JP2007251860A - 画像データのカラーノイズ除去方法及びこの方法を用いた撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路規模増大化やノイズ処理速度の低下を招くことなく、小さなウィンドウサイズの平滑化フィルタでは除去し得ない低周波成分のカラーノイズに対するノイズリダクション効果を得ることのできる撮像装置を提供する。
【解決手段】本発明の撮像装置は、色差成分画像データの画素を第1の所定のサンプリングフォーマットに従って間引いてサンプリングするサンプリング手段25と、低周波成分のカラーノイズ除去処理を行うか否かを判断する判断手段14と、低周波成分のカラーノイズ除去処理を行う場合には、色差成分画像データの画素を第2の所定のサンプリングフォーマットに従って間引いてカラーノイズ処理を行わない場合の画像サイズよりも小さな縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを生成するようにサンプリング手段25のサンプリング率を変更するサンプリング率変更手段14とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像データのカラーノイズを除去するカラーノイズ除去方法及びこの方法を用いた撮像装置の改良に関する。
デジタルスチルカメラ等の撮像装置は、撮像素子からの映像信号に対して、A/D変換、信号増幅(AGC:アナログゲインコントロール)、ガンマ補正、輝度成分画像データと色差成分画像データとに変換する画像処理等の信号処理を行って、1フレーム分の画像データを生成している。このようにして生成された画像データには、撮像素子やその途中の処理に起因するノイズ成分が含まれている。
従来から、その画像データのカラーノイズを除去するカラーノイズ除去方法として、輝度成分画像データと色差成分画像データとを分離し、データ間の空間的な相関性を考慮してノイズリダクションの強度を変更するもの(引用文献等1参照)、R・G・Bの各色について、異なるノイズ除去方法を用いることにより、解像度に影響を与えずにカラー成分のノイズを削除するもの(引用文献等2参照)、画面内の重要度に応じてノイズリダクションの度合を変更するもの(引用文献等3参照)、被写体の状態や、圧縮時の圧縮率設定に応じて色差成分画像データの間引き率を変更することによって輝度成分画像データ側の情報量を増やして圧縮ひずみノイズを軽減するもの(引用文献等4参照)、記録媒体から読み出されて伸張された再生画像データを一旦縮小し、元のサイズに拡大することによってノイズを削減するものが知られている(引用文献等5参照)。
特開2001−189944号公報 特開2004−159176号公報 特開2001−223941号公報 特開2003−47024号公報 特開2002−95009号公報
CCD等の撮像素子を使った撮像装置は、小型化と高画素化が進んでおり、撮像素子の受光部の単位当たりの大きさ自体が一層小さくなっており、受光部の受光面積が小さくなることによって、受光量の減少に起因するS/N比の劣化が顕在化してきている。
また、被写体照度が低い時に、映像信号レベルを上げるための信号増幅回路のゲインを大きくすることに起因するS/N比の劣化等もある。
これらのノイズは、特定パターンのノイズではなく、ランダムに発生するいわゆるランダムノイズであり、このランダムノイズを除去するために、通常、平滑化処理が用いられている。
ところで、輝度成分と色差成分(カラー成分)のノイズの空間周波数を較べた場合、カラーノイズは周波数が低いので、平滑化処理に用いるフィルタのサイズを大きくしなければ、ノイズ除去効果が得られない。
ところが、このカラーノイズを除去するために、フィルタのサイズを大きくすると、これに伴って回路規模が増大化するため、LSIのコストアップを招く。また、フィルタによる処理時の消費電力が増大すると共に、カラーノイズ除去の処理速度が低下するという不都合が生じる。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、回路規模増大化やノイズ処理速度の低下を招くことなく、小さなウィンドウサイズの平滑化フィルタでは除去し得ない低周波成分のカラーノイズに対するノイズリダクション効果を得ることのできる撮影画像のカラーノイズを除去するカラーノイズ除去方法及びこの方法を用いた撮像装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載のカラーノイズ除去方法は、撮像素子により取り込まれて輝度成分画像データと色差成分画像データとに変換された画像データのうち色差成分画像データに含まれる低周波成分のカラーノイズを除去するカラーノイズ除去方法であって、
低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合に前記色差成分画像データについての画素を第1の所定のサンプリングフォーマットに従って間引いてサンプリングする第1色差成分サンプリングステップと、
低周波成分のカラーノイズ除去処理を行うか否かを判断する判断ステップと、
前記低周波成分のカラーノイズ除去処理を行う場合には、前記色差成分画像データの画素を第2の所定のサンプリングフォーマットに従って間引いて前記低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合の画像サイズよりも小さな縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを生成する第2色差成分サンプリングステップと、
該第2色差成分サンプリングステップにより生成された縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データと前記輝度成分画像データとを記録する記録ステップと、を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載のカラーノイズ除去方法は、前記第2色差成分サンプリングステップが、第2の所定のサンプリングフォーマットに従って前記色差成分画像データの画素のうち対象とする画素を残して該対象とする画素の周辺の画素を間引く間引き処理ステップであることを特徴とする。
請求項3に記載のカラーノイズ除去方法は、前記第2色差成分サンプリングステップが、第2の所定のサンプリングフォーマットに従って前記色差成分画像データの画素のうち複数の画素の色差成分画像データを用いて対象とする画素を生成することにより対象とする画素を残して該対象とする画素の周辺の画素を間引くのと等価な間引きを行う間引き処理ステップであることを特徴とする。
請求項4に記載のカラーノイズ除去方法は、前記間引き処理ステップと前記記録ステップとの間に、前記縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを前記カラーノイズ除去処理を行わない場合の色差成分画像データの画像サイズに拡大する画像リサイズステップを備えていることを特徴とする。
請求項5に記載のカラーノイズ除去方法は、前記間引き処理ステップと前記画像リサイズステップとの間に、前記間引き処理ステップにより生成された縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データに低周波カラー成分ノイズ除去用フィルタ処理を施すフィルタ処理ステップを備えていることを特徴とする。
請求項6に記載のカラーノイズ除去方法は、撮像素子により取り込まれて輝度成分画像データと色差成分画像データとに変換された画像データのうち色差成分画像データに含まれるカラーノイズを除去するカラーノイズ除去方法であって、
低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合に前記色差成分画像データについての画素を所定のサンプリングフォーマットに従って間引いてサンプリングする第1色差成分サンプリングステップと、
