JP2007252557A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下扉40の開放を開閉センサ71が検知したときには、RAM83及びRAM93に遊技状態を記憶後、少なくとも遊技進行に関する電源をオフに切替え、その後に下扉40を閉鎖した場合はオフにした電源をオンに切替え、記憶した遊技状態を復帰させるとともに、スピーカ44、装飾照明部33、表示装置35及び表示部35が扉開放報知を行う。下扉40が開放の維持した状態において、電源スイッチ4Aが操作されたときは、オフにした電源をオンに切替え、記憶した遊技状態を復帰させるとともに、スピーカ44、装飾照明部33、表示装置35及び表示部35が扉開放報知とは異なる態様の復帰報知を行う。
【選択図】図4
Description
詳しくは、スロットマシンの投入口にメダルを投入した後、スタートスイッチを操作すると、複数種類の図柄が記された複数の回転リールが各々回転を開始する。この状態で、各回転リールに対応したストップスイッチを操作し、回転リールを次々に停止していき、最後の回転リールが停止したときに、回転リールに示される図柄が所定の組合せに揃っていれば入賞となる。入賞により、遊技者は、予め設定された枚数のメダルの払い出しを受けることができる。
このようなスロットマシンとしては、扉体が開放しているか否かを検出するための扉開放検知手段として、扉開閉センサが筐体あるいは扉体の一方または双方に設けられ、扉体が開放されると、扉開閉センサから、扉体が開放されたことを示す開放信号が送信されるものが知られている。
このような扉開閉センサは、遊技盤に遊技球を打ち込んで、遊技盤の所定箇所に設けられた入賞口に遊技球を入賞させるパチンコ機にも設けることができる。
パチンコ機には、表面に遊技釘が固定され、かつ遊技動作を制御するための制御装置等を含む遊技用機器が備えられ、前面に開口が設けられた筐体としての遊技盤と、前記遊技盤の前面に設けられた前記開口を開閉可能に塞ぐ扉体を備えたものが一般的である。
従って、前述の扉開放センサが扉体あるいは筐体の一方または双方に設けられ、扉体が開放されると、扉開放センサから開放信号が送信されるようにしたパチンコ機を採用すれば、制御装置を不正に操作しようとしても、外枠が開放された時点で速やかにその旨が報知されるようになり、これにより、不正行為の低減を図ることができる。
また、特にスロットマシンにおいては、当選確率が異なるように設定値が複数段階に設定されているため、扉体をわずかに開放してこの設定値を不正に変更するゴト行為がなされることがあったが、上記の方法では扉体を開放されても扉体が開放された旨を報知するだけであったので、不正な当選確率の設定変更は可能となってしまっていた。
上記課題に対し、請求項1記載の発明は、前面が開口した筐体と、前記開口を閉鎖可能な扉体と、前記筐体あるいは扉体のいずれか一方または双方に設けられ、扉体が開放されたことを検知可能な扉開放検知手段と、前記筐体に設置され、遊技を制御する制御装置と、前記制御装置に備えられ、遊技状態を記憶する記憶装置と、前記筐体に設置され、遊技機に電力を供給するとともに、電源スイッチを有する電源装置と、を備えた遊技機において、前記扉開放検知手段が前記扉体の開放を検知した場合には、前記記憶装置に前記扉体の開放前の遊技状態を記憶した後、少なくとも遊技進行に関する電源をオフに切替え、前記扉体が閉鎖されると、オフにした電源をオンに切替え、前記記憶装置に記憶した前記遊技状態が復帰するように形成するとともに、前記扉体が開放状態を維持した状態において、所定のスイッチが操作されると、オフにした電源をオンに切替え、前記記憶装置に記憶した前記遊技状態を復帰させるように形成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明に加え、前記所定のスイッチを、前記電源スイッチとしたことを特徴とする。
さらに、扉体が閉鎖されると、オフにした電源をオンに切替え、記憶装置に記憶した遊技状態が復帰するように形成するとともに、扉体の開放を維持した状態において、筐体内部の所定のスイッチが操作されると、オフにした電源をオンに切替え、記憶装置に記憶した遊技状態を復帰させるように形成した。
なお、前記所定のスイッチの位置を、例えば筐体内部の奥側にするなど、わずかに扉を開放した状態では前記所定のスイッチに手が届かないように構成すると、ゴト行為に対しての防犯効果が高い。
すなわち、扉体を開放した状態で店員が上述のような電力の供給を要しない業務行為をした後に扉体を閉鎖すれば、電源がオンに切り替わり、遊技内容が復帰するとともに扉開放報知をするので、正当な扉体の開放であったと分かる。
