JP2007246016A - リヤワイパ制御装置及びリヤワイパ制御方法 - Google Patents

リヤワイパ制御装置及びリヤワイパ制御方法 Download PDF

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Hideo Katsumi
栄雄 勝見
Wataru Shimomura
亘 下村
Hiroyuki Arai
啓之 荒井
Yuzuru Hashime
譲 橋目
Hideki Kobayashi
秀樹 小林
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Abstract

【課題】後進連動のリヤワイパ作動の雨天の誤検出に起因したリヤワイパの誤作動を防止する。
【解決手段】後進状態検出手段により車両1のイグニッションスイッチ2がオンした状態での後進状態を検出し、フロントワイパ検出手段によりフロントワイパモータ5の通電状態からフロントワイパが作動状態か否かを検出し、フロントウォッシャモータ検出手段によりフロントウォッシャモータ7の通電状態からこのモータ7が停止状態か否かを検出し、状態判別制御手段により、前記各検出手段の検出結果に基づき、フロントワイパが作動状態であってモータ7が停止状態であることから雨天を検出し、かつ、後進状態を検出したときに、リヤワイパモータ15を通電駆動し、リヤワイパを雨天の誤検出に起因した誤動作なく作動する。
【選択図】図1

Description

この発明は、雨天時に車両(自車)が後進状態になると、自動的にリヤワイパモータを駆動してリヤワイパを作動する後進連動(リバース連動)のリヤワイパ制御装置及びリヤワイパ制御方法に関する。
従来、車両の雨天時の後進の安全性を向上するため、雨天時に自車が後進状態になると、自動的にリヤワイパモータを駆動してリヤワイパを作動する後進連動(リバース連動)のリヤワイパ制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この従来の後進連動のリヤワイパ制御装置は、(i)イグニッションスイッチがオンしている、(ii)フロントワイパが作動している、(iii)ギヤがリバース位置(後進位置)であるという3つの条件を満たすことを条件に、リヤワイパモータを通電駆動してリヤワイパを作動する。
また、同様のリヤワイパ制御装置として、前記(ii)のフロントワイパが作動していることを、フロントワイパの間欠駆動、低速(Lo)駆動、高速駆動の信号から検出する装置も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
この場合、フロントワイパが間欠動作で一定時間停止する作動状態のときにも、その作動状態から雨天であることが検出される。
実開平7−23675号公報(要約書、段落[0013]−[0017]、図2等) 特開2004−74901号公報([請求項2]、[0014]、[0051]、図1等)
前記従来の後進連動のリヤワイパ制御装置は、フロントウォッシャモータの通電駆動時にはフロントワイパモータがフロントウォッシャモータに連動して通電駆動され、フロントワイパモータの前記連動及び単独の通電駆動によりフロントワイパが作動状態になる車両に搭載した場合、晴天時等の非雨天時にフロントガラスの汚れを取る等するためにフロントウォシャのレバー操作等でフロントウォシャモータを通電駆動すると、フロントワイパモータが連動して通電駆動されてフロントワイパが作動するため、このフロントワイパの作動によって雨天であると誤検出し、このとき、車両がイグニッションオンの後進状態であれば、リヤワイパが誤作動する問題がある。
本発明は、後進連動のリヤワイパ作動の雨天の誤検出に起因したリヤワイパの誤作動を防止することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明のリヤワイパ制御装置は、フロントウォッシャモータに連動するフロントワイパモータの前記連動及び単独の通電駆動によりフロントワイパが作動状態になる車両に設けられ、該車両が雨天に後進状態になることに連動してリヤワイパを作動するリヤワイパ制御装置であって、前記車両のイグニッションスイッチがオンした状態での後進のギヤ位置の検出により前記後進状態を検出する後進状態検出手段と、フロントワイパモータの通電状態から前記フロントワイパが作動状態か否かを検出するフロントワイパ検出手段と、前記フロントウォッシャモータの通電状態から前記フロントウォッシャモータが停止状態か否かを検出するフロントウォッシャモータ検出手段と、前記各検出手段の検出結果に基づき、前記フロントワイパが作動状態であって前記フロントウォッシャモータが停止状態であることから雨天を検出し、かつ、前記後進状態を検出したときに、前記リヤワイパモータを通電駆動して前記リヤワイパを作動する状態判別制御手段とを備えたことを特徴としている(請求項1)。
