒体を排出する排出口を備えており、前記回収用扉は、前記補助受容箱を引き出したときに、該補助受容箱に設けられた排出口と連通する開口部を備えたことを特徴とする。
また、前記回収用扉は、前記開口部を遮蔽する位置と前記開口部を開放する位置との間で移動可能な扉側シャッタと、前記回収用扉の背面側に設けられ、前記扉側シャッタを前記開口部を遮蔽する位置及び前記開口部を開放する位置で保持する保持装置とを備えていることを特徴とする。
また、前記扉側シャッタは、前記回収用扉の背面から突出する操作片を有し、前記補助受容箱は、前記排出口を遮蔽する箱側シャッタと、該箱側シャッタを前記排出口を遮蔽する方向に付勢する付勢手段とを有し、前記箱側シャッタは、該補助受容箱を引き出したときに前記開口部を開放する位置に保持された前記扉側シャッタの操作片に当接されることで、前記補助受容箱に対する該箱側シャッタの相対位置を変化させて前記排出口を開放する突出片を備えていることを特徴とする。
また、前記補助受容箱は、その下面から突出して該補助受容箱を支持する支持片を複数備えており、前記支持片は、前記補助受容箱の下面に対する支持片の突出量が前記突出片の突出量よりも長くなるように設けられていることを特徴とする。
本発明の遊技機によれば、遊技媒体を貯留する貯留部を備えたホッパー装置と、前記貯留部に貯留された遊技媒体が一定量以上となる場合に、前記貯留部からの遊技媒体が送り込まれる補助受容箱と、前記ホッパー装置及び前記補助受容箱が収納され筐体と、を備えた遊技機において、前記筐体は、前記補助受容箱を引き出す際にその下端縁を中心にして回動される回収用扉を有しており、前記補助受容箱は、該補助受容箱の下面に、前記遊技媒体を排出する排出口を備えており、前記回収用扉は、前記補助受容箱を引き出したときに、該補助受容箱に設けられた排出口と連通する開口部を備えたから、回収用扉を開いた後に排出口と開口部とを連通させた状態となるように補助受容箱を引き出すことで、補助貯留箱に受容された遊技媒体を排出口と開口部とを介して回収箱へと落下させることが可能となる。これにより、従来では補助受容箱から回収箱へと移し替える作業を行う必要があり手間がかかっていたが、本発明では、補助受容箱から回収箱へと移し替える作業を行う必要が無く、容易に遊技媒体の回収作業を行うことができる。
また、前記回収用扉は、前記開口部を遮蔽する位置と前記開口部を開放する位置との間で移動可能な扉側シャッタと、前記回収用扉の背面側に設けられ、前記扉側シャッタを前記開口部を遮蔽する位置及び前記開口部を開放する位置で保持する保持装置とを備えているから、メダルの回収作業を行う場合のみ扉側シャッタの位置を開口部を開放する位置に移動させることになるので、開口部を利用した不正な行為を防止することができる。
また、前記扉側シャッタは、前記回収用扉の背面から突出する操作片を有し、前記補助受容箱は、前記排出口を遮蔽する箱側シャッタと、該箱側シャッタを前記排出口を遮蔽する方向に付勢する付勢手段とを有し、前記箱側シャッタは、該補助受容箱を引き出したときに前記開口部を開放する位置に保持された前記扉側シャッタの操作片に当接されることで、前記補助受容箱に対する該箱側シャッタの相対位置を変化させて前記排出口を開放する突出片を備えているから、例えばメダルの回収作業の際には、扉側シャッタを、開口部を露呈する位置に保持した後に補助受容箱を引き出すだけで、補助受容箱の底面に設けられた排出口が開放されることになる。これにより、排出口から排出されるメダルが自動的に回収用扉に設けられた開口部を介して落下することになるから、遊技媒体の回収作業を容易にすることができる。
また、前記補助受容箱は、その下面から突出して該補助受容箱を支持する支持片を複数備えており、前記支持片は、前記補助受容箱の下面に対する支持片の突出量が前記突出片の突出量よりも長くなるように設けられているから、例えば支持片が無い場合には補助受容箱の引き出し作業をスムーズに行わせるために補助受容箱の下面から突出した突出片に合わせて筐体の内壁面を形成する、つまり、突出片が挿入される溝部を設ける必要があるが、補助受容皿の下面に支持片を設けることで、補助受容箱の引き出し作業をスムーズに行わせることができるとともに、筐体の内壁面の形状を補助受容皿に合わせて構成する必要がなくなる。
図1に示すように、スロットマシン10は、収納箱11と、この収納箱11の前面に設けられた前面扉12とからなる筐体13の内部に、後述する第1リール25,第2リール26,第3リール27,ホッパー装置103(図6参照)や電源装置102(図6参照)等が配設された構成となっている。前面扉12は、上部扉14と下部扉15との2枚の扉から構成される。上部扉14には、その中央に装飾パネル20が設けられ、この装飾パネル20の略中央に表示窓21が設けられている。この表示窓21の奥には第1リール25,第2リール26,第3リール27が配設されている。周知のように、第1リール25、第2リール26、第3リール27の外周面には、例えば複数種類の図柄が複数個配列される。第1リール25,第2リール26,第3リール27がそれぞれ停止すると、第1リール25,第2リール26,第3リール27に配列された図柄が、1リール当たり3個、表示窓21を介して表示される。これにより、表示窓21を通して表示される図柄は計9個となり、第1リール25、第2リール26、第3リール27の図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横3本斜め2本の計5本が設定される。
