JP2007252483A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技の止め時を顕著なものとせず、遊技者心理を巧みに突いて、より長く遊技を継続させ得る魅力を付与し、遊技の面白みを増すと共に、客滞率を向上させる。
【解決手段】高確率のまま大当たりの当選が連続し得るリミッタ回数を規定し、該リミッタ回数に達すると当選確率を高確率から通常確率に戻す制御装置を備える。制御装置は、大当たりの当選確率を通常確率から高確率に変動させる移行の契機に基づいて、リミッタ回数を抽選により決定するリミッタ回数決定手段と、大当たりの当選に基づいて、決定したリミッタ回数に達するまでのリミッタ残回数を更新するリミッタ残回数更新手段と、現時のリミッタ残回数に基づいて、該残回数を超えない範囲で選ぶ報知回数を対応する報知演出により遊技者に知らせる報知演出手段を含む。
【選択図】図10

Description

本発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、スロットマシン、回胴式遊技機等の遊技機に関し、特に、所謂確変と呼ばれる高確率遊技状態のまま、大当たり等の特別役の当選が比較的短期間に連続する所謂連荘の生じる回数に制限を設けたリミッタ機能付き遊技機に係る。
従来、例えば特許文献1に記載されているように、「3」,「5」,「7」等の特定の図柄で大当たりした場合、大当たり遊技後、大当たりの当選確率を通常確率の例えば10倍に高め、この高確率のまま大当たりの当選が連続し得るリミッタ回数を大当たり図柄に対応して設定している。すなわち、大当たり図柄が「3」ならリミッタ回数を3回、同じく「5」なら4回、「7」なら5回というように設定し、高確率のまま大当たりの当選が連続し、各リミッタ回数に達すると、高確率を通常確率に強制的に戻し、射幸性を適度に抑制するようにしている。
特開平10−179860号公報
上記文献記載のものは、大当たり図柄に対する興味は高まるが、図柄「3」で大当たりした場合は3回以下で大当たりを連荘させた後、図柄「5」で大当たりした場合は4回以下で大当たりを連荘させた後、図柄「7」で大当たりした場合は5回以下で大当たりを連荘させた後にそれぞれ低い通常確率に戻ってしまうため、遊技の止め時が顕著になり、遊技者にとって遊技を楽しむ幅が狭められると共に、遊技店にとって客滞率の悪化を招く問題がある。
本発明では、遊技の止め時を顕著なものとせず、遊技者心理を巧みに突いて、より長く遊技を継続させ得る魅力を付与し、遊技の面白みを増すと共に、客滞率の向上を図ることができる遊技機を提供することを課題とする。
請求項1記載の発明は、図面に例示するように、通常確率より高い高確率のまま特別役の当選が連続し得るリミッタ回数を規定し、該リミッタ回数に達すると前記特別役の当選確率を高確率から通常確率に戻す制御装置CNを備えた遊技機において、前記制御装置CNは、前記特別役の当選確率を通常確率から高確率に変動させる移行の契機に基づいて、前記リミッタ回数を抽選により決定するリミッタ回数決定手段Xと、前記特別役の当選に基づいて、決定したリミッタ回数に達するまでのリミッタ残回数を更新するリミッタ残回数更新手段Yと、現時のリミッタ残回数に基づいて、該残回数を超えない範囲で選ぶ報知回数を対応する報知演出により遊技者に知らせる報知演出手段Zを含む特定事項をもつ。
請求項2記載の発明は、前記報知回数は、多い回数より少ない回数が高率で選ばれる仕様にしている特定事項をもつ。
請求項3記載の発明は、前記報知演出は、現時のリミッタ残回数が不明であるとする隠し演出を含む特定事項をもつ。
請求項4記載の発明は、前記報知演出手段Zは、報知回数を暗示させる動画により報知演出を行う仕様にしている特定事項をもつ。
請求項5記載の発明は、前記制御装置CNは、前記特別役の抽選の時間効率を高める時間効率向上手段W1と、リミッタ残回数が無い場合を含めて該リミッタ残回数に応じて、前記時間効率向上手段W1の作動条件下で前記特別役の抽選をする高効率遊技回数を決定する高効率遊技回数決定手段W2とを含む特定事項をもつ。