この場合、店員のいる遊技機において復帰報知がなされている場合には、店員による業務行為であることが分かり、店員のいない遊技機において復帰報知がなされている場合には、ゴト行為のための開放であることが一見して分かる。
また、復帰報知がなされた遊技機について、復帰報知後の入賞形態に変化があったときには、何らかのゴト行為が行われたことが想定できる。
(図面の説明)
図1〜図5は、本発明の一実施形態を示すものである。図1は、本実施形態に係る遊技機であるスロットマシンの全体を示す正面図、図2は、本実施形態に係るスロットマシンの全体を示す分解状態の斜視図、図3は、本実施形態に係るスロットマシンの制御系の概略構成を示すブロック図、図4は、本実施形態に係る扉体開放時の処理であって、扉体閉鎖時に報知が終了する場合の処理を示すフローチャート、図5は、本実施形態に係る扉体開放時の処理であって、扉体閉鎖に加えて、リセットスイッチの操作によって報知が終了する場合の処理を示すフローチャート、図6は、本実施形態に係る扉体開放時の処理であって、電源オン切替え後に各種報知を行い、リセットスイッチの操作によって報知が終了する場合の処理を示すフローチャートである。
このうち、扉体としての前扉3は、開口部11の上側を開閉可能に塞ぐ上扉30と、開口部11の下側を開閉可能に塞ぐ下扉40とに分割されたものである。
(本体キャビネット10)
本体キャビネット10は、図2の如く、底部に配置された底板12、両側に配置された一対の側板13、頂部に配置された天板14及び背側に配置された背板15を有する筐体である。
また、側板13の中板16より下側、具体的には図2中において側板13の右側であって、下扉40によって閉鎖される部分に扉開放検知手段としての開閉センサ71が設けられている。この開閉センサ71によって、下扉40の開放状態が検知されるものである。
(電源装置4)
電源装置4は、スロットマシン1の全体に電力を供給するものである。この電源装置4の前面には、スロットマシン1への電力供給をオンオフする操作を行うための電源スイッチ4Aと、当選確率の設定を変更するために操作される設定変更スイッチ4Bと、設定変更スイッチ4Bによる設定変更操作を有効なものにする設定変更鍵が差し込まれる設定変更鍵穴4Cとが設けられている。
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、図2の如く、複数種類の図柄がそれぞれの周面に記された複数の回転リール24を図示しないモータでそれぞれ回転駆動するように構成されたリールユニット22と、回転リール24の作動を制御するための制御装置である基板ユニット23と、これらリールユニット22及び基板ユニット23を支持する支持体としての枠体21とを含んで構成されたものである。
また、本体キャビネット10に設けられた両側板13の内側の面には、図2に示すように、交換ユニット2の枠体21を係止可能な固定金具6が設けられている。なお、図2には、左右の側板13のうち、左側の側板13に設けられた固定金具6のみが示されている。
交換ユニット2は、本体キャビネット10の中板16の上に載置され、この状態で固定金具6に係止されることにより、本体キャビネット10の内部に収納・固定されている。
また、交換ユニット2の枠体21には、上扉30を回動自在に支持する一対の上ヒンジ部25が設けられている。これにより、交換ユニット2は、上扉30が装着された状態で、本体キャビネット10に対して着脱することが可能となっている。
ここにおいて、両上ヒンジ部25の各々は、枠体21の図2中の左側に配置された縦方向に延びる軸組材21Aに取り付けられている。両上ヒンジ部25の各々には、上扉30を軸支するために、縦方向に延びる回動支持用の軸25Aが設けられている。
(下扉40)
下扉40は、図2の如く、本体キャビネット10の図2中の左方に配置された側板13の中板16より下側に設けられた一対の下ヒンジ部17により、一端縁側が回動自在に支持され、且つ、他端縁側が図示しない施錠機構によりロック可能となった扉体である。
ここにおいて、両下ヒンジ部17の各々は、筐体である本体キャビネット10の一方側、具体的には、図2中の左側の側板13の下側に取り付けられている。各下ヒンジ部17には、下扉40を軸支するために、縦方向に延びる回動支持用の図示しない軸が設けられている。
また、下扉40は、その上端部の奥行き寸法、換言すると、上端部の厚さが上扉30の下端部の厚さよりも大きくされ、これにより、下扉40の上端部の前面が上扉30の下端部の前面よりも前方に迫り出している。このため、下扉40の上面は、上扉30の前面から垂直方向に突出した略水平面となっている。この下扉40の上面近傍の部分が、スロットマシン1の遊技操作を行うための操作部50となっている。
