JP3663176B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、始動領域を通過することで図柄が変動し、図柄が所定図柄の際に大入賞口を開放する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
第1種遊技機では、始動口に遊技球が入賞すると、所定個数(例えば5個)の賞球が払い出されると同時に、図柄表示装置の図柄が変動表示され、所定時間経過後に停止表示される。停止表示された図柄の組み合わせが大当たり図柄の場合、大当たり遊技として大入賞口の開放が所定時間行われる。ここで、図柄変動装置の図柄変動中に始動口に入賞があると、始動記憶として最大4個まで記憶され、図柄の変動停止後、該始動記憶に基づき図柄が変動される。
【0003】
大当たりにより大入賞口は、開口後、約30秒の経過、又は、10球の入賞によって閉口する。この開口から閉口までの所謂ラウンドを所定上限回数(例えば15回)まで繰り返す。ここで、大入賞口の開口中に、大入賞口内の特定領域を少なくとも1球通過することを条件に次ラウンドへ進むため、大入賞口が開口した際に遊技球の入賞が全くないと、そのラウンドで大当たりに伴う遊技が終了することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
遊技中は、通常1以上の始動記憶が常にある。ここで、遊技球を使い果たした時点でも、始動記憶が残っていることが多く、遊技者は始動記憶に基づく図柄変動、即ち、大当たりが発生しないことを確認してから遊技を終了している。このため、遊技球を使い果たした状態で、図柄が揃い大当たりが発生した場合には、発射する遊技球がないので、大入賞口に1球も入賞させることができず、次のラウンドへ移行することなく、即ち、大当たりに基づく賞球の払い出しを全く受けることなく、大当たりが終了することがあった。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、大当たり発生の際に確実に利益を享有することができる遊技機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項の発明では、上皿からの遊技球を発射装置へ供給するための整流器を備え、始動領域を通過することで図柄を変動させ、変動を停止させた図柄が所定図柄の際に大当たりを発生させ大入賞口を開放する遊技機において、
前記整流器に、予め滞留しておいた所定数の遊技球を発射装置へ貸し出すと共に貸し出し後に賞球の払い出しがあった際に前記所定数の遊技球を回収する有底筒部材と、該有底筒部材を傾動させ、滞留しておいた遊技球を発射装置側へ供給する供給部材とを備え、
大当たり発生時に最初大入賞口を開放する際に、前記供給部材によって前記有底筒部材に滞留させていた前記所定数の遊技球を前記発射装置へ供給することを技術的特徴とする。
【0011】
請求項では、大当たり発生時に最初の大入賞口を開放する際に、供給部材によって有底筒部材に滞留させておいた遊技球を発射装置へ供給する。このため、大当たりが発生した際に、遊技球が無くとも、貸し出された遊技球を大入賞口に入賞させることができるので、遊技者は、大当たり発生の際に確実に利益を享有することができる。また、遊技球を貸し出した後、貸し出しを行った有底筒部材で遊技球の回収を行うため、貸し出し数と同数の遊技球を間違いなく回収でき、遊技者に不当な利益、不利益を与えることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のパチンコ機の実施形態について図を参照して説明する。
[第1実施形態]
なお、以下の第1実施形態では、本発明のパチンコ機として、CR第1種のパチンコ機を代表に説明する。まず、第1実施形態のパチンコ機の主要構成について、本実施形態のパチンコ機を正面から見た説明図である図1を参照して説明する。
【0013】