請求項1記載の発明によれば、特別役の当選確率を通常確率から高確率に変動させる移行の契機に基づいてリミッタ回数が抽選により決定され、特別役の当選に基づいて決定したリミッタ回数に達するまでのリミッタ残回数が更新される。そして、現時のリミッタ残回数に基づいて、該残回数を超えない範囲で選ぶ報知回数が対応する報知演出により遊技者に知らされる。この報知演出は、現時のリミッタ残回数を超えない範囲で選ぶ報知回数と対応するため、高確率のまま特別役の当選があと何回続くかを断定的に知ることはできないが、少ない回数を示唆する演出がされたとしても、内部的にはまだまだリミッタ回数近くに達していないこともある。このため、遊技の止め時が顕著なものとならず、遊技者心理を巧みに突き、より長く遊技を継続させ得る魅力が生じ、遊技の面白みを増すことができると共に、客滞率の向上を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、実際のリミッタ残回数よりも少ない回数が高率で知らされることになるため、既にリミッタ回数近くに達しているのか、リミッタ回数近くにまだまだ達していないのかを区別し難くなる。このため、今回、残り少ない回数を示唆する演出がされたとしても、次回の演出はどうなるかが関心事になり、遊技を継続させる意欲を持続させることができる。
請求項3記載の発明によれば、現時のリミッタ残回数が不明であるとする隠し演出がされることがあるため、既にリミッタ残回数が無くなっているのか、未だリミッタ残回数が有るのかを区別し難くなる。このため、今回、隠し演出がされたとしても、次回の演出はどうなるかが関心事になり、遊技を継続させる意欲を持続させることができる。
請求項4記載の発明によれば、動画により報知回数を暗示させるため、数字等で直接明示する場合に比べて、遊技状況を見極める遊技者の力量が勝敗に関係し、面白みを一層高め得る。
請求項5記載の発明によれば、リミッタ残回数が無く、既にリミッタ回数に達して高確率から通常確率に戻る場合も、リミッタ残回数が有り、未だ高確率にある場合も、そのリミッタ残回数に応じて特別役の抽選の時間効率が高められる高効率遊技がされ得る。このため、高効率遊技の有無による高確率か通常確率かの判別が困難になり、遊技の止め時を顕著なものにしないとする所期の目的を効果的に達成できる。
図1は本発明を適用するパチンコ遊技機1を示し、遊技枠10に本体11を開扉可能に支持している。本体11の前面上部には、丸窓12にガラス13を嵌めたフロント扉14を有し、その内方に遊技盤2を備える。フロント扉14の下部には、貸球及び賞球を受ける上皿31、内方で溢れた球を受ける下皿32、遊技盤2に球を打出す発射ハンドル4、効果音等を出音する左右スピーカ51,52を備える。フロント扉14には、装飾や各種状態表示に用いるランプ類61〜65を備える。
遊技盤2には、次の1)〜5)の遊技部品を備える。
1)センターユニット7
このユニット7は、飾り枠71の中央にカラー液晶表示器から成る表示装置70を、右横に7セグメントLEDから成る風営法関連法規でいう特別図柄表示装置SDを、上部に緑ランプGL及び赤ランプRLから成る同風営法関連法規でいう普通図柄表示装置NDを各備える。表示装置70は、特別図柄表示装置SDと整合する演出を担い、始動口8への入賞(以下始動入賞という)に基づく特別役たる大当たりの内部抽選結果を、魚釣り場面等の動画に左・中・右列L,C,Rの図柄変動を重ねた所定の演出を経て表示させる。
各列の変動図柄は例えば1〜9の数字から成り、当選時は111〜999の三つ揃いした何れかの当たり図柄が停止表示され、外れ時は三つ揃いしない外れ図柄が停止表示される。特別図柄表示装置SDは、例えば、当選時は当たり図柄を決定づける1〜9何れかの数字が表示され、外れ時はバー「−」が表示される。H1〜H4は、始動入賞に基づく先の演出が終わらないうち又は大当たりの遊技中に新たに始動入賞が生じたとき、最大4個を上限に取得した乱数を有効に記憶保存したことを明示する特別図柄用の保留玉表示器である。この表示器が全て点灯した状態で4個を超えて生ずる始動入賞は賞球の払出しの対象となるも、大当たりの内部抽選の対象から除外される。h1〜h4は、後述のゲートGTへの球通過を契機とした普通図柄用の同様な保留玉表示器である。
2)始動口8
