JP2003236125A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003236125A
JP2003236125A JP2002040321A JP2002040321A JP2003236125A JP 2003236125 A JP2003236125 A JP 2003236125A JP 2002040321 A JP2002040321 A JP 2002040321A JP 2002040321 A JP2002040321 A JP 2002040321A JP 2003236125 A JP2003236125 A JP 2003236125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
symbol
ball
balls
slot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002040321A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3976583B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Taniguchi
信行 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruhon Industry Co Ltd filed Critical Maruhon Industry Co Ltd
Priority to JP2002040321A priority Critical patent/JP3976583B2/ja
Publication of JP2003236125A publication Critical patent/JP2003236125A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3976583B2 publication Critical patent/JP3976583B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1台でパチンコ遊技とスロット遊技とを行い
得る遊技機を提供する。 【解決手段】 パチンコ遊技選択スイッチ16を操作す
ることでパチンコ遊技を、スロット遊技選択スイッチ1
7を操作することでスロット遊技を行うことができる。
このため、1台の遊技機でパチンコ遊技とスロット遊技
とを行い得る。ここで、スロット遊技が、遊技球の投入
によりリール62L、62C、62Rの回転を開始で
き、有効ライン上で役図柄で停止した際に賞球を払い出
すため、遊技球を用いて、パチンコ遊技のみならずスロ
ット遊技を行い得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定契機により
図柄変動装置の図柄が変動し、図柄が所定図柄の際に特
別の利益を提供する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技店には、パチンコ機の他にスロット
機が設けられることが多い。パチンコ機では、貸し出さ
れた遊技球を遊技盤に発射し、入賞に対して賞球の払い
出しが行われる。現在、始動口への入賞、始動ゲート通
過により図柄変動装置の図柄が変動し、図柄が大当たり
図柄の際に大入賞口を開放する所謂、第1種、第3種の
パチンコ機が主力となっている。一方、スロット機で
は、貸し出されたコインを投入し、スタートレバーを操
作することで図柄変動装置の図柄を変動させ、停止図柄
が役図柄の際にコインの払い出しを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】係るパチンコ機とスロ
ット機との併設の遊技店では、パチンコ遊技機が設置し
てある島と、スロット遊技機が設置してある島は、別々
に存在し、パチンコ遊技からスロット遊技へ、或いはス
ロット遊技からパチンコ遊技へ移行する場合、遊技者自
身が島自体を移動しなければならない。
【0004】また、遊技店にとっても、1つの遊技店内
に異なる2種類の遊技媒体(パチンコ球とコイン)が存在
することによって、パチンコ遊技機用の島設備自体とス
ロット遊技機用の島設備自体を必然的に分けざるを得
ず、その導入に伴う経費が嵩むばかりでなく、その維持
・管理に関わる経費も増大することとなっている。
【0005】仮に、1種類の遊技媒体でパチンコ遊技と
スロット遊技の両方を行なえるようにしようとした場
合、元来これら2つの遊技に供されていた遊技媒体の基
本的な最小単位価値(概ね、パチンコ球:4円/個、コ
イン:20円/枚)が異なるため、どちらかの遊技媒体
に統一することが困難な状況にある。
【0006】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、1台で
パチンコ遊技とスロット遊技とを行い得る遊技機を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、所定契機により図柄変動装置の
図柄が変動し、図柄が所定図柄の際に特別の利益を提供
する遊技機において、遊技盤へ発射された遊技球が始動
口へ入賞、又は、始動ゲートを通過することにより前記
図柄変動装置の図柄を変動させ、停止図柄が所定図柄の
際に大入賞口を開放させるパチンコ遊技と、始動装置の
操作により前記図柄変動装置の図柄を変動させ、停止図
柄が所定図柄の際に遊技者に特別に利益を与えるスロッ
ト遊技と、前記パチンコ遊技と前記スロット遊技とを切
り替える切替手段と、を備えることを技術的特徴とす
る。
【0008】請求項1では、切替手段を操作することで
パチンコ遊技とスロット遊技とを切り替えることができ
るため、1台の遊技機でパチンコ遊技とスロット遊技と
を行い得る。即ち、遊技者は、一台の遊技機でパチンコ
遊技とスロット遊技の両方を楽しめるので、何れかの遊
技への移行に際しても島間を移動する必要がない。
【0009】請求項2の発明は、所定契機により図柄変
動装置の図柄が変動し、図柄が所定図柄の際に特別の利
益を提供する遊技機において、遊技盤へ発射された遊技
球が始動口へ入賞、又は、始動ゲートを通過することに
より前記図柄変動装置の図柄を変動させ、停止図柄が所
定図柄の際に大入賞口を開放させるパチンコ遊技と、遊
技球の投入及び始動装置の操作により前記図柄変動装置
の図柄を変動させ、停止図柄が所定図柄の際に遊技者に
賞球を払い出すスロット遊技と、前記パチンコ遊技と前
記スロット遊技とを切り替える切替手段と、を備えるこ
とを技術的特徴とする。
【0010】請求項2では、切替手段を操作することで
パチンコ遊技とスロット遊技とを切り替えることができ
るため、1台の遊技機でパチンコ遊技とスロット遊技と
を行い得る。ここで、スロット遊技が、遊技球の投入に
より図柄変動装置の図柄変動を開始でき、停止図柄が所
定図柄の際に賞球を払い出すため、遊技球を用いて、パ