パチンコ機10には、内枠11が開閉可能に備えられており、その内枠11には、金枠12が開閉可能に取付けられており、さらに金枠12には、ガラス枠26が開閉可能に取付けられている。ガラス枠26の裏面側には、遊技盤13が配置されている。内枠11の右側には、ガラス枠26開閉用の鍵を差し込む鍵穴15を備えた鍵穴飾り16が設けられている。
【0014】
ガラス枠26の下には、上皿パネル18が設けられており、この上皿パネル18の左側上部には、賞球及び貸球が導出される上皿賞球排出口19が形成されており、この上皿賞球排出口19の排出側には、その上皿賞球排出口19から排出された遊技球を溜めておくための上皿20が取り付けられている。上皿20の前面には、遊技球を貸し出すための貸球ボタン92と、プリペイドカードを返却するための返却ボタン94とが設けられている。上皿20の下方には、その上皿20で収容しきれなくなった賞球を排出するための下皿賞球排出口21が形成されており、この下皿賞球排出口21の排出側には、その下皿賞球排出口21から排出された賞球を溜めておくための下皿22が設けられている。
【0015】
下皿22の右方には、上皿20から供給された遊技球を遊技盤13へ発射する発射モータ(図示せず)を操作するための発射ハンドル23が、回転可能に取付けられており、その発射ハンドル23には、発射途中で発射を停止するための発射停止ボタン24が設けられている。また、上皿20の右方には、上皿20に溜められた賞球を下皿22へ抜くための上皿球抜きレバー25がスライド可能に取付けられている。
【0016】
さらに、パチンコ機の左側には、プリペイドカードユニット(球貸出機:CRサンド)27が設けられている。プリペイドカードユニット27の上部には、球貸出個数設定表示装置28が設けられている。そして、貸球ボタン92が押されると、球貸出個数設定表示装置28に設定された金額に相当する個数の遊技球が、パチンコ機内部から上皿20へ貸し出される。プリペイドカードユニット27の下部にはプリペイドカードを挿入するスリット27aが設けられている。
【0017】
次に、遊技盤13の構成について図2を参照して説明する。
遊技盤13の略中央にはセンターケース30が配置されている。センターケース30には、天入賞口31と、液晶表示で特別図柄を表示する特別図柄表示器34と、この特別図柄表示器34の始動される回数を表示する4個のLEDからなる特別図柄記憶LED35とが備えられている。
【0018】
センターケース30の下方には、特別図柄表示器34を作動させるための第1種始動口41が設けられており、この第1種始動口41の下部には普通電動役物42が設けられている。開放された普通電動役物42は、第1種始動口41と同様に、特別図柄表示器34を作動開始させる機能を備えている。
【0019】
第1種始動口41の下方には、当たりの発生時に開放される扉形式の大入賞口51が開閉可能に取り付けられており、この大入賞口51の両側には、普通入賞口52,52がそれぞれ設けられている。また、大入賞口51の内部には、特定領域(図示せず)が形成されている。左側の普通入賞口52の左側(外側)には、3個のLEDからなる普通図柄表示装置32が、右側の普通入賞口52の右側(外側)には、普通図柄表示装置32の始動される回数を表示する4個のLEDからなる普通図柄記憶LED33が配置されている。
【0020】
センターケース30の左右には、普通図柄表示装置32を作動させるための普通図柄作動ゲート40,40が設けられている。普通電動役物42は、普通図柄表示装置32の停止図柄が所定の当たり図柄となった場合に開放されるよう構成されている。遊技盤13の下方には、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口65とが設けられている。
【0021】
また、普通図柄表示装置32、または、普通電動役物42の作動中に遊技球が普通図柄作動ゲート40を通過した場合は、最初の4個までが始動記憶となり、普通図柄記憶LED33の点灯数でもって記憶数が表示され、普通図柄が変動可能となると、その始動記憶に基づいて変動が開始される。
