JP2018006827A - 撮像装置、撮像プログラム、撮像方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】連写撮影時のライブビュー表示期間以外の期間に黒画像を表示しても、ライブビュー画像が暗く観察されるのを抑制することができる撮像装置等を提供する。【解決手段】連写撮影における、連続する2枚の静止画像の撮影期間の間にライブビュー画像を撮影する撮像部2と、ライブビュー表示期間にライブビュー画像を表示し、他の期間に黒画像を表示する表示部4と、通常の表示輝度値よりも大きい連写中表示輝度値を算出してライブビュー画像の輝度を変更する表示輝度変更部3と、を備える撮像装置1。【選択図】図1
Description
本発明は、連写撮影において静止画像撮影の合間にライブビュー画像を撮影して表示すると共に、静止画像撮影中は黒画像を表示する撮像装置、撮像プログラム、撮像方法に関する。
電子カメラ等の撮像装置において、連写撮影を行っている最中(連写中)に被写体の画像を表示する方式として、例えば、レックビュー方式(レックビュー連写)と、ライブビュー方式(ライブビュー連写)と、がある。レックビュー方式は、撮像素子を全画素読み出し駆動(以下では、スチル駆動という)して得られた記録用の静止画像を縮小して表示する方式である。また、ライブビュー方式は、ある静止画像を撮影する期間と次の静止画像を撮影する期間との間の期間に撮像素子を加算間引き読み出し駆動(加算読み出し駆動と間引き読み出し駆動との少なくとも一方を行うものであり、以下では、スルー画駆動という)して得られたライブビュー画像を表示する方式である。
レックビュー連写は、駆動モードを切り替える必要がないために、連写コマ数を増やし易い利点がある。しかし、スチル駆動で得られる静止画像の画素数はスルー画駆動で得られるライブビュー画像の画素数よりも多いために、レックビュー連写は、1枚の静止画像を露光し終わった後に、画像データの読み出しを開始してから終了するまでに時間を要し、さらには画像処理にも時間を要するために、表示遅延(レイテンシー)の遅延時間増大を招くことになる。また、レックビュー連写は、連写速度(単位時間当たりの連写コマ数)が遅いと滑らかな動きを表示することができないために、動く被写体を追いながら撮影するには向いていない。
これに対してライブビュー連写は、読み出し画素数が少ないために、レックビュー連写よりも表示遅延(レイテンシー)が小さいが、静止画像を撮影している期間はライブビュー画像を取得することができない欠落期間となる(レックビュー連写の場合、次の静止画像の縮小画像が得られるまでは最後に得られた静止画像の縮小画像を表示し続けるために、こうした欠落期間が生じない)。そこで、この欠落期間にダミー画像として黒画像を表示する技術が従来より提案されている。人間の脳は、ライブビュー画像表示から黒画像表示に切り替わった後も、ライブビュー画像を表示していたときの被写体の動きを脳内で補間する作用が働く。このために、最後に得られたライブビュー画像を表示し続ける代わりに黒画像を表示することで、ライブビュー画像が連続しているかのような感覚で観察することができ、物体の動きが滑らかに感じられるメリットがある。こうして、動く被写体を追いながら撮影する場合には、表示遅延が小さく動きが滑らかに感じられるライブビュー連写の方が、レックビュー連写よりも適している。
しかし、例えば30fpsや60fpsといった表示レートの場合に人間は画像の明るさを積分値で感受するために、黒画像とライブビュー画像とを交互に表示する方法では、表示される画像の明るさを暗く感じてしまう。一例を挙げれば、黒画像の表示フレーム数とライブビュー画像の表示フレーム数とが同一である場合には、画像の明るさが半分程度になったように感じる、等である。
これに対して、例えば特開2013−118463号公報には、ライブビュー連写における上述した欠落期間のダミー画像として、黒画像ではなく、直前の画像の平均輝度に基づいて輝度レベルを決定したグレー画像を表示することで、人間が感受する画像の明るさを向上する技術が記載されている。
しかしながら、グレー画像の場合には、黒画像と比較して人間の脳内における動きの補間作用が効果的に働かず、画像の連続的で滑らかな動きが黒画像を表示するときほどは感じられなくなってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、連写撮影時のライブビュー表示期間以外の期間に黒画像を表示しても、ライブビュー画像が暗く観察されるのを抑制することができる撮像装置、撮像プログラム、撮像方法を提供することを目的としている。
本発明のある態様による撮像装置は、複数枚の静止画像を連続して取得する連写撮影を行うことができる撮像装置において、前記連写撮影時には、連続する2枚の静止画像の撮影期間の間のライブビュー撮影期間に、前記静止画像よりも読出時間が短いライブビュー画像を撮影する撮像部と、前記連写撮影時において、前記ライブビュー撮影期間に取得された前記ライブビュー画像をライブビュー表示期間に表示し、前記ライブビュー表示期間以外の期間に黒画像を表示する表示部と、前記連写撮影時に前記ライブビュー表示期間の表示と前記ライブビュー表示期間以外の期間の表示とが交互に表示されることに伴う視感輝度の低下を抑制するために、通常の設定条件に基づき算出される通常の表示輝度値よりも大きい連写中表示輝度値を算出して、前記連写中表示輝度値に基づき前記表示部に表示される前記ライブビュー画像の輝度を変更する表示輝度変更部と、を具備する。
本発明のある態様による撮像プログラムは、コンピュータに、複数枚の静止画像を連続して取得する連写撮影を行わせるための撮像プログラムであって、前記連写撮影時には、連続する2枚の静止画像の撮影期間の間のライブビュー撮影期間に、前記静止画像よりも読出時間が短いライブビュー画像を撮影する撮像ステップと、前記連写撮影時において、前記ライブビュー撮影期間に取得された前記ライブビュー画像をライブビュー表示期間に表示し、前記ライブビュー表示期間以外の期間に黒画像を表示する表示ステップと、前記連写撮影時に前記ライブビュー表示期間の表示と前記ライブビュー表示期間以外の期間の表示とが交互に表示されることに伴う視感輝度の低下を抑制するために、通常の設定条件に基づき算出される通常の表示輝度値よりも大きい連写中表示輝度値を算出して、前記連写中表示輝度値に基づき前記表示ステップにより表示される前記ライブビュー画像の輝度を変更する表示輝度変更ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明のある態様による撮像方法は、複数枚の静止画像を連続して取得する連写撮影を行う撮像方法であって、前記連写撮影時には、連続する2枚の静止画像の撮影期間の間のライブビュー撮影期間に、前記静止画像よりも読出時間が短いライブビュー画像を撮影する撮像ステップと、前記連写撮影時において、前記ライブビュー撮影期間に取得された前記ライブビュー画像をライブビュー表示期間に表示し、前記ライブビュー表示期間以外の期間に黒画像を表示する表示ステップと、前記連写撮影時に前記ライブビュー表示期間の表示と前記ライブビュー表示期間以外の期間の表示とが交互に表示されることに伴う視感輝度の低下を抑制するために、通常の設定条件に基づき算出される通常の表示輝度値よりも大きい連写中表示輝度値を算出して、前記連写中表示輝度値に基づき前記表示ステップにより表示される前記ライブビュー画像の輝度を変更する表示輝度変更ステップと、を有する。
本発明の撮像装置、撮像プログラム、撮像方法によれば、連写撮影時のライブビュー表示期間以外の期間に黒画像を表示しても、ライブビュー画像が暗く観察されるのを抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[実施形態1]
[実施形態1]
図1から図7は本発明の実施形態1を示したものであり、図1は撮像装置1の基本的な構成を示すブロック図である。
撮像装置1は、複数枚の静止画像を連続して取得する連写撮影を行うことができるように構成されていて、撮像部2と、表示輝度変更部3と、表示部4と、を備えている。