始動口8はセンターユニット7の下方に配置し、左右一対の花弁81,82をもつ電動チューリップ80から成る普通電動役物で構成している。風営法関連法規上、役物とは入賞を容易にするための特別の装置をいい、普通電動役物は大入賞口以外の入賞口の入口を拡大等するものであり、大入賞口の入口を拡大等する特別電動役物と区別される概念である。始動入賞一個につき、所定数例えば3個の賞球を払出すと共に、例えば0〜499の所定範囲内で高速更新する大当たり抽選用乱数庫から乱数値を一つ取得し、後述の主制御部MCのRAMに記憶する。通常時、大当たりの当選となるのは取得した乱数値が例えば当選数値の7に一致している場合であり、当選確率は1/500である。大当たりに当選すると、大当たり遊技後、所定の突入率に従い、大当たりの当選確率を通常確率の例えば10倍に高めた1/50の高確率の確率変動遊技(以下、確変という)に移行する。
高確率の確変のまま大当たりの当選が連続し得るリミッタ回数は、確変への移行の契機つまり1/500の通常確率で大当たりに当選したことに基づいて、その大当たり遊技終了までにするリミッタ回数抽選により決定する。リミッタ回数抽選は、例えば、0〜99の所定範囲内で高速更新するリミッタ回数抽選用乱数庫から一つの乱数値を取得し、例えば、各振分率10%で1回、2回、3回、4回、5回、7回、10回、12回、15回、20回の何れかが決定される。リミッタ回数に1回が決定されると、連続しない単発の大当たりとみなし、確変に突入させない仕様にしており、確変突入率は90%である。他の方法として、通常確率で大当たり当選した場合、先ず、確変に突入させるか否かを決定する確変突入抽選を行い、確変突入抽選にて確変に突入することが確定した場合に、改めてリミッタ回数抽選を行うようにしてもよい。確変突入抽選においては、例えば、始動入賞時に別途所定範囲で高速更新する確変突入抽選用乱数庫から一つの乱数値を取得し、該乱数値に基づいて確変に突入させるか否かを決定する。ここで、確変突入率は、例えば75%に設定されている。又、確変突入率を100%にしても勿論良い。
3)特別電動役物にかかる大入賞口9
大入賞口9は、遊技盤2の下方に配置し、大当たりの当選表示に続く大当たり遊技時、前方の入口を覆う球受部材90を手前に開放することにより入賞を著しく容易にする。入賞一個につき所定数例えば15個の賞球を払出す。最大例えば30秒の1ラウンドの開放毎に最大例えば10個の入賞を許容する。1個以上の入賞があると、1ラウンドの終了により大入賞口9は一旦閉じ、2〜3秒の所定インターバルを経て再度開かれる。一回の大当たり遊技では、最大例えば15ラウンドを上限に開放作動が継続する。
4)ゲートGT
ゲートGTへの球通過により、例えば0〜250の所定範囲内で高速更新する普通図柄抽選用乱数庫から一つの乱数値を取得し、主制御部MCのRAMに記憶すると共に、普通図柄表示装置NDの緑ランプGL及び赤ランプRLの交互点灯による普通図柄変動を起動させる。普通図柄の当選確率は、例えば、通常時は25/251、後述する時間短縮等による高効率遊技(以下、時短という)時は250/251である。普通図柄の変動時間は、例えば、通常時は30秒、時短時は1秒である。所定時間の変動後、普通図柄の当選時は緑ランプGLの点灯にて、外れ時は赤ランプRLの点灯にて各停止される。当選時は、電動チューリップ80の花弁81,82を例えば、通常時は最大0.5秒か最大1球入賞を限度に開き、時短時は最大3秒か最大2球入賞を限度に開く。
5)その他
略円形の遊技領域200を区画し且つ発射ハンドル4により打出す球を導くレール20、球戻り防止片21、球止め22、入賞1個につき所定数例えば10個の賞球を払出す一般入賞口23〜26、左右の盤面サイドランプ27a,27b、4つの風車28a〜28d、入賞を逃した球を排出するアウト口29を備える。図示は適宜省略したが遊技領域200には独特のゲージに従い、もっと多数の釘Pが打たれている。
図2は、以上の遊技を制御する制御装置CNを示す。CPU、ROM、RAMを各備える主制御部MC、第1,第2周辺制御部SC1,2を備える。主制御部MCには、I/OポートINを介して、始動口8の入賞センサ8s、大入賞口9の入賞センサ9s、ゲートGTの球通過センサGTs、一般入賞口23〜26の入賞センサ23s〜26s等を入力している。主制御部MCから各周辺制御部SC1,2へは中継基板CBを介して一方通行的にコマンドを送信している。周辺制御部SC1,2相互間は、双方向的にデータを送受信している。