【0022】
液晶表示装置(LCD)からなる特別図柄表示器34は、遊技球が第1種始動口41または開放した普通電動役物42に入賞した際に、0〜9の10種類の図柄を左表示領域34a、中表示領域34b、右表示領域34cの3箇所の図柄表示領域に変動表示する。
【0023】
そして、変動開始後、所定の変動固定時間が経過すると、左表示領域34a、右表示領域34c、中表示領域34bの順に変動を停止し、図柄が一致、例えば、図中に示すように1,1,1で揃うことにより大当たりとなって大入賞口51が開放される。
【0024】
特別図柄表示器34が作動中、または、大当たり状態の時に、遊技球が第1種始動口41または開放した普通電動役物42に入賞した場合は、最初の4個までが始動記憶となり、特別図柄記憶LED35によって記憶数が表示される。そして、特別図柄が変動可能な状態になると、その始動記憶に基づいて変動が開始されるとともに、特別図柄記憶LED35が1つ消灯される。
【0025】
次に、図2を参照し第1実施態様のパチンコ機による遊技のあらましについて説明する。
〔普通図柄表示装置による遊技〕
ここでは、まず、普通図柄作動ゲート40、40への遊技球の通過に伴うについて説明する。遊技球が普通図柄作動ゲート40、40を通過すると、普通図柄表示装置32の左上ダイオード、中央ダイオード、右下ダイオードが順次点灯(変動表示)する。
【0026】
ここで、普通図柄表示装置32の変動表示中、又は、普通電動役物42の開放中に、更に、遊技球が普通図柄作動ゲート40、40を通過すると、普通図柄記憶LED33のLEDが順次点灯し、普通図柄表示装置32の変動が開始になる都度消されることにより記憶個数が表示される。なお、上述した遊技球が普通図柄作動ゲート40、40を通過してもそれが記憶されるのは最初の4個までで、それ以上の値は保持されない。この入賞が記憶されている状態においては、普通図柄表示装置32での変動停止後、再び変動が開始される。
【0027】
普通図柄表示装置32の変動開始後、変動固定時間である28秒変動させた後、表示図柄が後述する乱数によって選択された停止図柄と一致したときに変動を停止させる。ここで、左上ダイオード、又は、右下ダイオードのいずれか1個でも点灯した状態であれば、当たりとなり、普通電動役物42が0.5秒間開放される。
【0028】
〔特別図柄表示器による遊技〕
引き続き、特別図柄表示器34による遊技について説明する。
遊技球が第1種始動口41又は普通電動役物42へ入賞すると、特別図柄表示器34は、各表示領域34a、34b、34cにて0〜9の図柄の変動をそれぞれ開始する。そして、予め設定された時間が経過すると、左表示領域34aの図柄を停止、次に、右表示領域34cの図柄を停止し、最後に、中表示領域34bの図柄を停止する。ここで、左表示領域34a、中表示領域34b、右表示領域34cの図柄が異なる場合には、ハズレとなる。他方、図2中に示すように図柄が同一のときには、大当たりとなる。
【0029】
大当たりが発生すると、大入賞口51を約29.5秒開放して、遊技球の非常に入賞し易い状態を提供する。そして、該29.5秒の経過又は開放時間内であっても遊技球が9個入賞することにより大入賞口51が閉じられる。この大入賞口51の開放中に、入賞球が特定領域(図示せず)を通過することにより大入賞口51は再び開放される。なお、この大入賞口51の開放回数は最高16回までである。
【0030】
そして、大入賞口51の開放中に遊技機が特定領域を通過しなかった場合、もしくは前記最高の16回の開放を繰り返した際には、大入賞口の開放を終了する。本実施形態では、大入賞口51に数個の入賞があれば、入賞した遊技球の内のいずれかが特定領域を通過するように設定されている。従って、大入賞口51が最初に開放された際に、少なくとも1球の入賞があり、かつ、大入賞口の開放中に遊技球の発射が途絶えない限り、ほぼ確実に上限の16回まで大入賞口の開放が繰り返されるように設定されている。