表示窓21の下方には、表示装置28が設けられている。この表示装置28は、例えば通常モードの遊技よりも、入賞が得やすくなるBB(ビックボーナス)モードや、RB(レギュラーボーナス)モードにおける遊技数の表示を行う他に、エラーが発生した場合にエラー表示などが行われる。
下部扉15の上部には、操作パネル35が設けられている。この操作パネル35には、遊技の開始時に操作されているMAXベットボタン36が設けられている。MAXベットボタン36は、クレジットされたメダルのうち、使用枚数である3枚のメダルを投入する際に押圧操作される。なお、投入されたメダルとは、メダル投入口43から直接メダルを投入するほかに、クレジットされたメダルを含む。
操作パネル35には、ペイアウトボタン37、スタートレバー38、第1ストップボタン40、第2ストップボタン41、第3ストップボタン42などが設けられている。ペイアウトボタン37は、クレジットされたメダルを払い出す際に押圧操作されるボタンである。スタートレバー38は、遊技を実行する際に操作される。
第1ストップボタン40は、回転する第1リール25を停止させる際に押圧操作されるボタンである。同様にして、第2ストップボタン41、第3ストップボタン42は、回転する第2リール26、第3リール27をそれぞれ停止させる際に押圧操作されるボタンである。
下部扉15であって、操作パネル35の側部には、遊技を行う際にメダルを投入するためのメダル投入口43が設けられている。メダル投入口43の奥にはセレクタ(図示せず)が組み込まれ、不適正なメダルはメダル払出口44を介してメダル受け皿45に排出される。また、セレクタは、例えば遊技の途中や各種の操作ボタンが押されたままの状態で投入された等の不適切なタイミングでメダルの投入が行われたときに、投入されたメダルをメダル受け皿45に排出する。なお、遊技の開始に先立って投入できるメダルの枚数は1〜3枚に限られているため、クレジット機能を用いていないときには、投入された1〜3枚目までのメダルは、自動的に投入され、4枚目以降に投入されたメダルはメダル受け皿45に排出される。
一方、クレジット機能がオン状態のときには4枚目以降に投入されたメダルは、セレクタに設けられたメダルセンサ(図示省略)で検知された後、例えば50枚を限度にスロットマシン10の内部に貯留される。なお、メダルがクレジットされているときに、メダル投入口43からメダルを投入した場合には、投入された1〜3枚目までのメダルが自動的に投入され、4枚目以降に投入されたメダルがクレジットされる。なお、クレジットされたメダルがある場合には、前述したMAXベットボタン36の操作によりメダルの投入操作が行われ、その投入枚数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、遊技の結果、入賞が得られたときには配当となるメダルもクレジットされ、ペイアウトボタン37を操作したときにクレジットされているメダルがメダル受け皿45に払い出される。
図2に示すように、下部扉15であって、操作パネル35とメダル受け皿45との間には、スロットマシン10のイメージとなる図柄や文字等のデザインが施された装飾パネル50が配置される。この装飾パネル50とメダル受け皿45との側部となる箇所には開口51が設けられている。この開口51は、後述するキャッシュボックス(補助受容箱)104を引き出す際にキャッシュボックス104が挿通される引き出し口(以下、引き出し口51)となる。この引き出し口51は回収扉55によって被覆されている。
回収扉(回収用扉)55は、キャッシュボックス104に受容されたメダルを回収する際に回動される。この回収扉55は、ヒンジ56を介して下部扉15に組み付けられている。ヒンジ56は、パネル57,58を備えている。これらパネル57,58は、その短手方向の一端に、且つ長手方向に沿って筒部57a,58aが複数同一間隔を空けて設けられており、パネル58に設けられる筒部58aがパネル57に設けられた筒部57aと筒部57aとの間に挿入された状態で、このヒンジ56の回動軸となるピン59が各パネルの筒部に挿入される。なお、これらパネル57,58のうち、パネル57は、回収扉55の下面55dに組み付けられ、パネル58は取り出し口51の内壁面51aに組み付けられる。このようにヒンジ56が組み付けられることで、回収扉55は、ヒンジ56のピン59を回動軸として、回収扉55は、その下端縁を中心にして回動する。この回動によって回収扉55は、引き出し口51を被覆する位置(図1参照)と引き出し口51を露呈する位置(図2参照)との間で回動する。以下では、回収扉55が引き出し口51を被覆する位置を、閉じ位置と称する。
図1及び図2においては図の煩雑さを解消するために図示は省略しているが、回収扉55の下面55dにはストッパ146が設けられており、回収扉55が90°回動したときにストッパ146が収納箱11の下面に当接され回収扉55の回動が停止される(図10参照)。このストッパ146によって回収扉55が90°回動された状態で停止されると、回収扉55の背面55bと収納箱11の内壁面11cとが略同一平面となる。なお、本実施形態では、ストッパ146を用いて回収扉55の回動を停止させているが、この他に、例えばリンク機構などを用いて回収扉55が90°回動したときに、その回動を停止させるようにすることも可能である。
この回収扉55は施錠装置(図示せず)を備えており、回収扉55が閉じ位置にある場合に施錠装置による施錠を行うことで、回収扉55が閉じ位置で保持される。なお、符号59は鍵穴であり、この鍵穴59に鍵を挿入し回転させることで、施錠装置による施錠、及び解錠を行うことができる。