主制御部MCからは、ドライバ回路Dr0を介して、特別図柄表示装置SD、普通図柄表示装置ND、特別図柄用の保留玉表示器H1〜H4、普通図柄用の保留玉表示器h1〜h4、電動チューリップ80の花弁81,82を開閉させるソレノイド等による開閉用駆動部D1、大入賞口9の球受部材90を開閉させるソレノイド等による開閉用駆動部D2を制御している。第1周辺制御部SC1からは、ドライバ回路Dr1を介して、表示装置70を制御している。第2周辺制御部SC2からは、ドライバ回路Dr2を介して、スピーカ51,52及びランプ類61〜65を制御している。主制御部MCでは、周辺制御部SC1,2側に送信するコマンドで特定される演出時間の経過をタイマ管理し、主制御部MCの制御と周辺制御部SC1,2の制御とが整合するようにしている。
主制御部MCのROMに格納する遊技プログラム上には、次のア)〜エ)の手段を構築している。
ア)リミッタ回数決定手段X
このリミッタ回数決定手段Xは、確変への移行の契機に基づいて、上記リミッタ回数抽選により、1回、2回、3回、4回、5回、7回、10回、12回、15回、20回の何れかのリミッタ回数を決定し、RAMの所定番地に格納する。
イ)リミッタ残回数更新手段Y
このリミッタ残回数更新手段Yは、大当たりの当選に基づいて、決定したリミッタ回数に達するまでのリミッタ残回数をマイナス1して更新する。RAMの所定番地に確保するリミッタ残回数記憶エリアには、初期値として決定したリミッタ回数が入り、大当たりの当選による大当たり遊技後にマイナス1するものとしている。
ウ)時間効率向上手段W1
この時間効率向上手段W1は、その作動時に、普通図柄の当選確率、普通図柄の変動時間、電動チューリップ80の作動態様を上記時短時の仕様にすると共に、表示装置70上での図柄変動序盤でする高速変動時間を例えば半分に短縮する。この時間短縮等により所謂玉持ちの良い状態で保留玉の処理を促進させ、大当たり抽選の時間効率を高めている。
エ)高効率遊技回数決定手段W2
この高効率遊技回数決定手段W2は、リミッタ残回数が無い0の場合を含めて該リミッタ残回数に応じて、時間効率向上手段W1の作動条件下で、大当たり抽選の当否結果を表示装置70上に表示させる高効率遊技回数(所謂時短回数)を抽選により決定する。
第1周辺制御部SC1のROMに格納する演出プログラム上には、主制御部MCから送信される報知演出指令コマンドを受け、現時のリミッタ残回数に基づいて、該残回数を超えない範囲で選ぶ報知回数を対応する報知演出により表示装置70に表示させる報知演出手段Zを構築している。この報知演出は、大当たり遊技終了時のエンディング演出において実行するものとしている。
図3に示すように、報知演出手段Zによる報知回数は、現時のリミッタ残回数に基づいて選択される。すなわち、現時のリミッタ残回数が例えば10回以上なら、10回を超えない範囲の、0回かもしれないことを意味する「リミッタ残回数不明」、少なくとも1回を意味する「確変あと1回以上」、少なくとも2回を意味する「確変あと2回以上」、少なくとも3回を意味する「確変あと3回以上」、少なくとも5回を意味する「確変あと5回以上」、少なくとも10回を意味する「確変あと10回以上」の何れかが、所定の選択率に従い選択される。この選択には、第1周辺制御部SC1で定義する選択抽選用乱数が用いられる。
この選択の振分けは、「確変あと3回以上」や「確変あと5回以上」、「確変あと10回以上」等という多い回数よりも、「リミッタ残回数不明」や「確変あと1回以上」等という少ない回数が高率で選ばれる仕様にしている。報知回数と対応させる報知演出は、選択した報知回数を文字等により表示装置70上に直接表示させるものとしてもよいが、報知回数を暗示させる報知演出パターン1〜6の動画を表示装置70上に表示させるものとしている。その報知演出には、報知回数に「リミッタ残回数不明」が選択されて実際のリミッタ残回数を隠す報知演出パターン1の隠し演出が含まれる。