操作部50には、図1の如く、図中右側から、鍵が差し込まれる鍵穴51と、遊技用メダルが投入されるメダル投入口52と、回転リール24の回転を停止させるストップスイッチ53と、貯留されているメダルから3枚のメダルを該ゲームに賭けるためのマックスベットスイッチ54と、回転リール24の回転を開始させるスタートスイッチ55と、貯留されているメダルから1枚のメダルを該ゲームに賭けるためのベットスイッチ56と、貯留されているメダルを精算するための精算スイッチ57とが設けられている。
操作部50の下方には、文字及び図の少なくとも一方若しくは双方からなる標章、例えば、スロットマシン1の機種名を鮮明に表示するための下パネル60が設けられている。この下パネル60の裏側には、下パネル60を後方から照らす図示しない照明装置が設けられている。さらに、下パネル60の下方には、払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿42が設けられている。
下扉40の裏面の下方左右の角隅近傍には、種々の音声を出力するためのスピーカ44が設けられている。
なお、スピーカ44は種々の情報を報知することができる。
(上扉30)
上扉30は、図2に示すように、前述した枠体21に設けられた一対の上ヒンジ部25により、一端縁側が回動自在に支持され、且つ、他端縁側が図示しない施錠機構によりロック可能となった扉体である。
上扉30の図柄表示窓32の上方に相当する部分には、図1及び図2の如く、当該図柄表示窓32の上方に被さるように略逆U字形に延びる装飾照明部33が設けられ、図柄表示窓32と装飾照明部33との間には、液晶表示装置等の薄型の表示装置35が設けられ、更に、図柄表示窓32の下方に相当する、上扉30には、種々の表示を行うための表示部34が設けられている。
このうち、装飾照明部33は、白熱ランプや発光ダイオード等の各種の光源を含んで構成され、入賞の告知や演出等のために光源を点灯、消灯または点滅されるものとなっている。
また、装飾照明部33、表示装置35、表示部34を用いて種々の情報を報知することができる。
(基板ユニット23)
基板ユニット23は、直方体状のケース23Aの内部に収納され、図3に示すように主基板80と副基板90とで構成される。
主基板80は、遊技の進行を制御するCPU81と、遊技の進行等のプログラムが格納されたROM82と、遊技状態を記憶する記憶装置としてのRAM83とで構成され、副基板90は、各種演出の制御をするCPU91と、演出パターン等のプログラムが格納されたROM92と、遊技状態を記憶する記憶装置としてのRAM93とで構成される。
続いて、上記構成を有するスロットマシン1について、下扉40の開放時における遊技状態の記憶を伴う電源オフ処理、記憶した遊技状態の復帰を伴う電源オン処理、ならびに扉体の開放による報知に関する制御について、図4のフローチャートに基づき説明する。
ちなみに、遊技状態とは、大当り状態等の特別遊技状態か否かについての遊技の状態、該ゲームにおける当否抽選の結果(当選フラグの有無と種類)、表示装置35で表示されている表示状態、当選確率の設定値、を含むものである。
S11でRAM83及びRAM93に遊技状態を記憶した後、S12において電源をオフに切替え、スロットマシン1の遊技進行に要する電力を遮断する。
このようにS12で遊技進行に要する電源がオフとなっても、S13において、主基板80及び副基板90は、装飾照明部33を点灯、消灯または点滅させ、表示装置35及び表示部34に扉開放がなされた旨の表示を行い、スピーカ44に扉開放報知である旨の音声を出力させる。
S12で電源をオフに切替えた後に、開閉センサ71によって下扉40が閉鎖されたことを検知しない場合は、S18で電源スイッチ4Aが操作されたかを判断し、電源スイッチ4Aが操作されたときは、S19で扉開放報知を終了させ、S20で電源をオンに切替え、遊技に要する電力の供給を再開し、S21でS11においてRAM83及びRAM93に記憶した遊技状態を復帰させる。
なお、このとき、電源スイッチ4Aが操作された旨の信号を図示しない集中端子板を介してホールコンピュータに送信してもよい。
この後に、S23において、開閉センサ71によって下扉40が閉鎖されたことを検知した場合は、S24で復帰報知を終了させる。
この場合、鍵穴51によるリセットスイッチの操作がない限り各々の報知が解除されない。また、このようにした場合には、下扉40の閉鎖によってオフにした電源がオンとなるが、下扉の閉鎖のみでは各々の報知が終了しない為、扉開放時に、装飾照明部33、表示装置35、表示部34及びスピーカ44の作動の為の電力の供給も含めてオフにすることも可能である。