この回収扉55は、略直方体形状から構成され、その前面55aがスロットマシン10の外観の一部となる意匠面(以下、意匠面55a)となる。この意匠面55aの上部には、回収扉55を回動させる際に掴まれる把手部60(図1参照)を備えている。この意匠面55aの略中央であって、意匠面55aから、該意匠面55aとは反対側となる背面(裏面)55bにかけて断面が正方形となる開口部61が設けられている。この開口部61は、後述するキャッシュボックス104に受容されたメダルを回収箱に回収する際に使用される。
図3に示すように、回収扉55の背面55bには、カバー収納部65とシャッタ収納部66とが、回収扉55の背面55bから意匠面55aに向けて、カバー収納部65、シャッタ収納部66の順で設けられる。このカバー収納部65には、カバー70が収納される。このカバー収納部65の底面65aにはネジ穴68が複数設けられている。このネジ穴68は、カバー収納部65の底面65aの短手方向の両端部に、且つ長手方向に沿って設けられている。
シャッタ収納部66は、後述する扉側シャッタ80が収納される空間である。このシャッタ収納部66は、略方形状の空間となるように構成され、その短手方向の長さが開口部61の一辺よりも長く、カバー収納部65の短手方向の長さよりも短くなるように構成されている。また、シャッタ収納部66の長手方向の長さは、カバー収納部65の長手方向の長さよりも短くなるように構成されている。なお、このシャッタ収納部66の長手方向の長さは、後述する扉側シャッタ80が開口部61を遮蔽する位置と、開口部61を開放する位置との間で移動できる長さから構成される。なお、符号69は、施錠装置85,86を固定する際にネジ87が螺合するネジ穴である。
カバー70は、平板形状から構成されている。このカバー70の図3中左側端縁部に開口71が設けられている。このカバー70をカバー収納部65に収納すると、開口71と開口部61とが連通する位置関係となる。また、このカバー70の短手方向の両端部には、ネジ72、或いはネジ73が挿通される挿通孔74が、その長手方向に沿って設けられている。なお、符号75は、後述する施錠装置85,86を固定する際のネジ87が螺合するネジ孔である。このカバー70をカバー収納部65に収納することで、シャッタ収納部66が被覆され、扉側シャッタ80をシャッタ収納部66に収納した状態で保持する。
扉側シャッタ80は、シャッタ本体81と、このシャッタ本体81から突出する操作片82とから構成される。シャッタ本体81は略方形状からなる平板から構成される。このシャッタ本体81の大きさは、開口部61の断面積よりも大きくなるように設けられている。操作片82は、シャッタ本体81の図3中左端縁部から上方に突出するように設けられている。この操作片82は、略方形状から構成され、その長手方向に直交する一側面82aには、後述する施錠装置85の閂、或いは施錠装置86の閂が挿入される挿入穴83が設けられている。
この扉側シャッタ80は、操作片82がシャッタ収納部66の長手方向と直交するようにシャッタ収納部66に収納される。シャッタ収納部66の長手方向は、シャッタ本体81における操作片82の長手方向と直交する方向の長さよりも長く設けられている。例えば、シャッタ本体81の先端面81aがシャッタ収納部66の側面66aに当接されると、扉側シャッタ80のシャッタ本体81によって開口部61が遮蔽される(図10参照)。一方、扉側シャッタ80が図10中Q方向に移動し、シャッタ本体81の後端面81bがシャッタ収納部66の側面66bに当接されると、開口部61が開放される(図11参照)。なお、開口部61が遮蔽される場合の扉側シャッタ80の位置を遮蔽位置、開口部61が開放される場合の扉側シャッタ80の位置を開放位置として説明する。また、扉側シャッタ80の操作片82は、カバー70の開口71に挿通される。これにより、回収扉55の背面55bから扉側シャッタ80の操作片82が突出するように組み込まれる。
図4に示すように、回収扉55の背面55bには施錠装置(保持装置)85、86がネジ87を介して組み付けられる。施錠装置85は扉側シャッタ80を遮蔽位置に保持するために、施錠装置86は扉側シャッタ80を開放位置に保持するためにそれぞれ設けられる。
図5に示すように、施錠装置85は、閂90と、この閂90を保持する保持部材91とから構成されている。閂90は円柱状から構成され、その周面から突出する操作部90aを備えている。保持部材91は、前記閂90が収納保持される略円筒状の保持部91aと、この保持部91aの両端側に設けられる固定部91b,91cとから構成される。この保持部材91の保持部91aの周面には、操作部90aの移動方向を規制するガイド溝92が設けられている。このガイド溝92は、保持部91aの長手方向に沿った溝92aと、この溝92aの両端から保持部91aの周面に沿って設けられた溝92b,92cとから構成される。
例えば、扉側シャッタ80が遮蔽位置にあるときに操作部90aがガイド溝92の溝92bに位置している場合には、閂90の先端が扉側シャッタ80の操作片82の側面82aに設けられた挿入穴83に挿入されている。これにより、扉側シャッタ80が遮蔽位置に保持される。扉側シャッタ80を開放位置へと移動させる場合には、操作部90aを溝92bに沿って図5中A方向に移動させた後、操作部90aを溝92aに沿って(図5中B方向に)移動させる。この移動により閂90が図5中B方向に移動するので、閂90の先端が挿入穴83に挿入された状態が解除される。これにより、扉側シャッタ80を遮蔽位置から開放位置まで移動させることができる。なお、操作部90aを図5中B方向に移動させた後、操作部90aを図5中C方向に、つまり溝92cの内部に移動させることで、閂90の位置を保持することが可能となる。また、施錠装置85によって扉側シャッタ80を遮蔽位置に保持する場合には、上述した動作とは逆の動作を行う。