撮像部2は、連写撮影時において、連続する2枚の静止画像の撮影期間の間のライブビュー撮影期間に、静止画像よりも読出時間が短いライブビュー画像(スルー画ともいう)を撮影する。
表示部4は、連写撮影時において、ライブビュー撮影期間に取得されたライブビュー画像をライブビュー表示期間に表示し、ライブビュー表示期間以外の期間に黒画像を表示する。この表示部4は、例えば、表示設定値を変化させることにより表示特性が可変となっていて、可変な表示設定値は、表示部4の照明輝度値(バックライト輝度値あるいはフロントライト輝度値など)と、表示部4の表示階調特性値(例えば、表示ガンマ特性値)と、の少なくとも一方を含んでいる。
表示輝度変更部3は、連写撮影時にライブビュー表示期間の表示とライブビュー表示期間以外の期間の表示とが交互に表示されることに伴う視感輝度の低下を抑制するために、通常の設定条件に基づき算出される通常の表示輝度値よりも大きい連写中表示輝度値を算出して、この連写中表示輝度値に基づき表示部4に表示されるライブビュー画像の輝度を変更する。
具体的に、本実施形態の表示輝度変更部3は、連写撮影の期間における黒画像を表示する期間の割合を示す像消失率が増加するに従って、連写中表示輝度値が大きくなるように、連写中表示輝度値を算出するようになっている。
さらに、本実施形態の表示輝度変更部3は、単位時間当たりに取得される静止画像の枚数を示す連写レートが減少するに従って、連写中表示輝度値が通常の表示輝度値に近付くように、連写中表示輝度値を算出するようになっている。
なお、表示輝度変更部3によるライブビュー画像の輝度の変更は、連写中表示輝度値に基づき表示設定値を設定することにより行ってもよいし、連写中表示輝度値に基づき表示部4へ出力されるライブビュー画像の画像データを変更することにより行っても構わない。後者の場合には、画像データの変更は、画像データを取得する際の露出目標値の変更と、画像データを取得する際の露出補正量の変更と、画像データに対する階調変換特性の変更と、画像データに対するゲイン値の変更と、の内の少なくとも1つにより行われる。
次に、図2は、撮像装置1をデジタルカメラに適用したときの構成例を示すブロック図である。なお、ここでは撮像装置1としてデジタルカメラを例に挙げて説明するが、これに限定されるものではなく、撮像機能を備えた装置であれば任意の装置であって構わない。
図2に示す例のデジタルカメラは、レンズ交換式であり、交換式レンズ10とカメラ本体30とをインタフェース(I/F)20を介して通信できるように接続して構成されている。
交換式レンズ10は、例えばレンズマウントを介してカメラ本体30に対して着脱自在に装着されるようになっており、レンズマウントに形成した電気接点(交換式レンズ10側に設けられた電気接点およびカメラ本体30側に設けられた電気接点)等によりインタフェース20が構成されている。
交換式レンズ10は、レンズ11と、絞り12と、ドライバ13と、フラッシュメモリ14と、マイクロコンピュータ15と、を備えている。
レンズ11は、被写体の光学像をカメラ本体30の後述する撮像素子32上に結像するための撮影光学系である。
絞り12は、レンズ11から撮像素子32へ向かう光束の通過範囲を制御する光学絞りである。
ドライバ13は、マイクロコンピュータ15からの指令に基づき、レンズ11を駆動してフォーカス位置の調整を行い、レンズ11が電動ズームレンズ等である場合にはさらに焦点距離の変更も行う。固定焦点位置の撮像装置、例えば、デジタル顕微鏡のようにピント位置を変化させるレンズ11を備えない場合には、被写体を固定しているステージ(不図示)を移動させることで撮影レンズと被写体との距離を調節し、合焦位置を合わせるようにする。加えて、ドライバ13は、マイクロコンピュータ15からの指令に基づき、絞り12を駆動して開口径を変化させる。この絞り12の駆動により、被写体の光学像の明るさが変化し、ボケの大きさなども変化する。
フラッシュメモリ14は、マイクロコンピュータ15により実行される制御プログラムや、交換式レンズ10に関する各種の情報を記憶する記憶媒体である。
マイクロコンピュータ15は、いわゆるレンズ側コンピュータであり、ドライバ13、フラッシュメモリ14、およびインタフェース20と接続されている。そして、マイクロコンピュータ15は、インタフェース20を介して後述する本体側コンピュータであるマイクロコンピュータ51と通信し、マイクロコンピュータ51からの指令を受けて、フラッシュメモリ14に記憶されている情報の読出/書込を行い、ドライバ13を制御する。さらに、マイクロコンピュータ15は、この交換式レンズ10に関する各種の情報をマイクロコンピュータ51へ送信する。
インタフェース20は、交換式レンズ10のマイクロコンピュータ15と、カメラ本体30のマイクロコンピュータ51とを、双方向に通信できるように接続する。
次に、カメラ本体30は、メカニカルシャッタ31と、撮像素子32と、アナログ処理部33と、アナログ/デジタル変換部(A/D変換部)34と、バス35と、SDRAM36と、画像処理部37と、AE処理部38と、AF処理部39と、AWB処理部40と、JPEG処理部41と、メモリインタフェース(メモリI/F)42と、記録媒体43と、LCDドライバ44と、LCD45と、EVF(電子ビューファインダ:Electronic View Finder)ドライバ46と、EVF47と、ブレ検知ユニット48と、操作部49と、フラッシュメモリ50と、マイクロコンピュータ51と、を備えている。
メカニカルシャッタ31は、レンズ11からの光束が撮像素子32へ到達する時間を制御するものであり、例えば遮光機能を有するシャッタ幕を走行させる光学シャッタとなっている。このメカニカルシャッタ31は、マイクロコンピュータ51の指令により駆動されて、撮像素子32に光束が到達開始してから到達終了するまでの時間、つまり撮像素子32の露光時間を制御する。
撮像素子32は、撮像面に所定の画素ピッチで2次元状に配列された複数の画素を有し、撮像制御部であるマイクロコンピュータ51の制御に基づき、絞り12を介してレンズ11から入射する光束を受光し撮像して(つまり、結像された被写体の光学像を光電変換して)アナログ画像信号を生成するものである。
本実施形態の撮像素子32は、例えば、垂直方向および水平方向に配列された複数の画素の前面に原色ベイヤー配列(R(赤色)G(緑色)B(青色)ベイヤー配列)のカラーフィルタを配置した単板式の撮像素子として構成されている。なお、撮像素子32は、単板式の撮像素子に限らないことは勿論であり、例えば基板厚み方向に色成分を分離するような積層式の撮像素子であってもよい。
さらに、撮像素子32は、全画素の画素信号を読み出して出力する全画素読み出し駆動と、撮像素子32の内部において複数の画素を加算することと、画素を間引くことと、の少なくとも一方を行って出力することで、読み出す画素数を減らした加算間引き読み出し駆動と、を行うことができるように構成されている。
通常、記録用のスチル(静止)画像データを得る際には全画素読み出し駆動を行い、ライブビュー画像(スルー画)を得る際、または記録用の動画像データを得る際などには加算間引き読み出し駆動を行う。このために以下では、全画素読み出し駆動をスチル駆動、加算間引き読み出し駆動をスルー画駆動、と呼ぶことにする。こうして、スチル駆動により得られる静止画像よりも、スルー画駆動により得られるスルー画の方が画素数が少ないために、スルー画の読出時間は静止画像よりも短く、また、画像処理に要する時間も短くなっている。
アナログ処理部33は、撮像素子32から読み出されたアナログ画像信号に対して、リセットノイズ等を低減した上で波形整形を行い、さらに目的の明るさとなるようにゲインアップを行う。
A/D変換部34は、アナログ処理部33から出力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号(適宜、画像データという)に変換する。
例えば、これら撮像素子32、アナログ処理部33、およびA/D変換部34は、図1に示した撮像部2に該当する。ただし、これに限定されるものではなく、A/D変換部34を除外しても構わないし、アナログ処理部33およびA/D変換部34を除外しても構わない。あるいは、撮像部2が、撮像素子32、アナログ処理部33、およびA/D変換部34に加えて、さらに交換式レンズ10を含むと考えてもよい。