【0031】
ここで、特別図柄表示器34にて0〜9の図柄の変動表示を行っている最中に、更に、第1種始動口41又は普通電動役物42へ遊技球が入賞すると、この入賞個数が記憶され、特別図柄記憶LED35にて順次表示される。なお、上述した遊技球が第1種始動口41に入賞してもそれが記憶されるのは最初の4個までで、それ以上の値は保持されない。この入賞が記憶されている状態においては、特別図柄表示器34での変動停止後、再び変動が開始される。
【0032】
本実施形態のパチンコ機では、大当たりが発生し最初に大入賞口51が開放した際に、発射する遊技球が存在しているかを判断し、遊技球がない場合には貸し出しを行う。この貸し出し機構について、図3及び図4を参照して説明する。
【0033】
図3は、図2中に示す上皿パネル18の裏面側を示す図である。上皿パネル18の裏面には、上皿20(図2参照)を介して供給された遊技球を発射装置(図示せず)へ供給するための整流器70が配置される。この整流器70には、図2を参照して上述した上皿20を介しての遊技球の供給路(以下通常の供給路)の他に、賞球の供給口である上皿賞球排出口19から該整流器70へ上皿20を介することなく供給するための裏面通路80が設けられている。この裏面通路80には、例えば17個の遊技球が保持され、大当たりが発生した際に、上皿側からの遊技球の供給が無い場合には、該裏面通路(貸出用供給路)80に保持された遊技球が整流器70へ供給される。該整流器70と裏面通路80との間には、遊技球の流れを上皿20側と裏面通路80とで切り替えるための通路切替部材84が設けられ、該通路切替部材84は、ソレノイド82により駆動されるようになっている。
【0034】
図4は、通路切替部材84による上皿20側と裏面通路80側との遊技球の供給路の切り替えを示す説明図である。図4(A)は、上皿側から遊技球が供給されている状態を示している。整流器70には、上皿20側からの遊技球を受け入れるための通孔72と、内部で遊技球を検出するための球検出器74とが備えられている。図4(A)に示すように、常には、ソレノイド82がロッド82aを押し出し、リンク機構84aを介して通路切替部材84が下方位置にあって、裏面通路80側からの遊技球を阻止し、上皿20側からの遊技球が、通孔72を介して整流器70内へ供給されるようにしている。
【0035】
図4(B)は、整流器70内に遊技球が無くなった状態を示している。図4(C)は、裏面通路80側から整流器70へ遊技球が供給される状態を示している。後述するように、大当たりが発生した際に、図4(B)に示すように、整流器70内に遊技球が無い場合には、図4(C)に示すように、ソレノイド82のロッド82aが引き込まれ、リンク機構84aを介して通路切替部材84が上方へ移動され、裏面通路80側から整流器70側へ遊技球が供給(貸し出され)るようになる。
【0036】
この第1実施形態のパチンコ機による上記遊技球の貸出処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。
パチンコ機の主制御基板(図示せず)は、特別図柄表示装置22の停止図柄が同じ数字図柄になって大当たりとなり、大入賞口50を最初に開口する際に(S12:Yes)、整流器70の球検出器74により遊技球Tが検出できるか否かを判断する(S14)。ここで、遊技球が有る場合には(S14:Yes)、処理を終了する。他方、図4(B)に示すように遊技球が無い場合には(S14:No)、図4(C)に示すようにソレノイド82を操作して通路切替部材84を上位置へ移動させ(S16)、裏面通路80に保持された17個の遊技球を整流器70側に貸し出し、図示しない発射装置を介して遊技球を遊技盤13(図2参照)へ打ち出させる。これにより、開口中の大入賞口15へ入賞させ、賞球の払い出しを行わせる。このため、例え、大当たり発生の際に発射する遊技球が無い場合にも、第2ラウンドへ移行することができ、大当たり発生の際に確実に利益を享有することができる。