同様にして、施錠装置86は、閂95と、この閂95を保持する保持部材96とから構成されている。閂95は円柱状から構成され、その周面から突出する操作部95aを備えている。保持部材96は、前記閂95が収納保持される略円筒状の保持部96aと、この保持部96aの両端側に設けられる固定部96b,96cとから構成される。この保持部材96の保持部96aの周面には、操作部95aの移動方向を規制するガイド溝97が設けられている。このガイド溝97は、保持部96aの中心軸方向に沿った溝97aと、この溝97aの両端から保持部96aの周面に沿って設けられた溝97b,97cとから構成される。なお、この施錠装置86における施錠及び解錠の方法は、施錠装置85と同一であるので、ここでは、その詳細を省略する。
図6に示すように、収納箱11は、前面が開口された箱形状から構成されている。この収納箱11の内部は、仕切り板100によって、上部収納部11aと下部収納部11bとに仕切られている。この上部収納部11aには、第1リール25、第2リール26、第3リール27を備えたリールユニット101が込み込まれる。一方、下部収納部11aには、電源装置102、ホッパー装置103、キャッシュボックス104などが収納される。電源装置102は、スロットマシン10に給電を行う装置である。この電源装置102の前面には、主電源となる電源スイッチ105の他に、キーシリンダ106、設定変更ボタン107、選択スイッチ108などが設けられている。なお、これらについては周知であるから、ここではその説明を省略する。
この電源装置102の下方には、ホッパー装置103が組み込まれる。このホッパー装置103は、上部にメダルを貯留する貯留部110を備えている。この貯留部110には、メダル投入口43から投入されたメダルのうち、正規のメダルと判定されたメダルが送り込まれる。この貯留部110の側面110aには、貯留部110に貯留されたメダルが一定量となる場合に、キャッシュボックス104に向けてメダルを排出する排出口111が設けられている。この排出口111を設けることで、貯留部110がメダルで満杯になることが防止される。なお、このホッパー装置103は、スロットマシン10における遊技において入賞を得た場合に駆動し、貯留部110に貯留されたメダルのうち最下層にあるメダルをホッパー装置103の前面に設けられた払い出し口112から払い出す。この払い出し口112から払い出されたメダルは、下部扉15に設けられたメダル払出口44からメダル受け皿45に払い出される。
キャッシュボックス104は、排出口111から排出されたメダルを受容するために設けられている。図7に示すように、キャッシュボックス104は、上面が開口された箱形状から構成されている。この内部の空間115が、貯留部110の側面110aに設けられた排出口111から排出されるメダルが受容される受容部(以下、受容部115)となる。なお、符号116は、キャッシュボックス104を引き出すための把手部である。
この受容部115の底面117の中央には、キャッシュボックス104の下面104aにかけて排出口118が設けられている。この排出口118は、方形状の開口から構成されている。この受容部115の底面117は、排出口118に向けて下り傾斜する傾斜面117a,117b,117c,117dから構成される。このように受容部115の底面117を傾斜面とすることで、受容されるメダルを排出口118に向けて移動させることができる。
このキャッシュボックス104の下面104aであって、その四隅には、支持片120,121,122,123が下方に向けて突設されている。これら支持片120,121,122,123は、後述する移動防止片の突出量よりも長くなるように設けられている。なお、本実施形態では、キャッシュボックス104の下面104aの四隅に支持片を設ける実施形態とするが、これに限定する必要はなく、下面の長手方向に沿った支持片を下面の短手方向の両端部に設けることも可能である。
図8に示すように、キャッシュボックス104の下面104aには、カバー収納部125とシャッタ収納部126とが、下面104aから受容部115の底面117に向けて、カバー収納部125、シャッタ収納部126の順で設けられている。カバー収納部125は、カバー135が収納される。このカバー収納部125の底面125aにはネジ穴128が複数設けられている。これらネジ穴128は、カバー収納部125の底面125aの短手方向の両端部であって、その長手方向に沿って設けられている。
シャッタ収納部126は、後述する箱側シャッタ140が収納される空間である。このシャッタ収納部126は、略方形状の空間となるように構成され、その短手方向の長さが排出口118の一辺よりも長く、カバー収納部125の短手方向の長さよりも短くなるように構成されている。また、シャッタ収納部126の長手方向の長さは、カバー収納部125の長手方向の長さよりも短くなるように構成されている。なお、このシャッタ収納部125の長手方向の長さは、後述する箱側シャッタ140が排出口118を遮蔽する位置と、排出口118を開放する位置との間で移動できる長さから構成される。
このシャッタ収納部126からキャッシュボックス104の側面104cに向けて、バネ収納部129,130が設けられている。これらバネ収納部129,130には、コイルバネの一端がそれぞれ収納される。