また、ここでは撮像素子32がアナログ撮像素子であって撮像素子32の外部にアナログ処理部33およびA/D変換部34が設けられている例を示したが、近年普及が進んでいるデジタル撮像素子の場合には、アナログ処理部33およびA/D変換部34が撮像素子32の内部に設けられている構成となる。
バス35は、撮像装置1内のある場所で発生した各種のデータや制御信号を、撮像装置1内の他の場所へ転送するための転送路である。本実施形態におけるバス35は、A/D変換部34と、SDRAM36と、画像処理部37と、AE処理部38と、AF処理部39と、AWB処理部40と、JPEG処理部41と、メモリI/F42と、LCDドライバ44と、EVFドライバ46と、ブレ検知ユニット48と、マイクロコンピュータ51と、に接続されている。
A/D変換部34から出力された画像データ(以下では適宜、RAW画像データという)は、バス35を介して転送され、SDRAM36に一旦記憶される。
SDRAM36は、上述したRAW画像データ、あるいは画像処理部37、JPEG処理部41等において処理された画像データ等の各種データを一時的に記憶する記憶部である。
画像処理部37は、RAW画像データに対して種々の画像処理を行うものであり、WB補正部61、同時化処理部62、階調処理部63、色再現処理部64、およびNR処理部65を含んでいる。
WB補正部61は、白色の被写体が白色として観察されるように、画像データに対してホワイトバランス処理を行う。
同時化処理部62は、1画素につきRGB成分の内の1色成分のみが存在するRGBベイヤー配列の画像データから、着目画素に存在しない色成分を周辺画素から補間して求めることにより、全画素がRGBの3色成分を全て備える画像データに変換するデモザイキング処理を行う。
階調処理部63は、LCD45、EVF47、または外部モニタ等に画像を表示したときに、適切な階調特性で表示されるように補正用の階調変換処理(例えば、γ変換処理)を行う。この階調処理部63の階調変換処理により、表示用または記録用の画像データの最終的なトーンが決定される。
色再現処理部64は、画像データにカラーマトリクス演算を行うことにより、被写体の色をより忠実に再現する処理を行う。
NR処理部65は、画像データに空間周波数に応じたコアリング処理などを行うことによりノイズ低減処理を行う。
こうして画像処理部37によって各種の処理が行われた後の画像データは、SDRAM36に再び記憶される。
AE処理部38は、RAW画像データに基づき、画像の明るさを示す露出の評価値(例えば、被写体輝度値BV)を算出する。そして、AE処理部38は、算出した評価値が予め決められた露出の目標値(AE目標値)となるように、APEX(Additive system of Photographic EXposure)に基づいたプログラム線図等を用いて、撮影条件/露光条件(例えば、シャッタ速度TV、絞り値AV、感度SVなど)を決定する。マイクロコンピュータ51は、このAE処理部38により決定された撮影条件/露光条件に基づいて、自動露出(AE)制御、すなわち、絞り12の制御、メカニカルシャッタ31の制御または撮像素子32の露光タイミング制御(いわゆる電子シャッタの制御)、アナログ処理部33によるゲインの制御等を行う。なお、AE処理部38は、ユーザにより露出補正が設定されている場合には、設定されている露出補正量を加味して撮影条件/露光条件を決定する。
AF処理部39は、RAW画像データから高周波成分の信号を抽出して、AF(オートフォーカス)積算処理により、合焦評価値を取得する。ここで取得された合焦評価値は、レンズ11のAF駆動に用いられる。なお、AFがこのようなコントラストAFに限定されないことは勿論であり、例えば専用のAFセンサ(あるいは撮像素子32上のAF用画素)を用いて位相差AFを行うように構成しても構わない。
AWB処理部40は、RAW画像データに基づき、被写体のカラーバランスを検出して、RGB各成分に対するゲインをそれぞれ算出し、算出したゲインをRGB各成分に乗算することでホワイトバランスを調整するオートホワイトバランス処理を行う。
JPEG処理部41は、画像データを記録する際には、SDRAM36から画像データを読み出してJPEG圧縮方式に従って圧縮することによりJPEG画像データを生成し、SDRAM36に記憶させる。このSDRAM36に記憶されたJPEG画像データは、マイクロコンピュータ51によりヘッダ等を付加されて、メモリI/F42を介して記録媒体43にJPEGファイルとして記録される。
また、JPEG処理部41は、圧縮画像データの伸張も行う。すなわち、記録済み画像の再生を行う場合には、マイクロコンピュータ51の制御に基づき、例えばJPEGファイルがメモリI/F42を介して記録媒体43から読み出され、SDRAM36に一旦記憶される。JPEG処理部41は、SDRAM36に記憶されたJPEGファイル中のJPEG画像データをJPEG伸張方式に従って伸張し、伸張した画像データをSDRAM36に記憶させる。
メモリI/F42は、記録媒体43へ画像データを記録する制御を行う記録制御部であり、さらに、記録媒体43からの画像データの読み出しを行う読出制御部でもある。
記録媒体43は、画像データを不揮発に記憶する記録部であり、例えばカメラ本体30に着脱できるメモリカード等により構成されている。ただし、記録媒体43は、メモリカードに限定されるものではなく、ディスク状の記録媒体でも構わないし、その他の任意の記録媒体であってもよい。従って、記録媒体43は、撮像装置1に固有の構成である必要はない。
LCDドライバ44は、SDRAM36に記憶されている画像データを読み出して、読み出した画像データを映像信号へ変換し、LCD45を駆動制御して映像信号に基づく画像をLCD45に表示させる。
LCD45は、例えばカメラ本体30の背面に設けられた表示パネルであり、上述したようなLCDドライバ44の駆動制御により、画像を表示すると共に、この撮像装置1に係る各種の情報を表示する。
EVFドライバ46は、SDRAM36に記憶されている画像データを読み出して、読み出した画像データを映像信号へ変換し、EVF47を駆動制御して映像信号に基づく画像をEVF47に表示させる。
EVF47は、例えば、カメラ本体30の背面上部において、拡大光学系を介して観察するように構成されていて、上述したようなEVFドライバ46の駆動制御により、画像を表示すると共に、この撮像装置1に係る各種の情報を表示する。
ここに、LCD45とEVF47との何れも、バックライトやフロントライトなどを予め設定された照明輝度値(バックライト輝度値あるいはフロントライト輝度値など)で点灯した上で、入力画像に対する表示用のトーン設定である表示階調特性(例えば、表示ガンマ特性)が適用されて、表示が行われることになる。これら照明輝度値および表示階調特性は、設定に応じて変更することができるようになっている。
これらLCD45およびEVF47は、図1に示した表示部4に該当し、ユーザは、LCD45とEVF47との何れに表示を行うかを所望に選択することができるようになっている。
そして、LCD45またはEVF47において行われる画像表示には、撮影直後の静止画の画像データを短時間だけ表示するレックビュー表示、記録媒体43に記録されたJPEGファイルの再生表示、記録媒体43に記録された動画像の再生表示、およびライブビュー表示などがある。
ブレ検知ユニット48は、ジャイロセンサ等を備えたブレ検知部であり、例えば手ブレなどによる撮像装置1の動きの大きさをブレ量として検知する。そして、ブレ検知ユニット48は、検知結果をマイクロコンピュータ51へ出力するようになっている。このブレ検知ユニット48により検知されたブレ量は、ユーザへの手ブレ警告として用いられ、あるいは図示しないブレ補正機構によるブレ補正に用いられる。