【0037】
そして、所定時間(例えば、大入賞口の開放時間である29.5秒+賞球払い出しに掛かる時間5秒=34.5秒)が経過すると(S18:Yes)、整流器70の球検出器74で遊技球が検出できるか否を判断し(S20)、検出できた際、即ち、貸し出した17球によって大入賞口への入賞が有り、賞球の払い出しを受けている際には(S20:Yes)、図4(A)に示すように、ソレノイド82を動作させ通路切替部材84を下位置へ移動させ(S24)、裏面通路80側からの遊技球の整流器70内への流入を阻止し、上皿20側から通孔72を介して送られる遊技球を整流器70内へ導入させる。ここで、図3に示すように、大入賞口への入賞に対する賞球が払い出される際には、上皿賞球排出口19側から先ず、裏面通路80側へ遊技球が流れ込んでいるため、路切替部材84を下位置へ移動させ、裏面通路80側からの遊技球を阻止させた時点で、貸し出し数(17個)と同数の遊技球を回収することができる。
【0038】
なお、上述したS20にて遊技球が検出できない場合(S20:No)、即ち、遊技球の貸し出しを受けても、遊技者が大入賞口へ入賞させることができなかった場合には、図示しないリセットボタンの操作に待機する(S22)。即ち、大当たりが発生しても万一利益を享有することができなかった場合に、次の遊技者の遊技球から貸し出し球を回収することがないように、上記S16にて、通路切替部材84を上位置へ移動した状態を維持する。ここで、大当たりが発生しても賞球の払い出しが無かった場合には、ホールの管理用コンピュータへ信号が送られる。これに対応して、係員が当該遊技機へ駆けつけ、リセットボタンを操作する(S22:Yes)。これにより、パチンコ機は、通路切替部材84の位置を下側へ復帰させる(S24)。
【0039】
第1実施形態のパチンコ機では、大当たり発生時に最初の大入賞口を開放する際に、発射する遊技球が無い場合に、通路切替部材84により切り替えて、貸出用の裏面通路80の遊技球を発射装置へ供給する。このため、大当たりが発生した際に、遊技球が無くとも、貸し出された遊技球を大入賞口に入賞させることができるので、遊技者は、大当たり発生の際に確実に利益を享有することができる。また、遊技球を貸し出した後、貸し出しを行った貸出用の裏面通路80で遊技球の回収を行うため、貸し出し数と同数の遊技球を間違いなく回収でき、遊技者に不当な利益、不利益を与えることがない。
【0040】
[第2実施形態]
図5、図6を参照して第2実施形態に係るパチンコ機について説明する。
上述した第1実施形態では、上皿パネル18の裏面に貸し出し用の裏面通路80を設けた。これに対して、第2実施形態では、整流器70内に、貸し出し用の遊技球を保持するための供給路78Bを設けている。また、第1実施形態では、遊技球が無い場合にのみ貸し出しを行ったが、第2実施形態では、遊技球の有無に関わらず貸し出しを行う。
【0041】
図5(A)は、第2実施形態の整流器70を示している。図5(B)、図5(C)及び図5(D)は、図5(A)に示す整流器70内の遊技球の通路78を上側から見た図である。ここで、図5(B)は、通常の状態を示し、図5(C)は、遊技球が無い場合に、貸し出しを行っている状態を示し、図5(D)は、遊技球が有る場合に、貸し出しを行っている状態を示している。通路78は、仕切板78cで通常の供給路78Aと貸し出し用の供給路78Bとに区画されている。そして、ソレノイド76により駆動される切替部材76bにより、通常の供給路78Aと貸し出し用の供給路78Bとに遊技球の通路が切り替えられる。即ち、図6(A)に示すように、ソレノイド76のロッド76aが押し出されている状態で、仕切板78cと、切替部材76bとが直線状になり、図5(B)に示すように該切替部材76bにより、貸し出し用の供給路78Bからの遊技球の供給が阻止され、通常の供給路78Aからの遊技球が発射装置(図示せず)側へ供給される。一方、大入賞口が開放された際に、図6(B)に示すように、ソレノイド76がロッド76aを引き込み、切替部材76bが仕切板78cに対して直角になる。これにより、遊技球が無い場合には、図5(C)に示すように、貸し出し用の供給路78Bからの例えば4個の遊技球が発射装置78Bへ供給される。一方、遊技球が有る場合には、図5(D)に示すように、通常の供給路78A側に2個の遊技球が滞留し、貸し出し用の供給路78B側から4個の遊技球が供給されるため、暫定的に2個の遊技機が貸し出される。