カバー135は、方形板状から構成されている。このカバー135の図7中右側には開口136が設けられている。なお、この開口136の位置は、カバー135をカバー収納部125に組み付けたときに排出口118の下方に開口136が位置するような位置であればよい。このカバー135の短手方向の両端部には、ネジ137が挿通される挿通孔138が、カバー135の長手方向に沿って設けられている。このカバー135をカバー収納部125に収納することで、シャッタ収納部126が被覆され、箱側シャッタ140をシャッタ収納部126に収納した状態で保持する。
箱側シャッタ140は、シャッタ本体141と、このシャッタ本体141から突出する移動防止片(突出片)142とから構成される。シャッタ本体141は方形板状から構成される。このシャッタ本体141の大きさは、排出口118の断面積よりも大きくなるように設けられている。移動防止片142は、シャッタ本体141から図7中上方に突出するように設けられている。この移動防止片142は略方形状から構成されている。この移動防止片142は、キャッシュボックス104が引き出し口51から引き出されたときに、開放位置に保持された扉側シャッタ80の操作片82と当接することで、引き出されるキャッシュボックス104と、箱側シャッタ140との相対位置を変化させる、つまり、排出口118を遮蔽する位置から箱側シャッタ140を退避させる。
この箱側シャッタ140は、移動防止片142の長手方向がシャッタ収納部126の長手方向と直交するようにシャッタ収納部126に収納される。シャッタ収納部126の長手方向は、シャッタ本体141における移動防止片142の長手方向と直交する方向の長さよりも長く設けられている。例えば、シャッタ本体141の先端面141bがシャッタ収納部126の側面126aに当接されると、箱側シャッタ140のシャッタ本体141によって排出口118が遮蔽される(図12参照)。一方、シャッタ本体141の後端面141aがシャッタ収納部126の側面126b、126c、126dにそれぞれ当接されると、排出口118が開放される。これにより、箱側シャッタ140は、排出口118を遮蔽する位置と、排出口118を開放する位置との間で移動することが可能となる。また、箱側シャッタ140の移動防止片142は、カバー135の開口136に挿通される。これにより、キャッシュボックス104の下面104aから箱側シャッタ140の移動防止片142が突出するように組み込まれる。
コイルバネ(付勢手段)144は、その一端がバネ収納部129の側面129aに、他端が箱側シャッタのシャッタ本体141の後端面141aにそれぞれ当接されることで、箱側シャッタ140を排出口118を遮蔽する位置に向けて付勢する。同様にして、コイルバネ(付勢手段)145は、その一端がバネ収納部130の側面130aに、他端が箱側シャッタ140のシャッタ本体141の後端面141aにそれぞれ当接されることで、箱側シャッタ140を排出口118を遮蔽する位置に向けて付勢する。
次に、このようにして構成されるスロットマシン15において、キャッシュボックス79に受容されたメダルを回収する手順を、図9〜図13を用いて説明する。例えばスロットマシン10のキャッシュボックス104が受容されたメダルで満杯となると、図示しないオーバーフローセンサによりオーバーフローであることが検知され、スロットマシン15がエラー状態となり、遊技の実行が中断される。これにより、遊技者は遊技場の店員を呼んで、エラー状態を解除してもらう。この場合、遊技場の店員は、回収扉55に設けられた鍵穴59に専用の鍵を差し込んで、施錠装置を解錠する。施錠装置を解錠した後、遊技場の店員は、回収扉55の前面に設けられた把手部60を掴んで手前に引っ張る。回収扉55は、その下面55dにヒンジ56のパネル57が組み付けられていることから、回収扉55はヒンジ56を中心にして、つまり回収扉55の下端縁を中心にして、図9中P方向に回動する。これにより、引き出し口51が露呈される。そして、回収扉55を図9中P方向に90°回動させると、回収扉55の下面55dに設けられたストッパ146が収納箱11の下面に当接されることで回収扉55の回動が停止される。このとき、回収扉55の背面55bと、収納箱11の内壁面11cとは同一平面上となる。
回収扉55を図9中P方向に回動させた後、遊技場の店員は、施錠装置85の解錠を行う。つまり、ガイド溝92の溝92bの内部に位置する操作部90aを掴んで、操作部90aを図5中A方向に回動させた後、操作部90aを図5中B方向へ移動させる。この移動により閂90の先端が、扉側シャッタ80の操作片82に設けられた挿入穴83に挿入された状態が解除される。そして、操作部を図5中C方向に操作部90aを回動させ、閂90を、その先端が挿入孔83の内部から退避した状態を保持させる。
この状態で、扉側シャッタ80の操作片82を掴んで、扉側シャッタ80を図10中Q方向にスライドさせる。そして、施錠装置86による扉側シャッタ80の施錠を行う。つまり、操作片95aを操作して閂95の先端を扉側シャッタ80の操作片82に設けられた挿入穴83に挿入させる。閂95の先端が挿入穴83に挿入されることで、扉側シャッタ80が開放位置に保持されることになる。なお、扉側シャッタ80が開放位置に保持されると、回収扉55の開口部61と、カバー70の開口71とが連通した状態となる(図11参照)。
その後、遊技場の店員は、引き出し口51に手を挿入し、キャッシュボックス104の把手部116を掴み、キャッシュボックス104を図11中R方向に引き出す。このとき、回収扉55の背面55b、収納箱11の内壁面11cが略同一平面上となることから、キャッシュボックス104は引っ掛かることなく、引き出し口51から回収扉55の背面55bまで引き出すことができる。