さらに、本発明のリヤワイパ制御装置は、前記フロントワイパ検出手段が、前記フロントワイパモータの通電中に前記フロントワイパの作動状態を検出するとともに、前記フロントワイパモータの通電が停止してから少なくとも前記フロントワイパの間欠作動の休止期間が経過するまで前記フロントワイパの作動状態の検出を維持することも特徴としている(請求項2)。
また、本発明のリヤワイパ制御装置は、前記フロントウォッシャモータ検出手段が、前記フロントウォッシャモータの通電の停止から設定時間経過後も前記フロントワイパモータが通電の停止状態に保持されるときに前記フロントウォッシャモータの停止状態を検出することも特徴としている(請求項3)。
つぎに、本発明のリヤワイパ制御方法は、フロントウォッシャモータに連動するフロントワイパモータの前記連動及び単独の通電駆動によりフロントワイパが作動状態になる車両が雨天に後進状態になることに連動してリヤワイパを作動するリヤワイパ制御方法であって、前記車両のイグニッションスイッチがオンした状態での後進のギヤ位置の検出により前記後進状態を検出し、フロントワイパモータの通電状態から前記フロントワイパが作動状態か否かを検出し、前記フロントウォッシャモータの通電状態から前記フロントウォッシャモータが停止状態か否かを検出し、前記各検出の結果に基づき、前記フロントワイパが作動状態であって前記フロントウォッシャモータが停止状態であることから雨天を検出し、かつ、前記後進状態を検出したときに、前記リヤワイパモータを通電駆動して前記リヤワイパを作動することを特徴としている(請求項4)。
まず、請求項1、4の発明によれば、フロントワイパが作動状態であってフロントウォッシャモータが停止状態であることから雨天を検出するため、非雨天時にフロントガラスの汚れを取る等するためにフロントウォシャモータを通電駆動し、これに連動してフロントワイパモータが通電駆動しても、フロントウォッシャモータが停止状態でないため、雨天と誤検出することがない。
そして、フロントワイパが作動状態であってフロントウォッシャモータが停止状態であることからの雨天の検出と、車両のイグニッションスイッチがオンした状態での後進のギヤ位置の検出とに基づいてリヤワイパモータを通電駆動するため、雨天の誤検出なく、車両が雨天に後退状態になることに連動してリヤワイパを作動することができる。
したがって、フロントワイパの作動状態からの雨天の語検出を防止し、車両が雨天に後退状態になることに連動して誤動作なくリヤワイパを自動的に作動することができる。
また、請求項2の発明によれば、フロントワイパモータが間欠的に通電駆動されてフロントワイパが間欠作動する場合に、フロントワイパが間欠作動に保たれる期間中、フロントワイパ検出手段がフロントワイパの作動状態を検出し続けるため、雨天にフロントワイパを間欠作動して車両を後進状態にするときにもリアワイパを誤動作なく確実に作動することができる。
さらに、請求項3の発明によれば、フロントウォッシャモータを間欠的に通電駆動する場合に、この間欠駆動の期間が経過してからフロントワイパモータの停止状態を検出するため、フロントウォッシャモータが間欠的に通電駆動される場合の雨天の誤検出も防止してリアワイパを誤動作なく確実に作動することができる。
つぎに、本発明をより詳細に説明するため、一実施形態について、図1、図2にしたがって詳述する。
図1は車両1のリヤワイパ制御装置の結線図、図2はその動作説明用のフローチャートである。
(構成)
図1において、2は車両1のイグニッションスイッチであり、イグニッションキーの操作によってオンすると、車両1の直流のバッテリ電源+Bをヒューズ3を介して後述の各部に給電する。
4はフロントワイパモータユニットであり、フロントワイパ(図示せず)を作動する直流のフロントワイパモータ5及びその停止位置の検出スイッチ6等が設けられている。
そして、フロントワイパモータ5の高速側、低速側の正極はフロントワイパモータユニット4の高速側端子4a、低速側端子4bに接続され、フロントワイパモータ5の負極はフロントワイパモータユニット4の接地端子4cを介して車両1にボディーアースされ接地されている。