低周波成分のカラーノイズ除去処理を行うか否かを判断する判断ステップと、
前記低周波成分のカラーノイズ除去処理を行う場合には、該低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合と同一のサンプリングフォーマットに従って前記低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合の画素に対応する画素を間引いてサンプリングする第2色差成分サンプリングステップと、
前記低周波成分のカラーノイズ除去処理を行う場合には低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合の色差成分画像データの画像サイズよりも小さな縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを生成する縮小画像生成ステップと、
該縮小画像生成ステップにより生成された縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データに低周波カラー成分ノイズ除去用フィルタ処理を施すフィルタ処理ステップと、
該フィルタ処理が施された縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを元の画像サイズの色差成分画像データに拡大する縮小画像拡大ステップと、を備えていることを特徴とする。
請求項7に記載の撮像装置は、撮像素子により取り込まれた映像信号を輝度成分画像データと色差成分画像データとに変換する変換手段と、
前記色差成分画像データの画素を水平方向と垂直方向との少なくとも一方について第1の所定のサンプリングフォーマットに従って間引いてサンプリングするサンプリング手段と、
低周波成分のカラーノイズ除去処理を行うか否かを判断する判断手段と、
前記低周波成分のカラーノイズ除去処理を行う場合には、前記色差成分画像データの画素を第2の所定のサンプリングフォーマットに従って間引いて前記カラーノイズ処理を行わない場合の画像サイズよりも小さな縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを生成するように前記サンプリング手段のサンプリング率を変更するサンプリング率変更手段と、
前記輝度成分画像データと前記色差成分画像データとを記録する記録手段と、を備えていることを特徴とする。
請求項8に記載の撮像装置は、前記低周波成分のカラーノイズ除去処理によって生成された縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データに低周波カラー成分ノイズ除去用フィルタ処理を施すフィルタ処理手段と、
前記低周波カラー成分除去用フィルタ処理が施された縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを、前記カラーノイズ除去処理を行わない場合の色差成分画像データの画像サイズに拡大する画像リサイズ手段とを更に備えていることを特徴とする。
請求項9に記載の撮像装置は、前記サンプリング手段は、前記第2の所定のサンプリングフォーマットに従って前記色差成分画像データの画素のうち対象とする画素を残して該対象とする画素の周辺の画素を間引く間引き処理手段であることを特徴とする。
請求項10に記載の撮像装置は、前記サンプリング手段は、前記第2の所定のサンプリングフォーマットに従って前記色差成分画像データの画素のうち複数の画素の色差成分画像データを用いて対象とする画素を生成することにより対象とする画素を残して該対象とする画素の周辺の画素を間引くのと等価な間引きを行う間引き処理手段であることを特徴とする。
請求項11に記載の撮像装置は、撮像素子により取り込まれた映像信号を輝度成分画像データと色差成分画像データとに変換する変換手段と、
前記色差成分画像データの画素を水平方向と垂直方向との少なくとも一方について所定のサンプリングフォーマットに従って間引いてサンプリングするサンプリング手段と、
低周波成分のカラーノイズ除去処理を行うか否かを判断する判断手段と、
前記低周波成分のカラーノイズ除去処理を行う場合には、該低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合と同一のサンプリングフォーマットに従って生成された色差成分の画像データの画像サイズを縮小して縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを生成すると共に該縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを元の画像サイズの色差成分画像データに拡大するリサイズ手段と、
前記縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データに低周波カラー成分ノイズ除去用フィルタ処理を施すフィルタ処理手段と、
前記輝度成分画像データと前記色差成分画像データとを記録する記録手段と、を備えていることを特徴とする。
請求項1ないし請求項3に記載の発明によれば、大きなウィンドウサイズが必要な低周波成分のカラーノイズの削減を、サンプリング率を切り換えるのみで実現できるので、回路の小型による装置のコストダウンと低消費電力化とを達成でき、更に、カラーノイズ低減の際の処理データ量を少なくすることができるため、カラーノイズ処理の高速化も実現できる。
請求項4ないし請求項6に記載の発明によれば、請求項1ないし請求項3に記載の発明による効果に加え、低周波成分のカラーノイズ除去処理を行った色差成分画像データをその記録前に低周波成分カラーノイズ除去処理を行わない場合の色差成分画像データの画像サイズに拡大した後、この色差成分画像データを記録することにしたので、再生側の機器の再生方法のいかんを問わず、低周波成分のカラーノイズ除去効果を維持できるという効果を奏する。
請求項7、請求項9、請求項10に記載の発明によれば、請求項1と同様の効果を奏する。
請求項8、請求項11に記載の発明によれば、請求項4ないし請求項6と同様の効果を奏する。
以下に、本発明に係わるカラーノイズ除去方法及びこの方法を用いた撮像装置をデジタルカメラに適用した発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1(A)はそのデジタルカメラの正面図、図1(B)はそのデジタルカメラの背面図、図1(C)はそのデジタルカメラの上面図、図2はそのデジタルカメラの回路構成を模式的に示すブロック図である。
カメラ本体1には、その正面側に図1(A)に示すように、撮影レンズ部2、フラッシュ部3、光学ファインダ部4が設けられている。カメラ本体1の背面側には、図2(B)に示すように、LCD5、ワイドボタンW、テレボタンT、アップボタンUP、ダウンボタンDOWN、ライトボタンRIGHT、レフトボタンLEFT、メニューボタンMENUE、確定ボタンOKが設けられている。
カメラ本体1の上面側には、電源ボタン6、撮影・再生切り換えダイアル7、レリーズボタン8が設けられている。これらの各ボタン等は操作部35を構成する。
この操作部35は、撮影者が撮像装置の動作指示を行うために用いられ、例えば、レリーズボタン(レリーズキー)8は撮影指示ボタンとして機能し、ワイドボタンW、テレボタンTはズームボタンとして機能し、光学式ズーム、電子ズームの倍率設定に用いられ、残余の各ボタンは、露光モード選択等の各種設定ボタンとして機能する。