図12に示すように、キャッシュボックス104を引き出す過程で、キャッシュボックス104の下面104aから突出する箱側シャッタ140の移動防止片142が、回収扉55の背面55bから突出する扉側シャッタ80の操作片82に当接する。なお、扉側シャッタ80は開放位置に保持されているので、キャッシュボックス104が図12中R方向に引き出されると、操作片82に当接された移動防止片142の移動を防止し、移動するキャッシュボックス104との相対位置を変化させる。つまり、キャッシュボックス104は図12中R方向に引き出されるので、引き出されるキャッシュボックス104を基準にすると、扉側シャッタ140は図12中S方向に移動していることになる。このように箱側シャッタ140との相対位置が変化していき、箱側シャッタ140のシャッタ本体141の後端面141aがシャッタ収納部126の側面126b,126c,126dに当接されると、キャッシュボックス104の移動が停止される。このとき、排出口118及びカバー135の開口136が連通される(図13参照)。
図13に示すように、この状態では、排出口118、カバー135の開口136、カバー70の開口71及び回収扉55の開口部61が同一直線状に位置する、つまり、キャッシュボックス104の排出口118と回収扉55の開口部61とが連通されるので、キャッシュボックス104の受容部115に受容されたメダル150が排出口118、開口部61を介して、その下部に設けられた回収箱へと落下する。なお、受容部115の底面117は排出口118に向けて下り傾斜する傾斜面から構成されていることから、受容部115に受容されたメダル150は、メダルの自重によってそのまま落下していく。
キャッシュボックス104の受容部115に受容された全てのメダル150が回収箱に回収されると、遊技場の店員は、キャッシュボックス104を引き出し口51から収納箱11へ(図13中T方向に)押し込む。
キャッシュボックス104を引き出し口51から収納箱11の内部へと押し込む際に、キャッシュボックス104と箱側シャッタ140との相対位置が変化する。つまり、コイルバネ144,145の一端は箱側シャッタ140のシャッタ本体141の後端面141aに当接されており、その他端はバネ収納部129,130の側面129a,130aに当接されている。これにより、コイルバネ144,145は箱側シャッタ140を、排出口118を遮蔽する方向に(図12中U方向に)付勢している。これにより、キャッシュボックス104が図12中T方向に押し込まれると、コイルバネ144,145の図12中U方向への付勢力によって移動防止片142が操作片82と当接されている状態が維持され続ける。つまり、押し込まれるキャッシュボックス104を基準にすると、箱側シャッタ140が、図12中V方向へ移動していることになる。このように箱側シャッタ140とキャッシュボックス104の相対位置が変化することで、箱側シャッタ140が排出口118を遮蔽する位置へと移動する。そして、箱側シャッタ140のシャッタ本体141の先端面141bがシャッタ収納部126の側面126aに当接されることで、排出口118及びカバー135の開口136との連通が解除される(図12参照)。
さらに、キャッシュボックス104が押し込まれると、箱側シャッタ140の移動防止片142と扉側シャッタ80の操作片82との当接が解除され、キャッシュボックス104が引き出し口51を介して収納箱11に収納される。その後、遊技場の店員は、施錠装置86による扉側シャッタ80の施錠を解除して、扉側シャッタ80の操作片82を掴み、扉側シャッタ80を遮蔽位置へと(図11中W方向に)移動させる。そして、施錠装置85による施錠を行って、扉側シャッタ80を遮蔽位置に保持する。そして、回収扉55を図10中X方向に、つまり回収扉55を閉じ位置へと回動させる。これにより、引き出し口51が回収扉55によって遮蔽される。この状態で施錠装置による施錠を行い、回収扉80を閉じ状態で保持する。そして、下部扉15の解錠を行う鍵穴に解錠キーを差し込んで、解錠を行う方向とは逆に解錠キーを回転させることでリセット処理が行われ、エラー状態が解除される。このように、回収扉55を回動させた後に、キャッシュボックス104を引き出すだけで、キャッシュボックス104に受容されたメダルを回収することができるので、メダルの回収作業を容易にすることができる。また、回収扉55がスロットマシン10の下部扉15の図1中右側下部に設けられることで、遊技者が席を立つ必要がなく、遊技者の煩わしさを抑制することができる。
本実施形態では、キャッシュボックス104の下面104aから突出する移動防止片142よりも突出量が長い支持片120,121,122,123を設けることで、キャッシュボックス104の移動をスムーズに行わせるようにしているが、この他に、例えば収納箱11の内壁面11c、回収扉55の背面55bに、例えばキャッシュボックス104の移動方向を規制するための溝部を、キャッシュボックス104の下面104aに設けられる支持片120,121,122,123に合わせて設けることも可能である。これによれば、キャッシュボックスの移動方向が規制され、またキャッシュボックスの引き出し、押し込みをスムーズに、且つ容易に行うことができる。
なお、本実施形態では、上部扉及び下部扉の2枚の扉から前面扉を構成したスロットマシンの例を取り上げているが、これに限定する必要はなく、1枚の前面扉の場合であっても、本発明を用いることが可能である。また、本実施形態では、回収扉を下部扉に対して回動自在に組み付けた、つまり回収扉を下部扉の一部とした実施形態としているが、これに限定する必要はなく、回収扉と下部扉とを別個に収納箱に組み付けた形態としてもよい。