チンコ遊技のみならずスロット遊技を行い得る。即ち、
遊技者は、一台の遊技機でパチンコ遊技とスロット遊技
の両方を楽しめるので、何れかの遊技への移行に際して
も遊技店内で島間を移動する必要がない。また、遊技店
にとっても、遊技球を媒体とした島設備だけの導入で済
み、スロット機用のコインの貸出・回収の導入に伴う経
費を削減できるばかりでなく、その維持・管理に関わる
経費も大幅に削減することができる。
【0011】請求項3では、スロット遊技の際の遊技球
の投入は、複数個の投入により図柄変動装置の変動が可
能になる。このため、パチンコ機とは異なる価値の遊技
媒体(コイン)を用いて行うスロット遊技を、遊技球を
用いて行うことが可能になる。即ち、パチンコ球とコイ
ンとの最小単位価値の違いによる不具合も、遊技に応じ
て1回の遊技に供されるパチンコ球の個数を変化させる
ことにより解消可能である。
【0012】請求項4の発明は、所定契機により図柄変
動装置の図柄が変動し、図柄が所定図柄の際に特別の利
益を提供する遊技機において、遊技盤へ発射された遊技
球が始動口へ入賞、又は、始動ゲートを通過することに
より前記図柄変動装置の図柄を変動させ、停止図柄が所
定図柄の際に大入賞口を開放させるパチンコ遊技と、所
定個数の遊技球の投入及び始動装置の操作により前記図
柄変動装置の図柄を変動させ、停止図柄が所定図柄の際
に遊技者に賞球を払い出すスロット遊技と、前記パチン
コ遊技と前記スロット遊技とを切り替える切替手段と、
賞球の払い出しを受ける上皿から遊技球を発射装置へ搬
送する整流器であって、前記切替手段によりパチンコ遊
技が選択されている際には、遊技球を発射装置へ搬送
し、スロット遊技が選択されている際には、前記所定個
数の遊技球を前記遊技盤からのアウト球と同様に機外へ
流下させる整流器と、を備えることを技術的特徴とす
る。
【0013】請求項4では、切替手段を操作することで
パチンコ遊技とスロット遊技とを切り替えることができ
るため、1台の遊技機でパチンコ遊技とスロット遊技と
を行い得る。ここで、スロット遊技が、遊技球の投入に
より図柄変動装置の図柄変動を開始でき、停止図柄が所
定図柄の際に賞球を払い出すため、遊技球を用いて、パ
チンコ遊技のみならずスロット遊技を行い得る。更に、
整流器が、切替手段によりパチンコ遊技が選択されてい
る際には、遊技球を発射装置へ搬送し、スロット遊技が
選択されている際には、所定個数の遊技球を前記遊技盤
からのアウト球と同様に機外へ流下させるため、遊技球
を用いてスロット遊技が円滑に行い得る。
【0014】請求項5では、整流器は、導入口からの遊
技球の流下路を変換する流下経路変換部材の第1の姿勢
において遊技球を発射口側へ案内し、第2の姿勢におい
て排出路側へ案内する。このため、整流器が、切替手段
によりパチンコ遊技が選択されている際には、遊技球を
発射装置へ搬送し、スロット遊技が選択されている際に
は、所定個数の遊技球を遊技盤からのアウト球と同様に
機外へ排出させるため、遊技球を用いてスロット遊技が
円滑に行い得る。
【0015】請求項6では、整流器は、切替手段により
パチンコ遊技が選択されている際には、流下経路変換部
材を第1の姿勢にして、遊技球を球送り部材による阻止
位置へ案内し、球送り部材の第1の姿勢と第2の姿勢と
の変化により遊技球を1球ずつ発射装置へ送り、スロッ
ト遊技が選択されている際には、流下経路変換部材を第
2の姿勢にして、排出路へ所定個数を送った後、流下経
路変換部材を第1の姿勢に戻すことで、排出路を介して
所定個数の遊技球を遊技盤からのアウト球と同様に遊技
機外へ排出させる。このため、整流器が、切替手段によ
りパチンコ遊技が選択されている際には、遊技球を発射
装置へ搬送し、スロット遊技が選択されている際には、
所定個数の遊技球を遊技盤からのアウト球と同様に機外
へ排出させるため、遊技球を用いてスロット遊技が円滑
に行い得る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技機の実施形態
について図を参照して説明する。図1(A)は、実施形
態に係る遊技機の遊技機の平面図であり、(B)は遊技機
の正面図であり、(C)は遊技機の右側面図である。図2
は、図1(B)に示す遊技機を拡大して示す正面図であ
り、図3は、遊技機のガラス枠を開放した斜視図であ
る。
【0017】図3に示すよう遊技機10には、遊技枠1
2にガラス枠11が開閉可能に取付けられている。にガ
ラス枠11の裏面側には、上部を遊技領域に合わせて円
形に加工された遊技盤13が配置されている。ガラス枠
11の上側には、上部装飾灯14が設けられている。本
実施形態では、従来、遊技盤或いはガラス扉に装飾灯を
遊技枠12側に設けることで、遊技盤の入れ替え等によ
る無駄を省くと共に、遊技枠とその遊技枠に対して開閉
自在なガラス扉との装飾点灯に伴う結線をする必要がな
くしてある。
【0018】図2に示すようにガラス枠11の右側に
は、ガラス枠11開閉用の鍵を差し込む鍵穴15が設け
られ、鍵穴15の下側には、パチンコ遊技を選択するた
めのパチンコ選択スイッチ16と、スロット遊技を選択
するためのスロット選択スイッチ17とが設けられてい
る。ガラス枠11の最下部には、遊技球を貸し出すため
の貸球ボタン92と、プリペイドカードを返却するため
の返却ボタン94とが設けられている。
【0019】ガラス枠11の下側には、上皿パネル18
が設けられており、この上皿パネル18の左側上部に
は、賞球及び貸球が導出される上皿賞球排出口19が形
成されており、この上皿賞球排出口19の排出側には、
その上皿賞球排出口19から排出された遊技球を溜めて
おくための上皿20が取り付けられている。上皿20の
下方には、その上皿20で収容しきれなくなった賞球を
排出するための下皿賞球排出口21が形成されており、
この下皿賞球排出口21の排出側には、その下皿賞球排
出口21から排出された賞球を溜めておくための下皿2
2が設けられている。
【0020】上皿20の前面の中央には、左リール62
Lを停止させる左(left)リール停止ボタン82L、中央
リール62Cを停止させる中央(center)リール停止ボタ
ン82C、右リール62Rを停止させる右(right)リー
ル停止ボタン82Rが設けられている。また、これら各
々の停止ボタンに対応する上皿20の上面側は、各々
“L”、“C”、“R”の文字が付されている(図1
(A)参照)。これは、遊技者が停止ボタンを押し間違
えることのないようにとの配慮から、敢えて遊技者が視
認し易い上面側に描いたものである。
【0021】上皿20の前面の左側には、中央1本の横
入賞ラインを有効にするための1−BETスイッチ84
aと、中央の横入賞ラインを含む上下の3本の横入賞ラ
インを有効にするための2−BETスイッチ84bと、
3本の横入賞ライン及び2本の斜めの入賞ラインを有効
にするための3−BETスイッチ84cとが設けられて
いる。また、これら各々のBETスイッチに対応する上
皿20の上面側には、停止ボタンと同様に、図1(A)
に示すように各々“1”、“2”、“3”の文字が付さ