操作部49は、この撮像装置1に対する各種の操作入力を行うためのものであり、撮像装置1の電源をオン/オフするための電源ボタン、画像の撮影開始を指示するための例えば1st(ファースト)レリーズスイッチおよび2nd(セカンド)レリーズスイッチを有して構成されている2段式操作ボタンでなるレリーズボタン、記録画像の再生を行うための再生ボタン、撮像装置1の設定等を行うためのメニューボタン、項目の選択操作に用いられる十字キーや選択項目の確定操作に用いられるOKボタン等の操作ボタンなどを含んでいる。ここに、メニューボタンや十字キー、OKボタン等を用いて設定できる項目には、撮影モード(単写撮影モード、連写撮影モード等)、記録モード(JPEG記録モード、RAW+JPEG記録モード等)、再生モード、各種パラメータの設定などが含まれている。この操作部49に対して操作が行われると、操作内容に応じた信号がマイクロコンピュータ51へ出力される。例えば、カメラが連写撮影モードに設定されているときに、レリーズボタンが押し続けられると、2ndレリーズスイッチがオンしている間は静止画像の撮影を繰り返して行うことで、連写撮影が行われるようになっている。
フラッシュメモリ50は、マイクロコンピュータ51により実行される処理プログラムと、この撮像装置1に係る各種の情報と、を不揮発に記憶する記憶媒体である。ここに、フラッシュメモリ50が記憶する情報としては、例えば、画像処理に用いるパラメータ、撮像装置1を特定するための機種名や製造番号、ユーザにより設定された設定値、などが幾つかの例として挙げられる。このフラッシュメモリ50が記憶する情報は、マイクロコンピュータ51により読み取られる。
マイクロコンピュータ51は、カメラ本体30内の各部を制御すると共に、インタフェース20を介してマイクロコンピュータ15へ指令を送信し交換式レンズ10を制御するものであり、この撮像装置1を統括的に制御する制御部である。マイクロコンピュータ51は、ユーザにより操作部49から操作入力が行われると、フラッシュメモリ50に記憶されている処理プログラムに従って、フラッシュメモリ50から処理に必要なパラメータを読み込んで、操作内容に応じた各種シーケンスを実行する。
制御部であるマイクロコンピュータ51は、撮影モードにおいて、撮像素子32に撮像を行わせて画像データを取得させる撮像制御部としても機能するようになっている。特に連写撮影モードに設定されているときには、マイクロコンピュータ51は、2ndレリーズスイッチがオンの状態に維持さている間は撮像素子32に静止画像の撮影を連続的に行わせると共に、連続する2枚の静止画像の撮影期間の間のライブビュー撮影期間に、ライブビュー画像を撮影させる連写制御部として機能するようになっている。
次に、図3は、撮像装置1における連写時の処理を示すフローチャートである。この処理(および、以下の各フローチャートに示す処理)は、制御部であるマイクロコンピュータ51の制御に基づき行われる。
電源ボタンにより撮像装置1の電源がオンされて図示しないメインルーチンの処理を行っているときに、操作部49の操作により撮像装置1が連写撮影モードに設定され、レリーズボタンが半押し(1stレリーズスイッチがオン)されてAE処理およびAF処理が行われ、さらにレリーズボタンが全押しされて2ndレリーズスイッチがオンの状態に維持されると、この処理が実行される。
するとまず、連写撮影モードや連写コマ数などの連写設定の読み込みを行う(ステップS1)。この連写撮影モードの方式として撮像装置1に搭載できるのは、例えば、レックビュー方式(レックビュー連写)と、ライブビュー方式(ライブビュー連写)とであるが、ここでは、ライブビュー連写のみが撮像装置1に搭載されているか、もしくは、両方が搭載されているがライブビュー連写が選択されている状態にあるか、の何れかであるものとして以下の説明を行う。
続いて、撮像素子32をスチル駆動に設定して(ステップS2)、静止画像を撮影するための撮影条件/露出条件を算出して設定する(ステップS3)。
こうして撮影の準備が整ったら、撮像素子32による露光を開始する(ステップS4)。
この露光を開始した後も、連写を開始する前に取得したライブビュー画像の表示が表示遅延時間(画像の取り込みおよび画像処理などにより、表示されるまでに遅延が生じた時間)程度行われるが(図7参照)、表示遅延時間程度のライブビュー画像の表示が終わったら、その後はマイクロコンピュータ51の制御に基づき、黒画像がLCD45またはEVF47に表示される(ステップS5)。
そして、ステップS3において設定された露光時間が経過したか否かを判定し(ステップS6)、まだ経過していないと判定された場合にはステップS5の黒画像表示を継続して行う。
また、ステップS6において、露光時間が経過したと判定された場合には、生成された画像を撮像素子32から読み出して、アナログ処理部33およびA/D変換部34により処理し、SDRAM36に記憶した後に、画像処理部37により画像処理を行って、メモリI/F42を介して記録媒体43に記録する処理を行う(ステップS7)。ただし、静止画像の読み出しや画像処理には時間を要するために、このステップS7の処理は、連写を終了しない限り、後述するステップS9の処理と並列して実行されることになる。
次に、2ndレリーズスイッチのオン状態が解除されて、連写終了が撮影者により指示されたか否かを判定する(ステップS8)。
ここで、2ndレリーズスイッチがオン状態のまま維持されていると判定された場合には、後で図4を参照して説明するようなスルー画処理を行う(ステップS9)。すなわち、表示遅延を除いて、スチル撮像を開始してから完了するまでは黒画像を表示するが、スチル撮像を完了した後は、連写を終了しない限り、スルー画表示に移行するようになっている。
そして、ステップS9のスルー画処理を所定時間行ったら、次の静止画像を撮影するために、ステップS2に戻って上述したような処理を行う。
一方、ステップS8において、2ndレリーズスイッチのオン状態が解除されたと判定された場合には連写が終了となって、この処理から図示しないメイン処理にリターンする。
図4は、図3のステップS9におけるスルー画処理の詳細を示すフローチャートである。
この処理に入ると、表示輝度変更部3は、連写レートNを算出する(ステップS10)。
ここに、連写レートは、静止画像が1秒間に何コマ撮影されるか示すものであり、1秒当たりのフレーム数(fps)を単位として表される。そして、連写撮影は、通常、予め設定された連写レートで行われる。
ただし、予め設定された連写レートから算出される1コマ当たりの露光時間よりも、露出制御に基づき設定される露光時間が長い場合には、予め設定された連写レートで連写することができない。
また、記録媒体43がメモリカード等である場合には、製品によって様々なメディア記録速度のものがあるために、連写して得られた複数枚の静止画像を撮影後に即座に記録媒体43に書き込むことができない場合もある。こうした場合には、カメラ本体30内のSDRAM36、あるいはフラッシュメモリ50などの内蔵メモリをバッファとして用いて連写を続けるが、内蔵メモリ容量とメディア記録速度との関係でバッファフルになってしまうと、予め設定された連写レートで連写することができなくなる。
従って、ここで算出する連写レートNは、こうした実際の撮影状態を踏まえた連写レートである。
ここで、図7は、連写開始前後の撮像装置1の処理の流れを示すタイミングチャートである。
図示のように、連写を開始する前までは、ライブビュー画像LVの撮像および表示が連続的に行われている。この連写開始直前の表示画像の明るさ(連写前の表示輝度値)は、例えば、後述する基準表示輝度値B0として用いられる。連写が開始されても、上述したように表示遅延時間(図7の例ではライブビュー画像LVの2フレーム分の時間)だけは連写前に撮影したライブビュー画像LVが表示されるが、その後は静止画像の撮像に対応して黒画像が表示される。
そして、この図7に示す例では、ある1枚の静止画像を撮影開始する時点から、次の1枚の静止画像を撮影開始する時点までの時間はTcである。従って、連写レートNは、N=1/Tcにより算出される。また、連写中において、静止画像(例えばSTL1)を撮影する期間が静止画像撮影期間、連続する2枚の静止画像撮影期間(例えばSTL1とSTL2)の間がライブビュー撮影期間(図7の例では、4フレームのスルー画LV11〜LV14が撮影される期間)である。なお、ライブビュー撮影期間とライブビュー表示期間とは表示遅延時間だけずれており、同様に、静止画像撮影期間と黒画像表示期間(ライブビュー表示期間以外の期間)とも表示遅延時間だけずれている。