また、検出スイッチ6はフロントワイパの動作にしたがって回転する周知の回転摺動スイッチからなり、切り換え片61がフロントワイパモータユニット4の「S端子」と呼ばれる端子4dに接続され、フロントワイパが規定の停止位置以外にあるときには切り換え片61が接点63に接し続け、フロントワイパが規定の停止位置に移動したときに切り換え片61が停止位置の接点62に切り換わる。なお、接点62はフロントワイパモータユニット4の接地端子4cに接続され、停止位置の接点63はフロントワイパモータユニット4の電源端子4eに接続されている。そして、電源端子4eにはヒューズ3を介したバッテリ電源+Bが給電される。
7は直流のフロントウォッシャモータであり、正極にヒューズ3を介したバッテリ電源+Bが給電され、負極は後述のフロントウォッシャスイッチ13を介して接地される。
8はフロントワイパ・ウォシャのスイッチ回路部であり、ワイパ動作選択操作にしたがって選択的にオンするフロントワイパの高速(Hi)、低速(Lo)、停止(Off)、間欠(Int)の接点9、10、11、12及び、フロントウォッシャの動作選択によってオンするフロントウォッシャスイッチ13、スイッチ回路IC14が設けられている。
そして、スイッチ回路IC14はフロントワイパモータ5、フロントウォッシャモータ7の電路切り換えの複数のスイッチ素子や間欠動作のインターバル設定の時定数回路やロジック回路等からなり、電源端子a、接地端子b及び電路切り換え等に必要な複数の端子c〜iを有し、バッテリ電源+Bがスイッチ回路部8の受電端子8aから電源端子aに給電され、接地端子bはスイッチ回路部8の接地端子8bを介して接地されている。
また、スイッチ回路IC14において、端子c〜eに接点9〜11の一端が接続され、停止電路の端子fはスイッチ回路部8の端子8cを介してフロントワイパモータユニット4の端子4dに接続され、間欠設定の端子g、h間に接点12が設けられ、フロントウォッシャモータ検出の端子iはスイッチ回路部8のフロントウォッシャモータ端子8dを介してフロントウォッシャモータ7の負極に接続されている。
さらに、接点9、10の他端はスイッチ回路部8の端子8e、8fを介してフロントワイパ駆動ユニット4の高速側端子4a、低速側端子4bそれぞれに接続されている。なお、接点11の他端は低速側の接点10の他端に接続され、フロントウォッシャスイッチ13の他端はスイッチ回路部8の接地端子8bを介して接地されている。
15は直流のリヤワイパモータであり、陽極にヒューズ3を介したバッテリ電源+Bが給電され、負極はリヤワイパの作動選択によってオンするリヤワイパスイッチ16又は後述のリレー接点部19を介して接地される。17はリヤワイパ制御部であり、例えばマイクロコンピュータ構成の制御回路IC18、自動制御のリレー接点部19が設けられている。20は後進(リバース)検出スイッチであり、一端がヒューズ3、イグニッションスイッチ2を介してバッテリ電源+Bに接続され、車両1の変速機構が後進のギヤ位置になるとオンする。
そして、制御回路IC18は後進状態の検出端子α、フロントウォッシャモータ7の作動状態の検出端子β、フロントワイパモータ5の作動状態の検出端子γを有し、検出端子αはリヤワイパ制御部17の端子17aを介して後進検出スイッチ20の他端に接続され、検出端子βはリヤワイパ制御部17の端子17bを介してフロントウォッシャモータ7の負極に接続され、検出端子γはリヤワイパ制御部17の端子17cを介してフロントワイパモータユニット4の端子4dに接続されている。
また、リレー接点部19はコイル19aと常開の接点19bからなり、コイル19aは制御回路IC18により通電制御され、コイル19aが通電状態になると、リヤワイパ制御部17の端子17d、17eを介してリヤワイパモータ15の負極とアースとの間に設けられた接点19bがオンし、リヤワイパモータ15を通電駆動する。
そして、リヤワイパ制御部17は制御回路IC18が図2の後進連動リヤワイパ制御を実行することにより、つぎに説明する、本発明の後進状態検出手段、フロントウォッシャモータ検出手段、フロントワイパ検出手及び状態判別制御手段を形成する。
(i)後進状態検出手段
この手段は、後進検出スイッチ20のオンにより検出端子αが電源レベル(ハイレベル)になることから、車両1のイグニッションスイッチ2がオンした状態での後進のギヤ位置を検出して車両1の後進状態を検出する。
(ii)フロントワイパ検出手段