カメラ本体1の内部には、図2に示すように、レンズユニット内にズームレンズ11、フォーカスレンズ12、シャッタ12’が設けられている。そのズームレンズ11、フォーカスレンズ12、シャッタ12’は、モータドライバ13によって駆動される。モータドライバ13は、信号処理ICの一部を構成するマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)14によって制御される。そのズームレンズ11、フォーカスレンズ12を通して得られる撮影光は撮像部に導かれる。
その撮像部は、CCD15、このCCD15を駆動するタイミング信号発生器(以下、TGという)16、そのCCD15からの映像信号をサンプリングするCDS17、その映像信号のゲインを調整するアナログゲインコントローラ(以下、AGCという)18、CCD15からの映像信号(アナログ画像データ)をデジタル信号に変換するA/D変換器19から構成されている。ここで、CDS17とAGC18とA/D変換器19とはアナログフロントエンド回路(以下、AFEという)を構成している。
信号処理ICには、発振器20からシステムクロックが供給され、また、この発信器20から分周器21にクロックが供給される。分周器21はそのクロックに基づき、マイコン14からの指示に対応して分周により得られたピクセル同期のためのピクセルクロックPKをTG16と信号処理IC内のCCDI/F部22とに供給する。このピクセルクロックPKに基づき、TG16からCCD15、AFEにそれぞれの駆動信号GSが供給される。
A/D変換器19から信号処理ICに入力されたデジタルRGB画像データは、CCD I/F部22を介して画像蓄積部としてのフレームメモリSDRAMにRGB画像データ(RAWデータ又は生データともいう)として一時保管される。
信号処理ICは、マイコン14、CCDI/F部22に加えて、画像現像処理部(変換手段)23、フィルタ部24、間引き処理部(間引き手段)25、表示I/F部26、JPEGコーデック部27、リサイズ部28、カードコントローラ部(記録手段)29、音声コーデック部30、メモリコントローラ31を有する。
CCDI/F部22は、画面水平同期信号(HD)と画面垂直同期信号(VD)を出力し、その同期信号HD、VDにタイミングを合わせてA/D変換器19から出力されたデジタルRGB画像データを取り込む。
CCDI/F部22は、その取り込まれたデジタルRGB画像データをメモリコントローラ31を経由してフレームメモリSDRAMにRGB画像データとして書き込む。
画像現像処理部23は、制御部(マイコン14)から設定された画像現像処理パラメータに基づき、フレームメモリSDRAMに一時保管されたRGB画像データを輝度成分画像データYと色差成分画像データCb、Crに変換処理する。
この画像現像処理部23による変換処理では、輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crは、全ての画素(ピクセルともいう)について各1つずつ生成される。
各ピクセルごとに生成された輝度成分画像データY、色差成分データCb、Crは、次にフィルタ部24に送られる。このフィルタ部24には、例えば、ウィンドウサイズが5×5のマトリックスからなるローパスフィルタが使用され、このローパスフィルタによってノイズ除去処理が行われる。
図3(A)はそのフィルタ部24によって注目対象画素D(i,j)についてフィルタ処理を行う際の関連画素Dの位置関係を示している。図3(B)はその注目対象画素D(i,j)についてフィルタ処理に用いるフィルタ係数Kの数値の配列を示している。このフィルタ係数Kの数値は各関連画素Dについてそれぞれ定められている。
その注目対象画素D(i,j)について、以下に示す式を用いて、輝度成分画像データYと色差成分画像データCb、Crのそれぞれについて、フィルタ処理データD’(i,j)を生成する。
Figure 2007251860
ただし、Devはフィルタ係数Kの数値の総和である。
ここで、フィルタ係数Kの数値を調節することによって、フィルタ処理によるノイズ除去効果を調整できる。
例えば、フィルタ部24において、フィルタ処理を行なわないときには、係数k(i,j)=1、k(i,j)以外の係数を全てゼロ、Dev=1と設定すれば、D’(i,j)=D(i,j)となり、フィルタ部24において、輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crは加工されず、フィルタ部24を単に通過することと等価になる。
次に、フィルタ部24を通過した色差成分画像データCb、Crは、間引き処理部(サンプリング処理部ともいう)25に送られ、色差成分画像データCb、Crは間引き処理が行われた後に、フレームメモリSDRAMに出力される。
図4は輝度成分画像データYに対する色差成分画像データCb、Crについての間引き処理の説明図である。
間引き処理部25は、マイコン14の設定を変更することによりサンプリング比(間引き率)の切り替えが可能とされている。
その図4は各画素毎のYUVデータ(YUVとは輝度成分画像データYと色差成分画像データCb、Crの総称)の間引き前の対応関係を示し、図4(A)は所定のサンプリングフォーマットであるサンプリング比444、すなわち、間引き率「0」を示している。また、図4(B)は、サンプリング比422を示し、サンプリング比422は、輝度成分画像データYの縦横(垂直水平方向)4×4からなる正方マトリックスZを単位としてその16個の各画素に対して、対応する色差成分画像データCb、Crの第1列目の画素と第3列目との画素を残し、第2列目の画素と第4列目との画素を除去することを意味し、輝度成分画像データYの画素16個に対して色差成分画像データCb、Crが各8個ずつ間引かれて、全画素数よりも少ない個数の画素がサンプリングされている。
また、図4(C)は、所定のサンプリングフォーマットであるサンプリング比420を示し、サンプリング比420は輝度成分画像データYの縦横(垂直水平方向)4×4からなる正方マトリックスZを単位としてその16個の各画素に対して、対応する色差成分画像データCb、Crの第1行第1列目の画素と第3行第1列目の画素と第3列第1行目の画素と第3列第3行目の画素とを残し、第2行の画素と第4行の画素と第2列画素と第4列の画素とを除去することを意味し、輝度成分画像データYの画素16個に対して色差成分画像データCb、Crが各12個ずつ間引かれて、全画素数よりも少ない個数の画素がサンプリングされている。
また、図4(D)は、所定のサンプリングフォーマットであるサンプリング比411を示し、サンプリング比411は輝度成分画像データYの縦横(垂直水平方向)4×4からなる正方マトリックスZを単位としてその16個の各画素に対して、対応する色差成分画像データCb、Crの第1列の画素を残し、第2列から第4列までの画素を除去することを意味し、輝度成分画像データYの画素16個に対して色差成分画像データCb、Crが各12個ずつ間引かれて、全画素数よりも少ない個数の画素がサンプリングされている。
図5はそのサンプリングの一例を示し、図5(A)はサンプリング比420の例であり、色差成分画像データCb、Crについて4×4からなる正方マトリックスZを単位としてその16個の各画素のうち、第1列第1行目の画素、第1列第3行の画素、第3列第1行の画素、第3列第3行の画素を残し、残余の画素を単純に捨てた間引きの例を示している。
図5(B)はサンプリング比422の例であり、色差成分画像データCb、Crについて4×4からなる正方マトリックスZを単位としてその16個の各画素のうち、第1列と第3列の画素を残し、第2列と第4の列とを単純に捨てた間引きの例を示している。
すなわち、この図5(A)、(B)は、所定のサンプリングフォーマットに従って色差成分画像データの画素のうち対象とする画素を残してこの対象とする画素の周辺の画素を間引く例を示している。