次に、表示輝度変更部3は、像消失率Rを算出する(ステップS11)。
ここに、像消失率は、ある1枚の静止画像を撮影開始する時点から、次の1枚の静止画像を撮影開始する時点までの時間(図7の例においてはTc)に対する、スルー画が表示されていない時間の割合である。図7に示す例においては、スルー画が表示されている時間(ライブビュー表示期間)はTs、スルー画が表示されていない時間(ライブビュー表示期間以外の期間)はTb=(Tc−Ts)であるから、像消失率Rは、R=Tb/Tcにより算出される。
像消失率は、通常、連写コマ数が増えると上がる傾向にあるが、連写コマ数は上述したように各種の条件によって変化する。さらに、連写コマ数が同一であっても、露光時間が長い場合と短い場合とではスルー画を撮影することができる時間の長さが異なるために像消失率が異なるし、同様に、バッファに余裕がある場合とバッファフルの場合とでも像消失率が異なる。
従って、ここで算出する像消失率Rは、こうした実際の撮影状態を踏まえた像消失率である。
続いて、表示輝度変更部3は、ステップS10において算出された連写レートNと、ステップS11において算出された像消失率Rとに基づいて、連写中表示輝度値Bを算出する(ステップS12)。
この連写中表示輝度値Bの算出は、例えば、基準表示輝度値B0に対する重みWを算出して、算出した重みWをB0に乗算することにより行う。ここに、基準表示輝度値B0は、通常の設定条件に基づき算出される通常の表示輝度値であり、例えば、連写前の表示輝度値を用いることができる(図7において、連写前の表示輝度値を基準表示輝度値B0として用いている例を参照)。
そして、重みWの算出は、像消失率Rに基づく基本重みWrに、連写レートNに基づく補正係数Kを乗算することにより行う。
上述したように、人間は画像の明るさを積分値で感受するために、例えば、像消失率Rが1/2の場合(つまり、黒画像の表示時間とライブビュー画像の表示時間とが同一である場合)には、画像の明るさが概略半分になったように感じてしまうし、像消失率Rが2/3の場合(つまり、黒画像の表示時間がライブビュー画像の表示時間の2倍である場合)には、画像の明るさが概略1/3になったように感じてしまう。
こうして、基本重みWrは、像消失率Rが増加するにつれて人間が感受する輝度(視感輝度)が低下するのを抑制するために、原則的に、1以上の値の範囲で、像消失率Rの増加に応じて次第に増加するように設定される。
最も単純なWrの設定方法は、ライブビュー画像の連写中表示輝度値BをB=B0×Wrとして、この連写中表示輝度値Bと、連写中の黒画像の表示輝度値と、を時間平均した輝度値が基準表示輝度値B0に一致するようにWrを設定する方法である。黒画像の表示輝度値が0である理想的な場合(ただし、黒画像でバックライト等の輝度を完全に遮ることは困難であるために、実際には黒画像の表示輝度値は幾らかの値をもつ)を例に挙げれば、Wr=1/(1−R)として設定する(つまり、B=B0/(1−R)となる)ことになる。
これに対して、実際の製品により即した基本重みWrの設定例を図5に示す。ここに、図5は、基準表示輝度値B0に対する基本重みWrを、像消失率Rに応じて決定する例を示す線図である。なお、連写中にスルー画を取得するライブビュー連写が設定されていて、連写中に1フレーム以上の静止画が撮影され、かつ1フレーム以上のスルー画が撮影される場合には、像消失率Rが取り得る値の範囲は、0<R<1である。
この図5に示す例では、像消失率Rが0<R≦R1のときにはWr=1であるが、R1<R<R2においては基本重みWrが単調増加し、R2≦R<1において最大値Wrmをとるようになっている。
まず、像消失率Rが小さい(0<R≦R1)ときには、表示輝度値の低下は比較的小さいために、輝度低下による違和感がないかまたは小さい。従って、このときには表示輝度値を変更しないようにしている。一方、表示輝度値を上げる場合には、表示部4の構成により上限があり、具体例としては、LCD45やEVF47のバックライト輝度値やフロントライト輝度値には上限がある。従って、R2≦R<1においては、このような上限に達したために、基本重みWrを最大値Wrm以上には上げることができない(上限値でクリップしている)ことを示している。そして、R1<R<R2が、像消失率Rの増加に応じて、基本重みWrを増加する区間となっている。
次に、図6は、基準表示輝度値B0に対する輝度増加量をさらに制御するための補正係数Kを、連写レートNに応じて決定する例を示す線図である。なお、連写レートNが取り得る値の範囲は0<Nである。
この図6に示す例では、連写レートNが0<N≦N1のときには補正係数Kは最小値Ks(Ks<1)をとるが、N1<N<N2においては基本重みKが単調増加し、N2≦Nにおいて最大値1をとるようになっている。従って、補正係数Kは、Ks≦K≦1の範囲をとり、つまり表示輝度値の増加を抑制する係数となっている。
さらに、表示輝度変更部3は、上述したように求めた基本重みWrと補正係数Kとを用いて、次のように重みWを算出する。
W=1+K×(Wr−1)
W=1+K×(Wr−1)
すなわち、重みWは、基本重みWrにおける値が1よりも大きい部分を、補正係数Kにより抑制したものとなっている。ここに、(Wr−1)≧0、かつK>0であるために、W≧1である。特に、像消失率Rが小さい(0<R≦R1)ときを除けば(つまり、実用上、輝度を増加しなくても済む場合を除けば)、W>1となる。
そして、表示輝度変更部3は、算出した重みWを用いて、連写中表示輝度値Bを、
B=W×B0
により算出する。従って、重みWは、所定の条件(R1<R)の下においては基準表示輝度値B0を増加する重みであり、表示輝度変更部3は、通常の設定条件に基づき算出される通常の表示輝度値である基準表示輝度値B0よりも大きい連写中表示輝度値Bを算出している。
B=W×B0
により算出する。従って、重みWは、所定の条件(R1<R)の下においては基準表示輝度値B0を増加する重みであり、表示輝度変更部3は、通常の設定条件に基づき算出される通常の表示輝度値である基準表示輝度値B0よりも大きい連写中表示輝度値Bを算出している。
表示輝度変更部3により算出された連写中表示輝度値Bに基づいて、例えば表示部4の表示輝度値の設定が変更される(ステップS13)。
ここに、ライブビュー画像の輝度の変更は、例えば、連写中表示輝度値Bに基づき表示設定値(表示部4(LCD45あるいはEVF47等)の照明輝度値(バックライト輝度値またはフロントライト輝度値など))を変更することにより行われるが、これに限定されるものではない。
例えば、連写中表示輝度値Bに基づき、表示設定値としての表示部4の表示階調特性値(例えば、表示ガンマ特性値)を変更することによって、ライブビュー画像の輝度の変更を行ってもよいし、照明輝度値の変更と表示階調特性値の変更とを組み合わせても構わない。
これらの場合には、表示輝度変更部3は、例えば、マイクロコンピュータ51、LCDドライバ44、およびEVFドライバ46などが該当する。
また、ライブビュー画像の輝度の変更を、連写中表示輝度値Bに基づきライブビュー画像の画像データを変更することにより行うこともできる。
例えば、画像データの変更を、画像データを取得する際の露出目標値(AE目標値)の変更、または画像データを取得する際の露出補正量の変更により行ってもよい。この場合には、表示輝度変更部3は、マイクロコンピュータ51、あるいはさらにAE処理部38などが該当する。
さらに、画像データの変更を、画像データに対する階調変換特性の変更により行っても構わない。この場合には、表示輝度変更部3は、例えば、マイクロコンピュータ51、および画像処理部37の階調処理部63などが該当する。
加えて、画像データの変更を、画像データに対するゲイン値の変更により行ってもよい。この場合には、表示輝度変更部3は、例えば、マイクロコンピュータ51、およびアナログ処理部33(アナログゲインの場合)あるいは画像処理部37(デジタルゲインの場合)などが該当する。
ここで述べたライブビュー画像の輝度を変更するための各種の方法は、適宜に組み合わせても構わない。なお、ここで述べた方法の内の幾つかは、ハイライト部の階調再現性を幾らか損なうことがあるが、連写中におけるスルー画の明るさ変化を軽減する目的を達成することはできる。