れている。
【0022】上記BETスイッチ84a、84b、84
cの左側には、遊技者の操作により上記リール62L、
62C、62Rを回転を開始するためのスタートレバー
86が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられてい
る。
【0023】下皿22の右方には、上皿20から供給さ
れた遊技球を遊技盤13へ発射する発射モータ(図示せ
ず)を操作するための発射ハンドル23が、回転可能に
取付けられている。また、上皿20の右方には、上皿2
0に溜められた賞球を下皿22へ抜くための上皿球抜き
レバー25がスライド可能に取付けられている。
【0024】パチンコ球技の際は、上皿20の遊技球
が、図3中に示す整流器60内を通り発射口68から発
射レール98上に1球ずつ供給され、上記発射モータに
よって駆動される発射鎚96により、遊技盤13側へ打
ち出される。一方、スロット遊技の際には、上皿20の
遊技球が、整流器60内を通り排出口66aから、設定
個数(5,10又は15球)ずつ遊技機外へ導出させる
ための回収口99側へ流下される。回収口99を流下し
た遊技球は、パチンコ遊技の際に遊技盤13へ発射され
たアウト球と同様に島設備側へ回収される。
【0025】この整流器60の構成について、断面図で
ある図6及び図7、整流器内の流下経路変換部材の斜視
図である図8を参照して説明する。図6及び図7に示す
ように整流器60は、上皿20側と連通する導入孔61
と、図3中に示す発射レール98側の弾発地点へ案内す
るための1個宛の発射口68と、上述した設定個数ずつ
遊技機外へ導出させるための回収口99に連通する排出
路66とを備え、流下経路変換ソレノイド63により駆
動される流下経路変換部材64によって、導入孔61か
らの遊技球が、発射レール98側への発射口68と、回
収口99側への排出路66とに振り分けられる。
【0026】図8に示すように、流下経路変換部材64
は、水平に延在するベース部64aと、ベース部64a
の図中右側の側面に取り付けられ垂直に延在する支持部
64bと、支持部64bに支持された“く字状”の案内
部64cとからなる。図6中に示すように、ベース部6
4aの先端部と、支持部64bの左側面と、案内部64
cの内面とで、遊技球を案内するための案内路64dを
形成している。
【0027】図6は、遊技者によりパチンコ遊技が選択
され、整流器60内で流下経路変換ソレノイド63が流
下経路変換部材64を引き入れることにより、遊技球
が、上皿20側と連通する導入孔61側から発射レール
98側へ案内する発射口68側へ送られる状態を示して
いる。導入孔61から導入された遊技球は、傾斜板62
を介して、流下経路変換部材64の案内路64dへ転動
する。図6(A)は、先に送られた遊技球が、発射レー
ル98上にあって発射を待っている状態を示している。
発射鎚96の動きに連動する球送り板65の上端部65
aにより、流下経路変換部材64の案内路64d内で、
遊技球が待機している。ここで、先に送られた遊技球が
発射鎚96により発射されると、図6(B)に示すよう
に、この動きに連動する球送り板65が先ず時計方向に
揺動し、鍵部65bに1個の遊技球を保持すると、図6
(C)に示すように反時計方向へ揺動し、鍵部65bに
保持した遊技球を発射口68へ送り込み、発射レール9
8側へ案内させる。これと同時に、球送り板65の上端
部65aにより流下経路変換部材64の案内路64d内
に次発射遊技球が待機させられる。このように、球送り
板65によって、1球ずつ発射レール98側へ案内させ
る。
【0028】図7は、遊技者によりスロット遊技が選択
され、整流器60内で流下経路変換ソレノイド63が流
下経路変換部材64を押し出すことにより、遊技球が、
上皿20側と連通する導入孔61側から設定個数ずつ遊
技機外へ導出させるための排出路66側へ案内させられ
る状態を示している。導入孔61から導入された遊技球
は、傾斜板62を通り、流下経路変換部材64の案内路
64dへ転動する。図7(A)は、球送り板65の上端
部65aにより流下経路変換部材64の案内路64dに
遊技球を待機させている状態を示している。ここで、図
3を参照して上述した1−BETスイッチ84a、2−
BETスイッチ84b、又は、3−BETスイッチ84
cが操作されると、遊技球が遊技機内に投入される。即
ち、図7(B)及び図7(C)に示すように、流下経路
変換ソレノイド63が流下経路変換部材64を押し出す
ことにより、導入孔61から導入された遊技球は、傾斜
板62及び流下経路変換部材64のベース部64aの上
を転動し、案内路64dを通って、排出路66側へ送ら
れる。排出路66の開口部には、検出スイッチ67が設
けられており、排出路66へ送られた遊技球を計数す
る。そして排出路66の排出口66aから図3に示す回
収口99を介して遊技機外へ送られる。即ち、上述した
パチンコ遊技において、遊技盤13のアウト口69から
の遊技球の排出路と同様にしてホール側に回収される。
【0029】ここで、1−BETスイッチ84aが操作
されると、5個の遊技球が検出スイッチ67で検出され
た際に、図7(A)に示すように流下経路変換ソレノイ
ド63が流下経路変換部材64を引き込み、6個目の遊
技球の排出路66側への流下を阻止する。同様に、2−
BETスイッチ84bが操作されると、10個の遊技球
が検出スイッチ67で検出された際に、図7(A)に示
すように流下経路変換ソレノイド63が流下経路変換部
材64を引き込み、11個目の遊技球の排出路66側へ
の流下を阻止する。3−BETスイッチ84cが操作さ
れると、15個の遊技球が検出スイッチ67で検出され
た際に、図7(A)に示すように流下経路変換ソレノイ
ド63が流下経路変換部材64を引き込み、16個目の
遊技球の排出路66側への流下を阻止する。
【0030】次に、実施形態に係る遊技機の遊技盤13
の構成について図4を参照して説明する。遊技盤13の
略中央にはセンターケース30が配置されている。セン
ターケース30の中央には、縦長矩形の左表示窓34
L、中央表示窓34C、右表示窓34Rが設けられて、
左表示窓34L内に左リール62Lが、中央表示窓34
C内に中央リール62Cが、右表示窓34R内に右リー
ル62Rが回転自在に横一列に設けられている。左表示
窓34L、中央表示窓34C、右表示窓34Rは、パチ
ンコ遊技の際の特別図柄表示装置34を構成する。特別
図柄表示器34には5本(水平に3本、斜めに2本)の入
賞ラインが設けられている。この特別図柄表示装置34
の上側には、パチンコ遊技の際に左、中央、右リール6
2L、62C、62Rを始動させる回数を表示する4個
のLEDからなる特別図柄記憶LED35が設けられ、
特別図柄記憶LED35の上側には、Vランプ36が設
けられている。
【0031】Vランプ36は、スロット遊技の際に、ビ
ックボーナス、レギュラーボーナスに内部当選した際に
点灯する。左表示窓34Lの左側、及び、右表示窓34
Rの右側には、1−BETランプ88a、2−BETラ