この手段は、フロントワイパモータ5の通電状態からフロントワイパが作動状態か否かを検出する手段であり、この実施形態においては、フロントワイパモータ5が通電駆動されてフロントワイパが停止位置に戻るときには、連続作動、間欠作動のいずれであっても端子4dが電源レベル(ハイレベル)からアースレベル(ローレベル)に変化することに着目し、検出端子γに接続された端子4dのレベル変化に基づき、フロントワイパモータ5の通電状態を通じてフロントワイパが作動状態か否かを検出し、フロントワイパモータ5の通電が停止してから少なくともフロントワイパの間欠作動の休止期間が経過するまでフロントワイパの作動状態の検出を維持する。このようにすることによって、フロントワイパが低速、高速の連続作動状態であるときだけでなく間欠の作動状態にあるときにも、フロントワイパが作動状態であることを確実に検出することができる。
具体的には、例えば端子4dのローレベルの立ち下がりによって再トリガされるタイマ機能により、端子4dのローレベルの立ち下がりから設定された一定時間はフロントワイパが作動状態にあるとみなし、その一定時間内に端子4dがローレベルに立ち下がって再トリガされる間はフロントワイパの作動状態の検出を継続する。換言すれば、フロントワイパモータ5の通電中にそのフロントワイパの作動状態を検出するとともに、フロントワイパモータ5の通電が停止してから少なくともフロントワイパの間欠作動の休止期間が経過するまでフロントワイパの作動状態の検出を維持し、フロントワイパが連続作動、間欠作動のいずれであっても、フロントワイパの作動状態を確実に検出する。
(iii)フロントウォッシャモータ検出手段
この手段は、フロントウォッシャモータ7の通電駆動により検出端子βが接地レベル(ローレベル)になることに基づき、フロントウォッシャモータ7が停止状態か否かを検出する。
そして、この実施形態の場合は、フロントウォッシャモータ7が間欠的に通電駆動される場合の雨天の誤検出を防止するため、端子iの接地レベルが少なくとも一定時間継続し、間欠駆動の期間が経過したと判断できるようになったときにフロントウォッシャモータ7の停止状態を検出し、この停止状態を確実に検出する。
(iv)状態判別制御手段
この手段は、各検出手段の検出結果に基づき、「フロントワイパが作動状態」、「フロントウォッシャモータ7が停止状態」、「イグニッションスイッチ2がオンかつ後進状態」の条件を同時に満足し、フロントワイパが作動状態であってフロントウォッシャモータ7が停止状態であることから雨天を検出し、かつ、イグニッションオンの後進状態を検出したときに、接点19bをオンしてリヤワイパモータ15を通電駆動し、リヤワイパを自動的に作動する。
(動作)
まず、車両1のイグニッションスイッチ2がオンしてイグニッションオンの状態になると、図1の各部にイグニッションスイッチ2、ヒューズ3を介したバッテリ電源+Bが給電され、前記各部が動作可能な状態になる。
そして、車両1のワイパレバー等によるワイパ動作選択操作が行なわれると、その操作にしたがって、スイッチ回路部8の接点9〜12が選択的にオンする。
そして、例えばフロントワイパの高速又は低速の連続作動が選択されて接点9又は接点10がオンすると、ヒューズ3を介したバッテリ電源+Bが接点9又は接点10からフロントワイパモータ5に給電されてフロントワイパモータ5が高速又は低速で連続的に通電駆動され、フロントワイパが高速又は低速で連続的に作動する。
ところで、フロントワイパモータ5の回転にしたがって検出スイッチ6の切り換え片61が回転摺動し、検出スイッチ6は、フロントワイパが停止位置に到達する毎に切り換え片61が接点63に接した状態からか接点62に接した状態に切り換わり、フロントワイパが停止位置から移動すると、切り換え片61が接点62に接した状態から接点63に接した状態になり、この繰り返しによってフロントワイパの停止位置への移動を検出する。
そして、フロントワイパの前記の連続動作中に停止操作が行なわれると、接点9、10がオフして接点11がオンし、その後、フロントワイパが停止位置に到達したときに、検出スイッチ6の位置検出に基づき、その切り換え片61が接点63から接点62に切り換わり、フロントワイパモータ5は陽極が接地されて制動停止し、フロントワイパが停止位置で停止する。
また、フロントワイパの間欠作動が選択されたときには、接点11、12がオンし、このとき、接点12のオンに基づく接点11を介した間欠的な通電制御と、検出スイッチ6の停止位置検出に基づく停止位置での制動停止とにより、フロントワイパモータ5が間欠的に通電駆動されてフロントワイパが間欠作動する。