図7は、このような設定の変更により、連写中のスルー画の表示輝度値DBが、連写前の表示輝度値(例えば、基準表示輝度値B0)よりも高くなっていることを示している。そして、図7に示す例では、人間が感受する表示輝度値HBが基準表示輝度値B0に一致するように、表示輝度値DBが設定されている。
なお、上述した図5および図6に示すような各関係は、例えばテーブルデータとして、フラッシュメモリ50に予め記憶されている。ただし、テーブルデータとして記憶するに限定されるものではなく、例えば、関数として記憶しても構わない。
続いて、撮像素子32をスルー画駆動に設定して(ステップS14)、スルー画を撮影するための撮影条件/露出条件を算出して設定する(ステップS15)。
そして、設定した撮影条件で1フレームのスルー画を撮像し(ステップS16)、取得された画像データに対して画像処理を行って、表示用の画像データを生成する(ステップS17)。
こうして生成した1フレームの画像データを表示部4に表示する(ステップS18)。
その後、連続する2つの静止画像撮影期間の間のスルー画撮影期間が終了したか否かを判定する(ステップS19)。
ここで、スルー画撮影期間が終了していないと判定された場合には、ステップS15へ戻って上述したような処理を行うことにより、次のフレームのスルー画を撮像する。
一方、ステップS19において、スルー画撮影期間が終了したと判定された場合には、この処理から図3に示した処理にリターンする。
このような実施形態1によれば、通常の設定条件に基づき算出される通常の表示輝度値である基準表示輝度値B0よりも大きい連写中表示輝度値Bを算出して、この連写中表示輝度値Bに基づき表示部4に表示されるライブビュー画像の輝度を変更するために、連写撮影時に、ライブビュー表示期間の表示とライブビュー表示期間以外の期間の表示とが交互に表示されることに伴う視感輝度の低下を抑制することができる。
さらに、連写撮影の期間における黒画像を表示する期間の割合を示す像消失率Rが増加するに従って、連写中表示輝度値が大きくなるように、連写中表示輝度値を算出するようにしたために、像消失率Rが高くなるにつれて視感輝度がより低下するのを適切に抑制することができ、像消失率Rによらない明るさの画像を観察することができる。
そして、連写レートNが減少するに従って、通常の表示輝度値である基準表示輝度値B0に近付くように連写中表示輝度値Bを算出するようにしたために、ライブビュー画像と黒画像との表示時間の割合に応じた視感輝度の適切な制御をすることができる。例えば、像消失率Rのみに基づいて連写中表示輝度値Bを制御してしまうと、連写中の静止画像の露光時間が長い場合には、黒画像が長い時間表示された後に、極短時間だけ明るいライブビュー画像が表示されることになるが、この場合にはフラッシュ発光のような眩しさを感じてしまう。これに対して、連写レートNに基づく制御を行うことによりこうした眩しさを軽減し、連写中の快適な表示を実現することができる。
また、連写中表示輝度値Bに基づき表示設定値を設定することにより表示部4に表示されるライブビュー画像の輝度を変更する場合には、ライブビュー画像の画像データを変更する必要がなく、画像処理の負荷を軽減することができる。
ここに、表示設定値が、表示部4の照明輝度値と、表示部4の表示階調特性値と、の少なくとも一方を含むことで、照明輝度の変更による画像の明るさの絶対的な変更と、画像のダイナミックレンジ内での階調の変更による明るさの調整と、の少なくとも一方を行うことができる。そして、照明輝度の変更と表示階調特性の変更とを組み合わせた場合には、より広い明るさ範囲に対応することができる。
一方、連写中表示輝度値Bに基づき画像データを変更することにより、表示部4に表示されるライブビュー画像の輝度を変更する場合には、表示部4の表示設定値の調整により変更することができる範囲の限界に達した場合でも、さらに調整を行うことができる。また、表示設定値の調整をすることができない表示部4にライブビュー画像を表示する場合でも、画像の明るさ調整を行うことができる。
そして、画像データの変更を、画像データを取得する際の露出目標値の変更、または画像データを取得する際の露出補正量の変更により行う場合には、階調変換特性の変更により行う場合のような暗部における階調とびおよび明部における階調のつぶれの発生を抑制することができる。
また、画像データの変更を、画像データに対する階調変換特性の変更により行う場合には、ライブビュー画像に対する撮影条件の変更が不要になる。そして、フレームレートによる制限などから露出を変更することができる範囲の限界に達した場合でも、さらに調整を行うことができる。
加えて、画像データの変更を、画像データに対するゲイン値の変更により行う場合にも、ライブビュー画像に対する露光時間や絞り値などの撮影条件の変更が不要になる。
[実施形態2]
[実施形態2]
図8から図10は本発明の実施形態2を示したものであり、図8はスルー画処理の詳細を示すフローチャートである。
この実施形態2において、上述の実施形態1と同様である部分については同一の符号を付すなどして説明を適宜省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
上述した実施形態1は、像消失率Rおよび連写レートNに応じて連写中表示輝度値Bを制御するものであったが、本実施形態は、被写体輝度値BVに応じて連写中表示輝度値Bを制御するものとなっている。
まず、本実施形態の撮像装置1の構成は、上述した実施形態1の図1および図2に示した構成と同様であり、本実施形態の撮像装置1における連写時の処理は、上述した実施形態1の図3に示した処理と同様である。
一方、図3のステップS9におけるスルー画処理の内容は、本実施形態においては図8に示すようになっている。
すなわち、図8に示す処理に入ると、まず、上述したステップS14の処理を行って、撮像素子32をスルー画駆動に設定する。
次に、上述したステップS15の処理を行って、スルー画を撮影するための撮影条件/露出条件を算出して設定する。
続いて、表示輝度変更部3は、AE処理部38により算出された被写体輝度値BVに基づいて、連写中表示輝度値Bを算出する(ステップS12A)。
ここに、図9は、基準表示輝度値B0に対する重みWbを被写体輝度値BVに応じて決定する例を示す線図である。
まず、被写体輝度値BVは、被写体の平均輝度値や重み付け平均輝度値などとして算出される。そして、この図9に示す例では、被写体輝度値BVが0<BV≦BV1のときにはWb=1であるが、BV1<BV<BV2においては重みWbが単調増加し、BV2≦BVにおいて最大値Wbmをとるようになっている。
まず、被写体輝度値BVが小さい(0<BV≦BV1)ときには、暗所視と明所視との変動が小さく、黒画像とスルー画とのコントラストが比較的小さいために、1フレーム以上の黒画像と1フレーム以上のスルー画とが交互に表示されても明るさ変化に対する違和感が小さい。従って、このときには連写中表示輝度値Bを変更しないようにしている。
一方、被写体輝度値BVが大きくなるに従って、暗所視と明所視との変動が大きくなり、黒画像とスルー画とのコントラストが大きくなる。この場合には、黒画像の暗さを感じ易くなって、明るさ変化に対する違和感も次第に大きくなる。そこで、BV1<BV<BV2においては、被写体輝度値BVの増加に応じて、連写中表示輝度値Bを次第に大きくするように(つまり、重みWbを増加するように)している。
さらに、BV2≦BVにおいては、連写中表示輝度値Bを上げる上限に達したために、重みWbが最大値Wbmにクリップされている。
なお、図9に示すような関係は、例えばテーブルデータ、あるいは関数などとして、フラッシュメモリ50に予め記憶されている。
そして、表示輝度変更部3は、算出した重みWbを用いて、連写中表示輝度値Bを、
B=Wb×B0
により算出する。
B=Wb×B0
により算出する。
こうして、上述したステップS13の処理を行って、表示輝度変更部3により算出された連写中表示輝度値Bに基づいて、例えば表示部4の表示輝度値の設定が変更される。