ンプ88b、3−BETランプ88cが設けられる。こ
れら1−BETランプ88a、2−BETランプ88b
及び3−BETランプ88cは、スロット遊技におい
て、1回のゲームを行うために賭けられた遊技球の数に
応じて点灯する。1−BETランプ88aは、BET数
が5球であり中央の1本の横入賞ラインが有効化された
ときに点灯する。2−BETランプ88bは、BET数
が10球であり3本の入賞ライン(中央及び上下の横入
賞ライン)が有効化されたときに点灯する。3−BET
ランプ88cは、BET数が15球で全て(5本)の入賞
ライン(中央、上下の横、斜めの入賞ライン)が有効化
されたときに点灯する。
【0032】センターケース30の下方には、特別図柄
表示装置34を作動させるための第1種始動口41が設
けられており、この第1種始動口41の下部には普通電
動役物42が設けられている。開放された普通電動役物
42は、第1種始動口41と同様に、特別図柄表示装置
34を作動開始させる機能を備えている。
【0033】第1種始動口41の下方には、当たりの発
生時に開放される扉形式の大入賞口51が開閉可能に取
り付けられており、この大入賞口51の両側には、袖普
通入賞口52,52がそれぞれ設けられている。また、
大入賞口51の内部には、特定領域(図示せず)が形成
されている。左側の普通入賞口52の左方には、3個の
LEDからなる普通図柄表示装置32が配置されてい
る。右側の普通入賞口52の右側には、普通図柄表示装
置32の始動される回数を表示する4個のLEDからな
る普通図柄記憶LED33が備えられている。
【0034】センターケース30の左右側には、普通図
柄表示装置32を作動させるための普通図柄作動ゲート
40,40が設けられている。普通電動役物42は、普
通図柄表示装置32の停止図柄が所定の当たり図柄とな
った場合に開放されるよう構成されている。遊技盤13
の下方には、入賞しなかった遊技球をアウト球として回
収するアウト口69が設けられている。
【0035】また、普通図柄表示装置32、または、普
通電動役物42の作動中に遊技球が普通図柄作動ゲート
40を通過した場合は、最初の4個までが始動記憶とな
り、普通図柄記憶LED33の点灯数でもって記憶数が
表示され、普通図柄が変動可能となると、その始動記憶
に基づいて変動が開始される。
【0036】左リール62L、中央リール62C、右リ
ール62Rを展開して図5に示す。各リールには、“RE
VENGE”の文字、“チェリー”の絵、“ベル”の絵、9
〜1の数字の12図柄が配置されている。左リール62
L及び右リール62Rと、中央リール62Cとは逆配列
とすることによって、複数の入賞ラインに同時に3つ図
柄が揃うことがないように配慮されている。そして、各
リールは、通常、図柄列が上方向から下方向へ移動する
ように回転駆動される。
【0037】パチンコ遊技において、3台のリールから
成る特別図柄表示装置34は、遊技球が第1種始動口4
1または開放した普通電動役物42に入賞した際に、1
2種類の図柄を左表示窓(左リール62L)34L、中
央表示窓(中央リール62C)34C、右表示窓(右リ
ール62R)34Rの3箇所に変動表示する。
【0038】そして、変動開始後、所定の変動固定時間
が経過すると、左表示窓34L、右表示窓34R、中央
表示窓34Cの順に変動(回転)を停止し、図柄が一
致、例えば、1,1,1で揃うことにより大当たりとな
って大入賞口51が開放される。
【0039】特別図柄表示装置34が作動中、または、
大当たり状態の時に、遊技球が第1種始動口41または
開放した普通電動役物42に入賞した場合は、最初の4
個までが始動記憶となり、特別図柄記憶LED35によ
って記憶数が表示される。そして、特別図柄が変動可能
な状態になると、その始動記憶に基づいて変動が開始さ
れるとともに、特別図柄記憶LED35が1つ消灯され
る。
【0040】次に、図2及び図4を参照し第1実施態様
の遊技機による遊技のあらましについて説明する。まず
遊技者は、遊技開始に先立ち、遊技機右側の開閉用鍵穴
15下部に設けられたパチンコ遊技選択スイッチ16、
又は、スロット遊技選択スイッチ17を押すことによ
り、パチンコ遊技かスロット遊技かを選択する。その
後、ガラス扉11の最下部中央に設けられた球貸ボタン
92を操作することによって、その操作量に見合う所定
量の遊技球を上皿20に排出させる。なお、この遊技選
択スイッチ16、17と球貸しボタン92との操作手順
は逆であっても構わない。
【0041】(パチンコ遊技が選択された場合)遊技者
がパチンコ遊技選択スイッチ“P”16を押してパチン
コ遊技を選択した場合には、パチンコ遊技選択スイッチ
内部に設けられたパチンコランプが点灯し、パチンコ遊
技が選択されていることを遊技者及び遊技場関係者に報
知する。
【0042】発射ハンドル23を回動操作することによ
り発射鎚99(図3参照)が反復運動を開始し、遊技球
を遊技盤13面に向けて所定間隔で弾発発射することと
なる。この弾発地点への遊技球の補給は、図3に示す上
皿パネル18背面側の整流器60内に設けられた球送り
板65が発射鎚99の動きに連動して動作し、図6
(A)、図6(B)、図6(C)の順に揺動することによ
り、1個宛の発射口68から発射レール98上の弾発地
点へ送り出される。
【0043】このパチンコ遊技中には、整流器60内の
流下経路変換ソレノイド63及び流下経路変換部材64
が図6(A)、図6(B)、図6(C)に示す引き込み
状態を維持し、流路が変換されることはない。
【0044】なお、後述するスロット遊技に特有の操作
器具類(BETスイッチ84a、84b、84c、スタ
ートレバー86、停止ボタン82L、82C、82R
等)の操作は、パチンコ遊技選択中には受け付けられな
い。従って、パチンコ遊技中に誤ってBETスイッチ8
4a、84b、84cを操作しても後述するように遊技
球が遊技機外に排出されることはないし、スタートレバ
ー86を操作しても後述するリールが回転することもな
い。また、リール回転中に停止ボタン82L、82C、
82Rを操作してもその操作によってリールが停止する
こともない。
【0045】〔普通図柄表示装置による遊技〕ここで
は、まず、普通図柄作動ゲート40、40への遊技球の
通過に伴うについて説明する。遊技球が普通図柄作動ゲ
ート40、40を通過すると、普通図柄表示装置32の
上ダイオード、中ダイオード、下ダイオードが順次点灯
(変動表示)する。
【0046】ここで、普通図柄表示装置32の変動表示
中、又は、普通電動役物42の開放中に、更に、遊技球
が普通図柄作動ゲート40、40を通過すると、普通図
柄記憶LED33のLEDが順次点灯し、普通図柄表示
装置32の変動が開始になる都度消されることにより記
憶個数が表示される。なお、上述した遊技球が普通図柄
作動ゲート40、40を通過してもそれが記憶されるの
は最初の4個までで、それ以上の値は保持されない。こ
の入賞が記憶されている状態においては、普通図柄表示
装置32での変動停止後、再び変動が開始される。