図4に示すように、主制御部MCにおける大当たり関連の遊技処理では、始動入賞に基づく大当たりの当選が判定されると(S1)、現時のリミッタ残回数が0か否かを判定し(S2)、0ならリミッタ回数決定手段Xにより上記のとおりリミッタ回数を抽選により決定し(S3)、決定したリミッタ回数をリミッタ残回数にセットする(S4)。これに続き、又は、ステップS2で現時のリミッタ残回数が0でない判定がされたのに続き、大当たり遊技を開始し、大入賞口9を所定態様で開放作動させる(S5)。そして、大当たり遊技の終了後(S6)、リミッタ残回数更新手段Yによりリミッタ残回数をマイナス1して更新し(S7)、高効率遊技回数決定手段W2により高効率遊技回数たる時短回数を決定する(S8)。
例1のように、リミッタ残回数が0の場合、時短回数は30回か50回の少な目の回数が高率で選択され、100回や次回大当たり当選まで続く多目の有利な回数は低率で選択される。リミッタ残回数が0でない場合、逆に、時短回数は次回大当たり当選まで続く有利な回数が高率で選択され、30回や50回の比較的少ない回数は低率で選択される。これにより、リミッタ残回数が0で通常確率に戻る場合にまで必要以上に手厚い特典を与えてしまうことなく、時短の有無による確変の有無の峻別を困難にしている。
例2のように、リミッタ残回数を0〜1、2〜3、4以上に場合分けし、この場合分けした残回数が多いと多目の時短回数200回の選択率を高くする一方、50回や100回の選択率には顕著な差をつけず、時短の継続回数による確変の有無の峻別を一層困難なものにしてもよい。
ステップS8の後、現時のリミッタ残回数に基づく報知演出を第1周辺制御部SC1に指令コマンドを送信することにより実行させる(S9)。この指令コマンドを受けた第1周辺制御部SC1では、報知演出パターン1〜6を抽選により選択して表示装置70上において動画展開することになる。ステップS9の後、現時のリミッタ残回数が0か否かを判定し(S10)、0なら大当たり当選確率を通常確率の1/500に復帰設定し(S11)、0でないなら大当たり当選確率を高確率の1/50に昇格又は維持設定して処理を終える(S12)。
図5に示すように、報知演出パターン1では、「リミッタ残回数不明」を暗示させる動画を展開させる。釣人が仕掛けを海に投入し、魚がヒットするも、上げた魚に糸を切られる。このアンラッキーな動画により、リミット残回数は既に無く通常確率に戻っている可能性が大きいとの印象を受け易い。しかし、事実そうである場合もあれば、本当はリミッタ残回数は0でなく、確変は継続していてたまたまガセでこのような動画が出た場合もある。遊技者は次の大当たりに期待をつなぎ、遊技を続行することが見込まれる。
図6に示すように、報知演出パターン2では、「確変あと1回以上」を暗示させる動画を展開させる。釣人が仕掛けを海に投入し、ヒットした魚を釣り上げる。このラッキーな動画により、リミット残回数は0でなく、少なくとも1回は確変が続いているとの印象を受ける。ただし、具体的な残回数まではわからない。少なくとも1回は確変が続いているとの印象から、少なくともあと1回大当たりするまで遊技を続行することが見込まれる。
図7に示すように、報知演出パターン3では、「確変あと2回以上」を暗示させる動画を展開させる。釣人が仕掛けを海に投入し、縞模様の魚がヒットし、これを釣り上げる。パターン2の魚よりも高級魚であるとの印象から、より特典が大きく、少なくともあと2回くらいは確変が続くものとの予想がつく。このため、少なくともあと2回くらい大当たりするまで遊技を続行することが見込まれる。
図8に示すように、報知演出パターン4では、「確変あと3回以上」を暗示させる動画を展開させる。仕掛けを投入する前に鳥が飛び、プラスアルファの特典があるとの印象を受ける。しかも、釣り上げた魚に縞模様があるため、パターン3よりも更に特典が大きく、少なくともあと3回くらいは確変が続くものとの予想がつく。遊技者は、少なくともあと3回くらい大当たりすることを期待し、まだまだ遊技を続行することが見込まれる。