図10は、連写開始前後の撮像装置1の処理の流れを示すタイミングチャートである。この図10には、被写体輝度値BVが中程度の明るいシーンに対する表示輝度の設定例と、被写体輝度値BVが小さい暗いシーンに対する表示輝度の設定例と、を並記している。
図9を参照しながら図10を見れば分かるように、暗いシーン(0<BV≦BV1)では表示輝度値DBは基準表示輝度値B0と同等であり、明るいシーン(BV1<BV)では表示輝度値DBは基準表示輝度値B0よりも大きくなっている。
その後は、上述した実施形態1と同様のステップS16〜S19の処理を行い、ステップS19においてスルー画撮影期間が終了していないと判定された場合にはステップS15へ戻り、スルー画撮影期間が終了したと判定された場合には図3の処理にリターンする。
このような実施形態2によれば、被写体輝度値BVが増加するに従って、通常の表示輝度値である基準表示輝度値B0に対する比(重みWb)が大きくなるように連写中表示輝度値Bを算出することによっても、上述した実施形態1とほぼ同様に、連写撮影時におけるライブビュー表示期間の表示とライブビュー表示期間以外の期間の表示とが交互に表示されることに伴う視感輝度の低下を抑制することができる。
さらに、スルー画の間に黒画像が挟み込まれることによって画像の明るさが暗く感じられる程度は、黒画像とスルー画のコントラストによって変化する。例えば、星空や夜景のスルー画の間に黒画像が挟み込まれても、画像が暗くなったとは比較的感じ難い。一方、炎天下の風景のスルー画の間に黒画像が挟み込まれると、画像が暗くなったことを明確に感じ易い。これに対して本実施形態の構成によれば、画像が暗くなると感じるのを効果的に抑制することができる。
[実施形態3]
[実施形態3]
図11から図13は本発明の実施形態3を示したものであり、図11はスルー画処理の詳細を示すフローチャートである。
この実施形態3において、上述の実施形態1,2と同様である部分については同一の符号を付すなどして説明を適宜省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
上述した実施形態1では、1つのライブビュー表示期間におけるスルー画の連写中表示輝度値Bは一定であったが、本実施形態は、1つのライブビュー表示期間におけるスルー画の連写中表示輝度値Bを時間の経過に応じて次第に変化させるものとなっている。
本実施形態においても、撮像装置1の構成は図1および図2に示した構成と同様であり、連写時の処理は図3に示した処理と同様である。
一方、図3のステップS9におけるスルー画処理の内容は、本実施形態においては図11に示すようになっている。
すなわち、図11に示す処理に入ると、まず、上述したステップS10の処理を行って連写レートNを算出し、上述したステップS11の処理を行って像消失率Rを算出する。
次に、表示輝度変更部3は、例えば連写レートNと像消失率Rとに基づいて、1回のライブビュー(LV)表示期間Ts(図13参照)を、
Ts=(1−R)/N
のように算出する(ステップS21)。
Ts=(1−R)/N
のように算出する(ステップS21)。
続いて、上述したステップS14の処理を行って、撮像素子32をスルー画駆動に設定する。
さらに、1つのライブビュー表示期間Tsが開始されてからの時間であるライブビュー表示経過時間tをリセットしてから、ライブビュー表示経過時間tの計測を開始する(ステップS22)。
その後は、上述したステップS15〜S17の処理を行って、スルー画として表示するための画像データを生成する。
そして、ステップS22において計測を開始したライブビュー表示経過時間tに基づいて、スルー画の連写中表示輝度値Bを算出する(ステップS12B)。
すなわち、表示輝度変更部3は、表示時間比率trをtr=(t/Ts)により算出し、さらに、表示時間比率trに応じて重みWtを算出する。
ここに、図12は、基準表示輝度値B0に対する重みWtを表示時間比率trに応じて変化させる例を示す線図である。
図示のように、重みWtは、表示時間比率trが0から1へ増加するに従って、1から最大値Wtmへ単調増加するようになっている。
ここに、最大値Wtmは、上述した実施形態1の重みW={1+K×(Wr−1)}と一致させても構わないが、1回のライブビュー表示期間Tsにおける表示輝度値DBの時間積分値が、実施形態1の1回のライブビュー表示期間Tsにおける表示輝度値DBの時間積分値と一致するような値に設定してもよい。例えば、図12に示す重みWtが表示時間比率trの一次関数である場合には、
Wtm=1+2×(W−1)=1+2K×(Wr−1)
とする、などである。
Wtm=1+2×(W−1)=1+2K×(Wr−1)
とする、などである。
なお、図12に示すような関係は、例えばテーブルデータ、あるいは関数などとして、フラッシュメモリ50に予め記憶されている。
さらに、表示輝度変更部3は、算出した重みWtを用いて、連写中表示輝度値Bを、
B=Wt×B0
により算出する。
B=Wt×B0
により算出する。
そして、上述したステップS13の処理を行って、表示輝度変更部3により算出された連写中表示輝度値Bに基づいて、例えば表示部4の表示輝度値の設定を変更し、上述したステップS18の処理を行って、1フレームの画像データを表示部4に表示する。
ここに、図13は、連写開始前後の撮像装置1の処理の流れを示すタイミングチャートである。
図示のように、1回のライブビュー表示期間Tsにおいて、時間が経過するほど、表示輝度値DBが増加するようになっている。
なお、図12および図13に示した例においては、ライブビュー表示期間Tsの開始時点における表示輝度値DBを基準表示輝度値B0に一致させるようにしているが、1回のライブビュー表示期間Tsにおける表示輝度値DBの時間平均が基準表示輝度値B0よりも大きくなれば表示が明るくなったと認識されるために、これに限定されるものではない。
その後、上述したステップS19の処理を行って、ステップS19においてスルー画撮影期間が終了していないと判定された場合にはステップS15へ戻り、スルー画撮影期間が終了したと判定された場合には図3の処理にリターンする。
このような実施形態3によれば、上述した実施形態1とほぼ同様の効果を奏することができる。
また、黒画像からライブビュー画像に切り替わる際に、ライブビュー画像の輝度が高いと眩しく感じる場合があるが、本実施形態3ではライブビュー表示経過時間tが増加するに従って、通常の表示輝度値である基準表示輝度値B0に対する比が大きくなるように連写中表示輝度値Bを算出しているために、1回のライブビュー表示期間Tsが開始された時点の表示輝度値DBが抑制され、こうした眩しさを軽減することができる。
さらに、本実施形態3によれば、1回のライブビュー表示期間Tsが終了する直前の表示輝度値DBが高いために、ライブビュー画像から黒画像に切り替わる際のコントラストが高くなり、人間の脳内における動きの補間効果をより強めることができる。これにより、被写体の動きがより滑らかであると感じるようにすることができる。
なお、上述した各部は、回路として構成されていてもよい。そして、任意の回路は、同一の機能を果たすことができれば、単一の回路として実装されていてもよいし、複数の回路を組み合わせたものとして実装されていても構わない。さらに、任意の回路は、目的とする機能を果たすための専用回路として構成されるに限るものではなく、汎用回路に処理プログラムを実行させることで目的とする機能を果たす構成であっても構わない。
また、上述では主として撮像装置について説明したが、撮像装置と同様の作用を行う撮像方法であってもよいし、コンピュータに撮像装置と同様の処理を行わせるための処理プログラム、該処理プログラムを記録するコンピュータにより読み取りできる一時的でない記録媒体、等であっても構わない。
さらに、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明の態様を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このように、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用をすることができることは勿論である。
1…撮像装置
2…撮像部
3…表示輝度変更部