【0042】
この第2実施形態のパチンコ機による上記遊技球の貸出処理について、図10のフローチャートを参照して説明する。
パチンコ機の主制御基板(図示せず)は、特別図柄表示装置22の停止図柄が同じ数字図柄になって大当たりとなり、大入賞口50を最初に開口する際に(S12:Yes)、図5(C)に示すようにソレノイド76を操作して切替部材76aを仕切板78cに対して直角になるよう移動させる(S16)。これにより、遊技球が有る場合には、上皿20から供給される遊技球が貸し出し用の供給路78B側を通って発射装置側へ供給されるようになる。他方、遊技球が無い場合には、供給路78Bに保持されていた4個の遊技球を貸し出し、図示しない発射装置を介して遊技球を遊技盤13(図2参照)へ打ち出させる。これにより、開口中の大入賞口15へ入賞させ、賞球の払い出しを行わせる。このため、例え、大当たり発生の際に発射する遊技球が無い場合にも、第2ラウンドへ移行することができ、大当たり発生の際に確実に利益を享有することができる。
【0043】
そして、所定時間(例えば、大入賞口の開放時間である29.5秒+賞球払い出しに掛かる時間5秒=34.5秒)が経過(あるいは大入賞口の閉口)すると(S18:Yes)、図5(B)に示すように、ソレノイド76を動作させ仕切板78cと切替部材76bとを直線状にする(S24)。図5(B)に示すように該切替部材76bにより貸し出し用の供給路78Bからの遊技球の供給が阻止され、通常の供給路78A側からの遊技球が発射装置(図示せず)側へ供給される。ここで、大入賞口への入賞に対する賞球が払い出される際には、貸し出し用の供給路78Bからの遊技球の供給が阻止された時点で、上皿20からの通孔72を介して流れ込んだ4個の遊技球が貸し出し用の供給路78Bへ滞留し、貸し出し数(4個又は2個)と同数の遊技球を回収することができる。
【0044】
第2実施形態では、遊技球の有無に関わらず遊技球の貸し出しを行うため、第1実施形態と比較して制御が簡易になり、信頼性を高めることができる。なお、第2実施形態の構成においても、第1実施形態と同様に遊技球の有無を判断し、遊技球が無い場合のみ貸し出しを行うことも可能である。
【0045】
第2実施形態のパチンコ機では、大当たり発生時に最初の大入賞口を開放する際に、切替部材76bにより切り替えて、貸出用の供給路78Bの遊技球を発射装置へ供給する。このため、大当たりが発生した際に、遊技球が無くとも、貸し出された遊技球を大入賞口に入賞させることができるので、遊技者は、大当たり発生の際に確実に利益を享有することができる。また、遊技球を貸し出した後、貸し出しを行った貸出用の供給路78Bで遊技球の回収を行うため、貸し出し数と同数の遊技球を間違いなく回収でき、遊技者に不当な利益、不利益を与えることがない。
【0046】
[第3実施形態]
図7、図8を参照して第3実施形態に係るパチンコ機について説明する。
上述した第1実施形態では、上皿パネル18の裏面に貸し出し用の裏面通路80を設けた。これに対して、第3実施形態では、整流器70に、貸し出し用の遊技球を滞留させる遊技球滞留部86を設けている。
【0047】