【0047】普通図柄表示装置32の変動開始後、変動
固定時間である28秒変動させた後、表示図柄が乱数に
よって選択された停止図柄と一致したときに変動を停止
させる。ここで、上ダイオード、又は、下ダイオードの
いずれか1個でも点灯した状態であれば、当たりとな
り、普通電動役物42が0.5秒間開放される。
【0048】〔特別図柄表示装置による遊技〕引き続
き、特別図柄表示装置34による遊技について説明す
る。遊技球が第1種始動口41又は普通電動役物42へ
入賞すると、特別図柄表示装置34は、各表示窓34
L、34C、34Rにて図5を参照して上述した左リー
ル62L、中央リール62C、右リール62Rの外周に
描かれた12図柄の変動をそれぞれ開始する。そして、
予め設定された時間が経過すると、左表示窓34Lの図
柄を停止、次に、右表示窓34Rの図柄を停止し、最後
に、中央表示窓34Cの図柄を停止する。ここで、左表
示窓34L、中央表示窓34C、右表示窓34Rの5本
の入賞ライン(水平3本、斜め2本)図柄が全て異なる
場合には、ハズレとなる。他方、いずれかの入賞ライン
で図柄が同一のときには、当たりとなる。ここで、11
1、333,555,777,999の奇数図柄(特定
大当たり図柄)で揃った際には、大当たり終了後に高確
率へ移行し、次の大当たりが短時間で発生するようにな
る。他方、222,444,666,888の偶数図柄
及び“ベル”、“チェリー”の図柄(普通大当たり図
柄)で揃った際には、高確率へは移行しない大当たりが
発生する。また、“REVENGE”の文字が揃った際には、
大当たりによる大入賞口の開放が行われないが、以降次
回の大当たりが発生するまで高確率状態となる。
【0049】大当たりが発生すると、大入賞口51を約
29.5秒開放して、遊技球の非常に入賞し易い状態を
提供する。そして、該29.5秒の経過又は開放時間内
であっても遊技球が9個入賞することにより大入賞口5
1が閉じられる。この大入賞口51の開放中に、入賞球
が特定領域(図示せず)を通過することにより大入賞口
51は再び開放される。なお、この大入賞口51の開放
回数は最高16回までである。そして、大入賞口51の
開放中に遊技機が特定領域を通過しなかった場合、もし
くは前記最高の16回の開放を繰り返した際には、大入
賞口の開放を終了する。
【0050】ここで、特別図柄表示装置34にて図柄の
変動表示を行っている最中に、更に、第1種始動口41
又は普通電動役物42へ遊技球が入賞すると、この入賞
個数が記憶され、特別図柄記憶LED35にて順次表示
される。なお、上述した遊技球が第1種始動口41に入
賞してもそれが記憶されるのは最初の4個までで、それ
以上の値は保持されない。この入賞が記憶されている状
態においては、特別図柄表示装置34での変動停止後、
再び変動が開始される。
【0051】(スロット遊技が選択された場合)遊技者
がスロット遊技選択スイッチ“S”17を押してスロッ
ト遊技を選択した場合には、スロット遊技選択スイッチ
内部に設けられたスロットランプが点灯し、スロット遊
技が選択されていることを遊技者及び遊技場関係者に報
知する。
【0052】遊技者は、先ず、上皿20の左前面に設け
られた1−BETスイッチ84a、2−BETスイッチ
84b、3−BETスイッチ84cの何れかを押するこ
とにより、賭ける遊技球の数を設定する。この1−BE
Tスイッチ84a、2−BETスイッチ84b、3−B
ETスイッチ84cの選択に応じて、左表示窓34Lの
左側及び右表示窓34Rの右側に設けられた1−BET
ランプ88a、2−BETランプ88b、3−BETラ
ンプ88cが点灯する。即ち、1−BETスイッチ84
aはBET数が5球であり、1−BETランプ88aが
1本の中央横入賞ラインが有効化されたことを示すため
に点灯する。2−BETスイッチ84bはBET数が1
0球であり、2−BETランプ88bが3本の横入賞ラ
インが有効化されたことを示すために点灯する。3−B
ETスイッチ84cはBET数が15球で、3−BET
ランプ88cが全て(5本:横3本、斜め2本)の入賞ラ
インが有効化されことを示すため点灯する。
【0053】1−BETスイッチ84aが押されると、
図7(A)を参照して上述した状態から、流下経路変換
ソレノイド63及び流下経路変換部材64が、図7
(B)を経て図7(C)の状態へと瞬時に変換され、遊
技球検出センサ67が5球を検出した時点で、瞬時に図
7(A)の状態に復帰する。従って5球の遊技球が図2
に示す整流器60内から排出口68を経て、遊技機の回
収口99へと流下し、島設備へと戻っていくこととな
る。
【0054】2−BETスイッチ84bが押されると、
図7(A)に示す状態から、流下経路変換ソレノイド6
3及び流下経路変換部材64が、図7(B)を経て図7
(C)の状態へと瞬時に変換され、遊技球検出センサ6
7が10球を検出した時点で、瞬時に図7(A)の状態
に復帰する。従って10球の遊技球が図2に示す整流器
60内から排出口68を経て、遊技機の回収口99へと
流下し、島設備へと戻っていくこととなる。
【0055】3−BETスイッチ84cを押されると、
図7(A)に示す状態から、流下経路変換ソレノイド6
3及び流下経路変換部材64が、図7(B)を経て図7
(C)の状態へと瞬時に変換され、遊技球検出センサ6
7が15球を検出した時点で、瞬時に図7(A)の状態
に復帰する。従って15球の遊技球が図2に示す整流器
60内から排出口68を経て、遊技機の回収口99へと
流下し、島設備へと戻っていくこととなる。
【0056】1−BETスイッチ84a、2−BETス
イッチ84b、3−BETスイッチ84cの操作後、遊
技者は、スタートレバー86を操作し、リール62L、
62C、62Rを回転を開始させる。そして、左リール
停止ボタン82Lを押して左リール62Lを停止させ、
中央リール停止ボタン82Cを押して中央リール62C
を停止させ、右リール停止ボタン82Rを押して右リー
ル62Rを停止させる。
【0057】なお、上述したパチンコ遊技に特有の操作
器具類(発射ハンドル23等)の操作は、スロット遊技選
択中には受け付けられない。従って、スロット遊技中に
誤って、遊技球が遊技盤面上に弾発されることはない。
【0058】このスロット遊技は、通常遊技状態である
「一般遊技状態」、多数の遊技球を獲得可能な「ビッグ
ボーナス遊技状態」、及び「レギュラーボーナス遊技状
態」に内部当選した状態である「ボーナス内部当選遊技
状態」において遊技を行うことができる。
【0059】「一般遊技状態」中において、有効化され
た入賞ライン(以下、「有効ライン」という)に沿って
“1−1−1”、“3−3−3”、“5−5−5”、
“7−7−7”、“9−9−9”の奇数が並んだとき
は、「ビッグボーナス入賞」となり、75個の遊技球が
払い出されると共に、次のゲームからの遊技状態が「ビ
ッグボーナス遊技状態」に変更される。
【0060】「一般遊技状態」中において、有効ライン
に沿って“2−2−2”、“4−4−4”、“6−6−
6”、“8−8−8”の偶数が並んだときは、「レギュ