図9に示すように、報知演出パターン5では、「確変あと5回以上」を暗示させる動画を展開させる。選択率の低さから稀にしか現れない右向きの釣り場面で、鳥が飛び、しかも、釣り上げた魚が縞模様のため、パターン4よりも更に大きい特典であるとの予想がつく。実際のリミッタ残回数が4回の場合は、図3のとおりパターン5は選択されないことから、遊技を多く重ねることにより、少なくともあと5回くらいは確変が続くものと期待できる。当分の間、遊技を止めることはないと見込まれる。
図10に示すように、報知演出パターン6では、「確変あと10回以上」を暗示させる動画を展開させる。このパターン6は、実際のリミッタ残回数が10以上ある場合に限って、極低い選択率で選ばれるプレミア的演出である。パターン5に加え、最終的に5種類の模様の異なる高級魚が出現した場面で終わる。1回以上このパターン6を体験した遊技者が後で振り返ってみて、10回以上確変が続く演出であったと気づく。10回以上という特典に気づかずに初めてパターン6に接する遊技者であっても、当分の間、遊技を続けることが見込まれる。
尚、「リミッタ残回数不明」の動画展開は、報知演出パターン1に限らず、報知演出パターン2〜6において最終的に上げた魚に糸を切られるものとしてもよい。又、プラスアルファの特典を示唆する鳥や右向きの釣り場面等を、最終的に魚の釣り上げに成功するか糸を切られて失敗するかの信頼度の高低を示すサインとして用いてもよい。更に、模様や色の異なる複数種類の魚のどれを釣り上げるかによって報知回数の多い少ないの予測がつく演出としてもよい。
以上は、時短機能のあるノーマルなパチンコ遊技機への適用例を説明したが、時短機能のないパチンコ遊技機に適用してもよく、この場合、図4のステップS8を省略すればよい。又、確変状態でビッグボーナス等の特別役の当選が連続し得るリミッタ機能をもつ回胴式遊技機に適用してもよく、この場合、図4中、大当たりとあるのをビッグボーナスと読み替え、且つ、ステップS8を省略すればよい。
本発明遊技機の一例であるパチンコ遊技機の正面図。 制御装置のブロック図。 リミッタ残回数に応じた報知演出パターン選択テーブル。 主制御部での大当たり関連処理フローチャート。 報知演出パターン1の動画展開を説明するコマ画面の組図。 報知演出パターン2の動画展開を説明するコマ画面の組図。 報知演出パターン3の動画展開を説明するコマ画面の組図。 報知演出パターン4の動画展開を説明するコマ画面の組図。 報知演出パターン5の動画展開を説明するコマ画面の組図。 報知演出パターン6の動画展開を説明するコマ画面の組図。
符号の説明
CN;制御装置、X;リミッタ回数決定手段、Y;リミッタ残回数更新手段、
Z;報知演出手段、W1;時間高率向上手段、W2;高効率遊技回数決定手段

Claims (5)

  1. 通常確率より高い高確率のまま特別役の当選が連続し得るリミッタ回数を規定し、該リミッタ回数に達すると前記特別役の当選確率を高確率から通常確率に戻す制御装置を備えた遊技機において、
    前記制御装置は、前記特別役の当選確率を通常確率から高確率に変動させる移行の契機に基づいて、前記リミッタ回数を抽選により決定するリミッタ回数決定手段と、
    前記特別役の当選に基づいて、決定したリミッタ回数に達するまでのリミッタ残回数を更新するリミッタ残回数更新手段と、
    現時のリミッタ残回数に基づいて、該残回数を超えない範囲で選ぶ報知回数を対応する報知演出により遊技者に知らせる報知演出手段とを含むことを特徴とする遊技機。
  2. 前記報知回数は、多い回数より少ない回数が高率で選ばれる仕様にしている請求項1記載の遊技機。
  3. 前記報知演出は、現時のリミッタ残回数が不明であるとする隠し演出を含む請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記報知演出手段は、報知回数を暗示させる動画により報知演出を行う仕様にしている請求項1〜3何れか一記載の遊技機。
  5. 前記制御装置は、前記特別役の抽選の時間効率を高める時間効率向上手段と、
    リミッタ残回数が無い場合を含めて該リミッタ残回数に応じて、前記時間効率向上手段の作動条件下で前記特別役の抽選をする高効率遊技回数を決定する高効率遊技回数決定手段とを含む請求項1〜4何れか一記載の遊技機。
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