4…表示部
10…交換式レンズ
11…レンズ
12…絞り
13…ドライバ
14…フラッシュメモリ
15…マイクロコンピュータ(レンズ側コンピュータ)
20…インタフェース(I/F)
30…カメラ本体
31…メカニカルシャッタ
32…撮像素子
33…アナログ処理部
34…A/D変換部
35…バス
36…SDRAM
37…画像処理部
38…AE処理部
39…AF処理部
40…AWB処理部
41…JPEG処理部
42…メモリI/F
43…記録媒体
44…LCDドライバ
45…LCD
46…EVFドライバ
47…EVF
48…ブレ検知ユニット
49…操作部
50…フラッシュメモリ
51…マイクロコンピュータ(本体側コンピュータ)
61…WB補正部
62…同時化処理部
63…階調処理部
64…色再現処理部
65…NR処理部
2…撮像部
3…表示輝度変更部
4…表示部
10…交換式レンズ
11…レンズ
12…絞り
13…ドライバ
14…フラッシュメモリ
15…マイクロコンピュータ(レンズ側コンピュータ)
20…インタフェース(I/F)
30…カメラ本体
31…メカニカルシャッタ
32…撮像素子
33…アナログ処理部
34…A/D変換部
35…バス
36…SDRAM
37…画像処理部
38…AE処理部
39…AF処理部
40…AWB処理部
41…JPEG処理部
42…メモリI/F
43…記録媒体
44…LCDドライバ
45…LCD
46…EVFドライバ
47…EVF
48…ブレ検知ユニット
49…操作部
50…フラッシュメモリ
51…マイクロコンピュータ(本体側コンピュータ)
61…WB補正部
62…同時化処理部
63…階調処理部
64…色再現処理部
65…NR処理部
Claims (11)
- 複数枚の静止画像を連続して取得する連写撮影を行うことができる撮像装置において、
前記連写撮影時には、連続する2枚の静止画像の撮影期間の間のライブビュー撮影期間に、前記静止画像よりも読出時間が短いライブビュー画像を撮影する撮像部と、
前記連写撮影時において、前記ライブビュー撮影期間に取得された前記ライブビュー画像をライブビュー表示期間に表示し、前記ライブビュー表示期間以外の期間に黒画像を表示する表示部と、
前記連写撮影時に前記ライブビュー表示期間の表示と前記ライブビュー表示期間以外の期間の表示とが交互に表示されることに伴う視感輝度の低下を抑制するために、通常の設定条件に基づき算出される通常の表示輝度値よりも大きい連写中表示輝度値を算出して、前記連写中表示輝度値に基づき前記表示部に表示される前記ライブビュー画像の輝度を変更する表示輝度変更部と、
を具備することを特徴とする撮像装置。 - 前記表示輝度変更部は、前記連写撮影の期間における前記黒画像を表示する期間の割合を示す像消失率が増加するに従って、前記連写中表示輝度値が大きくなるように、該連写中表示輝度値を算出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記表示輝度変更部は、さらに、単位時間当たりに取得される前記静止画像の枚数を示す連写レートが減少するに従って、前記連写中表示輝度値が前記通常の表示輝度値に近付くように、該連写中表示輝度値を算出することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記表示輝度変更部は、被写体輝度値が増加するに従って、前記通常の表示輝度値に対する前記連写中表示輝度値の比が大きくなるように、該連写中表示輝度値を算出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記表示輝度変更部は、1つの前記ライブビュー表示期間が開始されてからの時間であるライブビュー表示経過時間が増加するに従って、前記通常の表示輝度値に対する前記連写中表示輝度値の比が大きくなるように、該連写中表示輝度値を算出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記表示部は、表示設定値を変化させることにより表示特性が可変であり、
前記表示輝度変更部は、前記連写中表示輝度値に基づき前記表示設定値を設定することにより、前記表示部に表示される前記ライブビュー画像の輝度を変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記表示設定値は、前記表示部の照明輝度値と、前記表示部の表示階調特性値と、の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
- 前記表示輝度変更部は、前記連写中表示輝度値に基づき前記表示部へ出力される前記ライブビュー画像の画像データを変更することにより、該表示部に表示される前記ライブビュー画像の輝度を変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記画像データの変更は、該画像データを取得する際の露出目標値の変更と、該画像データを取得する際の露出補正量の変更と、該画像データに対する階調変換特性の変更と、該画像データに対するゲイン値の変更と、の内の少なくとも1つにより行われることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
- コンピュータに、複数枚の静止画像を連続して取得する連写撮影を行わせるための撮像プログラムであって、
前記連写撮影時には、連続する2枚の静止画像の撮影期間の間のライブビュー撮影期間に、前記静止画像よりも読出時間が短いライブビュー画像を撮影する撮像ステップと、
前記連写撮影時において、前記ライブビュー撮影期間に取得された前記ライブビュー画像をライブビュー表示期間に表示し、前記ライブビュー表示期間以外の期間に黒画像を表示する表示ステップと、
前記連写撮影時に前記ライブビュー表示期間の表示と前記ライブビュー表示期間以外の期間の表示とが交互に表示されることに伴う視感輝度の低下を抑制するために、通常の設定条件に基づき算出される通常の表示輝度値よりも大きい連写中表示輝度値を算出して、前記連写中表示輝度値に基づき前記表示ステップにより表示される前記ライブビュー画像の輝度を変更する表示輝度変更ステップと、
をコンピュータに実行させるための撮像プログラム。 - 複数枚の静止画像を連続して取得する連写撮影を行う撮像方法であって、
前記連写撮影時には、連続する2枚の静止画像の撮影期間の間のライブビュー撮影期間に、前記静止画像よりも読出時間が短いライブビュー画像を撮影する撮像ステップと、
前記連写撮影時において、前記ライブビュー撮影期間に取得された前記ライブビュー画像をライブビュー表示期間に表示し、前記ライブビュー表示期間以外の期間に黒画像を表示する表示ステップと、
前記連写撮影時に前記ライブビュー表示期間の表示と前記ライブビュー表示期間以外の期間の表示とが交互に表示されることに伴う視感輝度の低下を抑制するために、通常の設定条件に基づき算出される通常の表示輝度値よりも大きい連写中表示輝度値を算出して、前記連写中表示輝度値に基づき前記表示ステップにより表示される前記ライブビュー画像の輝度を変更する表示輝度変更ステップと、
を有することを特徴とする撮像方法。
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CN113794816B (zh) * | 2021-08-04 | 2023-05-23 | 成都市联洲国际技术有限公司 | 暗光环境下的图像增强方法、装置、设备及存储介质 |
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KR101900097B1 (ko) * | 2012-07-30 | 2018-09-20 | 삼성전자주식회사 | 이미지 캡처 방법 및 이미지 캡처 장치 |
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- 2017-04-19 US US15/491,666 patent/US10321062B2/en not_active Expired - Fee Related
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