ラーボーナス入賞」となり、75個の遊技球が払い出さ
れると共に、次のゲームからの遊技状態が「レギュラー
ボーナス遊技状態」に変更される。
【0061】「一般遊技状態」中において、有効ライン
に沿って“ベル−ベル−ベル”が並んだときは、60個
の遊技球が払い出される「ベルの小役入賞」となる。
「一般遊技状態」中において、有効ラインに沿って“チ
ェリー−チェリー−チェリー”が並んだときは、45個
の遊技球が払い出される「チェリーの小役入賞」とな
る。
【0062】「一般遊技状態」中において、有効ライン
に沿って“REVENGE”−“REVENGE”−“REVENGE”が並
んだときは、再遊技(リプレイ)が発生する。「再遊技」
入賞が発生すると、投入した遊技球の個数と同数の遊技
球が自動投入されるので、遊技者は、遊技球を消費する
ことなく遊技を行うことができる。
【0063】上記「ビッグボーナス遊技状態」は、遊技
者にとって最も有利な遊技状態で、次に述べる「レギュ
ラーボーナス遊技状態」、及び「小役」の入賞可能性が
ある「ビッグボーナス一般遊技状態」により構成され
る。本実施形態では、「ビッグボーナス遊技状態」中、
「レギュラーボーナス遊技状態」が最大3回発生し、
「ビッグボーナス一般遊技状態」中は最大30回のゲー
ムを行うことができる。
【0064】「ビッグボーナス一般遊技状態」中は、上
記「ベルの小役入賞」、「チェリーの小役入賞」のほ
か、左のリールの“ベル”または“チェリー”がいずれ
かの有効ラインの位置に停止することにより、中央の表
示窓及び右の表示窓の表示態様に関係なく、30個の遊
技球が払い出される「30球役の小役入賞」となる。
【0065】上記「レギュラーボーナス遊技状態」は、
遊技球を5個賭けることにより所定の図柄組合せ“REVE
NGE”−“REVENGE”−“REVENGE”が揃い、75個の遊
技球を獲得できるボーナスゲームに当たりやすい遊技状
態である。1回の「レギュラーボーナス遊技状態」にお
いて実行可能な最大ゲーム回数は、12回である。ま
た、この遊技状態において、可能な最大入賞回数は、8
回である。即ち、この「レギュラーボーナス遊技状態」
は、ゲーム回数が12回に達するか、または入賞回数が
8回に達した場合に終了する。ここで、一般にこのボー
ナスゲームに入賞することを役物入賞と称している。
【0066】また、「レギュラーボーナス遊技状態」
は、上述の「ビッグボーナス一般遊技状態」において、
有効ラインに沿って“REVENGE”−“REVENGE”−“REVE
NGE”が並ぶことによっても発生する。このとき、45
個の遊技球が払い出される。
【0067】ここで、「ビッグボーナス遊技状態」にお
いて最大球数の遊技球を獲得するには、3回の「レギュ
ラーボーナス遊技状態」を発生させ、更に「ビッグボー
ナス一般遊技状態」において、30ゲーム消化すること
が必要である。ただし、この「ビッグボーナス一般遊技
状態」おいて、3ゲームは「レギュラーボーナス入賞」
するために必要であるから、27ゲームを「60球役の
小役入賞(チェリーの小役入賞)」とすることにより最大
球数の遊技球を獲得可能である。なお、「ビッグボーナ
ス一般遊技状態」においても、60球役の小役に内部当
選しなければ「60球役の小役入賞」とはならない。
【0068】また、レギュラーボーナスに内部当選しな
ければ「レギュラーボーナス入賞」とはならない。ただ
し、レギュラーボーナスに内部当選しても、後述の「リ
プレイ外し」により「レギュラーボーナス入賞」となら
ないようにすることができる。この「リプレイ外し」を
行うことにより、「ビッグボーナス一般遊技状態」にお
いてより多くのゲームを行うことが可能となる。即ち、
「ビッグボーナス遊技状態」において、より多くの遊技
球を獲得することが可能となる。
【0069】本発明の遊技機においては、スタートレバ
ー86を操作する度に乱数サンプリングが行われ、入賞
役を決定するための抽選処理が行われる。この抽選処理
でビッグボーナス、レギュラーボーナス、或いは各種小
役のいずれかの入賞役に内部当選すれば、マイコンはそ
の内部当選役に応じた停止制御を行う。
【0070】即ち、入賞を達成するためには、「入賞役
を決定するための抽選処理において、いずれかの入賞役
に内部当選すること。」及び「遊技者が内部当選役に該
当する図柄を引き込める位置(タイミング)で停止ボタン
の操作を行うこと。」の2つの条件が満たされなければ
ならないということである。従って、入賞役を決定する
ための抽選処理において、いずれかの入賞役に内部当選
したとしても、上述した2つ目の条件をも満たさなけれ
ば、マイコンによる入賞判定がなされない。つまり、あ
る入賞役について内部当選があったとしても、入賞が保
証されたわけではなく、有効ライン上に内部当選役に該
当する図柄を停止させてもよいという許可を与えたに過
ぎないということである。これが、内部当選のみによっ
て大当たり判定をしているパチンコ遊技と大きく異なる
点である。
【0071】具体的には、 「入賞役を決定するための抽選処理において内部当
選、且つ入賞役に該当する図柄を引き込める位置(タイ
ミング)で停止操作した場合。」 「入賞役を決定するための抽選処理において内部当
選、且つ入賞役に該当する図柄を引き込めない位置(タ
イミング)で停止操作した場合。」 「入賞役を決定するための抽選処理において内部当選
しなかった場合で、且つ入賞役に該当する図柄を引き込
める位置(タイミング)で停止操作した場合。」 「入賞役を決定するための抽選処理において内部当選
しなかった場合で、且つ入賞役に該当する図柄を引き込
めない位置(タイミング)で停止操作した場合。」の4つ
のパターンにおいて、のように入賞役に該当する図柄
を引き込める位置で停止操作すれば入賞となるが、の
ように入賞役に該当する図柄を引き込めない位置で停止
操作すれば、内部当選していても入賞とはならない。ま
た、のように内部当選しなかった場合は、たとえ入賞
役に該当する図柄を引き込める位置で停止操作したとし
ても、有効ライン上に沿って入賞役に該当する図柄を並
ばせないようにする制御がマイコンによって行われる。
も当然に入賞することはない。
【0072】ここで、内部当選役がビッグボーナス、レ
ギュラーボーナス以外の小役等の場合は、停止許可が与
えられた1回のゲームで入賞しなかった場合は、次回の
ゲームではその内部当選は無効となり停止許可が解除さ
れる。一方、内部当選役がビッグボーナスまたはレギュ
ラーボーナスの場合は、ビッグボーナスまたはレギュラ
ーボーナスに入賞するまでの間、複数ゲームに亘って内
部当選が保持され、停止許可が継続する。
【0073】本実施形態において、上記の引き込める位
置は、最大4コマの範囲内としている。例えば、ビッグ
ボーナスに内部当選し、中央の入賞ラインに沿って“7
−7”と並んでいるとき、中央の入賞ライン上に“3”
乃至“6”のいずれかの図柄が位置したときに右のR停
止ボタン82Rを操作することにより、“7”が引き込
まれてビッグボーナス入賞となる。ここで、“7”が中