図5(C)は平均化によるサンプリング比420の例であり、色差成分画像データCb、Crについて4×4からなる正方マトリックスZを単位としてその16個の各画素のうち、対角に存在する4個の画素データを用いて平均し、第1列第1行目の平均画素データ、第1列第3行の平均画素データ、第3列第1行の平均画素データ、第3列第3行の平均画素データを作成することにより間引いた例を示している。
また、図5(D)は平均化によるサンプリング比422の例であり、第1列目の画素データと第2列目の画素データとを用いて平均することにより第1列目の平均画素データを作成し、第3列目の画素データと第4列目の画素データとを用いて平均することにより第2列目の平均画素データを作成することにより間引いた例を示している。
すなわち、この図5(C)、(D)は、色差成分画像データの画素のうち複数の画素の色差成分画像データを用いて対象とする画素を生成することにより対象とする画素を残してこの対象とする画素の周辺の画素を間引くのと等価な間引きを行う例を示している。
フィルタ部24は単独動作可能である。フレームメモリSDRAM上の輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Cr、RGB画像データとしての生データ(RAWデータ)を入力することによって、ウィンドウサイズが5×5のフィルタ処理を行うことが可能である。
フィルタ部24は、リサイズ部28によって拡大・縮小処理を行うときの前処理として、このフィルタ部24によって処理された後の処理データをリサイズ部28に出力する機能も有している。
リサイズ部28は、輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crを読み出して、記録するのに必要な画像サイズへのサイズ変換、サムネイル画像へのサイズ変換、表示に適した画像サイズへのサイズ変換等を行う。
表示I/F部26は、フレームメモリSDRAMに書き込まれた表示用の画像データ(例えば、RGB画像データ)を表示装置32に送り、撮影画像の表示を行う。この表示装置32は、例えば、デジタルカメラが備えているLCD5であるが、表示I/F部26からTVビデオ信号として出力させて、テレビジョン画面(図示を略す)に表示させることも可能である。
表示I/F部26は、輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crの間引き率422のサンプリング比率の状態から、出力機器に対応させて同期信号を追加し、ビデオ信号やLCD用信号、RGB信号等への変換を行う機能を有する。
フレームメモリSDRAM上に存在する輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crが、例えば間引き率420のサンプリング比だった場合、図6(A)に示す4×4からなる正方マトリックスZ’を単位とする色差成分画像データCb、Crの第1行第1列目の画素と第3行第1列目の画素とから図6(B)に示す第1行第2列目の色差成分画像データを線形補間により生成し、第3列第1行目の画素と第3列第3行目の画素とから第3列第2行目の色差成分画像データを線形補間により生成し、これを水平方向(縦方向)と垂直方向(横方向)とに繰り返すことにより、サンプリング比422のYUV画像データを作成する。この線形補間機能は、表示I/F部26のモジュール内のデータ入力部に存在する。
JPEGコーデック部27は、記録時はフレームメモリSDRAMに書き込まれた輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crを圧縮してJPEG符号化データを出力し、再生時はメモリカード33より読み出されたJPEG符号化データを輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crに伸張して出力する。
カードコントローラ部29は、マイコン14の指示により、メモリカード33内の輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crを含むデータ(例えばJEPEGファイル)をフレームメモリSDRAMに読み出したり、フレームメモリSDRAMの輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crを含むデータをメモリカード33に書き込んだりする役割を果たす。
マイコン14は、デジタルカメラの統括制御を行い、起動時にROM34に格納されたプログラム、制御データをフレームメモリSDRAMにロードし、そのプログラムコードに基づいて全体を制御する。
このマイコン14は、操作部35の各ボタン等による指示、図示を略すリモートコントロール等の外部動作指示、図示を略すパーソナルコンピュータ等の外部端末からの通信による通信動作指示に従って、撮像動作制御、画像現像処理部23の画像現像処理パラメータの設定、メモリコントロール、表示制御を行う他、通常撮影動作(カラーノイズ除去処理を行わない場合の撮影動作)かカラーノイズ除去処理動作(ノイズ軽減動作モード)かの判断を行う機能を有している。
ここでは、ノイズ軽減動作モードは、図1に示すメニューボタンMENUEを操作して、LCD5に表示されたメニュー画面の「ノイズ軽減モード」を選択させることにより設定可能である。
また、撮影時の設定や撮影条件により「ノイズ軽減モード」に切り換えることもできる。ノイズはランダムに発生しており、撮影感度が高くなるとノイズ成分も増幅され、ノイズが増加するので、撮影感度が例えばISO400を超えた場合に自動的に「ノイズ軽減モード」になるようにする。
また、露光時間が長くなると、CCD15の各ピクセルの特性の違い等に起因する出力レベルの違い(ノイズ)が生じる。この出力レベルの違いは、露光時間が長くなればなるほど顕著になるため、露光時間が例えば1/2秒以上になると、自動的に「ノイズ軽減モード」となるようにする。
また、ノイズは画面内の明るい部分、暗い部分にかかわらず同じレベルで発生するが、明るい部分は周波数成分が大きいのでノイズが目立ちにくいが、暗い部分は周波数成分が小さいのでノイズが目立ちはじめる。
そこで、AE測光の際に測定した輝度分布において、一定以下の輝度のエリアが特定数以上あった場合に、「ノイズ軽減モード」となるようにする。例えば、レリーズボタン8が押された時点で、図7に示すように、画面GMを256分割した場合、256分割エリアの平均輝度が32以下(256を最大とした場合)になるようなエリアが20%以上(256エリアの20%は51.2エリアであるが、切り上げて42エリア)になった場合にノイズ軽減モードとなるようにする。
図8はノイズ軽減が必要な動作モードであるかの判断処理をこれらの各条件で判断するためのフローチャートである。マイコン14はこの判断処理の手段として機能する。
まず、マイコン14は、メニュー選択画面で「ノイズ軽減モード」が選択されているか否かを判断する(S.1)。「ノイズ軽減モード」が選択されている場合、ノイズ軽減処理をオンにする(S.5)。S.1において、「ノイズ軽減モード」が選択されていない場合、ISO感度が400以上であるか否かを判断する(S.2)。ISO感度が400以上の場合、ノイズ軽減処理をオンにする(S.5)。ISO感度が400未満の場合、露光時間が1/2秒以上であるか否かを判断する(S.3)。露光時間が1/2秒以上の場合、ノイズ軽減処理をオンにする(S.5)。露光時間が1/2秒未満である場合、低輝度エリアが20%以上であるか否かを判断する(S.4)。低輝度エリアが20%以上の場合、ノイズ軽減処理をオンにする(S.5)。低輝度エリアが20%未満の場合、ノイズ軽減処理をオフにし(S.6)、ノイズ軽減判断処理を終了する(S.7)。
次に、通常撮影動作(低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合の撮影動作)について説明する。