S100において、開閉センサ71によって下扉40が開放されたことを検知すると、S101において、主基板80のRAM83及び副基板90のRAM93に、その時点の遊技状態を記憶する。
S101でRAM83及びRAM93に遊技状態を記憶した後、S102において電源をオフに切替え、スロットマシン1全体の電力を遮断する。
ここで、スロットマシン1全体の電力の供給が遮断された場合であっても、前述の通りスロットマシン1は図示しないバックアップ電源を備えており、RAM83及びRAM93の記憶内容を維持するための電力が供給される。
S102で電源をオフに切替えた後、S104において、開閉センサ71によって下扉40が閉鎖されたことを検知した場合は、S105で電源をオンに切替え、スロットマシン1全体の電力の供給を再開し、S106でS101においてRAM83及びRAM93に記憶した遊技状態を復帰させる。
この後、S107においてリセットスイッチ51が操作されると、S108で扉開放報知を終了させる。
S102で電源をオフに切替えた後に、開閉センサ71によって下扉40が閉鎖されたことを検知しない場合は、S109で電源スイッチ4Aが操作されたかを判断し、電源スイッチ4Aが操作されたときは、S110で扉開放報知を終了させ、S111で電源をオンに切替え、スロットマシン1全体の電力の供給を再開し、S112でS101においてRAM83及びRAM93に記憶した遊技状態を復帰させる。
この後に、S114において、開閉センサ71によって下扉40が閉鎖されたことを検知した場合は、S115においてリセットスイッチ51が操作されると、S116で復帰報知を終了させる。
なお、扉開放報知をS13にて行ったが、S13で扉開放報知をせずに、S16の遊技状態復帰の後に扉開放報知をするように構成してもよい。この場合は、S19の処理が不用となり、処理が簡略化する。
S200において、開閉センサ71によって下扉40が開放されたことを検知すると、S201において、主基板80のRAM83及び副基板90のRAM93に、その時点の遊技状態を記憶する。
S201でRAM83及びRAM93に遊技状態を記憶した後、S202において電源をオフに切替え、スロットマシン1全体の電力を遮断する。
ここで、スロットマシン1全体の電力の供給が遮断された場合であっても、前述の通りスロットマシン1は図示しないバックアップ電源を備えており、RAM83及びRAM93の記憶内容を維持するための電力が供給される。
S206において、主基板80及び副基板90は、装飾照明部33を点灯、消灯または点滅させ、表示装置35及び表示部34に扉開放がなされた旨の表示を行い、スピーカ44に扉開放報知である旨の音声を出力させる。
この後、S207においてリセットスイッチ51が操作されると、S208で扉開放報知を終了させる。
このとき、ゴト行為のために下扉40の開放がなされた可能性があるとして、主基板80及び副基板90は、装飾照明部33を扉開放報知とは異なる態様で点灯、消灯または点滅させ、表示装置35及び表示部34に復帰がなされた旨の表示を行い、スピーカ44に復帰報知である旨の音声を出力させる。これがS212である。
上記3つの実施形態においては、スロットマシン1の下扉40を開放した後、下扉40の閉鎖、あるいは電源スイッチ4Aの操作によってオフにした電源がオンとなるように構成したが、下扉40の開放を維持した状態で、電源スイッチ4Aの操作によって電源をオンにし、再度電源スイッチ4Aの操作によって電源をオフにした場合にはスロットマシン1全体の電源をオフにし、下扉40を閉鎖しても電源がオンとならないように構成すれば、営業時間後にスロットマシン1全体の電源を遮断したい場合であっても、何ら問題はない。
この場合は、マスター電源スイッチを、スロットマシン1の内部奥側に配置したり、マスター電源スイッチの操作をホールコンピュータによる操作とすれば、防犯効果が高い。
(実施の形態の効果)
以上のように構成したスロットマシンによれば、開閉センサ71によって下扉40が開放されたことを検知したとき、主基板80のRAM83及び副基板90のRAM93に遊技状態を記憶した後、少なくともスロットマシン1の遊技進行に関する電源をオフにするようにしたので、下扉40をわずかに開放し、設定変更装置を短絡させるなどして設定変更を行うなどのゴト行為を防止できる。
また、下扉40の開放を維持した状態において、電源スイッチ4Aが操作されたときは、オフにした電源をオンに切替え、RAM83及びRAM93に記憶した記憶内容を復帰させるので、店員が動作チェック等をすることも可能となる。