央の入賞ライン上に位置したときにR停止ボタン82R
を操作してもビッグボーナス入賞となる。
【0074】ところで、「ビッグボーナス一般遊技状態
中」は、前述のように最大30回ゲームを行うことが可
能である。本実施形態では、「ビッグボーナス一般遊技
状態中」において、前述のように“REVENGE”−“REVEN
GE”−“REVENGE”が揃うと、レギュラーボーナス入賞
となり、次のゲームから「レギュラーボーナス遊技状
態」となる。このため、遊技者はできる限り、最大ゲー
ム回数である30回を消化しようと試みる。具体的に
は、“REVENGE”−“REVENGE”−“REVENGE”が揃わな
いようなリールの操作停止、いわゆる「リプレイ外し」
を行う。
【0075】本実施形態では、「ビッグボーナス一般遊
技状態」においてレギュラーボーナスに内部当選してい
るとき、初めに右のR停止ボタン82Rに続いて、中央
のC停止ボタン82Cという順序で停止操作を行うと、
中央の有効ラインに“REVENGE”−“REVENGE”のように
図柄が並ぶこととしている。従って、左リールの“1”
が中央の入賞ライン上に位置したときに左のL停止ボタ
ン82Lを停止操作することにより「リプレイ外し」を
成功させることができる。
【0076】実施形態の遊技機では、パチンコ遊技選択
スイッチ16を操作することでパチンコ遊技を、スロッ
ト遊技選択スイッチ17を操作することでスロット遊技
を行うことができる。このため、1台の遊技機でパチン
コ遊技とスロット遊技とを行い得る。ここで、スロット
遊技が、遊技球の投入によりリール62L、62C、6
2Rの回転を開始でき、有効ライン上にて役図柄で停止
した際に賞球を払い出すため、遊技球を用いて、パチン
コ遊技のみならずスロット遊技を行い得る。即ち、遊技
者は、一台の遊技機でパチンコ遊技とスロット遊技の両
方を楽しめるので、何れかの遊技への移行に際しても遊
技店内で島間を移動する必要がない。また、遊技店にと
っても、遊技球を媒体とした島設備だけの導入で済み、
スロット機用のコインの貸出・回収の導入に伴う経費を
削減できるばかりでなく、その維持・管理に関わる経費
も大幅に削減することができる。
【0077】また、本実施形態の遊技機では、スロット
遊技の際の遊技球の投入は、複数個(5、10、15
球)の投入によりリール62L、62C、62Rの変動
が可能になる。このため、パチンコ機とは異なる価値の
遊技媒体(コイン)を用いて行うスロット遊技を、遊技
球を用いて行うことが可能になる。即ち、パチンコ球と
コインとの最小単位価値の違いによる不具合も、遊技に
応じて1回の遊技に供されるパチンコ球の個数を変化さ
せることにより解消できる。
【0078】以上、本発明を図示の実施形態について説
明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
り適宜実施できる。例えば、実施形態の形態に於いて
は、3個のリールによる変動表示手段を備えた遊技機に
関して示したが、3個のリールに代えて1つの液晶板に
よる変動表示手段とすることも好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は遊技機の平面図であり、(B)は遊技機の
正面図であり、(C)は遊技機の右側面図である。
【図2】図1(B)の遊技機を拡大して示す正面図であ
る。
【図3】遊技機のガラス枠を開放した斜視図である。
【図4】遊技盤の正面図である。
【図5】各リールの図柄配列の説明図である。
【図6】スロット遊技での遊技球流下経路の変換を示す
整流器の断面図である。
【図7】パチンコ遊技での球送りを示す整流器の断面図
である。
【図8】流下経路変換部材の斜視図である。
【符号の説明】
10 遊技機 12 遊技枠 13 遊技盤 16 パチンコ遊技選択スイッチ 17 スロット遊技選択スイッチ 30 センターケース 34 特別図柄表示装置 34L 左表示窓 34C 中央表示窓 34R 右表示窓 41 第1種始動口 51 大入賞口 60 整流器 61 導入口 62L 左リール 62C 中央リール 62R 右リール 63 流下経路変換ソレノイド 64 流下経路変換部材 65 球送り板 66 排出路 68 発射口 86 スタートレバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63F 5/04 516 A63F 5/04 516F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定契機により図柄変動装置の図柄が変
    動し、図柄が所定図柄の際に特別の利益を提供する遊技
    機において、 遊技盤へ発射された遊技球が始動口へ入賞、又は、始動
    ゲートを通過することにより前記図柄変動装置の図柄を
    変動させ、停止図柄が所定図柄の際に大入賞口を開放さ
    せるパチンコ遊技と、 始動装置の操作により前記図柄変動装置の図柄を変動さ
    せ、停止図柄が所定図柄の際に遊技者に特別に利益を与
    えるスロット遊技と、 前記パチンコ遊技と前記スロット遊技とを切り替える切
    替手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 所定契機により図柄変動装置の図柄が変
    動し、図柄が所定図柄の際に特別の利益を提供する遊技
    機において、 遊技盤へ発射された遊技球が始動口へ入賞、又は、始動
    ゲートを通過することにより前記図柄変動装置の図柄を
    変動させ、停止図柄が所定図柄の際に大入賞口を開放さ
    せるパチンコ遊技と、 遊技球の投入及び始動装置の操作により前記図柄変動装
    置の図柄を変動させ、停止図柄が所定図柄の際に遊技者
    に賞球を払い出すスロット遊技と、 前記パチンコ遊技と前記スロット遊技とを切り替える切
    替手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 前記スロット遊技の際の遊技球の投入
    は、複数個の投入により前記図柄変動装置の変動が可能
    になることを特徴とする請求項2の遊技機。
  4. 【請求項4】 所定契機により図柄変動装置の図柄が変
    動し、図柄が所定図柄の際に特別の利益を提供する遊技
    機において、 遊技盤へ発射された遊技球が始動口へ入賞、又は、始動
    ゲートを通過することにより前記図柄変動装置の図柄を
    変動させ、停止図柄が所定図柄の際に大入賞口を開放さ
    せるパチンコ遊技と、 所定個数の遊技球の投入及び始動装置の操作により前記
    図柄変動装置の図柄を変動させ、停止図柄が所定図柄の
    際に遊技者に賞球を払い出すスロット遊技と、 前記パチンコ遊技と前記スロット遊技とを切り替える切
    替手段と、 賞球の払い出しを受ける上皿から遊技球を発射装置へ搬
    送する整流器であって、前記切替手段によりパチンコ遊
    技が選択されている際には、遊技球を発射装置へ搬送