図1に示す撮影/再生切り換えダイアル7を撮影に設定し、電源ボタン6をオンしてデジタルカメラを起動すると、各レンズ11、12が撮影可能位置に繰り出され、LCD5が電子ファインダとして機能して、LCD5にモニタリング映像が表示される。
モニタリング映像が表示されているときは、連続的にAEが実行される。CCDI/F部22は、CCD15からの映像信号を取り込むと、RGB画像データの積算を行う。このRGB画像データの積算は、図7に示す画面GMを分割して行う。縦横に分割された合計256個の分割ブロック毎に、RGB画像データがそれぞれ積算され、この積算値から、画面内の輝度分布が作成される。
そして、この画面分割法によって、輝度分布や主要被写体の明るさが測定される。この測定結果と現在設定している露光時間、増感度(AGCゲイン)に基づき現在の被写体の明るさが測定され、適正露光量に設定するための露光時間、増感度設定、メカニカル絞り(シャッタ)が決定される。
AEの実行は、TG16に対する電子シャッタの本数の設定変更により露光時間を変更し、AGCに対する設定変更により増感度設定を行い、モータドライバ13を介しての絞り径の変更によりメカニカル絞り調整を行うことによって行われる。モニタリング映像は、その表示実行中、約100msecごとに繰り返し表示されている。
デジタルカメラの起動状態で、テレボタンT(ズーム望遠ボタン)を押すと、ズームレンズ11がテレ側(望遠側)に移動される。ワイドボタン(ズーム広角ボタン)を押すと、ズームレンズ11がワイド側(広角側)に移動される。
図9は静止画記録の動作を示す公知のタイミングチャートである。レリーズボタン8を押すと、マイコン14の指令によってフォーカスレンズ12が駆動され、例えば、山登りAF方式の原理に基づくCCD−AF等の合焦動作が行われ、続いて、TG16への露光時間設定などの撮影準備処理が行われ、次に、記録露光処理が行われる。露光時間が経過すると、メカニカルシャッタが閉じられ、その後、CCD15の全画素分のRGB画像データが一度フレームメモリSDRAMに取り込まれる。
フレームメモリSDRAMに取り込まれたRGB画像データ(RAWデータ)は、信号処理ICの画像現像処理部23に送られて、各画素について輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crに変換される。
各輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crはフィルタ部24によってローパスフィルタ処理を行われた後に、間引き処理部25によって、図5(B)に示す間引き方法によってサンプリング比422(第1の所定のサンプリングフォーマット)の間引き処理が行われる。
例えば、図10に示すように、縦480×横640の画像サイズのRGB画像データは、輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crに変換された後、サンプリング比422フォーマットの間引き処理によって、輝度成分画像データYについては、輝度成分画像データYを間引かずに縦480×横640の画像サイズ、色差成分画像データCb、Crについては、縦480×横320の画像サイズに相当する少ないデータ量にデータ量が縮小される。
この処理ステップが、低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合に前記色差成分画像データについての画素を第1の所定のサンプリングフォーマットに従って間引いてサンプリングする第1色差成分サンプリングステップである。
この間引き処理された色差成分画像データCb、Crは、リサイズ部28によって記録画素数に対応するサイズに変換され、JPEG圧縮処理が行なわれて、ヘッダ情報が付加されてJPEGファイルとしてメモリカード33に保存される。
次に、ノイズ軽減動作モードについて説明する。
レリーズボタン8が押されると、マイコン14はノイズ軽減を行うか否かの判断を行う。
図11はそのノイズ軽減モードの実行を含む撮影時のフローチャートを示している。ここでは、記録画像の色差成分画像データの間引き率を変更するようにしている。マイコン14は間引き率変更手段の機能を有する。
モニタリング映像がLCD5に表示された状態で、レリーズボタン8が押されると、その際に検出されたRGB画像データの積算値を用いて、静止画露光用のAE処理が実行される(S11)。次に、通常撮影動作と同様に、AF処理が実行され(S.12)、ノイズ軽減モードを実行する必要があるか否かの判定が、露光開始直前に図8に示すフローチャートの処理手順に従って行われる(S.13)。
次に、露光処理(S.14)、CCD15からRGB画像データの読み出しが行われ、フレームメモリSDRAMにRGB画像データ(RAWデータ)が取り込まれる(S.15)。このRAWデータはYUV変換される(S.16)。
次に、マイコン14はノイズ軽減モードで動作するか否かの判断を行う。ここでは、「ノイズ軽減モードON」が選択されているものとして説明する(S.17)。
通常撮影動作(ノイズ軽減OFF)では、図10に示すようにサンプリング比422フォーマットになるように間引きが行われるが、「ノイズ軽減ON時」では、図12に示すように第2の所定のサンプリングフォーマットであるサンプリング比420フォーマットになるように間引きが行われる。
すなわち、フレームメモリSDRAMに取り込まれたRGB画像データは、図2に示す画像現像処理部23に送られ、輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crに変換される。この画像現像処理部23によって変換された時点では、図4(A)に示すように輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crは未だ間引かれていない。
続いて、輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crはフィルタ部24によってローパスフィルタ処理され、間引き処理部25に送られる。輝度成分画像データYについては,間引きが行われない。間引き処理部25によって、図5(A)に示す間引き方法によってサンプリング比420の間引き処理が行われる。
例えば、図12に示すように、縦480×横640の画像サイズのRGB画像データは、輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crに変換された後、サンプリング比420フォーマットの間引き処理によって、輝度成分画像データYについては、輝度成分画像データYを間引かずに縦480×横640の画像サイズ、色差成分画像データCb、Crについては、縦240×横320の画像サイズに相当する少ないデータ量にデータ量が縮小される(S.18)。
この処理ステップが、低周波成分のカラーノイズ除去処理を行う場合に、色差成分画像データの画素を第2の所定のサンプリングフォーマットに従って間引いて低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合の画像サイズよりも小さな縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを生成する第2色差成分サンプリングステップである。
この間引き処理された色差成分画像データCb、Crは、リサイズ部28によって記録画素数に対応するサイズに変換され、JPEG圧縮処理が行なわれて(S.19)、ヘッダ情報が付加されてJPEGファイルとしてメモリカード33に保存される(S.20)。
パーソナルコンピュータPC等では、このJPEGファイルを表示する場合、通常、輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、CrをRGB画像データに変換して表示を行っている。パーソナルコンピュータPCでは、各画素(各ピクセル)毎にRGB画像データが1つずつ割り当てられる。このRGB画像データを生成するために、輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crを用いて補間を行うが、図4(B)、図4(C)に示すように、サンプリング比422とサンプリング比420とでは、色差成分画像データCb、Crの縦方向(垂直方向)のデータ量が異なるため、垂直方向について、1個の色差成分画像データCb,Crがカラーノイズに影響を及ぼす範囲が広くなる。つまり、ローパスフィルタ効果が得られたことになり、色に関して、通常よりも広い範囲にローパスフィルタが施されたことと等価となる。LCD5の表示についても同様の効果が得られる。
表示I/F部26は、サンプリング比420に間引かれたデータを、線形補間等の補間処理によってサンプリング比422に変換してから、表示データの生成を行う。つまり、色差成分画像データについて、通常撮影動作のサンプリング比422よりも1回多くローパスフィルタが施されることになり、カラーノイズ軽減が行われたことになる。
ハードウェアを用いて、ローパスフィルタの範囲(ウィンドウサイズ)を大きくする場合、回路規模が大きくなり、その分コストアップとなる。更に、処理データ量の増加は、処理時間を増加させると共に、消費電力を増加させるが、本発明によれば、ノイズ軽減モードで、間引き率を上げる処理を追加するのみで、専用の特別なハードウェアを追加することなく、低周波数のカラーノイズの軽減効果が得られる。
図13は本発明に係わるノイズ軽減モードの実行を含む撮影時のフローチャートの他の例を示している。
この図13に示すノイズ軽減モードの撮影処理では、間引き処理よって色差成分画像データの間引き率を変更するが、記録時にはノイズ軽減モードのON/OFFのいずれの場合も同じ間引き率で記録することにしたものである。
モニタリング映像がLCD5に表示された状態で、レリーズボタン8が押されると、その際に検出されたRGB画像データの積算値を用いて、静止画露光用のAE処理が実行される(S.21)。次に、通常撮影動作と同様に、AF処理が実行され(S.22)、ノイズ軽減モードを実行する必要があるか否かの判定が、露光開始直前に図8に示すフローチャートの処理手順に従って行われる(S.23)。
次に、露光処理(S.24)、CCD15からRGB画像データの読み出しが行われ、フレームメモリSDRAMにRGB画像データ(RAWデータ)が取り込まれる(S.25)。このRAWデータはYUV変換される(S.26)。
次に、マイコン14はノイズ軽減モードで動作するか否かの判断を行う。ここでは、「ノイズ軽減モードON」が選択されているものとして説明する(S.27)。
通常撮影動作(ノイズ軽減OFF)では、図10に示すように第1のサンプリングフォーマットであるサンプリング比422フォーマットになるように間引きが行われるが、ここでは、「ノイズ軽減ON時」では、図14に示すように第2のサンプリングフォーマットであるサンプリング比420フォーマットになるように間引きが行われる。
すなわち、フレームメモリSDRAMに取り込まれたRGB画像データは、図2に示す画像現像処理部23に送られ、輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crに変換される。この画像現像処理部23によって変換された時点では、図4(A)に示すように輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crは未だ間引かれていない。
続いて、輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crはフィルタ部24によってローパスフィルタ処理され、間引き処理部25に送られる。輝度成分画像データYについては,間引きは行われない。間引き処理部25によって、図5(A)、図5(C)に示す間引き方法によってサンプリング比420の間引き処理が行われる。
例えば、図14に示すように、縦480×横640の画像サイズのRGB画像データは、輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crに変換された後、サンプリング比420フォーマットの間引き処理によって、輝度成分画像データYについては、輝度成分画像データYを間引かずに縦480×横640の画像サイズ、色差成分画像データCb、Crについては、縦240×横320の画像サイズに相当する少ないデータ量にデータ量が縮小される(S.28)。
ついで、この間引き処理された色差成分画像データCb、Cr(UVデータ)は、フィルタ部24によって縦横のウィンドウサイズ5×5のフィルタを用いてローパスフィルタ処理がされ、リサイズ部28によって元の縦480×横320の画像サイズに拡大される(S.29)。これが、画像リサイズステップである。
ついで、輝度成分画像データY、リサイズ部28によって縦480×横320の画像サイズに拡大された色差成分画像データCb、CrはJPEG圧縮処理されて(S.30)、ヘッダ情報が付加されてJPEGファイルとしてメモリカード33に保存される(S.31)。
ノイズ軽減ON時に、色差成分画像データCb、Crはサンプリング比420になるような間引かれているので、この色差成分画像データCb、Crの拡大は垂直方向を2倍にする処理となり、縦横のウインドウサイズ(水平×垂直)が5×5のローパスフィルタ処理後に垂直方向が2倍にされているので、垂直方向が10画像データ分に相当するフィルタ処理が行われたことになり、低周波数のカラーノイズ(粒状性が大きいカラーノイズ)の削減効果をより一層得ることができることになる。
すなわち、この実施例によれば、ノイズ軽減モードで間引き率を上げる処理と、色差成分画像データの拡大処理を追加するのみで、専用の特別なハードウェアを追加する必要なく、低周波数のカラーノイズの軽減効果が得られる。
また、図11に示す実施例のノイズ軽減処理の場合には、記録処理は高速であるが、再生装置側の再生方法いかんによってノイズリダクション効果が変化する可能性があったが、この図13に示す実施例によれば、再生装置側の再生方法いかんにかかわらず図11に示す実施例のノイズ軽減処理と同様の効果が得られるというメリットがある。
図15は本発明に係わるノイズ軽減モードの実行を含む撮影時のフローチャートの更に他の例を示している。
この図15に示すノイズ軽減モードの撮影処理も、画像サイズ縮小処理よって色差成分画像データの画素数を変更するが、記録時にはノイズ軽減モードのON/OFFのいずれの場合も同じ画素数で記録することにしたものである。
モニタリング映像がLCD5に表示された状態で、レリーズボタン8が押されると、その際に検出されたRGB画像データの積算値を用いて、静止画露光用のAE処理が実行される(S.41)。次に、通常撮影動作と同様に、AF処理が実行され(S.42)、ノイズ軽減モードを実行する必要があるか否かの判定が、露光開始直前に図8に示すフローチャートの処理手順に従って行われる(S.43)。
次に、露光処理(S.44)、CCD15からRGB画像データの読み出しが行われ、フレームメモリSDRAMにRGB画像データ(RAWデータ)が取り込まれる(S.45)。このRAWデータはYUV変換される(S.46)。
次に、マイコン14はノイズ軽減モードで動作するか否かの判断を行う。ここでは、「ノイズ軽減モードON」が選択されているものとして説明する(S.47)。
ここでは、「ノイズ軽減ON時」では、図16に示すようにサンプリング比422フォーマットになるように間引きが行われる。すなわち、ノイズ軽減モードのON・OFFいかんにかかわらず間引き率は同じである。
すなわち、フレームメモリSDRAMに取り込まれたRGB画像データは、図2に示す画像現像処理部23に送られ、輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crに変換される。すなわち、この画像現像処理部23によって変換された時点では、図4(A)に示すように輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crは未だ間引かれていない。
続いて、輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crはフィルタ部24によってローパスフィルタ処理され、間引き処理部25に送られる。輝度成分画像データYについては,間引きが行われない。間引き処理部25によって、図5(B)に示す間引き方法によってサンプリング比422の間引き処理が行われる。
例えば、図16に示すように、縦480×横640の画像サイズのRGB画像データは、輝度成分画像データY、色差成分画像データCb、Crに変換された後、サンプリング比422フォーマットの間引き処理によって、輝度成分画像データYについては、輝度成分画像データYを間引かずに縦480×横640の画像サイズ、色差成分画像データCb、Crについては、縦480×横320の画像サイズに相当する少ないデータ量にデータ量が縮小される。この縦480×横320の画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データCb、CrはフレームメモリSDRAMにいったん送られる。
ついで、ノイズ軽減モードでは、フレームメモリSDRAMから読み出された色差成分画像データCb、Crのみをフィルタ部24によって縦横のウィンドウサイズ5×5のフィルタを用いてローパスフィルタ処理を行う。この後、図5(A)、(C)に示すサンプリング方法に従って色差成分画像データCb、Crをリサイズ部28によってリサンプリングし、水平方向、垂直方向共に1/2に縮小された縦240×横160の画像サイズに相当する少ないデータ量の縮小画像データを一度フレームメモリSDRAMに書き込む。ついで、フレームメモリSDRAMに書き込まれた縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の縮小画像データを読み出して縦横のウィンドウサイズ5×5のフィルタを用いてローパスフィルタ処理を行い、リサイズ部28によって垂直方向・水平方向共に2倍に拡大する(S.48)。
その後、通常撮影と同様に、間引き率422のJPEG圧縮(S.49)されたファイルとしてメモリカード33等に保存される(S.50)。
この実施例によれば、拡大時に、水平×垂直方向に5×5のローパスフィルタ処理を行って、水平方向・垂直方向を共に2倍にしているので、10×10データ分に相当するフィルタ処理が行われたことになり、5×5ウィンドウでは除去することができなかった低周波数(粒状性の大きい)のカラーノイズの削減効果を得ることができることになる。
すなわち、この実施例によれば、ノイズ軽減モードで、間引き率を上げなくとも、色データ拡大縮小処理を追加するのみで、専用の特別なハードウェアを追加する必要がなく、低周波数のカラーノイズの軽減効果が得られる。
また、図11に示すノイズ軽減処理の場合には、記録処理が高速であるが、再生装置側の再生方法によってノイズリダクション効果が変化する可能性があったが、この図15に示す実施例によれば、再生装置側の再生方法いかんにかかわらず図11に示すノイズ軽減処理と同様の効果が得られるというメリットがある。
本発明の低周波数のカラーノイズの除去方法に使用するデジタルカメラの一例を示す図であって、(A)はそのデジタルカメラの正面図、(B)はそのデジタルカメラの背面図、(C)がそのデジタルカメラの上面図である。 図1に示すデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。 図2に示すローパスフィルタ部に使用するフィルタの説明図であって、(A)は注目画素に対する近傍の関連画素の配列状態を示す図、(B)は(A)に示す関連画素に用いるフィルタ係数の配列状態を示す図である。 本発明に係わる輝度成分画素データ、色差成分画素データのサンプリングの説明図であって、(A)はサンプリング前の輝度成分画素データ、色差成分画素データの配列図、(B)はサンプリング比422の輝度成分画素データ、色差成分画素データの配列図、(C)はサンプリング比420の輝度成分画素データ、色差成分画素データの配列図、(D)はサンプリング比411の輝度成分画素データ、色差成分画素データの配列図である。 本発明に係わる輝度成分画素データ、色差成分画素データのサンプリング方法の説明図であって、(A)はサンプリング比420の輝度成分画素データ、色差成分画素データを単純間引き方法によってサンプリングする場合の説明図、(B)はサンプリング比422の輝度成分画素データ、色差成分画素データを単純間引き方法によってサンプリングする場合の説明図、(C)はサンプリング比420の輝度成分画素データ、色差成分画素データを平均することによる間引いてサンプリングする場合の説明図、(D)はサンプリング比422の輝度成分画素データ、色差成分画素データを平均することによる間引いてサンプリングする場合の説明図である。 サンプリング比420によって間引かれた色差成分画像データからサンプリング比422の色差成分画像データを生成する場合の一例を示す説明図である。 輝度分布作成するための画面分割の一例を示す説明図である。 本発明に係わるノイズ軽減モードの一例を示すフローチャートである。 本発明に係わるデジタルカメラの静止画記録の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明に係わるデジタルカメラの通常撮影時の処理方法を説明するための図である。 本発明に係わるデジタルカメラの通常撮影時の手順とノイズ軽減処理時の手順とを示すフローチャートである。 本発明に係わるデジタルカメラのノイズ軽減処理時の処理方法を説明するための図である。 本発明に係わるデジタルカメラの他の例を示し、通常撮影時の手順とノイズ軽減処理時の手順とを示すフローチャートである。 本発明に係わるデジタルカメラのノイズ軽減処理時の他の処理方法を説明するための図である。 本発明に係わるデジタルカメラの更に他の例を示し、通常撮影時の手順とノイズ軽減処理時の手順とを示すフローチャートである。 本発明に係わるデジタルカメラのノイズ軽減処理時の更に他の処理方法を説明するための図である。
符号の説明
14…マイコン(判断手段、サンプリング率変更手段)
15…CCD(撮像素子)
23…画像現像処理部(変換手段)
25…間引き処理部(サンプリング手段)
29…カードコントローラ部(記録手段)

Claims (11)

  1. 撮像素子により取り込まれて輝度成分画像データと色差成分画像データとに変換された画像データのうち色差成分画像データに含まれる低周波成分のカラーノイズを除去するカラーノイズ除去方法であって、
    低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合に前記色差成分画像データについての画素を第1の所定のサンプリングフォーマットに従って間引いてサンプリングする第1色差成分サンプリングステップと、
    低周波成分のカラーノイズ除去処理を行うか否かを判断する判断ステップと、
    前記低周波成分のカラーノイズ除去処理を行う場合には、前記色差成分画像データの画素を第2の所定のサンプリングフォーマットに従って間引いて前記低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合の画像サイズよりも小さな縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを生成する第2色差成分サンプリングステップと、
    該第2色差成分サンプリングステップにより生成された縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データと前記輝度成分画像データとを記録する記録ステップと、
    を備えていることを特徴とするカラーノイズ除去方法。
  2. 前記第2色差成分サンプリングステップが、第2の所定のサンプリングフォーマットに従って前記色差成分画像データの画素のうち対象とする画素を残して該対象とする画素の周辺の画素を間引く間引き処理ステップであることを特徴とする請求項1に記載のカラーノイズ除去方法。
  3. 前記第2色差成分サンプリングステップが、第2の所定のサンプリングフォーマットに従って前記色差成分画像データの画素のうち複数の画素の色差成分画像データを用いて対象とする画素を生成することにより対象とする画素を残して該対象とする画素の周辺の画素を間引くのと等価な間引きを行う間引き処理ステップであることを特徴とする請求項1に記載のカラーノイズ除去方法。
  4. 前記間引き処理ステップと前記記録ステップとの間に、前記縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを前記カラーノイズ除去処理を行わない場合の色差成分画像データの画像サイズに拡大する画像リサイズステップを備えていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のカラーノイズ除去方法。
  5. 前記間引き処理ステップと前記画像リサイズステップとの間に、前記間引き処理ステップにより生成された縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データに低周波カラー成分ノイズ除去用フィルタ処理を施すフィルタ処理ステップを備えていることを特徴とする請求項4に記載のカラーノイズ除去方法。
  6. 撮像素子により取り込まれて輝度成分画像データと色差成分画像データとに変換された画像データのうち色差成分画像データに含まれる低周波成分のカラーノイズを除去するカラーノイズ除去方法であって、
    低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合に前記色差成分画像データについての画素を所定のサンプリングフォーマットに従って間引いてサンプリングする第1色差成分サンプリングステップと、
    低周波成分のカラーノイズ除去処理を行うか否かを判断する判断ステップと、
    前記低周波成分のカラーノイズ除去処理を行う場合には、該低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合と同一のサンプリングフォーマットに従って前記低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合の画素に対応する画素を間引いてサンプリングする第2色差成分サンプリングステップと、
    前記低周波成分のカラーノイズ除去処理を行う場合には低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合の色差成分画像データの画像サイズよりも小さな縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを生成する縮小画像生成ステップと、
    該縮小画像生成ステップにより生成された縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データに低周波カラー成分ノイズ除去用フィルタ処理を施すフィルタ処理ステップと、
    該フィルタ処理が施された縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを元の画像サイズの色差成分画像データに拡大する縮小画像拡大ステップと、
    を備えていることを特徴とするカラーノイズ除去方法。
  7. 撮像素子により取り込まれた映像信号を輝度成分画像データと色差成分画像データとに変換する変換手段と、
    前記色差成分画像データの画素を水平方向と垂直方向との少なくとも一方について第1の所定のサンプリングフォーマットに従って間引いてサンプリングするサンプリング手段と、
    低周波成分のカラーノイズ除去処理を行うか否かを判断する判断手段と、
    前記低周波成分のカラーノイズ除去処理を行う場合には、前記色差成分画像データの画素を第2の所定のサンプリングフォーマットに従って間引いて前記カラーノイズ処理を行わない場合の画像サイズよりも小さな縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを生成するように前記サンプリング手段のサンプリング率を変更するサンプリング率変更手段と、
    前記輝度成分画像データと前記色差成分画像データとを記録する記録手段と、
    を備えていることを特徴とする撮像装置。
  8. 前記低周波成分のカラーノイズ除去処理によって生成された縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データに低周波カラー成分ノイズ除去用フィルタ処理を施すフィルタ処理手段と、
    前記低周波カラー成分除去用フィルタ処理が施された縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを、前記カラーノイズ除去処理を行わない場合の色差成分画像データの画像サイズに拡大する画像リサイズ手段とを更に備えていることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記サンプリング手段は、前記第2の所定のサンプリングフォーマットに従って前記色差成分画像データの画素のうち対象とする画素を残して該対象とする画素の周辺の画素を間引く間引き処理手段であることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記サンプリング手段は、前記第2の所定のサンプリングフォーマットに従って前記色差成分画像データの画素のうち複数の画素の色差成分画像データを用いて対象とする画素を生成することにより対象とする画素を残して該対象とする画素の周辺の画素を間引くのと等価な間引きを行う間引き処理手段であることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の撮像装置。
  11. 撮像素子により取り込まれた映像信号を輝度成分画像データと色差成分画像データとに変換する変換手段と、
    前記色差成分画像データの画素を水平方向と垂直方向との少なくとも一方について所定のサンプリングフォーマットに従って間引いてサンプリングするサンプリング手段と、
    低周波成分のカラーノイズ除去処理を行うか否かを判断する判断手段と、
    前記低周波成分のカラーノイズ除去処理を行う場合には、該低周波成分のカラーノイズ除去処理を行わない場合と同一のサンプリングフォーマットに従って生成された色差成分の画像データの画像サイズを縮小して縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを生成すると共に該縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データを元の画像サイズの色差成分画像データに拡大するリサイズ手段と、
    前記縮小画像サイズに相当する少ないデータ量の色差成分画像データに低周波カラー成分ノイズ除去用フィルタ処理を施すフィルタ処理手段と、
    前記輝度成分画像データと前記色差成分画像データとを記録する記録手段と、
    を備えていることを特徴とする撮像装置。
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