本実施形態では、スロットマシンの例を取り上げているが、これに限定する必要はなく、例えばホッパー装置の貯留部に遊技に使用する遊技媒体を貯留し、貯留された遊技媒体を用いた払い出しを行う遊技機であれば、本発明を用いることができる。
本発明のスロットマシンの外観を示す斜視図である。 スロットマシンに設けられる回収扉の近傍の構成を示す斜視図である。 回収扉の背面の構成を分解して示す斜視図である。 扉側シャッタを遮蔽位置と、開放位置とのそれぞれで保持する施錠装置の組み付け位置を示す斜視図である。 施錠装置近傍の構成を示す斜視図である。 収納箱の内部の構成を示す斜視図である。 キャッシュボックスの外観を示す斜視図である。 キャッシュボックスの下面の構成を分解して示す斜視図である。 回収扉が閉じ状態となる場合を示す説明図である。 回収扉を閉じ状態から90°回動させた状態を示す説明図である。 扉側シャッタが開放位置に保持された状態を示す説明図である。 扉側シャッタの操作片と、箱側シャッタの移動防止片とが当接された状態を示す説明図である。 キャッシュボックスに受容されたメダルを回収する状態を示す説明図である。
符号の説明
10 スロットマシン
13 筐体
55 回収扉(回収用扉)
61 開口部
80 扉側シャッタ
82 操作片
85,86 施錠装置(保持装置)
103 ホッパー装置
104 キャッシュボックス(補助受容箱)
110 貯留部
118 排出口
140 箱側シャッタ
142 移動防止片(突出片)
144,145 コイルバネ(付勢手段)
150 メダル(遊技媒体)

Claims (4)

  1. 遊技媒体を貯留する貯留部を備えたホッパー装置と、
    前記貯留部に貯留された遊技媒体が一定量以上となる場合に、前記貯留部からの遊技媒体が送り込まれる補助受容箱と、
    前記ホッパー装置及び前記補助受容箱が収納され筐体と、を備えた遊技機において、
    前記筐体は、前記補助受容箱を引き出す際に、その下端縁を中心にして回動される回収用扉を有しており、
    前記補助受容箱は、該補助受容箱の下面に、前記遊技媒体を排出する排出口を備えており、
    前記回収用扉は、前記補助受容箱を引き出したときに、該補助受容箱に設けられた排出口と連通する開口部を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記回収用扉は、前記開口部を遮蔽する位置と前記開口部を開放する位置との間で移動可能な扉側シャッタと、前記回収用扉の背面側に設けられ、前記扉側シャッタを前記開口部を遮蔽する位置及び前記開口部を開放する位置で保持する保持装置とを備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記扉側シャッタは、前記回収用扉の背面から突出する操作片を有し、
    前記補助受容箱は、前記排出口を遮蔽する箱側シャッタと、該箱側シャッタを前記排出口を遮蔽する方向に付勢する付勢手段とを有し、
    前記箱側シャッタは、該補助受容箱を引き出したときに前記開口部を開放する位置に保持された前記扉側シャッタの操作片に当接されることで、前記補助受容箱に対する該箱側シャッタの相対位置を変化させて前記排出口を開放する突出片を備えていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記補助受容箱は、その下面から突出して該補助受容箱を支持する支持片を複数備えており、
    前記支持片は、前記補助受容箱の下面に対する支持片の突出量が前記突出片の突出量よりも長くなるように設けられていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
JP2006080085A 2006-03-23 2006-03-23 遊技機 Expired - Fee Related JP4557913B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006080085A JP4557913B2 (ja) 2006-03-23 2006-03-23 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006080085A JP4557913B2 (ja) 2006-03-23 2006-03-23 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007252569A true JP2007252569A (ja) 2007-10-04
JP4557913B2 JP4557913B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=38627410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006080085A Expired - Fee Related JP4557913B2 (ja) 2006-03-23 2006-03-23 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4557913B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009101071A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Newgin Corp 遊技媒体用の貯留装置
JP2010068889A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Asahi Seiko Co Ltd メダル預かり払出装置