図7(A)は、第3実施形態のパチンコ機において上皿側から遊技球が供給されている状態を示し、図7(B)は、整流器70内に遊技球が無くなった状態を示し、図7(C)は、遊技球滞留部86側から整流器70へ遊技球が供給される状態を示している。通常の状態で、図7(A)及び図7(A)中の遊技球滞留部86を駆動するソレノイド88の状態を示す図8(A)の様に、上皿側から供給される遊技球は、通孔72を介して整流器70内へ送られる。ここで、大入賞口が開放された際に、図8(B)に示すように、ソレノイド88がロッド88aを引き込み、リンク部材88bを介して、遊技球滞留部86を反時計方向へ回動させる。これにより、図7(C)に示すように、遊技球滞留部86からの例えば4個の遊技球が発射装置78Bへ供給される。この第3実施形態のパチンコ機の貸し出し、及び、遊技球の回収処理は、上述した第1実施形態、または、第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0048】
第3実施形態のパチンコ機では、大当たり発生時に最初の大入賞口を開放する際に、ソレノイド(供給部材)88によって技球滞留部86に滞留させておいた遊技球を発射装置へ供給する。このため、大当たりが発生した際に、遊技球が無くとも、貸し出された遊技球を大入賞口に入賞させることができるので、遊技者は、大当たり発生の際に確実に利益を享有することができる。また、遊技球を貸し出した後、貸し出しを行った遊技球滞留部86で遊技球の回収を行うため、貸し出し数と同数の遊技球を間違いなく回収でき、遊技者に不当な利益、不利益を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るパチンコ機の正面図である。
【図2】図1に示すパチンコ機の遊技領域の正面図である。
【図3】上皿パネルの裏面図である。
【図4】図4(A)は、上皿側から遊技球が供給されている状態を示す説明図であり、図4(B)は、整流器70内に遊技球が無くなった状態を示す説明図であり、図4(C)は、裏面通路80側から整流器70へ遊技球が供給される状態を示す説明図である。
【図5】図5(A)は、第2実施形態の整流器70の説明図であり、図5(B)、図5(C)、図5(D)は、整流器70内の遊技球通路の説明図である。
【図6】図6(A)、図6(B)は、図5(A)中のソレノイドを示す斜視図である。
【図7】図7(A)は、第3実施形態のパチンコ機において上皿側から遊技球が供給されている状態を示す説明図であり、図7(B)は、整流器70内に遊技球が無くなった状態を示す説明図であり、図7(C)は、遊技球滞留部86側から整流器70へ遊技球が供給される状態を示す説明図である。
【図8】図8(A)、図8(B)は、第3実施形態の遊技球滞留部86を駆動するソレノイド88を示す斜視図である。
【図9】第1実施形態のパチンコ機の貸し出し処理を示すフローチャートである。
【図10】第2実施形態のパチンコ機の貸し出し処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 パチンコ機
12 遊技盤
18 上皿パネル
20 センターケース
22 特別図柄表示装置
28 第1種始動領域
50 大入賞口(扉)
70 整流器
76 ソレノイド
76b 切替部材
78A 通常の供給路
78B 貸し出し用の供給路
80 裏面通路
82 ソレノイド
84 通路切替部材
86 遊技球滞留部
88 ソレノイド(供給部材)

Claims (1)

  1. 上皿からの遊技球を発射装置へ供給するための整流器を備え、始動領域を通過することで図柄を変動させ、変動を停止させた図柄が所定図柄の際に大当たりを発生させ大入賞口を開放する遊技機において、
    前記整流器に、予め滞留しておいた所定数の遊技球を発射装置へ貸し出すと共に貸し出し後に賞球の払い出しがあった際に前記所定数の遊技球を回収する有底筒部材と、該有底筒部材を傾動させ、滞留しておいた遊技球を発射装置側へ供給する供給部材とを備え、
    大当たり発生時に最初大入賞口を開放する際に、前記供給部材によって前記有底筒部材に滞留させていた前記所定数の遊技球を前記発射装置へ供給することを特徴とする遊技機。
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