    し、スロット遊技が選択されている際には、前記所定個
    数の遊技球を前記遊技盤からのアウト球と同様に遊技機
    外へ排出させる整流器と、を備えることを特徴とする遊
    技機。
  5. 【請求項5】 前記整流器は、 賞球の払い出しを受ける上皿側からの遊技球を整流器内
    へ導入する導入口と、整流器内の遊技球の発射装置側へ
    送る発射口と、 整流器内の遊技球を遊技機外へ排出させる排出路と、 前記導入口からの遊技球の流下路を変換する流下経路変
    換部材であって、第1の姿勢において遊技球を前記発射
    口側へ案内し、第2の姿勢において前記排出路側へ案内
    する流下経路変換部材と、を備えることを特徴とする請
    求項4の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記整流器は、 賞球の払い出しを受ける上皿側からの遊技球を整流器内
    へ導入する導入口と、 整流器内の遊技球の発射装置側へ送る発射口と、 整流器内の遊技球を遊技機外へ排出させる排出路と、 前記発射口への遊技球の通過を阻止及び球送りする球送
    り部材であって、第1の姿勢で遊技球を阻止し、第2の
    姿勢で遊技球を把持し、前記第1の姿勢に復帰する際
    に、把持した遊技球を前記発射口へ送る球送り部材と、 前記導入口からの遊技球の流下路を変換する流下経路変
    換部材であって、第1の姿勢において遊技球を前記球送
    り部材による阻止位置へ案内し、第2の姿勢において前
    記排出路へ案内する流下経路変換部材と、を備え、 前記切替手段によりパチンコ遊技が選択されている際に
    は、前記流下経路変換部材を前記第1の姿勢にして、遊
    技球を前記球送り部材による阻止位置へ案内し、前記球
    送り部材の第1の姿勢と第2の姿勢との変化により遊技
    球を1球ずつ発射装置へ送り、 前記スロット遊技が選択されている際には、前記流下経
    路変換部材を前記第2の姿勢にして、前記排出路へ前記
    所定個数を送った後、前記流下経路変換部材を前記第1
    の姿勢に戻すことで、前記排出路を介して前記所定個数
    の遊技球を前記遊技盤からのアウト球と同様に遊技機外
    へ排出させることを特徴とする請求項4の遊技機。
JP2002040321A 2002-02-18 2002-02-18 遊技機 Expired - Lifetime JP3976583B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002040321A JP3976583B2 (ja) 2002-02-18 2002-02-18 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002040321A JP3976583B2 (ja) 2002-02-18 2002-02-18 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003236125A true JP2003236125A (ja) 2003-08-26
JP3976583B2 JP3976583B2 (ja) 2007-09-19

Family

ID=27781095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002040321A Expired - Lifetime JP3976583B2 (ja) 2002-02-18 2002-02-18 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3976583B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006255263A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Kita Denshi Corp パチンコ・パチスロ一体型遊技機
JP2007236698A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Heiwa Corp パチンコ機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006255263A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Kita Denshi Corp パチンコ・パチスロ一体型遊技機
JP4634835B2 (ja) * 2005-03-18 2011-02-16 株式会社北電子 パチンコ・パチスロ一体型遊技機
JP2007236698A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Heiwa Corp パチンコ機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3976583B2 (ja) 2007-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2945443B2 (ja) 弾球遊技機
JP2003260193A (ja) スロットマシン
JPH0796062A (ja) 弾球遊技機
JP2002301245A (ja) 遊技機
US6902479B1 (en) Electronic gaming machine
JP2003305173A (ja) スロットマシン
JP2010207336A (ja) スロットマシン
JP2007275320A (ja) 遊技機
JP2008000446A (ja) 遊技機
JP2004024486A (ja) 遊技機
JP2012249969A (ja) 遊技機
JP2003236125A (ja) 遊技機
JP2003339945A (ja) 遊技機
JPH01148290A (ja) 図柄式遊技機用の遊技球送出装置
JP3660433B2 (ja) 弾球遊技機
JP4071387B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2004141489A (ja) 遊技機
JP2004024676A (ja) 遊技機
JP2004057800A (ja) 遊技機
JP2004008474A (ja) 遊技機
JP2003180921A (ja) 遊技機
JP3663176B2 (ja) 遊技機
JP2010188180A (ja) 遊技機
JPH11137799A (ja) 遊技機
JP3663175B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070410

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070619

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3