つぎに、フロントウォシャの作動が選択されると、フロントウォッシャスイッチ13がオンしてフロントウォッシャモータ7が通電駆動される。このとき、雨天でなくフロントワイパが作動していなくても、スイッチ回路IC14は端子iのレベル変化に基づき、接点11を介してフロントワイパモータ5を通電し、フロントワイパモータ5をフロントウォッシャモータ7に連動して通電駆動し、フロントワイパを自動的に作動する。
そのため、晴天時等の非雨天時にフロントガラスの汚れを取る等するために、レバー操作等によってフロントウォシャモータ7を連続的又は間欠的に通電駆動すると、その通電駆動に連動してフロントワイパモータ5が通電駆動され、フロントワイパが自動的に作動する。
一方、リヤワイパは後進(リバース)連動に設定されていると、手動操作で作動するだけでなく、リヤワイパ制御部17の後進連動ワイパ制御により、雨天時に車両1が後進状態になっていることを検出して自動的に作動する。
すなわち、手動操作の場合は、リヤワイパ作動選択操作によってリヤワイパスイッチ16をオン、オフすることにより、リヤワイパスイッチ16がオンする間、リヤワイパモータ15が通電駆動されてリヤワイパが作動する。
つぎに、リヤワイパ制御部17の後進(リバース)連動ワイパ制御の場合は、イグニッションスイッチ2がオンしてリヤワイパ制御部17にバッテリ電源+Bが給電されることにより、制御回路IC18が図2の後進(リバース)連動ワイパ制御を実行し、後進状態検出手段、フロントウォッシャモータ検出手段、フロントワイパ検出手及び状態判別制御手段が動作する。
そして、図2のステップS1により、フロントワイパ検出手段が検出端子γに接続された端子4dのレベルから、フロントワイパモータ5の通電状態を通じてフロントワイパが作動状態か否かを検出し、フロントワイパが作動状態(作動状態が停止してから一定時間内を含む)であれば、ステップS2に移行する。
また、ステップS2により、フロントウォッシャモータ検出手段が検出端子βのレベルからフロントウォッシャモータ7が停止状態か否かを検出し、フロントウォッシャモータ7が停止状態(作動状態が停止してから一定時間経過後)であれば、ステップS3に移行する。
さらに、ステップS3により、後進状態検出手段が検出端子αのレベルから車両1のイグニッションスイッチ2がオンした状態(イグニッションオンの状態)での後進のギヤ位置か否かを検出する。
このステップS3においてイグニッションオンの後進のギヤ位置から車両1の後進状態を検出し、「フロントワイパが作動状態」、「フロントウォッシャモータ7が停止状態」、「イグニッションスイッチ2がオンかつ後進状態」の条件を同時に満足すると、ステップS4に移行する。
そして、ステップS4により、状態判別制御手段が「フロントワイパが作動状態」、「フロントウォッシャモータ7が停止状態」を満足することから、フロントワイパが作動状態であってフロントウォッシャモータ7が停止状態であることを認識して雨天を検出し、かつ、「イグニッションスイッチ2がオンかつ後進状態」を満足することからイグニッションオンの後進状態を検出する。
このとき、「フロントワイパが作動状態」を満足するだけでなく、「フロントウォッシャモータ7が停止状態」を満足し、フロントワイパが作動状態であって、しかも、フロントウォッシャモータ7が停止状態であることから、雨天であることを検出して認識するため、晴天時等の非雨天時にフロントガラスの汚れを取る等するためにフロントウォシャモータ7が通電駆動されてフロントワイパが作動状態になるときに雨天と誤検出することがなく、雨天を誤りなく確実に検出することができる。
そして、この雨天の検出と、「イグニッションスイッチ2がオンかつ後進状態」を満足することからのイグニッションオンの後進状態の検出とにより、状態判別制御手段は、雨天時の車両1の後進状態を確実に検出し、この検出に基づいてリレー接点部19のコイル19aを通電し、その接点19bをオンしてリヤワイパモータ15を通電駆動し、リヤワイパを作動する。
したがって、フロントワイパの作動状態からの雨天の語検出を防止し、車両1が雨天に後退状態になることに連動して誤動作なくリヤワイパを自動的に作動し、後進連動ワイパ制御の性能を向上することができる。
なお、リヤワイパの作動後、ギヤ位置が前進又は停止に移動すると、図2のステップS3からステップS5を介してステップS6に移行し、リレー接点部19のコイル19aの通電を停止し、その接点19bをオフしてリヤワイパモータ15の駆動を停止し、後進連動のリヤワイパの作動を自動的に停止する。あるいは、コイル19aの通電時間を予め設定することにより、リヤワイパを任意の回数だけ駆動することができる。