JP2016036556A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 株式会社ニューギン 遊技機
JP2018167074A (ja) * 2018-07-10 2018-11-01 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09173623A (ja) * 1995-12-26 1997-07-08 Sanyo Electric Co Ltd パチンコ玉計数装置
JPH10295876A (ja) * 1997-04-25 1998-11-10 Adachi Raito Kogyosho Kk コインゲーム機のコイン皿
JP2002035214A (ja) * 2000-07-21 2002-02-05 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2004097413A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Heiwa Corp スロットマシン
JP2004136003A (ja) * 2002-10-21 2004-05-13 Olympia:Kk 遊技機
JP2007252511A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Olympia:Kk 遊技機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09173623A (ja) * 1995-12-26 1997-07-08 Sanyo Electric Co Ltd パチンコ玉計数装置
JPH10295876A (ja) * 1997-04-25 1998-11-10 Adachi Raito Kogyosho Kk コインゲーム機のコイン皿
JP2002035214A (ja) * 2000-07-21 2002-02-05 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2004097413A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Heiwa Corp スロットマシン
JP2004136003A (ja) * 2002-10-21 2004-05-13 Olympia:Kk 遊技機
JP2007252511A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Olympia:Kk 遊技機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009101071A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Newgin Corp 遊技媒体用の貯留装置
JP2010068889A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Asahi Seiko Co Ltd メダル預かり払出装置
JP2016036556A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 株式会社ニューギン 遊技機
JP2018167074A (ja) * 2018-07-10 2018-11-01 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4557913B2 (ja) 2010-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4557913B2 (ja) 遊技機
JP4500512B2 (ja) 遊技機
JP4228612B2 (ja) 遊技機
JP4589260B2 (ja) 遊技機
JP4112460B2 (ja) 遊技機
JP4958270B2 (ja) 遊技機
JP4589259B2 (ja) 遊技機
JP2004033562A (ja) 遊技機
JP2003236047A (ja) 遊技機
JP2009082620A (ja) 遊技機
JP2008229243A (ja) 遊技球排出構造および遊技機
JP4425658B2 (ja) 遊技機
JP2008237827A (ja) 遊技機
JP2008000245A (ja) 遊技媒体貸出装置および遊技システム
JP3663176B2 (ja) 遊技機
JP2010063653A (ja) スロットマシンと電源装置
JP4076980B2 (ja) パチンコ機
JP3663175B2 (ja) 遊技機
JP2005323932A (ja) 遊技機及び設定選択許可装置
JP4618776B2 (ja) 弾球遊技機の入賞装置
JP2008307258A (ja) 遊技機
JP2008012025A (ja) 遊技機の回路基板収納ケース
JP2009261561A (ja) 遊技機
JP2003236125A (ja) 遊技機
JP2003199892A (ja) パチンコ遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100623

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4557913

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees