JP5504905B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5504905B2
JP5504905B2 JP2010006605A JP2010006605A JP5504905B2 JP 5504905 B2 JP5504905 B2 JP 5504905B2 JP 2010006605 A JP2010006605 A JP 2010006605A JP 2010006605 A JP2010006605 A JP 2010006605A JP 5504905 B2 JP5504905 B2 JP 5504905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter speed
value
gain
image
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010006605A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011146962A (ja
Inventor
知章 塘
陽 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010006605A priority Critical patent/JP5504905B2/ja
Publication of JP2011146962A publication Critical patent/JP2011146962A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5504905B2 publication Critical patent/JP5504905B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

本発明は、被写体を撮像して出力する撮像装置に関し、特に低照度時にプレビュー用のスルー画像を適切に撮像することができる撮像装置に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置は、ユーザがシャッターボタンを押す等の指示に応じて、被写体からの光を撮像素子が撮像して電気信号に変換した画像データを、メモリカード等の記録媒体に記録する。また、デジタルカメラは液晶パネル等で構成されたモニタを備えている。撮影モードにおいてデジタルカメラは、撮像素子を例えば1/30秒毎に駆動して撮像させ、撮像された画像データを逐一モニタに表示する、いわゆるプレビュー表示を行う。モニタにプレビュー表示を行うことにより、光学ビューファインダを備えないデジタルカメラにおいても撮影しようとする被写体をモニタで確認することができる。
また従来、低照度下において感度不足を補うようにした撮像装置としては、例えば特許文献1に記載されたような技術が知られている。この従来の撮像装置は、撮影照度に応じてゲイン制御することにより、低照度下においても輝度信号を増幅することができる。
特許文献1に記載されたようなゲイン制御をプレビュー表示時に行うことにより、ユーザは低照度下においても、撮影しようとしている被写体をモニタで確認することができる。特にプレビュー表示においては、記録時の撮像動作よりもゲインを上げることにより、ユーザの視認性を向上できる。
特開昭61−15487号公報
しかしながら従来の撮像装置はユーザがプレビュー表示を見ながら撮影(記録)を行った画像が、ユーザの意図した明るさの画像と異なってしまうことがあるという課題があった。これは、低照度下において、プレビュー表示のためのスルー画像と記録時の記録画像とでゲインが異なるため、プレビュー表示されたスルー画像と比較して記録画像の輝度が低くなってしまうためである。このため、プレビュー表示されたスルー画像の明るさを頼りにユーザが撮影をしても、記録された画像が期待したものと異なる、すなわち失敗画像となってしまうことがあった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、低照度下においても視認性を確保しつつ、より適切なプレビュー表示を行うことができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の撮像装置は、設定されたシャッタスピードおよびゲインに応じて被写体からの光を撮像して画像データとして出力する撮像部と、画像データの輝度に関する情報に基づいてシャッタスピードおよびゲインを算出する制御部と、画像データを表示する表示部とを備え、制御部は、輝度に関する情報に応じてシャッタスピードおよびゲインを変化させるに際し、シャッタスピードおよびゲインが変化する区間の間にシャッタスピードおよびゲインのいずれも不変の区間を設けた。
本発明の撮像装置によれば、低照度下においても視認性を確保しつつ、より適切なプレビュー表示を行うことができる撮像装置を提供することができる。
デジタルカメラ100の構成を示すブロック図 Ev値、Av値およびTv値の関係を示すダイアグラム デジタルカメラ100のプレビュー表示の動作の流れを示すフローチャート Ev値に対応するISO感度およびシャッタスピードの関係を示す図
〔1.実施の形態1〕
〔1−1.構成〕
デジタルカメラ100の構成について、図面を参照しながら説明する。
〔1−1−1.デジタルカメラの構成〕
図1は、デジタルカメラ100の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ100は、光学系110を介して形成された被写体像をCCDイメージセンサ120で撮像する。CCDイメージセンサ120は、撮像した被写体像に基づく画像データを生成する。撮像により生成された画像データは前処理部(AFE:Analog Front End)121や画像処理部130において各種処理を施される。画像データはフラッシュメモリ160やメモリカード192に記憶される。フラッシュメモリ160やメモリカード192に記憶された画像データは、ユーザによる操作部180の操作を受け付けて表示部(LCD)等の表示部170に再生表示される。また、CCDイメージセンサ120で撮像され、画像処理部130から出力された画像データはスルー画像として表示部170に表示される(プレビュー表示)。
光学系110は、フォーカスレンズ111、ズームレンズ112、絞り113およびシャッタ114を含む。図示していないが、光学系110は、光学式手ぶれ補正レンズOIS(Optical Image Stabilizer)を含んでいてもよい。なお、光学系110を構成する各種レンズは何枚から構成されるものでも、何群から構成されるものでもよい。
フォーカスレンズ111は、焦点距離の調節に用いられる。ズームレンズ112は拡大縮小倍率の調節に用いられる。絞り113は、CCDイメージセンサに入射する光量の調節に用いられる。絞り113は、設定可能な絞り値の範囲をF2.8〜F22とする。シャッタ114は、CCDイメージセンサに入射する光の露出時間を調節する。シャッタ114は、設定可能なシャッタスピードの範囲を60秒〜1/4000秒とする。フォーカスレンズ111、ズームレンズ112、絞り113およびシャッタ114は、それぞれに対応したDCモータやステッピングモータ等の駆動手段(不図示)により、コントローラ150から通知された制御信号に従って駆動される。
CCDイメージセンサ120は、光学系110を通して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する。CCDイメージセンサ120は、所定のフレームレート(例えば、30フレーム/秒)で新しいフレームの画像データを生成する。また、CCDイメージセンサ120は、プレビュー表示においては電子シャッタ動作により露出光量を調節する。CCDイメージセンサ120の画像データ生成タイミングおよび電子シャッタ動作は、コントローラ150によって制御される。この画像データをスルー画像として逐一表示部170にプレビュー表示することにより、ユーザはリアルタイムに被写体の状況を表示部170で確認できる。なお本発明においては、CCDイメージセンサ120に代えて、例えばCMOSイメージセンサやNMOSイメージセンサなど、他の撮像素子を用いても良い。
前処理部121は、CCDイメージセンサ120で生成された画像データに対して、相関二重サンプリング、ゲイン調整等の処理を実行する。ゲイン調整においては、ISO感度に相当するゲインが設定される。また、アナログ形式の画像データからデジタル形式の画像データへの変換を施す。その後、前処理部121は画像データを画像処理部130に出力する。
画像処理部130は、画像データに対して各種の処理を施す。各種処理としては、ガンマ補正、ホワイトバランス補正、YC変換処理、電子ズーム処理、圧縮処理、伸張処理等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、これらの一部を欠く構成としてもよい。画像処理部130は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、これらの処理を行うためのプログラムを実行するマイクロコンピュータ等で構成してもよい。またコントローラ150等と共に1つの集積回路として構成してもよい。
操作部180は、デジタルカメラ100の外装に備わっているボタンやレバー、ダイヤル等の総称であり、ユーザによる操作を受け付ける。例えば、レリーズボタンやズームレバー、モードダイヤル、コマンドダイヤル、十字ボタン、電源スイッチ等が操作部180にあたる。また、レンズ鏡筒に設けられたフォーカスリングおよびズームリング、表示部170に設けられたタッチパネルも操作部180に含まれる。操作部180はユーザによる操作を受け付けると、コントローラ150に種々の動作指示信号を通知する。
表示部170は、デジタルカメラ100の背面に備わる。表示部170は、画像処理部130にて処理された画像データに基づく画像を表示する。表示部170が表示する画像には、スルー画像や記録画像がある。表示部170は、CCDイメージセンサ120により一定時間毎に生成される画像をスルー画像として略リアルタイムで表示する。ユーザは、表示部170に表示されるスルー画像を参照することにより、被写体の構図を確認しながら撮影できる。記録画像は、メモリカード192やフラッシュメモリ160に記録された画像である。表示部170は、ユーザの操作に応じて、すでに記録した画像データに基づく画像を表示する。表示部170はこの他、デジタルカメラ100の各種設定条件等を表示可能である。
コントローラ150は、デジタルカメラ100全体の動作を統括制御する。コントローラ150は、プログラム等の情報を格納するROM(不図示)、プログラム等の情報を処理するCPU(不図示)等により構成される。ROMは、フォーカス制御や露出制御に関するプログラムの他、デジタルカメラ100全体の動作を統括制御するためのプログラムを格納している。またROMは、CCDイメージセンサ120が起動した後、最初に撮像を実行するときの絞り値やシャッタスピードに関する撮像初期データ、適正露出を得るための目標輝度値に関するデータ、APEX(Additive System of Photographic Exposure )システムにおける露出値(Ev)、絞り値(Av)およびシャッタスピード(Tv)の関係を示すダイアグラム等を格納している。
図2は、APEXシステムにおけるEv値、Av値およびTv値の関係を示すダイアグラムである。横軸にTv値、縦軸にAv値をとっている。図ではTv値と実際のシャッタスピード(秒)との対応、Av値と実際の絞り値(F値)との対応も示している。右上がりの各斜線は同じEv値を示しており、そのEv値を図の上部および右側に示している。図中の太い折れ線はプログラムモード、すなわちデジタルカメラ100が絞り値およびシャッタスピードを被写体に応じて設定するモードにおけるプログラムラインを示している。
なお、APEXシステムにおいては、被写界輝度(Bv)、ISO感度(Sv)も含め、次式が成り立つ。
Ev=Av+Tv=Bv+Sv (式1)
コントローラ150は、表示部170にメニューを表示させ、ユーザがメニューを見ながら操作部180を操作することにより各種設定を行わせ、設定内容を取得する。
コントローラ150は、ユーザが操作部180を操作することにより設定した動作モードを取得する。動作モードとしては、静止画撮影モード、動画撮影モードおよび再生モード等が挙げられるが、他に動作モードがあってもよい。本実施の形態では以下、静止画撮影モードにおいてプレビュー表示を行っている状態での動作について説明する。
コントローラ150は、撮像したスルー画像の輝度値に基づいて、適切なISO感度を設定する(輝度値については後述する)。そして設定されたISO感度に応じて、前処理部121のゲイン制御におけるゲインを設定する。またコントローラ150は、撮像したスルー画像の輝度値に基づいて、CCDイメージセンサ120のスルー画像生成時における露光時間を制御する。露光時間は、CCDイメージセンサ120の画像データ生成のフレームレートおよび電子シャッタ動作により制御される。例えば被写体の照度が高いときには、画像データ生成のフレームレートを30フレーム/秒とし、電子シャッタ動作を併用することにより露光時間を1/30秒以下に制御する。また、被写体の照度が低く、露光時間を1/30秒より長くしたい場合には画像データ生成のフレームレートを適宜低く(例えば10フレーム/秒)する。この例ではプレビュー表示のフレームレートは30フレームから10フレームへと低下するが、その分露光時間を長く取ることができるため、得られる画像データの輝度は高くなり、その分低照度時の視認性が上がる。
コントローラ150は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、マイクロコンピュータなどで構成してもよい。また、画像処理部130などと共に1つの集積回路として構成してもよい。また、ROMはコントローラ150の内部構成である必要はなく、コントローラ150の外部に備わったものでもよい。
バッファメモリ140は、画像処理部130やコントローラ150のワークメモリとして機能する記憶手段である。バッファメモリ140はDRAM(Dynamic Random Access Memory)などで実現できる。
フラッシュメモリ160は、画像データ等を記憶するための内部メモリとして機能する。コントローラ150は、画像処理部130で処理される画像データをフラッシュメモリ160あるいはメモリカード192に記憶する。
カードスロット191は、メモリカード192を着脱可能な接続手段である。カードスロット191は、メモリカード192を電気的及び機械的に接続可能である。また、カードスロット191は、メモリカード192を制御する機能を備えてもよい。
メモリカード192は、内部にフラッシュメモリ等の記憶部を備えた外部メモリである。メモリカード192は、画像処理部130で処理される画像データなどのデータを記憶可能である。本実施の形態では、外部メモリの一例としてメモリカード192を示すが、光ディスク、HDD等の記憶媒体を外部メモリとしてもよい。また、外部との通信インタフェース(無線または有線)をコントローラ150に接続し、画像データを外部に伝送するように構成してもよい。
〔1−1−2.本発明との対応関係〕
CCDイメージセンサ120は、本発明の撮像部の一例である。コントローラ150は、本発明の制御部の一例である。デジタルカメラ100は、本発明の撮像装置の一例である。
〔1−2.動作〕
デジタルカメラ100の静止画撮影モードにおけるプレビュー表示の動作の流れについて説明する。
図3は、デジタルカメラ100のプレビュー表示の動作の流れを示すフローチャートである。ユーザが操作部180を操作することにより動作モードが静止画撮影モードに設定されると、コントローラ150がこれに応じてデジタルカメラ100全体を静止画撮影モードに設定し、プレビュー表示を開始する。
プレビュー表示の開始にあたり、コントローラ150はまず、各パラメータの初期設定を行う(S101)。具体例としては、プレビュー表示におけるシャッタスピードの初期値を1/30秒、絞り値を開放値であるF2.8、ISO感度をISO100とする。コントローラ150は、これらのパラメータに応じてCCDイメージセンサ120、絞り113および前処理部121を制御する。なお、設定されたシャッタスピードが1/30秒であるので、CCDイメージセンサ120のフレームレートは30フレーム/秒とする。また、設定されたパラメータより、APEXシステムにおけるAv値は3、TV値は5であるので、Ev値は8となる。
次にコントローラ150は、設定されたパラメータで撮像を行う(S103)。撮像された画像データはバッファメモリ140に記憶される。
コントローラ150は、バッファメモリ140に記憶された画像データから輝度情報を算出する(S103)。輝度情報としては、画像中央部の所定範囲における各画素の平均輝度を輝度情報とする方法(スポット測光)や、画像データ全体を複数のブロックに分割し、各ブロックの平均輝度に基づいて、これらを加重平均して輝度情報とする方法(マルチ測光)等がある。これらのいずれの方法を取るかはユーザがメニューから設定することも、いずれかひとつの方法にあらかじめ決めておくこともできる。
次にコントローラ150は、取得した現在の輝度情報の示す値(以下、輝度値と呼ぶ)、撮像時のAv値、Tv値およびISO感度から、次の撮像動作におけるEv値を求める(S104)。次のEv値の求め方の一例としては、次のような方法が挙げられる。あらかじめ、輝度値、Av値、Tv値およびISO感度の組み合わせに対応するEv値のテーブルをコントローラ150内のROMに格納しておく。そして、輝度値、Av値、Tv値およびISO感度からこのテーブルを参照してEv値を求める。または、次のEv値そのものではなく、Ev値の補正量をテーブルに保持しておき、現在のEv値とテーブルを参照して得られた補正量とから次のEv値を求めてもよい。このとき求められる次のEv値は、画像データの輝度に関する情報の一例である。
次のEv値を元に、Av値、Tv値、ISO感度を再設定する(S104)。プレビュー表示時は絞り値は開放値(本実施の形態ではF2.8)で固定とするため、Av値は3で固定である。そこで、次のEv値に対応するTv値およびISO感度の関係をあらかじめ記憶しておき、これを参照することによりTv値およびISO感度を設定する。
図4は、Ev値に対応するISO感度およびシャッタスピードの関係を示す図である。図4(a)は、Ev値に対応するISO感度の関係を示す図である。図4(b)は、Ev値に対応するシャッタスピードの関係を示す図である。各図において、横軸はEv値であり、右に行くほどEv値が大きい、すなわち被写体の照度が高いことを意味する。E1〜E8はいずれもEv値であり、E1>E2>E3>E4>E5>E6>E7>E8である。図4(a)において、縦軸はISO感度であり、上に行くほどISO感度が高い(ゲインが高い)。G1〜G3はISO感度であり、G3>G2>G1である。図4(b)において、縦軸はシャッタスピードであり、上に行くほどシャッタスピードが遅い、すなわち露光時間が長いことを意味する。S1〜S3はシャッタスピードであり、S3>S2>S1である。S1は、プレビュー表示時のフレームレートに対応する値である。本実施の形態ではプレビュー表示におけるフレームレートは30フレーム/秒であるので、S1は1/30秒である。この図についての詳細は後述する。
この図が示す情報をコントローラ150内のROMに格納しておき、必要に応じて参照することにより、Ev値に対応するTv値、すなわちシャッタスピードとISO感度を決定する。
ユーザによる動作モード切り替えやシャッタボタン押下等によりプレビュー表示を終了すると判断すると(S105において“Y”)、プレビュー表示の動作を終了する。プレビュー動作を継続する場合(S105において“N”)は、ステップS102に戻って、新たに設定されたパラメータにて撮像を行う。一連の動作を繰り返すことによりプレビュー表示の動作が行われる。
次に図4に示したような、Ev値に対応するISO感度およびシャッタスピードの関係について説明する。
図において、Ev値がE1以上であるときは、プレビュー表示におけるISO感度はG1、シャッタスピードはS1である。Ev値がE1以上となるような被写体の照度は、照明の付いた室内やそれ以上の明るさである。
Ev値がE1を下回ると、E2まではISO感度を徐々に上げていき、Ev値がE2のときにはISO感度はG2となる。これにより、スルー画像におけるノイズは徐々に増加するが、被写体の照度が低下するのを補償するかたちでゲインアップされる。
Ev値がE2を下回ると、E3まではISO感度は一定でシャッタスピードを徐々に遅くしていき、Ev値がE3のときにはシャッタスピードはS2となる。シャッタスピードがフレームレートと等しいS1よりも遅くなるため、プレビュー表示におけるフレームレートを低下させることによりシャッタスピードを遅くしていく。これにより、プレビュー表示のフレームレートは低下するものの、被写体の照度が低下するのを補償するかたちでスルー画像の露光量が増加する。このように、被写体の照度が所定値を下回るような、Ev値がE1〜E3の区間では、ISO感度およびシャッタスピードを順次制御することにより露出を調整し、プレビュー表示における視認性を確保する。
Ev値がE3を下回ると、E4まではISO感度、シャッタスピード共に固定のままとする。幅がΔEaであるこの区間においては、被写体の照度の低下に応じてプレビュー表示されるスルー画像も暗くなっていくが、ISO感度、シャッタスピード共に固定のままであるので、ノイズの増加やフレームレートの低下もない。この区間を設けることにより、被写体の照度が低下するのに合わせてプレビュー表示もそのまま暗くなっていくため、プレビュー表示されるスルー画像とユーザがシャッタボタンを押下したときに得られる記録画像との明るさの差を縮小できる。したがって、シャッタボタンを押下したときにプレビュー表示に近い記録画像を得ることが出来る。また、この区間においてはゲインアップを行わないためノイズの増加が発生しない。例えば、被写体の照度が夜景等に相当するEv値の区間をこのE3〜E4の区間とすれば、夜景撮影時において、プレビュー表示における視認性とノイズの抑制を両立することができる。
Ev値がE4を下回ると、E5までは再びISO感度を徐々に上げていき、Ev値がE5のときにはISO感度はG3となる。これにより、スルー画像におけるノイズは徐々に増加するが、被写体の照度が低下するのを補償するかたちでゲインアップされる。
Ev値がE5を下回ると、E6まではISO感度は一定でシャッタスピードを徐々に遅くしていき、Ev値がE6のときにはシャッタスピードはS3となる。これにより、プレビュー表示のフレームレートは低下するものの、被写体の照度が低下するのを補償するかたちでスルー画像の露光量が増加する。ここで、被写体の照度がさらに低下した、Ev値がE4〜E6の区間は、夜景撮影時よりもさらに暗い、必ずフラッシュを使用して撮影するような状況を示している。フラッシュを使用した撮影時には、スルー画像はフラッシュなしのため暗くなる一方、記録画像はフラッシュが発光したときの明るい画像となり、ユーザもこの差異があることを認識している。そこでこの区間におけるプレビュー表示のスルー画像については視認性を優先し、再びISO感度およびシャッタスピードを順次制御することにより露出を調整し、プレビュー表示における視認性を確保する。
Ev値がE6を下回ると、E7まではISO感度、シャッタスピード共に固定のままとする。幅がΔEbであるこの区間においては、被写体の照度の低下に応じてプレビュー表示されるスルー画像も暗くなっていくが、ISO感度、シャッタスピード共に固定のままであるので、ノイズの増加やフレームレートの低下もない。この区間を設けることにより、極端なノイズの増加やフレームレートの低下による、被写体の視認性低下を抑制することができる。
Ev値がE7を下回ると、E8までは逆にISO感度を徐々に下げていき、Ev値がE8のときにはISO感度は再びG2となる。このように、極端に被写体の照度が低い場合には被写体がほとんど視認できない上にスルー画像上のノイズが目立つ状況となるため、逆にISO感度を下げることにより、スルー画像のノイズを低減することができる。
以上のようにして、被写体の照度に応じてEv値に対応するISO感度およびシャッタスピードを2段階に分けて調整する。すなわち、輝度に関する情報であるEv値に応じてシャッタスピードおよびゲイン(ISO感度)を変化させるに際し、シャッタスピードおよびゲインが変化する区間の間に、シャッタスピードおよびゲインのいずれも不変のE3〜E4の区間を設ける。これにより、低照度下においてもプレビュー表示の視認性を確保しつつ、被写体に応じてより適切なプレビュー表示を行うことができる。
〔2.他の実施形態〕
以上により、本発明の実施の形態1について説明した。しかし本発明は、これらには限定されない。そこで、本発明の他の実施の形態について、本欄にまとめて説明する。
実施の形態1のデジタルカメラ100において、設定可能な絞り値の範囲をF4〜F22とし、設定可能なシャッタスピードの範囲を60秒〜1/4000秒としたが、設定可能な範囲はこれに限らず、どのような範囲が設定可能であっても構わない。
実施の形態1では、デジタルカメラ100の静止画撮影モードを例に挙げて説明したが、動画撮影モードにおけるプレビュー表示においても同様に実施することができる。
本発明の撮像装置は、低照度下においても視認性を確保しつつ、より適切なプレビュー表示を行うことができるため、特に低照度時に撮影を行うデジタルカメラやビデオカメラ等にも適用可能である。
111 フォーカスレンズ
112 ズームレンズ
113 絞り
114 シャッタ
120 CCDイメージセンサ
121 前処理部
130 画像処理部
150 コントローラ
160 フラッシュメモリ
170 表示部
180 操作部

Claims (2)

  1. 設定されたシャッタスピードおよびゲインに応じて被写体からの光を撮像して画像データとして出力する撮像部と、
    前記画像データの輝度に関する情報に基づいて前記シャッタスピードおよび前記ゲインを算出する制御部と、
    前記画像データを表示する表示部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記輝度に関する情報に応じて前記シャッタスピードおよび前記ゲインを変化させるに際し、前記シャッタスピードおよび前記ゲインが変化する区間と、前記シャッタスピードおよび前記ゲインが変化する区間の間に、前記シャッタスピードおよび前記ゲインのいずれもが不変の区間を設けた、撮像装置。
  2. 設定されたシャッタスピードおよびゲインに応じて被写体からの光を撮像して画像データ
    として出力する撮像部と、
    前記画像データの輝度に関する情報に基づいて前記シャッタスピードおよび前記ゲインを
    算出する制御部と、
    前記画像データを表示する表示部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記輝度に関する情報に応じて前記シャッタスピードおよび前記ゲインを
    変化させるに際し、前記シャッタスピードおよび前記ゲインが変化する区間の間に、前記
    シャッタスピードおよび前記ゲインのいずれも不変の区間を設け、
    前記制御部は、前記輝度に関する情報に応じて前記シャッタスピードおよび前記ゲインを変化させるに際し、前記輝度に関する情報が所定値よりも低い場合、前記ゲインを前記輝度に関する情報に応じて小さくするように制御する撮像装置。
JP2010006605A 2010-01-15 2010-01-15 撮像装置 Active JP5504905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010006605A JP5504905B2 (ja) 2010-01-15 2010-01-15 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010006605A JP5504905B2 (ja) 2010-01-15 2010-01-15 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011146962A JP2011146962A (ja) 2011-07-28
JP5504905B2 true JP5504905B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=44461418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010006605A Active JP5504905B2 (ja) 2010-01-15 2010-01-15 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5504905B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3155830B2 (ja) * 1992-09-10 2001-04-16 キヤノン株式会社 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011146962A (ja) 2011-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8081242B2 (en) Imaging apparatus and imaging method
JP4943721B2 (ja) 画像データのカラーノイズ除去方法及びこの方法を用いた撮像装置
JP5123137B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
US7580058B2 (en) Image capturing apparatus and image capturing method
US7884866B2 (en) Imaging apparatus and imaging method
JP5343588B2 (ja) 撮像装置
JP5223686B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2018006827A (ja) 撮像装置、撮像プログラム、撮像方法
JP2008053931A (ja) 撮像装置
US7945155B2 (en) Apparatus for capturing images, method of controlling exposure in the apparatus, and computer readable recording medium storing program
JP4033456B2 (ja) デジタルカメラ
JP5948997B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2010068046A (ja) 撮像装置
JP5091781B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2013088446A (ja) 撮像装置
JP5310331B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2019080261A (ja) 撮像装置
JP5504905B2 (ja) 撮像装置
JP5750262B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
US20130194456A1 (en) Imaging device
JP5145876B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP5091734B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2010068064A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2016134900A (ja) 撮像装置
JP2007006103A (ja) 撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121218

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20130115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131226

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140303