この場合は、扉開放報知とは異なる、下扉40の開放を維持した状態において電源スイッチ4Aが操作された旨を報知する復帰報知を行うことによって、特に店員のいないスロットマシン1においては、ゴト行為をされた可能性が高いことが分かる。
本実施形態においては、開閉センサ71を、本体キャビネット10の、下扉40で閉鎖される位置に設けたが、本体キャビネット10の、上扉30で閉鎖される位置に設けてもよく、双方に設けてもよい。
また、本体キャビネット10に限らず、上扉40と下扉30の一方または双方に設けてもよく、本体キャビネット10、上扉30及び下扉40の一部または全部に設けてもよい。
本実施形態においては、所定のスイッチを電源スイッチ4Aとしたが、電源スイッチ4Aとは別のスイッチを設けてもよい。このとき、所定のスイッチを例えば筐体内部の奥側に設置するなどすれば、扉をわずかに開放しただけでは所定のスイッチに手が届かないので、ゴト防止の効果が一層高まる。
本実施形態においては、扉開放報知及び復帰報知の解除についての加重要件として、リセットスイッチとしての鍵穴51を用いたが、リセットスイッチを別途設けてもよいし、ホールコンピュータによって解除するようにしてもよい。
例えば、扉開放報知は下扉40の閉鎖によって解除されるが、復帰報知はリセットスイッチ51の操作によらなければ解除できないように構成する、または扉開放報知はスロットマシン1に設けられたリセットスイッチによって解除できるが、復帰報知はホールコンピュータによらなければ解除できないように構成することなどが挙げられる。
本実施形態においては、扉開放報知を、装飾照明部33、表示装置35及び表示部34及びスピーカ44で行ったが、スロットマシン1が取り付けられる島設備に設けられた図示しない表示器で報知するようにしてもよい。
3 前扉(扉体) 4 電源装置
4A 電源スイッチ(所定のスイッチ) 4B 設定変更スイッチ
4C 設定変更鍵穴 5 ホッパーユニット
6 固定金具 10 本体キャビネット(筐体)
11 開口部 12 底板
13 側板 14 天板
15 背板 16 中板
17 下ヒンジ部 21 枠体
22 リールユニット 23 基板ユニット
23A ケース 24 回転リール
25 上ヒンジ部 25A 軸
30 上扉(扉体) 32 図柄表示窓
33 装飾照明部(報知手段) 34 表示部(報知手段)
35 表示装置(報知手段) 40 下扉(扉体)
43 メダルセレクタ 42 メダル受け皿
44 スピーカ(報知手段) 50 操作部
51 鍵穴(リセットスイッチ) 52 メダル投入口
53 ストップスイッチ 54 マックスベットスイッチ
55 スタートスイッチ 56 ベットスイッチ
57 清算スイッチ 60 下パネル
71 開閉センサ(扉開放検知手段) 80 主基板(制御装置)
81 CPU(主基板) 82 ROM(主基板)
83 RAM(記憶装置、主基板) 90 副基板(制御装置)
91 CPU(副基板) 92 ROM(副基板)
93 RAM(記憶装置、副基板)
Claims (3)
- 前面が開口した筐体と、
前記開口を閉鎖可能な扉体と、
前記筐体あるいは扉体のいずれか一方または双方に設けられ、扉体が開放されたことを検知可能な扉開放検知手段と、
前記筐体に設置され、遊技を制御する制御装置と、
前記制御装置に備えられ、遊技状態を記憶する記憶装置と、
前記筐体に設置され、遊技機に電力を供給するとともに、電源スイッチを有する電源装置と、
を備えた遊技機において、
前記扉開放検知手段が前記扉体の開放を検知した場合には、前記記憶装置に前記扉体の開放前の遊技状態を記憶した後、少なくとも遊技進行に関する電源をオフに切替え、
前記扉体が閉鎖されると、オフにした電源をオンに切替え、前記記憶装置に記憶した前記遊技状態が復帰するように形成するとともに、
前記扉体の開放を維持した状態において所定のスイッチが操作されると、オフにした電源をオンに切替え、前記記憶装置に記憶した前記遊技状態を復帰させるように形成したことを特徴とする遊技機。 - 前記扉開放検知手段によって前記扉体の開放を検知したときに扉開放報知をする報知手段を備え、
前記扉体の開放を維持した状態において前記所定のスイッチが操作されたときには、前記報知手段が前記扉開放報知とは異なる報知態様の復帰報知をすることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記所定のスイッチを、前記電源スイッチとしたことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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