以上のように、この実施形態の場合、フロントワイパの作動状態からの雨天の語検出を防止し、車両1が雨天に後退状態になることに連動して誤動作なくリヤワイパを自動的に作動することができ、後進連動ワイパ制御の性能を向上することができる。
このとき、フロントワイパの間欠作動に対してもフロントワイパが作動状態であることを誤りなく検出することができ、しかも、フロントウォッシャモータ7が間欠的に通電駆動される場合の雨天の誤検出も防止することができるため、後進連動ワイパ制御の性能を一層向上することができる。
そして、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であり、例えば、フロントワイパモータ5、フロントウォッシャモータ7の通電制御の構成はどのようであってもよく、前記実施形態のスイッチ回路IC14等を用いる構成と全く異なる構成であってもいのは勿論である。また、リヤワイパ制御部17に設けられた制御回路IC18により、前記実施形態とは異なる各所の電圧や電流等からフロントワイパモータ5、フロントウォッシャモータ7の通電駆動等を検出してもよいのは勿論であり、制御回路IC18の処理手順等が図2と異なっていてもよいのも勿論である。
そして、本発明は、種々の車両の後進連動ワイパ制御に適用してその性能を向上することができる。
本発明の一実施形態の結線図である。 図1の動作説明用のフローチャートである。
符号の説明
1 車両
2 イグニッションスイッチ
5 フロントワイパモータ
7 フロントウォッシャモータ
15 リヤワイパモータ
17 リヤワイパ制御部

Claims (4)

  1. フロントウォッシャモータに連動するフロントワイパモータの前記連動及び単独の通電駆動によりフロントワイパが作動状態になる車両に設けられ、該車両が雨天に後進状態になることに連動してリヤワイパを作動するリヤワイパ制御装置であって、
    前記車両のイグニッションスイッチがオンした状態での後進のギヤ位置の検出により前記後進状態を検出する後進状態検出手段と、
    フロントワイパモータの通電状態から前記フロントワイパが作動状態か否かを検出するフロントワイパ検出手段と、
    前記フロントウォッシャモータの通電状態から前記フロントウォッシャモータが停止状態か否かを検出するフロントウォッシャモータ検出手段と、
    前記各検出手段の検出結果に基づき、前記フロントワイパが作動状態であって前記フロントウォッシャモータが停止状態であることから雨天を検出し、かつ、前記後進状態を検出したときに、前記リヤワイパモータを通電駆動して前記リヤワイパを作動する状態判別制御手段とを備えたことを特徴とするリヤワイパ制御装置。
  2. 前記フロントワイパ検出手段が、前記フロントワイパモータの通電中に前記フロントワイパの作動状態を検出するとともに、前記フロントワイパモータの通電が停止してから少なくとも前記フロントワイパの間欠作動の休止期間が経過するまで前記フロントワイパの作動状態の検出を維持することを特徴とする請求項1記載のリヤワイパ制御装置。
  3. 前記フロントウォッシャモータ検出手段が、前記フロントウォッシャモータの通電の停止から設定時間経過後も前記フロントワイパモータが通電の停止状態に保持されるときに前記フロントウォッシャモータの停止状態を検出することを特徴とする請求項1または2に記載のリヤワイパ制御装置。
  4. フロントウォッシャモータに連動するフロントワイパモータの前記連動及び単独の通電駆動によりフロントワイパが作動状態になる車両が雨天に後進状態になることに連動してリヤワイパを作動するリヤワイパ制御方法であって、
    前記車両のイグニッションスイッチがオンした状態での後進のギヤ位置の検出により前記後進状態を検出し、
    フロントワイパモータの通電状態から前記フロントワイパが作動状態か否かを検出し、
    前記フロントウォッシャモータの通電状態から前記フロントウォッシャモータが停止状態か否かを検出し、
    前記各検出の結果に基づき、前記フロントワイパが作動状態であって前記フロントウォッシャモータが停止状態であることから雨天を検出し、かつ、前記後進状態を検出したときに、前記リヤワイパモータを通電駆動して前記リヤワイパを作動することを特徴とするリヤワイパ制御方法。
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